JP4417118B2 - 農業技術分野へのアジュバントとしての特定のアルコールアルコキシレートの使用 - Google Patents

農業技術分野へのアジュバントとしての特定のアルコールアルコキシレートの使用 Download PDF

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Description

本発明は、農業技術分野、具体的には作物保護の分野に関して相乗作用するアジュバントとして、特定の両親媒性アルコールアルコキシレートを使用することに関する。適切な農業技術組成物も記載する。
活性成分の工業的生産及び応用を目的とする重要な要因は、活性成分の特性の最適化に加えて、有効な組成物の開発である。活性成分を有する熟達した剤形は、特性(例、生物活性、毒性学、環境に関する可能な効果、及びコスト等)間の理想的なバランスを生み出す任務を有し、その特性うちのいくつかは相反する。さらに、組成物の有効期間及び利用者の好感度は、剤形によりかなり左右される。
農業技術組成物の活性に関して格別重要な特徴は、活性成分の植物による効果的な吸収である。吸収が、葉を介してならば、複雑な輸送プロセスが生じ、多量の活性成分(例えば除草剤)は、最初に葉のワックス状の表皮に浸透した後、表皮を通って下部組織における実際の作用部位へと拡散する必要がある。
活性を改善するため、特定の助剤を製剤に添加することは、一般的に知られており、農業分野で実施されている。これは、助剤の活性度を維持しながら製剤の活性成分の量を減らすことが可能であるので、可能な限りコストを低くし、いかなる公な規制も遵守できる利点を有する。個々の場合において、助剤を添加しない特定の活性成分での処理では成功しない植物も、特定の助剤を添加することにより、実際首尾よく処理されうるので、作用範囲を広げることも可能である。さらに、環境条件が好ましくない場合、個々の場合において、適切な剤形によって、成果を高めうる。様々な活性成分が、製剤中で互いに互換性がない現象も回避することが可能である。
上記の助剤は、一般的にはアジュバントと呼ばれる。アジュバントは、表面活性剤又は塩化合物の形態をとることが多い。それらの作用の形態により、アジュバントは、大まかに、改質剤、作動剤(actuators)、化学肥料、pH緩衝剤に分類される。
改質剤は、製剤の湿潤性、粘着性、及び展着性に作用する。作動剤は、植物のワックス状表皮を破壊し、短時間(分単位)と長時間(時間単位)の両方で、活性成分の表皮への浸透を改善する。硫安、硝安、尿素等の化学肥料は、活性成分の吸収及び溶解性を改善し、活性成分の拮抗作用を減少させうる。pH緩衝剤は、製剤を至適pHにするために、従来使用されている。
活性成分の葉への吸収に関して、界面活性物質は、改質剤及び作動剤として作用しうる。一般的に、適切な界面活性物質が、表面張力を小さくすることにより、葉上での液体の効果的な接触面積を大きくすることが可能である。さらに、界面活性物質は、上表皮のワックスを溶解するかもしくは破壊することが可能であり、それにより、活性成分の吸収が促進される。さらに、数種の界面活性物質は、同様に製剤中の活性成分の溶解性を改善するので、結晶化を回避するかもしくは少なくとも遅延させることが可能である。最終的に、界面活性物質が、水分を保持することにより、活性成分の吸収に影響を与える場合もある。
界面活性剤タイプのアジュバントが、農業技術分野において、様々な方法で開発されている。それらは、アニオン、カチオン、ノニオン、両性物質に区分されうる。
活性アジュバントとして伝統的に使用される物質は、石油系オイルである。最近では、種子抽出物、天然油、及びそれらの誘導体(例えば、大豆、ひまわり、ココナッツ)も同様に使用されている。
作動剤として従来使用されてきた合成界面活性物質は、特に、8〜13の範囲のHLB値を有するアルコール、アルキルフェノール又はアルキルアミンとのポリオキシエチレン縮合物の形態を取る。これに関連して、例えば、WO 00/42847は、農業技術での殺虫製剤の活性を高めるために、特定の直鎖アルコールアルコキシレートの使用を記載する。EP-A 0 356 812は、アニオン系界面活性剤のみならず、ノニオン系界面活性剤を含有すると言われるアジュバントを記載する。適切と考えられるノニオン系界面活性剤は、ポリアルコキシル化されたC6〜C22アルキルエーテルである。
しかしながら、アルコールアルコキシレートは広い範囲を包含する。界面活性剤として、アルコールアルコキシレートは、洗浄剤や洗剤、金属処理業、繊維の製造及び処理、皮革産業、製紙業、印刷産業、電気メッキ産業、写真産業、水処理産業、医薬製剤、獣医学用途の製剤及び作物保護の製剤、又はポリマーの製造及び加工業に、幅広く使用されている。特にアルコール部位の構造、及びいくつかの場合において、アルコキシレート部位の構造も、様々な技術的な効果を上記用途において開発できるように、アルコキシレートの特性にも影響を与える。これらには、湿潤剤、拡張剤、浸透剤、接着剤、膜形成剤、互換性改善剤、流動制御剤、消泡剤が含まれる。
従って、例えば、WO 01/77276、米国特許出願第6,057,284号及び同第5,661,121号は、発泡を少なくする界面活性剤として、特定のアルコールアルコキシレートを記載する。上記の界面活性剤は、アルコール部位が分枝しているブロックアルコキシレートである。
分枝アルコールに基づく上記アルコキシレートのさらなる使用方法を提供することは、本発明の目的である。
上記アルコキシレートをアジュバントとして使用することにより、及び上記アルコキシレートを含有する農業技術組成物を提供することにより、本目的が達成されることが判明された。
従って、本発明は、植物処理における、アジュバントとして少なくとも1種のアルコキ化された分枝アルコールの使用に関する。
本発明に従って使用されるアルコキシレートは、アジュバント特性、具体的に相乗作用のある特性を有する。従って、上記のアルコキシレートの添加により、活性成分で処理される植物による活性成分の吸収を促進することが可能となる。アジュバント作用により1種又はそれ以上の活性成分での植物処理において、具体的に以下の特徴を示す:
所与の散布量に対して活性成分の相対的に高い活性
所与の効果を伴う相対的に少ない散布量
植物による、特に葉を通しての活性成分の相対的に良好な取り込み、従って発芽後の処理、具体的に植物のスプレー処理に関して有利な点。
本発明に従って使用は、特に植物栽培、農業、園芸を目的とする。望ましくない植物成長を制御することを特に意図する。
従って本発明は、また、植物処理に関して、上記の意図する使用に相当する方法、本発明に従って散布されるアルコキシレートの適切な量に関する。
特有の利点は、具体的に、タマネギ(Allium cepa)、パイナップル(Ananas comosus)、ラッカセイ(Arachis hypogaea)、アスパラガス(Asparagus officinalis)、サトウダイコン(Beta vulgaris spec. altissima)、カチクビート(Beta vulgaris spec. rapa)、セイヨウアブラナ(Brassica napus var. napus)、ルタバガ(スゥエーデンカブ)(Brassica napus var. napobrassica)、カブ(Brassica rapa var. silvestris)、チャ(Camellia sinensis)、ベニバナ(Carthamus tinctorius)、ペカンナッツ(Carya illinoinensis)、レモン(Citrus limon)、オレンジ(Citrus sinensis)、アラビアコーヒー(ロブスターコーヒー、リベリアコーヒー)(Coffea arabica (Coffea canephora, Coffea liberica))、キュウリ(Cucumis sativus)、ギョウギシバ(Cynodon dactylon)、ニンジン(Daucus carota)、アブラヤシ(Elaeis guineensis)、ヨーロッパクサイチゴ(Fragaria vesca)、ダイズ(Glycine max)、ワタ(Gossypium hirsutum)、((キダチワタ、シロバナワタ、Gossypium vitifolium))((Gossypium arboreum, Gossypium herbaceum, Gossypium vitifolium))、ヒマワリ(Helianthus annuus)、パラゴムノキ(Hevea brasiliensis)、オオムギ(Hordeum vulgare)、カラハナソウ(Humulus lupulus)、サツマイモ(Ipomoea batatas)、カシグルミ(Juglans regia)、レンズマメ(Lens culinaris)、アマ(Linum usitatissimum)、トマト(Lycopersicon lycopersicum)、リンゴ(Malus spec.)、キャッサバ(Manihot esculenta)、ムラサキウマゴヤシ(アルファルファ)(Medicago sativa)、バナナ(Musa spec.)、タバコ(Nicotiana tabacum (N.rustica))、オリーブ(Olea europaea)、イネ(Oryza sativa)、ライマメ(Phaseolus lunatus)、インゲンマメ(Phaseolus vulgaris)、ドイツトウヒ(Picea abies)、マツ(Pinus spec.)、エンドウ(Pisum sativum)、サクランボ(Prunus avium)、(Prunus persica)、モモ(Pyrus communis)、スグリ(Ribes sylvestre)、トウゴマ(Ricinus communis)、サトウキビ(Saccharum officinarum)、ライムギ(Secale cereale)、ジャガイモ(Solanum tuberosum)、ソルガム(Sorghum bicolor (s. vulgare))、カカオ(Theobroma cacao)、(Trifolium pratense)、アカツメクサ(Triticum aestivum)、マカロニコムギ(Triticum durum)、ソラマメ(Vicia faba)、ヨーロッパブドウ(Vitis vinifera)、トウモロコシ(Zea mays)の生産において達成される。
さらに、本発明に従って使用されるアルコキシレートは、除草剤の作用に耐性がある作物にも使用されうる。上記作物は、例えば、栽培により、また遺伝子組替え法によっても入手可能である。
使用されるアルコキシレートの少なくとも数種は、本質的に公知である。例えば、WO 01/77276及び米国特許第6,057,284号明細書又はEP 0 906 150は、適切なアルコキシレートを記載する。上記の公報において上記のアルコキシレートの記載は、本明細書により明確に参照され、それによって、上記公報に開示されたアルコキシレート及びそれらの調製方法が、本発明の開示内容に組み込まれている。
通例として、本発明に従って使用されるアルコールアルコキシレートのアルコール部位は、5〜30、好ましくは8〜20、特に10〜13の炭素原子を有する本質的に公知のアルコール又はアルコール混合物に基づく。約8〜20の炭素原子を有する脂肪族アルコールは、特に記載する必要がある。既知のように、上記の脂肪族アルコールの多くは、ノニオン系及びアニオン系界面活性剤の生産に使用され、例えば、アルコキシレート化又はグリコシド化により、該末端で、アルコールは、適切に官能基化される。
使用されるアルコキシレートのアルコール部位は、分枝している。従って、アルコール部位の主鎖は、原則として1〜4個の分枝を有し、混合物の平均分枝数が、上記に記載した範囲内である限り、他のアルコールアルコキシレートとの混合物において、さらに高い、もしくは低い分枝度を有するアルコールを使用することも可能である。
一般的には、互いに独立した分枝は、1〜10、好ましくは1〜6、特に1〜4の炭素原子を有する。具体的に分枝は、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基である。
一実施形態によれば、アルコキシレートをベースとするアルコール部位は、平均で少なくとも2個の末端メチル基を有する。
適切なアルコール、具体的には脂肪族アルコールは、天然資源(例えば、必要及び所望であれば、グリセライドと脂肪酸を加水分解、エステル交換及び/又は水素化することにより得ることにより)からと、合成ルート(例えば、より小さな炭素原子数を有する出発物質から構築することにより)からの両方で入手可能である。従って、例えば、SHOP法(シェル高級オレフィンプロセス(Shell Higher Olefin Process))により、エテンから出発して、次の界面活性剤を生産する処理に適切な炭素原子数を有するオレフィン画分が得られる。対応するアルコールを生成するオレフィンの官能基化は、例えば、ヒドロホルミル化及び水素化によって実施される。
適切なアルコールを得る次の処理に適切な炭素原子数を有するオレフィンも、C3〜C6のアルケン、具体的にプロペン又はブテン、或いはこれらの混合物のオリゴマー化によって得ることが可能である。
さらに、低級オレフィンを、不均一・酸性触媒(例えば、担持リン酸)を用いてオリゴマー化した後に、官能基化して、アルコールを得ることができる。
分岐アルコールを生成するための一般的に可能性のある合成は、例えば、アルデヒド又はケトンとグリニャール試薬との反応(グリニャール合成)である。グリニャール試薬の代わりに、高い反応性で際立ったアリールリチウム又はアルキルリチウム化合物を使用することも可能である。さらに、分岐アルコールは、アルドール縮合により得ることが可能であり、当業者であれば該反応条件を熟知している。
アルコキシル化は、通常2〜15の炭素原子、好ましくは2〜6の炭素原子を有する適切なアルキレンオキシドとの反応の結果である。以下に、これに関連して具体的に記載する。エチレンオキシド(EO)、プロピレンオキシド(PO)、ブチレンオキシド(BO)、ペンチレンオキシド(PeO)及びヘキシレンオキシド(HO)。
使用するアルコールアルコキシレートの1つの型は、アルキレンオキシドの1つの型に基づく。
アルコールアルコキシレートのさらなる型は、少なくとも2つの異なる型のアルキレンオキシドに基づく。これに関して、1ブロックに1つの型の数個のアルキレンオキシド単位を配列し、結果として少なくとも2種の異なるアルキレンオキシドブロックとなり、それらの各々は、同一アルキレンオキシドの数個の単位により形成されるのが好ましい。上記のブロックアルコキシレートを用いるならば、アルキレンオキシド部位は、3個、特に2個のブロックからなるのが好ましい。
一態様によれば、本発明に従って使用されるアルコールアルコキシレートは、エトキシル化されるか、或いは、少なくとも1個のエチレンオキシドブロックを有するのが、好ましい。さらなる態様によれば、エチレンオキシドブロックは、特に、プロピレンオキシドブロック又はペンチレンオキシドブロックと組み合わされる。
個々のアルコキシル化度は、反応及び反応条件に対して選択されたアルキレンオキシドの量の関数である。反応の結果生成されるアルコールアルコキシレートのアルキレンオキシドの単位数は様々であるので、個々のアルコキシル化度は、通常、統計上の平均である。
アルコキシル化度、つまり、本発明に従って使用されるアルコールアルコキシレートのポリエーテル鎖の平均鎖長は、アルキレンオキシドに対するアルコールのモル比により、決定されることが可能である。好適なアルコールアルコキシレートは、約1〜100、好ましくは約2〜15、特に3〜12、主に4〜12、殊に5〜12のアルキレンオキシド単位を有するアルコールアルコキシレートである。
アルコール、又はアルコール混合物は、当業者には公知の慣例的方法によって、上記目的のための慣用の装置において、アルキレンオキシドと反応させられる。
アルコキシル化は、強塩基(例、水酸化アルカリ金属及び水酸化アルカリ土類金属等)、ブレーンステッド酸又はルイス酸(例、AlCl3, BF3等)により触媒される。ハイドロタルサイト又はDMC等の触媒を僅かな配分量でアルコールオキシレートに用いてもよい。
アルコキシル化は、約80〜250℃、好ましくは約100〜220℃の温度範囲で実施される。圧力範囲は、大気圧〜600バールであるのが好ましい。所望ならば、アルキレンオキシドは、例えば、約5〜60%の不活性ガスの混合物を含有してもよい。
従って、使用されるアルコキシル化した分岐アルコールは、特に、式(I):
R-O-(CmH2mO)x-(CnH2nO)y-(CpH2pO)z-H (I)
[式中
Rは、C5〜C30の分岐アルキルであり、
m、n、pは、互いに独立して、2〜16の整数であり、2、3、4又は5であるのが好ましく、
x+y+zは、1〜100の値を有する]
のアルコールアルコキシレート及び上記に記載したことを考慮した結果の式(I)のアルコールアルコキシレートの実施形態から選択される。
特定の実施形態によれば、式(I)のアルコールアルコキシレートは、m=2かつx値が0より大きい場合に用いられる。これらは、EO型のアルコールアルコキシレートであり、主に、アルコールエトキシラート(m=2、x>0、y=0、z=0)及びアルコール部位に結合するEOブロックを有するアルコールアルコキシレート(m=2、x>0、y及び/又はz>0)を含む。アルコール部位に結合するEOブロックを有するアルコールアルコキシレートのうち記載する必要がある物質は、主に、EO/PO ブロックアルコキシレート(m=2、x>0、y>0、n=3、z=O)、EO/PeO ブロックアルコキシレート(m=2、x>0、y>0、n=5、z=O)、及びEO/PO/EOブロックアルコキシレート(m、p=2、x, z>0、y>0、n=3)である。
好適な物質は、EO:PO比(x:y)が、1:1〜4:1、特に1.5:1〜3:1であるEO/POブロックアルコキシレートである。これに関して、エトキシル化度(xの値)は、通常1〜20、好ましくは2〜15、特に4〜10であり、プロポキシル化度(yの値)は、通常1〜20、好ましくは1〜8、特に2〜5である。アルコキシル化度の総計、つまりEO単位とPO単位の総計は、通常2〜40、好ましくは3〜25、特に6〜15である。
さらに好適な物質は、EO:PeO比(x:y)が2:1〜25:1、特に4:1〜15:1である場合のEO/PeOブロックのアルコキシレートである。これに関して、エトキシル化度(xの値)は、通常1〜50、好ましくは4〜25、特に6〜15であり、ペントキシル化度(yの値)は、通常0.5〜20、好ましくは0.5〜4、特に0.5〜2である。総アルコキシル化度、つまりEO単位とPeO単位の総計は、通常1.5〜70、好ましくは4.5〜29、特に6.5〜17である。
さらなる特定の実施形態によれば、式(I)のアルコールアルコキシレートは、n=2で、xとyの値が両方とも0より大きく、かつz=0である場合に使用される。しかしながら、また一方、上記のアルコールアルコキシレートは、末端に結合したEOブロックを有するEO型の形態をとる。これらには、主にPO/EOブロックのアルコキシレート(n= 2、x>0、y>0、m=3、z=0)とPeO/EOブロックのアルコキシレート(n=2、x>0、y>0、m=5、z=0)が含まれる。
好適なPO/EOブロックのアルコキシレートは、PO:EOの比(x:y)が、1:10〜3:1、特に1.5:1〜1:6である場合のアルコキシレートである。これに関して、エトキシル化度(yの値)は、通常1〜20、好ましくは2〜15、特に4〜10であり、プロポキシル化度(xの値)は、通常0.5〜10、好ましくは0.5〜6、特に1〜4である。総アルコキシル化度、つまりEO単位とPO単位の総計は、通常1.5〜30、好ましくは2.5〜21、特に5〜14である。
さらに好適なPO/EOブロックのアルコキシレートは、PeO:EOの比(x:y)が、1:50〜1:3、特に1:25〜1:5である場合のPeO/EOブロックのアルコキシレートである。これに関して、ペントキシル化度(xの値)は、通常0.5〜20、好ましくは0.5〜4、特に0.5〜2であり、エトキシル化度(yの値)は、通常3〜50、好ましくは4〜25、特に5〜15である。総アルコキシル化度、つまりEO単位とPeO単位の総計は、通常3.5〜70、好ましくは4.5〜45、特に5.5〜17である。
さらなる特定の実施形態によれば、式(I)のアルコールアルコキシレートは、x、y、及びzの値が、全て0より大きい場合に、使用される。これらには、主にPeO/EO/POブロックアルコキシレート(m=5、x>0、n=2、y>0、m=3、z>0)が含まれる。
好適な実施形態によれば、本発明に従って使用されるアルコールアルコキシレートは、式(II)の第一級のα-分岐アルコールをベースとする。
Figure 0004417118
[式中、R1、R2は、独立して互いに、水素又はC1〜C26のアルキルである。]
好ましくは、R1及びR2は、独立して互いに、C1〜C6のアルキル、特にC2〜C4のアルキルである。
きわめて殊に好適なのは、2-プロピルヘプタノールをベースとするアルコールアルコキシレートである。これらには、具体的に、Rが2-プロピルヘプチル基、つまり式(II)においてR1とR2は、各々の場合、n-プロピルである式(I)のアルコールアルコキシレートが含まれる。
上記のアルコールは、ゲルベ(Guerber:Guebert)アルコールとも呼ばれる。それらは、高温(例えば、180〜300℃)で、アルカリ縮合剤(例、水酸化カリウム等)の存在下で、例えば、対応する第一級アルコール(例えば、R1,2CH2CH2OH)の二量化により、得ることが可能である。
上記の好適な実施形態の目的に用いるアルコキシレートは、ゲルベアルコールをベースとし、主にEO型のアルコキシレートである。エトキシル化度1〜50、好ましくは2〜20、特に約3〜10を有するエトキシレートが、特に好適である。上記のうち対応するエトキシ2-プロピルヘプタノールについて殊に言及する。
さらに好適な実施形態によれば、使用されるアルコールアルコキシレートは、C13オキソアルコールをベースとする。
通例、用語「C13オキソアルコール」は、その主成分が、少なくとも1種の分岐のC13アルコール(イソトリデカノール)により構成されるアルコール混合物を意味する。上記のC13アルコールとして、特に、テトラメチルノナノール(例えば、2,4,6,8-テトラメチル-1-ノナノール又は3,4,6,8-テトラメチル-1-ノナノール)、さらにエチルジメチルノナノール(例、5-エチル-4,7-ジメチル-1-ノナノール等)が挙げられる。
適切なC13アルコール混合物は、通常、ヒドロホルミル化したブテン三量体の水素化により得られる。具体的に、以下のように処理することが可能である:
a) ブテンをオリゴマー化するための適切な触媒と接触させる
b) 反応混合物からC12オレフィン画分を単離する
c) 適切な触媒の存在下で、一酸化炭素及び水素と反応させて、C12オレフィン画分をヒドロホルミル化する
d) 水素化する。
有益なC13アルコール混合物は、本質的にハロゲンを含有してなく、つまり、それらは、ハロゲン、具体的には塩素を3重量ppm未満、特に1重量ppm含有する。
ブテンの三量化は、均一又は不均一系触媒反応で、実施可能である。
DIMERSOLプロセス(Revue de l’Institut Francais du Petrole, Vol. 37, No. 5, Sept./Oct. 1982, pp. 639ffを参照)において、ブテンは、遷移金属誘導体及び有機金属化合物を含有する触媒系の存在下で、均一相でオリゴマー化される。典型的な触媒系は、ルイス酸(例、AlCl3、BF3、SbF5等)との組み合わせのNi(O)錯体、或いは、ハロゲン化アルキルアルミニウムとの組み合わせのNi(II)錯体である。
しかしながら、不均一なニッケル含有触媒を用いる(プロセス工程a)本質的に公知の方法で、ブテンをオリゴマー化することも、可能である。選択した反応条件に応じて、異なる相対量のブテン二量体、三量体、及び重合度が3より大きいオリゴマーを得る。ブテン三量体、つまりC12オレフィンは、本発明の目的のため、さらに処理される。イソブテンの含有量は、ヒドロホルミル化/水素化の後に得られるC13アルコール混合物の所望の分岐度を考慮して選択される。比較的に低い分岐度は、比較的に低含有量のイソブテンを必要とし、逆の場合も同じである。例えば、C12オレフィン画分が、およそ1.9〜2.3のISOインデックスを有すならば、主に直鎖ブテンを選択することは好都合である。つまり通常使用される炭化水素流は、ブテン画分を基準として5重量%未満のイソブテンを含有するのが望ましい。該ブテンは、オリゴマー化プロセスにおいて、希釈剤として働く飽和のC4炭化水素の混合物を含有してもよい。
使用されうる不均一ニッケル含有触媒は種々の構造を有し、酸化ニッケル含有触媒が好ましい。本質的に公知で、C.T.O’Connorらの「Catalysis Today, vol.6 (1990), pp.336-338」に記載される触媒は、適切である。
炭化水素流(好ましくはC4)は、通常、50〜100重量%、好ましくは60〜90重量%のブテン、及び0〜50重量%、好ましくは10〜40重量の%ブタンを含有する。ブテン画分は、該ブテン画分を基準として、5重量%未満、特に3重量%未満のイソブテンを含有する。ブテン画分は、通常、以下の組成(各々の場合、ブテン画分を基準とする)を有する。
1-ブテン 1〜50重量%
シス-2-ブテン 1〜50重量%
トランス-2-ブテン 1〜99重量%
イソブテン 1〜5重量%
使用される特に好適な出発物質は、ラフィネートIIとして公知である物質であり、FCCプラント又はスチームクラッカーからのイソブテンを除去したC4画分である物質を利用する。
オリゴマー化反応において得た材料で出発して、1回又は複数回の分離工程(プロセス工程b)で、C12オレフィン留分を単離する。適切な分離装置は、当業者ならば精通している通常の装置である。これらには、例えば、所望ならば、泡鐘(バブルキャップ)、濾板、多孔板塔、バルブ、側面流路等を備えうる蒸留塔(例、トレーカラム等)、蒸発器(例、薄膜蒸発装置、流下液膜式蒸発器、ワイパブレード蒸発器、サンバイ(Sambay)蒸発器等)、及びそれらの組み合わせが含まれる。分留により、C12オレフィン留分を単離するのが、好ましい。
C12オレフィン画分のISOインデックスは、平均分岐数を示し、通常、1〜4、好ましくは1.9〜2.3、特に2.0〜2.3である。ISOインデックスは、例えば、C12オレフィン画分の試料を水素化し、ドデカンを得て、1H-NMRスペクトルにおけるメチル基に起因するシグナル領域と総プロトンに起因するシグナル領域を用いて、平均メチル基数を測定することにより、決定される。ISOインデックスは、平均メチル基数から2を引いた数である。
本発明に係るアルコール混合物を調製するために、単離したC12オレフィン画分をヒドロホルミル化して、C13アルデヒドを得て(プロセス工程c)、これらを続いて、水素化して、C13アルコールを合成する(プロセス工程d)。単一工程又は2つの別々の反応工程で、アルコール混合物の調製を実施することが可能である。
ヒドロホルミル化プロセスの概要及び適切な触媒を、Bellerらの「Journal of Molecular Catalysis A 104 (1995), pp. 17-85」に見つけることができる。
ヒドロホルミル化は、コバルトヒドロホルミル化触媒の存在下で、実施されるのが好ましい。ヒドロホルミル化触媒の量は、ヒドロホルミル化されるオレフィンの量を基準として、コバルト金属として計算し、通常、0.001〜0.5重量%である。反応温度は、通常、約100〜250℃、好ましくは150〜210℃の範囲である。約10〜650バールの加圧で、反応を実施してもよい。水の存在下でヒドロホルミル化を実施するのが好ましいが、水の非存在下でも実施しうる。
一酸化炭素と水素は、通常、合成ガスとして公知の混合体の形態で使用される。利用される合成ガスの組成は、広範囲で変化する。水素に対する一酸化炭素のモル比は、通常、およそ2.5:1〜1:2.5である。好適な比は、約1:1.5である。
反応媒体に均一に溶解するコバルト触媒は、酸性水溶液の存在下で、ヒドロホルミル化プロセスの反応生成物を酸素又は空気と処理することによる適切な方法で、ヒドロホルミル化生成物から分離されうる。これは、酸化によりコバルト触媒を破壊して、コバルト(II)塩を生じる。コバルト(II)塩は、水溶性で、水溶性相に抽出され、分離されて、ヒドロホルミル化プロセスに戻る。
ヒドロホルミル化で得られる未精製のアルデヒド又はアルデヒド/アルコール混合物を、所望ならば、水素化の前に、当業者に公知の慣例的方法で単離し、適切ならば、精製する。
水素化に関して、ヒドロホルミル化で得た反応混合物を、水素化触媒の存在下で、水素と反応させる。
適切な水素化触媒は、通常、遷移金属(例えば、Cr、Mo、W、Fe、Rh、Co、Ni、Pd、Pt、Ru等、又はそれらの混合物)であり、担体(例、活性炭、酸化アルミニウム、珪藻土等)に適用されて活性や安定性を高めうる。触媒活性を高めるために、Fe、Coを用いることが可能であり、非常に大きな表面積を有する金属スポンジようなNiが好ましく、ラネー触媒の形態における上記の金属が挙げられる。本発明に係る界面活性剤アルコールを調製するのに、Co/Mo触媒を利用するのが好ましい。触媒活性に応じて、高温かつ加圧で、オキソアルデヒドを水素化するのが好ましい。水素化温度は、約80〜250℃であるのが好ましく、圧力は、およそ50〜350バールであるのが好ましい。
さらに適切なC13アルコール混合物を以下のような手順により得る。
a) C4オレフィン混合物をメタセシス反応させる
b) 炭素原子数6のオレフィンをメタセシス混合物から分離する
c) 分離したオレフィンを、個々に又は混合体として、二量化し、炭素原子数12のオレフィン混合物を得る
d) 生成したオレフィン混合物を(適切ならば分留後)誘導化してC13オキソアルコール混合物を得る。
プロセス工程a)で利用するメタセシスの原理は、例えば、「Ullmann’s Ecyclopedia of Industrial Chemistry, 5th Ed., Vol. A18, pp. 235/236」に記載されている。上記プロセスの実施方法に関するさらなる情報は、例えば、K.J. Ivinの「Olefin Metathesis, Academic Press, London, (1983)」、「Houben-Weyl, E18, 1163-1223」、R.L. Banks, Discovery and Development of Olefin Disproportionation, CHEMTECH (1986), February, 112-117」に記載されている。
C4オレフィン流中に存在する主成分ブタ-1-エン及びブタ-2-エンにメタセシスを適用する場合、炭素原子数5〜10のオレフィン、好ましくは炭素原子数5〜8のオレフィン、具体的にはペンタ-2-エン及びヘキサ-3-エンを適切な触媒の存在下で、生成する。
適切な触媒は、好ましくはモリブデン、タングステン、又はレニウム化合物である。不均一系触媒を用いて反応を実行するのが、特に適切であり、触媒活性金属は、特にAl2O3又はSiO2担体で使用される。上記触媒の例として、SiO2上のMoO3又はWO3、Al2O3上のRe2O7が挙げられる。
上記反応は、特に穏やかな反応条件を用いることが可能なので、レニウム触媒の存在下で、メタセシスを実施するのは、特に有益である。従って、0〜50℃の温度、約0.1〜0.2MPaの低圧で上記の場合に、メタセシスを実行しうる。
VIIIb族の少なくとも1種の元素を含有する二量化触媒を用いる場合、及び、二量化混合物が式III(ビニリデン基):
Figure 0004417118
[式中、A1及びA2は、脂肪族炭化水素の基である。]
の構造要素を含有する10重量%未満の化合物と共が得られるように触媒組成と反応条件を選択した場合、メタセシス工程において得られたオレフィン又はオレフィン混合物の二量化により、界面活性剤アルコールへのさらなる処理の観点から特に好ましい成分及び特に有利な組成を有する二量化生成物を得る。
メタセシス生成物中に存在する内部直鎖ペンテン及びヘキセンは、二量化反応に使用されるのが、好ましい。ヘキサ-3-エンの使用が、特に好ましい。
均一又は不均一系触媒を用いて、二量化反応を実施する。不均一系触媒反応の手順は、以下の2つの理由により好適である。第一に、触媒の分離が単純化されるので、手順がさらに経済的になる。第二に、例えば、加水分解により溶解触媒を分離する場合、通常、汚染廃水を全く生じない。不均一系触媒反応の手順のさらなる利点は、二量化生成物が、ハロゲン、具体的には塩素又はフッ素を全く含有しない事実である。均一系可溶性触媒は、通常、ハロゲン化物含有の配位子を含有するか、或いはハロゲン含有の助触媒との組み合わせで使用される。均一系可溶性触媒系からのハロゲンが、二量化生成物に含有される可能性があり、ハロゲンは、生成物の品質にだけでなく、さらなる処理工程、具体的には界面活性剤アルコールを得るヒドロホルミル化へもかなりの悪影響を有する。
不均一系触媒反応は、例えば、DE-A-43 39 713からわかるように、VIIIb族金属の酸化物と、酸化ケイ素と酸化チタンからなる支持体材料上の酸化アルミニウムとの組み合わせの使用を伴うのが適切である。不均一系触媒は、固体床に使用されることが可能で、この場合、1〜1.5mmのペレットとしての粗微粒子、或いは懸濁液中の粗微粒子(粒径0.05〜0.5 mm)であるのが好ましい。二量化が、不均一系触媒反応で行われる場合、二量化は、閉鎖系内で、80〜200℃、好ましくは100〜180℃の温度で、反応温度に勝る圧力下で、或いは、適切ならば、超大気圧において保護ガス下で、実行されるのが好ましい。至適転化率を得るために、反応混合物は繰り返し循環され、循環する生成物のうちの特定の比率が連続的に取り出され出発物質と置き換わる。
二量化により、開始のオレフィンの鎖長のほぼ2倍の鎖長の構成部分を有するモノ不飽和炭化水素の混合物を得る。
二量化触媒及び反応条件は、二量化混合物の成分の少なくとも80%が、それらの主鎖の鎖長の1/4〜3/4、好ましくは1/3〜2/3において、1つの分岐、又は隣接した炭素原子で2つの分岐を有するように記載される内容の範囲内の方法で、選択されるのが適切である。
分岐を有する構成部分の割合が高く(通常75%を超える、特に80%を超える)、分岐されていない割合が低い(通常25%未満、特に20%未満)オレフィンは、上記のように生成されたオレフィン混合物の顕著な特徴である。さらなる特徴は、(y-4)及び(y-5)の炭素原子を有する基が、大部分、主鎖の分岐部位に結合されることであり、yは、二量化プロセスに使用されるモノマーの炭素原子数である。値(y-5)=0は、側鎖が全く存在しないことを意味する。
上記のように調製されたC12オレフィン混合物の主鎖は、分岐点に、メチル又はエチル基を有するのが好ましい。
主鎖におけるメチル又はエチル基の位置も特徴がある。一置換の場合は、メチル又はエチル基は、主鎖のP位(P=(n/2)-m)に存在し、nは、主鎖の長さであり、mは、側基の炭素原子数であり、一方、二置換生成物の場合、一置換基は、P位に位置し、もうひとつは、隣接した炭素原子P+1位に位置する。本発明に従って調製されたオレフィン混合物において、一置換生成物(単一分岐)の割合は、40〜75重量%の範囲であり、二分岐の構成部分の割合は、5〜25重量%の範囲であることを特徴とする。
さらに、二量化混合物は、二重結合の位置が特定の必要条件に適う場合に、特にさらに誘導化されやすいことが判明されている。上記の有益なオレフィン混合物において、分岐に関連する二重結合の位置は、「オレフィン系」水素原子に対する「脂肪族系」水素原子の割合で決まり、H脂肪族系:Hオレフィン系= (2*n-0.5):0.5〜(2*n-1.9):1.9の範囲であり、nは、二量化プロセスから生成されるオレフィンの炭素原子数である。
(「脂肪族系」と称される水素原子は、C=Cの二重結合(パイ結合)の部分を形成しない炭素原子に結合する水素原子であり、一方、「オレフィン系」水素原子は、パイ結合させる炭素原子に結合する水素原子である)。
特に好適な二量化混合物は、
H脂肪族系:Hオレフィン系=(2*n-1.0):1〜(2*n-1.6):1.6の比である二量化混合物である。
上記のように生成されたオレフィン混合物は、最初に、適切な触媒、好ましくはコバルト又はロジウム含有触媒の存在下で、一酸化炭素と水素との反応により、ヒドロホルミル化されて、界面活性剤アルコール(オキソアルコール)、分岐の第一級アルコールを生じる。
ヒドロホルミル化の方法の良好な概要は、多くのさらなる参考文献をはじめとして、例えば、「Journal of Molecular Catalysis, A104 (1995) 17-85」又は「Ullmanns Encyclopedia of Industrial Chemistry, Vol. A5 (1986), page 217 ff., page 333」及び関連する文献において、Bellerらによる包括的な論文に見つけられる。
それらの文献に提供された包括的な情報によって、当業者は、本発明に係る分岐のオレフィンをヒドロホルミル化することも可能である。上記の反応において、COと水素は、オレフィンの二重結合へ付加反応して、以下の反応式の図に示すように、アルデヒドとアルカノールの混合物が生じる。
Figure 0004417118
反応混合物中のn-化合物とイソ化合物のモル比は、通常、1:1〜20:1の範囲であり、ヒドロホルミル化のため選択したプロセス条件及び使用する触媒により変わる。ヒドロホルミル化は、通常、90〜200℃の温度範囲、2.5〜35MPa(25〜350バール)のCO/H2圧で実施される。水素に対する一酸化炭素の混合率は、反応が、主にアルカナール又はアルカノールを生ずることを目的とするかどうかにより変わる。プロセスは、10:1〜1:10、好ましくは3:1〜1:3の範囲のCO:Hの比で適切に実施され、アルカナールを調製するならば、水素分圧の方が低い範囲が選択され、アルカノールを調製するならば、水素分圧の方が高い範囲、例えば、CO:H2 =1:2が選択される。
適切な触媒は、主に、一般式HM(CO)4又はM2(CO)8(式中、Mは、金属原子、好ましくは、コバルト、ロジウム又はルテニウム原子である)の金属化合物である。
一般的に、各場合に使用される触媒又は触媒前駆体は、ヒドロホルミル化条件下で、一般式HxMy(CO)zLq[式中、Mは、VIIIb族金属であり、Lは、ホスフィン、ホスファイト、アミン、ピリジン又はその他のドナー化合物である配位子、及びそれらの重合体の形で存在しうる配位子であり、q、x、y及びzは、金属の原子価とタイプ・配位子Lの結合力に応じた整数であり、qは0であってもよい]の触媒活性種を生じる。
金属Mは、コバルト、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、プラチナ、オスミウム又はイリジウムが好ましく、特に、コバルト、ロジウム又はルテニウムが好ましい。
適切なロジウム化合物又は錯体の例として、ロジウム(II)及びロジウム(III)塩(例、塩化ロジウム(III)、硝酸ロジウム(III)、硫酸ロジウム(III)、硫酸ロジウムカリウム、カルボン酸ロジウム(II)、カルボン酸ロジウム(III)、酢酸ロジウム(II)、 酢酸ロジウム(III)、酸化ロジウム(III)等)、 ロジウム(III)酸の塩(例えば、ヘキサクロロロジウム酸(III)トリスアンモニウム等)が挙げられる。その他の適切な例は、ロジウム錯体(例、アセチルアセトン酸ロジウムビスカルボニル、アセチルアセトナトビスエチレンロジウム(I)等)が挙げられる。アセチルアセトン酸ロジウムビスカルボニル又は酢酸ロジウムを用いるのが好ましい。
適切なコバルト化合物の例として、塩化コバルト(II)、硫酸コバルト(II)、炭酸コバルト(II)、硝酸コバルト(II)、それらのアミン又は水和錯体、コバルトカルボサイクレート(例、酢酸コバルト、エチルヘキサン酸コバルト、ナフタン酸(naphthanoate)コバルト、及びカプロラクタム酸コバルト錯体等)が挙げられる。コバルトのカルボニル錯体(例、ジコバルトオクトカルボニル、テトラコバルトドデカカルボニル、及びヘキサコバルトヘキサデカカルボニル等)を、この目的のために使用してもよい。
上記記載のコバルト、ロジウム及びルテニウム化合物は、原則的に公知であり、文献に十分に記載されており、或いはその他は、公知の化合物に類似して、当業者によって、調製されることが可能である。
不活性溶媒又は希釈液の添加、或いは無添加でも、ヒドロホルミル化を実施することが可能である。適切な不活性添加の例として、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、塩化メチレン、ヘキサン、石油エーテル、アセトニトリル及び二量化生成物のヒドロホルミル化において得られた高沸点留分が挙げられる。
結果として生成されるヒドロホルミル化生成物のアルデヒド含有量が、過度に高いならば、例えば、ラネーニッケルの存在下で水素を用い、或いは水素化反応に関して公知である他の触媒、具体的には、銅、亜鉛、コバルト、ニッケル、モリブデン、ジルコニウム又はチタンを含有する触媒を用いて、水素化により、高含有量は簡単に改善されうる。存在するアルデヒド画分の殆どは、水素化されて、アルカノールを生じる。反応混合物中のアルデヒド画分が、実質的に除去されるならば、所望ならば、2番目の水素化プロセスを用いて、例えば、特に穏やかで経済的な条件下で、水酸化ホウ素アルカリ金属を用いて、上記の反応は達成される。
本発明に係る純C13アルコール混合物は、当業者に公知の慣用の精製方法、具体的に分留による水素化プロセスで生じる反応混合物から、得られることが可能である。
通例として、本発明に係るC13アルコール混合物は、1〜4、好ましくは2.1〜2.5、特に2.2〜2.4の平均分岐度を有する。分岐度は、アルコール1分子中のメチル基数から1を引いた数として定義される。平均分岐度は、試料分子の分岐度の統計的な平均である。試料分子中の平均メチル基数は、1H-NMRスペクトルにより、容易く測定できる。この目的のために、CH2-OH基を2で割るならば、試料の1H-NMRスペクトルにおけるメチルプロトンに対応するシグナル領域(数)を3で割り、その数をメチレンプロトンのシグナル領域(数)で割る。
特に、エトキシル化されたか或いはEO/POタイプのブロックアルコキシレートであるかどちらかのアルコールアルコキシレートが、C13オキソアルコールをベースとする上記実施形態の範囲内で好適である。
本発明に従って使用されるエトキシル化されたC13オキソアルコールのエトキシル化度は、通常1〜50、好ましくは3〜20、特に3〜10、主に4〜10、とりわけ5〜10である。
本発明に従って使用されるEO/POブロックアルコキシレートのアルコキシル化度は、ブロックの位置により決まる。POブロックが末端に位置するならば、EO単位とPO単位の比は、通常少なくとも1、好ましくは1:1〜4:1、特に1.5:1〜3:1である。この場合、エトキシル化度は、通常1〜20、好ましくは2〜15、特に4〜10であり、プロポキシル化度は、通常1〜20、好ましくは1〜8、特に2〜5である。総アルコキシル化度、つまりEO単位とPO単位の総計は、通常2〜40、好ましくは3〜25、特に6〜15である。対照的に、EOブロックが末端に位置するならば、POブロックとEOブロックの比は、(POブロックが末端に位置する場合と比べて)決定的ではなく、通常1:10〜3:1、好ましくは1:1.5〜1:6である。この場合、エトキシル化度は、通常1〜20、好ましくは2〜15、特に4〜10であり、プロポキシル化度は、通常0.5〜10、好ましくは0.5〜6、特に1〜4である。通常、総アルコキシル化度は、1.5〜30、好ましくは2.5〜21、特に5〜14である。
さらなる好適な実施形態によれば、C10オキソアルコールをベースとするアルコールアルコキシレートを用いる。
既に説明した用語「C13オキソアルコール」に類似する、用語「C10オキソアルコール」は、その主成分が少なくとも1種の分岐C10アルコール(イソデカノール)より合成されるC10アルコール混合物を表す。
通常、ヒドロホルミル化された三量体プロペンを水素化して、適切なC10アルコール混合物を得ることが可能である。具体的には、以下のように処理することが可能である。
a) オリゴマー化するために、プロペンを適切な触媒と接触させる
b) 1種のC9オレフィン画分を反応混合物から単離する
c) 適切な触媒の存在下で、一酸化炭素と水素と反応させて、C9オレフィン画分をヒドロホルミル化する
d) 水素化する。
上記の手順の特定の実施形態は、結果として、ヒドロホルミル化された三量体ブテンの水素化に関して上記に記載した実施形態に類似する。
上記に記載したことから、本発明に従って使用されるC13オキソアルコール又はC10オキソアルコールは、分岐形状で先在するオレフィンをベースにすることになる。つまり、直鎖オレフィンのヒドロホルミル化における場合にありうることだが、分岐をヒドロホルミル化反応だけによるものとすることはできない。ゆえに、本発明に従って使用されるアルコキシレートの分岐度は、通常、1より大きいのである。
通常、本発明に従って使用されるアルコキシレートは、比較的に小さい接触角を有する。とりわけ好適なアルコキシレートは、パラフィン表面上に2重量%のアルコキシレートを含有する水溶液を用いる本質的に公知の方法で、決定される場合、120°未満、好ましくは100°未満の接触角を有するアルコキシレートである。
一態様によれば、アルコキシレートの界面活性特性は、アルコキシレート基の性質及び配置によって変わる。表面張力は、本発明に従って使用されるアルコキシレートの「ペンダントドロップ」法(懸滴法)により測定でき、0.1重量%のアルコキシレートを含有する溶液に対して、好ましくは25〜70mN/m、特に28〜50mN/mの範囲であり、0.5重量%のアルコキシレートを含有する溶液に対して、25〜70mN/m、特に28〜45mN/mの範囲である。本発明に従って使用されるアルコキシレートは、従って、両親媒性物質とみなされる。
従って、本発明は、
(a) 植物処理用の少なくとも1種の活性成分
(b) 少なくとも1種のアルコキシル化された分岐アルコール
を含有する組成物にも関する。
成分(b)が、組成物の総重量を基準として、1重量%を上回る量、好ましくは5重量%を上回る量、特に10重量%を上回る量になる場合が有益である。対照的に、通常、成分(b)が、組成物の総重量を基準として、50重量%未満、好ましくは45重量%未満、特に40重量%未満の量になる場合が適切である。
活性成分(成分(a))は、除草剤、殺菌剤、殺虫剤、ダニ駆除剤、抗線虫薬、及び植物の成長を調整する活性成分の中から、選択されることが可能である。
除草性作物保護の組成物は、例えば、以下の除草性の作物保護剤を1種以上含有する:
1,3,4-チアジアゾール(例、ブチダゾール及びブチダゾール等)、アミド(例、アリドクロール、ベンゾイルプロペチル、ブロモブチド、クロルチアミド、ジメピペレート、ジメテナミド、ジフェナミド、エトベンザニド、フラムプロップメチル、ホサミン(fosamin)、イソキサベン、モナリド(monalide)、ナプタラム、プロンアミド、プロパニル等)、アミノリン酸(例、ビラナホス、ビラナホス、グルホシネートアンモニウム、グリホサート、スルホサート等)、アミノトリアゾール(例、アミトロール等)、アニリド(例、アニロホス、メフェナセット等)、アリールオキシアルカン酸(例、2,4-D、2,4-DB、クロメプロッブ、ジクロルプロプ、ジクロルプロプ-P、ジクロルプロプ-P、フェノプロップ、フルロキシピル、MCPA、MCPB、メコプロプ、メコプロプ-P、ナプロパミド、ナプロプアニリド(napropanilide)、トリクロピル等)、安息香酸(例、クロランベン、ジカンバ等)、ベンゾチアジアジノン(例、ベンタゾン等)、漂白剤(例、クロメゾン、ジフルフェニカン、フルオロクロリドン、フルポキサム、フルリドン、ピラゾレート、スルコトリオン等)、カルバミン酸(例、カルベトアミド(carbetamid)、クロルブファム、クロルプロファム、デスメディファム、フェンメディファム、バ−ナレ−ト等)、キノリンカルボン酸(例、クインクロラック、キンメラック等)、ジクロロプロピオン酸(例、ダラポン等)、ジヒドロベンゾフラン(例、エトフメセート等)、ジヒドロフラン-3-オン(例、フルルタモン等)、ジニトロアニリン(例、バナフィン、ブトラリン、ジニトロアミン、エタルフルラリン、フルクロラリン(fluchloralin)、イソプロパリン、ニトラリン、オリザリン、ペンジメタリン、プロジアミン、プロフルラリン、トリフルラリン等)、ジニトロフェノール(例、ブロモフェノキシム、ジノセブ、ジノセブアセタート、ジノターブ、DNOC、ミノテルブ(minoterb)-アセタート等)、ジフェニルエーテル(例、アシフルオルフェンナトリウム、アクロニフェン、ビフェノックス、クロルニトロフェン、ジフェノクスウロン、エトキシフェン(ethoxyfen)、フルオロジフェン、フルオログリコフェンエチル、ホメサフェン、フリルオキシフェン(furyloxyfen)、ラクトフェン、ニトロフェン、ニトロフルオロフェン、オキシフルオルフェン等)、ジピリジル(例、シペルクアト(cyperquat)、ジフェンゾコートメチル硫酸、ジクワット、パラコートジクロリド等)、イミダゾール(例、イソカルバミド等)、イミダゾリノン(例、イマザメタピル(imazamethapyr)、イマザピル、イマザキン、イマゼサベンツ-メチル、イマゼタピル等)、オキサジアゾール(例、メタゾール、オキサジアルギル、オキサジアゾン等)、オキシラン(例、トリジファン等)、フェノール(例、ブロモキシニル、アイオキシニル等)、フェノキシフェノキシプロピオンエステル(例、クロジナホップ、シハロホップ-ブチル、ジクロフォップメチル、フェノキサプロップエチル、フェノキサプロップ-p-エチル、フェンチアプロプ(fenthiaprop)エチル、フルアジホス-ブチル、フルアジホス-p-ブチル、ハロキシホップ-エトキシエチル、ハロキシホップメチル、ハロキシホップ-p-メチル、イソキサピリホップ、プロパキザホップ、キザロホップエチル、キザロホップ-p-エチル、キザロホップテフリル等)、フェニル酢酸(例、クロルフェナク(chlorfenac)等)、フェニルプロピオン酸(例、クロロフェンプロプ(chlorophenprop)-メチル等)、ppi活性成分(例、ベンゾフェナップ、フルミクロラックペンチル、フルミオキサジン、フルミプロピン、フルプロパシル、ピラゾキシフェン、スルフェントラゾン、チジアジミン等)、ピラゾール(例、ニピラクロフェン(nipyraclofen)等)、ピリダジン(例、クロリダゾン、マレイン酸ヒドラジド、ノルフルラゾン、ピリデート等)、ピリジンカルボン酸(例、クロピラリド、ジチオピル、ピクロラム、チアゾピル等)、ピリミジルエーテル(例、ピリチオバック酸、ピリチオバック-ナトリウム、 KIH-2023、KIH-6127等)、スルホンアミド(例、フルメツラム、メトスラム等)、トリアゾールカルボキサミド(例、トリアゾフェンアミド(triazofenamid)等)、ウラシル(例、ブロマシル、レナシル、ターバシル等)、さらにベナゾリン、ベンフレセート、ベンスリド、ベンゾフルオル(benzofluor)、ブタミホス、カフェンストロール、クロルタール-ジメチル、シンメチリン、ジクロ
ベニル、エンドタール、フルオルベントラニル(fluorbentranil)、メフルイジド、ペルフルイドン(perfluidone)、ピペロホス。
好適な除草性の作物保護剤は、スルホニル尿素系の除草剤(例、アミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロンメチル、クロリムロンエチル、クロールスルフロン、シノスルフロン、シクロスルファムロン、エタメツルフロンメチル、フラザスルフロン、ハロスルフロンメチル、イマゾスルフロン、メトスルフロンメチル、ニコスルフロン、プリミスルフロン、プロスルフロン、ピラゾスルフロンエチル、リムサルフロン、サルフォメトロンメチル、チフェンサルフロンメチル、トリアスルフロン、トリベヌロンメチル、トリフルスルフロンメチル、トリトスルフロン等)である。
好適な除草性の作物保護剤は、さらに、シクロヘキセノン系の除草剤(例、アロキシジム、クレトジム、クロプロキシジム(cloproxydim)、シクロキシジム、セトキシジム及びトラルコキシジム等)である。
とりわけ好適なシクロヘキセノン系の除草性の活性成分は、テプラロキシジム(参照、AGROW, No. 243, 11.3.95, page 21, カロキシジム)と、2-(1-[2-{4-クロロフェノキシ}プロピル-オキシイミノ]ブチル)-3-ヒドロキシ-5-(2H-テトラヒドロチオピラン-3-イル)-2-シクロヘキセン-1-オンであり、スルホニル尿素系の成分は、N-(((4-メトキシ-6-[トリフルオロメチル]-1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ)カルボニル)-2-(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドである。
殺菌性組成物は、例えば、以下の殺菌活性成分の1種またはそれ以上を含有する: 硫黄、ジチオカルバミン酸及びそれらの誘導体(例、ジメチルジチオカルバミン酸鉄(III)、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、エチレンビスジチオカルバミン酸亜鉛、エチレンビスジチオカルバミン酸マンガン、エチレンジアミンビスジチオカルバミン酸亜鉛マンガン、テトラメチルチウラムジスルフィド、亜鉛のアンモニア錯体(N,N-エチレンビス-ジチオカルバミン酸)、亜鉛のアンモニア錯体(N,N-プロピレン-ビスジチオカルバミン酸)、亜鉛(N,N-プロピレンビスジチオカルバミン酸), N,N-ポリプロピレンビス(チオカルバモイル)ジスルフィド等)
ニトロ誘導体(例、ジニトロ(1-メチルヘプチル)フェニルクロネート、アクリル酸2-sec-ブチル-4,6-ジニトロフェニル3,3-ジメチル、炭酸2-sec-ブチル-4,6-ジニトロフェニルイソプロピル、フタル酸ジイソプロピル5-ニトロイソ等)
複素環式物質(例、2-ヘプタデシル-2-イミダゾリンアセタート、2,4-ジクロロ-6-(o-クロロアニリノ)-s-トリアジン、O,O-ジエチルフタルイミドホスホノチオアート、5-アミノ-1-[ビス(ジメチルアミノ)-ホスフィニル]-3-フェニル-1,2,4-トリアゾール、2,3-ジシアノ-1,4-ジチオ-アントラキノン、2-チオ-1,3-ジチオロ[4,5-b]キノキサリン、メチル1-(ブチルカルバモイル)-2-ベンズイミダゾールカルバミン酸、2-メトキシカルボニル-アミノベンズイミダゾール、2-(2-フリル)ベンズイミダゾール、2-(4-チアゾリル)-ベンズイミダゾール、N-(1,1,2,2-テトラクロロエチルチオ)テトラヒドロ-フタルイミド、N-トリクロロメチルチオテトラヒドロフタルイミド、N-トリクロロメチルチオフタルイミド、N-ジクロロフルオロメチルチオ-N、N-ジメチル-N-フェニルスルホジアミド、5-エトキシ-3-トリクロロメチル-1,2,3-チアジアゾール、2-チオシアナト-メチルチオベンゾチアゾール、1,4-ジクロロ-2,5-ジメトキシベンゼン、4-(2-クロロフェニルヒドラゾノ)-3-メチル-5-イソオキサゾロン、ピリジン-2-チオール1-オキシド、8-ヒドロキシキノリン又はその銅塩、2,3-ジヒドロ-5-カルボキサニリド-6-メチル-1,4-オキサチイン、2,3-ジヒドロ-5-カルボキサニリド-6-メチル-1,4-オキサチイン4,4-ジオキシド、2-メチル-5,6-ジヒドロ-4H-ピラン-3-カルボキサニリド、2-メチルフラン-3-カルボキサニリド、2,5-ジメチルフラン-3-カルボキサニリド、2,4,5-トリメチルフラン-3-カルボキサニリド、N-シクロヘキシル-2,5-ジメチルフラン-3-カルボキサミド、N-シクロヘキシル-N-メトキシ-2,5-ジメチルフラン-3-カルボキサミド、2-メチルベンズアニリド、2-ヨードベンズアニリド、N-ホルミル-N-モルホリン-2,2,2-トリクロロエチル アセタール、ピペラジン-1,4-ジイルビス-1-(2,2,2-トリクロロエチル)ホルムアミド、1-(3,4-ジクロロアニリノ)-1-ホルミルアミノ-2,2,2-トリクロロエタン、2,6-ジメチル-N-トリデシルモルホリン又はその塩、2,6-ジメチル-N-シクロドデシルモルホリン又はその塩、N-[3-(p-tert-ブチルフェニル)-2-メチルプロピル]-シス-2,6-ジメチルモルホリン、N-[3-(p-tert-ブチル-フェニル)-2-メチルプロピル]ピペリジン、1-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-4-エチル-1,3-ジオキソラン-2-イルエチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、1-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-4-n-プロピル-1,3-ジオキソラン-2-イルエチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、N-(n-プロピル)-N-(2,4,6-トリクロロフェノキシエチル)-N-イミダゾリル尿素、1-(4-クロロフェノキシ)-3,3-ジメチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-2-ブタノン、1-(4-クロロフェノキシ)-3,3-ジメチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-2-ブタノール、(2RS,3RS)-1-[3-(2-クロロフェニル)-2-(4-フルオロフェニル)オキシラン-2-イルメチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、α-(2-クロロフェニル)-α-(4-クロロ-フェニル)-5-ピリミジンメタノール、5-ブチル-2-ジメチルアミノ-4-ヒドロキシ-6-メチルピリミジン、ビス(p-クロロフェニル)-3-ピリジンメタノール、1,2-ビス(3-エトキシカルボニル-2-チオウレイド)ベンゼン、1,2-ビス(3-メトキシカルボニル-2-チオウレイド)ベンゼン等)、
ストロビルリン(例、メチル E-メトキシイミノ-[α-(o-トリルオキシ)-o-トリル]アセタート、メチル E-2-{2-[6-(2-シアノフェノキシ)ピリミジン-4-イルオキシ]フェニル}-3-メトキシアクリル酸、N-メチル-E-メトキシイミノ-[α-(2-フェノキシフェニル)]アセトアミド、N-メチル-E-メトキシイミノ- [α-(2,5-ジメチルフェノキシ)-o-トリル]アセトアミド等)、
アニリノピリミジン(例、N-(4,6-ジメチルピリミジン-2-イル)アニリン、N-[4-メチル-6-(1-プロピニル)ピリミジン-2-イル]アニリン、N-[4-メチル-6-シクロプロピルピリミジン-2-イル]アニリン等)、
フェニルピロール(例、4-(2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソl-4-イル)-ピロール-3-カルボニトリル等)、
シンナムアミド(例、3-(4-クロロフェニル)-3-(3,4-ジメトキシフェニル)-アクリロイルモルホリン等)、
及び様々な殺菌剤(例、ドデシルグアニジンアセタート、3-[3-(3,5-ジメチル-2-オキシシクロヘキシル)-2-ヒドロキシyエチル]グルタルイミド、ヘキサクロロベンゼン、メチル N-(2,6-ジメチルフェニル)-N-(2-フロイル)-DL-アラニナート、DL-N-(2,6-ジメチルフェニル)-N-(2’-メトキシアセチル)-アラニンメチルエステル, N-(2,6-ジメチルフェニル)-N-クロロアセチル-D,L-2-アミノブチロラクトン、DL-N-(2,6-ジメチルフェニル)-N-(フェニル-アセチル)アラニンメチルエステル、5-メチル-5-ビニル-3-(3,5-ジクロロ-フェニル)-2,4-ジオキソ-1,3-オキサゾリジン、3-[3,5-ジクロロフェニル-(5-メチル-5-メトキシメチル]-1,3-オキサゾリジン-2,4-ジオン、3-(3,5-ジクロロフェニル)-1-イソプロピルカルバモイルヒダントイン、N-(3,5-ジクロロフェニル)-1,2-ジメチルシクロプロパン-1,2-ジ-カルボキシミド、2-シアノ-[N-(エチルアミノカルボニル)-2-メトキシイミノ]-アセトアミド、1-[2-(2,4-ジクロロフェニル)ペンチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、2,4-ジフルオロ-α-(1H-1,2,4-トリアゾリル-1-メチル)ベンズヒドリルアルコール、N-(3-クロロ-2,6-ジニトロ-4-トリフルオロメチルフェニル)-5-トリフルオロ-メチル-3-クロロ-2-アミノピリジン、1-((ビス(4-フルオロフェニル)メチル-シリル)メチル)-1H-1,2,4-トリアゾール等)。
有用な成長調整物質は、例えば、ジベレリンの群である。これらには、例えば、ジベレリンGA1、GA3、GA4、GA5及びGA7等、対応するエキソ-16,17-ジヒドロジベレリン及びそれらの誘導体(例えば、C1〜C4のカルボン酸とのエステル)が含まれる。エキソ-16,17-ジヒドロ-GA5-13-アセタートが、本発明に従って好適である。
本発明の一実施形態によれば、活性成分の構成部分(a)は、本質的に以下の好適な活性成分の1種以上からなる:ベンタゾン、ジフェンゾコート、ペンジメタリン、クインクロラック、シクロキシジム、キンメラック、セトキシジム、シニドン-エチル、メコプロプ、メコプロプ-P、ジクロルプロプ、クロリダゾン、ジカンバ、メトブロムロン、プロホキシジム、トリトスルフロン、ジフルフェンゾピル、s-ジメテナミド、シアナジン、ピコリナフェン、シクロスルファムロン、イマザメタベンズ-メチル、イマザキン、アシフルオルフェン、ニコスルフロン、硫黄、ジチアノン、トリジモーフ、メチラム、ニトロタールイソプロピル、チオファネートメチル、メトラクロル、トリホリン、セルベンダジム(cerbendazim)、ビンクロゾリン、ドジン、フェンプロピモルフ、エポキシコナゾール、クレソキシムメチル、ピラクロストロビン、ジモキシストロビン、シアゾファミド、フェノキサリン(fenoxalin)、ジメトモルフ、メトコナゾール、ジメトエート、クロルフェンビンホス、ホレイト、酸化フェンブタスズ、クロルフェナピル、シマジン、ベンスルホロン(bensulforon)、フルフェノクスロン、テルフルベンズロン、アルファ-シペルメトリン、シペルメトリン、ヒドラメヒルノン(hydramehylnon)、テルブホス、テメホス、ハロフェノジド、フロクマフェン、トリアザメート、フルシトリネート、ヘキシチアゾクス、ダゾメット、塩化クロロコリン、塩化エピクオート、プロヘキサジオンカルシウム、或いは以下の1種以上のとりわけ好適な活性成分: メタザクロル、パラコート、グリホサート、イマゼタフィル(imazethaphyr)、テプラロキシジム、イマザピック、イマザモックス、アセトクロール、アトラジン、テブフェンピラド、トリフルラリン、ピリダベン。
特に、本発明は、活性成分(濃縮物)を高パーセンテージ含有する組成物に関する。従って、通常、成分(a)は、組成物の総重量の10重量%を超える量、好ましくは15重量%を超える量、特に20重量%超える量に達する。逆に、通常、成分(a)は、便宜上、組成物の総重量の80重量%未満、好ましくは70重量%未満、特に60重量%未満の量になる。
さらに、本発明に係る製剤は、農産技術用途に、具体的には、作物保護の分野に使用される製剤の調製に従来使用された助剤及び/又は添加剤を含有してもよい。上記の製剤として、例えば、界面活性剤、分散剤、湿潤剤、増粘剤、有機溶剤、共溶媒、消泡剤、カルボン酸、防腐剤、安定剤等が挙げられる。
本発明の特定の一実施形態によれば、該組成物は、界面活性成分(c)として、少なくとも1種の(さらなる)界面活性剤を含有する。これに関して、用語「界面活性剤」は、界面又は表面活性の薬剤を意味する。
成分(c)は、特に、分散剤又は乳化剤の形態で、主にフロアブル剤(懸濁剤)中に固体を分散させるために、添加される。さらに、成分(c)の一部は、湿潤剤として作用しうる。
使用可能な界面活性剤は、ポリマー界面活性剤及び疎水基にヘテロ原子を有する界面活性剤を含む、原則的に、アニオン、カチオン、両性及びノニオン系の界面活性剤である。
アニオン界面活性剤として、例えば、カルボン酸塩(具体的には、脂肪酸のアルカリ金属、アルカリ土類金属及びアンモニウム塩(例えば、通常石鹸とも呼ばれるステアリン酸カリウム));アシルグルタミン酸塩;ザルコシン酸塩(例えば、ラウロイルザルコシン酸ナトリウム);タウリン酸塩;メチルセルロース;リン酸アルキル(具体的に、一リン酸及び二リン酸のアルキルエステル);硫酸エステル(具体的に、アルキル硫酸エステル及びアルキルエーテルの硫酸エステル);スルホン酸塩、さらにアルキルスルホン酸塩及びアルキルアリールスルホン酸塩(具体的に、アリールスルホン酸のアルカリ金属、アルカリ土類金属及びアンモニウム塩、アルキル置換アリールスルホン酸、アルキルベンゼンスルホン酸(例えば、リグノスルホン酸及びフェノールスルホン酸、ナフタレン及びジブチルナフタレンスルホン酸、又はドデシルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルメチルエステルスルホン酸塩、スルホン化ナフタレン及びそれらの誘導体のホルムアルデヒドとの縮合体、ナフタレンスルホン酸、フェノール及び/又はフェノールスルホン酸のホルムアルデヒドとの縮合体もしくはホルムアルデヒド及び尿素との縮合体、モノ又はジアルキルスルホコハク酸));タンパク質水解物及びリグニン-亜硫酸廃液が挙げられる。上記記載のスルホン酸は、それらの中性塩又は、適切ならば、塩基性塩の形態で使用されるのが、有益である。
カチオン界面活性剤として、例えば、四級化アンモニウム化合物(具体的にはハロゲン化アルキルトリメチルアンモニウム、ハロゲン化ジアルキルジメチルアンモニウム、アルキルトリメチルアンモニウム硫酸アルキル、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸アルキル)、及びピリジンとイミダゾリン誘導体(具体的に、ハロゲン化アルキルピリジニウム)が挙げられる。
ノニオン界面活性剤として、例えば、さらにアルコキシレート、主にエトキシレート、及びノニオン界面活性剤、具体的に
脂肪族アルコールポリオキシエチレンエステル、例えば、ラウリルアルコールポリオキシエチレンエーテルアセタート、
例えば、直鎖高級アルコールのアルキルポリオキシエチレンエーテル及びアルキルポリオキシプロピレンエーテル、
アルキルアリールアルコールポリオキシエチレンエーテル、例えば、オクチルフェノールポリオキシエチレンエーテル、
アルコキシル化された動物性及び/又は植物性脂肪及び/又は油脂(例えば、トウモロコシ油エトキシレート、ヒマシ油エトキシレート、獣脂エトキシレート)、
グリセロールエステル(例えば、モノステアリン酸グリセロール、
高級アルコールアルコキシレート及びオキソアルコールアルコキシレート、具体的に、直鎖型のR5O-(R3O)r(R4O)sR20のアルコールアルコキシレート[式中R3及びR4は、独立して、互いに、C2H4、C3H6、C4H8であり、R20は、H又はC1〜C12のアルキルであり、R5は、C3〜C30のアルキル又はC6〜C30のアルケニルであり、r及びsは、独立して、互いに0〜50であり、rかsのどちらかが0以外でなければならず]、及びオイレルアルコールポリオキシエチレンエーテル等)、
アルキルフェノールアルコキシレート(例えば、エトキシル化されたイソオクチルフェノール、オクチルフェノール又はノニルフェノール、トリブチルフェニルポリオキシエチレンエーテル、
脂肪アミンアルコキシレート、脂肪酸アミドアルコキシレート及び脂肪酸ジエタノールアミドアルコキシレート、特にそれらのエトキシレート、
糖界面活性剤、ソルビトールエステル(例えば、ソルビタン脂肪酸エステル(モノオレイン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン等)、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド、N-アルキルアグルコンアミド、
アルキルメチルスルホキシド、
アルキルジメチルホスフィンオキシド(例えば、テトラジデシルジメチルホスフィンオキシド
が挙げられる。
両性界面活性剤として、例えば、スルホベタイン、カルボキシベタイン及びアルキルジメチルアミンオキシド(例えば、テトラジデシルジメチルアミンオキシド)が挙げられる。
高分子界面活性剤として、例えば、(AB)x、ABA及びBAB型のジ、トリ及びマルチブロックポリマー、例えば、場合により、エンドキャップしたエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックの共重合体(例えば、エチレンジアミン-EO/POブロック共重合体、ポリスチレンブロックオキシド)、及びABくし型ポリマー(例えば、ポリメタクリル酸くし型オキシドが、挙げられる。
例として本発明に関連して記載されているさらなる界面活性剤は、パーフルオロ界面活性剤、ケイ素界面活性剤(例えば、ポリエーテル修飾シロキサン)、リン脂質(例えば、レシチン又は化学修飾されたレシチン)、アミノ酸界面活性剤(例えば、N-ラウロイルグルタミン酸)、及び界面活性ホモポリマー及び共重合体(例えば、ポリビニルピロリドン、それらの塩の形態でポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリプロピレンオキシド、ポリエチレンオキシド、無水マレイン酸/イソブテン共重合体、ビニルピロリドン/ビニルアセタート共重合体)である。
上記記載の界面活性剤のアルキル鎖は、特に規定がなければ、通常、炭素原子数8〜20の直鎖又は分岐の基である。
成分(c)に関するさらなる界面活性剤は、ノニオン界面活性剤の中から選択されるのが好ましい。ノニオン界面活性剤のうち好適なものは、2〜16、好ましくは5〜16、特に8〜16の範囲のHLB値を有するノニオン界面活性剤である。
原則として、成分(c)は、存在するならば、組成物の総重量の50重量%未満、好ましくは15重量%未満、特に5重量%未満の量となる。
本発明の特定の一実施形態によれば、該組成物は、少なくとも1種のさらなる助剤成分(d)を含有する。
成分(d)は、様々な目的を果たすことが可能である。当業者により、慣用法において、必要条件を満たすように適切な助剤が選択される。
例えば、さらなる助剤は、
(d1) 溶媒又は希釈液
(d2) 乳化剤、遅延放出剤(delayed-release agents)、pH緩衝剤、消泡剤
から選択される。
該組成物は、水以外に、さらに組成物の可溶性成分の溶媒又は不溶性成分の希釈液を含有してもよい。
原則的に有用な例は、鉱油、合成油、植物性油又は動物性油、及び低分子量の親水性溶媒(例、アルコール、エーテル、ケトン等)である。
従って、記載する必要があるのは、第一に、高沸点での媒体の鉱油留分等の非プロトン性又は無極性の溶媒もしくは希釈液(例えば、灯油及びディーゼルオイル)、さらにコールタールオイル、炭化水素、パラフィンオイル(例えば、C8〜C30炭化水素のn-アルカン系列もしくはイソアルカン系列又はそれらの混合物)、場合により、ベンゼン又はナフタレン系列の水素化又は一部水素化の芳香族又はアルキル芳香族(例えば、芳香族又は脂環式C7〜C18炭化水素化合物、脂肪族又は芳香族カルボン酸エステルもしくはジカルボン酸エステル)、或いは純正な状態又は混合物の形態(例えば、天然材料の油性抽出物の形態)での植物又は動物由来の脂肪もしくはオイル、モノグリセリド、ジグリセリド及びトリグリセリド(例えば、オリーブ油、大豆油、ヒマワリ油、ヒマシ油、ゴマ油、トウモロコシ油、落花生油、ナタネ油、あまに油、扁桃油、ヒマシ油、サフラワー油)、及びそれらのラフィネート(例えば、それらの水素化又は一部水素化された生成物及び/又はそれらのエステル、特に、メチル及びエチルエステル)である。
n-アルカン系列又はイソアルカン系列のC8 〜C30炭化水素の例は、n-及びイソオクタン、 n-及びイソデカン、n-及びイソヘキサデカン、n-及びイソオクタデカン、n-及びイソエイコサン、好ましくは炭化水素混合物(例、液体パラフィン(工業銘柄の液体パラフィンは、最大約5%までの芳香族を含有しうる)、及び「Spraytex oil」の名称でTexacoから市販されているC18〜C24の混合物)である。
芳香族又は脂環式のC7〜C18の炭化水素化合物には、特に、アルキル芳香族系列の芳香族又は脂環式の溶媒が含まれる。上記の化合物は、未水素化でも、一部水素化又は完全に水素化されていてもよい。上記溶媒には、特に、モノアルキルベンゼン、ジアルキルベンゼン又はトリアルキルベンゼン、モノアルキル置換テトラリン、ジアルキル置換テトラリン又はトリアルキル置換テトラリン及び/又はモノテトラアルキル置換ナフタレン、ジテトラアルキル置換ナフタレン、トリテトラアルキル置換ナフタレン又はテトラアルキル置換ナフタレン(アルキルは、C1〜C6アルキルが好ましい)が含まれる。上記溶媒の例として、トルエン、o-, m-, p-キシレン、エチルベンゼン、イソプロピルベンゼン、tert-ブチルベンゼン、及び混合物(例、Shellsol及びSolvesso(例えば、Solvesso 100、150、及び200)の名称で販売されているExxon製品)が挙げられる。
適切なモノカルボン酸エステルの例として、オレイン酸エステル(具体的に、オレイン酸メチル及びオレイン酸エチル)、ラウリン酸エステル(具体的に、ラウリン酸2-エチルヘキシル、ラウリン酸オクチル、ラウリン酸イソプロピル)、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸エステル(具体的に、パルミチン酸2-エチルヘキシル及びパルミチン酸イソプロピル)、ステアリン酸エステル(具体的に、ステアリン酸n-ブチル)、及び2-エチルヘキサン酸2-エチルヘキシルが挙げられる。
適切なジカルボン酸エステルの例として、アジピン酸エステル(具体的に、アジピン酸ジメチル、ジ-n-ブチルアジパート、ジ-n-オクチルアジパート、ジ-イソ-オクチルアジパート、又ビス(2-エチルヘキシル)アジパート、ジ-n-ノニルアジパート、アジピン酸ジイソノニル、アジピン酸ジトリデシルとも呼ばれる)、コハク酸エステル(具体的に、コハク酸ジ-n-オクチル及びコハク酸ジイソオクチル)、及びジ(イソノニル)シクロヘキサン1,2-ジカルボキシキレートが挙げられる。
通例として、上記に記載の非プロトン性溶媒又は希釈液は、組成物の総重量の80重量%未満、好ましくは50重量%未満、特に30重量%未満の量となる。
上記の非プロトン性溶媒又は希釈液のうち数種は、アジュバント特性、具体的に述べると、相乗特性を有する。これは、特に、前記モノカルボン酸エステル及びジカルボン酸エステルに当てはまる。この観点から考えると、上記のアジュバントは、おそらく、さらなる製剤(独立型(stand-alone)の製品)の一部の形態で、散布に先立って、適切な時に、通常、手短に、本発明に係るアルコールアルコキシレートと、或いはそれらを含有する組成物とを、混合してもよい。
二番目に、記載する必要がある溶媒又は希釈液は、プロトン性又は極性溶媒もしくは希釈液、例えば、C2〜C8のモノアルコール(例、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、tert-ブタノール、シクロヘキサノール、及び2-エチルヘキサノール等)、C3〜C8のケトン(例、ジエチルケトン、t-ブチルメチルケトン、及びシクロヘキサノン等)、及び非プロトン性アミン(例、N-メチルピロリドン及びN-オクチルピロリドン等)である。
通例として、上記記載のプロトン性溶媒又は極性溶媒もしくは希釈液は、組成物の総重量の80重量%未満、好ましくは50重量%未満、特に30重量%未満になる。
沈降抑制剤も、特に、フロアブル剤に使用されうる。その使用の主な目的は、流動学的安定化である。これに関連して、記載する必要がある産物は、特に、鉱産物(例えば、ベントナイト、タルク及びヘクトライト)である。
有用でありうる他の添加物は、例えば、栄養及び微量元素の欠乏を緩和するために用いる鉱物塩溶液、植物に無害な油及び油性濃縮物、液滴防止剤(antidrift reagents)、消泡剤、特にケイ素タイプの製品(例えば、Wackerにより販売されているケイ素SL等)のうちから見つけることができる。
上記製剤は、乳剤(EC)、サスポエマルション(SE)、水中油滴型エマルション(O/W)、油中水滴型エマルジョン(W/O)、水溶性フロアブル剤、油性フロアブル剤(SC)、マイクロエマルジョン(ME)等の形態で存在しうる。
上記組成物は、本質的に公知の方法で調製されることが可能である。上記目的のために、少なくとも数種の成分が組み合わされる。その成分が、別の成分に寄与しうる製品(特に市販製品)を用いることが可能であることを考慮する必要がある。例えば、上記製品が、異なる別の成分に寄与するように、特定の界面活性物質を非プロトン性溶媒中に溶解することが可能である。さらに、微量の望ましくない物質が、状況によって、市販製品と一緒に導入される可能性もある。通例、混合物と組み合わせた製品は、均質な混合物を得るために、互いに徹底的に混合される必要があり、また、例えば、懸濁液の場合に、適切ならば、粉砕される必要がある。
混合は、本質的に公知の方法で、例えば、適切な装置(例、KPG攪拌機又は電磁攪拌機等)を用いて、均質化することにより、実施される。
粉砕も、本質的に公知のプロセスである。使用される粉砕素子は、ガラス製もしくは他の鉱物或いは金属粉砕素子であってよく、通常0.1〜30mm、特に0.6〜2mmのサイズである。通例として、所望の粒径に達するまで、上記の混合を続ける。
一般的に、粉砕は、再循環プロセスとして、つまり、SCを連続的に循環させることにより、又はバッチ処理として、つまり完全な繰り返しのバッチ処理として、実施される。
粉砕は、従来型のボールミル、ビーズミル、又は攪拌ミルを用いて、例えば、バッチ操作として公知である、0.5〜1リットルのサイズのバッチを有するDynomuhleミル(Bachofen)内で、達成される。数回の処理後、具体的に4〜6回の処理後(蠕動ポンプの助力でミルにポンプで懸濁液を通す)、顕微鏡での評価から、0.5〜10mmの平均粒径が明らかになる。
通例として、使用に先立って、慣用法で組成物を希釈し、用途に適切な形状を得る。水を用いるか、さもないと非プロトン性溶媒を用いる、例えば、タンク混合(tank mix)による希釈は、好適である。スラリー調製の形での使用は、好適である。散布は、発芽前でも発芽後から完熟前でもよい。発芽後から完熟前の散布が、結果として特に有益となる。
本発明に係る使用も、「独立型の」製品として本発明に係るアルコキシレートの使用を包含する。この目的のために、アルコキシレートは、適切な方法で調製され、散布される組成物を使用する前に、手早く添加される。
主としてスプレー処理を実施する場合に、特別に有益となる。タンク攪拌として用いられる慣用のスプレー混合は、ヘクタール当たり約0.01〜10kg、好ましくは約0.05〜5kg、特に0.1〜1kgの少なくとも1種の本発明に係るアルコキシレートを水と共に散布するために、少なくとも1種のアルコキシル化された分岐アルコールを既に含有する本発明に係る組成物、或いは、「独立型の」製品として少なくとも1種のアルコキシル化された分岐アルコールを添加したさらなる作物処理製品を希釈することを伴う。
本発明を記載する目的のため、用語アルキルは、直鎖又は分岐の炭化水素基(例、メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブチル、sec-ブチル、t-ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシル、n-オクチル、2-エチルヘキシル、n-ノニル、イソノニル、n-ジデシル、イソデシル、n-ウンデシル、イソウンデシル、n-ドデシル、イソドデシル、n-トリデシル、イソトリデシル、ステアリル、n-エイコシル等)を包含し、好ましくは、特に規定がなければ、短鎖基の場合は、1〜8、特に1〜6、特に好ましくは1〜4の炭素原子を有し、長鎖基の場合は、5〜30、特に12〜24、特に好ましくは8〜20の炭素原子を有する。分岐の長鎖基には、主に、2-エチルヘキシル、イソノニル、イソデシル(例、2-プロピルヘプチル等)、イソウンデシル、イソドデシル、及びイソトリデシル(例、2,4,8-テトラメチル-1-ノニル、3,4,6,8-テトラメチル-1-ノニル、及び5-エチル-4,7-ジメチル-1-ノニル等)が含まれる。
本発明を記載する目的のため、量は、通常、特に規定がなければ、組成物の総重量を表す。通例として、用語「本質的に」は、本発明に従って、少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、特に少なくとも95%のパーセンテージを意味する。
本発明は、以下の実施例により、さらに詳細に例証される。
調製例
参照例1〜5
アルコキシレート(a)〜(e)の調製
参照例1: 2-プロピルヘプタノール+7EO(a)
711gの2-プロピルヘプタノール(4.5molに相当)をアルコキシル化触媒としての2.0gの水酸化カリウムと一緒に、オートクレーブ内に入れた。脱水段階後、1386gのエチレンオキシド(31.5molに相当)を連続的に150℃で処理した。反応を完了させるために、同じ温度で、1時間攪拌し続けた。これにより、2080gの上記記載の生成物(a)を得た。
参照例2: i-トリデカノール(ベース:三量体ブテン)+ 6 EO + 3 PO (b)
700gのi-トリデカノール(3.5molに相当)をアルコキシル化触媒としての4.0gの水酸化カリウムと一緒に、オートクレーブ内に入れた。脱水段階後、924gのエチレンオキシド(21.0molに相当)を連続的に110〜120℃で処理した。反応を完了させるために、同じ温度で、1時間攪拌し続けた。その後、温度を150℃まで上げて、609gのプロピレンオキシド(10.5molに相当)を連続的に反応器に加えた。圧力が一定になったら、該温度を2時間保ち、反応を完了させた。これにより、2210gの上記記載の生成物(b)を得た。
参照例3: i-デカノール + 10 EO + 1.5 ペンテンオキシド(c)
474gのi-デカノール(3.0molに相当)をアルコキシル化触媒としての4.5gの水酸化カリウムと一緒に、オートクレーブ内に入れた。脱水段階後、1320gのエチレンオキシド(30.0に相当)を連続的に10〜120℃で処理した。反応を完了させるために、同じ温度で、1時間攪拌し続けた。その後、温度を160℃まで上げて、387gのペンテンオキシド(4.5molに相当)を連続的に反応器に加えた。圧力一定の場合に、該温度を2時間保ち、反応を完了させた。これにより、2180gの上記記載の生成物(c)を得た。
参照例4: i-デカノール + 3 EO (d)
1106gのi-デカノール(7.0molに相当)をアルコキシル化触媒としての1.0gの水酸化カリウムと一緒に、オートクレーブ内に入れた。脱水段階後、924gのエチレンオキシド(21.0molに相当)を連続的に150℃で処理した。反応を完了させるために、同じ温度で、1時間攪拌し続けた。これにより、2010gの上記記載の生成物(d)を得た。
参照例5: i-トリデカノール(基礎原料:三量体ブテン) + 3 EO (e)
1200gのi-トリデカノール(6.0molに相当)をアルコキシル化触媒としての2.0gの水酸化カリウムと一緒に、オートクレーブ内に入れた。脱水段階後、792gのエチレンオキシド(18.0molに相当)を連続的に150℃で処理した。反応を完了させるために、同じ温度で、1時間攪拌し続けた。これにより、1970gの上記記載の生成物(e)を得た。
実施例1:ベンタゾン製剤の除草効能
タンク混合により、バサグラン(Basagran)(480g/lベンタゾン)又はBAS 635 H(71.4重量%のトリトスルフロン)と一緒にアルコキシレートを散布した。1ヘクタール当たりの散布量は、0.250kgのベンタゾン又は8g/haのトリトスルフロンと、本発明に係る0.125kg a.s./haのアルコキシレート又は0.250kg/haの対照アジュバントAtplus 411F(鉱油/界面活性剤の混合液;Uniqema)であった。温室実験において、除草作用を評価した。用いた試験植物は、白色アガザ(Chenepodium album; CHEAL)及び一般的なアサガオ(Pharbitis album; PHAAL)であった。
上記の植物を、1鉢当たり3〜15の割合で、直接植えつけるかもしくは移植した。活性成分を施肥した場合、植物は、5〜16cmの高さだった。用いた試験容器は、ローム質の砂と、基質として約3%の腐植とを含むプラスチック製の鉢であった。ヘクタール当たり400リットルの水散布量を有する自動スプレーキャビネットにおいて、発芽後のスプレー散布によるタンク攪拌法により、界面活性剤を散布した。実験期間は、6日〜4週間であった。0%〜100%のスケールを用いて、評価を行った。0%は、無害であることを意味し、100%は、完全に害を受けたことを意味する。
評価の結果は、以下の表1及び2にまとめられている。
Figure 0004417118
Figure 0004417118
本発明に係るアルコキシレートを含有する製剤は、アジュバントを含有しない比較の製剤よりも、又は本発明に係るアルコキシレートの代わりにAtplus 411 Fを含有する比較の製剤よりも、かなり効果的であることが明らかに観察できる。

Claims (16)

  1. (a) 植物処理のための少なくとも1種の活性成分、および
    (b) 式(I):
    R-O-(CmH2mO)x-(CnH2nO)y-(CpH2pO)z-H (I)
    [式中
    Rは、2−プロピルヘプチルであり;
    mは2であり、xの値は0より大きく、yは0であり、zは0であるか;または
    mは2であり、nは3であり、xの値は0より大きく、yの値は0より大きく、zは0であるか;または
    mは2であり、nは3であり、pは2であり、xの値は0より大きく、yの値は0より大きく、zの値は0より大きいか;または
    mは3であり、nは2であり、xの値は0より大きく、yの値は0より大きく、zは0であり;
    ただし、x+y+zは、1〜100の値を有する。]
    の少なくとも1種のアルコキシル化された2−プロピルヘプタノール
    を含む組成物。
  2. yが0であり、xが3〜10の値を有する、請求項に記載の組成物。
  3. x:yの比が1:1〜4:1である、請求項に記載の組成物。
  4. x:yの比が1.5:1〜3:1である、請求項に記載の組成物。
  5. xが4〜10の値を有する、請求項1、3または4に記載の組成物。
  6. yが2〜5の値を有する、請求項1、3、4または5に記載の組成物。
  7. xとyの総計が6〜15の値である、請求項1、3、4、5または6に記載の組成物。
  8. xが4〜10の値であり、yが2〜5の値であり、x:yの比が1.5:1〜3:1であり、xとyの総計が6〜15の値である、請求項に記載の組成物。
  9. x:yの比が1:10〜3:1である、請求項に記載の組成物。
  10. x:yの比が1.5:1〜1:6である、請求項に記載の組成物。
  11. xが1〜4の値を有する、請求項1、9または10に記載の組成物。
  12. yが4〜10の値を有する、請求項1、9、10または11に記載の組成物。
  13. xとyの総計が5〜14の値である、請求項1、9、10、11または12に記載の組成物。
  14. xが1〜4の値であり、yが4〜10の値であり、x:yの比が1.5:1〜1:6であり、xとyの総計が5〜14の値である、請求項13に記載の組成物。
  15. 成分(b)の量が組成物の総重量に対して5重量%よりも多い、請求項1〜14のいずれか1項に記載の組成物。
  16. 成分(b)の量が組成物の総重量に対して10重量%よりも多い、請求項1〜14のいずれか1項に記載の組成物。
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