JP4419304B2 - 小型ポンプのケース組立固定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、小型ポンプのケース組立固定方法に関するものであり、特に、ダイヤフラムを用いた小型ポンプに於て、複数段に構成されたケースの組立部品点数を削減し、且つ、組立工数を低減した小型ポンプのケース組立固定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来の此種小型ポンプのケース組立固定方法を図3及び図4に従って説明する。図3(a)は小型ポンプのケースの正面図を示し、図3(b)は小型ポンプのケースの側面図を示す。図3に於て1は小型ポンプのケースであり、該ケース1は平面視長方形に形成され、且つ、上段ケース2、中段ケース3及び下段ケース4から成る3段に構成されている。
【0003】
そして、斜めに折曲された係止部5a,5a,5a,5aが上端部に設けられた略逆M字形状を有する弾性体から成る止め金具5,5によって、前記3段に重ねられた上段ケース2、中段ケース3及び下段ケース4は長手方向両端近傍を挟着されて固定されている。尚、前記上段ケース2、中段ケース3及び下段ケース4の長手方向両端近傍には前記止め金具5,5を嵌合させる凹溝6,7,8が形成され、前記上段ケース2の上端部には前記止め金具5,5の前記係止部5a,5a,5a,5aを係合させるための係合部2a,2a,2a,2aが斜欠されて形成されている。又、図に於て符号9は排気筒であり、10はダイヤフラム(図示せず)を保持する保持孔である。
【0004】
而して、前記ケース1を組立固定する場合は、図4に示す如く、個別に作成された前記上段ケース2、中段ケース3、下段ケース4及び止め金具5,5を準備し、先ず、該下段ケース4に該中段ケース3を重ね、該中段ケース3に該上段ケース2を重ねた後、前記止め金具5,5を前記下段ケース4の長手方向両端近傍の下方から前記下段ケース4,中段ケース3及び上段ケース2の前記凹溝6,7,8に嵌合させ、更に、前記係止部5a、5a,5a,5aを前記係合部2a,2a,2a,2aに係合させて前記止め金具5,5で前記上段ケース2、中段ケース3及び下段ケース4を挟着固定し、図3の如く、小型ポンプのケース1の組立固定を完成する。
【0005】
尚、前記組立、固定作業中に於て、前記小型ポンプに必要なダイヤフラム及び揺動体等(図示せず)が前記ケース1内に適宜収納される。又、前記止め金具5,5の嵌め込みは取付け治具(図示せず)を用いて行われる。
【0006】
然しながら、前記小型ポンプのケース1の組立固定方法に於ては、前述の如く2個の止め金具5,5が必要となるため組立部品点数が多くなり、又、組立時に該止め金具5,5を取付けるための治具が必要であり、更に、組立に時間がかかる等の問題があった。
【0007】
そこで、小型ポンプのケースに於て、組立部品点数を削減すると共に、組立のための治具を用いることなく、容易、且つ、短時間に組立ができるようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、複数段で構成されるケース内にポンプ室を形成するダイヤフラムを備えた小型ポンプに於て、前記ケースを構成する最下段ケースの長手方向両側面上端に上方に突出して最上段ケースに及ぶ弾性体から成る突出部を該最下段ケースと一体に設けると共に、該突出部先端部に係止部を形成し、一方、前記最下段ケースよりも上方段のケースの長手方向両側面に前記突出部を嵌合させるための凹溝を設けると共に、前記最上段ケースに前記係止部を係合させるための係合部を設け、前記上下複数段のケースを重ね合わせると共に、前記突出部を前記凹溝に嵌合させ、且つ、前記係止部を前記係合部に係合させることによって前記上下複数段のケースを組立固定するようにした小型ポンプのケース組立固定方法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1及び図2に従って詳述する。図1(a)は小型ポンプのケースの正面図を示し、図1(b)は小型ポンプのケースの側面図を示す。図1に於て11は小型ポンプのケースであり、該ケース11は平面視長方形に形成され、且つ、上段ケース12、中段ケース13及び下段ケース14の3段に構成されている。尚、該ケース11は該3段構成に限定されるものではない。又、前記上段ケース12はそりに対する強度を高め、エアー漏れを防止するため、従来例に比較して板厚が厚く形成されている。
【0010】
そして、前記下段ケース14の長手方向両側面上端に上方に突出して前記上段ケース12に及ぶ突出部15,15が設けられと共に、該突出部15,15先端部に夫々前記下段ケース14の長手方向中心部に向かって突設し、且つ、下面が先端部に向かって下方に斜設された係止部15a,15aが設けられ、一方、前記中段ケース13及び上段ケース12の長手方向両側面に前記突出部15,15を嵌合させるための凹溝16,16,17,17が形成され、更に、前記上段ケース12の上端部に前記係止部15a,15aを係合させるための係合部12a,12aが斜欠されて設けられている。尚、前記下段ケース14は弾性体の合成樹脂で形成され、前記突出部15,15は該下段ケース14と一体に成形される。
【0011】
又、図2に示す如く、前記下段ケース14の上端に凸部18,18が離間して設けられ、前記中段ケース13の下端に前記凸部18,18と嵌合させるための凹部19,19が設けられ、更に、該中段ケース13の上端に凸部20,20が離間して設けられ、前記上段ケース12の下端に前記凸部20,20と嵌合させるための凹部21,21が設けられる。尚、図に於て符号22は排気筒である。
【0012】
而して、前記ケース11を組立固定する場合は、個別に作成された前記上段ケース12、中段ケース13及び下段ケース14を準備し、先ず、該下段ケース14に設けた前記突出部15,15を拡幅して、該突出部15,15に該中段ケース13に設けた前記凹溝16,16を嵌合させ、更に、前記下段ケース14に設けた凸部18,18に前記中段ケース13に設けた前記凹部19,19を嵌合させて前記下段ケース14に前記中段ケース13を重ね、同様にして該中段ケース13に前記上段ケース12を重ねた後、前記係止部15a,15aを前記上段ケース12に設けた前記係合部12a,12aに係合させて前記ケース11の組立固定を完成する。
【0013】
尚、前記組立、固定作業中に前記小型ポンプに必要なダイヤフラム及び揺動体等が前記ケース11内に適宜収納される。
【0014】
斯くして、前記小型ポンプのケース11は、組立、固定作業に用いられる前記突出部15,15が前記下段ケース14と一体に成形されるため、組立部品点数の削減が可能となり、又、特別の治具を用いることなく、該突出部15,15によって組立、固定作業も容易となり、短時間に組立てが可能となる。
【0015】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0016】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、複数段で構成されるケース内にダイヤフラムを備えた小型ポンプに於て、前記ケースを構成する最下段ケースの長手方向両側面上端に上方に突出する突出部を該最下段ケースと一体に設けると共に、該突出部先端部に係止部を形成し、一方、前記最下段ケースよりも上方段のケースの長手方向両側面に凹溝を設けると共に、前記最上段ケースに係合部を設けたから、前記上下複数段のケースを重ね合わせると共に、前記突出部を前記凹溝に嵌合させ、且つ、前記係止部を前記係合部に係合させることによって前記上下複数段のケースを組立固定することが可能となる。
【0017】
斯くして、本発明は、小型ポンプのケースに於て、組立、固定作業に用いられる突出部が最下段ケースと一体に成形されるため、組立部品点数を削減できると共に、特別の治具を用いることなく該突出部によって組立固定が容易になり、短時間に組立ができる等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態を示し、小型ポンプのケース正面図。
(b)本発明の一実施の形態を示し、小型ポンプのケース側面図。
【図2】(a)〜(c)図1に示す小型ポンプのケースの分解図。
【図3】(a)従来例を示し、小型ポンプのケース正面図。
(b)従来例を示し、小型ポンプのケース側面図。
【図4】(a)〜(d)図3に示す小型ポンプのケースの分解図。
【符号の説明】
11 ケース
12a 係合部
15 突出部
15a 係止部
16,17 凹溝
Claims (1)
- 複数段で構成されるケース内にポンプ室を形成するダイヤフラムを備えた小型ポンプに於て、前記ケースを構成する最下段ケースの長手方向両側面上端に上方に突出して最上段ケースに及ぶ弾性体から成る突出部を該最下段ケースと一体に設けると共に、該突出部先端部に係止部を形成し、一方、前記最下段ケースよりも上方段のケースの長手方向両側面に前記突出部を嵌合させるための凹溝を設けると共に、前記最上段ケースに前記係止部を係合させるための係合部を設け、前記上下複数段のケースを重ね合わせると共に、前記突出部を前記凹溝に嵌合させ、且つ、前記係止部を前記係合部に係合させることによって前記上下複数段のケースを組立固定することを特徴とする小型ポンプのケース組立固定方法。
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