JP4416298B2 - 四輪駆動車の駆動方式切換装置 - Google Patents

四輪駆動車の駆動方式切換装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ハンドル部分にデフロック状態,4WD状態,2WD状態の切換を行う切換スイッチが設けられた四輪駆動車の駆動方式切換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からこの種の四輪駆動車には、左右一対の後輪にエンジンの駆動力が伝達される2WD状態(2輪駆動状態),又、デファレンシャルギヤを介して2つの前輪にも駆動力が伝達されることにより、前後輪合わせて4輪にエンジンの駆動力が伝達される4WD状態(4輪駆動状態)、更に、4輪駆動状態で、且つ2つの前輪を一体として駆動させるデフロック状態への切換機能を備えたものがあり、これらを切り換える切換スイッチが、自動二輪車と同様なハンドルのグリップ部の近傍に配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のものにあっては、その切換スイッチが一直線上に移動するスライド式のもので、このスライド位置を変えることにより、上記各状態を切り換えるようにしているため、このスライド位置に基づく判断手法では、現在、どの状態(切換位置)であるのか、一見して、或いは手で触れて直ぐに判別し難いものであった。
【0004】
そこで、この発明は、現在、どの状態(切換位置)であるのか、一見して、或いは手で触れて直ぐに判別できる四輪駆動車の駆動方式切換装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、4WD状態と2WD状態とを切り換える第1切換スイッチと、デフロック状態と4WD状態とを切り換える第2切換スイッチと、前記第1切換スイッチを覆うと共に前記第2切換スイッチを露出させる第1の位置と、前記第1切換スイッチを露出させると共に前記第2切換スイッチを覆う第2の位置とに移動可能な遮蔽子とを有し、該遮蔽子は、前記第1切換スイッチが2WD位置に切り換えられているとき、前記第2の位置から第1の位置への移動が阻止され、前記第1切換スイッチが4WD位置に切り換えられているとき、前記第2の位置から前記第1の位置への移動が許容されると共に、前記第2切換スイッチがデフロック位置に切り換えられているとき、前記第1の位置から前記第2の位置への移動が阻止され、前記第2切換スイッチが4WD位置に切り換えられているとき、前記第1の位置から前記第2の位置への移動が許容されるようにした四輪駆動車の駆動方式切換装置としたことを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記第1切換スイッチ及び第2切換スイッチは、切換の動作ごとに該各スイッチがスイッチ基台に対して没入・突出し、該各スイッチの没入・突出方向に対して交差する方向に前記遮蔽子が移動すると共に、前記各スイッチが前記スイッチ基台から突出している状態のとき、該スイッチの側部に前記遮蔽子が当接することによって該遮蔽子の移動が阻止されるように構成されたことを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、前記遮蔽子は、その一端部が前記スイッチ基台に対して軸芯回りに回動自在に軸支され、該軸芯に沿う方向と前記各スイッチの没入・突出方向とが略同一に設定され、前記遮蔽子は、その他端部が揺動自在とされ、該他端部で前記各スイッチを覆うようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を実施の形態に基づいて説明する。
【0009】
図1乃至図8には、この発明の実施の形態を示す。
【0010】
まず構成を説明すると、図1中符号11は四輪駆動車で、この四輪駆動車11は左右一対づつ前輪12及び後輪13を有しており、これら前輪12及び後輪13にエンジン14からの駆動力が切換式で伝達されると共に、前輪12がハンドル15により操舵されるようになっている。
【0011】
そして、図2に示すように、このハンドル15の右側のグリップ部16の近傍には、前輪12,後輪13の駆動方式を切り換えるための駆動方式切換装置18が配設されている。この駆動方式切換装置18には、一体にスロットルレバー19が配設されている。
【0012】
その駆動方式切換装置18は、スイッチ基台20に第1切換スイッチ21,第2切換スイッチ22及び遮蔽子23が配設されている。
【0013】
その第1切換スイッチ21は、4WD状態と2WD状態とを切り換え、又、第2切換スイッチ22は、デフロック状態と4WD状態とを切り換えるものである。
【0014】
それら第1切換スイッチ21及び第2切換スイッチ22は、切換の動作ごとに該各スイッチ21,22がスイッチ基台20に対して没入・突出するように配設され、これら各スイッチ21,22は、没入位置又は突出位置のそれぞれで保持されるような構造となっている。この第1切換スイッチ21は、突出位置が2WD位置で、没入位置が4WD位置であり、又、第2切換スイッチ22は、突出位置がデフロック位置で、没入位置が4WD位置である。
【0015】
また、その遮蔽子23は、図6に示すように、その一端部23aがスイッチ基台20に対して軸芯23b回りに回動自在に軸支され、この軸芯23bに沿う方向と前記各スイッチ21,22の没入・突出方向とが略同一に設定されることにより、この没入・突出方向に対して交差する方向に回動するように配設されている。これで、この遮蔽子23は、その他端部23cが揺動自在とされ、この他端部23cで各スイッチ21,22を覆うように構成されている。
【0016】
これにより、遮蔽子23は、図5に示すように、前記第1切換スイッチ21を覆うと共に前記第2切換スイッチ22を露出させる第1の位置と、図4に示すように、前記第1切換スイッチ21を露出させると共に前記第2切換スイッチ22を覆う第2の位置とに移動可能に配設されている。そして、遮蔽子23は、その第1,第2の位置で停止されて保持されるように構成されている。
【0017】
しかも、この遮蔽子23は、各スイッチ21,22が前記スイッチ基台20から突出している状態のとき、スイッチ21,22の側部に当接することによって回動(移動)が阻止されるように構成されている。
【0018】
これにより、この遮蔽子23は、前記第1切換スイッチ21が2WD位置に切り換えられているとき、前記第2の位置から第1の位置への移動が阻止され、前記第1切換スイッチ21が4WD位置に切り換えられているとき、前記第2の位置から前記第1の位置への移動が許容されるようになっている。
【0019】
また、この遮蔽子23は、前記第2切換スイッチ22がデフロック位置に切り換えられているとき、前記第1の位置から前記第2の位置への移動が阻止され、前記第2切換スイッチ22が4WD位置に切り換えられているとき、前記第1の位置から前記第2の位置への移動が許容されるように構成されている。
【0020】
次に、2WD状態,4WD状態又はデフロック状態を切り換える場合について説明する。
【0021】
▲1▼ 2WD状態から4WD状態に切り換える場合
2WD状態では、遮蔽子23が図4に示す第2の位置にあり、この遮蔽子23により第2切換スイッチ22が覆われて没入状態(4WD位置)にあると共に、第1切換スイッチ21は突出した2WD位置にある。そして、アクチュエータ24のリミットスイッチ25は、図8中実線に示す位置にあり、導電体28と導電体29とが導通状態にある。
【0022】
この状態から、第1切換スイッチ21を没入させて4WD位置とすると、コードLRとコードSbが導通されることにより、第2リレー35の励磁コイル35aに電流が流れ、リレー接片35bが励磁されて図8中二点鎖線に示す位置まで可動して、接点aと接点bが導通される。
【0023】
これで、アクチュエータ24の駆動モータ26に電流が流れて、所定方向に回転されることにより、リミットスイッチ25が図8中下方に平行移動される。そして、このリミットスイッチ25が図中一点鎖線に示す位置(4WD位置)まで移動されると、導電体28と導電体29との導通状態が遮断されて、第2リレー35の励磁コイル35aへの通電状態が解除されることにより、駆動モータ26の駆動が停止される。
【0024】
その駆動モータ26の駆動により、図示省略のデファレンシャルギヤが作動されて2WD状態から4WD状態に切り換えられ、そのモータ26がリミットスイッチ25の移動により、4WD位置で停止されることにより、4WD状態が維持されることとなる。
【0025】
なお、この2WD状態では、上記のように第1切換スイッチ21が突出状態にあるため、遮蔽子23は第1の位置に移動させることができず、この遮蔽子23により、第2切換スイッチ22が覆われており、第1切換スイッチ21のみしか操作できず、2WD状態から4WD状態への切換のみ可能であるため、操作の確実性を確保することができる。
【0026】
▲2▼ 4WD状態からデフロック状態に切り換える場合
4WD状態では、第1,第2切換スイッチ21,22の両方が没入状態(4WD位置)にあり、遮蔽子23は第1の位置又は第2の位置の何れかの位置にある。そして、アクチュエータ24のリミットスイッチ25は、図8中一点鎖線に示す位置にあり、導電体30と導電体29とが導通状態にある。
【0027】
この状態から、遮蔽子23が第2の位置にあれば第1の位置まで回動させ、予め第1の位置にあればこのままの状態とすると共に、第2切換スイッチ22を突出させてデフロック位置とする。
【0028】
この状態で、スピードセンサ38により車速が検知され、この信号がコントロールユニット39に入力され、車速が所定値より小さい場合に、第3リレー36の励磁コイル36aに電流が流れ、リレー接片36bが励磁されて図8中二点鎖線に示すように可動して端子eと端子fとが導通されて、コードLR,コードGY及びコードBrが導通する。これで、第2リレー35の励磁コイル35aに電流が流れ、リレー接片35bが励磁されて図8中二点鎖線に示すように可動されて接点aと接点bとが導通される。
【0029】
これで、駆動モータ26に電流が流れて、所定方向に回転されることにより、リミットスイッチ25が図8中下方に平行移動される。そして、このリミットスイッチ25が図8中二点鎖線に示す位置(デフロック位置)まで移動されると、導電体30と導電体29との導通状態が遮断されて、第2リレー35の励磁コイル35aへの通電状態が解除されることにより、駆動モータ26の駆動が停止される。
【0030】
その駆動モータ26の駆動により、図示省略のデファレンシャルギヤが作動されて、4WD状態からデフロック状態に切り換えられ、そのモータ26がリミットスイッチ25の移動により、デフロック位置で停止されることにより、デフロック状態が維持されることとなる。
【0031】
▲3▼ デフロック状態から4WD状態に切り換え場合
デフロック状態では、第1切換スイッチ21が没入状態(4WD位置)にあり、遮蔽子23は第1の位置で、その第1切換スイッチ21を覆っていると共に、第2切換スイッチ22は突出状態(デフロック位置)にある。そして、アクチュエータ24のリミットスイッチ25は、図8中二点鎖線に示す位置にあり、導電体31と導電体29とが導通状態にある。
【0032】
この状態から、第2切換スイッチ22を押して4WD位置まで没入させる。これで、コードLGとコードLBが導通されることにより、第1リレー34の励磁コイル34aに電流が流れ、リレー接片34aが励磁されて図8中二点鎖線に示す位置まで可動され、接点cと接点dが導通される。
【0033】
これで、駆動モータ26に上記▲1▼,▲2▼と逆方向に電流が流れて、上記と逆方向に回転されることにより、リミットスイッチ25が図8中上方に平行移動される。そして、このリミットスイッチ25が図8中一点鎖線に示す位置(4WD位置)まで移動されると、導電体31と導電体29との導通状態が遮断されて、第1リレー34の励磁コイル34aの励磁が解除されることにより、駆動モータ26の駆動が停止される。
【0034】
その駆動モータ26の駆動により、図示省略のデファレンシャルギヤが作動されて、デフロック状態から4WD状態に切り換えられ、そのモータ26がリミットスイッチ25の移動により、4WD位置で停止されることにより、4WD状態が維持されることとなる。
【0035】
なお、デフロック状態では、上記のように第2切換スイッチ22が突出状態にあるため、遮蔽子23は第2の位置に移動させることができず、この遮蔽子23により、第1切換スイッチ21が覆われており、第2切換スイッチ22のみしか操作できず、デフロック状態から4WD状態への切換のみ可能であるため、操作の確実性を確保することができる。
【0036】
▲4▼ 4WD状態から2WD状態に切り換える場合
4WD状態では、上記▲2▼と同様、第1,第2切換スイッチ21,22の両方が没入状態(4WD位置)にあり、遮蔽子23は第1の位置又は第2の位置の何れかの位置にある。そして、アクチュエータ24のリミットスイッチ25は、図8中一点鎖線に示す位置にあり、導電体30と導電体29とが導通状態にある。
【0037】
この状態から、遮蔽子23が第1の位置にあれば第2の位置まで回動させ、予め第2の位置にあればこのままの状態とすると共に、第1切換スイッチ21を突出させて2WD位置とする。
【0038】
これで、コードLGとコードBrが導通されることにより、第1リレー34の励磁コイル34aに電流が流れ、リレー接片34aが励磁されて図8中二点鎖線に示すように回動されて接点cと接点dとが導通される。
【0039】
これで、駆動モータ26に上記▲1▼,▲2▼と逆方向に電流が流れて、上記▲1▼,▲2▼と逆方向に回転されることにより、リミットスイッチ25が図8中上方に平行移動される。そして、このリミットスイッチ25が図8中実線に示す位置(2WD位置)まで移動されると、導電体30と導電体29との導通状態が遮断されて、第1リレー34の励磁コイル34aへの通電が解除されることにより、駆動モータ26の駆動が停止される。
【0040】
その駆動モータ26の駆動により、図示省略のデファレンシャルギヤが作動されて、4WD状態から2WD状態に切り換えられ、そのモータ26がリミットスイッチ25の移動により、2WD位置で停止されることにより、2WD状態が維持されることとなる。
【0041】
上記のように、第1,第2切換スイッチ21,22を設けると共に、これらを覆う遮蔽子23を設けることにより、この遮蔽子23の位置や第1,第2切換スイッチ21,22の突出・没入位置により、現在、どの状態(2WD,4WD或いはデフロック状態)であるのか、一見して、或いは手で触れてすぐに判別することができる。
【0042】
また、遮蔽子23は、第1切換スイッチ21が2WD位置に切り換えられているとき、第2の位置から第1の位置への移動が阻止されているため、2WD状態と4WD状態との間の切換えのみ可能であり、又、第2切換スイッチ22がデフロック位置に切り換えられているとき、第1の位置から第2の位置への移動が阻止されるようになっているため、デフロック状態と4WD状態との間の切換えのみ可能であることから、操作の確実性を確保することができる。
【0043】
さらに、第1,第2切換スイッチ21,22は、スイッチ基台20に対して没入・突出自在な構造とすると共に、この各スイッチ21,22の没入・突出方向に対して交差する方向に遮蔽子23が移動するように構成し、更に、各スイッチ21,22がスイッチ基台20から突出している状態のとき、スイッチ21,22の側部に遮蔽子23が当接することによって遮蔽子23の移動が阻止されるように構成することにより、簡単な構造で、現在、どの状態(2WD,4WD或いはデフロック状態)であるのか、一見して、或いは手で触れてすぐに判別することができると共に、各状態への操作の確実性を確保することができる。
【0044】
さらにまた、遮蔽子23は、スイッチ基台20に対して軸芯23b回りに回動自在に軸支され、この軸芯23bの沿う方向と各スイッチ21,22の没入・突出方向とが略同一に設定され、遮蔽子23は、その他端部23cが揺動自在とされ、この他端部23cで各スイッチ21,22を覆うようにしたため、遮蔽子23及び各スイッチ21,22の操作部位を互いに近傍位置に配置できることから、操作性を良好にできる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に記載の発明によれば、第1,第2切換スイッチを設けると共に、これらを覆う遮蔽子を設けることにより、この遮蔽子の位置や第1,第2切換スイッチの突出・没入位置により、現在、どの状態(2WD,4WD或いはデフロック状態)であるのか、一見して、或いは手で触れてすぐに判別することができる。また、遮蔽子は、第1切換スイッチが2WD位置に切り換えられているとき、第2の位置から第1の位置への移動が阻止され、2WD状態と4WD状態との間の切換えのみ可能であり、又、第2切換スイッチがデフロック位置に切り換えられているとき、第1の位置から第2の位置への移動が阻止されるようになっているため、デフロック状態と4WD状態との間の切換えのみ可能であることから、操作の確実性を確保することができる。
【0046】
請求項2に記載の発明によれば、第1,第2切換スイッチは、スイッチ基台に対して没入・突出自在な構造とすると共に、この各スイッチの没入・突出方向に対して交差する方向に遮蔽子が移動するように構成し、更に、各スイッチがスイッチ基台から突出している状態のとき、スイッチの側部に遮蔽子が当接することによって遮蔽子の移動が阻止されるように構成することにより、簡単な構造で、現在、どの状態(2WD,4WD或いはデフロック状態)であるのか、一見して、或いは手で触れてすぐに判別することができると共に、各状態への操作の確実性を確保することができる。
【0047】
請求項3に記載の発明によれば、上記効果に加え、遮蔽子は、スイッチ基台に対して軸芯回りに回動自在に軸支され、この軸芯の沿う方向と各スイッチの没入・突出方向とが略同一に設定され、遮蔽子は、その他端部が揺動自在とされ、この他端部で各スイッチを覆うようにしたため、遮蔽子及び各スイッチの操作部位を互いに近傍位置に配置できることから、操作性を良好にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る四輪駆動車の平面図である。
【図2】同実施の形態に係る四輪駆動車のハンドル部分の平面図である。
【図3】同実施の形態に係る四輪駆動車の切換装置の平面図である。
【図4】同実施の形態に係る図3を矢印A方向から見た正面図である。
【図5】同実施の形態に係る遮蔽子を第1の位置に切り換えた状態を示す図である。
【図6】同実施の形態に係る切換装置の一部を破断した図である。
【図7】同実施の形態に係る図4のB−B線に沿う断面図である。
【図8】同実施の形態に係る四輪駆動車の駆動方式切換装置等を含む電気回路図である。
【符号の説明】
11 四輪駆動車
12 前輪
13 後輪
14 エンジン
15 ハンドル
16 グリップ部
18 駆動方式切換装置
20 スイッチ基台
21 第1切換スイッチ
22 第2切換スイッチ
23 遮蔽子
23a 一端部
23b 軸芯
23c 他端部

Claims (3)

  1. 4WD状態と2WD状態とを切り換える第1切換スイッチと、
    デフロック状態と4WD状態とを切り換える第2切換スイッチと、
    前記第1切換スイッチを覆うと共に前記第2切換スイッチを露出させる第1の位置と、前記第1切換スイッチを露出させると共に前記第2切換スイッチを覆う第2の位置とに移動可能な遮蔽子とを有し、
    該遮蔽子は、前記第1切換スイッチが2WD位置に切り換えられているとき、前記第2の位置から第1の位置への移動が阻止され、前記第1切換スイッチが4WD位置に切り換えられているとき、前記第2の位置から前記第1の位置への移動が許容されると共に、前記第2切換スイッチがデフロック位置に切り換えられているとき、前記第1の位置から前記第2の位置への移動が阻止され、前記第2切換スイッチが4WD位置に切り換えられているとき、前記第1の位置から前記第2の位置への移動が許容されるようにしたことを特徴とする四輪駆動車の駆動方式切換装置。
  2. 前記第1切換スイッチ及び第2切換スイッチは、切換の動作ごとに該各スイッチがスイッチ基台に対して没入・突出し、
    該各スイッチの没入・突出方向に対して交差する方向に前記遮蔽子が移動すると共に、
    前記各スイッチが前記スイッチ基台から突出している状態のとき、該スイッチの側部に前記遮蔽子が当接することによって該遮蔽子の移動が阻止されるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の四輪駆動車の駆動方式切換装置。
  3. 前記遮蔽子は、その一端部が前記スイッチ基台に対して軸芯回りに回動自在に軸支され、該軸芯に沿う方向と前記各スイッチの没入・突出方向とが略同一に設定され、
    前記遮蔽子は、その他端部が揺動自在とされ、該他端部で前記各スイッチを覆うようにしたことを特徴とする請求項2に記載の四輪駆動車の駆動方式切換装置。
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