JP2001241559A - スプール弁 - Google Patents

スプール弁

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JP2001241559A
JP2001241559A JP2000055155A JP2000055155A JP2001241559A JP 2001241559 A JP2001241559 A JP 2001241559A JP 2000055155 A JP2000055155 A JP 2000055155A JP 2000055155 A JP2000055155 A JP 2000055155A JP 2001241559 A JP2001241559 A JP 2001241559A
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land
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notch
land portion
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Tomohiro Fujie
智洋 藤江
Hiroshi Furusho
弘志 古荘
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Aichi Corp
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Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動応答性が良くスプールの移動が滑らかな
スプール弁を提供する。 【解決手段】 スプール弁1は、内部にスプール孔3を
有しこれに開口した上部ポート5を有したバルブハウジ
ング9と、スプール孔3内で軸方向に移動自在に配設さ
れたスプール11とを備え、スプール11は、スプール
孔3に摺合するランド部31とこれよりも小径の連接部
29とを有し、スプール11をスプール孔3内で軸方向
に移動させてランド部31により上部ポート5の開口面
積を変化させて、上部ポート5を流れる作動油の流量を
調整する。ランド部摺接面31aにはその左端から右端
部側に延びるノッチ35が形成され、ランド部31の右
側面に連接部29を接続し、連接部29の接続部29a
はR形状である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプール弁に関
し、更に詳細には、スプール孔を有するバルブハウジン
グと、スプール孔内で軸方向に移動自在に配設されたス
プールとを備え、スプールは、スプール孔に摺合するラ
ンド部とランド部よりも小径の溝部を有し、スプール孔
に摺合するランド部のランド摺接面にランド部の一方の
端部から他方の端部側へ延びるノッチ部が形成されたス
プール弁に関する。
【0002】
【従来の技術】作業車に搭載された作業装置の駆動源で
ある油圧アクチュエータの作動制御は、一般に、油圧回
路内に設けられた油圧アクチュエータよりも上流側に配
設された制御弁によって行なわれる。制御弁は、内部に
スプール孔を有しスプール孔に開口したポートを有した
バルブハウジングと、スプール孔内で軸方向に移動自在
に配設されたスプールとを備えている。スプールは、ス
プール孔に摺合するランド部とランド部よりも小径でラ
ンド部に連接された連接部とを有する。スプールをスプ
ール孔内で軸方向に移動させてランド部によりポートの
開口面積を変化させることで、ポートを通る作動油の流
量を調整することができる。
【0003】また、スプール孔の一部である中間挿通孔
に摺接するランド部のランド摺接面には、ランド部の一
方の端から他方の端部側に延びるノッチが形成されてい
る。このため、スプールを移動させてランド部によりポ
ートの開口面積を変化させ、ノッチの先端を開口部に連
通させるとともにノッチの開口面積を変化させること
で、作動油の流量調整をゼロから徐々に行なうことがで
き、制御弁の作動応答性が向上し、また、油圧アクチュ
エータの急激な作動を防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4
(a)に示すように、連接部29のランド部31側の縁
部はランド部31の側面に急激に角度が変化する状態で
接続されているので、ノッチ35の先端をランド部31
の右側面の近傍まで延ばすと、ノッチ35の先端とラン
ド部31の右側面間の距離D(以下、「ラップ距離D」
と記す。)が小さなり、スプール51に何らかの外力が
作用するとノッチ35の先端部と右側面間のラップ部分
37に応力集中が生じ、最悪の場合にはラップ部分37
が破損する虞が生じる。このため、ラップ距離を小さく
するには限界がある。
【0005】また、図4(b)に示すように、ランド部
31の長さがランド部31に摺合する中間挿通孔17の
長さよりも長いタイプのスプール51では、作動油に汚
染物等のコンタミが混入し中間挿通孔17から突出する
ランド摺接面の周辺にコンタミCが存在して、突出する
ランド部31が中間挿通孔17側に移動すると、コンタ
ミCがランド部31と中間挿通孔17間の間隙33に侵
入し、スプール51がスムースに動かなくなる、という
問題が生じる。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、スプールの作動応答性を向上させるノッ
チの長さを長くしてもラップ部分が破損せず、また、ラ
ンド部と中間挿通孔との間隙間にコンタミが詰まり難い
スプール弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明のスプール弁は、内部にスプール孔を有しスプ
ール孔に開口したポート(例えば、実施形態における上
部ポート5)を有したバルブハウジングと、スプール孔
内に軸方向に移動自在に配設されたスプールとを備え、
スプールは、スプール孔に摺合するランド部(例えば、
実施形態におけるランド部31)とランド部よりも小径
の溝部(例えば、実施形態における連接部29)とを有
し、スプールをスプール孔内で軸方向に移動させてラン
ド部によりポートの開口面積を変化させて、ポートを通
って圧力流体の流量を調整するスプール弁(例えば、実
施形態における制御弁1)において、スプール孔に摺合
するランド部の摺接面にランド部の一方の端部から他方
の端部側に延びるノッチ部(例えば、実施形態における
ノッチ35)が形成され、ノッチ部が形成されたランド
部の他方側側面に溝部を接続し、溝部とランド部との接
続部はランド部側から離反するとともに軸心に向かって
径を減少させるように傾斜しているように構成する。
【0008】このように構成されたスプール弁によれ
ば、何らかの外力がランド部に作用した場合、接続部は
ランド部側から離反するとともに軸心に向かって径を減
少させるように傾斜しているので、ノッチ部の先端と溝
部間のランド部の距離が大きくなる。そして、ノッチ部
の先端側のランド部に応力集中が生じても、ノッチ部の
先端側のランド部は破損しない。
【0009】このように、接続部がランド部側から離反
するとともに軸心に向かって径を減少させるように傾斜
することで、ノッチ部の先端側のランド部に応力集中が
生じても、この部分が破損する虞を無くすことできる。
また、ランド部に長さの長いノッチ部を形成することが
できるので、スプール弁の作動応答性を向上させること
ができる。更に、ノッチ部の先端と接続部の端部間の距
離を短くすることができる。
【0010】また、本発明のスプール弁によれば、内部
にスプール孔を有しスプール孔に開口したポートを有し
たバルブハウジングと、スプール孔内に軸方向に移動自
在に配設されたスプールとを備え、スプールは、スプー
ル孔に摺合するランド部とランド部よりも小径の溝部と
を有し、スプールをスプール孔内で軸方向に移動させて
ランド部によりポートの開口面積を変化させて、ポート
を通って圧力流体の流量を調整するスプール弁におい
て、スプール孔に摺合するランド部の摺接面にランド部
の一方の端部から他方の端部側に延びるノッチ部が形成
され、ノッチ部の先端とランド部の他方側端部との間の
摺接面に凹溝(例えば、実施形態におけるV溝39、U
溝41)が環状に形成されているように構成することが
できる。
【0011】上記構成のスプール弁によれば、圧力流体
に汚染物等のコンタミが混入しスプール孔から突出する
ランド部の摺接面の周辺にコンタミが存在して、突出す
るランド部がスプール孔側に移動すると、コンタミは摺
接面に環状に形成された凹溝内に移動する。そして、凹
溝がスプール孔の内壁面内側に移動すると、コンタミは
凹溝内に留まって凹溝とともに移動する。
【0012】このため、ランド部の摺接面に凹溝を環状
に設けることで、コンタミが間隙内に詰まることを防止
することができ、スプールの移動を滑らかに保つことが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図1から図3に基づいて説明する。本実施の形態は
油圧ポンプから供給される作動油を油圧シリンダに給排
制御する制御弁の態様を示す。
【0014】
【第1の実施の形態】本発明の第1の実施の形態の制御
弁1は、図1に示すように、内部に水平方向に貫通する
スプール孔3を有し、このスプール孔3の上方及び下方
に開口した上部ポート5及び下部ポート7を有したバル
ブハウジング9と、スプール孔3内に軸方向に移動自在
に配設されたスプール11とを備えている。スプール1
1の移動はスプール11の端部に枢結された図示しない
操作レバーの手動操作により行なわれ、この操作レバー
が揺動操作されると、スプール11がスプール孔3内で
左右方向に移動するように構成されている。尚、スプー
ル11の移動は操作レバーによる手動操作に限られず、
機械式(カム式)、電磁式、油圧パイロット式等を使用
することができる。
【0015】スプール孔3は、スプール孔3の左右両側
部に配設され同径の左挿通孔13及び右挿通孔15と、
左挿通孔13及び右挿通孔15間の略中間に配設され左
挿通孔13及び右挿通孔15と略同径の中間挿通孔17
と、左挿通孔13と中間挿通孔17間に配設されてこれ
らに連通し左挿通孔13と中間挿通孔17よりも大径な
左連通孔19と、右挿通孔15と中間挿通孔17間に配
設されてこれらに連通し右挿通孔15と中間挿通孔17
よりも大径な右連通孔21と、を有して構成されてい
る。即ち、スプール孔3は、左側から左挿通孔13、左
連通孔19、中間挿通孔17、右連通孔21、右挿通孔
15を有して構成され、これらの孔13,15,17,
19,21は同一軸上にある。
【0016】右連通孔21の上部のバルブハウジング9
には上方へ延出する上部連通孔23が連通しており、上
部連通孔23の上端部には上部ポート5が上方へ開口し
ている。また、左連通孔19の下部のバルブハウジング
9には下方へ延出する下部連通孔25が連通しており、
下部連通孔25の下端部は下方へ開口した下部ポート7
を有している。
【0017】スプール11は、左挿通孔13及び右挿通
孔15よりも小径の一対の連接部27,29と、一対の
連接部27,29間に接続され連接部27,29よりも
大径で同軸上に配設されたランド部31とを有して構成
されている。ランド部31の幅寸法Aは左連通孔19及
び右連通孔21の幅寸法Bよりも若干大きくなるように
形成されている。また、中間挿通孔17の幅寸法Cはラ
ンド部31の幅寸法Aよりも若干大きくなるように形成
されている。ランド部31の右側に接続された連接部2
9のランド部31との接続部29aはRカットされてい
る。即ち、接続部29aはランド部31側から離反する
とともに軸心に向かって径を減少させるように傾斜した
形状をなしている。
【0018】尚、スプール11は、図2に示すように、
スプール孔3内を移動可能な状態にするため、ランド摺
接面31aと中間挿通孔17間には僅かな隙間33が設
けられている。この隙間33はスプール孔3内に供給さ
れた作動油が隙間33を流れないような大きさに形成さ
れている。
【0019】図1に示すランド部31の摺接面であるラ
ンド摺接面31aには周方向に所定の間隙を有して配設
された凹状のノッチ35が複数設けられている。ノッチ
35は、ランド部31の左端部から右側へ延び、その先
端部がランド部31の右端部の近傍まで延出している。
このため、ノッチ35の先端とランド部31の右端間の
距離(以下、「ラップ距離」と記す。)は小さな離間寸
法Dを有している。
【0020】尚、接続部29aの形状は、図2に示すよ
うに、Cカットにすることができる。この場合、Cカッ
トの傾きはノッチ35の先端と接続部29aの表面部2
9bとの離間寸法Eが大ききなるような角度にする。
【0021】次に、本発明のスプール弁1の作用を説明
する。図1に示すように、図示しない操作レバーが操作
されてスプール11が矢印A方向に移動して、ランド部
31の右側端部が右連通孔21内に突出し、ノッチ35
の先端部が右連通孔21の左側面よりも若干右側へ突出
した位置に移動する。ノッチ35の先端部が右連通孔2
1内に移動すると、図示しない油圧ポンプPから吐出さ
れた作動油は下部ポート7を通って下部連通孔25に流
入し、下部連通孔25に流入した作動油は左連通孔19
及び中間挿通孔17を通って、スプール11のランド部
31の左側面に当接する。そして、ランド部31の左側
面に当接した作動油の一部はノッチ35内に流入してノ
ッチ先端側へ流れ、右連通孔21に開口したノッチ35
の先端部から右連通孔21内に流入する。
【0022】そして、中間挿通孔21内に流入した作動
油は、上部連通孔23及び上部ポート5を通って図示し
ない油圧シリンダに供給され、油圧シリンダが伸長動又
は縮小動する。尚、油圧シリンダから吐出された作動油
は制御弁1の図示しないポートを通って図示しないタン
クに戻される。
【0023】ところで、スプール11がスプール孔3内
で移動しているときにランド部31に外力(例えば、ラ
ンド部31と中間挿通孔17間に作動油に混入され汚染
物等のコンタミが浸入して、スプール11の移動にとも
なってコンタミを介してランド部31に作用する外力)
が作用すると、ランド部31内に応力が生じる。この応
力は断面形状が急激に変化する部分では集中して作用す
るため、この応力集中が作用した部分では破損する虞を
生じさせる。ここで、ランド部31にはノッチ35が設
けられているが、ノッチ35の先端部とランド部31の
右側面間の部分37(以下、「ラップ部分37」と記
す。)では断面形状が急激に変化するため応力集中が発
生する。しかしながら、ランド部31の右側面に接続さ
れた連接部29の接続部29aはRカットが施され、ラ
ップ部分37における図2に示すラップ距離Eはランド
部31の軸芯方向へ進むに従って暫時大きくなっている
ので、応力に対するラップ部分37の変形を小さくする
ことができる。このため、ラップ部分37に応力集中が
作用しても、大きく変形しないので、ラップ部分37の
破損を未然に防止することができる。
【0024】尚、図2に示すように、ランド部31の右
側面に接続された連接部29の接続部29aはCカット
に形成されている場合でも、ラップ部分37に応力集中
が発生するが、ラップ部分の変形は小さいので、ラップ
部分37の破損を未然に防止することができる。
【0025】
【第2の実施の形態】次に、第2の実施の形態の制御弁
を図3を使用して説明する。尚、第2の実施の形態にお
いては第1の実施の形態との相違点のみを説明し、第1
の実施の形態と同一態様部分については同一符号を附し
てその説明を省略する。図3(a)に示すように、ラン
ド部31の長さは中間挿通孔17のそれよりも長く形成
されている。ノッチ35よりも先端側のランド摺接面3
1aにおいてノッチ35の先端部より右側へ所定の離間
寸法を有した位置に断面V字状のV溝39が環状に設け
られている。尚、V溝39は1本に限らず、互いに所定
の間隙を有して複数本設けることができる。また、ラン
ド摺接面31aに設ける溝は、V溝39に限らず、図3
(b)に示すようにU溝41にすることができる。
【0026】図3(a)に示すように、ランド摺接面3
1aにV溝39を設けると、作動油に汚染物等のコンタ
ミCが混入し、V溝39を設けたランド摺接面31aの
周辺にコンタミCが存在してスプール11が矢印A方向
へ移動すると、V溝39s周辺の作動油はランド部31
の移動に伴って矢印A方向へ移動しV溝39内に移動す
る。このため、V溝39が中間挿通孔17内に移動して
も、コンタミCはV溝39a内に留まってV溝39aと
ともに移動し、ランド摺接面31aと中間挿通孔17の
内壁面間の間隙33内にコンタミCが詰まることはな
い。また、ランド摺接面31aにV溝39を設けること
で、スプール11の円周上に作動油が導かれ、この作動
油による圧力がスプール11の円周方向から軸心方向に
均等で且つ等方に作用する。このため、スプール11が
軸心方向に押しつけられ、スプール11のバランスを維
持することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明におけるス
プール弁によれば、スプール孔に摺合するランド部の摺
接面にランド部の一方の端部から他方の端部側に延びる
ノッチ部を形成し、ノッチ部が形成されたランド部の他
方側側面に溝部を接続し、溝部とランド部との接続部が
ランド部側から離反するとともに軸心に向かって径を減
少させるように傾斜することで、ノッチ部の先端と溝部
間の距離を大きくすることができ、ノッチ部の先端側の
ランド部に応力集中が生じても、ノッチ部の先端側のラ
ンド部が破損することを防止することができる。
【0028】また、スプール孔に摺合するランド部の摺
接面にランド部の一方の端部から他方の端部側に延びる
ノッチ部を形成し、ノッチ部の先端とランド部の他方側
端部との間の摺接面に凹溝を環状に形成することで、圧
力流体に汚染物等のコンタミが混入しスプール孔から突
出するランド部の摺接面の周辺にコンタミが存在した状
態でランド部がスプール孔側に移動すると、コンタミは
凹溝内に移動し、凹溝がスプール孔の内壁面内側に移動
してもコンタミは凹溝内に留まるので、ランド部の摺接
面とスプール孔の内壁面間の間隙内にコンタミが詰まる
ことはなく、スプールの移動を滑らかに保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるスプール弁
の断面図を示す。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるスプール弁
の主要部を示した断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるスプール弁
の断面図を示す。
【図4】従来技術のスプール弁の断面図を示し、同図
(a)はランド部に段差のある連接部が接続されたスプ
ールの主要部の断面図であり、同図(b)はランド部の
一方の端部に段差がないスプールの主要部を示し断面図
である。
【符号の説明】
1 制御弁(スプール弁) 3 スプール孔 5 上部ポート(ポート) 9 バルブハウジング 11 スプール 29 連接部(溝部) 29a 接続部 31a ランド摺接面 35 ノッチ(ノッチ部) 39 V溝(凹溝) 41 U溝(凹溝)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H053 AA13 AA31 BA04 BA05 BD05 DA11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にスプール孔を有し前記スプール孔
    に開口したポートを有したバルブハウジングと、前記ス
    プール孔内に軸方向に移動自在に配設されたスプールと
    を備え、前記スプールは、前記スプール孔に摺合するラ
    ンド部と前記ランド部よりも小径の溝部とを有し、前記
    スプールを前記スプール孔内で軸方向に移動させて前記
    ランド部により前記ポートの開口面積を変化させて、前
    記ポートを通って圧力流体の流量を調整するスプール弁
    において、 前記スプール孔に摺合する前記ランド部の摺接面に前記
    ランド部の一方の端部から他方の端部側に延びるノッチ
    部が形成され、 前記ノッチ部が形成された前記ランド部の他方側側面に
    前記溝部を接続し、前記溝部と前記ランド部との接続部
    は前記ランド部側から離反するとともに軸心に向かって
    径を減少させるように傾斜していることを特徴とするス
    プール弁。
  2. 【請求項2】 内部にスプール孔を有し前記スプール孔
    に開口したポートを有したバルブハウジングと、前記ス
    プール孔内に軸方向に移動自在に配設されたスプールと
    を備え、前記スプールは、前記スプール孔に摺合するラ
    ンド部と前記ランド部よりも小径の溝部とを有し、前記
    スプールを前記スプール孔内で軸方向に移動させて前記
    ランド部により前記ポートの開口面積を変化させて、前
    記ポートを通って圧力流体の流量を調整するスプール弁
    において、 前記スプール孔に摺合する前記ランド部の摺接面に前記
    ランド部の一方の端部から他方の端部側に延びるノッチ
    部が形成され、 前記ノッチ部の先端と前記ランド部の他方側端部との間
    の前記摺接面に凹溝が環状に形成されていることを特徴
    とするスプール弁。
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