JP4418418B2 - 油圧駆動装置用コントロール弁の構造 - Google Patents
油圧駆動装置用コントロール弁の構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4418418B2 JP4418418B2 JP2005284619A JP2005284619A JP4418418B2 JP 4418418 B2 JP4418418 B2 JP 4418418B2 JP 2005284619 A JP2005284619 A JP 2005284619A JP 2005284619 A JP2005284619 A JP 2005284619A JP 4418418 B2 JP4418418 B2 JP 4418418B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- hydraulic
- control valve
- solenoid
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Multiple-Way Valves (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Valve Housings (AREA)
Description
図4において、103は油圧シリンダで、2つの作動油室103a及び103bを備えており、その出力端には荷役作業装置が連結されている。100は油圧チェック弁で、該コントロール弁1(詳細は後述)の2つの作動油出口と前記油圧シリンダ103の2つの作動油室103a,103bへの2つの作動油路10a,10bを開閉するとともに前記油圧シリンダ103の負荷油圧の変化を検出し、検出負荷油圧を負荷油圧検出回路13を通して圧力制御弁105に伝送するものである。
104は図示しないエンジンによって駆動される油圧ポンプ、105は前記油圧チェック弁100からの負荷油圧検出値に基づき前記油圧シリンダ103側の負荷油圧を目標油圧に制御する圧力制御弁、107は油圧作動系の最高油圧を規制する調圧弁、106はオイルタンクである。
120は前記油圧チェック弁100内の油室の一方側が昇圧したとき他方側の油室の圧力を開放して2つの油室と負荷油圧検出回路13とを連通あるいは遮断するシャトル弁である。
112は前記コントロール弁1の供給ポートに接続される作動油の供給油路、111は前記コントロール弁1の排油ポート及び前記調圧弁107の排油ポートとオイルタンク106とを接続する排油油路である。
図5〜6において、3はハウジング、2a,2bは該ハウジング3の両端部に複数のボルト11によって固定された対をなすソレノイドである。4は円筒状のスリーブで、前記ハウジング3内に穿孔された孔1a内に固挿され、図4に示す前記油圧チェック弁100への作動油路124及び125にそれぞれ接続される切換えポートA6及び切換えポートB7、図4に示す前記オイルタンク106への排油油路111にそれぞれ接続される2つの切換えポートT8,T8、図4に示す前記圧力制御弁105からの供給油路112に接続される切換えポートP9が軸方向に沿って穿設されている。
該スプール5の両端部にはつば部5a,5a及び該つば部5a,5aから外方に向けて突設された押し棒部5c,5cが形成され、該押し棒部5c,5cが前記ソレノイド2a,2bの出力ロッド2d,2dに当接され、前記ソレノイド2a,2bからの駆動力が前記出力ロッド2d,2dから押し棒部5c,5cに伝達されて、該スプール5が往復駆動されるようになっている。
50は該スリーブ4の抜け出し防止用のスナップリングで、前記スリーブ4の両端面に近接して前記孔1aの内周に嵌め込まれている。
したがって、前記スリーブ4は、前記ハウジング3の孔1a内に固挿されて、両端部を前記スナップリング50,50によって抜け止めがなされることとなる。
しかしながら、かかる従来技術にあっては、図6に示されるように、スリーブ4の両端面4aとスナップリング50の側面との間に隙間eが形成されて、ソレノイド2a,2bの変位と、スリーブ4の切換えポート6,7,8,9及びスプール5との位置関係にずれが発生してコントロール弁1の流量制御特性にばらつきが発生する懸念がある。
等の問題を有している。
尚、特許文献1には、ハウジングのスプール孔の端部寄りにスリーブを固挿し、ハウジングの摺動孔及び該スリーブの内周にスプールを摺動可能に嵌合して、制御油圧によって該スリーブの外周面に偏荷重が作用するのを防止しているにとどまり、前記のような課題を解決する手段は開示されていない。
前記スリーブの両側の端面を、前記対をなすソレノイドを構成するソレノイドケースの内側端面間に挟み込み、前記ソレノイドケースを前記ハウジングに締着部材により締付け固定し、
更に、前記スリーブは、その両側の端面から一定長さに亘って前記切換えポートが形成された部位よりも薄肉に形成された変形部を一体形成したことを特徴とする(請求項1)。
これにより、ソレノイドの変位とスリーブの複数の切換えポート及びスプールとの位置関係にずれの発生及びこれに伴うコントロール弁の流量制御特性のばらつきの発生を防止できて、該コントロール弁の作動特性が安定する。
前記スリーブの両側の端面を、前記対をなすソレノイドを構成するソレノイドケースの内側端面間に挟み込み、前記ソレノイドケースを前記ハウジングに締着部材により締付け固定し、
更に、前記スリーブの両側の端面と前記ソレノイドケースの内側端面との間に、該スリーブの前記切換えポートが形成された部位よりも薄肉に形成された変形部材を介装、挟持したことを特徴とする(請求項2)。
このように構成すれば、前記段落(0014)及び(0015)に記載した効果に加えて、スリーブの切換えポート形成部よりも薄肉の変形部材をスリーブの両側の端面とソレノイドケースの内側端面との間に挟み込むことにより、既存のコントロール弁についても、前記変形部材を新製するのみでスリーブの両端部を一部改修することにより、前記(請求項1)と同様な効果を得ることが可能となる。
さらにはスリーブの両側の端面から一定長さに亘って切換えポートが形成された部位よりも薄肉に形成された変形部を一体形成すれば、スリーブをソレノイドケースの内側端面間に挟み込み、該ソレノイドケースを締結部材によってハウジングに締付け固定する際に、薄肉の前記変形部が弾性変形してばね作用をなし、スリーブの切換えポート形成部の内径に変形を伴うことなくスリーブを堅固に固定することができ、スリーブの位置決めをより高精度になすことができる。
図1において、1は対をなすソレノイド2a,2bにより駆動されるコントロール弁で、図4に示されるように、油圧シリンダ103への作動油の供給、排出及び位置制御を行なうものであり、該コントロール弁1からの2つの作動油路124及び125が油圧チェック弁100を介して油圧シリンダ103の2つの作動油室103a及び103bに接続されている。
そして、油圧駆動装置の作動時には、図4に示されるように、油圧ポンプ104から吐出され圧力制御弁105で所定の油圧に調整された作動油は、供給油路112を通ってかかるコントロール弁101に入り、該コントロール弁101がたとえばAポート側に切換えられると、作動油路124を通り、油圧チェック弁100を経て油圧シリンダ103の作動油室103aに入り、該油圧シリンダ103のピストン103cを図4の左方に移動させる。
前記コントロール弁1の詳細を示す図1〜2において、3はハウジング、2a,2bは該ハウジング3の両端部に複数のボルト11によって固定された対をなすソレノイドである。
4は円筒状に形成されたスリーブで、前記ハウジング3内に穿孔された孔1a内に固挿され、図4に示す前記油圧チェック弁100への作動油路124及び125にそれぞれ接続される切換えポートA6及び切換えポートB7、図4に示す前記オイルタンク106への排油油路111にそれぞれ接続される前記切換えポートA6側の切換えポートT8及び前記切換えポートB7側の切換えポートT8、図4に示す前記圧力制御弁105からの供給油路112に接続される切換えポートP9が軸方向に沿って穿設されている。
該スプール5の両端部にはつば部5a,5a及び該つば部5a,5aから前記ソレノイド2a,2b側に向けて突設された押し棒部5c,5cが形成され、該押し棒部5c,5cが前記ソレノイド2a,2bの出力ロッド2d,2dに当接され、前記ソレノイド2a,2bからの駆動力が前記出力ロッド2d,2dから押し棒部5c,5cに伝達されて、該スプール5が往復駆動されるようになっている。
また、前記スプール5の両端部のつば部5aには、ばね受けとなるプレート49が当接され、該プレート49と前記ソレノイド2a,2bを構成するソレノイドケース2c,2cとの間には、ソレノイド2a,2bの戻し用のスプリング10a,10bが架設されている。
そして前記スリーブ4は、その両側の端面4a,4a(図2参照)を前記ソレノイド2a,2bを構成するソレノイドケース2cの内側端面2e間に挟み込み、該ソレノイドケース2c,2cを前記ハウジング3に複数のボルト11によって締付け固定している。
これにより、ソレノイド2a,2bの変位とスリーブ4の複数の切換えポート6,7,8,9及びスプール5との位置関係にずれの発生が回避され、これに伴うコントロール弁1の流量制御特性のばらつきの発生を防止できて、該コントロール弁1の作動特性が安定する。
この第2実施例においては、前記スリーブ4の両側の端面4a,4aと前記ソレノイドケースの内側端面2f,2fとの間に、該スリーブ4の前記切換えポート6,7,8,9が形成された部位(肉厚T1)よりも薄肉(肉厚T2)に形成された変形部材042を介装、挟持している。
このように構成すれば、前記スリーブ4の切換えポート6,7,8,9形成部よりも薄肉の変形部材042をスリーブ4の両側の端面4a,4aとソレノイドケースの内側端面2f,2fとの間に挟み込むことにより、既存のコントロール弁1についても、前記変形部材042を新製するのみでスリーブ4の両端部を一部改修することにより、前記第1実施例と同様な効果が得ることが可能となる。
1a 孔
2a,2b ソレノイド
2c ソレノイドケース
3 ハウジング
4 スリーブ
4a 両側の端面
5 スプール
5b ランド部
6,7,8,9 切換えポート
10a,10b スプリング
42 変形部
042 変形部材
100 油圧チェック弁
103 油圧シリンダ
103a,103b 作動油室
104 油圧ポンプ
105 圧力制御弁
106 オイルタンク
Claims (2)
- 油圧ポンプと油圧シリンダとを接続する作動油路に設けられた油圧駆動装置用コントロール弁であって、ハウジング内に固定され複数の切換えポートが形成されたスリーブの内周に、対をなして設けられたソレノイドに両端部が連結されたスプールを往復摺動自在に嵌合し、前記ソレノイドにより前記スプールを移動せしめて前記切換えポートを切換えることにより前記油圧シリンダへの作動油の供給、排出及び位置制御を行なうコントロール弁において、
前記スリーブの両側の端面を、前記対をなすソレノイドを構成するソレノイドケースの内側端面間に挟み込み、前記ソレノイドケースを前記ハウジングに締着部材により締付け固定し、
更に、前記スリーブは、その両側の端面から一定長さに亘って前記切換えポートが形成された部位よりも薄肉に形成された変形部を一体形成したことを特徴とする油圧駆動装置用コントロール弁の構造。 - 油圧ポンプと油圧シリンダとを接続する作動油路に設けられた油圧駆動装置用コントロール弁であって、ハウジング内に固定され複数の切換えポートが形成されたスリーブの内周に、対をなして設けられたソレノイドに両端部が連結されたスプールを往復摺動自在に嵌合し、前記ソレノイドにより前記スプールを移動せしめて前記切換えポートを切換えることにより前記油圧シリンダへの作動油の供給、排出及び位置制御を行なうコントロール弁において、
前記スリーブの両側の端面を、前記対をなすソレノイドを構成するソレノイドケースの内側端面間に挟み込み、前記ソレノイドケースを前記ハウジングに締着部材により締付け固定し、
更に、前記スリーブの両側の端面と前記ソレノイドケースの内側端面との間に、該スリーブの前記切換えポートが形成された部位よりも薄肉に形成された変形部材を介装、挟持したことを特徴とする油圧駆動装置用コントロール弁の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005284619A JP4418418B2 (ja) | 2005-09-29 | 2005-09-29 | 油圧駆動装置用コントロール弁の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005284619A JP4418418B2 (ja) | 2005-09-29 | 2005-09-29 | 油圧駆動装置用コントロール弁の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007092915A JP2007092915A (ja) | 2007-04-12 |
JP4418418B2 true JP4418418B2 (ja) | 2010-02-17 |
Family
ID=37978879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005284619A Expired - Fee Related JP4418418B2 (ja) | 2005-09-29 | 2005-09-29 | 油圧駆動装置用コントロール弁の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4418418B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102364179A (zh) * | 2011-11-04 | 2012-02-29 | 张家庆 | 超高压三位四通电磁换向阀 |
CN108253158B (zh) * | 2016-12-28 | 2019-11-08 | 比亚迪股份有限公司 | 流量控制阀和具有其的叉车 |
JP6452791B1 (ja) * | 2017-11-28 | 2019-01-16 | 三菱ロジスネクスト株式会社 | コントロールバルブおよびフォークリフト |
-
2005
- 2005-09-29 JP JP2005284619A patent/JP4418418B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007092915A (ja) | 2007-04-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11156301B2 (en) | Capacity control valve | |
US7281372B2 (en) | Hydraulic controller and hydraulic drive unit provided with said hydraulic controller | |
KR101328280B1 (ko) | 유압 조정 밸브 | |
EP2827033B1 (en) | Change over valve | |
JP2019500558A (ja) | バルブ、特に4/2方向スライドバルブ | |
WO2003040599A1 (fr) | Soupape hydraulique | |
EP3892856B1 (en) | Capacity control valve | |
JP4418418B2 (ja) | 油圧駆動装置用コントロール弁の構造 | |
EP3128216A1 (en) | Hydraulic valve | |
WO2015181934A1 (ja) | 油圧駆動装置 | |
US7882777B2 (en) | Hydraulic pressure control apparatus and hydraulic circuit | |
WO1998053235A1 (fr) | Soupape de regulation de pression proportionnelle | |
JP6622615B2 (ja) | 油圧制御装置 | |
JP5822141B2 (ja) | サーボレギュレータ | |
US11378194B2 (en) | Capacity control valve | |
JP7325192B2 (ja) | 電磁弁及び作業機械 | |
JP2001241559A (ja) | スプール弁 | |
JP2933273B2 (ja) | 可変容量形ポンプの流量制御装置 | |
US10961998B2 (en) | Electro-hydraulic swashplate control arrangement for an axial piston pump | |
JP2798664B2 (ja) | 2位置方向切換弁 | |
JP2008298184A (ja) | 油圧駆動装置 | |
US12055224B2 (en) | Spool valve | |
US11391388B2 (en) | Capacity control valve | |
KR100982692B1 (ko) | 전자비례감압밸브 | |
JP3001864B1 (ja) | 油圧アクチュエータ装置および油圧アクチュエータ駆動回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070914 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090821 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090827 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091019 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091110 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091127 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |