JP4414554B2 - 顧客管理システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末を利用した顧客管理システムに関し、詳細には、携帯端末と、該携帯端末に自動接続して顧客情報を取得し、顧客管理を行う店舗管理装置とを備える顧客管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、顧客管理の手段としては、顧客が所持する磁気カードなどに顧客IDを保存し、その情報を磁気カード読取装置で、読み込んで処理した。また、特開平6−261032号公報に記載の装置では、顧客が所持するカードに携帯型送信装置を組み込み、ワイヤレスで、カード所持者の情報を取得するものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の顧客管理システムにあっては、以下のような問題点があった。
(1) 顧客は、磁気カードなどの会員カードなどを所持し、会計時に提示する必要があり、その時点までは、店舗側は、顧客であると認識することができなかった。また、顧客側も常にカードを所持し提示することは、煩わしかった。
さらに、クリーニングや修理品などの預かり品、予約品の状況は、伝票を店員に提示しなければ、状況を確認できなかった。
【0004】
(2) 自動車用品・部品の販売店で、用品・部品の取り付け・交換、オイル交換など作業を併設して行っている店舗など、作業に予約・時間がかかる業態の店舗では、顧客は、その間、正確な予約時間や終了時間が分からず、顧客は、時間を常に気にする必要があり、また、店内放送などで、顧客の名前が連呼されるなど不快な状況にあった。
(3) 顧客に対する訴求手段として、店舗内で、各種POP、ポスターによる宣伝が行われてきた。しかし、これらは、一般的な顧客に対する訴求であり、特定の顧客に絞り込んだ訴求はできなかった。
【0005】
(4) また、顧客が、店舗内でどのような商品に興味・関心を持っているか等の、販売支援の情報を収集するためには、例えば顧客の移動を店内のビデオカメラで監視する、あるいは、実際に売上が発生した場合のみしか、情報を得ることができなかった。
(5) 顧客に対する訴求手段として、店舗内各売り場では、各種POP、ポスターによる宣伝が行われてきた。しかし、これらは、スペース的な制約から、すべての情報を提示することができなかった。また、価格表示も一般的な顧客に対するものであり、特定会員である顧客向けの価格などは、販売員に問い合わせるなど煩雑さがあった。
【0006】
(6) 顧客は、売上によって発生するデータをレシートにより受け取るが、特典を提供する手段であるポイント情報は、売上のレシートに記載されたり、会員カードに書き込まれたりしている。したがって、特典を享受するには、レシートを受け取って参照し、保管・管理する必要がある。あるいは、会員カードを提示し、店側は、売上時にその会員カードを受け取り、更新のためにカード読取/書込み装置に入れる必要があった。
(7) また、顧客は、売上によって発生するデータをレシートにより受け取り、その印字内容で、買い物の状況内容を確認する必要があり、家計簿を利用する場合はその内容を転記する必要があった。
【0007】
(8) 店の前を移動中の顧客は、クリーニングや修理品などの預かり品や、予約品の状況は、該当の店舗に入らなければ知ることができなかった。
(9) 店の前を移動中の顧客に対する訴求手段として、店舗外の広告などで一般的な顧客に対してしか、行うことができなかった。
【0008】
上述したように、従来のカード型の会員カードでは、顧客が入店し、会員カードをレジに提示するまでは顧客の動向を把握することはできず、より細かい顧客管理に応えることは困難であった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、顧客が入店時点から顧客動向を把握することができ、顧客に対してピン・ポイントで訴求することにより販売促進を図ることができ、顧客にとっては必要な情報が速やかに提供されて顧客満足度を高めることができる顧客管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の顧客管理システムは、携帯端末と、該携帯端末に自動接続して顧客情報を取得し、顧客管理を行う店舗管理装置とを備える顧客管理システムであって、前記携帯端末は、顧客を識別する顧客IDを記憶する記憶手段と、通信手段と、前記通信手段により前記店舗管理装置に接続されると、前記顧客IDを送出するID送出手段と、前記店舗管理装置から送付された情報を表示又は音により出力する出力手段とを備え、前記店舗管理装置は、顧客ID、顧客氏名を含む顧客情報をデータベースとして管理するデータベース管理手段と、前記携帯端末に対して通信を行う通信手段と、前記通信手段により照会メッセージを送出し、該照会メッセージに応答した前記携帯端末に接続し、該携帯端末から前記顧客IDを取得するID取得手段と、取得した顧客IDに基づいて前記データベースから顧客情報を取り出し、該顧客情報に関連付けた商品情報(例えば、顧客の関連商品、予約情報、預かり品)を顧客IDを取得した携帯端末に通知する制御手段とを備えるものである。
【0010】
この場合、前記ID送出手段及び前記ID取得手段は、前記接続後、一定時間応答がないとき確立したコネクションを切断するようにすれば、無駄な接続応答待ちをなくし確実な接続が可能になる。また、前記データベース管理手段は、遠隔地に前記データベースが存在する場合に、該データベースに接続するためのデータベース通信手段をさらに備えるようにすれば、店舗管理装置に顧客情報がない場合、又は店舗管理装置には簡易な顧客情報を用意しておく場合であっても、詳細な顧客情報を得ることができる。
【0011】
さらに、前記通知のタイミングを指定し、指定されたタイミングで顧客が所持する携帯端末に通知するようにすれば、顧客は、店舗内でサービスを受けるのに時間がかかる場合、そのサービスが受けられる、あるいはサービスが完了した時点で、その情報を無線通信によって、リアルタイムに知ることができ、時間を気にすることがなくなり、また、店内放送による氏名などプライバシーも守られる。店舗側も、呼び出しなどの手間を省くことができる。
【0012】
また、前記データベース管理手段は、遠隔地に前記データベースが存在する場合に、該データベースに接続するためのデータベース通信手段をさらに備えることで、店舗管理装置に顧客情報がない場合、又は店舗管理装置には簡易な顧客情報を用意しておく場合であっても、詳細な顧客情報を得ることができる。
また、前記通信手段は、数十mの範囲の通信を行う中距離通信手段と、1m前後の近傍の通信を行う近傍通信手段とからなるものであることで、例えば入店時のように店舗内の広い範囲での接続と、レジや特定の陳列棚のように狭い範囲での接続を適切に行うことができる。
【0013】
また、前記データベースには、前記顧客情報と商品との関連付けをしたデータが保持されており、前記制御手段は、前記データベースに基づく情報を、顧客IDを取得した携帯端末、又は販売支援用端末に通知するものであることで、顧客データベースと関連商品データベースの検索結果から、顧客は、家族の誕生日など忘れていた場合など、自分の条件にあった商品の情報をタイムリーに受けることができる。店舗側は、顧客の購入する可能性の高い商品の情報を集中して、顧客に提供することにより、販売可能性を高め、実際の購入行動につなげることができる。
【0014】
また、前記近傍通信手段が、店舗内に複数設置されており、前記ID取得手段は、携帯端末を所持した顧客が前記近傍通信手段の設置場所に移動する毎に前記顧客IDを取得し、前記制御手段は、取得した顧客IDに基づいて、顧客の移動状況、又は売り場での滞在時間情報を解析するものであることで、顧客一人一人の店舗内の移動状況を把握することによって、顧客が店舗内で、どのような商品に興味・関心を持っているかの情報を収集し、店舗側は、この情報を基に、店舗内の商品の配置を変更することによって、顧客の購入する可能性の高い商品を配置したり、更に、関連商品を近くに陳列することよって、販売可能性を高め、実際の購入行動につなげることができる。
【0015】
また、前記近傍通信手段が、店舗内に複数設置されており、前記データベースには、前記近傍通信手段の設置場所にある商品の詳細データが保持されており、前記ID取得手段は、携帯端末を所持した顧客が前記通信手段の設置場所に移動する毎に前記顧客IDを取得し、前記制御手段は、前記商品データベースの検索結果に基づく商品情報を、顧客が所持する携帯端末に通知するものであることで、顧客一人一人の店舗内の位置を把握し、無線通信によって、顧客IDと、売り場毎の商品データベースから、商品情報、顧客毎の商品価格などの情報を検索・抽出し顧客に提供することによって、販売可能性を高め、実際の購入行動につなげることができる。
【0016】
また、前記記憶手段は、売上に応じてカウントアップする売上ポイントを記憶しており、前記制御手段は、前記売上ポイントを売上に基づいて更新し、該売上ポイントを含む情報を、顧客が所持する携帯端末に通知するものであることで、売上時に、顧客が所持する携帯端末と無線式の通信を行い、顧客の売上ポイントの更新と、売上明細の情報を携帯端末側に送信することによって、顧客は、携帯端末を身に付けた状態で、会員カードの提示などを煩雑な動作を行う必要がなくなる。また、店舗側も、会員カードの受け渡しなどの手間を省け、レジ操作者一人当たりの売上時のお客さまの処理量を増やすことができる。
【0017】
また、前記携帯端末は、前記制御手段からの売上に関する情報に基づいて、収支状況を管理する家計簿手段をさらに備えるようにすれば、顧客が所持する携帯端末で、無線により店舗での売上明細を受けることができ、家計簿にデータを転送する手間を省くことができる。また、店舗側の顧客サービスを向上する効果がある。
【0018】
また、前記ID取得手段は、前記通信手段により店舗近傍を移動中の顧客が所持する携帯端末の顧客IDを取得し、前記制御手段は、取得した顧客IDに基づいて前記データベースから顧客情報を取り出し、移動中の顧客が所持する携帯端末に通知するものであることで、顧客は、店の前を通過するだけで、顧客に対応する預かり品や、予約品などの状況を無線通信により受け取ることができ、店舗に気兼ねなく入店することができる。店舗側は、その店舗に入店するきっかけを提供することによって、販売機会を拡大できる。
【0019】
また、前記データベースには、前記顧客情報と商品との関連付けをしたデータが保持されており、前記ID取得手段は、前記通信手段により店舗近傍を移動中の顧客が所持する携帯端末の顧客IDを取得し、前記制御手段は、前記商品データベースの検索結果に基づく情報を、移動中の顧客が所持する携帯端末に通知するものであることで、顧客は、店の前を通過するだけで、顧客が購買の可能性の高い商品を、顧客毎に提供を受けることができる。店舗側は、その店舗に入店するきっかけを提供することによって、販売機会を拡大できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な顧客管理システムの実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態の顧客管理システムに使用される携帯端末の外観を示す図、図2は顧客管理システムに使用される携帯端末の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る携帯端末は、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末に適用した例である。
【0021】
図1において、10は、携帯可能なカードサイズの大きさの携帯端末であり、携帯端末10は、タッチ入力可能なタッチパネルを積層したドットマトリクス構成の液晶表示装置(LCD)からなる表示装置11(出力手段)、音声出力装置12(出力手段)、近距離通信装置13(近傍通信手段)、中距離通信装置14(中距離通信手段)、及びメンブレンキー(Membrane key)からなる入力装置15を備えて構成される。
顧客は、この携帯端末10を、他の会員カードやクレジットカードなどと同様に所持し、通常は提示する必要はない。
【0022】
図2において、携帯端末10は、中央処理装置(CPU)16(ID送出手段の一部)、LCDディスプレイ及び各ドライバ等で構成される表示装置11、タッチパネル又はキーによる入力装置15、所有者に対する喚起を音声により出力する音声出力装置12、1m前後の近傍距離での通信に使用する近傍距離通信装置13、数十mの中距離での通信に使用する中距離通信装置14、データを一時的に記憶するRAM等の一時記憶装置17、携帯端末10の識別コードなどを長期継続的に記憶するEEPROM(electrically erasable programmable ROM)やフラッシュメモリ等の長期記憶装置18(記憶手段)から構成される。
【0023】
入力装置15は、顧客が所持する携帯端末に通知するタイミングを指定する指定手段としての機能を有する。
音声出力装置12は、音声合成部、D/A変換器、パワーアンプ及びスピーカ等からなり、音声データを音声信号に変換し増幅して出力する。携帯端末10に搭載される音声コーデック(CODEC:音声符号化)には専用音声CODEC集積回路を用い、リアルタイムな信号処理を実現する。なお、音声ではなく、着信音や喚起音であってもよい。
また、表示装置11及び音声出力装置12は、店舗管理装置から送付された顧客に必要な情報を、所有者に報知する報知手段としての機能を有する。
【0024】
近傍距離通信装置13は、主に短波による電磁誘導結合によって、1m前後の近傍の範囲内での通信を行う。近傍距離通信装置13については、図4により後述する。
中距離通信装置14は、主に極超短波(SHF)によるスペクトル拡散方式を使用し、低出力での半径数十mの範囲での通信を行う。本実施の形態では、スペクトル拡散を用いた多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)通信方式を使用する。中距離通信装置14については、図3により後述する。
中央処理装置16は、マイクロプロセッサ等により構成され、入出力等の動作演算処理の実行を含む装置全体の制御を行う制御部であり、ROM上のプログラムに従い、演算に使用するデータを記憶したメモリを使用してアプリケーション処理等各種処理を実行する。
【0025】
図3は、顧客が所有する携帯端末と店舗に設置された固定基地局との中距離通信を示す機能ブロック図であり、中距離通信装置14及び中央処理装置16における機能の詳細を示す。
図3において、10は、極超短波を通じて店舗に設置された固定基地側通信装置30と中距離通信を行う携帯端末、40は、固定基地側通信装置30に接続され、顧客管理を含む店舗全体を管理する店舗管理装置である。
【0026】
携帯端末10は、極超短波を送受信するアンテナ(空中線)21、高周波通信装置22、データを誤り訂正するとともに、データをパケットに分割して通信を行う誤り訂正・パケット管理部23、受信データを読み込む時に復号化し、誤り訂正・パケット管理部23にデータを書き出す時にデータの暗号化を行う暗号化機能部24、店舗IDを基に基地局側からのデータの認証を行う認証機能部25(ID送出手段)、暗号化データや処理データを一時的に記憶する一時記憶装置17、及び顧客ID,店舗ID等の固定データを長期間記憶する長期記憶装置18を備えて構成される。
【0027】
高周波通信装置22は、顧客データを極超短波(SHF)に変調してアンテナ21から輻射する送信機、アンテナ21からの送受信極超短波(SHF)の信号を受信する受信機等からなる無線部と、多重化された信号を変調し、変調された信号を無線部に出力するとともに、無線部により無線受信された信号を復調する変復調部とから構成される。
暗号化機能部24は、記憶内容(暗号化鍵/復号化鍵)を保持し、長期記憶装置18に保管されたデータを暗号化して誤り訂正・パケット管理部23に出力するとともに、誤り訂正された受信データを復号化して長期記憶装置18に保管する。無線通信により送受信されるデータは全て暗号化されている。
【0028】
また、固定基地側通信装置30は、携帯端末10の通信機能部と同様の構成となっており、極超短波を送受信するアンテナ(空中線)31、高周波通信装置32、データを誤り訂正するとともに、データをパケットに分割して通信を行う誤り訂正・パケット管理部33、受信データを読み込む時に復号化し、誤り訂正・パケット管理部33にデータを書き出す時にデータの暗号化を行う暗号化機能部34、及び店舗管理装置40から顧客IDを取得し、顧客IDを基に基地局側からのデータの認証を行う認証機能部35(ID取得手段)を備えて構成される。
【0029】
高周波通信装置32は、顧客データを極超短波(SHF)に変調してアンテナ21から輻射する送信機、アンテナ31からの送受信極超短波(SHF)の信号を受信する受信機等からなる無線部と、多重化された信号を変調し、変調された信号を無線部に出力するとともに、無線部により無線受信された信号を復調する変復調部とから構成される。
【0030】
暗号化機能部34は、記憶内容(暗号化鍵/復号化鍵)を保持し、店舗管理装置40を通して本部データベースに保管されたデータを暗号化して誤り訂正・パケット管理部33に出力するとともに、誤り訂正された受信データを復号化して該本部データベースに保管する。
店舗管理装置40は、電子キャッシュレジスタ(ECR)やPOSシステム端末等のカウンタ情報端末である。この店舗管理装置40は、図示しない専用通信回線を通して本部データベースに接続されている。
【0031】
携帯端末10と固定基地側通信装置30は、携帯端末側と固定基地局側の双方の高周波通信装置22,32によって、電磁波により、通信が確保された時、データをパケットに分割して、通信を行うことができる。データは、誤り訂正・パケット管理部24,34の誤り訂正機能によって、誤り訂正された後、送受信される。また、送信データは、前もって、暗号化機能部24,34の暗号化機能によって暗号化されて送信され、受信側では、同じく暗号化機能によって復号される。
【0032】
また、携帯端末10側の長期記憶装置18には、携帯端末の1台1台に固有に割り当てられて、携帯端末10の所有者を特定する顧客IDが保管されており、この顧客IDを携帯端末10側から基地局側に送出し、この顧客IDを基に携帯端末を基地局側の認証機能部35で認証する。一方、携帯端末10側には、携帯端末の発行元である店舗のIDが長期記憶装置18に保存されており、店舗IDを基に認証機能部25で基地局側からのデータの認証を行う。
双方で認証が行われた後、携帯端末10側では、受信されたデータは、一時記憶装置17に保存される。基地局側では、店舗管理装置40と連動して、携帯端末10から受信した顧客IDに基づく処理を実行し、顧客側の携帯端末10にデータを送信する。
【0033】
図4は、顧客が所有する携帯端末と店舗に設置された固定基地局との近傍距離通信を示す機能ブロック図であり、近傍距離通信装置13及び中央処理装置16における機能の詳細を示す。
図4において、携帯端末10は、電磁誘導により信号を送受信する誘導コイル26、電磁誘導通信装置27、データを誤り訂正するとともに、データをパケットに分割して通信を行う誤り訂正・パケット管理部23、受信データを読み込む時に復号化し、誤り訂正・パケット管理部23にデータを書き出す時にデータの暗号化を行う暗号化機能部24、店舗IDを基に基地局側からのデータの認証を行う認証機能部25、暗号化データや処理データを一時的に記憶する一時記憶装置17、及び顧客ID,店舗ID等の固定データを長期間記憶する長期記憶装置18を備えて構成される。
【0034】
誘導コイル26は、固定基地側の誘導コイル36と電磁誘導で結合し、携帯端末10への信号伝送を行う受信アンテナとして動作する。
電磁誘導通信装置27は、固定基地側に送信するデータを変調するとともに、固定基地側から携帯端末10側に送られるデータを復調する変復調回路、及び出力トランジスタで信号を増幅する回路、誘導コイル26とインピーダンス整合するマッチング回路等により構成される。
【0035】
また、固定基地側通信装置30は、携帯端末10の通信機能部と同様の構成となっており、電磁誘導により信号を送受信する誘導コイル36、電磁誘導通信装置37、誤り訂正・パケット管理部33、暗号化機能部34、及び店舗管理装置40から顧客IDを取得し、顧客IDを基に基地局側からのデータの認証を行う認証機能部35を備えて構成される。
【0036】
携帯端末10と固定基地側通信装置30は、携帯端末側と固定基地局側の双方の電磁誘導通信装置27,37によって、電磁誘導により、通信が確保された時、データをパケットに分割して、通信を行うことができる。データは、誤り訂正機能によって、誤り訂正された後、送受信される。また、送信データは前もって、暗号化機能によって暗号化されて送信され、受信側では、同じく暗号化機能によって、復号される。
【0037】
また、携帯端末10側の長期記憶装置18には、携帯端末の1台1台に固有に割り当てられて、携帯端末10の所有者を特定する顧客IDが保管されており、この顧客IDを携帯端末10側から基地局側に送出し、この顧客IDを基に携帯端末を基地局側の認証機能部35で認証する。一方、携帯端末10側には、携帯端末の発行元である店舗のIDが長期記憶装置18に保存されており、店舗IDを基に認証機能部25で基地局側からのデータの認証を行う。
双方で認証が行われた後、携帯端末10側では、受信されたデータは、一時記憶装置17に保存される。基地局側では、店舗管理装置40と連動して、携帯端末10から受信した顧客IDに基づく処理を実行し、顧客側の携帯端末10にデータを送信する。
【0038】
図5は、本実施の形態の顧客管理システムを、店舗管理システムに適用した場合の店舗における携帯端末10及び固定基地側通信装置30の配置例を示す図である。
図5において、50は、例えばPOSシステムからなり店舗全体の販売管理を行う店舗管理システムであり、図3及び図4の固定基地側通信装置30及び店舗管理装置40に対応している。また、36a,36b,36cは、図4の固定基地側通信装置30に接続される誘導コイル36と同様の誘導コイルであり、ここでは店舗入口51、各売り場の陳列棚52、電子キャッシュレジスタやPOSターミナル53前など、互いに干渉しない位置に配置される。すなわち、誘導コイル36a,36b,36cは、店舗入口、各売り場の陳列棚、POSレジスタ前の一定範囲のみの顧客携帯端末との近傍通信を行うために、互いに干渉しない位置に配置される。
【0039】
また、店舗管理システム50には、店舗全体で、顧客携帯端末との通信を確保するための中距離通信を行うアンテナ31が配置されている。
携帯端末10は、各顧客が携帯している。顧客は、通常は、携帯端末10を身に付けたまま店舗内を自由に移動し、顧客が必要な時だけ携帯端末10の表示装置11を見たり、入力装置15からの入力を行う。
【0040】
以下、上述のように構成された顧客管理システムの動作を説明する。
図6は、顧客側携帯端末10と固定基地局側通信装置30との通信プロトコルを制御シーケンスとして示すフローチャートである。本フローに示す通信プロトコルは、中距離通信、近傍通信の双方で共通である。図中、Sは携帯端末10の中央処理装置16により実行されるフローの各ステップを示し、Bは固定基地側で実行されるフローの各ステップを示す。
【0041】
店舗側の固定基地局は、店舗IDを含む定期的な照会メッセージを送信し、その返信を一定時間待つ動作を繰り返す。すなわち、ステップB1で携帯端末10に対して店舗ID付きの定期的な紹介メッセージを発信し、ステップB2で顧客側携帯端末10からの返信メッセージの受信待ちを行い、ステップB3で顧客側携帯端末10からの返信メッセージがあるか否かを判別する。顧客側携帯端末10からの返信メッセージを受信しなければステップB1に戻って定期的な照会メッセージ送信、その返信を一定時間待つ動作を繰り返す。
【0042】
一方、顧客側携帯端末10は、ステップS1で受信待ち状態にある。この受信待ち状態で固定基地側からの照会メッセージを受信した場合(ステップS2)、ステップS3で店舗IDを判定する。本携帯端末の発行店舗であることを判別すると、ステップS4で携帯端末固有のIDを含む返信メッセージを固定基地側に返信し、ステップS5で接続要求待ちとなる。
【0043】
固定基地局側は、ステップB2の受信待ちのときステップB3で顧客側携帯端末10からの返信メッセージを受信すると、ステップB4で返信されて来た端末IDに基づいて、その携帯端末IDを含む接続要求メッセージを携帯端末10に送信し、ステップB5で該当する携帯端末10からの接続応答発信を待つ。ステップB6で該当する携帯端末10からの接続応答があるか否かを判別し、該当する携帯端末10からの接続応答がなければステップB1に戻って定期的な照会メッセージ送信、その返信を一定時間待つ動作を繰り返す。該当する携帯端末10からの接続応答があればステップB7で該当する携帯端末側との間で端末ID付きメッセージを交換して認証処理を実行する。この認証処理については、図7により後述する。すなわち、固定基地局は、携帯端末側に接続要求を発信した後は、接続の応答待ち状態であり、応答があった場合、認証処理を携帯端末側との間で実施する。また、一定時間、接続の応答がなかった場合は、ステップB7でタイムアウト処理を行い、タイムアウトのときはステップB1に戻って再び、照会メッセージを発信して受信待ち状態になる。
【0044】
一方、ステップS5で接続要求待ちにある携帯端末側は、ステップS6で自端末のIDを含む接続要求があるか否かを判別し、自端末の接続要求がなければステップS1に戻って受信待ち状態となる。自端末の接続要求があった場合は、ステップS7で固定基地局側に対し接続応答発信を行う。次いで、ステップS8で固定基地局側との間で端末ID付きメッセージを交換して認証処理を実行する。また、ステップS8において、タイムアウト処理を行い、一定の時間経過後は、接続要求待ちを打ち切り、ステップS1に戻って再度、照会メッセージの受信待ち状態になる。
【0045】
ここで、固定基地局は、中距離、近傍通信ともに、上述した接続処理を複数の端末と実現するためにマルチタスク処理を行っている。マルチタスク処理を実現するために、固定基地局は、接続した各端末に対するID管理などの管理領域を複数有し、マルチユーザ処理を実現している。また、近傍通信の場合は、先に接続した端末との間の接続のみに限定する接続手段も有している。
【0046】
図7は、顧客側携帯端末10と固定基地局側通信装置30との認証処理を示すフローチャートである。本フローは、図6の携帯端末の認証処理(ステップS8)と固定基地局側の認証処理(ステップB7)を詳細に示したものである。
固定基地局は、ステップB11で端末IDを含む認証メッセージを携帯端末側に送出し、ステップB12で受信待ちとなる。
【0047】
携帯端末は、ステップS11の受信待ち状態で携帯端末側のIDを受け取ると、ステップS12で受け取った端末IDと携帯端末10の長期記憶装置18に保存されている端末IDとの比較を行う。ステップS13で端末IDが一致した場合、ステップS14で固定基地局側に顧客IDを送出する。顧客IDの送出によってコネクションが確立する。この方法によって確立したコネクションは、一定時間応答がない場合、切断され破棄される。また、メッセージは、パケットに分割され送信される。各パケットには、端末IDが含まれ、複数端末の同時接続を実現可能にしている。
上述したフローを実行することにより、具体的には以下のような顧客管理が行われる。
【0048】
図8は、顧客IDによる顧客情報検索のシステム構成を示す図であり、店舗入店時に、顧客IDを自動的に取得して、POSターミナル及び、顧客側携帯端末に情報を送るシステムを示す。
入店時に顧客が、携帯端末10を所持し、店舗入口51に設置された、近傍距離通信装置13の通信手段である誘導コイル36の近傍を通過した場合、顧客は、意識的な操作を携帯端末10にまったく行う必要はなく、顧客IDが店舗管理システム50(データベース管理手段)に送られる。
店舗管理システム50は、この顧客IDから、店舗管理システム50に接続された店舗内の顧客データベース54、あるいは、そこにデータが存在しない場合は、通信回線55(データベース通信手段)を通して本部のデータ管理システム60の本部顧客データベース61に対して検索を行う。
【0049】
図9は、顧客IDに関連するデータベース(DB)を示す図であり、顧客情報データベース、予約商品データベース、預り品情報データベースを示す。これら顧客IDに関連するデータベースは、店舗内の顧客データベース54及び本部顧客データベース61に格納されている。
図9において、顧客情報データベース71は、顧客IDに対応した顧客情報である氏名、住所、年齢、性別、予約情報コード、預かり品コードなどから構成される。予約商品データベース72は、予約情報コード、品名コード、状態(入荷済/未入荷)などの情報から構成される。預かり品情報データベース73は、品名コードと預かり品の状態(OK/NG)から構成される。これらのデータベースは、それぞれ連動しており、このデータベースをアクセスすることで、予約商品、預かり品などの準備状態を検索し、店舗側のPOSターミナル53及び、携帯端末10に通知することができる。
【0050】
図10は、入店時の顧客情報取得の動作を説明するためのフローチャートである。
ステップB21で、店舗側の近傍距離通信装置は、携帯端末10との接続を待っている。ステップB22で接続した場合、ステップB23で顧客IDを取得し、ステップB24で図9に示した顧客IDに関連するデータベースを検索する。
検索結果は、ステップB25で中距離通信手段を通じて顧客側の携帯端末10に情報送信するとともに、ステップB26でPOSターミナル53に検索結果情報を表示する。
【0051】
顧客側の携帯端末10では、中距離通信手段を通じて店舗側の情報を取得し、ステップS21で取得した情報をメッセージとして表示装置11に表示し、またステップS22で喚起音をスピーカ等により出力する。顧客は、携帯端末10から発せられる喚起音によって、店舗側からのメッセージが届いたことを知ることができる。
【0052】
図11は、POSターミナル側の表示画面例を示す図である。
図11に示すように、POSターミナル53の表示画面53aには、顧客の氏名の他、年齢、性別、預かり品、予約商品の状態が表示される。
【0053】
また、図12は、携帯端末側の表示画面例を示す図である。
図12に示すように、携帯端末10の表示装置11には、顧客の氏名、預かり品、予約商品の状態を表示する。
【0054】
以上のように、本実施の形態の顧客管理システムは、携帯端末10が、中央処理装置16、表示装置11、入力装置15、所有者に対する喚起を音声により出力する音声出力装置12、1m前後の近傍距離での通信に使用する近傍距離通信装置13、数十mの中距離での通信に使用する中距離通信装置14、一時記憶装置17、顧客ID,端末IDなどを記憶する長期記憶装置18を備え、中央処理装置16の認証機能部25は、通信装置13,14により端末IDを送出し、該端末ID送出に対する応答を受けて通信相手を識別して接続し、コネクションが確立されると顧客IDを送出し、また、店舗管理装置40は、顧客ID、顧客氏名、販売予約品コード、預かり品コードなどの顧客情報を管理するデータベース54を備え、認証機能部35は、近傍距離及び中距離通信装置により照会メッセージを送出し、該照会メッセージに応答した携帯端末10からの端末IDを受けて通信相手を識別して接続し、携帯端末10からの顧客IDを取得し、取得した顧客IDに基づいてデータベース54に対して照会を行い、顧客に必要な情報を、顧客が所持する携帯端末10に通知するように構成したので、顧客は、携帯端末を身に付けた状態で、店舗に入店することで、店舗管理装置40と通信を行い、預かり品、予約品などについて情報を得ることができる。
【0055】
また、準備が完了していれば、顧客は、喚起音又は、表示によって、会員カード、伝票の提示などを行うことなしに、状況を知ることができる。また、店舗側も、顧客が入店時点で、預かり品、予約品などの準備と、入店した顧客の氏名、性別、年齢などの情報から、顧客の特定ができ、渡し間違えなどを未然に防止することができる。
【0056】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図13は、顧客へのリアルタイム通知のシステム構成を示す図であり、図8と同一構成部分には同一番号を付している。
本実施形態は、顧客データベースで検索することによって、店舗側は、顧客を識別するものである。
図13に示すように、店舗側は、指定の顧客に対して、その顧客IDを含むメッセージを中距離通信手段で送信することによって、指定時点で、顧客に情報を知らせることができる。
【0057】
図14は、顧客側の携帯端末の表示画面例を示す図である。
図14に示すように、喚起音とともに、例えば「○○様 お客さまの番です。カウンタにお越しください。」を表示する。顧客は、予約の順番が来た、作業が終了したことなどをリアルタイムで知ることができる。
【0058】
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
図15は、顧客IDによる顧客情報検索と顧客への情報提供のシステム構成を示す図であり、図8と同一構成部分には同一番号を付している。
本実施の形態では、第1の実施の形態で述べた店舗内顧客データベース54とは別に、商品スキーマデータベース(店舗内商品スキーマデータベース56,本部商品スキーマデータベース62)が設置されている。
【0059】
顧客データベースは、図16、図17に示す基本顧客データテーブル、家族構成データテーブルで構成される。
図16は、基本顧客データテーブルの構成を示す図、図17は、家族構成データテーブルの構成を示す図である。
図16において、基本顧客データテーブル81には、顧客氏名、住所、電話番号、年齢、性別、学歴、年収、家族構成、職業、趣味、興味、購買履歴などが保存・管理される。また、図17において、家族構成データテーブル82には、顧客IDに関連する家族のID、続柄、氏名、生年月日、性別、同居/別居、既婚/未婚などが保存・管理される。
【0060】
図18は、人生イベント、性別などに基づく、関連商品との連携を示す商品スキーマデータベースを示す図、図19は、一つの商品に関連した商品を示す関連商品・商品スキーマデータベースを示す図である。
近傍通信手段によって取得した顧客IDから、基本顧客データテーブル81、家族構成データテーブル82を検索する。その検索結果から、本人・家族の入学、入園、卒業、成人などのタイミングと、性別から、図18に示す商品スキーマデータベース83から「おすすめ商品の情報」を取得する。関連商品・商品スキーマデータベース84は、個々の顧客の購買意識にフィットさせるため、条件部分と関連商品IDから構成され、対応する商品情報を個々の顧客の条件に合わせて、抽出し、中距離通信手段によって、各携帯端末に送付する。
【0061】
また、関連商品・商品スキーマデータベース84は、基本顧客データテーブル81から、以前の購入履歴を抽出し、購入するであろうと思われる商品情報を該当する顧客の携帯端末10に送付する。図19に示すデータベースは、一例としてビデオカメラに関連する情報を示しており、顧客が既に購入した商品の履歴と、未だ所有しておらず、今後、購入が予想される商品を関連商品・商品スキーマデータベース84から抽出する。
【0062】
図20は、顧客の携帯端末に商品情報を通知、表示した例を示す図である。
図20に示すように、喚起音とともに、例えば「○○様 お子様の誕生日おめでとうございます。今、男の子に人気なのは、×××です。」を表示する。顧客は、家族の誕生日など忘れていた場合など、自分の条件にあった商品の情報をタイムリーに受けることができる。
【0063】
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
図21は、店舗内の位置情報による情報取得・提供を示す図であり、図5及び図8と同一構成部分には同一番号を付している。
本実施の形態では、売り場毎に複数の近傍距離通信装置13が設置される。図21では、一例として売り場Aに近傍距離通信装置13の誘導コイル36aが、売り場Bに近傍距離通信装置13の誘導コイル36bが設置される例を示している。店舗管理システム50には、商品位置データテーブル91等を格納する商品位置データベース90が接続される。商品位置データテーブル91については、図24により後述する。店舗管理システム50は、携帯端末10を所持した、顧客がその場所に移動する毎に、顧客IDを取得し、位置と滞在時間を計測し保存する。
店舗管理システム50は、この情報に基づき、顧客の移動状況、売り場での滞在時間を解析する。
【0064】
図22及び図23は、上記解析例を示す図であり、図22は、売り場毎の顧客数分析を、また図23は、顧客の関心分析を示す。
本実施の形態により、店舗管理システム50では、図22に示す売り場の顧客数を集計した結果と、図23に示す顧客別の売り場に対する関心度を解析した結果を得ることができる。
店舗側は、このような解析結果を用いて、顧客の購入する可能性の高い商品を配置したり、更に、関連商品を近くに陳列することよって、販売可能性を高めることができる。
【0065】
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。
本実施の形態では、第4の実施の形態で示した携帯端末、通信手段、店舗内設置手段を使用する。
図21に示すように、近傍通信手段である誘導コイル36a,36b,…を各売り場に設置し、顧客がその売り場に来た時、接続を行って顧客IDを取得し、店舗のどの位置にいるかを判定する。また、店舗管理システム50は、商品位置データベース90に、商品位置データテーブル91及び商品情報データテーブル92を保持・管理している。
【0066】
図24は、商品位置データテーブル91の構成を示す図であり、この図において、商品位置データテーブル91は、位置IDとそれに対する食品、衣料品などの分類と、実際にその位置に存在する複数の商品の商品IDから構成される。
【0067】
図25は、商品情報データテーブル92の構成を示す図であり、この図において、商品情報データテーブル92には、商品ID、商品名、商品情報、会員価格、一般価格などが保管される。
取得した顧客IDから、その位置に対応した商品情報を、中距離通信手段、近傍通信手段によって、特定の端末のみに送付する。送付したデータは、商品名、商品情報、価格などを顧客の携帯端末に表示する。さらにデータ受け取り時、喚起音を鳴らし、データが受信されたことを顧客に知らせる。
【0068】
図26は、売り場での商品情報提供を示す携帯端末の表示画面例を示す図である。
図26に示すように、顧客名と共に、商品、価格、サイズなどのより詳細な情報を顧客に提供する。
このように、顧客IDと、売り場毎の商品データベース90から、商品情報、顧客毎の商品価格などの情報を検索・抽出し顧客に提供することによって、販売可能性を高め、実際の購入行動につなげることができる。
【0069】
次に、本発明の第6の実施の形態を説明する。
図27は、店舗内の位置情報、特にPOSターミナル前での情報取得・提供を示す図であり、図8と同一構成部分には同一番号を付している。
本実施の形態では、第1の実施の形態で示した携帯端末、通信手段、店舗内設置手段を使用する。
図27において、POSターミナル53の前に、近傍通信手段である誘導コイル36を設置している。顧客がPOSターミナル53の前に来た時、接続を行い、顧客IDから、顧客の売上ポイントの更新を行い、更に、顧客の携帯端末10に売上情報を保存する。
【0070】
図28は、近傍通信による売上ポイント更新の動作を説明するためのフローチャートである。
ステップB31で、店舗側の近傍距離通信装置は、携帯端末10との接続を待っている。ステップB32で接続した場合、ステップB33で顧客IDを取得する。ここでは、顧客がPOSターミナル53の近傍に近づくと、顧客の携帯端末10に自動的に接続し、顧客IDを取得する。
【0071】
POSターミナル53で、売上処理を行うと(ステップB34)、ステップB35で近傍通信手段を通じて該当する携帯端末に接続して売上POINT情報を該当する携帯端末から取得する。次いで、ステップB36で売上処理で新たに発生した売上POINTを加算し、近傍通信手段を通じて該当する携帯端末に送信し携帯端末側の情報を変更する。
このように、顧客が所持する携帯端末に対し、顧客の売上ポイントの更新と、売上明細の情報を携帯端末側に送信することができ、顧客は、携帯端末を身に付けた状態で、会員カードの提示などを煩雑な動作を行う必要がなくなる。
【0072】
次に、本発明の第7の実施の形態を説明する。
本実施の形態では、第6の実施の形態で示した携帯端末、通信手段、店舗内設置手段を使用する。
図27に示すように、POSターミナル53の前に、近傍通信手段である誘導コイル36を設置している。顧客がPOSターミナル53の前に来た時、接続を行い、顧客IDから、顧客の売上ポイントの更新を行い、更に、顧客の携帯端末10に売上情報を保存する。
【0073】
図29は、近傍通信によるデータ送付の動作を説明するためのフローチャートであり、図28のフローと同一処理を行うステップについては同一符号を付している。
POSターミナル53の近傍に近づくと、顧客の携帯端末に自動的に接続し、顧客IDを取得し、POSターミナル53で売上処理を行う(ステップB31〜B34)。次いで、ステップB38で売上処理で新たに発生した売上POINTを加算し、近傍通信手段を通じて該当する携帯端末に送信し携帯端末側の情報を変更する。
【0074】
図30は、売上の詳細情報を示す携帯端末の表示画面例を示す図である。
また、図31に示すように、顧客は、携帯端末10からのデータを近傍通信手段によって、家庭での家計簿機能を持った家計簿管理装置100に転送することができ、携帯端末10上で家計簿の機能を使用することが可能になる。
【0075】
次に、本発明の第8の実施の形態を説明する。
図32は、本実施の形態の顧客管理システムを、複数の店舗が同居する店舗の店舗管理システムに適用した場合の配置例を示す図である。
図32において、110,120は、ショッピングセンター、地下街などで隣接する店舗A,Bであり、各店舗A,Bには、上記各実施の形態で述べた店舗管理システムが設置されている。各店舗A,Bの店舗管理システムには、店舗前を通行中の顧客の携帯端末10との通信を確保するための指向性アンテナ111,121が配置されている。
【0076】
図32に示すように、ショッピングセンター、地下街などの複数の店舗が同居する状況で、店舗A,店舗Bの前を顧客が通過するとき、指向性をもったアンテナ111,121により、顧客IDを通行中の顧客の携帯端末10から取得する。顧客IDの取得方法は、上記各実施の形態と同様である。取得した顧客IDを基に、第1の実施の形態で説明した図9の顧客IDに関するデータベース71,72,73から、予約、預り品の情報を検索する。この検索により、入荷済、預かり品渡しOKの場合、中距離通信手段によって顧客の携帯端末10に情報を送付し、図12で示すような予約品、預かり品情報を表示画面に表示する。
顧客は、店の前を通過するだけで、顧客に対応する預かり品や、予約品などの状況を無線通信により受け取ることができ、店舗で気兼ねなく入店することができる。
【0077】
次に、本発明の第9の実施の形態を説明する。
本実施の形態の顧客管理システムの構成は、図32に示す第8の実施の形態と同様である。
本実施の形態では、ショッピングセンター、地下箭などの複数の店舗が同居する状況で、図32で示すように、店舗A,店舗Bの前を顧客が通過すると、指向性をもったアンテナ111,121で接続を行い、顧客IDを取得し、第3の実施の形態で説明した図16〜図19で示す顧客データと商品スキーマデータから、対応する顧客IDに対する商品情報を中距離通信手段によって情報を送付し、図20で示すような画面を表示する。
【0078】
顧客は、店の前を通過するだけで、顧客が購買の可能性の高い商品を、顧客毎に提供を受けることができる。
なお、上述したような携帯端末とPOSシステムが無線通信によって接続された顧客管理システムに適用することもできるが、携帯端末に自動接続して顧客情報を取得し、顧客管理を行う店舗管理装置とを備える顧客管理システムであればどのような装置にも適用可能である。
【0079】
また、上記各実施の形態では、報知手段として表示装置11への情報表示、音声出力装置12の喚起音を例にとり説明したが、報知方法は何でもよく、例えば音声やバイブレータによる振動、LED等による点滅であってもよい。この場合、利便性をあげるために候補の表示に加えて音声あるいは音響にて報知することも可能である。
さらに、上記顧客管理システムを構成する携帯端末の種類や、運用店舗の種別、顧客情報等のデータベースの構築方法などは前述した実施の形態に限られない。例えば、本顧客管理システムを、自動車サービス・ステーションに適用すれば、入車時にオイル交換などの時期を案内することができる。
【0080】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明によれば、顧客が入店時点から顧客動向を把握することができ、顧客に対してピン・ポイントで訴求することにより販売促進を図ることができ、顧客にとっては必要な情報が速やかに提供されて顧客満足度を高めることができる。具体的には、以下のような効果を得ることができる。
【0081】
請求項1記載の発明によれば、店舗側は、顧客がPOSターミナルの位置に移動するまでの間で、商品の確認、準備ができる。また、顧客の氏名、年齢、性別など関連情報から、顧客の特定による顧客間違いをなくすことができる。また、顧客は、顧客側の携帯端末の予約商品、預かり品などの状態を知ることができる。さらに、顧客は、携帯端末側の画面や音で、予約の順番が来たことや作業が終了したことなどをリアルタイムで知ることができ、その間、店舗内で他に商品の見たり、構入などを行うことができる。店舗側も、顧客を待たせることがなくなり、顧客満足度を向上したり、他の商品の購入機会を拡大することができる。
【0082】
請求項2記載の発明によれば、店舗内の広い範囲での接続と、レジや特定の陳列棚のように狭い範囲での接続を適切に行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、顧客の購買履歴、家族構成などから、顧客が購入の可能性のある商品を、直接顧客に伝えることで、顧客満足度を向上したり、他の商品の購入機会を拡大することができる。
【0083】
請求項4記載の発明によれば、売り場毎の顧客の関心度、顧客毎の売り場に対する関心度などを分析することにより、より販売の可能性が高い商品の売り場の拡充や、関連商品を関心の高い売り場に併設して陳列するなど、販売機会を増やすことができる。
請求項5記載の発明によれば、売り場毎に商品情報を、個々の顧客の携帯端末に通知することによって、顧客は、その売り場でのより詳しい情報を知ることができる。また、会員価格など、売り場に表示できない場合でも、携帯端末を持った顧客はその情報を知ることができ、より顧客満足度を向上したり、他の商品の購入機会を拡大することができる。
【0084】
請求項6記載の発明によれば、近傍通信手段を設けたPOSターミナルの直前で、顧客は、携帯端末を取り出すことなく、売上時に、売上ポイントの更新を行うことができ、顧客の負荷を減らすことができる。また、近傍通信手段を設けたPOSターミナルの直前で、顧客は、携帯端末を取り出すことなく、売上時に、売上詳細を携帯端末に受けることにより、店舗側はレシートが不要になり、顧客は家計簿などでの二次利用で、データを転写する手間が不要になる。
請求項7記載の発明によれば、通行中の顧客に対して、その店舗を通過した際に、顧客に対する予約商品、預かり品などが、準備できていたことを顧客は知ることができる。店舗側は、それをきっかけとして集客につなげることができる。
【0085】
請求項8記載の発明によれば、通行中の顧客に対して、その店舗を通過した際に、顧客の購買履歴、家族構成などから、顧客が購入の可能性のある商品を、直接顧客に伝えることで、集客につなげ顧客満足度を向上したり、他の商品の購入機会を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の顧客管理システムに使用される携帯端末の外観を示す図である。
【図2】本実施の形態の顧客管理システムに使用される携帯端末の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態の顧客管理システムの顧客が所有する携帯端末と店舗に設置された固定基地局との中距離通信を示す機能ブロック図である。
【図4】本実施の形態の顧客管理システムの顧客が所有する携帯端末と店舗に設置された固定基地局との近傍距離通信を示す機能ブロック図である。
【図5】本実施の形態の顧客管理システムを、店舗管理システムに適用した場合の店舗における携帯端末及び固定基地側通信装置の配置例を示す図である。
【図6】本実施の形態の顧客管理システムの顧客側携帯端末と固定基地局側通信装置との通信プロトコルを示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態の顧客管理システムの顧客側携帯端末と固定基地局側通信装置との認証処理を示すフローチャートである。
【図8】本実施の形態の顧客管理システムの顧客IDによる顧客情報検索のシステム構成を示す図である。
【図9】本実施の形態の顧客管理システムの顧客IDに関連するデータベース(DB)を示す図である。
【図10】本実施の形態の顧客管理システムの入店時の顧客情報取得の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】本実施の形態の顧客管理システムのPOSターミナル側の表示画面例を示す図である。
【図12】本実施の形態の顧客管理システムの携帯端末側の表示画面例を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態の顧客管理システムの顧客へのリアルタイム通知のシステム構成を示す図である。
【図14】本実施の形態の顧客管理システムの顧客側の携帯端末の表示画面例を示す図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態の顧客管理システムの顧客IDによる顧客情報検索と顧客への情報提供のシステム構成を示す図である。
【図16】本実施の形態の顧客管理システムの基本顧客データテーブルの構成を示す図である。
【図17】本実施の形態の顧客管理システムの家族構成データテーブルの構成を示す図である。
【図18】本実施の形態の顧客管理システムの人生イベント、性別などに基づく、関連商品との連携を示す商品スキーマデータベースを示す図である。
【図19】本実施の形態の顧客管理システムの一つの商品に関連した商品を示す関連商品・商品スキーマデータベースを示す図である。
【図20】本実施の形態の顧客管理システムの顧客の携帯端末に商品情報を通知、表示した例を示す図である。
【図21】本発明の第4の実施の形態の店舗内の位置情報による情報取得・提供を示す図である。
【図22】本実施の形態の顧客管理システムの売り場毎の顧客数分析例を示す図である。
【図23】本実施の形態の顧客管理システムの顧客の関心分析例を示す図である。
【図24】本発明の第5の実施の形態の商品位置データテーブルの構成を示す図である。
【図25】本実施の形態の顧客管理システムの商品情報データテーブルの構成を示す図である。
【図26】本実施の形態の顧客管理システムの売り場での商品情報提供を示す携帯端末の表示画面例を示す図である。
【図27】本発明の第6の実施の形態の店舗内の位置情報、特にPOSターミナル前での情報取得・提供を示す図である。
【図28】本実施の形態の顧客管理システムの近傍通信による売上ポイント更新の動作を説明するためのフローチャートである。
【図29】本発明の第7の実施の形態の近傍通信によるデータ送付の動作を説明するためのフローチャートである。
【図30】本実施の形態の顧客管理システムの売上の詳細情報を示す携帯端末の表示画面例を示す図である。
【図31】本実施の形態の顧客管理システムの家庭での家計簿機能を説明するための図である。
【図32】本発明の第8の実施の形態の顧客管理システムを、複数の店舗が同居する店舗の店舗管理システムに適用した場合の配置例を示す図である。
【符号の説明】
10 携帯端末
11 表示装置(出力手段)
12 音声出力装置(出力手段)
13 近距離通信装置(近傍通信手段)
14 中距離通信装置(中距離通信手段)
15 入力装置
16 中央処理装置(ID送出手段の一部)
17 一時記憶装置
18 長期記憶装置(記憶手段)
21,31 アンテナ(空中線)
22,32 高周波通信装置
23,33 誤り訂正・パケット管理部
24,34 暗号化機能部
25 認証機能部(ID送出手段)
35 認証機能部(ID取得手段)
26,36,36a,36b,36c 誘導コイル
27,37 電磁誘導通信装置
30 固定基地側通信装置
40 店舗管理装置
50 店舗管理システム(顧客管理システム)
51 店舗入口
52 陳列棚
53 POSターミナル前
54 顧客データベース
55 通信回線(データベース通信手段)
60 本部のデータ管理システム
61 本部顧客データベース
71 顧客情報データベース
72 予約商品データベース
81 基本顧客データテーブル
82 家族構成データテーブル
83 商品スキーマデータベース
84 関連商品・商品スキーマデータベース
90 商品位置データベース
91 商品位置データテーブル
92 商品情報データテーブル
100 家計簿管理装置
110,120 隣接する店舗
111,121 指向性アンテナ

Claims (1)

  1. 携帯端末と、該携帯端末に自動接続して商品の詳細データの通知を行う店舗管理装置とを備える顧客管理システムであって、
    前記携帯端末は、
    顧客を識別する顧客IDを記憶する記憶手段と、
    通信手段と、
    前記通信手段により前記店舗管理装置に接続されると、前記顧客IDを送出するID送出手段と、
    前記店舗管理装置から送付された情報を表示又は音により出力する出力手段とを備え、
    前記店舗管理装置は、
    数十mの範囲の通信を行う中距離通信手段と、
    1m前後の近傍の通信を行う店舗内に複数設置された近傍通信手段と、
    前記携帯端末を所持した顧客が前記近傍通信手段の設置場所に移動する毎に前記近傍通信手段を介して前記顧客IDを取得するID取得手段と、
    前記近傍通信手段の設置場所にある商品の詳細データをデータベースとして管理するデータベース管理手段と、
    顧客IDを取得した近傍通信手段の設置場所に基づいて前記データベースから商品の詳細データを顧客IDを取得した携帯端末に前記中距離通信手段を用いて通知する制御手段とを備えることを特徴とする顧客管理システム。
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