JP2505726Y2 - ディスポ―ザル圧電ポンプ - Google Patents

ディスポ―ザル圧電ポンプ

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JP2505726Y2
JP2505726Y2 JP2235190U JP2235190U JP2505726Y2 JP 2505726 Y2 JP2505726 Y2 JP 2505726Y2 JP 2235190 U JP2235190 U JP 2235190U JP 2235190 U JP2235190 U JP 2235190U JP 2505726 Y2 JP2505726 Y2 JP 2505726Y2
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JP
Japan
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open
check valve
casing
suction
annular body
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JP2235190U
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JPH03112589U (ja
Inventor
壯征 佐藤
英憲 奥山
Original Assignee
株式会社三鈴エリー
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案の薬剤等,あるいは医療用の検体,バイオテク
ノロジー用の動植物細胞等、混合,汚染を極度にきらう
流体の供給に使用され、接液部を容易に取外し新しい部
品との交換がスムーズに迅速にできるディスポーザル圧
電ポンプに関する。
また、しょうゆ,ソース,マヨネーズ,ケチャップ等
の調味料,流動食品等にも使用でき、食品の混合,汚
染,腐食を防止することができる圧電ポンプに関する。
〔従来技術〕
従来の圧電ポンプは、2つのケーシングの合せ面部の
内周に圧電振動子の外周部を支持し、一方のケーシング
に吸込み用チェック弁及び吐出用チェック弁を設け、こ
れらのチェック弁にそれぞれ連通する吸込み口及び吐出
口を一方のケーシングに設け、両ケーシングの数箇所を
ボルト,ナット等で固定してなる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上記従来例にあっては、供給する液体を
変更するに際し、変更前の流体が内部に残存し変更後の
流体に混入すると悪影響を与えるような場合、例えば薬
液の変更時等に内部を洗浄する必要があるが、このよう
な場合には、複数箇所(通常4箇所)のボルト,ナット
等の固定手段を解除し、各部品に解体して部品の交換や
洗浄を行い、しかる後、再度各部品を取り付けねばなら
ないので、部品の交換や内部の洗浄がスムーズに迅速に
容易にできないばかりでなく、各部細部に入り込んだ残
存物を完全に洗浄する事は不可能であるとともに、分解
洗浄時に他の物質によって汚染される可能性もある等の
課題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案ポンプは上記の課題を解決するため、図示のよ
うに、開放型ケーシング1の内周部に圧電振動子2の外
周部を支持し、弾性を有する有底環状体3内に、吸込み
用チェック弁4及び吐出用チェック弁5を有する弁部材
6を嵌着せしめて一体化し、この一体化部品7を構成す
る有底環状体3の底部8を圧電振動子2に対向させて,
当該一体化部品7の開放側支持部9を開放型ケーシング
1の開放側内面に保持せしめ、吸込み用チェック弁4及
び吐出用チェック弁5にそれぞれ連通する吸込み口10及
び吐出口11を有するハウジング12を開放型ケーシング1
の開放部内面に着脱可能に係着せしめてなる構成とした
ものである。
〔作用〕
チェック弁4,5が不良になってこれを交換する場合や
供給する流体を変更するに際し、内部を洗浄する場合に
は、ハウジング12の係着を解いて開放型ケーシング1よ
りハウジング12を取外すことにより開放型ケーシング1
の開放側より一体化部品7を取出すことが容易にできる
ことになり、一体化部品7を残存液ごと取外し新しいも
きと取り替えることができるとともに、ハウジング12の
洗浄もスムーズに迅速に容易にできることになる。
〔実施例〕
以下図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図(a)は本考案ポンプの一実施例の構成を示す
部分分解斜視図、第1図(b)は本考案における弁部材
の裏面より見た斜視図、第2図は本実施例の組立状態の
縦断面図である。
まず、本実施例の構成を説明する。
有底ケーシング部1aとこれに適当な手段により固着さ
れた環状ケーシング部1bとで開放型ケーシング1が形成
され、この開放型ケーシング1の合せ面部内周に設けら
れた環状溝15にOリング16,17を介在させて圧電振動子
2の外周部が支持されている。
弾性を有する有底環状体3内には、吸込み用チェック
弁4及び吐出用チェック弁5を有する弁部材6が嵌着さ
れ、この弁部材6の支持部分6aと有底環状体3の支持部
材3aに当接されたシール用Oリング13が弁部材6の支持
部分6aに超音波等の手段により融着されて一体化され一
体化部品7が構成されている。
弾性を有する有底環状体3の材質としては、天然ゴ
ム,シリコンゴム,SBR,ポリイソプレンゴム,SBS,水素添
加SBS,NBR等の合成ゴムを用いることができる。特に医
療用,バイオ用にはシリコンゴムが適する。
一体化部品7を構成する有底環状体3の底部8を圧電
振動子2に対向させて,当該一体化部品7の開放側支持
部9が開放型ケーシング1の開放側内面より突出した保
持部14に保持されている。開放側支持部9は有底環状体
3の支持部分3aと弁部材6の支持部分6aより構成されて
いる。
なお、有底環状体3の底面と圧電振動子2の上面は感
圧粘着剤等で接着される。
吸込み用チェック弁4及び吐出用チェック弁5にそれ
ぞれ連通する吸込み口10及び吐出口11を有するハウジン
グ12が開放型ケーシング1の開放部内面に係着されてい
る。この係着手段は限定されないが、本実施例では開放
型ケーシング1の開放側内面に設けられた係合穴18と、
この係合穴18に係合されたハウジング12の下部外方に設
けられた係合リブ19と、この係合リブ18の反対側に設け
られた弾性フック20と、この弾性フック20が係止され開
放側ケーシング1の内面部に設けられた嵌挿部21とより
なる。
吸込み用チェック弁4及び吐出用チェック弁5にそれ
ぞれ連通する弁部材6の吸込み流路22及び吐出流路23の
ハウジング側端面にはそれぞれリング溝24,25が形成さ
れ、これらのリング溝24,25内にOリング26,27が嵌着さ
れており、ハウジング12と弁部材6とはこれらのOリン
グ26,27によりシールされている。
なお、図示していないが圧電振動子2への電圧印加は
外部に引出されたリード線を介して行われる。
次に上記の構成において本実施例の作用を説明する。
圧電振動子2に交流電圧を印加すると、圧電振動子2
が振動せしめられ、これによって有底環状体3の底部8
が振動せしめられる。この振動により流体は吸込み口10
より吸込み流路22及び吸込み用チェック弁4を通してポ
ンプ室28内に吸込まれ、この吸込まれた流体はポンプ室
28より吐出用チェック弁5及び吐出流路23を通して吐出
口11より吐出されることになる。
チェック弁4,5が不良になってこれを交換する場合、
ハウジング12の係着は弾性フック20を嵌挿部12より抜き
出し、次いで係合穴18より係合リブ19を外すことにより
解いて開放型ケーシング1よりハウジング12を取外すこ
とにより開放型ケーシング1の開放側より一体化部品7
を取出すことが容易にできることになり、チェック弁4,
5の交換を一体化部品7ごと行うため、チェック弁4,5の
交換がスムーズに迅速に容易にできることになると共
に、一体化部品7及びハウジング12の洗浄もスムーズに
迅速に容易にできることになる。
圧電振動子2は開放型ケーシング1に支持され、かつ
有底環状体3により密閉されているので、取外されるこ
とがないので、圧電振動子2やそのリード線を傷めるお
それがない。
〔考案の効果〕
上述のように本考案によれば、ハウジング12は開放型
ケーシング1の開放部内面に着脱可能に係着されている
ので、ハウジング12の着脱により本考案ポンプを構成す
る一体化部品7の取外し、取付けが容易にでき、チェッ
ク弁4,5の交換及び一体化部品7及びハウジング12の洗
浄をスムーズに迅速に容易にできるばかりでなく、圧電
振動子2は開放型ケーシング1に支持され、かつ有底環
状体3により密閉されているので、取外されることがな
いので、圧電振動子2やそのリード線を傷めるおそれが
ない等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案ポンプの一実施例の構成を示す部
分分解斜視図、第1図(b)は本考案における弁部材の
裏面より見た斜視図、第2図は本実施例の組立状態の縦
断面図である。 1……開放型ケーシング、2……圧電振動子、3……有
底環状体、3a……支持部分、4……吸込み用チェック
弁、5……吐出用チェック弁、6……弁部材、6a……支
持部分、7……一体化部品、8……底部、9……開放側
支持部、10……吸込み口、11……吐出口、12……ハウジ
ング、13……シール用リング、14……保持部、15……環
状溝、16,17……Oリング、18……係合穴、19……係合
リブ、20……弾性フック、21……嵌挿部、22……吸込み
流路、2……吐出流路、24,25……リング溝、26,27……
Oリング、28……ポンプ室。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開放型ケーシング(1)の内周部に圧電振
    動子(2)の外周部を支持し、弾性を有する有底環状体
    (3)内に、吸込み用チェック弁(4)及び吐出用チェ
    ック弁(5)を有する弁部材(6)を嵌着せしめて一体
    化し、この一体化部品(7)を構成する有底環状体
    (3)の底部(8)を圧電振動子(2)に対向させて、
    当該一体化部品(7)の開放側支持部(9)を開放型ケ
    ーシング(1)の開放側内面に保持せしめ、吸込み用チ
    ェック弁(4)及び吐出用チェック弁(5)にそれぞれ
    連通する吸込み口(10)及び吐出口(11)を有するハウ
    ジング(12)を開放型ケーシング(1)の開放部内面に
    着脱可能に係着せしめてなるディスポーザル圧電ポン
    プ。
  2. 【請求項2】開放側支持部(9)を有底環状体(3)の
    支持部分(3a)と共に構成する弁部材(6)の支持部分
    (6a)にシール用リング(13)を一体化し、この一体化
    部品(7)を形成するシール用リング(13)を開放型ケ
    ーシング(1)の開放側内面より突出した保持部(14)
    に保持せしめてなる請求項第1項記載のディスポーザル
    圧電ポンプ。
JP2235190U 1990-03-05 1990-03-05 ディスポ―ザル圧電ポンプ Expired - Lifetime JP2505726Y2 (ja)

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