JP4414856B2 - 基板保管装置 - Google Patents

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Description

この発明は、基板を保管するための基板保管装置に関する。保管対象の基板としては、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などが含まれる。
液晶表示装置やプラズマディスプレイ装置のようなフラットパネルディスプレイ装置の製造に使用される基板処理装置では、複数枚のガラス基板のそれぞれに対して、複数の処理が順次施される。このような基板処理装置には、たとえば、ガラス基板に第1の処理を施す第1処理室と、第1の処理が施されたガラス基板に第2の処理を施す第2処理室と、第1処理室から第2処理室へとガラス基板を搬送する搬送機構とを備えたものがある。
この場合、第1の処理のタクトタイムが、第2の処理のタクトタイムより短い場合、第1処理室で第1の処理を終えたガラス基板を、搬送機構により第2処理室へと搬送して、すぐに第2の処理を開始することができない。
そこで、基板処理装置には、第1処理室から第2処理室に至るガラス基板の搬送経路に隣接して、第1処理室で第1の処理が施されたガラス基板を一時的に保管する基板保管装置(バッファ)が設けられることがある。この場合、第1の処理が施されたガラス基板を基板保管装置で保管し、このガラス基板を第2処理室へ適時搬送して、第2の処理を行うことができる。これにより、基板処理装置全体としての処理効率を向上させることができる。
基板保管装置は、複数枚の基板を積層状態で保持することができる複数の基板保管棚を備えている。基板保管棚は、基板の縁部の下面に当接して基板を支持する複数の基板支持部材を有している。基板保管装置に対する基板の搬入/搬出はには、基板を保持する基板保持ハンドを有するロボットアームが用いられる。
特開平6−211306号公報
近年、液晶表示装置やプラズマディスプレイ装置の製造に使用されるガラス基板は、極めて大型化しており、たとえば、2200mm×2600mmの大きさを有するものもある。このような大型のガラス基板を基板縁部の下面の支持によって保持すると、基板に大きな残留応力が蓄積し、基板の破損の原因となる。
また、基板縁部の下面の支持によって保持される大型のガラス基板は、大きく下方に撓むため、基板保管棚の上下方向間隔を大きくとって置かなければならない。つまり、基板1枚当たりの保管スペースの鉛直方向寸法を大きくとる必要がある。そのため、基板保管装置の鉛直方向寸法が必然的に大きくなる。
しかも、ロボットアームで基板を保持して基板保管棚に対する基板の搬入/搬出を行う際、ロボットアーム上で基板が撓むことになるから、これに伴う残留応力の影響も無視することができない。加えて、撓んだ状態の基板を基板保管棚に搬入/搬出するためには、基板保管棚の上下方向間隔を、基板の撓みに応じて大きくとっておく必要がある。
さらに、基板表面の清浄度を保つため、基板保管装置内で基板の側方から清浄な空気を導入しようとしても、基板が大型化すると、清浄な空気は基板中央部に到達しにくくなり、基板表面の清浄度が保たれなくなる。
そこで、この発明の目的は、基板に残留応力が蓄積しにくい基板保管装置を提供することである。
この発明の他の目的は、寸法、特に鉛直方向の寸法を低減できる基板保管装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、基板表面の清浄度を保ちやすい基板保管装置を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、複数枚の基板(S)を上下方向に積層状態で保管するための基板保管装置(9,72)であって、上下方向に積層配置され、基板を1枚ずつ保管する複数の基板保管棚(21)を備え、各基板保管棚は、基板を浮遊状態で保持する基板浮遊機構(17)を有し、前記基板浮遊機構は、支持部材(40)と、この支持部材に固定されて当該支持部材の上方に気体流通空間(44)を区画するとともに、この気体流通空間に供給される気体を上方に吹き出す多孔質体(43)とを備えた気体ベアリング機構(17)を含み、前記多孔質体は、樹脂製のフィルタ膜(43)からなり、前記フィルタ膜は、その孔径が0.02μm〜10μmの微孔質膜、または孔径が0.02μm未満の超微細孔質膜であることを特徴とする基板保管装置である。なお、括弧内の英数字は後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この発明によれば、基板浮遊機構により、基板は、浮遊状態で保持される。すなわち、基板は、特定の接触点で接触されて保持されるのではない。したがって、この基板保管装置では、基板に残留応力が蓄積しにくい。
また、基板が浮遊状態で保持されることにより、基板の縁部に接触されて保持される場合と比べて、基板の撓み量を少なくすることができるから、このような基板を収容する基板保管装置の寸法、特に鉛直方向の寸法は低減できる。
前記基板浮遊機構、支持部材(40)と、この支持部材に固定されて当該支持部材の上方に気体流通空間(44)を区画するとともに、この気体流通空間に供給される気体を上方に吹き出す多孔質体(43)とを備えた気体ベアリング機構(17)を含むことにより、多孔質体から吹き出す気体により、基板を浮遊させることができる。これにより、基板に生ずる応力を低減して基板を保持することができる。
浮遊状態における基板に生ずる応力を小さくするため、多孔質体は、基板の下面に気体が均等に当たるように設けられていることが好ましい。
前記多孔質体、樹脂製のフィルタ膜(43)からなっていることより、気体流通空間から吹き出すべき気体が異物を含んでいたとしても、このような異物は、多孔質体を通過する間に除去される。したがって、基板の下面には清浄気体が供給されるから、基板を清浄に保つことができる。
請求項記載の発明は、上記気体ベアリング機構により吹き出されるべき気体を加温するための気体加温機構(510)をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の基板保管装置である。
この発明によれば、気体ベアリング機構から基板保管棚内に、加温された空気を供給することができる。これにより、基板保管棚に保管された基板を乾燥状態に保つことができる。
請求項記載の発明は、前記基板浮遊機構によって浮遊状態とされている基板を、前記基板保管棚に沿って移動させることにより当該基板保管棚に対する基板の出し入れを行う基板移載機構(27)をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の基板保管装置である。
この発明によれば、基板は、基板移載機構により、浮遊状態のまま基板保管棚に沿って移動されて、当該基板保管棚に対して出し入れされる。したがって、基板保管棚に対する出し入れの際も、基板に残留応力が蓄積しにくく、また、基板の撓み量を低減できる。
基板移載機構は、たとえば、浮遊状態にある基板の進行方向後ろ側の端面に当接して当該基板を移動させるものであってもよい。
請求項記載の発明は、前記複数の基板保管棚毎に設けられ、各基板保管棚における基板保管位置の上方から下方に向けて清浄気体を吹き出す清浄気体吹き出し機構(18)をさらに含むことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の基板保管装置である。
この発明によれば、清浄気体吹き出し機構により、清浄気体のダウンフローを形成して、基板の上面に清浄気体を当て、基板の上面を清浄に保つことができる。
清浄気体吹き出し機構は、複数の基板保管棚ごとに設けられているので、複数枚の基板が上下方向に積層状態で保管されていても、各基板の上面に清浄気体が供給される。
前記清浄気体吹き出し機構は、前記支持部材と、前記支持部材に固定されて当該支持部材の下方に気体流通空間を区画するとともに、この気体流通空間に供給される清浄気体を下方に吹き出す多孔質体(好ましくは、フィルタ材料からなるもの)とを含んでいてもよい。
基板上面を清浄に保つために必要な気体の流量は、基板を浮遊させるために必要な気体の流量と比べて少なくてよい。このため、基板浮遊機構が気体ベアリング機構を備えている場合、気体ベアリングの多孔質体から吹き出す気体の流量と、清浄気体吹き出し機構の多孔質体から吹き出す気体の流量とを、独立に調整できるようにされていることが好ましい。
請求項記載の発明は、上記清浄空気吹き出し機構により吹き出されるべき気体を加温するための気体加温機構をさらに含むことを特徴とする請求項記載の基板保管装置である。
この発明により請求項記載の発明と同様の効果を奏することができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る基板保管装置が備えられた基板処理装置の図解的な側面図であり、図2はその図解的な平面図である。
この基板処理装置10は、基板(たとえば、液晶表示装置用やプラズマディスプレイ用のガラス基板)に対してエッチング処理、洗浄処理および乾燥処理を施すためのものである。基板処理装置10は、装置の外部と基板の受け渡しをするためのインデクサ部2、基板に対してエッチング処理を施す第1処理ユニット6、基板に対して洗浄処理および乾燥処理を施す第2処理ユニット7、第1処理ユニット6から第2処理ユニット7へ基板を搬送する基板搬送装置8、および基板処理装置10内で基板を保管する基板保管装置9を備えている。
インデクサ部2は、複数の基板を収容できるカセット5を載置する載置台4と、載置台4の上に載置されたカセット5と第1および第2処理ユニット6,7との間で、基板の受け渡しをするインデクサロボット3とを備えている。
載置台4は、水平方向に沿って直線状に延びており、その長手方向に沿って複数(この実施形態では3つ)のカセット5を直線状に並べて載置することができる。インデクサロボット3は、カセット5から1枚ずつ基板を取り出して第1処理ユニット6に投入し、第2処理ユニット7から基板を取り出して、カセット5に収納する。
第1および第2処理ユニット6,7は、載置台4の長手方向に直交する水平方向に沿って直線状に、この実施形態では、載置台4のほぼ中間位置から延びている。第1処理ユニット6は、第2処理ユニット7の上に重なるように配置されている。
基板搬送装置8は、第1および第2処理ユニット6,7の長手方向に関して、インデクサ部2と反対側に設けられている。基板搬送装置8は、昇降機構を備えており、第1処理ユニット6でエッチング処理を施された基板を、第2処理ユニット7に搬送することができる。
基板保管装置9は、第2処理ユニット7の側方でインデクサロボット3の近傍に設けられており、第2処理ユニット7で洗浄処理および乾燥処理を終えた基板を保管することができる。基板保管装置9は、複数枚の基板を保管することができる。
基板の基本的な搬送経路および処理手順は、以下の通りである。先ず、インデクサ部2のインデクサロボット3により、載置台4の上に載置されたカセット5から、基板が1枚取り出され、第1処理ユニット6に搬入される。搬入された基板は、第1処理ユニット6の長手方向に搬送されながら(基板の搬送方向を図1に矢印Aで示す。)、エッチング処理が施される。
そして、第1処理ユニット6の基板搬送装置8側の端部まで搬送されて、エッチング処理が終了した基板は、基板搬送装置8により、第1処理ユニット6から取り出され、下降されて、第2処理ユニット7に搬入される(基板の搬送方向を図1に矢印Bで示す。)。搬入された基板は、第2処理ユニット7の長手方向に搬送されながら(基板の搬送方向を図1に矢印Cで示す。)、洗浄処理および乾燥処理が順次施される。
図3は、基板保管装置9付近の構造を示す図解的な平面図である。
第2処理ユニット7のインデクサ部2側の端部で、基板保管装置9に隣接する部分には、第2処理ユニット7と基板保管装置9との間、基板保管装置9とインデクサ部2との間、または第2処理ユニット7とインデクサ部2との間での基板S(図3に二点鎖線で示す。)の受け渡し時に基板Sを一枚保持する基板受渡しユニット11が設けられている。この基板処理装置10では矩形の基板Sが処理され、基板処理装置10内では、基板Sは、平面視における基板Sの1対の対辺に沿う向きに搬送される。
第2処理ユニット7において、基板受渡しユニット11に隣接する部分には、複数の搬送ローラによって、または下方から吹き出す気体で基板Sを浮遊させて基板Sを順送り搬送する搬送機構(コンベア)12が設けられている。
インデクサロボット3は、第1および第2処理ユニット6,7と載置台4との間に載置台4の長手方向と平行に配設されたガイドレール13と、ガイドレール13に沿って移動可能なロボット本体14とを備えている。
ロボット本体14は、3本の平行な基板保持ビームを有するフォーク状の基板保持ハンド14a、および基板保持ハンド14aを昇降する昇降機構を備えている。
ロボット本体14は、載置台4に載置されたカセット5にアクセスして、基板Sの出し入れを行うことができる。また、ロボット本体14は、第1処理ユニット6にアクセスして基板Sを搬入することができるとともに、第2処理ユニット7の基板受渡しユニット11にアクセスして基板Sを搬出することができる。
以下、図3を参照して、乾燥処理までが終了した基板Sのその後の搬送経路について説明する。
第2処理ユニット7において、基板Sに対する乾燥処理が終了した時点で、インデクサ部2が第2処理ユニット7から基板Sを搬出可能な状態であれば、当該乾燥処理が終了した基板Sは、第2処理ユニット7から取り出されて載置台4に載置されたカセット5に収容される。
具体的には、基板Sは、先ず、基板受渡しユニット11を経て、インデクサロボット3により、第2処理ユニット7から取り出される(このときの基板Sの搬送経路を図3に矢印Dで示す。)。そして、必要により、ロボット本体14がガイドレール13に沿って移動し、載置台4に載置されたカセット5のうち所定のカセット5の前で止まる。その後、ロボット本体14により、基板Sが当該カセット5に収容される。
一方、第2処理ユニット7で基板Sに対する乾燥処理が終了した時点で、インデクサ部2が第2処理ユニット7から基板Sを搬出可能な状態にない場合がある。たとえば、インデクサロボット3が、カセット5にアクセスしている場合や、載置台4に載置されたカセット5から第1処理ユニット6へ基板Sを搬入している途中である場合が挙げられる。
このような場合は、第2処理ユニット7で、乾燥処理までが終了した基板Sは、基板受渡しユニット11により、一旦、基板保管装置9に移載されて保管される(このときの基板Sの搬送経路を図3に矢印Eで示す。)。
そして、当該基板Sは、インデクサ部2が第2処理ユニット7から基板Sを搬出可能な状態になると、基板受渡しユニット11により、基板保管装置9から取り出されて、インデクサロボット3により、載置台4に載置されたカセット5に収容される(このときの基板Sの搬送経路を図3に矢印Fで示す。)。
インデクサロボット3や基板受渡しユニット11の動作は、制御部15により制御される。したがって、制御部15は、インデクサロボット3の動作状態により、インデクサ部2が第2処理ユニット7から基板Sを搬出可能な状態であるか否かを判断することができる。
図4は、基板保管装置9および基板受渡しユニット11の構造を示す図解的な斜視図であり、図5は、その第2処理ユニット7の長手方向に垂直な断面図である。
第2処理ユニット7において、基板受渡しユニット11と、搬送機構12(図3参照)が設けられている領域との間には、開口36を有する隔壁が設けられている(図4参照)。基板Sは、搬送機構12により、開口36を通って、基板受渡しユニット11へ搬送されてくる。
基板保管装置9は、上下方向に積層配置され、基板Sを1枚ずつ保管する複数の基板保管棚21(図4および図5には、3つの基板保管棚21が示されている。)と、基板受渡しユニット11と基板保管装置9との間で基板Sを移載する基板移載機構27とを備えている。複数の基板保管棚21のそれぞれに基板Sを1枚ずつ保管することにより、複数枚の基板Sを上下方向に積層状態で保管できる。最下段の基板保管棚21は、第2処理ユニット7の搬送機構12(図3参照)により搬送されてくる基板Sより高い位置に配置されている。
各基板保管棚21は、上方に空気を吹き出す気体ベアリング機構17(図5参照)を備えている。
気体ベアリング機構17は、第2処理ユニット7の長手方向(図4に、両矢印Gで示す。以下、「主搬送方向」という。)に直交する水平方向(基板保管装置9に対する基板Sの出し入れ方向。図4に、両矢印Hで示す。以下、「基板出入れ方向」という。)に延びて複数個(好ましくは3個以上)備えられている。各基板保管棚21の気体ベアリング機構17は、鉛直方向に沿って配置された共通の支持板20(図5参照)に保持部材22を介して取り付けられており、互いに平行に、ほぼ等間隔に配置されている。つまり、複数の気体ベアリング機構17は、基板Sの下面の全域に対してほぼ均等に対向するように分散配置されている。
各基板保管棚21の気体ベアリング機構17の上方には、基板収容空間23が区画されている。気体ベアリング機構17により吹き出された空気は、基板収容空間23に供給され、基板収容空間23に基板Sが配置されている場合は、この空気により基板Sを浮遊させることができる。これにより、各基板保管棚21は、基板Sを浮遊状態で保持できる。
基板Sが、特定の接触点で接触されて保持されるのではなく、浮遊状態、すなわち、非接触で保持されていることにより、基板Sには残留応力が蓄積しにくく、かつ、基板Sは撓みにくくなっている。また、発塵も少なくなっている。
また、この実施形態では、3つの気体ベアリング機構17が基板Sの下方に均等に配置されて、基板Sの下面に均等に空気が当たるようになっている。これにより、さらに、基板Sに残留応力が蓄積しにくくなっているとともに、基板Sが撓みにくくなっている。したがって、基板収容空間23の鉛直方向寸法を小さくすることができ、その結果、基板保管装置9の寸法、特に鉛直方向寸法を低減できる。
気体ベアリング機構17により吹き出される空気は、保持部材22の基板受渡しユニット11とは反対側の端部から高圧空気として供給される。
さらに、各基板保管棚21は、下方に清浄空気を吹き出す清浄空気吹き出し機構18を備えている。清浄空気吹き出し機構18は、気体ベアリング機構17の下方に配置されており、保持部材22に取り付けられている。清浄空気吹き出し機構18により吹き出された清浄空気は、基板収容空間23に供給される。この清浄空気は、基板保管棚21における基板保管位置の上方から下方に向けて吹き出され、基板保管棚21の基板保管位置に基板Sが保管されていると、この清浄空気が基板収容空間23を流通することにより、基板Sの上面が清浄に保たれる。
気体ベアリング機構17と清浄空気吹き出し機構18とが、共通の保持部材22に設けられていることにより、装置の構造が単純化されている。1つの基板収容空間23において、下方には気体ベアリング機構17が配置されており、上方にはこの気体ベアリング機構17が設けられている保持部材22とは別の保持部材22に設けられた清浄空気吹き出し機構18が配置されている。
清浄空気吹き出し機構18により吹き出される空気は、保持部材22の基板受渡しユニット11とは反対側の端部から、気体ベアリング機構17に供給される空気とは別系統で供給される。
基板移載機構27は、各基板保管棚21に対応して設けられており、基板保管棚21の数と基板移載機構27の数とは等しい。基板移載機構27は、基板出入れ方向Hに沿って延びる1対の規制部材34を備えている。1対の規制部材34は、互いに平行に横方向に配列されている。
規制部材34は、両端が鉤形の細長い板状部材であり、直線的に延びる直線部34aと、直線部34aの両端部から対向する他の規制部材34の端部に向かって延びる突出部34bとを備えている。1つの規制部材34において、2つの突出部34bの間隔は、基板Sの基板出入れ方向Hに沿う端面の長さよりわずかに長い。1対の規制部材34の直線部34aの間隔は、基板Sの主搬送方向Gに沿う端面の長さよりわずかに長い。
規制部材34には、移動機構46が結合されていて、この移動機構46により、基板出入れ方向H(基板保管棚21に沿う方向)に延びるガイドレール35に沿って規制部材34を移動できるようになっている。
各基板移載機構27の規制部材34は、対応する基板保管棚21の保持部材22から所定高さの位置に配置されている。
基板受渡しユニット11は、搬送機構12から基板Sを搬出して、基板受渡しユニット11に取り込む基板搬出機構26と、基板Sを保持する基板保持部37と、基板保持部37を昇降する昇降機構28とを備えている。
基板搬出機構26は、搬送機構12により搬送されてくる基板Sとほぼ同じ高さ位置に、主搬送方向Gに沿って配設された1対のベルトユニット31を備えている。ベルトユニット31は、それぞれ主搬送方向Gに沿って配列され、それぞれ鉛直方向に沿う支軸を有する1対のプーリ32と、この1対のプーリ32に張設されたベルト33とを備えている。1対のプーリ32の一方には、モータM(図5参照)が結合されていて、プーリ32をその支軸まわりに回転させることができる。
各ベルトユニット31には、移動機構30(図5参照)が結合されていて、1対のベルトユニット31を、互いに近接および離間する方向に移動できるようになっている。移動機構30は、たとえば、エアシリンダを含んでいてもよい。移動機構30でベルトユニット31を移動させることにより、ベルト33により基板Sをその主搬送方向Gに沿う1対の端面で挟持したり(このときのベルトユニット31を図5に実線で示す。)、当該端面から離間してベルト33を配置する(このときのベルトユニット31を図5に二点鎖線で示す。)ことができる。
基板Sが1対のベルトユニット31に挟持された状態で、モータMによりプーリ32を回転させ、ベルト33を回転させることにより、基板Sを主搬送方向Gに搬送することができる。
基板保持部37は、上方に空気を吹き出す気体ベアリング機構19と、基板Sを下方から支持するための複数の支持ピン25と、基板Sの主搬送方向Gおよび基板出入れ方向Hの位置を規制するガイド部材29(図4では、図示を省略)とを備えている。
気体ベアリング機構19は、板状部材がほぼ水平面内に沿って格子状に組み合わされてなる支持部材24を備えている。支持部材24は、平面視において基板Sとほぼ同じ大きさの矩形の輪郭を有している。気体ベアリング機構19は、上方に吹き出す空気により、基板Sを浮遊状態で保持することができる。
搬送機構12(図3参照)により、基板受渡しユニット11へ基板Sが搬送される際は、気体ベアリング機構19は、上方に空気を吹き出して、基板Sを浮遊させることが可能な状態にされる。気体ベアリング機構19上で浮遊状態となる基板Sは、基板搬出機構26の1対のベルトユニット31により、基板出入れ方向Hの位置が規制され、蛇行を抑制されながら(直線的に)基板保持部37上の所定位置に案内される。
支持ピン25は、平面視において、格子状支持部材24の矩形の穴の中、および支持部材24の基板出入れ方向H両側方に配置されている。支持ピン25の上端は、ほぼ水平面内に沿う同一平面上にある。支持ピン25には、支持部材24に対して支持ピン25を昇降させる昇降機構16(図5参照)が結合されている。昇降機構16により、支持ピン25の上端を、気体ベアリング機構19により浮遊されている基板Sの下面より高い位置および低い位置(たとえば、支持部材24の上面より低い高さ位置)にすることができる。
ガイド部材29は、主搬送方向Gおよび基板出入れ方向Hに沿って延びるL字形の部材であり、支持部材24の輪郭における4つの角部に対応する位置に設けられている。ガイド部材29には、昇降機構16が結合されており、ガイド部材29を支持ピン25とともに支持部材24に対して昇降できるようになっている。昇降機構16により、ガイド部材29および支持ピン25が上昇されると、気体ベアリング機構19上にある基板Sは、その主搬送方向Gおよび基板出入れ方向Hに沿う各端面がガイド部材29に当接し、これにより、水平面内の位置が所定位置に規制されて、支持ピン25上に支持される。
昇降機構28は、基板保持部37を昇降して、気体ベアリング機構19により浮遊状態にされている基板Sが、ベルトユニット31のベルト33が配置されている高さになる高さ位置(以下、「受け入れ高さ」という。)、および各基板保管棚21に対応する基板移載機構27の規制部材34が配置された高さになる高さ位置(以下、「移載高さ」という。)に移動させることができる。
また、昇降機構28は、支持ピン25上に載置された基板Sが、インデクサロボット3のロボット本体14により基板Sを取り出し可能な高さになるような高さ位置(以下、「払い出し高さ」という。)に、基板保持部37を移動させることができる。この実施形態では、払い出し高さは、受け入れ高さより低い。
昇降機構16,28、モータM、移動機構30,46の動作は、制御部15により制御される。
基板移載機構27の規制部材34が、基板保持部37上方の所定の位置に配置されているときに、気体ベアリング機構19によって浮遊状態とされている基板Sを、規制部材34の下方から上昇させることにより、1対の規制部材34に区画された領域内に、当該基板Sを入れることができる。この状態(以下、「近接配置状態」という。)で、基板Sの主搬送方向Gに沿う端面の長手方向両端部は、突出部34bで挟み込まれており、基板Sの基板出入れ方向Hに沿う端面は、1対の規制部材34の直線部34aで挟み込まれている。
近接配置状態にあるときに、規制部材34を移動すると、規制部材34の進行方向後ろ側の突出部34bが、基板Sの端面に当接して、基板Sが基板保管棚21に沿って移動(搬送)される。これにより、基板移載機構27は、基板保管棚21に対する基板Sの出し入れを行うことができる。
基板Sは、基板保管棚21に対する出し入れの際や、基板保管棚21に保管されている間、規制部材34により面内の平行移動および回転が規制される。近接配置状態において、直線部34aは、基板Sの端面に接していなくてもよい。
図6は、基板保管棚21に備えられた保持部材22の長手方向に直交する断面を図解的に示す断面図である。保持部材22は、ほぼ水平に配置され下方から上方に向かって順に積層された板状の下フレーム42、隔壁40(支持部材)および上フレーム41を備えている。
上フレーム41の幅方向中間部には、上フレーム41を厚さ方向に貫通する開口41aが形成されている。気体ベアリング機構17は、この開口41aの幅方向両端部にまたがって設けられた多孔質体である樹脂製の上フィルタ膜43を備えている。
上フィルタ膜43の上フレーム41幅方向の両端部は、上フレーム41と隔壁40との間に挟み込まれて固定されており、上フィルタ膜43と隔壁40とにより、上空気流通路44(気体流通空間)が形成されている。開口41aの幅内の上フィルタ膜43と隔壁40との間には、複数の補強ステー45が、ほぼ等間隔に設けられている。補強ステー45は、上フィルタ膜43および隔壁40に固定されており、上フィルタ膜43とは溶着されている。
上フィルタ膜43は、フィルタ材料などとして使用される機能膜からなり、基板Sの処理で問題となる異物(パーティクル)は透過させないが、気体(空気や不活性ガス(窒素ガスなど))を透過させることができる濾過性能を有するものである。より具体的には、孔径が0.02μm〜10μmの微孔質膜や、孔径が0.02μm未満の超微細孔質膜などの機能膜を用いることができる。このような機能膜の具体例は、多孔質ふッ素樹脂膜であり、より具体的には、多孔質PTFE膜である。市販されている多孔質PTFE膜の例としては、ポール・コーポレーションの製品名エンフロンを挙げることができる。この製品は、フィルタ膜として用いることができる多孔質シートである。
保持部材22の端部から気体ベアリング機構17用に供給される高圧空気(図4参照)は、上空気流通路44に導入される。上空気流通路44内に高圧空気が導入されると、上フィルタ膜43は、隔壁40から離れる方向に膨らむ。
この状態で、開口41aの幅方向にわたって、上フィルタ膜43は、上フレーム41の上面よりわずかに突出する。ここで、補強ステー45が設けられていることにより、上フィルタ膜43の各部において、上フレーム41上面からの突出量が規制され、開口41aの幅方向内の上フィルタ膜43の上面は、大略的に平坦かつ水平になる。
また、上空気流通路44内に高圧空気が導入されると、この空気は上フィルタ膜43を透過して、上空気流通路44内から外部へと移動する。これにより、上フィルタ膜43から、主として上方に空気が吹き出される。この空気により、気体ベアリング機構17の上方に配置された基板Sを浮遊させることができる。このように、保持部材22と上フィルタ膜43とは、気体ベアリング機構17を構成する。
基板受渡しユニット11の気体ベアリング機構19も、上フィルタ膜43と同様のフィルタ膜を備えており、気体ベアリング機構17と同様の構造を有する。
下フレーム42の幅方向中間部には、下フレーム42を厚さ方向に貫通する開口42aが形成されている。清浄空気吹き出し機構18は、この開口42aの幅方向両端部にまたがって、多孔質体である樹脂製の下フィルタ膜47を有している。
下フィルタ膜47の下フレーム42幅方向の両端部は、下フレーム42と隔壁40との間に挟み込まれて固定されており、下フィルタ膜47と隔壁40とにより、下空気流通路48が形成されている。開口42aの幅内の下フィルタ膜47と隔壁40との間には複数の補強ステー49が、ほぼ等間隔に設けられている。補強ステー49は、下フィルタ膜47および隔壁40に固定されており、下フィルタ膜47とは溶着されている。
下フィルタ膜47は、上フィルタ膜43と同様の材料からなる。
保持部材22の端部から清浄空気吹き出し機構18用に供給される空気(図4参照)は、下空気流通路48に導入される。下空気流通路48内に空気が導入されると、下フィルタ膜47は、隔壁40から離れる方向に膨らみ、開口42aの幅方向にわたって、下フィルタ膜47は、下フレーム42の下面よりわずかに突出する。
ここで、補強ステー49が設けられていることにより、下フィルタ膜47の各部において、下フレーム42下面からの突出量が規制され、開口42aの幅方向内の下フィルタ膜47の下面は、大略的に平坦かつ水平になる。これにより、基板収容空間23(下フィルタ膜47と上フィルタ膜43との間隔)を広くすることができる。
また、下空気流通路48内に空気が導入されると、この空気は下フィルタ膜47を透過して下空気流通路48内から外部へと移動して、ダウンフローを形成する。この際、下空気流通路48内の空気中に含まれている異物は、下フィルタ膜47により除去され、下フィルタ膜43から、主として下方に清浄空気が吹き出される。これにより、清浄空気吹き出し機構18の下方に配置された基板Sの上面に清浄空気を供給することができる。すなわち、保持部材22と下フィルタ膜47とは、清浄空気吹き出し機構18を構成する。
隔壁40は、実質的に空気を透過しない緻密な材料からなる。これにより、上空気流通路44内の空気と、下空気流通路48内の空気とを、それぞれ所定の圧力に保つことができる。
図7は、保持部材22に空気を導入するための配管図である。
保持部材22に導入される空気は、空気供給源51から供給される。空気供給源51からは、主空気供給配管52が延びている。主空気供給配管52には、バルブ52Vが介装されている。バルブ52Vを開閉することにより、気体ベアリング機構17および清浄空気吹き出し機構18への空気の供給およびその停止を一括して行うことができる。バルブ52Vは、通常開かれている。主空気供給配管52は、上側空気供給配管53と下側空気供給配管54とに分岐している。
上側空気供給配管53には、上流側から下流側に向かって、レギュレータ55、流量計56およびフィルタ57が順に介装されている。同様に、下側空気供給配管54には、上流側から下流側に向かって、レギュレータ59、流量計60およびフィルタ61が順に介装されている。
レギュレータ55により、2次圧(上側空気供給配管53内でレギュレータ55より下流側の圧力)をモニタすることができるとともに、この2次圧を0.05MPs〜0.20MPsの範囲内で調整することができる。また、レギュレータ59により、2次圧(下側空気供給配管54内でレギュレータ59より下流側の圧力)をモニタすることができるとともに、この2次圧を0.02MPs〜0.10MPsの範囲内で調整することができる。
流量計56,60により、それぞれ、上側空気供給配管53および下側空気供給配管54を流れる空気の流量をモニタすることができる。これらの空気の流量は、それぞれ、レギュレータ55,59で2次圧を調整することにより調整できる。
フィルタ57,61により、それぞれ、上側空気供給配管53および下側空気供給配管54を流れる空気中の異物を除去することができる。上述のように、上空気流通路44および下空気流通路48に導入される空気中の異物は、上フィルタ膜43および下フィルタ膜47によりそれぞれ除去される(図6参照)が、このフィルタ57,61によっても、予め空気中の異物が除去される。
図5および図7を参照して、上側空気供給配管53の下流側端部は、各気体ベアリング機構17の上空気流通路44に連通された複数(気体ベアリング機構17と同数)の上側個別供給配管63に分岐している(分岐部を図5および図7に符号Aで示す。)。上側個別供給配管63の途中部は、並列に接続された2つの配管に分岐しており、この2つの配管には、それぞれ流量調整機能付きバルブ63V1,63V2が介装されている。
バルブ63V1を開きバルブ63V2を閉じることにより、気体ベアリング機構17により基板Sを浮遊させるのに必要な大きな流量に調整された空気を、上側個別供給配管63に流すことがことができる。一方、バルブ63V1を閉じバルブ63V2を開くことにより、上側個別供給配管63に、より小さな流量に調整された空気を流すことができる。基板保管棚21に基板Sが収容されていないときに、このような小さな流量の空気を流すことにより、基板収容空間23を清浄に保つことができる。
下側空気供給配管54の下流側端部は、各清浄空気吹き出し機構18の下空気流通路48に連通された複数(清浄空気吹き出し機構18と同数)の下側個別供給配管64に分岐している(分岐部を図5および図7に符号Bで示す。)。下側個別供給配管64には、流量調整機能付きバルブ64Vが介装されている。バルブ64Vにより、各下側個別供給配管64を流れる空気の流量を調整することができ、調整された流量の空気を各清浄空気吹き出し機構18の下空気流通路48に導入できる。バルブ64Vは、対応する基板保管棚21に、基板Sが収容されているときは開いた状態にされ、基板Sが収容されていないときは閉じた状態にされる。
各上側個別供給配管63に設けられたバルブ63V1,63V2が開かれたときの開度を手動で調整することにより、対応する各気体ベアリング機構17に供給される空気の供給圧や流量を独立に制御できる。同様に、各下側個別供給配管64に設けられたバルブ64Vを調整することにより、対応する各清浄空気吹き出し機構18に供給される空気の供給圧や流量を独立に制御できる。
基板受渡しユニット11の支持部材24に設けられた気体ベアリング機構19も、専用のバルブ(図示せず)により、空気の供給量を調整することができる。これにより、気体ベアリング機構19上の基板Sの浮上高さを所定の浮上高さに調整できる。また、当該バルブを閉じることにより、気体ベアリング機構19による基板Sの浮遊を停止することができる。
各基板保管棚21に対応するバルブ63V1,63V2,64Vは、供給流量調整部65に集約されている。供給流量調整部65内の各バルブ63V1,63V2,64V、および気体ベアリング機構19に関連するバルブの開閉は、制御部15により制御される。
以下、図4および図5を参照して、基板受渡しユニット11により基板Sを移載する手順を説明する。
搬送機構12により基板受渡しユニット11に基板Sが送られてくるのに先立って、制御部15により昇降機構28が制御されて、基板保持部37が受け入れ高さに移動される。支持ピン25およびガイド部材29が支持部材24に対して上昇された状態にある場合は、制御部15により昇降機構16が制御されて、支持ピン25およびガイド部材29が支持部材24に対して下降される。
また、制御部15の制御によりモータMが回転されて、ベルト33が回転される。そして、制御部15の制御により、所定のバルブが開かれて、気体ベアリング機構19に空気が供給される。
搬送機構12により送られてくる基板Sは、受け入れ高さで待機している気体ベアリング機構19上に導かれる。開口36を通って基板受渡しユニット11へ基板Sが進入してくると、制御部15により移動機構30が制御されて、基板Sはベルト33により挟持されて、基板出入れ方向Hの位置が規制される。ベルト33が回転していることにより、基板Sは、基板受渡しユニット11内に直線的に搬入される。基板Sが、気体ベアリング機構19上の所定位置まで案内されると、制御部15の制御によりモータMの回転が停止された後、制御部15により移動機構30が制御されて、ベルト33が互いに離間するように移動され、基板Sが解放される。
これと同時に、制御部15により昇降機構16が制御されて、支持ピン25およびガイド部材29が上昇される。基板Sは、ガイド部材29により水平面内の位置が規制されて支持ピン上25に支持される。
続いて、制御部15により移動機構46が制御されて、規制部材34が、基板保持部37上の所定位置に移動される。次に、制御部15により昇降機構28が制御されて、基板保持部37が、所定の基板保管棚21に対応する移載高さに上昇される。この際、基板保持部37が所定の移載高さに近づくと、制御部15の制御により昇降機構16が制御されて、支持ピン25およびガイド部材29が支持部材24に対して下降される。これにより、基板Sは、気体ベアリング機構19上で浮遊状態となる。続いて、規制部材34と基板Sとが近接配置状態となって、基板Sの水平移動が規制される。
次に、制御部15の制御により、基板Sが保管される基板保管棚21に対応するバルブ63V1が開かれ63V2が閉じられて、上空気流通路44に高圧空気が導入される。上フィルタ膜43からは、基板Sを浮遊させることができる流量の空気が吹き出す。
そして、制御部15により移動機構46が制御されて、規制部材34が基板保管棚21に沿う方向(基板出入れ方向H)に移動されて、基板Sが、当該基板保管棚21内に移載される。このとき、基板Sは、気体ベアリング機構17上で浮遊状態となっており、規制部材34により水平面方向への移動や水平面内での回転が規制されている。
基板保管棚21に基板Sがある間は、バルブ63V1が開かれバルブ63V2が閉じた状態とされ、基板Sは、気体ベアリング機構17上での浮遊状態が維持される。一方、基板保管棚21に基板Sがないときは、バルブ63V1が閉じられバルブ63V2が開いた状態とされ、気体ベアリング機構17の上フィルタ膜43からは、より小さい流量で空気が吹き出される(スローリーク)。これにより、基板収容空間23が清浄な状態に維持される。
基板保管棚21内から基板受渡しユニット11へ基板Sを移載するときは、先ず、制御部15により昇降機構28が制御されて、当該基板Sが収容された基板保管棚21に対応する移載高さに、基板保持部37が移動される。この際、支持ピン25およびガイド部材29は、支持部材24に対して下降された状態とされる。
次に、制御部15により移動機構46が制御されて、当該基板保管棚21内の基板Sと近接配置状態にある規制部材34が、移載高さで待機している基板保持部37上に移動される。これにより、基板Sは、基板保管棚21から取り出されて、気体ベアリング機構19上で浮遊状態となる。
その後、制御部15により昇降機構28が制御されて、基板保持部37が下降される。これにより、基板Sが規制部材34との近接配置状態から解放されると同時に、制御部15により昇降機構16が制御されて、支持ピン25およびガイド部材29が支持部材24に対して上昇される。これにより、基板Sは、ガイド部材29により水平面内の位置が規制されて支持ピン25上に支持される。基板保持部37は、払い出し高さまで下降される。以上で、基板受渡しユニット11内への基板Sを移載が完了する。
基板Sが基板保管棚21から取り出された後、制御部15により移動機構46が制御されて、当該基板保管棚21に対応する規制部材34が、当該基板保管棚21内に移動される。また、制御部15の制御により、当該基板保管棚21の気体ベアリング機構17に対応するバルブ63V1が閉じられバルブ63V2が開かれる。これにより、その気体ベアリング機構17から、清浄空気がスローリークされる。
払い出し高さにある基板保持部37からは、インデクサロボット3により、基板Sを搬出することが可能である。基板Sの搬出に先立って、制御部15の制御により所定のバルブが閉じられて、気体ベアリング機構19への空気の供給が停止される。
以上のように、基板Sは、基板保管装置9に保管されているときのみならず、基板受渡しユニット11により移載される際も、浮遊状態にされるので、基板Sに残留応力が蓄積しにくく、発塵も抑えられる。
図8は、基板保管装置9に類似する基板保管装置が備えられた他の基板処理装置の構造を示す図解的な平面図である。図8において、図3に示す各部に対応する部分には、図3と同じ参照符号を付して説明を省略する。
この基板処理装置70は、インデクサ部2と、2つの処理ユニット71A,71Bと、基板保管装置72とを備えている。
処理ユニット71A,71Bは、同一の処理を施すためのものであってもよく、異なる処理を施すためのものであってもよい。
この実施形態では、載置台4は、2つのカセット5を載置できる大きさを有している。
処理ユニット71A,71Bは、インデクサロボット3のガイドレール13に対して、載置台4と反対側に配置されており、ガイドレール13の一方および他方の端部にそれぞれ対向して、ガイドレール13に垂直に延びている。処理ユニット71A,71Bのインデクサ部2側の端部には、それぞれ移載ユニット73A,73Bが設けられている。
移載ユニット73A,73Bは、図4および図5に示す基板受渡しユニット11と類似した構造を有するが、基板搬出機構26のモータM(図5参照)の回転方向を切り換えることにより、基板Sを主搬送方向(処理ユニット71A,71Bの長手方向)に沿う双方向に搬送することができる。
移載ユニット73Aと移載ユニット73Bとの間には、基板保管装置72が設けられている。基板保管装置72は、基板Sを浮遊状態で保持することができる。
基板保管装置72は、図4および図5に示す基板保管装置9と類似した構造を有するが、基板出入れ方向(主搬送方向に直交する水平方向)の両側から基板Sの出し入れをすることができる。このため、保持部材22を共通に支持する部材(図5の支持板20に相当する部材)や、保持部材22に空気を導入するための配管は、基板保管装置72に出し入れされる基板Sとの干渉を回避するように配置されている。これにより、基板保管装置72は、移載ユニット73A,73Bのいずれからでも基板Sを受け入れて保管することができるとともに、この基板Sを移載ユニット73A,73Bのいずれへも取り出すことができる。
インデクサ部2により、移載ユニット73A,73Bと載置台4に載置されたカセット5との間で、双方向に基板Sを搬送することができる。
この基板処理装置70の基本的な搬送経路は、以下の通りである。
先ず、インデクサ部2により、載置台4に載置されたカセット5から基板Sが取り出され、移載ユニット73Aまたは移載ユニット73Bに搬入される。この基板Sは、当該移載ユニット73A(73B)や搬送機構12により、対応する処理ユニット71A(71B)を直進するように搬送され、所定の処理が施された後、反対方向に搬送され、インデクサ部2により、移載ユニット73A(73B)から搬出され、載置台4に載置されたカセット5に収容される。
ここで、インデクサ部2により処理ユニット71A(71B)の移載ユニット73A(73B)に基板Sが搬入された時点で、この基板Sを対応する処理ユニット71A(71B)で処理することができない場合がある。たとえば、当該処理ユニット71A(71B)で、先に搬入された基板Sの処理が終了していない場合が挙げられる。
このような場合は、これから処理ユニット71A(71B)で処理を施すべき基板Sを、移載ユニット73A(73B)により、基板保管装置72に移載して、一時的に保管することができる。そして、処理ユニット71A(71B)で基板Sの処理が終了すると、基板保管装置72で保管されている基板Sを、移載ユニット73A(73B)を介して対応する処理ユニット71A(71B)に搬入し、処理することができる。
処理ユニット71Aと処理ユニット71Bとが、同じ処理を施すためのものである場合は、基板保管装置72で保管されている基板Sは、処理ユニット71A,71Bのいずれかで基板Sの処理が終了すると、その処理ユニット71A(71B)に搬入して処理するものとすることができる。
また、図3に示す基板処理装置10と同様に、処理ユニット71A,71Bで処理を終えた基板Sが、移載ユニット73A,73Bに搬入された時点で、この基板Sをインデクサ部2(インデクサロボット3)が搬出可能な状態にない場合がある。このような場合は、この基板Sを移載ユニット73A,73Bにより、基板保管装置72に移載して、一時的に保管することができる。そして、インデクサ部2が基板Sを搬出可能な状態になると、基板保管装置72で保管されている基板Sを、移載ユニット73A,73Bにより取り出し、インデクサ部2により搬出し、載置台4に載置されたカセット5に搬入することができる。
これにより、基板処理装置70全体としての処理効率を向上させることができる。また、移載ユニット73A,73Bや基板保管装置72で基板Sが浮遊状態で保持されるため、基板Sに残留応力が蓄積しにくい。また、浮遊状態で保持されている基板Sの撓み量を少なくすることができるから、基板保管装置72の寸法、特に鉛直方向の寸法を低減できる。
図9は、基板保管装置9が備えられた他の基板処理装置の構造を示す図解的な平面図である。図9において、図3に示す各部に対応する部分には、図3と同じ参照符号を付して説明を省略する。
この基板処理装置80は、基板Sに対して第1の処理を施す第1処理ユニット81と、基板Sに対して第2の処理を施す第2処理ユニット82と、基板受渡しユニット11と、基板保管装置9を備えている。
第1処理ユニット81、基板受渡しユニット11および第2処理ユニット82は、水平面内に沿う直線状に配置されており、基板受渡しユニット11は、第1処理ユニット81と第2処理ユニット82との間に配置されている。
基板保管装置9は、基板受渡しユニット11の側方に設けられている。
この基板処理装置80では、基板Sに対して第1処理ユニット81で第1の処理を施した後、基板受渡しユニット11を介して、この基板Sを第2処理ユニット82に搬入し、第2の処理を施すことができる。基板Sは、基板受渡しユニット11により浮遊状態を保持したまま、第1処理ユニット81から第2処理ユニット82へ移載することができる。
第1処理ユニット81の搬送機構12により基板受渡しユニット11へ搬送されてくる基板Sと、第2処理ユニット82の搬送機構12により第2処理ユニット82に搬入される基板Sとは、ほぼ同じ高さになるようにすることができる。この場合、基板受渡しユニット11は、第1処理ユニット81から基板Sを搬出した後、昇降機構28により基板保持部37を昇降することなく(図4参照)、基板受渡しユニット11から第2処理ユニット82へ基板Sを搬送することができる。
第1処理ユニット81で基板Sに対する第1の処理が終了した時点で、第2処理ユニット82で、先に搬入された基板Sに対する第2の処理が終了していない場合は、第1処理ユニット81から搬出された基板Sを、基板受渡しユニット11により、基板保管装置9に搬入して保管することができる。
図10は、基板保管装置72が備えられた他の基板処理装置の構造を示す図解的な平面図である。図10において、図3、図8および図9に示す各部に対応する部分には、図3、図8および図9と同じ参照符号を付して説明を省略する。
この基板処理装置90では、基板処理装置80の基板保管装置9の代わりに、基板保管装置72が設けられており、基板保管装置72の基板受渡しユニット11と反対側には、基板受渡しユニット11と同様の構造を有する基板受渡しユニット11Aが設けられている。基板受渡しユニット11Aには、第2処理ユニット82と同様の構造を有する第2処理ユニット82Aが結合されている。第2処理ユニット82Aは、第2処理ユニット82の側方に設けられている。
この基板処理装置90では、基板Sに対して、第1処理ユニット81で第1の処理を施した後、基板受渡しユニット11を介して、第2処理ユニット82に搬入し、第2の処理を施すことができる。また、第1処理ユニット81で基板Sに対する第1の処理が終了した時点で、第2処理ユニット82で、先に搬入された基板Sに対する第2の処理が終了していない場合は、第1処理ユニット81から搬出される基板Sを、基板受渡しユニット11、基板保管装置72および基板受渡しユニット11Aを介して、第2処理ユニット82Aに搬入し、第2の処理を施すことができる。
第1処理ユニット81で基板Sに対する第1の処理が終了した時点で、第2処理ユニット82および第2処理ユニット82Aで、先に搬入された基板Sに対する第2の処理が終了していない場合は、第1処理ユニット81から搬出された基板Sは、基板受渡しユニット11により、基板保管装置72に搬入して保管することができる。
第2処理ユニット82,82Aにおける第2の処理のタクトタイムが、第1処理ユニット81における第1の処理のタクトタイムより十分短い場合は、この基板処理装置90のように、1つの第1処理ユニット81に対して、2つの第2処理ユニット82,82Aを設けて、装置全体の処理時間を短くすることができる。
本発明の実施形態の説明は以上の通りであるが、本発明は、別の形態でも実施できる。たとえば、支持部材24に備えられた気体ベアリング機構19による基板Sの浮上高さが十分大きい場合は、支持ピン25の高さは、気体ベアリング機構19による基板Sの浮遊高さより低い所定の高さに固定されていてもよい。すなわち、支持ピン25の上端より高い位置で浮遊している基板Sの下方に、基板保持ハンド14a(図3参照)の基板保持ビームを挿入して、基板Sをすくい上げることができる場合は、支持ピン25は下降できるようにされていなくてもよい。この場合、支持ピン25上に基板Sを支持する場合は、気体ベアリング機構19からの空気の吹き出しを停止(または、吹き出す空気の流量を少なく)すればよい。
上フィルタ膜43から吹き出される気体は、空気に限られず、たとえば、窒素ガスのような不活性ガスであってもよい。この場合、基板Sの下面の酸化を抑制することができる。
また、上記実施形態においては、図7に示す配管により、保持部材22に空気を導入するようにしているが、図11に示す配管により、保持部材22に空気(気体)を導入してもよい。図11において、図7に示す各部に対応する部分には、図7と同じ参照符号を付して説明を省略する。
具体的には、空気供給源51の下流側の配管(この実施形態では、空気供給源51とバルブ52Vとの間の主空気供給配管52)に、気体加温機構としてのヒータ510が介装されていてもよい。ヒータ510により、主空気供給配管52を流れる空気を、たとえば、室温以上の温度に加温して、気体ベアリング機構17および清浄空気吹き出し機構18を介して、基板収容空間23(基板保管棚21内)に供給することができる。
これにより、基板収容空間23を低湿度状態に維持するとともに、基板保管棚21に収容されている基板Sの乾燥状態をも良好に維持することができ、保管状態の基板Sに水分が付着して基板S表面に酸化膜が形成されることを防止できる。
ヒータ510は、所定の温度範囲内で任意の温度に空気を加温することができる。これにより、基板収容空間23に供給される空気を、所定の温度や湿度を有する温風または乾燥空気にすることができる。
なお、ヒータ510は、空気供給源51から上側個別供給配管63および下側個別供給配管64に至る空気の流路の任意の位置に介装することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の変更を施すことが可能である。
本発明の一実施形態に係る基板保管装置が備えられた基板処理装置の図解的な側面図である。 本発明の一実施形態に係る基板保管装置が備えられた基板処理装置の図解的な平面図である。 図1および図2に示す基板処理装置の基板保管装置付近の構造を示す図解的な平面図である。 移載ユニットおよび基板保管装置の構造を示す図解的な斜視図である。 移載ユニットおよび基板保管装置の構造を示す図解的な断面図である。 基板保管棚に備えられた保持部材の長手方向に直交する断面を図解的に示す断面図である。 保持部材に空気を導入するための配管図である。 図4および図5に示す基板保管装置に類似する基板保管装置が備えられた他の基板処理装置の構造を示す図解的な平面図である。 図4および図5に示す基板保管装置が備えられた他の基板処理装置の構造を示す図解的な平面図である。 図8に示す基板保管装置が備えられた他の基板処理装置の構造を示す図解的な平面図である。 保持部材に空気を導入するための他の配管図である。
符号の説明
9,72 基板保管装置
17 気体ベアリング機構
18 清浄空気吹き出し機構
21 基板保管棚
27 基板移載機構
40 隔壁(支持部材)
43 上フィルタ膜
44 上空気流通路(気体流通空間)
510 ヒータ
S 基板

Claims (5)

  1. 複数枚の基板を上下方向に積層状態で保管するための基板保管装置であって、
    上下方向に積層配置され、基板を1枚ずつ保管する複数の基板保管棚を備え、
    各基板保管棚は、基板を浮遊状態で保持する基板浮遊機構を有し、
    前記基板浮遊機構は、支持部材と、この支持部材に固定されて当該支持部材の上方に気体流通空間を区画するとともに、この気体流通空間に供給される気体を上方に吹き出す多孔質体とを備えた気体ベアリング機構を含み、
    前記多孔質体は、樹脂製のフィルタ膜からなり、
    前記フィルタ膜は、その孔径が0.02μm〜10μmの微孔質膜、または孔径が0.02μm未満の超微細孔質膜であることを特徴とする基板保管装置。
  2. 上記気体ベアリング機構により吹き出されるべき気体を加温するための気体加温機構をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の基板保管装置。
  3. 前記基板浮遊機構によって浮遊状態とされている基板を、前記基板保管棚に沿って移動させることにより当該基板保管棚に対する基板の出し入れを行う基板移載機構をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の基板保管装置。
  4. 前記複数の基板保管棚毎に設けられ、各基板保管棚における基板保管位置の上方から下方に向けて清浄気体を吹き出す清浄気体吹き出し機構をさらに含むことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の基板保管装置。
  5. 上記清浄空気吹き出し機構により吹き出されるべき気体を加温するための気体加温機構をさらに含むことを特徴とする請求項記載の基板保管装置。
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