JP4418910B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御基板が収納される基板ケースを備えたパチンコ機等の遊技機に関し、特に、基板ケースのケース本体とカバー部材との一方の当接側端縁部に凹部を設け、この凹部の底面又は該凹部に嵌入される他方の当接側端縁部の先端面に、外部等から電源供給される検出スイッチ等を設けることによって、該検出スイッチ等を保護することができると共に、基板ケースのケース本体からカバー部材が取り外されたことを遊技機の外部から繰り返し検出することができる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のパチンコ機等の遊技機においては、回路基板の一つであって、遊技機のゲーム内容が書き込まれたROMを実装したメイン基板が、基板ケースに収納されて搭載されている。従って、遊技機のゲーム内容が不正に変更等されることを防止するために、かかるメイン基板を収納した基板ケースに対し、種々の不正な開放を検出する方法が提案されている。
例えば、特開平10−211336号公報に記載されたセキュリティ管理システムでは、遊技場を構成する複数のパチンコ遊戯機への不正アクセスを防止するためのセキュリティ管理システムにおいて、前記パチンコ遊戯機の筐体ケースに内蔵されているROMが実装されたメイン基板を覆うと共に、改造を規制するための封印シールによって封印されたケースと前記筐体ケースとの間に貼着されるフィルムセンサーと、このフィルムセンサーによって検出された前記ケースの状態を示す情報を管理する情報管理手段と、この情報管理手段によって管理されている情報を前記パチンコ遊戯機に対応させて表示する表示手段と、を具備して構成されている。
【0003】
これにより、メイン基板を覆っている筐体ケースを開けるため、フィルムセンサーを剥がすか、または、そのまま筐体ケースを開けることにより、フィルムセンサーが曲げ変位するので、筐体ケースの開封状態が検出され、この検出された情報は情報管理手段によって管理された後、表示手段により、パチンコ遊戯機に対応させた表示が行われるため、ケースの動きの検出によって間接的に改造ROM(裏ROM)へのすり替えを認識することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特開平10−211336号公報に記載されたセキュリティ管理システムにおいては、メイン基板の検査・修理のために基板ケースを開封する場合には、上記フィルムセンサーを基板ケースから無理矢理剥がす必要があるため、この検査・修理作業が煩雑となり作業効率が低下するという問題がある。また、フィルムセンサーを基板ケースから剥がす場合や、パチンコ遊戯機の裏側機構の点検時に、該フィルムセンサを破壊するおそれが高く、メイン基板の保守・点検等のコストアップを招来するという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、基板ケースを収納するケース本体からカバー部材が取り外されたことを遊技機の外部から繰り返し検出することができる遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、遊技機の動作状態を制御する所定の制御基板と、前記所定の制御基板が定設されるケース本体と、前記所定の制御基板を覆うように前記ケース本体に取り付けられるカバー部材と、前記ケース本体からカバー部材が取り外されたことを検出する検出手段と、前記検出手段に電源を供給する電源供給手段と、前記検出手段から出力される検出情報を外部に出力する出力手段とを備えた遊技機において、前記ケース本体は、上側に開放される箱体状に形成されると共に、上側端面の全周に形成された所定深さの溝部を有し、前記カバー部材は、下側に開放される箱体状に形成されると共に、開放側下端部の全周が前記溝部に嵌入されて該溝部の底面に当接される側壁部を有し、前記検出手段は、前記ケース本体の相対向する側壁部における前記溝部の底面に導電性を有する薄膜で一対の第1端子部が形成されると共に、該一対の第1端子部を接続するように該溝部に設けられる接続ケーブルから構成された第1部分回路部と、前記カバー部材の開放側下端面の前記一対の第1端子部に対向する位置に導電性を有する薄膜で一対の第2端子部が形成されると共に、該一対の第2端子部を接続するように該カバー部材の相対向する前記側壁部の内側面と内側天井面に導電性を有する薄膜で形成された第2部分回路部と、を有し、前記ケース本体の溝部に前記カバー部材の側壁部の開放側下端部を嵌入して取り付けた場合には、前記第1部分回路部の一対の第1端子部と前記第2部分回路部の一対の第2端子部とが接触して電気回路が構成され、前記ケース本体からカバー部材を取り外した場合には、該第1部分回路部の一対の第1端子部が第2部分回路部の一対の第2端子部から離間されて電気回路が遮断されて、前記出力手段を介して検出情報が外部に出力されることを特徴とする。
【0007】
このような特徴を有する請求項1に係る遊技機においては、遊技機の動作状態を制御する所定の制御基板が、上側に開放される箱体状に形成されたケース本体に定設され、この所定の制御基板を覆うように下側に開放される箱体状に形成されたカバー部材が該ケース本体に取り付けられる。また、ケース本体にカバー部材を取り付けた場合には、該ケース本体の上側端面の全周に形成された所定深さの溝部に、該カバー部材の側壁部の開放側下端部の全周が嵌入されて該溝部の底面に当接される。また、ケース本体にカバー部材を取り付けた場合には、該ケース本体の溝部内に設けられた第1部分回路部に導電性を有する薄膜で形成された一対の第1端子部と、該カバー部材の開放側下端面及び内側面に導電性を有する薄膜で形成された第2部分回路部の一対の第2端子部とが接触して電気回路が構成される。そして、ケース本体からカバー部材を取り外した場合には、該第1部分回路部の一対の第1端子部が第2部分回路部の一対の第2端子部から離間されて電気回路が遮断され、検出情報が出力手段を介して外部に出力される。
これにより、第1部分回路部の一対の第1端子部と第2部分回路部の一対の第2端子部とは、ケース本体の溝部の底面とカバー部材の開放側下端部とによって封止されるため、一対の第1端子部と一対の第2端子部へのゴミ等の付着や破壊を防止できて長期間電気的性能を維持することができる。また、カバー部材が、ケース本体から持ち上げられたり、取り外された場合には、第1部分回路部の一対の第1端子部が第2部分回路部の一対の第2端子部から離間されて電気回路が遮断されるため、カバー部材が、ケース本体から持ち上げられたり、取り外された状態を、出力手段を介して外部から電気的に確実に検出できる。
また、溝部は、ケース本体の上端面の全周に形成されているため、この溝部へカバー部材の開放側下端部の全周を嵌入させることによって、溝部内へのゴミなどの侵入を防止でき、一対の第1端子部と一対の第2端子部へのゴミの付着などを長期間防止できる。
更に、再度、ケース本体にカバー部材を取り付けることにより、この第1部分回路部と第2部分回路部とを介してケース本体からカバー部材が取り外されたことを外部から繰り返し確実に検出できる。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した第1乃至第3実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、第1実施形態に係るパチンコ機の全体構成について図1に基づき説明する。図1は第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した背面図である。
図1において、パチンコ機1は、いわゆるCR機(カードリーディング機)と称され、カード式球貸機とパチンコ機1とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図1においては、カード式球貸機の図示を省略している。
図1に示すように、このパチンコ機1は、木製の外枠22に対して木製の内枠23がヒンジ部材等を介して開閉自在に取り付けられている。また、この内枠23の裏面のほぼ中央部には、不図示の遊技盤が前面側から着脱可能なように樹脂製の機構盤24が取り付けられている。そして、この機構盤24の片側には合成樹脂製のメインセット盤25がヒンジ部材等を介して開閉自在に取り付けられている。
【0021】
そして、パチンコ機1の裏側上部には、上方に開口した賞球タンク26がメインセット盤25に固定されている。賞球タンク26の直上には補給装置が配設され、吐出部が垂直に降りている。この賞球タンク26は、傾斜した底面に連通孔(不図示)が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を3列に整列流出し得る傾斜したタンクレール28が取付けられている。
【0022】
また、賞球ケース32へパチンコ球を案内する賞球案内部29内には、タンクレール28の下流側のパチンコ球を案内する2列の賞球通路30が形成されている。また、賞球ケース32には、各タンクレール28、賞球通路30を通過するパチンコ球の数を確認する確認スイッチ、パチンコ球の送り出しを調節する払い出しソレノイド等(いずれも不図示)が内装されている。そして、これら賞球タンク26、タンクレール28、賞球案内部29、賞球ケース32、確認スイッチ、及び払い出しソレノイド等により賞球払出システムが構成されている。
【0023】
また、貸し球ケース35へパチンコ球を案内する貸し球案内部33内には、タンクレール28の下流側のパチンコ球を案内する1列の貸し球通路34が形成されている。また、貸し球ケース35には、各タンクレール28、貸し球通路34を通過するパチンコ球の数を確認する確認スイッチ、パチンコ球の送り出しを調節する貸し球払い出しソレノイド等(いずれも不図示)が内装されている。そして、これら賞球タンク26、タンクレール28、貸し球案内部33、貸し球ケース35、確認スイッチ、及び貸し球払い出しソレノイド等により貸し球払出システムが構成されている。
【0024】
そして、賞球ケース32の下流側には排出部が形成され、排出路36が下端部下方に開口して形成されている。また、この開口部の下方には、前面の上部受け皿(不図示)から溢れた賞球やファール球を受けて前面の下部受け皿(不図示)に案内する下部受皿ボックス37がナットによりネジ止めされて内枠23の裏側に取り付けられている。
【0025】
また、メインセット盤25上には、基板ボックス38A内に配置される主基板38が、遊技盤裏面を覆う透明なABS等の樹脂製のセンターカバー39の下側に固定されている。この主基板38には、パチンコ機1の遊技動作などを制御する制御回路が構成されている。
また、この基板ボックス38Aの左右長手方向中央部の上下外周部内側には、後述のように各開放検出スイッチ38B、38Cが配置されている(図2及び図4参照)。そして、各開放検出スイッチ38B、38Cには、後述のようにパチンコホールに配置されるホールコンピュータ等から構成される中央管理装置51(図5参照)に接続するための接続ケーブル38Dが接続されている(図2及び図5参照)。
【0026】
また、主基板38の前側(図1中、紙面裏側方向)には、コントロール基板が装着されたコントロールボックス40が取り付けられている。このコントロール基板は、賞球払い出し及び貸し球払い出し等の制御を行うための制御回路を構成している。
【0027】
また、コントロールボックス40の左側には、反復回動自在に取り付けられて供給されるパチンコ球を連続的に叩打する槌42をカム機構等を介して駆動する発射装置20がネジ止め等により内枠23に固定されている。
【0028】
さらに、メインセット盤25の上方角部(図1中、右上角部)には、中継基板43が設けられている。この中継基板43は、パチンコ機1とホールコンピュータ等から構成される中央管理装置51とをつなぐ基板である。
【0029】
次に、基板ボックス38Aの概略構成について図2乃至図5に基づいて説明する。図2は第1実施形態に係るパチンコ機1の基板ボックス38Aを構成するケース本体を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。図3は第1実施形態に係るパチンコ機1の基板ボックス38Aを構成するカバー部材を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。図4は第1実施形態に係るパチンコ機1の基板ボックス38Aの組み立てを模式的に示すための各開放検出スイッチ38B、38Cを含む要部断面図である。図5は第1実施形態に係るパチンコ機1の基板ボックス38Aに装着される各開放検出スイッチ38B、38C及び接続ケーブル38Dにより構成される電気回路を模式的に示す図である。
【0030】
図2乃至図4に示すように、基板ボックス38Aは、主基板38、この主基板38が固定されるケース本体46、主基板38を覆うポリカーボネート樹脂等の合成樹脂により形成された透明なカバー部材45、カバー部材45の取り付け・取り外しを検出するための各開放検出スイッチ38B、38C、及び接続ケーブル38Dから構成されている。尚、この主基板38には、パチンコ機1の賞球払い出し制御等の遊技動作を制御する制御回路が構成されている。
【0031】
また、図2に示すように、ケース本体46の上側端面には全周に所定深さの凹部を構成する溝部47が形成されている。この溝部47には、後述のようにカバー部材45の先端部が嵌入され、カバー部材45の端面が溝部47の底面に当接される(図4参照)。また、この溝部47の長手方向の各中央部には、後述のように各々の位置(図2(A)中、上下の各中央位置)に各開放検出スイッチ38B、38Cが配置されている(図4参照)。また、この溝部47内には、各開放検出スイッチ38B、38Cと中央管理装置51とを接続するための接続ケーブル38Dを構成する配線が配置され、ケース本体46の一端側(図2中、右側)端面部から外側に引き出されている。
【0032】
また、ケース本体46の内側底面の4箇所に主基板38を取り付けるための各取付ボス48、48、48、48が立設されている。この各取付ボス48、48、48、48の上端面には、所定深さのネジ孔が形成され、主基板38がビス等によってネジ止めされる。
また、ケース本体46の一側端縁部(図2中、左側端縁部)には、4個の第1突片部49A、49B、49C、49Dが突き出されて設けられている。この各第1突片部49A、49B、49C、49Dの側面の中心軸に対して対称な位置の2カ所には、係止孔50が形成されている。
更に、ケース本体46の他側端縁部(図2中、右側端縁部)には、ほぼ等間隔で3箇所に各第1取付部52、52、52が突き出されて設けられている。この各第1取付部52、52、52には上下に貫通するネジ孔が形成されている。
【0033】
また、図3に示すように、カバー部材45の各第1突片部49A、49B、49C、49Dに対向する位置には、開放側端面から溝部47の深さ寸法離れた位置に4個の各第2突片部53A、53B、53C、53Dが各々突き出されて設けられている。また、カバー部材45の各第1取付部52、52、52に対応する位置には、開放側端面から溝部47の深さ寸法離れた位置に3個の各第2取付部54、54、54が各々突き出されて設けられている。この各第2取付部54、54、54にはビスが挿入される貫通孔が穿設されている。
【0034】
また、図4に示すように、各開放検出スイッチ38B、38Cは、各スイッチ本体56、56と、スイッチ本体56に対してスイッチ本体56から突出したりスイッチ本体56内部に収納されたりできるように構成される各接触部材57、57とから構成されている。そして、接触部材57にはスイッチ本体56内に図示しないバネによって弾性力が加えられており、外力がかかていない状態においては、スイッチ本体56から突き出している。そして、バネの弾性力に抗して外力が加えられると、スイッチ本体56内部に収納される。そして、この各スイッチ本体56、56は、上端面が溝部47の底面と同じ高さになるように溝部47の底面に埋め込まれている。
また、図5に示すように、このスイッチ本体56内には電気回路を備えており、接触部材57がスイッチ本体56から突き出している状態の場合には、この電気回路は遮断される。また、接触部材57がスイッチ本体56内部に収納された状態の場合には、この電気回路は接続状態になる。また、各開放検出スイッチ38B、3Cは、接続ケーブル38Dを介して直列に接続されている。尚、各開放検出スイッチ38B、38Cの電気回路には、接続ケーブル38Dを介して中央管理装置51から所定の電圧がかけられる。
【0035】
次に、図4に示すように、基板ボックス38Aの組み立ては、ケース本体46に主基板38を取り付け後、カバー部材45の開放側先端部を溝部47に嵌入させて、溝部47の底面に当接するまで矢印A方向に押し込む。続いて、各第2取付部54、54、54にビスを挿入して各第1取付部52、52、52にネジ止めする。そして、第2突片部53Aに不図示の茶色の合成樹脂製の係止部材を上側から嵌挿して、該係止部材の下側に突出して設けられる2個の弾性係止片の先端部に形成される係止突起を第1突片部49Aの各係止孔50、50に係り止めさせることにより、カバー部材45のケース本体46への取り付けが封止される。同時に、各開放検出スイッチ38B、38Cの各接触部材57、57はカバー部材45の先端面に押さえられて、各スイッチ本体56、56内部に収納された状態になる。即ち、各開放検出スイッチ38B、38Cが接続ケーブル38Dによって直列に接続された状態になり、接続ケーブル38Dの先端部において電気的導通を検出することができる(図5参照)。
一方、カバー部材45をケース本体46から少し持ち上げて、各開放検出スイッチ38B、38Cの少なくとも一方の接触部材57がスイッチ本体56から突き出した状態になった場合には、各開放検出スイッチ38B、38C及び接続ケーブル38Dによって構成される電気回路は遮断された状態になり、接続ケーブル38Dの先端部において電気的切断を検出することができる(図5参照)。
また、第1突片部49A及び第2突片部53Aをケース本体46とカバー部材45とから切断すると共に、各第1取付部52、52、52及び第2取付部54、54、54からビスを取り外して、カバー部材45をケース本体46から取り外した場合にも、同様に、各開放検出スイッチ38B、38C及び接続ケーブル38Dによって構成される電気回路は遮断された状態になり、接続ケーブル38Dの先端部において電気的切断を検出することができる(図5参照)。
【0036】
そして、再度、カバー部材45の開放側先端部を溝部47に嵌入させて、溝部47の底面に当接するまで矢印A方向に押し込む。続いて、各第2取付部54、54、54にビスを挿入して各第1取付部52、52、52にネジ止めする。そして、第2突片部53Bに不図示の茶色の合成樹脂製の係止部材を上側から嵌挿して、該係止部材の下側に設けられる2個の弾性係止片の先端部に形成される係止突起を第1突片部49Bの各係止孔50、50に係り止めさせることにより、カバー部材45のケース本体46への取り付けが封止される。同時に、各開放検出スイッチ38B、38Cの各接触部材57、57はカバー部材45の先端面に押さえられて、各スイッチ本体56、56内部に収納された状態になる。即ち、各開放検出スイッチ38B、38Cが接続ケーブル38Dによって直列に接続された状態になり、接続ケーブル38Dの先端部において電気的導通を検出することができる(図5参照)。したがって、最大4回まで、基板ボックス38Aを封止することができる。
【0037】
以上詳細に説明した通り第1実施形態に係るパチンコ機1の基板ボックス38Aは、ケース本体46に主基板38を取り付け後、カバー部材45の開放側先端部を溝部47に嵌入させて、溝部47の底面に当接するまで矢印A方向に押し込む。続いて、カバー部材45をケース本体46に取り付けて、主基板38を基板ボックス38A内に封止する。これにより、各開放検出スイッチ38B、38Cの各接触部材57、57はカバー部材45の先端面に押さえられて、各スイッチ本体56、56内部に収納された状態になる。即ち、各開放検出スイッチ38B、38Cが接続ケーブル38Dによって直列に接続された状態になると共に、中央管理装置51から所定の電圧が接続ケーブル38Dを介して印可されて接続ケーブル38Dの先端部において電気的導通を検出することができる。
【0038】
したがって、各開放検出スイッチ38B、38Cは、凹部を構成する溝部47の底面に設けられるため、各開放検出スイッチ38B、38Cを該溝部47とカバー部材45の先端部によって構成される空間内に封止でき、各開放検出スイッチ38B、38Cへのゴミ等の付着や破壊を防止できて長期間電気的性能を維持することができる。また、カバー部材45が、ケース本体46から持ち上げられたり、取り外された場合には、各開放検出スイッチ38B、38Cの内部に構成される電気回路が遮断されるため、カバー部材45が、ケース本体46から持ち上げられたり、取り外された状態を、接続ケーブル38Dを介して外部から電気的に確実に検出できる。また、再度、ケース本体46にカバー部材45を取り付けることにより、カバー部材45が、ケース本体46から持ち上げられたり、取り外された状態を、この各開放検出スイッチ38B、38C及び接続ケーブル38Dを介して外部から繰り返し電気的に確実に検出できる。
また、溝部47は、ケース本体46の上端面の全周に形成されているため、この溝部47内へのゴミなどの侵入を防止でき、各開放検出スイッチ38B、38Cへのゴミの付着などを長期間防止できる。
また、中央管理装置51から各開放検出スイッチ38B、38Cへ所定の電圧を印可するため、パチンコ機1の主基板38等にショート等が発生してパチンコ機1の主基板38等の動作が停止しても、カバー部材45が、ケース本体46から持ち上げられたり、取り外された状態を、接続ケーブル38Dを介して外部から電気的に確実に検出できる。
更に、各開放検出スイッチ38B、38Cは、接続ケーブル38Dを介して中央管理装置51に接続されるため、パチンコホール内の多くのパチンコ機を集中管理することができ、パチンコ機等の管理費用の削減化を図ることができる。
【0039】
次に、第2実施形態に係るパチンコ機について説明する。第2実施形態に係るパチンコ機の概略構成は、第1実施形態に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。但し、第2実施形態に係るパチンコ機の基板ボックスの開放検出スイッチの構成は、第1実施形態に係る基板ボックス38Aの各開放検出スイッチ38B、38Cの構成と異なっている。
【0040】
ここで第2実施形態に係るパチンコ機の基板ボックスの概略構成について、図6乃至図8に基づいて説明する。図6は第2実施形態に係るパチンコ機の基板ボックスを構成するケース本体46を示す平面図である。図7は第2実施形態に係るパチンコ機の基板ボックスを構成するカバー部材45を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。図8は第2実施形態に係るパチンコ機の基板ボックスの組み立てを模式的に示すための各第1端子部及び第2端子部を含む要部断面図である。
【0041】
図6乃至図8に示すように、第2実施形態に係る基板ボックス61は、第1実施形態に係る基板ボックス38Aと同様に、上記主基板38、この主基板38が固定されるケース本体46、及び主基板38を覆うポリカーボネート樹脂等の合成樹脂により形成された透明なカバー部材45から構成されている。
また、図6及び図8に示すように、ケース本体46には、溝部47の上記各開放検出スイッチ38B、38Cが取付けられていた位置に対応する該溝部47の底面には、第1部分回路部を構成する銅箔等で形成される各第1端子部62、63が設けられている。また、各第1端子部62、63には、接続ケーブル38Dの一端側の配線が半田付などによって接続され、各第1端子部62、63は該接続ケーブル38Dを介して電気的に接続されている。尚、各第1端子部62、63には、接続ケーブル38Dを介して中央管理装置51から所定の電圧がかけられる。
【0042】
また、図7及び図8に示すように、カバー部材45の開放側先端部の、各第1端子部62、63に対向する位置には、銅箔等で形成される各第2端子部64、65が設けられている。また、この各第2端子部64、65は、カバー部材45の内側面に配設される銅箔などで形成される配線部66により電気的に接続されている。ここで、各第2端子部64、65、及び配線部66は、第2部分回路部を構成する
【0043】
次に、図8に示すように、基板ボックス61の組み立ては、ケース本体46に主基板38を取り付け後、カバー部材45の開放側先端部を溝部47に嵌入させて、溝部47の底面に当接するまで矢印B方向に押し込む。続いて、各第2取付部54、54、54にビスを挿入して各第1取付部52、52、52にネジ止めする。そして、第2突片部53Aに不図示の茶色の合成樹脂製の係止部材を上側から嵌挿して、該係止部材の下側に突出して設けられる2個の弾性係止片の先端部に形成される係止突起を第1突片部49Aの各係止孔50に係り止めさせることにより、カバー部材45のケース本体46への取り付けが封止される。同時に、各第2端子部64、65は、各第1端子部62、63に当接される。これにより、接続ケーブル38D→第1端子部62→第2端子部64→配線部66→第2端子部65→第1端子部63を結ぶ電気回路が構成され、接続ケーブル38Dの先端部において電気的導通を検出することができる。
一方、カバー部材45をケース本体46から少し持ち上げて、第1端子部62と第2端子部64とが離れた状態、または、第1端子部63と第2端子部65とが離れた状態になった場合には、この接続ケーブル38D→第1端子部62→第2端子部64→配線部66→第2端子部65→第1端子部63を結ぶ電気回路が遮断された状態になり、接続ケーブル38Dの先端部において電気的切断を検出することができる。
また、第1突片部49A及び第2突片部53Aをケース本体46とカバー部材45とから切断すると共に、各第1取付部52、52、52及び第2取付部54、54、54からビスを取り外して、カバー部材45をケース本体46から取り外した場合にも、同様に、この接続ケーブル38D→第1端子部62→第2端子部64→配線部66→第2端子部65→第1端子部63を結ぶ電気回路が遮断された状態になり、接続ケーブル38Dの先端部において電気的切断を検出することができる。
【0044】
そして、再度、カバー部材45の開放側先端部を溝部47に嵌入させて、溝部47の底面に当接するまで矢印B方向に押し込む。続いて、各第2取付部54、54、54にビスを挿入して各第1取付部52、52、52にネジ止めする。そして、第2突片部53Bに不図示の茶色の合成樹脂製の係止部材を上側から嵌挿して、該係止部材の下側に突出して設けられる2個の弾性係止片の先端部に形成される係止突起を第1突片部49Bの各係止孔50、50に係り止めさせることにより、カバー部材45のケース本体46への取り付けが封止される。同時に、各第2端子部64、65は、各第1端子部62、63に当接される。これにより、接続ケーブル38D→第1端子部62→第2端子部64→配線部66→第2端子部65→第1端子部63を結ぶ電気回路が構成され、接続ケーブル38Dの先端部において電気的導通を検出することができる。したがって、最大4回まで、基板ボックス61を封止することができる。
【0045】
以上詳細に説明した通り第2実施形態に係るパチンコ機1の基板ボックス61は、ケース本体46に主基板38を取り付け後、カバー部材45の開放側先端部を溝部47に嵌入させて、溝部47の底面に当接するまで矢印B方向に押し込む。続いて、カバー部材45をケース本体46に取り付けて、主基板38を基板ボックス61内に封止する。これにより、各第2端子部64、65は、各第1端子部62、63に当接され、接続ケーブル38D→第1端子部62→第2端子部64→配線部66→第2端子部65→第1端子部63を結ぶ電気回路が構成され、接続ケーブル38Dの先端部において電気的導通を検出することができる。
【0046】
したがって、各第1端子部62、63は、溝部47の底面に設けられ、各第2端子部64、65は、カバー部材45の開放側先端部に設けられるため、これら各端子部62、63、64、65は、溝部47とカバー部材45の開放側先端部とによって構成される空間内に封止でき、各端子部62、63、64、65へのゴミ等の付着や破壊を防止できて長期間電気的性能を維持することができる。また、カバー部材45が、ケース本体46から持ち上げられたり、取り外された場合には、接続ケーブル38D→第1端子部62→第2端子部64→配線部66→第2端子部65→第1端子部63を結ぶ電気回路が遮断されるため、カバー部材45が、ケース本体46から持ち上げられたり、取り外された状態を、接続ケーブル38Dを介して外部から電気的に確実に検出できる。また、再度、ケース本体46にカバー部材45を取り付けることにより、カバー部材45が、ケース本体46から持ち上げられたり、取り外された状態を、接続ケーブル38Dを介して外部から繰り返し電気的に確実に検出できる。
また、溝部47は、ケース本体46の上端面の全周に形成されているため、この溝部47内へのゴミなどの侵入を防止でき、各端子部62、63、64、65へのゴミの付着などを長期間防止できる。
更に、各端子部62、63、64、65の電気的接触情報は、接続ケーブル38Dを介して中央管理装置51に接続されるため、パチンコホール内の多くのパチンコ機を集中管理することができ、パチンコ機等の管理費用の削減化を図ることができる。
【0047】
次に、第3実施形態に係るパチンコ機について説明する。第3実施形態に係るパチンコ機の概略構成は、第1実施形態に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。但し、第3実施形態に係るパチンコ機の各開放検出スイッチ38B、38Cへ所定の電圧を印可する構成が、第1実施形態に係る基板ボックス38Aの各開放検出スイッチ38B、38Cの構成と異なっている。
【0048】
ここで第3実施形態に係るパチンコ機の基板ボックス38Aの概略構成について、図9に基づいて説明する。図9は第3実施形態に係るパチンコ機の基板ボックス38Aを構成するケース本体を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。尚、第3実施形態に係るパチンコ機の基板ボックス38Aは、第1実施形態に係るパチンコ機1の基板ボックス38Aとほぼ同じ構成である。
図9に示すように、ケース本体46内に配置される主基板38の一端側(図2(A)中、左側)上面には、電池ケース71が設けられている。そして、この電池ケース71には、所定電圧の電池72が取り付けられている。また、この電池72の各端子は、電池ケース71を介して各配線73、73によって、溝部47の底面に固定される各開放検出スイッチ38B、38Cの一側の端子に接続されている。また、この各配線73、73は、溝部47内に配線されている。
また、各開放検出スイッチ38B、38Cの他側の端子は、接続ケーブル74に接続されている。また、この接続ケーブル74は、溝部47内に配線されている。
【0049】
次に、この電池72、各配線73、73、各開放検出スイッチ38B、38C、および接続ケーブル74により構成される電気回路について図10に基づいて説明する。図10は第3実施形態に係るパチンコ機の基板ボックス38Aに装着される電池72、各配線73、73、各開放検出スイッチ38B、38C、及び接続ケーブル74により構成される電気回路を模式的に示す図である。
図10に示すように、各開放検出スイッチ38B、38Cのスイッチ本体56の一側には、電池72の各端子が各配線73、73を介して接続されている。また、各開放検出スイッチ38B、38Cのスイッチ本体56の他側には、接続ケーブル74の各配線が接続されている。これにより、この電池72、各開放検出スイッチ38B、38Cは、各配線73、73、及び接続ケーブル74を介して直列に接続されている。また、各開放検出スイッチ38B、38Cのスイッチ本体56内には電気回路を備えており、接触部材57がスイッチ本体56から突き出している状態の場合には、この電気回路は遮断される。また、接触部材57がスイッチ本体56内部に収納された状態の場合には、この電気回路は接続状態になる。さらに、電池72の各端子間の電圧は、各配線73、73、各開放検出スイッチ38B、38Cおよび接続ケーブル74を介して中央管理装置51に出力される。
【0050】
これにより、このケース本体46に主基板38および電池72等を取り付け後、図4に示すように、カバー部材45の開放側先端部を溝部47に嵌入させて、溝部47の底面に当接するまで矢印A方向に押し込む。続いて、各第2取付部54、54、54にビスを挿入して各第1取付部52、52、52にネジ止めする。そして、第2突片部53Aに不図示の茶色の合成樹脂製の係止部材を上側から嵌挿して、該係止部材の下側に突出して設けられる2個の弾性係止片の先端部に形成される係止突起を第1突片部49Aの各係止孔50、50に係り止めさせることにより、カバー部材45のケース本体46への取り付けが封止される。同時に、各開放検出スイッチ38B、38Cの各接触部材57、57はカバー部材45の先端面に押さえられて、各スイッチ本体56、56内部に収納された状態になる。即ち、電池72、各配線73、73、各開放検出スイッチ38B、38C、および接続ケーブル74が直列に接続された状態になり、接続ケーブル74の先端部において電池72の各端子間の電圧を検出することができる(図10参照)。
一方、カバー部材45をケース本体46から少し持ち上げて、各開放検出スイッチ38B、38Cの少なくとも一方の接触部材57がスイッチ本体56から突き出した状態になった場合には、各開放検出スイッチ38B、38Cにより電池72及び各配線73、73と接続ケーブル74とは遮断された状態になり、接続ケーブル74の先端部において電気的切断を検出することができる(図10参照)。
また、第1突片部49A及び第2突片部53Aをケース本体46とカバー部材45とから切断すると共に、各第1取付部52、52、52及び第2取付部54、54、54からビスを取り外して、カバー部材45をケース本体46から取り外した場合にも、同様に、各開放検出スイッチ38B、38Cにより電池72と接続ケーブル74によって構成される電気回路は遮断された状態になり、接続ケーブル74の先端部において電気的切断を検出することができる(図10参照)。
【0051】
そして、再度、カバー部材45の開放側先端部を溝部47に嵌入させて、溝部47の底面に当接するまで矢印A方向に押し込む(図4参照)。続いて、各第2取付部54、54、54にビスを挿入して各第1取付部52、52、52にネジ止めする。そして、第2突片部53Bに不図示の茶色の合成樹脂製の係止部材を上側から嵌挿して、該係止部材の下側に設けられる2個の弾性係止片の先端部に形成される係止突起を第1突片部49Bの各係止孔50、50に係り止めさせることにより、カバー部材45のケース本体46への取り付けが封止される。同時に、各開放検出スイッチ38B、38Cの各接触部材57、57はカバー部材45の先端面に押さえられて、各スイッチ本体56、56内部に収納された状態になる。即ち、電池72、各配線73、73、各開放検出スイッチ38B、38C、および接続ケーブル74は、直列に接続された状態になり、接続ケーブル74の先端部において電池72の各端子間の電圧を検出することができる(図10参照)。したがって、最大4回まで、基板ボックス38Aを封止することができる。
【0052】
以上詳細に説明した通り第3実施形態に係るパチンコ機の基板ボックス38Aは、ケース本体46に主基板38や電池72等を取り付け後、カバー部材45の開放側先端部を溝部47に嵌入させて、溝部47の底面に当接するまで矢印A方向に押し込む(図4参照)。続いて、カバー部材45をケース本体46に取り付けて、主基板38および電池72等を基板ボックス38A内に封止する。これにより、各開放検出スイッチ38B、38Cの各接触部材57、57はカバー部材45の先端面に押さえられて、各スイッチ本体56、56内部に収納された状態になる。即ち、電池72、各配線73、73、各開放検出スイッチ38B、38C、および接続ケーブル74が直列に接続された状態になると共に、中央管理装置51へ接続ケーブル74の先端部を介して電池74の各端子間の電圧が出力され、中央装置51において電気的導通を検出することができる。
【0053】
したがって、各開放検出スイッチ38B、38Cは、凹部を構成する溝部47の底面に設けられるため、各開放検出スイッチ38B、38Cを該溝部47とカバー部材45の先端部によって構成される空間内に封止でき、各開放検出スイッチ38B、38Cへのゴミ等の付着や破壊を防止できて長期間電気的性能を維持することができる。また、カバー部材45が、ケース本体46から持ち上げられたり、取り外された場合には、各開放検出スイッチ38B、38Cの内部に構成される電気回路が遮断されるため、カバー部材45が、ケース本体46から持ち上げられたり、取り外された状態を、接続ケーブル74を介して外部から電気的に確実に検出できる。また、再度、ケース本体46にカバー部材45を取り付けることにより、カバー部材45が、ケース本体46から持ち上げられたり、取り外された状態を、この接続ケーブル74を介して外部から繰り返し電気的に確実に検出できる。
また、溝部47は、ケース本体46の上端面の全周に形成されているため、この溝部47内へのゴミなどの侵入を防止でき、各開放検出スイッチ38B、38Cへのゴミの付着などを長期間防止できる。
また、電池72の各端子間の電圧が、各配線73、73、各開放検出スイッチ38B、38C、及び接続ケーブル74を介して中央管理装置51に出力されるため、パチンコ機の主基板38等にショート等が発生してパチンコ機の主基板38等の動作が停止しても、カバー部材45が、ケース本体46から持ち上げられたり、取り外された状態を、接続ケーブル74を介して外部から電気的に確実に検出できる。
更に、各開放検出スイッチ38B、38Cは、接続ケーブル74を介して中央管理装置51に接続されるため、パチンコホール内の多くのパチンコ機を集中管理することができ、パチンコ機等の管理費用の削減化を図ることができる。
【0054】
尚、本発明は上記第1乃至第3実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論であり、以下のようにしてもよい。
(a)前記第1乃至第3実施形態では、各基板ボックス38A、61の封止状態を検出する電気的手段を設けたが、コントロールボックス40や各種制御基板が収納される基板ボックスにも設けるようにしてもよい。
(b)前記第1及び第3実施形態では、2個の各開放検出スイッチ38B、38Cを設けたが、溝部47内に3個以上設ける構成にしてもよい。
(c)前記第1及び第3実施形態では、カバー部材45をケース本体46から取り外した場合には、各開放検出スイッチ38B、38Cの電気回路が遮断される構成にしたが、カバー部材45をケース本体46に取り付けた状態の場合に、各開放検出スイッチ38B、38Cの電気回路が遮断される構成にしてもよい。
(d)前記第2実施形態では、配線部66を銅箔等で構成したが、細いリード線などで構成してもよい。
(e)前記第2実施形態では、接続ケーブル38Dを介して中央管理装置51から所定電圧を各開放検出スイッチ38B、38Cに印可したが、基板ボックス61内に電池を設け、該電池の各端子間の電圧を配線66、各第2端子部64、65、各第1端子部62、63、及び接続ケーブル38Dを介して中央管理装置51側で検出する構成にしてもよい。これにより、中央管理装置51側の電圧検出部の構成を簡易なものにすることができる。
(f)前記第3実施形態では、電池72を電池ケース71に取り付けているが、電池72を充電可能な電池で構成し、パチンコ機が動作している場合には、この電池が充電される構成にしてもよい。これにより、電池72の放電等による電圧低下を防止できる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明した通り請求項1の遊技機では、遊技機の動作状態を制御する所定の制御基板が、上側に開放される箱体状に形成されたケース本体に定設され、この所定の制御基板を覆うように下側に開放される箱体状に形成されたカバー部材が該ケース本体に取り付けられる。また、ケース本体にカバー部材を取り付けた場合には、該ケース本体の上側端面の全周に形成された所定深さの溝部に、該カバー部材の側壁部の開放側下端部の全周が嵌入されて該溝部の底面に当接される。また、ケース本体にカバー部材を取り付けた場合には、該ケース本体の溝部内に設けられた第1部分回路部に導電性を有する薄膜で形成された一対の第1端子部と、該カバー部材の開放側下端面及び内側面に導電性を有する薄膜で形成された第2部分回路部の一対の第2端子部とが接触して電気回路が構成される。そして、ケース本体からカバー部材を取り外した場合には、該第1部分回路部の一対の第1端子部が第2部分回路部の一対の第2端子部から離間されて電気回路が遮断され、検出情報が出力手段を介して外部に出力される。
これにより、第1部分回路部の一対の第1端子部と第2部分回路部の一対の第2端子部とは、ケース本体の溝部の底面とカバー部材の開放側下端部とによって封止されるため、一対の第1端子部と一対の第2端子部へのゴミ等の付着や破壊を防止できて長期間電気的性能を維持することができる。また、カバー部材が、ケース本体から持ち上げられたり、取り外された場合には、第1部分回路部の一対の第1端子部が第2部分回路部の一対の第2端子部から離間されて電気回路が遮断されるため、カバー部材が、ケース本体から持ち上げられたり、取り外された状態を、出力手段を介して外部から電気的に確実に検出できる。
また、溝部は、ケース本体の上端面の全周に形成されているため、この溝部へカバー部材の開放側下端部の全周を嵌入させることによって、溝部内へのゴミなどの侵入を防止でき、一対の第1端子部と一対の第2端子部へのゴミの付着などを長期間防止できる。
更に、再度、ケース本体にカバー部材を取り付けることにより、この第1部分回路部と第2部分回路部とを介してケース本体からカバー部材が取り外されたことを外部から繰り返し確実に検出できる。
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した背面図である。
【図2】 第1実施形態に係るパチンコ機の基板ボックスを構成するケース本体を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図3】 第1実施形態に係るパチンコ機の基板ボックスを構成するカバー部材を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図4】 第1実施形態に係るパチンコ機の基板ボックスの組み立てを模式的に示すための各開放検出スイッチを含む要部断面図である。
【図5】 第1実施形態に係るパチンコ機の基板ボックスに装着される各開放検出スイッチ及び接続ケーブルにより構成される電気回路を模式的に示す図である。
【図6】 第2実施形態に係るパチンコ機の基板ボックスを構成するケース本体を示す平面図である。
【図7】 第2実施形態に係るパチンコ機の基板ボックスを構成するカバー部材を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図8】 第2実施形態に係るパチンコ機の基板ボックスの組み立てを模式的に示すための各第1端子部及び第2端子部を含む要部断面図である。
【図9】 第3実施形態に係るパチンコ機の基板ボックスを構成するケース本体を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図10】 第3実施形態に係るパチンコ機の基板ボックスに装着される電池、各配線、各開放検出スイッチ、及び接続ケーブルにより構成される電気回路を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
38 主基板
38A、61 基板ボックス
38B、38C 開放検出スイッチ
38D、74 接続ケーブル
45 カバー部材
46 ケース本体
49A〜49D 第1突片部
52 第1取付部
53A〜53D 第2突片部
54 第2取付部
56 スイッチ本体
57 接触部材
62、63 第1端子部
64、65 第2端子部
66 配線部
71 電池ケース
72 電池
73 配線

Claims (1)

  1. 遊技機の動作状態を制御する所定の制御基板と、
    前記所定の制御基板が定設されるケース本体と、
    前記所定の制御基板を覆うように前記ケース本体に取り付けられるカバー部材と、
    前記ケース本体からカバー部材が取り外されたことを検出する検出手段と、
    前記検出手段に電源を供給する電源供給手段と、
    前記検出手段から出力される検出情報を外部に出力する出力手段とを備えた遊技機において、
    前記ケース本体は、上側に開放される箱体状に形成されると共に、上側端面の全周に形成された所定深さの溝部を有し、
    前記カバー部材は、下側に開放される箱体状に形成されると共に、開放側下端部の全周が前記溝部に嵌入されて該溝部の底面に当接される側壁部を有し、
    前記検出手段は、前記ケース本体の相対向する側壁部における前記溝部の底面に導電性を有する薄膜で一対の第1端子部が形成されると共に、該一対の第1端子部を接続するように該溝部に設けられる接続ケーブルから構成された第1部分回路部と、
    前記カバー部材の開放側下端面の前記一対の第1端子部に対向する位置に導電性を有する薄膜で一対の第2端子部が形成されると共に、該一対の第2端子部を接続するように該カバー部材の相対向する前記側壁部の内側面と内側天井面に導電性を有する薄膜で形成された第2部分回路部と、を有し、
    前記ケース本体の溝部に前記カバー部材の側壁部の開放側下端部を嵌入して取り付けた場合には、前記第1部分回路部の一対の第1端子部と前記第2部分回路部の一対の第2端子部とが接触して電気回路が構成され、前記ケース本体からカバー部材を取り外した場合には、該第1部分回路部の一対の第1端子部が第2部分回路部の一対の第2端子部から離間されて電気回路が遮断されて、前記出力手段を介して検出情報が外部に出力されることを特徴とする遊技機。
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