JP4418073B2 - 室内ユニットおよび空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、暖房又は冷房により快適な室内環境を提供する室内ユニットおよび空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機は、室内ユニットおよび室外ユニットの2つの大きな構成要素からなっている。室内ユニットは、室内の空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器を備え、室外ユニットは、室外の空気と冷媒とを熱交換する室外熱交換器を備えている。
【0003】
こうした空気調和機は、一般に、主電源用のスイッチと、リモートコントローラなどによってオン・オフされる副電源用のスイッチとが分けて設けられており、副電源がオフされることにより、主要な稼動部への電力供給を停止する。この副電源がオフされた状態では、空気調和機は、例えばリモートコントローラからの信号を待ち受ける状態となっており、副電源をオンする信号を受け取ることで、稼動部への電力供給を再開するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、こうした空気調和機では、運転停止時において、副電源でなく主電源をオフし、空気調和機本体への電力の供給を全て停止させて、消費される電力を節約するといった使われ方が増えてきている。そのため、主電源用のスイッチをなるべく容易に操作することができる技術の開発が望まれている。
【0005】
図4は、上述した背景により、室内ユニットに設けられた主電源用のスイッチを含む構成を示している。この図4において、符号1は主電源をオン・オフするための電源スイッチ、符号2は電源スイッチ1のオン・オフ用のスライド式の突出部1aと組み合わされるスイッチノブ、符号3は電源スイッチ1を収容するためのスイッチホルダ、符号4はスイッチノブの脱着を防ぐためのスイッチカバー、符号5は室内ユニットの前面パネルを示している。
【0006】
この室内ユニットは、突出部1aがスイッチノブ2に挿入されることで電源スイッチ1とスイッチノブとがユニットとして組み合わされ、この組み合わされたユニットをスイッチホルダ3とスイッチノブ4とで突出部1aの挿入方向に挟むことで、このユニットを収容するように構成されている。この室内ユニットでは、スイッチノブ2の一部が、前面パネル5の外に露出され、この露出されるスイッチノブ2を前面パネル5の外から操作することで、主電源を容易にオン・オフできるようになっている。
【0007】
しかしながら、上記構成の室内ユニットでは、電源スイッチ1を収容するにあたり、電源スイッチ1を収容するスイッチホルダ3の他に、スイッチノブ2の脱着を防ぐためのスイッチカバー4が必要なため、部品数が多くなり、製造コストの増加につながりやすい。
【0008】
本発明は、上述する事情に鑑みてなされたものであり、部品数を削減することができ、製造コストの低減化を図ることができる室内ユニットおよび空気調和機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、室内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、該室内熱交換器を収容する筐体と、該筐体内に配されるとともに主電源をオン・オフするためのスライド式の突出部を有する電源スイッチと、前記突出部が挿入されることにより前記電源スイッチと1ユニットとして組み合わされるスイッチノブとを備える室内ユニットにおいて、前記筐体内には、前記電源スイッチと前記スイッチノブとからなるスイッチユニットを前記突出部の挿入方向とは異なる方向に挿脱可能に収容するスイッチホルダが設けられていることを特徴としている。
【0010】
上記室内ユニットにおいては、電源スイッチとスイッチノブとによって組み合わされるユニットが、互いに組み合わされる方向とは異なる方向に挿脱されるようにスイッチホルダに収容されるため、従来のようにスイッチノブの抜けを防止するために2つの部品を用いる必要がなくなり、1つの部品で電源スイッチとスイッチノブとを収容することが可能となる。
【0011】
請求項2に係る発明は、請求項1の室内ユニットにおいて、前記スイッチユニットの挿脱方向に延設されかつ該スイッチユニットを支持する支持アームと、該スイッチユニットを収容状態で係止する係止爪とを、前記スイッチホルダが備えることを特徴としている。
【0012】
上記室内ユニットにおいては、電源スイッチとスイッチノブとからなるスイッチユニットが、スイッチホルダの支持アームによって支持され、かつ、係止爪によって収容状態で係止されるため、電源スイッチおよびスイッチノブの収容状態が安定して保持される。
【0013】
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載の室内ユニットにおいて、前記スイッチノブが、前記筐体の外に露出される露出部と、該露出部に連接されかつ前記突出部が挿入される係合部と、前記突出部のスライド方向に前記スイッチホルダの所定の面と摺接するスライド面とを備え、前記スイッチホルダには、前記突出部の挿入方向に前記係合部が移動するのを阻止する係止部が設けられていることを特徴としている。
【0014】
上記室内ユニットにおいては、電源スイッチの突出部が挿入されるスイッチノブの係合部に、突出部のスライド方向に摺接するスライド面が設けられるため、電源スイッチの突出部がこのスライド面に案内されて円滑に動くようになる。また、突出部の挿入方向に係合部が移動するのを阻止する係止部が設けられているので、電源スイッチからスイッチノブが脱着しにくい。
【0015】
請求項4に係る発明は、空気調和機において、請求項1から3のいずれかの室内ユニットと、屋外の空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器を有する室外ユニットとから構成されることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る室内ユニットおよび空気調和機の一実施形態について図面を参照して説明する。
図2は空気調和機の全体構成を示す説明図である。空気調和機は、室内ユニット10および室外ユニット20から構成されている。これら室内ユニット10および室外ユニット20は、冷媒が導通する冷媒配管40や図示しない電気配線等により接続されている。冷媒配管40は2本備えられており、冷媒は、その一方において室内ユニット10から室外ユニット20へ、また他方において室外ユニット20から室内ユニット10へと流れることになる。
【0017】
室内ユニット10は、ベース11と前面パネル12とが一体的に構成されたものとなっている。ベース11には、プレートフィンチューブ型の室内熱交換器13、略円筒形状のクロスフローファン(室内ファン)14等の各種機器が備えられている。ベース11には、この他室内ユニット10に関する種々の動作制御等を行うため、各種電気回路素子から構成された室内ユニット制御部15が備えられている。室内ユニット制御部15には、運転状況やエラーモードを表示するための適当なインジケータ15aが備えられている。このインジケータ15aは、前面パネル12に設けられた透視部12aにより、外部から確認可能となっている。なお、ベース11の後方には、据え付け板16が備えられ、これにより室内ユニット10を室内の壁等に設置することが可能となっている。
【0018】
前面パネル12には、吸込グリル(吸込口)12bが前面および上面のそれぞれに形成されている。室内の空気(室内気)は、これら吸込グリル12bにより多方向から室内ユニット10内に吸い込まれるようになっている。ちなみに、吸込グリル12bの背後にはエアフィルタ17が備えられており、吸い込まれた空気等の粉塵を除く働きをしている。また、前面パネル12には、その下方に吹出口12cが形成されており、ここから暖められた空気あるいは冷やされた空気が吹き出されるようになっている。なお、この空気吸込および空気吹出は、前記クロスフローファン14が回転することによって行われる。
【0019】
また、この室内ユニット10は、室内の空気を吸引して室外へ排出する換気装置を備えている。この換気装置は、換気専用の換気ファン18と、前面グリル12に開口する換気専用の換気吸込口12dと、換気ホース19とにより構成されており、換気ファン18の吸い込み側に換気吸込口12dが連通し、換気ファン18の吐出側に換気ホース19の一端が連結されている。換気運転時は、換気ファン18が作動することにより吸込口12dから室内の空気を吸引するので、吸引された室内気は換気ファン18および換気ホース19を通って室外へと排出される。
なお、換気ホース19の他端は、断熱材で被覆された冷媒配管40、40、電気配線およびドレンホースと共に室内ユニット10が設置された壁を貫通して設けられたスリーブ(不図示)を通って室外に開口している。
【0020】
上述した室内ユニット10は、各種の運転操作を行う操作部として、リモートコントローラ41を備えている。このリモートコントローラ41には各種スイッチ等が設けられており、空気調和機の運転操作信号を室内ユニット制御部15の受信部(図示省略)へ向けて送信することができる。なお、空気調和機の運転操作は、室内ユニットの適所に設けられた図示省略のスイッチ類でも一部実施可能である。
【0021】
室外ユニット20には、筐体21内に室外熱交換器22、プロペラファン23、圧縮機24、室外ユニット制御部25等が備えられている。室外熱交換器22は、周囲に多数のコルゲートフィンを備えた冷媒配管により構成されており、冷媒と室外気との熱交換を実現するためのものである。プロペラファン23は、筐体21内に背面から正面へと抜ける空気流を生じさせることにより新たな空気を常に筐体21内に取り込んで、室外熱交換器22における熱交換効率の向上を図るために設けられている。
【0022】
なお、前記室外熱交換器22が外部と向き合う室外ユニット20の背面、およびプロペラファン23が外部と向き合う正面には、それぞれフィンガード26およびファンガード27が設けられている。フィンガード26は、前記コルゲートフィンが外部からの不意の衝撃により破損することなどがないように設けられているものである。ファンガード27も、これと同様にプロペラファン23を外部衝撃から保護することを一つの目的とするとともに、外気に含まれる粉塵等を筐体21内に取り込ませないことを目的として備えられているものである。
【0023】
圧縮機24は、低温低圧の気体冷媒を、高温高圧の気体冷媒に変換して吐出するものであり、冷媒回路を構成する部品の中では最も中心的な働きを担うものである。ちなみに冷媒回路とは、この圧縮機24に加えて、上記した室内熱交換器13、室外熱交換器22、冷媒配管40、電磁膨張弁、および冷媒の流れ方向を規定する四方弁(電磁膨張弁および四方弁は共に不図示)等から概略構成され、冷媒を室内ユニット10と室外ユニット20との間で循環させる回路である。
【0024】
室外ユニット制御部25は、前記プロペラファン23、圧縮機24、その他室外ユニット20に備えられた各種機器に関する動作制御等を行うもので、各種電気回路素子から構成されているものである。
【0025】
室外ユニット20には、上記の他、サイドパネル21aを支持するとともに外部振動等の影響を回避するため、ベース28が備えられている。また、前記圧縮機24に近いサイドパネル21aの側面は、前記圧縮機24のメンテナンス等を実施するため取り外し可能な整備パネル29を備えたものとなっている。
【0026】
以下では、これらの構成よりなる空気調和機の作用について、暖房運転時および冷房運転時のそれぞれの場合に分けて説明する。
まず、暖房運転時には、圧縮機24で高温高圧の気体とされた冷媒は、冷媒配管40を通り室内ユニット10の室内熱交換器13に送られる。室内ユニット10内では、クロスフローファン14により吸込グリル12bから取り込まれた室内気に対して、室内熱交換器13を通過する高温高圧の気体冷媒から熱が与えられる。このことにより、前面パネル12下方の吹出口12cから温風が吹き出されることになる。また同時に、高温高圧の気体冷媒は、前記室内熱交換器13において凝縮液化し、高温高圧の液冷媒となる。
【0027】
この高温高圧の液冷媒は、再び冷媒配管40を通って室外ユニット20における室外熱交換器22に送られる。室外ユニット20では、プロペラファン23により筐体21内に取り込まれた新しい室外気から、室外熱交換器22を通過する高温高圧の液冷媒が熱を奪うことになる。高温高圧の液冷媒は、このことにより蒸発気化して低温低圧の気体冷媒となる。これが再び圧縮機24に送出され、上記過程を繰り返すことになる。
【0028】
一方、冷房運転時には、冷媒は上記とは逆方向に冷媒回路中を流れる。すなわち、圧縮機24で高温高圧の気体とされた冷媒が、冷媒配管40を通過して室外熱交換器22に送られ、室外気に熱を与えて凝縮液化し高温高圧の液冷媒となる。この高温高圧の液冷媒は、図示しない膨張弁を通過して低温低圧の液冷媒となり、再び冷媒配管40を通り室内熱交換器13に送られる。低温低圧の液冷媒は、ここで室内気から熱を奪って当該室内気を冷却するとともに、冷媒自身は蒸発気化して低温低圧の気体冷媒となる。これが再び圧縮機24に送出され、上記過程を繰り返すことになる。
【0029】
これらの運転は、室内ユニット10内に収められた室内ユニット制御部15および室外ユニット20内に収められた室外ユニット制御部25が協調することによって制御される。
【0030】
次に、本発明に係る特徴的部分について説明する。
本実施形態の空気調和機は、上述したリモートコントローラ41によって副電源がオン・オフされ、副電源がオフされた状態では、主要な稼動部(室内ファン14、換気ファン18、プロペラファン23、圧縮機24など)への電力供給が停止されるようになっている。また、この副電源がオフされた状態では、例えばリモートコントローラ41からの信号の待ち受け状態となり、副電源をオンする信号を受けることで、前記稼動部への電力供給を再開するようになっている。
【0031】
一方、空気調和機の主電源(空気調和機本体への電力の供給)は、前面パネル12内に配される電源スイッチ50によってオン・オフされるようになっている。この電源スイッチ50は、図1に示すように、全体が略直方体状に形成され、その一面にオン・オフ用のスライド式の突出部51が設けられている。また、電源スイッチ50は、スイッチノブ52とユニットとして組み合わされた状態で、前面パネル12内のスイッチホルダ60に収容されている。
【0032】
スイッチノブ52は、前面パネル12の外に少なくとも一部が露出される露出部54と、この露出部54に連接されかつ電源スイッチ50の突出部51と係合する係合部55とを含んで構成されている。このうち、露出部54には、ベース面54aと、前面パネル12に形成される開口12h(図3参照)から外に突出するようにベース面54aから所定高さに形成される第1の突起54bと、ベース面54aの4隅に形成されかつ略球面を有する第2の突起54cと、ベース面54aの裏側でベース面54aに対してほぼ平行に形成されるスライド面54dとが設けられている。また、係合部55には、電源スイッチ50の突出部51と嵌合する係合孔55aと、この係合孔55aの軸方向(係合孔55aへの突出部51の挿入方向。以後、第1挿入方向と称する)に対して斜めに配される係止面55bとが設けられている。
【0033】
スイッチホルダ60は、ベース面61と、このベース面61から法線方向に延設され内面で矩形領域を形成する支持アーム62と、支持アーム62と同方向に延設されるとともに端部に係止爪63aを有する可撓性の第1係止部63と、支持アーム62と同方向に延設されかつ滑らかな面を有するスライド部64と、支持アーム62と同方向に延設されかつ支持アーム62の内面に対して斜めに配される斜面を有する第2係止部65とを含んで構成されている。
【0034】
電源スイッチ50とスイッチノブ52とは、係合孔55aに突出部51が第1挿入方向に挿入されることにより、ユニット(以後、スイッチユニットSWUと称する)として組み合わされている。このスイッチユニットSMUは、支持アーム62の内面で形成された矩形領域に電源スイッチ50が、また、第2係止部65にスイッチノブ52の係合部55が、それぞれ第1挿入方向と直交する方向(以後、第2挿入方向と称する)に挿入されることにより、スイッチホルダ60に収容されている。なお、係合部55が第2係止部65に円滑に挿入されるように、係合部55の係止面55bと第2係止部65の斜面とは、ほぼ平行に形成されている。
【0035】
さらに、スイッチユニットSMUは、係止爪63aによって電源スイッチ50が係止され、これにより、第2挿入方向への移動が阻止されている。また、電源スイッチ50は、ベース面54aおよび支持アーム62により第2挿入方向とは異なる方向への移動が阻止されている。
【0036】
図3は、スイッチユニットSMUがスイッチホルダ60に収容された様子を示す概略断面図である。スイッチホルダ60の第2係止部65の斜面に対してスイッチノブ52の係止面55bは電源スイッチ50側に配され、しかもこれらの面は第1挿入方向に対して斜めに配されているため、これにより、電源スイッチ50から脱着する方向(第1挿入方向)へのスイッチノブ52の移動が阻止されている。
【0037】
上記のように構成された室内ユニット10および空気調和機では、前面パネル12の開口12hからスイッチノブ52の第1の突起54bが外に突出しており、この第1の突起54bをスライド移動させることで、主電源をオン・オフすることができる。このスライドの際には、スイッチノブ52のスライド面54dとスイッチホルダ60のスライド部64の面とが摺接されることにより、第1の突起54bが滑らかにスライドする。そのため、主電源のオン・オフを前面パネル12の外側から容易に操作することができる。また、スイッチノブ52の第2の突起54cは、前面パネル12の内側に隠れた状態となっており、スイッチノブ52がスライドする際に前面パネル12とスイッチノブ52とが近づくと、この第2の突起54cの略球面状の頂部が前面パネル12に接する。そのため、前面パネル12とスイッチノブ52とが当接してもその接触部分は点接触となって摩擦抵抗が小さく、スイッチノブ52のスライド操作の円滑性が損なわれにくい。
【0038】
また、この室内ユニット10および空気調和機においては、電源スイッチ50とスイッチノブ52とによって組み合わされるスイッチユニットSMUが、組み合わされる方向(第1挿入方向)と直交する方向(第2挿入方向)に挿入されてスイッチホルダ60に収容されるため、従来のようにスイッチノブ52の脱着を防止するために2つの部品を用いる必要がなく、1つの部品からなるスイッチホルダ60で電源スイッチ50とスイッチノブ52とをともに収容することが可能となる。したがって、部品数を削減することができ、製造コストの低減化を図ることができる。
【0039】
さらに、スイッチホルダ60の支持アーム62によってスイッチユニットSMUが支持されるとともに、係止爪63aによってその収容状態が係止されるため、電源スイッチ50およびスイッチノブ52の収容状態が安定して保持される。
【0040】
また、上記構成の室内ユニット10および空気調和機においては、スイッチホルダ60の第2係止部65によって、スイッチノブ52の第1挿入方向への移動が阻止されて、電源スイッチ50からスイッチノブ52が脱着しにくく、電源スイッチ50およびスイッチノブ52の収容状態をさらに安定して保持することができる。
【0041】
なお、上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば以下の効果を得ることができる。
請求項1に係る室内ユニットおよび請求項4に係る空気調和機によれば、電源スイッチとスイッチノブとによって組み合わされるユニットが、この組み合わされる方向とは異なる方向に挿脱されるようにスイッチホルダに収容されるため、従来のようにスイッチノブの脱着を防止するために2つの部材を用いる必要がなく、1つの部材で電源スイッチとスイッチノブとを収容することが可能となる。したがって、部品数を削減することができ、製造コストの低減化を図ることができる。
【0043】
請求項2に係る室内ユニットによれば、電源スイッチとスイッチノブとからなるスイッチユニットが、スイッチホルダの支持アームによって支持され、かつ、係止爪によって係止されるため、電源スイッチおよびスイッチノブの収容状態を安定して保持することができる。
【0044】
請求項3に係る室内ユニットによれば、電源スイッチの突出部が挿入される係合部に、突出部のスライド方向に摺接するスライド面が設けられるため、電源スイッチの突出部がこのスライド面に案内されて円滑に動くようになり、主電源のオン・オフを容易に操作できるようになる。また、スイッチホルダの係止部によって、電源スイッチからスイッチノブが脱着しにくく、電源スイッチおよびスイッチノブの収容状態をさらに安定して保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る空気調和機の一実施形態における電源スイッチを収容する構成を示す図である。
【図2】 空気調和機の全体構成を示す斜視断面図である。
【図3】 図1の電源スイッチが収容された様子を示す概略断面図である。
【図4】 従来の空気調和機における電源スイッチを収容する構成を示す図である。
【符号の説明】
10 室内ユニット
12 前面パネル(筐体)
13 室内熱交換器
14 室内ファン
20 室外ユニット
22 室外熱交換器
50 電源スイッチ
51 突出部
52 スイッチノブ
60 スイッチホルダ
54 露出部
55 係合部
54b 第1の突起
54c 第2の突起
54d スライド面
55 係合部
55b 係止面
62 支持アーム
63a 係止爪
65 第2係止部(係止部)
SMU スイッチユニット
Claims (4)
- 室内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、該室内熱交換器を収容する筐体と、該筐体内に配されるとともに主電源をオン・オフするためのスライド式の突出部を有する電源スイッチと、前記突出部が挿入されることにより前記電源スイッチとユニットとして組み合わされるスイッチノブとを備える室内ユニットにおいて、
前記筐体内には、前記電源スイッチと前記スイッチノブとからなるスイッチユニットを前記突出部の挿入方向とは異なる方向に挿脱可能に収容するスイッチホルダが設けられていることを特徴とする室内ユニット。 - 前記スイッチホルダは、前記スイッチユニットの挿脱方向に延設されかつ該スイッチユニットを支持する支持アームと、該スイッチユニットを収容状態に係止する係止爪とを備えることを特徴とする請求項1記載の室内ユニット。
- 前記スイッチノブは、前記筐体の外に露出される露出部と、該露出部に連接されかつ前記突出部が挿入される係合部と、前記突出部のスライド方向に前記スイッチホルダの所定の面と摺接するスライド面とを備え、
前記スイッチホルダには、前記突出部の挿入方向に前記係合部が移動するのを阻止する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の室内ユニット。 - 請求項1から3のいずれかの室内ユニットと、
屋外の空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器を有する室外ユニットとから構成されることを特徴とする空気調和機。
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