JP4419608B2 - 動画像符号化装置 - Google Patents
動画像符号化装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4419608B2 JP4419608B2 JP2004054821A JP2004054821A JP4419608B2 JP 4419608 B2 JP4419608 B2 JP 4419608B2 JP 2004054821 A JP2004054821 A JP 2004054821A JP 2004054821 A JP2004054821 A JP 2004054821A JP 4419608 B2 JP4419608 B2 JP 4419608B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motion detection
- search
- macroblock
- image
- moving image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Description
このような動画像の符号化処理を行う場合、負荷の高い処理を多く行う必要があり、特に、動き検出におけるブロックマッチングおよびそれに伴うフレームメモリからのデータ転送を如何に行うかが問題となる。
本号公報に記載された技術によれば、差分絶対値和を取得する演算量が画像の縮小率に応じて減少するため、演算処理量および演算処理時間を削減することが可能となる。
また、従来知られている他の技術においても、動画像の符号化処理において、データ転送量を削減しつつ、適切な符号化処理(即ち、画質の低下を防ぎながら効率的に処理すること)を行うことは困難であった。
動画像データに対して動き検出処理を含む符号化処理を行う動画像符号化装置であって、動画像を構成するフレームの符号化対象となるマクロブロック1つを記憶する符号化画像用バッファ(例えば、図2の符号化対象オリジナル画像バッファ208)と、前記動画像データの参照フレームにおいて動き検出の探索領域となる所定範囲の動画像データを記憶する検索画像用バッファ(例えば、図2の検索対象オリジナル画像バッファ207)と、符号化された前記参照フレームを復号化して得られる再構成画像フレーム(例えば、図2のフレームメモリ110に記憶される再構成画像)の、探索領域となる所定範囲の動画像データを記憶する再構成画像用バッファ(例えば、図2の再構成画像バッファ203)とを有し、前記動き検出処理を行う動き検出処理手段(例えば、図1の動き検出/動き補償処理部80)を備え、前記動き検出処理手段は、前記動画像を構成するフレーム、前記参照フレームおよび前記再構成画像フレームを構成するデータのうち、処理対象とする所定データを前記バッファそれぞれに順次読み込んで動き検出処理を行うことを特徴としている。
また、前記記憶領域(即ち、前記符号化画像用バッファ、検索画像用バッファおよび再構成画像用バッファの記憶領域)は、所定幅を有する複数の領域に分割され、該所定幅は、前記動き検出処理手段がデータを読み出す際の読み出しデータ幅(例えば、図2の差分絶対値和処理部211が、図6に示すように間引いた画像を用いて半画素精度で差分絶対値和を算出する場合の5画素のデータ幅)と、前記メモリバンクにおいて取り扱いの単位となるアクセスデータ幅(例えば、図4のSRAM301〜303が取り扱うデータ幅)とに基づいて設定され、該複数の領域それぞれが、前記複数のメモリバンクにインターリーブされていることを特徴としている。
これにより、各バッファから動き検出処理手段がデータを読み出す際、各メモリバンクに対する並列的な一度のアクセスで、処理対象となる画素を全て読み出すことができるため、処理を高速化することが可能となる。
また、前記記憶領域は、4バイト幅を有する2つの領域に分割され、該2つの領域それぞれが、2つの前記メモリバンク(例えば、図6のSRAM301,302)にインターリーブされ、前記動き検出手段は、動き検出処理における差分絶対値和の処理を4画素ずつ並列的に行うことを特徴としている。
また、前記動画像データの参照フレームにおいて動き検出の探索領域となる所定範囲の動画像データを間引くことにより生成される間引き画像を、前記検索画像用バッファに記憶することを特徴としている。
また、前記動画像データの参照フレームにおいて動き検出の探索領域となる所定範囲の動画像データを1/2のサイズに間引くことにより生成される第1の間引き画像(例えば、図7における間引き後の一方のマクロブロック)と、該第1の間引き画像を生成する際に間引かれた動画像データからなる第2の間引き画像(例えば、図7における間引き後の他方のマクロブロック)とを、前記検索画像用バッファに記憶することを特徴としている。
また、前記検索画像用バッファおよび前記再構成画像用バッファの記憶領域それぞれが、同一の複数のメモリバンクにインターリーブされていることを特徴としている。
これにより、動き検出処理手段に備えるメモリバンクの数を低減することが可能となり、製造コストの低減や、集積回路化する際の集積度を向上させること等が可能となる。
また、前記動き検出処理手段は、前記探索の中心に位置するマクロブロックを囲む所定数のマクロブロックの範囲が、前記動画像データの参照フレームの境界外を含む場合に、参照フレームの境界外となる範囲については、該参照フレームの境界に位置するマクロブロックを拡張して補間することを特徴としている。
また、前記動き検出処理手段は、前記動き検出処理において、前記動画像データの参照フレームにおいて動き検出の探索領域となる所定範囲の動画像データを間引くことにより生成される間引き画像を対象として、おおよその動きを示す広域動きベクトルを検出した後、該広域動きベクトルに基づいて、前記間引き画像に対応する間引きが行われていない画像を対象として、より正確な動きベクトルを検出することを特徴としている。
このように、本発明によれば、動画像の符号化処理において、データ転送量を削減しつつ、適切な符号化処理を行うことが可能となる。
本発明に係る動画像処理装置においては、動画像の符号化あるいは復号化処理全般を管理するプロセッサに対し、演算量の多い処理である動き検出処理を行うコプロセッサを付加し、そのコプロセッサに、インターリーブによって複数のメモリバンクにアドレッシングされた構成のバッファを備えることとする。また、動き検出処理時に画像データを読み込む手順が所定の方式とされていると共に、読み込まれる画像データを間引く場合にも、適切に対応可能な手段を備えている。
まず、構成を説明する。
図1は、本発明に係る動画像処理装置1の機能構成を示すブロック図である。
図1において、動画像処理装置1は、プロセッサコア10と、命令メモリ20と、命令キャッシュ30と、ローカルメモリ40と、データキャッシュ50と、内部バス調停部60と、DMA制御部70と、動き検出/動き補償処理部80と、コプロセッサ90と、外部メモリインターフェース(以下、「外部メモリI/F」という。)100と、フレームメモリ110とを含んで構成される。
命令キャッシュ30は、命令メモリ20から入力された命令コードを一時的に記憶し、所定タイミングでプロセッサコア10に出力する。
2次元アクセスメモリとは、特開2002−222117号公報に記載された方式のメモリであり、例えば、「1バイト(8ビット)の記憶が可能な最小単位の仮想の記憶素子2が、縦方向と横方向にそれぞれ4個ずつ合計16個配置された仮想最小2次元メモリ空間1」(同公報の図1参照)が想定され、この仮想最小2次元メモリ空間1は、「物理的には、4つの物理的なメモリ4A〜4Cに予め分割されてマッピングされている。すなわち、1つの仮想最小2次元メモリ空間1は、4つの物理的なメモリ4A〜4Cの同一のアドレスから始まる4バイトの連続領域に対応している。」(同公報の図2参照)。そして、このような仮想最小2次元メモリ空間1において、同公報の図4に示すようなアクセスが可能とされている。
内部バス調停部60は、動画像処理装置1内部におけるバスの調停を行うものであり、各部からバスを介してデータが出力される場合に、各部間の出力タイミングを調整する。
DMA(Direct Memory Access)制御部70は、プロセッサコア10を介さずに各部間においてデータを入出力する際の制御を行うものであり、例えば、動き検出/動き補償処理部80とローカルメモリ40とにおいてデータを入出力する場合に、プロセッサコア10に代わって通信を制御し、データの入出力が終了した場合には、終了をプロセッサコア10に通知する。
図2は、動き検出/動き補償処理部80の内部構成を示すブロック図である。
図2において、動き検出/動き補償処理部80は、外部メモリインターフェース(I/F)201と、補間処理部202,205と、再構成画像バッファ203と、半画素生成部204と、間引き処理部206,209と、検索対象オリジナル画像バッファ207と、符号化対象オリジナル画像バッファ208と、動き検出制御部210と、差分絶対値和処理部211と、予測画像生成部212と、差分画像生成部213と、再構成画像転送部214と、周辺画素生成部215と、ホストインターフェース(I/F)216と、ローカルメモリインターフェース(I/F)217と、ローカルメモリアドレス生成部218と、マクロブロック(MB)管理部219と、フレームメモリアドレス生成部220とを含んで構成される。
補間処理部202には、外部メモリI/F201を介して、フレームメモリ110から再構成画像(復号されたフレーム)における所定マクロブロックのY,Cb,Cr成分が入力される。具体的には、補間処理部202には、動き検出が行われる場合には、再構成画像のY成分が入力され、この場合、補間処理部202は、入力されたY成分を再構成画像バッファ203にそのまま出力する。一方、動き検出に続く符号化処理(予測画像の生成等)が行われる場合には、補間処理部202には、再構成画像のY,Cb,Cr成分が入力され、この場合、補間処理部202は、Cb,Cr成分を補間処理し、再構成画像バッファ203に出力する。
補間処理部205は、半画素生成部204によって生成された半画素精度のデータを用いて、再構成マクロブロックを補間し、半画素精度の再構成マクロブロックを生成する。なお、補間処理部205は、半画素生成部204と同様に、必要な場合にのみ処理を行い、それ以外の場合には、再構成マクロブロックのデータをそのまま通過させる。
図3は、間引き処理部206が、フレームメモリから読み込んだ1つのマクロブロックを間引いた状態を示す図である。
また、間引き処理部206は、縦横1画素おきに間引き処理を行うことにより、2つに分離されたマクロブロック(小画像ブロック)のいずれも、間引き後のマクロブロックとして検索対象オリジナル画像バッファ207に出力する。
検索対象オリジナル画像バッファ207は、間引き処理部206によって生成された48×48画素の小画像ブロックを記憶する。
符号化対象オリジナル画像バッファ208には、外部メモリI/F201を介してフレームメモリ110から入力された、符号化対象オリジナル画像(符号化対象フレーム)における所定マクロブロックのY,Cb,Cr成分を記憶する。具体的には、符号化対象オリジナル画像バッファ208には、動き検出が行われる場合には、符号化対象オリジナル画像のY成分が入力される。一方、動き検出に続く符号化処理(差分画像の生成等)が行われる場合には、符号化対象オリジナル画像バッファ208には、符号化対象オリジナル画像のY,Cb,Cr成分が入力される。
図4は、再構成画像バッファ203、検索対象オリジナル画像バッファ207および符号化対象オリジナル画像バッファ208のメモリ割り当てを示す図である。
図4において、検索対象オリジナル画像バッファ207には、探索の中心となるマクロブロックの周囲を含めて3×3の合計9マクロブロックが記憶される。また、検索対象オリジナル画像バッファ207は、SRAM(Static Random Access Memory)301〜303の3つのメモリバンクによって構成されていると共に、32ビット幅(4画素幅)の短冊状の記憶領域をそれぞれのメモリバンクに割り当て、さらに、各メモリバンクによって構成される短冊状の記憶領域を順に並べた構成とされている。
したがって、差分絶対値和処理部211が動きベクトルの検出を行う処理を効率的かつ高速なものとすることが可能となる。
このように、再構成画像バッファ203、検索対象オリジナル画像バッファ207および符号化対象オリジナル画像バッファ208を共通のメモリバンクによって構成することにより、動き検出/動き補償処理部80に必要となるメモリの個数を削減できる。そのため、動画像処理装置1の製造コストを低減できる。
図6は、画像データの間引きを行い、横方向に1/2に縮小した画像データを検索対象オリジナル画像バッファ207に記憶する場合のメモリ割り当てを示す図である。
図7は、画像データの間引きを行った場合における再構成画像バッファ203および符号化対象オリジナル画像バッファ208のメモリ割り当てを示す図である。
図2に戻り、間引き処理部209は、符号化対象オリジナル画像バッファ208に記憶された符号化対象オリジナル画像のマクロブロックを、必要な場合に間引く処理を行う。具体的には、間引き処理部209は、動き検出が行われる場合には、符号化対象オリジナル画像のマクロブロックを間引いた後、差分絶対値和処理部211に出力し、動き検出に続く符号化処理(差分画像の生成等)が行われる場合には、間引きを行うことなく、符号化対象オリジナル画像のマクロブロックをそのまま差分画像生成部213に出力する。
即ち、動き検出制御部210は、各ブロックの動きベクトルが近似している場合には、1つのマクロブロックが適すると判定し、各ブロックの動きベクトルが近似していない場合には、ブロック毎に4つの動きベクトルが適すると判定する。
周辺画素生成部215は、再構成画像バッファ203および検索対象オリジナル画像バッファ207に対し、それぞれに入力された画像の周囲を所定画素分、境界の画素で補間する旨の指示を行う。
ローカルメモリアドレス生成部218は、ローカルメモリ40における種々のアドレスを設定する。具体的には、ローカルメモリアドレス生成部218は、ローカルメモリ40における、差分画像用ブロック(差分画像生成部213において生成された差分画像の記憶領域)の先頭アドレス、予測画像用ブロック(予測画像生成部212において生成された予測画像の記憶領域)の先頭アドレスおよび復号再構成画像(プロセッサコア10によって復号処理された再構成画像)の記憶領域の先頭アドレスを設定する。また、ローカルメモリアドレス生成部218は、ローカルメモリ40(2次元アクセスメモリ)の幅および高さを設定する。そして、ローカルメモリアドレス生成部218は、MB管理部219からローカルメモリ40に対するアクセスが指示されると、その指示に従って、マクロブロック等を記憶したり読み出したりするための、ローカルメモリ40におけるアドレスを生成し、ローカルメモリI/F217に出力する。
外部メモリI/F100は、動画像処理装置1が外部メモリであるフレームメモリ110とデータを送受信するための入出力インターフェースである。
フレームメモリ110は、動画像処理装置1が各種処理を行う際に生成される画像データ等を記憶するメモリであり、検索対象オリジナル画像に関するY成分の記憶領域、参照用の再構成画像に関するY,Cb,Cr成分それぞれの記憶領域、符号化対象オリジナル画像に関するY,Cb,Cr成分それぞれの記憶領域、出力用再構成画像に関するY,Cb,Cr成分それぞれの記憶領域を有している。これらの記憶領域のアドレスとその幅および高さは、フレームメモリアドレス生成部220によって設定される。
図8(a)〜(c)において、検索対象オリジナル画像および符号化対象オリジナル画像は同サイズの記憶領域であり、検索対象の再構成画像の記憶領域は、さらにマクロブロックの2列(16画素)分が加えて確保されている。これは、動画像処理装置1の符号化処理方法に基づくものである。即ち、動画像処理装置1がマクロブロック単位で符号化処理を行う方式であるため、そのマクロブロックが符号化処理を終えた後も、そのフレーム(再構成画像)を直ちには更新できないものである。一方、探索の中心となるマクロブロックの周囲最大16画素までが探索範囲とされることから、マクロブロックの2列分を1フレームに加えて確保する。なお、探索範囲を16画素以上、例えば24画素まで対応する場合には、マクロブロックの3列分を1フレームに加えて確保する必要がある。
なお、参照される再構成画像の記憶領域と、次に参照される再構成画像を記憶していく領域とを個別に確保する場合には、記憶容量がやや増大するものの、上述のような不都合は生じないことから、それぞれの記憶領域は、1フレーム分とすれば良い。
初めに、動画像処理装置1全体に関する動作を説明する。
図9は、プロセッサコア10が実行する符号化関数実行処理(符号化関数実行処理プログラムに基づく処理)を示すフローチャートである。図9に示す処理は、動画像処理装置1において動画像の符号化が行われる際に常時実行される処理であり、1フレームについての符号化を行う処理である。動画像処理装置1が動画像の符号化を行う場合、図9に示す符号化関数実行処理が適宜繰り返される。なお、図9において、ステップS3,6a,8,12は、コプロセッサ80が実行する処理であり、その他は、プロセッサコア10が実行する処理である。
すると、動き検出/動き補償処理部80が初期化(各種パラメータが設定)されると共に、1マクロブロックの動き検出処理、予測画像の生成および差分画像の生成処理を実行し(ステップS3)、プロセッサコア10は、1マクロブロックの動き検出処理が終了したか否かの判定を行う(ステップS4)。
続いて、動き検出/動き補償処理部80が引き続く1マクロブロックの動き検出処理、予測画像の生成および差分画像の生成処理を実行すると共に(ステップS6a)、これと並行して、プロセッサコア10は、DCT変換から可変長符号化および逆DCT変換、さらに動き補償処理までの符号化処理を実行する(ステップS6b)。
すると、動き検出/動き補償処理部80の再構成画像転送部214が、ステップS6bにおいて生成された再構成画像をローカルメモリ40からフレームメモリ110に転送し(ステップS8)、プロセッサコア10は、1フレームの符号化処理が終了したか否かの判定を行う(ステップS9)。
すると、動き検出/動き補償処理部80の再構成画像転送部214が、ステップS10において生成された再構成画像をローカルメモリ40からフレームメモリ110に転送し(ステップS12)、プロセッサコア10は、符号化関数実行処理を終了する。
続いて、動き検出/動き補償処理部80の検索対象オリジナル画像バッファ207における状態遷移について説明する。
図10は、検索対象オリジナル画像バッファ207に検索対象となる画像データが順次読み込まれる場合の状態遷移を示す図である。
そして、探索の中心が次のマクロブロックに移行すると、検索対象オリジナル画像バッファ207には、図10(d)において読み込まれていたマクロブロックの右隣の3つのマクロブロックのみが新たに読み込まれ、図10(d)における探索領域と重複するマクロブロックについては、そのまま読み込まれていたものが使用される(図10(e)参照)。
検索対象オリジナル画像バッファ207に読み込まれるマクロブロックが、このように遷移していくことにより、既に読み込まれているマクロブロックを重複して読み込むことなく、効率的に処理を行うことが可能となる。
上述のように、フレームの境界に位置するマクロブロックが探索の中心とされる場合、探索領域の一部は、読み込むマクロブロックが存在しない状態となる。
図11は、探索領域がフレームの境界を超える態様を示す模式図である。
図12は、図11(a)の態様で探索領域がフレーム境界を超えた場合に行われる周辺画素の補間の一例を示す図である。なお、図12においては、画素の間引きが行われない場合の補間の例を示しており、同一模様の周辺画素は、同一の画素(フレーム境界に位置する画素)で補間されていることを示している。
このように周辺画素の補間を行うことにより、非制限動きベクトル(フレーム境界を超えた指定を認める動きベクトル)を符号化処理に用いることが可能となる。また、本発明に係る動画像処理装置1のように、マクロブロック単位で画像データを動き検出/動き補償処理部80に読み込み、符号化処理を行う場合にも、読み込まれたマクロブロックのみを用いて周辺画素を補間することができるため、効率的に処理を行うことが可能となる。
なお、画素を補間する形態としては、図13あるいは図14に示す例の他、種々の形態とすることが可能である。
また、各バッファを共通のメモリバンクによって構成しているため、動き検出/動き補償処理部80に備えるメモリの個数を削減することができる。
Claims (10)
- 動画像データに対して動き検出処理を含む符号化処理を行う動画像符号化装置であって、
動画像を構成するフレームの符号化対象となるマクロブロック1つを記憶する符号化画像用バッファと、前記動画像データの参照フレームにおいておおよその動き検出の探索領域となる所定範囲の動画像データを記憶する検索画像用バッファと、符号化された前記参照フレームを復号化して得られる再構成画像フレームの、前記おおよその動き検出で検出した参照先の動画像データを記憶する再構成画像用バッファとを有し、前記おおよその動き検出、および、より正確な動き検出処理を行う動き検出処理手段を備え、
前記動き検出処理手段は、前記動画像を構成するフレームにおける符号化対象とするマクロブロック1つを前記符号化画像用バッファに記憶し、前記参照フレームにおける前記おおよその動き検出の探索領域となる複数のマクロブロックを前記検索画像用バッファに記憶して前記おおよその動き検出を行い、前記おおよその動き検出で参照先が検出されたときに、前記再構成画像フレームにおける該参照先の1つのマクロブロックを前記再構成画像用バッファに読み込んで、より正確な動き検出処理を行い、
前記符号化画像用バッファ、検索画像用バッファおよび再構成画像用バッファの少なくともいずれかは、その記憶領域を、複数のメモリバンクにインターリーブされ、
前記記憶領域は、所定幅を有する複数の領域に分割され、該所定幅を有する複数の領域が、前記複数のメモリバンクにインターリーブされており、前記メモリバンクにおいて取り扱いの単位となるアクセスデータ幅を前記複数のメモリバンク数分集合させた合計のアクセスデータ幅が、前記動き検出処理手段がデータを読み出す際の読み出しデータ幅より大きくなる範囲で、前記所定幅が設定されていることを特徴とする動画像符号化装置。 - 前記動き検出処理手段は、前記読み出しデータ幅以下のデータ幅で、動き検出処理における差分絶対値和の算出処理を並列的に行うことを特徴とする請求項1記載の動画像符号化装置。
- 前記記憶領域は、4バイト幅を有する2つの領域に分割され、該2つの領域それぞれが、2つの前記メモリバンクにインターリーブされ、
前記動き検出処理手段は、動き検出処理における差分絶対値和の処理を4画素ずつ並列的に行うことを特徴とする請求項1または2記載の動画像符号化装置。 - 前記動画像データの参照フレームにおいて前記おおよその動き検出の探索領域となる所定範囲の動画像データを間引くことにより生成される間引き画像を、前記検索画像用バッファに記憶することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。
- 前記動画像データの参照フレームにおいて前記おおよその動き検出の探索領域となる所定範囲の動画像データを1/2のサイズに間引くことにより生成される第1の間引き画像と、該第1の間引き画像を生成する際に間引かれた動画像データからなる第2の間引き画像とを、前記検索画像用バッファに記憶することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。
- 前記検索画像用バッファおよび前記再構成画像用バッファの記憶領域それぞれが、同一の複数のメモリバンクにインターリーブされていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。
- 前記検索画像用バッファは、探索の中心に位置するマクロブロックを囲む所定数のマクロブロックを記憶可能であり、
前記動き検出処理手段は、該検索画像用バッファに記憶されたマクロブロックを対象としておおよその動きを示す広域動きベクトルの検出を行うと共に、前記探索の中心を隣接するマクロブロックに移行する際に、前記探索の中心に位置するマクロブロックを囲む所定数のマクロブロックのうち、前記探索の中心が移行することにより新たに探索領域に属するマクロブロックを読み込むと共に、他のマクロブロックを保持することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。 - 前記検索対象画像用バッファは、探索の中心に位置するマクロブロックを囲む3行3列のマクロブロックを記憶し、
前記動き検出処理手段は、該3行3列のマクロブロックを対象としておおよその動きを示す広域動きベクトルの検出を行うと共に、前記探索の中心を隣接するマクロブロックに移行する際に、前記3行3列のマクロブロックのうち、探索の中心が移行することにより新たに探索領域に属する3行あるいは3列分のマクロブロックを読み込むと共に、他のマクロブロックを保持することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。 - 前記動き検出処理手段は、前記探索の中心に位置するマクロブロックを囲む所定数のマクロブロックの範囲が、前記動画像データの参照フレームの境界外を含む場合に、参照フレームの境界外となる範囲については、該参照フレームの境界に位置するマクロブロックを拡張して補間することを特徴とする請求項7または8記載の動画像符号化装置。
- 前記動き検出処理手段は、前記おおよその動き検出処理において、前記動画像データの参照フレームにおいて動き検出の探索領域となる所定範囲の動画像データを間引くことにより生成される間引き画像を対象として、おおよその動きを示す広域動きベクトルを検出した後、該広域動きベクトルに基づいて、前記間引き画像に対応する間引きが行われていない画像を対象として、より正確な動きベクトルを検出することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004054821A JP4419608B2 (ja) | 2004-02-27 | 2004-02-27 | 動画像符号化装置 |
KR1020050004281A KR100621137B1 (ko) | 2004-02-27 | 2005-01-17 | 동화상 부호화 장치 및 동화상 처리장치 |
US11/044,459 US20050190976A1 (en) | 2004-02-27 | 2005-01-28 | Moving image encoding apparatus and moving image processing apparatus |
CNB2005100529834A CN100405853C (zh) | 2004-02-27 | 2005-02-28 | 动态图像编码装置及动态图像处理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004054821A JP4419608B2 (ja) | 2004-02-27 | 2004-02-27 | 動画像符号化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005244844A JP2005244844A (ja) | 2005-09-08 |
JP4419608B2 true JP4419608B2 (ja) | 2010-02-24 |
Family
ID=35026048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004054821A Expired - Fee Related JP4419608B2 (ja) | 2004-02-27 | 2004-02-27 | 動画像符号化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4419608B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4755624B2 (ja) * | 2007-04-23 | 2011-08-24 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 動き補償装置 |
JP4695124B2 (ja) * | 2007-09-13 | 2011-06-08 | 日本電信電話株式会社 | 動画像符号化における動き探索装置 |
JP4935771B2 (ja) * | 2008-06-27 | 2012-05-23 | 三菱電機株式会社 | 動きベクトル検出装置および動画像符号化装置 |
JP2010016696A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Canon Inc | 動きベクトル探索装置及びその制御方法 |
KR101898464B1 (ko) | 2011-03-17 | 2018-09-13 | 삼성전자주식회사 | 모션 추정 장치 및 그것의 모션 추정 방법 |
-
2004
- 2004-02-27 JP JP2004054821A patent/JP4419608B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005244844A (ja) | 2005-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100621137B1 (ko) | 동화상 부호화 장치 및 동화상 처리장치 | |
JP5266096B2 (ja) | 画像データストリームを生成するための方法及び装置、画像データストリームから現在の画像を再構成するための方法及び装置 | |
JP3931577B2 (ja) | メモリの使用方法、及び演算処理装置 | |
JPH08123953A (ja) | 画像処理装置 | |
JP5059058B2 (ja) | 高速動き探索装置及びその方法 | |
JP4755624B2 (ja) | 動き補償装置 | |
US8514937B2 (en) | Video encoding apparatus | |
CN101783958B (zh) | Avs视频标准中时域直接模式运动矢量的计算方法和装置 | |
JP4419608B2 (ja) | 動画像符号化装置 | |
JP6921461B2 (ja) | ビデオ画像の処理方法及び装置 | |
JP4675383B2 (ja) | 画像復号化装置および方法、画像符号化装置 | |
US20050047502A1 (en) | Method and apparatus for the efficient representation of interpolated video frames for motion-compensated coding | |
JP2000299864A (ja) | 動画像処理方法 | |
JP2006287583A (ja) | 画像データ領域取得補間回路 | |
JP2008172410A (ja) | 撮像装置、画像処理装置、画像処理方法、画像処理方法のプログラム及び画像処理方法のプログラムを記録した記録媒体 | |
WO2006057182A1 (ja) | 復号化回路、復号化装置、及び復号化システム | |
JP5865696B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JPWO2008117440A1 (ja) | デコード方法及びデコード装置 | |
JP4488805B2 (ja) | 動きベクトル検出装置および方法 | |
JP2005244845A (ja) | 動画像処理装置 | |
JP2000069478A (ja) | 画像処理装置及び方法並びに記憶媒体 | |
JP4109151B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP2008136177A (ja) | 動き検出装置、MOS(metal−oxidesemiconductor)集積回路および映像システム | |
KR100708183B1 (ko) | 움직임 추정을 위한 영상 데이터 저장 장치 및 그 데이터저장 방법 | |
JP2005218055A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080212 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080414 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090818 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091015 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091110 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091123 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |