JP4414232B2 - キナーゼ阻害物質 - Google Patents
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Description
R1は、水素、ハロ、またはC1−C4アルキルであり;
mは、0、1、2、3、または4であり;
Rは、−(CH2)n−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、−CH2−Q1−CH2−、または−CH(OH)−CH(OH)−CH2−であり;
Q1は、CH(OH)またはカルボニルであり;
nは、0、1、2、3、または4であり;
W−X−Yは、−CH2−CH2−CH2−、−CH(R3’)−N(R2)−CH(R3)−、−N(R4)−C(O)−CH2−、−C(O)−Q2−CH2−、−CH(R3’)−O−CH2−、または−CH(R3’)−N(R4)−C(O)−であり;
Q2は−N(R4)−または−CH2−であり;
R2は水素、−(C1−C4アルキレン)−R5、C5−C7シクロアルキル、テトラヒドロピラン−4−イル、ピリジニル、ピリミジニル、アミノで置換されていることもあるトリアゾリル、ベンゾチアゾール−2−イル、−C(S)−(モルホリン−4−イルまたはC1−C4アルコキシ)、−C(NR16)R17、−C(O)R6、−CO2R7、−CO(NR8R9)、−SO2(NR8R9)、−SO2(C1−C4アルキル)、またはアミノ酸残基であり;
R3およびR3’は、水素およびC1−C4アルキルからなる群から独立に選択され、但し、R3およびR3’の1つのみがC1−C4アルキルであってよく;
R4は水素またはC1−C4アルキルであり;
R5は水素、ペンタハロエチルまたはトリハロメチル、シアノ、ヒドロキシ、C1−C4アルコキシで置換されていることもあるC1−C4アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ハロおよびC1−C4アルコキシからなる群から独立に選択される3個までの置換基で置換されていることもあるフェニル、ピリジニル、場合により窒素原子がC3−C6シクロアルキルで置換されたイミダゾリル、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、−CO2H、−CO(C1−C4アルコキシ)、−CO(NR8R9)、−NR8R9または−(モルホリン−4−イル)カルボニルであり;
R6は、水素、3個までのハロ置換基で置換されていることもあるC1−C10アルキル、1−アミノ−2−メトキシエタ−1−イル、C3−C6シクロアルキル、C1−C4アルキル、トリフルオロメチル、カルボキシル、または(C1−C4アルコキシ)カルボニルで置換されていることもあるピリジニル、ピリジニル−N−オキシド、ピラジニル、ピリミジニル、イミダゾリル、2までのC1−C4アルキル基で置換されていることもあるモルホリン−4−イル、[1,4]オキサゼピン−4−イル、アゼチジン−4−イル、テトラヒドロピラン−4−イル、3−メチル−6,7−ジヒドロピロロ[1,2−a]イミダゾール−6−イル、場合により4位でフェニルまたはC1−C4アルキルにより置換されたピペラジン−4−イル、ピロリジン−1−イル、場合により4位でオキソまたはジェミナルなジメチル置換されたピペリジン−1−イル、場合により1位で(C1−C4アルコキシ)カルボニルまたはC1−C4アルキルで置換されたピペリジン−4−イルまたは−(C1−C4アルキレン)−R10であり;
R7はハロで置換されていることもあるC 1 −C 6 アルキル、2−メトキシエタ−1−イル、−(C1−C2アルキレン)−(モルホリン−4−イルまたはピロリジン−2−オン−1−イル)、またはハロ、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、およびトリフルオロメチルからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていることもあるフェニルであり;
R8は、水素またはC1−C4アルコキシで置換されていることもあるC1−C6アルキルであり;
R9は、水素またはC1−C4アルコキシで置換されていることもあるC1−C6アルキルであり;
R10は、−OCH2CH2OCH3、−NR14R15、C3−C6シクロアルキル、モルホリン−4−イル、チオモルホリン−4−イル、1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、場合により1位でC1−C4アルキルにより置換されたピロリジン−2−イル、またはニトロで置換されていることもあるイミダゾリルであり;
Arは、それぞれフェニル環が置換基R12およびR13で置換されていることもある、ベンゾフラ−4−イル、ベンゾフラ−7−イル、ベンゾチエン−4−イル、ベンゾチエン−7−イル、1−(R11)ベンズイミダゾール−4−イル、1−(R11)インドール−4−イル、インドール−7−イル、イソキノリン−5−イル、2,3−ジヒドロベンゾ−フラ−4−イル、2,3−ジヒドロベンゾフラ−7−イル、1,3−ジヒドロイソベンゾフラ−4−イル、1,3−ジヒドロイソベンゾフラ−5−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−4−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ダイオキシン−5−イル、2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ダイオキシン−6−イル、2'、2'−ジフルオロベンゾ[1,3]ジオキソール−4−イル、または2'、2'−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルであるか、またはArは、ハロ、アミノ、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、ベンジルオキシ、シアノ、およびトリフルオロメチルからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていることもあるイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル、5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イル、アミノで置換されていることもあるイミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル、イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル、イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル、イミダゾ[2,1−b]チアゾール−3−イル、チアゾロ[3,2−b][1,2,4]トリアゾール−6−イル、ハロまたは−NR14R15で置換されていることもあるフロ[3,2−c]ピリジン−7−イル、チエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル、ピラゾロ[2,3−a]ピリジン−3−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル、または4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルから選択される基であり;
R11は、水素、C1−C4アルキル、または−(CH2)P−Gであり;
R12は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、C1−C4アルコキシ、−NHC(O)(C1−C4アルキル)または−O−(CH2)p−Gであり;
R13は、ハロであり;
pは、2、3、4、または5であり;
Gは、ヒドロキシまたはNR14R15であり;
R14およびR15は水素およびC1−C5アルキルからなる群から独立に選択され;
R16は、水素またはシアノであり、
R17は、−NR8R9、C1−C4アルキル、モルホリン−4−イル、またはピペリジン−1−イルである;
但し、nが0であるとき、W−X−Yは−CH(R3’)−N(R2)−C(O)−でない]
で示される化合物、またはその製薬的に許容し得る塩を提供する。
aa)W−X−Yは、−CH2−CH2−CH2−である;
ab)W−X−Yは、−CH(R3’)−N(R2)−CH(R3)−である;
ac)W−X−Yは、−CH(R3’)−O−CH2−である;
ad)Rは、−(CH2)n−である;
ae)Rは、−C(CH3)2−
af)mは、0、1、または2である;
ag)mは、0である;
ah)nは、0、1、2、または3である;
ai)nは、1である;
aj)nは、3である;
ak)R1は、Hである;
al)R1は、ハロである;
am)R1は、クロロである;
an)R1は、フルオロである;
ao)R2は、Hである;
ap)R2は、−CO2R7である;
aq)R7は、C1−C6アルキルである;
ar)R7は、エチルである;
as)R7は、イソプロピルである;
at)R7は、イソブチルである;
au)R7は、tert−ブチルである;
av)R7は、2−メトキシエタ−1−イルである;
aw)R7は、(C1−C2アルキレン)モルホリン−4−イルである;
ax)R7は、(モルホリン−4−イル)メチルである;
ay)R7は、(C1−C2アルキレン)ピロリジン−2−オン−1−イルである;
az)R7は、(ピロリジン−2−オン−1−イル)メチルである;
ba)R2は、(C1−C4アルキレン)−R5である;
bb)R5は、水素である;
bc)R2は、メチルである;
bd)R2は、イソプロピルである;
be)R5は、シアノである;
bf)R2は、シアノメチルである;
bg)R5は、ハロで置換されていることもあるフェニルである;
bh)R2は、ベンジルである;
bi)R2は、4−フルオロベンジルである;
bj)R5は、ピリジニルである;
bk)R5は、ピリジン−3−イルである;
bl)R2は、(ピリジン−3−イル)メチルである;
bm)R5は、C3−C6シクロアルキルである;
bn)R5は、シクロプロピルである;
bo)R2は、(シクロプロピル)メチルである;
bp)R5は、C1−C4アルコキシである;
bq)R5は、メトキシである;
br)R2は、2−(メトキシ)エタ−1−イルである;
bs)R5は、モルホリン−4−イルである;
bt)R2は、2−(モルホリン−4−イル)エタ−1−イルである;
bu)R5は、1−(シクロヘキシル)イミダゾール−5−イルである;
bv)R2は、(1−(シクロヘキシル)イミダゾール−5−イル)メチルである;
bw)R2は、−C(O)R6である;
bx)R6は、3個までのハロ置換基で置換されていることもあるC1−C10アルキルである;
by)R6は、メチルである;
bz)R6は、エチルである;
ca)R6は、プロピルである;
cb)R6は、イソプロピルである;
cc)R6は、3−メチルブタン−1−イルである;
cd)R6は、ジフルオロメチルである;
ce)R6は、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−イルである;
cf)R6は、ヘプチルである;
cg)R6は、2までのC1−C4アルキル置換基で置換されていることもあるモルホリン−4−イルである;
ch)R6は、モルホリン−4−イルである;
ci)R6は、シス−2,6−ジメチルモルホリン−4−イルである;
cj)R6は、ピペリジン−1−イルである;
ck)R6は、ピペリジン−4−オン−1−イルである;
cl)R6は、テトラヒドロピラン−4−イルである;
cm)R6は、4−フェニルピペラジン−1−イルである;
cn)R6は、[1,4]オキサゼピン−4−イルである;
co)R6は、C3−C6シクロアルキルである;
cp)R6は、シクロプロピルである;
cq)R6は、ピリジニルで置換されていることもあるC1−C4アルキルまたはトリフルオロメチルである;
cr)R6は、ピリジン−3−イルである;
cs)R6は、2−トリフルオロメチルピリジン−4−イルである;
ct)R6は、2−メチルピリジン−5−イルである;
cu)R6は、(C1−C4アルキレン)−R10である;
cv)R10は、C3−C6シクロアルキルである;
cw)R10は、シクロペンチルである;
cx)R6は、(シクロペンチル)メチルである;
cy)R10は、チオモルホリン−4−イルである;
cz)R6は、(チオモルホリン−4−イル)メチルである;
da)R2は、−C(O)(NR8R9)である;
db)R8およびR9は共に水素である;
dc)R8およびR9の一方が水素であり、他方はメチルである;
dd)R8およびR9は共にメチルである;
de)R8およびR9は共にエチルである;
df)R8およびR9は共にプロピルである;
dg)R8およびR9は共にイソプロピルである;
dh)R8およびR9は共にブチルである;
di)R8およびR9は共にイソブチルである;
dj)R2は、C3−C6シクロアルキルである;
dk)R2は、シクロペンチルである;
dl)R2は、ピリミジン−2−イルである;
dm)R2は、ピリジン−2−イルである;
dn)R2は、テトラヒドロピラン−4−イルである;
do)R2は、−C(S)−(モルホリン−4−イル)である;
dp)R3はHであり、R3’は、C1−C4アルキルである;
dq)R3は、C1−C4アルキルおよびR3’は、Hである;
dr)R3およびR3’は共にHである;
ds)R3はメチルである;
dt)R3’はメチルである;
du)Arはベンゾフラ−4−イルである;
dv)Arはベンゾフラ−7−イルである;
dw)Arは2,3−ジヒドロベンゾフラ−4−イルである;
dx)Arは1−(R11)インドール−4−イルである;
dy)Arは1−(R11)ベンズイミダゾール−4−イルである;
dz)Arは、ハロ、C1−C4アルキル、およびC1−C4アルコキシからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていることもあるイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
ea)Arはイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
eb)Arは、ハロで置換されたイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
ec)Arはフルオロで置換されたイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
ed)Arは、8−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
ee)Arはクロロで置換されたイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
ef)Arは7−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
eg)Arは8−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
eh)Arはブロモで置換されたイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
ei)Arは6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
ej)ArはC1−C4アルキルで置換されたイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
ek)Arはメチルで置換されたイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
el)Arは2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
em)Arは6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
en)Arは7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
eo)Arは8−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
ep)Arは6,8−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
eq)ArはC1−C4アルコキシで置換されたイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
er)Arはメトキシで置換されたイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
es)Arは7−メトキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
et)Arは8−メトキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである;
eu)Arはイミダゾ[1,2−a]ピリジン−7−イルである;
ev)Arはフロ[3,2−c]ピリジン−3−イルである;
ew)Arはイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルである;
ex)Arは6−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルである;
ey)Arはピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルである;
ez)Arは4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルである;
fa)R11は、水素である;
fb)R11は、−(CH2)p−Gである;
fc)pは、3である;
fd)Gは、ヒドロキシである;
fe)R12は、ハロである;
ff)R12は、フルオロである;
fg)R12は、ヒドロキシである;
fh)R12は、C1−C4アルコキシである;
fi)R12は、メトキシである;
fj)R12は、−NHC(O)(C1−C4アルキル)である;
fk)R12は、−NHC(O)CH3である;
fl)R13は、フルオロである;
fm)化合物が遊離塩基である;
fn)化合物が塩である;
fo)化合物が塩酸塩である。
反応式I
反応式III
反応式 IV
反応式V
5−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
5−フルオロキノリン
硝酸ナトリウムを0℃の48%HBF4(200mL)中の5−アミノキノリン(50g,347mmol)の懸濁液に一度に加える。1時間攪拌した後、1:1ジエチルエーテル/酢酸エチル(500mL)に注ぐ。得られた懸濁液を濾過し、乾燥して固体を得る。この固体(82.5g,338mmol)を、還流キシレン(1L)に一度に加え、2時間攪拌した後、冷却する。キシレンを傾斜し残留物を1N塩酸(600mL)に溶解する。炭酸ナトリウムで中和し、酢酸エチルで抽出し(10×500mL),硫酸ナトリウムで抽出物を乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮する。残留物を、ヘキサン中の10−20%ジエチルエーテルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付す。生成物を含む画分を混合し減圧下で濃縮して所望の化合物を得る(28.1g,55%)。
MS(EI,m/z)C9H6FN(M+1)148.0
メタノール中、5−フルオロキノリン(28.1g)および5%パラジウム炭素(5.6g)の混合物を、一晩、40℃にて60psiの水素下で振盪する。混合物をセライトで濾過し減圧下で濃縮する。残留物を、ヘキサン中の5〜10%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付す。生成物を含む画分を混合し減圧下で濃縮して表題の化合物を得る(22.5g,78%)。
MS(EI,m/z)C9H10FN(M+1)152.0
6−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
6−アミノキノリンを出発物質として、表題化合物を本質的に製造例1に記載したとおりに製造した。
MS(EI,m/z)C9H10FN(M+1)152.0.
5−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
酢酸中の5−クロロキノリン(10.0g)および酸化白金(50mg)の混合物を水素雰囲気下、室温にて4時間振盪した。混合物をジエチルエーテルで希釈しセライトで濾過した。揮発性物質を減圧下で留去し残留物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチル(3×300mL)に分配した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルにて精製し、生成物を含む画分を混合し、減圧下で濃縮して所望の化合物7.0g(69%)を得た。
3−(3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−イル)−2−オキソプロピオン酸エチルエステル
ピルビン酸ブロモエチル(40mL,0.29mol)を1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(75.5mL,0.59mol)のテトラヒドロフラン(300mL)溶液に30分間かけて滴加した。24時間攪拌し、反応混合物を濾過し、濾過ケーキをテトラヒドロフラン(100mL)で十分にリンスし、濾液を減圧下で濃縮して所望の化合物を赤色の油状物として得た(79.7g)。
塩化マグネシウム(27.7g,0.29mol)を2−メトキシエタノール(400mL)に加え、混合物を加熱還流した。2−メトキシエタノール(100mL)およびテトラヒドロフラン(40mL)中の、3−(3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−イル)−2−オキソプロピオン酸エチルエステル(0.29mol)の溶液を1時間かけてMgCl2混合物にゆっくりと加えた。添加を完了したら、還流温度で混合物を5時間攪拌し、次いで減圧下で濃縮した。濃縮した粗製の混合物を2N塩酸(500mL)で処理し、ジクロロメタン(3×400mL)で抽出した。有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を20%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付した。生成物を含む画分を混合し減圧下で濃縮して所望の化合物を橙色の固体として得た(31.6g,48%)。
MS(IS,m/z)C14H15NO2(M++1)=230.
5Mの水酸化ナトリウム水溶液(60mL,0.3mol)を、エタノール(200mL)および水(70mL)中の5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−1−カルボン酸エチルエステル(31g,0.14mol)に加え、得られた混合物を還流温度で3時間攪拌した。反応混合物を20〜24℃に冷却し、水で希釈し(2L)、ジクロロメタン(2×200mL)およびジエチルエーテル(1×200mL)で順次に洗浄した。水層をセライトで濾過し濾液を濃塩酸で処理し(25mL)て生成物を沈殿させた。固体を濾過し、水で洗浄し(200mL)、減圧下で乾燥させて所望の化合物を淡黄色の固体として得た(23.2g,85%)。
MS(IS,m/z)C12H11NO2(M++1)=202.
亜クロム酸銅(1.5g,4.8mmol)を、20mLのキノリン中の5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−1−カルボン酸(3.7g,18.4mmol)の溶液に加えた。得られた混合物を185℃にて4時間攪拌した後、20〜24℃に冷却し、ジクロロメタンで希釈し(100mL)、セライトで濾過した。濾液を2N塩酸(2×50mL)および2M水酸化ナトリウム水溶液(25mL)で順次に洗浄した。残留した有機相を減圧下で濃縮した後、残留物を5%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付した。生成物を含む画分を混合し減圧下で濃縮して表題の化合物を明黄褐色の固体として得た(1.67g,58%)。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):δ7.31−7.29(d,1H,J=7.8Hz),7.28−7.27(d,1H,J=2.93Hz),6.9−6.86(t,1H,J=7.6Hz),6.82−6.8(dd,1H,J=6.8,1.0Hz),6.33−6.32(d,1H,J=2.93Hz),4.15−4.12(t,2H,J=5.6Hz),2.92−2.89(t,2H,J=6.1Hz),2.15−2.08(m,2H)。
5−メチル−1H−インドール−7−カルボキシアルデヒド
5−メチル−2−ニトロベンズアルデヒド(7.84g,47.52mmol),1−ブタノール(10.55g,142.6mmol)および4−トルエンスルホン酸一水和物(0.5g,2.6mmol)をトルエン(200mL)に溶解した。反応混合物を、水を一定に除去しながら加熱還流した(Dean−Starkトラップ)。反応混合物を3時間加熱した。水を加えて、水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を集め硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(1%v/vトリエチルアミンで緩衝化したシリカゲル、5%酢酸エチル/へキサン)により精製してジブチルアセタール誘導体を無色の油状物(14g,99%)として得た。
1H−NMR(CDCl3):δ10.10(s,1H),10.06(s,1H),7.72(s,1H),7.40(s,1H),7.28(m,1H),6.54(m,1H),2.50(s,3H)。
5−メチル−1H−インドール−7−カルボキシアルデヒド(4.036g,25.384mmol)を無水メタノール(200mL)に溶解し、2−アミノエタノール(3.1g,50.767mmol)および10%パラジウム炭素(0.4g)を加えた。混合物を1時間窒素下で攪拌した後、1気圧の水素下で3時間攪拌した。濾過し、減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、90/9/1,ジクロロメタン/メタノール/アンモニア)により精製して標題の化合物を無色の油状物として得た。
MS(ES,m/z):=203(M−1)
N−[2−ヒドロキシエタ−1−イル](5−メチル−1H−インドール−7−イル)メチルアミン(3.0g,14.706mmol)をテトラヒドロフラン(120mL)に溶解し、溶液を0℃に冷却した。炭酸カリウム水溶液(30mL,29.41mmol,0.98M溶液)およびジ−tert−ブチル二炭酸塩(3.53g,16.18mmol)を添加した。反応混合物を0℃で4時間攪拌し、水を加え、水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を集め、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、20%酢酸エチル/へキサン)により精製して標題の化合物を白色の固体として得た(4.12g,92%)。
MS(ES,m/z):(M−1)=303.
N−[tert−ブトキシカルボニル]N−[2−ヒドロキシエタ−1−イル](5−メチル−1H−インドール−7−イル)メチルアミン(1.15g,3.78mmol)を窒素下でテトラヒドロフラン(22mL)に溶解し0℃冷却した。トリエチルアミン(1.91g,18.88mmol)およびメタンスルホン酸無水物(0.72g,4.15mmol)を加えた。反応混合物を2時間0℃にて攪拌した。水を反応混合物に加え、水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を集め、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し所望の化合物を無色の油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3):δ9.93(s,1H),7.40(s,1H),7.19(t,1H),6.86(s,1H),6.45(t,1H),4.67(s,2H),4.13(t,2H),3.53(t,2H),2.72(s,3H),2.44(s,3H,CH3Ar),1.51(s,9H,3CH3)。
N−[tert−ブトキシカルボニル]N−[2−(メタンスルホニルオキシ)エタ−1−イル](5−メチル−1H−インドール−7−イル)メチルアミン(1.22g,3.19mmol)の無水ジメチルホルムアミド(32mL)溶液を窒素下で溶解し0℃に冷却した。水素化ナトリウム(0.15g,3.83mmol,(油中60%))を加え、反応混合物を0℃にて1時間攪拌した。水を加え、水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を集め、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、10%酢酸エチル/へキサン)により精製して標題の化合物を白色の固体として得た。1H−NMR(CDCl3):δ7.31(m,1H),7.01(m,1H),6.90および6.80(2singlets,1H),6.45(d,1H),4.85および4.78(2singlets,2H),4.22(m,2H),3.93(m,2H),2.43および2.41(2singlets,3H,CH3Ar),1.45および1.44(2singlets,9H,3CH3)。
インドール−7−カルボキシアルデヒドおよびDL−アラニンメチルエステル塩酸塩(0.72g,5.16mmol)を出発物質として、表題化合物を本質的に製造例9記載したとおりに製造した。
MS(ES,m/z)(M+1)=287.0.
インドール−7−カルボキシアルデヒドおよびエタノールアミンを出発物質として、表題化合物を本質的に製造例9記載したとおりに製造した。
MS(IS,m/z)C16H20N2O2(M++1)=273
9−フルオロ−6−(tert−ブトキシカルボニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール
5−フルオロインドール−7−カルボキシアルデヒドおよびエタノールアミンを出発物質として、表題化合物を本質的に製造例9記載したように製造した。
MS:(ES,m/z)291(M+1)。
8−フルオロ−6−(tert−ブトキシカルボニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール
6−フルオロインドール−7−カルボキシアルデヒドおよびエタノールアミンを出発物質として、表題化合物を本質的に製造例9記載したように製造した。
7−ビニルインドール
カリウムtert−ブトキシド(1Mのinテトラヒドロフラン,14.1mL,14.1mmol)をメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(5.05g,14.1mmol)のテトラヒドロフラン(80mL)溶液に加え、反応混合物45分間室温で攪拌した。7−ホルミルインドール(1.00g,6.89mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を加え、1.5時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(250mL)で希釈し、水および1N塩酸(2×100mL)の8:1混合物および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で順次に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し濾液を減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付した。生成物を含む画分を混合し、減圧下で濃縮し、所望の化合物を褐色の油状物として得た。
MS(IS,m/z)C10H9N(M++1)=144
1Mのボラン−テトラヒドロフラン複合体をテトラヒドロフラン(9.95mL,9.95mmol)に加え、0℃の7−ビニル−インドール(0.95g,6.6mmol)の無水テトラヒドロフラン(60mL)溶液に加え、反応混合物を室温で一晩攪拌した。1N水酸化ナトリウム(25mL)および30%過酸化水素(35mL)を加え、混合物を還流温度にて1時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(50mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(2×50mL)で順次に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物をヘキサン中の50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付した。生成物を含む画分を混合し、減圧下で濃縮して所望の化合物を黄色の油状物として得た(0.60g,56%)。
MS(IS,m/z)C10H11NO(M++1)=162.
メタンスルホニルクロリド(0.29mL,3.68mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液を、ジクロロメタン(45mL)中の7−(2−ヒドロキシエタ−1−イル)インドール(0.54g,3.34mmol)およびトリエチルアミン(2.3mL,16.7mmol)の溶液に30分間かけて滴加した。混合物を室温でさらに2時間攪拌した。反応混合物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、水(30mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(2×30mL)で順次に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。
エタノールアミン(5mL,82mmol)を、7−(2−(メタンスルホニルオキシ)エタ−1−イル)インドール(0.79g,3.3mmol)のエタノール(50mL)溶液に加え、反応混合物を一晩還流温度で攪拌した。酢酸エチルで希釈し(150mL),水(3×50mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(2×50mL)で順次に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して7−(2−(N−[2−ヒドロキシエタ−1−イル]アミノ)エタ−1−イル)インドールを明褐色の固体(0.57g,85%)として得た。
MS(IS,m/z)C12H16N2O(M++1)=205
7−(2−(N−[2−ヒドロキシエタ−1−イル]アミノ)エタ−1−イル)インドールを出発物質として、表題化合物を本質的に製造例9記載したように製造した。
MS(IS,m/z)C17H22N2O2(M++1)=287
7−(2−(N−[3−ヒドロキシプロパン−1−イル]アミノ)エタ−1−イル)インドールを出発物質として、表題化合物を本質的に製造例9記載したように製造した。
MS(ES):m/z=301.2(M++1)
7−(3−(N−[2−ヒドロキシエタ−1−イル]アミノ)プロパン−1−イル)インドールを出発物質として、表題化合物を本質的に製造例9記載したように製造した。
3,4−ジヒドロ−2H−ナフタレン−1−オンオキシム
ヒドロキシルアミン塩酸塩(71.0g,1.03mol)を、300mLのメタノール中のα−テトラロン(100.0g,0.68mol)の溶液に加えおよび得られた溶液を還流温度で2時間攪拌した。混合物を20〜24℃に冷却し減圧下で濃縮した。残留物を1Lの水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をイソプロパノールから結晶化させて所望の化合物を灰白色の固体とし得た(70.0g,63%)。
MS(FIA,m/z)C10H11NO(M++1)=162.4.
メカニカルスターラーを取り付けた1L容の三股丸底フラスコに、ポリリン酸(100g)を直接入れ、窒素下で攪拌しながら125℃に加熱した。3,4−ジヒドロ−2H−ナフタレン−1−オンオキシム(15.0g,93mmol)を、発熱を抑えて温度を175℃以下に保ちながら注意深く加えた。10分間加熱した後、混合物を20〜24℃に冷却し、氷および水でクエンチした。水性の懸濁液を濾過し、濾液が中性になるまで濾過ケーキを水で洗浄した。濾過ケーキを減圧下で乾燥し、所望の化合物を灰白色の固体とし得た(12.8g,85%)。
MS(ES,m/z)C10H11NO(M++1)=161.9
80mLの水素化アルミニウムリチウム(1M溶液(テトラヒドロフラン中))を、720mLのテトラヒドロフラン中の1,3,4,5−テトラヒドロベンゾ−[b]アゼピン−2−オン(12.9g,80.0mmol)の溶液に加えた。反応混合物を還流温度にて3時間攪拌し、0℃に冷却した。3mLの水、3mLの15%水酸化ナトリウム、および9mLの水を順次に加えて反応をクエンチした。得られた懸濁液をセライトで濾過し、濾過ケーキを酢酸エチルでリンスした。濾液を減圧下で濃縮して所望の化合物を橙色の固体として得た(10.0g,85%)。
MS(FIA,m/z)C10H13N(M++1)=148.2.
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピンを、300mLのジメチルホルムアミド中の60%水素化ナトリウム(3.0g,0.12mol)の0℃の懸濁液に少量ずつ加えた。アミンの添加が完了したら、氷浴を取り外し、反応物を20〜24℃で40分間攪拌した。ピルビン酸臭化エチル(22.6mL,0.16mol)を加え、得られた混合物を20〜24℃にて6時間攪拌した。5mLのピルビン酸臭化エチルをさらに加え、混合物を1時間攪拌した。50mLの水を加えてクエンチした後、1.5Lのジクロロメタンで希釈した。層を分離し、有機層を水(2×500mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(500mL)で順次に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下60℃にて濃縮した。残留物を酢酸エチル(500mL)に溶解した後、水(3×100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、5〜10%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して所望の化合物を白色の固体として得た(7.0g,40%)。
MS(FID,m/z)C15H19NO3(M+)=261.13.
塩化マグネシウム(2.55g,26.8mmol)を30mLの2−メトキシエタノールに加え、混合物を加熱還流した。2−メトキシエタノール(20mL)中の2−オキソ−3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル)プロピオン酸エチルエステル(7.0g,26.8mmol)の溶液を1時間かけて加えた。得られた混合物を6時間還流温度で攪拌し、20〜24℃に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を400mLのジクロロメタンで希釈し、2N塩酸(100mL),飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で順次に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、ヘキサン中の20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付す。生成物を含む画分を混合し減圧下で濃縮して所望の化合物を黄色の油状物として得た(3.1g,48%)。
MS(FIA,m/z)C15H17NO2(M++1)=244.4.
水酸化ナトリウム粉末(0.71g,17.8mmol)を、エタノール(13mL)および水(9mL)中の4,5,6,7−テトラヒドロアゼピノ[3,2,1−hi]インドール−1−カルボン酸エチルエステル(2.0g,8.22mmol)の溶液に加え、得られた混合物を還流温度で4時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、水で希釈し(100mL)ジクロロメタン(2×50mL)で洗浄した。層を分離し、水層をセライトで濾過し濃塩酸で濾液を酸性化した。懸濁液を濾過し、回収した固体を水で洗浄し、減圧下で乾燥させて所望の化合物を白色の固体として得た(1.59g,90%)。
MS(FIA,m/z)C13H13NO2(M++1)=216.3
亜クロム酸銅(0.55g,1.77mmol)を、7.5mLのキノリン中の4,5,6,7−テトラヒドロアゼピノ[3,2,1−hi]インドール−1−カルボン酸(1.4g,6.5mmol)の溶液に加え、得られた混合物を185℃にて4時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、セライトで濾過した。濾液を2N塩酸(2×25mL)および2N水酸化ナトリウム(25mL)で順次に洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、残留物を5%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して表題の化合物を橙色の固体として得た(0.85g,76%)。
MS(EI,m/z)C12H13N(M+)=171.4
7−ビニル−1H−インドール
トリブチル(ビニル)スズ(9.8mL,33.7mmol)、トリフェニル−ホスフィン(0.4g,1.53mmol)、ジフェニルパラジウム(II)ジクロリド(1.07g,1.53mmol)およびリチウムクロリド(4.0g,94.4mmol)を150mLのジメチルホルムアミド中の7−ブロモ−1H−インドール(6.0g,30.6mmol)の溶液に加え、得られた混合物を100℃に一晩加熱した。反応混合物を20〜24℃に冷却し、混合物に150mLの水および150mLの酢酸エチルを注いだ。水層をさらに酢酸エチル(3×100mL)で洗浄し、有機層を集め、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をヘキサン中の5〜10%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し、生成物を含む画分を混合し減圧下で濃縮して所望の化合物を透明な油(3.5g,80%)として得た。
MS(FIA、m/z)C10H9N(M++1)=144.2
水素化ナトリウム(鉱油中60%分散)(3.5g,87.3mmol)を140mLのジメチルホルムアミド中の7−ビニルインドール(5.0g,34.9mmol)0℃の溶液に加えた。得られた混合物を20〜24℃に加温し、さらに30分間攪拌した。5−ブロモ−1−ペンテン(20mL,175mmol)を滴加して3時間攪拌した。反応混合物を150mLの水および150mLの酢酸エチルの混合物に注いだ。水層を酢酸エチル(3×100mL)で洗浄した。有機層を集め、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、ヘキサン中の5〜10%酢酸エチルで溶出した。生成物を含む画分を混合し減圧下で濃縮して所望の化合物を無色の油状物として得た(5.39g,73%)。
MS(ES,m/z)C15H17N(M++1)=212
1.4gのビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ベンジリデンルテニウム(IV)ジクロリド(Grubb’s触媒)を、無水物ジクロロメタン(3.0L)中の1−(ペント−4−エン−1−イル)−7−ビニル−1H−インドール(4.4g,20.8mmol)の溶液に加えおよび得られた混合物を20〜24℃にて24時間攪拌した。1.0gのGrubb’s触媒をさらに加え、4時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物をヘキサン中の2〜5%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付した。生成物を含む画分を混合し減圧下で濃縮して、8,9−デヒドロピロロ[3,2,1−kl]ベンゾ[b]アザシクロオクタンを褐色の油状物として得た(3.0g,79%)。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):δ7.41−7.39(dd,1H,J=7.81,0.98Hz),7.22−7.21(d,1H,J=3.42Hz),6.94−6.9(d,1H,J=7.57Hz),6.81−6.8(d,1H,J=2.93Hz),6.79(s,1H),6.36−6.35(d,1H,J=2.93Hz),5.69−5.62(m,1H),4.45−4.3(bs,2H),2.19−2.14(m,2H),1.75−1.55(bs,2H)。
8,9−デヒドロピロロ[3,2,1−kl]ベンゾ[b]アザシクロオクタン(0.66g,3.6mmol)のエタノール(130mL)溶液を酸化白金(100mg)の存在下、バルーン圧下で3時間水素化した。混合物をセライトで濾過し、固体をジクロロメタンで洗浄し、濾液を減圧下で濃縮して表題化合物を明黄色の油状物として得た(0.65g,97%)。
MS(ES,m/z)C13H15N(M++1)=186
N−アリルN−[(1H−インドール−7−イル)メチル]アミン
アリルアミン(2.50mL,33.1mmol),酢酸(3.4mL)、およびナトリウムトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(5.85g,27.6mmol)を、20〜24℃にて、1,2−ジクロロエタン120mL中のインドール−7−カルボキシアルデヒド(4.00g,27.6mmol)の溶液に加え、得られた混合物を20〜24℃に5時間て攪拌した。さらに、1.5g(7.1mmol)のトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムを加え、得られた混合物を一晩攪拌した。混合物をジクロロメタン(300mL)で希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)で注意深く洗浄し、層を分離した。有機層を水(100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で順次に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をヘキサン中の10〜30%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付した。生成物を含む画分を混合し、減圧下で濃縮して所望の化合物を明黄色の油状物として得た(4.21g,82%)。
無水テトラヒドロフラン(20mL)中のジ−tert−ブチル二炭酸塩(4.93g,22.6mmol)の0℃溶液を、無水テトラヒドロフラン(100mL)中のN−アリルN−[(1H−インドール−7−イル)メチル]アミン(4.21g,22.6mmol)の0℃の溶液に加え、混合物を20〜24℃に加温しながら2時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈した。相を分離し、有機層を水(2×150mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で順次に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し所望の化合物を明黄色の油状物として得た(6.5g,100%)。
MS(ES,m/z)C17H22N2O2(M++1)=287.2
水素化ナトリウム(鉱油中60%分散,1.75g,43.7mmol)を、無水ジメチルホルムアミド中のN−[tert−ブトキシカルボニル]N−アリルN−[(1H−インドール−7−イル)メチル]アミン(6.6g,23mmol)の0℃の溶液に加えた。混合物を20〜24℃に加温し、30分間攪拌し、臭化アリル(4.0mL,46mmol)を加え、混合物を20〜24℃にて一晩攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(450mL)で希釈し、水(2×100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(150mL)で順次に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をヘキサン中の10%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付した。生成物を含む画分を混合し減圧下で濃縮して所望の化合物を明褐色の油状物として得た(6.8g,91%)。
MS(ES,m/z)C20H26N2O2(M++Na)=349.2
N−[tert−ブトキシカルボニル]N−アリルN−[(1−アリル−1H−インドール−7−イル)メチル]アミンを出発物質として、本質的に製造例17に記載の通りに閉環を行った。
MS(ES,m/z)C18H22N2O2(M++Na)=321.2
上記で製造したアルケンを出発物質として、本質的に製造例18に記載の通り二重結合を還元して表題の化合物を得た。
MS(ES,m/z)C18H25N2O2(M+)=301.2
7−ブロモフロ[3,2−c]ピリジン
7−ブロモ−5H−フロ[3,2−c]ピリジン−4−オン
N−ブロモスクシンイミド(63.16g,354.9mmol)を無水アセトニトリル(480mL)中の溶液として、無水アセトニトリル(740mL)中の5H−フロ[3,2−c]ピリジン−4−オン(36.9g,273mmol)の懸濁液に0℃にて1時間かけて加えた。室温に加温し、無水メチルアルコール(1.5L)を加えおよび室温で18時間攪拌した。水(20ml)および飽和炭酸水素ナトリウム(20mL)でクエンチし、1.3Lの体積に濃縮し、水(1.3L)に注いだ。濾過により沈殿を集め乾燥(2日間減圧、40〜60℃)して表題化合物を白色の固体として得た。
ESMS:(M/z)=213.9,215.9(M++1)。
7−ブロモ−5H−フロ[3,2−c]ピリジン−4−オン(16.16g,75.5mmol),ジクロロエタン(160mL)、およびオキシ臭化リン(100g,348.8mmol)を混合し、還流温度に2時間加熱した。室温に冷却し、反応混合物を水(1L)に注いだ。5NNaOHでpHを8に調整し、ジクロロメタンに抽出し、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し濃縮した。へキサン:酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して表題化合物を白色の固体として得た。
HRMS:274.8581(M+)。
4,7−ジブロモフロ[3,2−c]ピリジン(14.5g,52.3mmol)、無水ジメチルホルムアミド(250mL)、ギ酸ナトリウム(10.67g,156.9mmol)、およびテトラキス(トリフェニル−ホスフィン)パラジウム(0)(3.021g,2.61mmol)を窒素下で混合した。100℃でにて3〜24時間加熱し、室温に冷却し、セライトで濾過し濃縮した。(高真空0.7mmHg,40℃)。酢酸エチルで希釈し(500mL),水で洗浄し、ブライン,硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し濃縮した。へキサン:酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して表題化合物を白色の固体として得た。
MS:(M/z)=197.9,199.9(M++1)。
5−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン
2−ブロモ−1,1−ジエトキシエタン(3.64g,18.48mmol)を6−ブロモピリジン−2−イルアミン(1.0g,5.77mmol)のn−ブタノール(40ml)溶液に加えた。反応混合物を一晩還流し、冷却した。反応混合物を濾過して5−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン臭化水素酸塩を白色の固体として得た
ESMS:(M/z)=198.9(M++1)。
5−ブロモイソキノリン
水(50mL)中の硝酸ナトリウム(9.6g,139mmol)の溶液を、臭化水素酸(48%,100mL)中の5−アミノイソキノリン(20g,139mmol)の0℃の溶液に注意深く加えた。この混合物を、臭化水素酸(48%,200mL)中にCuBr(25g,174mmol)を含む75℃の反応容器に移した。添加を完了した後、混合物を75℃にて1時間攪拌し、室温に冷却し、一晩攪拌した。混合物を氷浴中に置き、氷を反応混合物に加えた後、水酸化ナトリウム水溶液(20%,250mL)を加えた。スラリーを濾過し濾液をジエチルエーテルで抽出した。固体を集め、音波処理てクロロホルム中1時間抽出した。懸濁液をセライト(商標)のプラグで濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物をクロロホルムで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付した。
MS(ES):m/z=208.0(M+(79Br)+1),210.0(M+(81Br)+1)
(5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−1−イル)オキソ酢酸メチルエステル
塩化オキサリル(1.05mL,12.08mmol)を、150mLの無水ジエチルエーテル中の、5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン(1.67g,10.6mmol)の溶液に0℃にて滴加し、得られた溶液を0℃にて40分間攪拌した。混合物を−78℃に冷却し、ナトリウムメトキシド(42mL,21mmol,0.5M(メタノール中))をゆっくりと加えた。添加を完了したら、ドライアイス浴を取り外し、2時間かけて反応物を20〜24℃にに加温した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水で洗浄し(100mL)、層を分離した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を酢酸エチル(100mL)に溶解し、2インチの粗目のシリカゲルのプラグで濾過し、減圧下で濃縮して標題の化合物を黄色の固体として得た(2.16g,84%)。
MS(EI,m/z)C14H13NO3(M+−59)=184.
(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イル)オキソ酢酸エチルエステル
Mgの屑(0.25g,9.95mmol)を、テトラヒドロフラン(20ml)中の5−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン(1.5g,7.65mmol)の溶液に加えた。反応物を60℃に加熱し、ブロモエタン(1.2ml,11.1mmol)を加えた。さらに0.5時間還流し、冷却し、カニューレを用いて−15℃にてトラヒドロフラン(5ml)中のシュウ酸ジエチル(5ml)の溶液に滴加した。−15℃にて0.5時間、室温にて0.5時間攪拌した。pH7の緩衝液を加えることにより反応をクエンチし、酢酸エチルに抽出し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。酢酸エチル:へキサン:メタノールのグラジェントで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を明褐色の油状物として得た。
(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)オキソ酢酸メチルエステル
塩化オキサリル(2.13g,1.46ml,16.8mmol)をイミダゾ[1,2−a]ピリジン(1.0g,8.47mmol)のトルエン(75ml)溶液に加えた。混合物を還流温度に加熱し15時間.反応物を冷却しメタノールを静かに加えた。得られた混合物を減圧下で濃縮しおよび熱酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の間に分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。酢酸エチル中でトリチュレーションして標題の化合物を白色の固体として得た(0.75gm)。
ESMS:m/z=204.9(M++1)
(1−[3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロパン−1−イル]−1H−インドール−4−イル)オキソ酢酸メチルエステル
tert−ブチルリチウム(88.1ml,149.8mmol,1.7Mのヘキサン中の)を、−78℃の4−ブロモ−1−[3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロピル]−1H−インドール(22.0g,59.92mmol)の無水テトラヒドロフラン(100ml)溶液に加えた。反応物を−78℃で20分間攪拌した。混合物を、−40℃のシュウ酸ジメチル(24.8g,209.72mmol)のテトラヒドロフラン(400ml)溶液に、ドライアイスで冷却したカニューレにより移した。添加を完了したら,反応物を−78℃で15分間攪拌しゆっくりと室温に加温した。反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし酢酸エチルに抽出した。有機層を集め、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。酢酸エチル:へキサンのグラジェント(100%へキサン〜15%酢酸エチル:へキサン(90分))で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を明褐色の油状物として得た。
ESMS:m/z=376.2(M++1)
1−[3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロパン−1−イル]−1H−インドール−4−カルボキシアルデヒド
tert−ブチルリチウム(27.07ml,46.03mmol,ヘプタン中1.7M)を−78℃の4−ブロモ−1−[3−(tert−ブチルジメチル−シリルオキシ)プロパン−1−イル]−1H−インドール(6.76g,18.41mmol)の無水テトラヒドロフラン(100ml)溶液に加えた。反応物を−78℃で30分間攪拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(4.7ml,64.45mmol)でクエンチし、0℃に加温し、pH7の緩衝液でクエンチし、酢酸エチルに抽出した。有機層を集め、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。酢酸エチル:へキサンのグラジェント(100%へキサン〜50%酢酸エチル:へキサンover45分)で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して表題化合物を透明な油状物として得た。
ESMS:(M/z)=318.2(M++1)
ベンゾ[b]チオフェン−7−カルボキシアルデヒド
7−ブロモチオフェン(5.0g,23.5mmol)を無水テトラヒドロフラン(15mL)に窒素下で溶解し、金属マグネシウム屑(712mg,29.3mmol)を加えた。反応物を攪拌し50℃に加温しGrignard試薬を形成させた。発熱反応が収まった後,30分間還流した。溶液をテトラヒドロフラン(15ml)で希釈し、25℃に冷却した。Grignard試薬を窒素下、カニューレでN,N−ジメチルホルムアミド(10.2g,139mmol)のテトラヒドロフラン(25mL)中の−78℃の攪拌した溶液に滴下した。反応物を0℃にて1時間攪拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。ジエチルエーテルで希釈し、蒸留水および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。ヘキサン〜ヘキサン中の50%酢酸エチルのグラジェントを用いるフラッシュシリカクロマトグラフィーに付し、表題化合物を白色の固体として得た。
HRMS:162.0138
ベンゾ[b]チオフェン−7−アセトニトリル
ベンゾ[b]チオフェン−7−カルボキシアルデヒド(2.34g,14.4mmol)およびシアン化リチウムテトラヒドロフラン複合体(LiCN*1.5テトラヒドロフラン,204mg,1.44mmol)をテトラヒドロフラン(40mL)に窒素下で加えた。サノホスホン酸ジエチル(2.8mL,18.4mmol)を攪拌した反応混合物に直接加えた。窒素下、室温で60時間攪拌した。2−メチル−2−プロパノール(1.4mL,14.6mmol)を加えた。反応混合物を、窒素下、カニューレで、25℃のテトラヒドロフラン(360mL,36.0mmol)中のヨウ化サマリウム(II)の攪拌した0.1M溶液に加えた。得られた反応混合物が深青色でなければ、深青色になるまでさらにヨウ化サマリウム(II)溶液を加えた。反応物を25℃にて1時間攪拌し、減圧下で濃縮し、酢酸エチル、ジエチルエーテル(1:1)で希釈し、0.1Mの塩酸水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。へキサン〜ヘキサン中の25%酢酸エチルのグラジェントを用いるフラッシュシリカクロマトグラフィーに付し表題化合物を白色の固体として得た。
HRMS:173.0289(M+)
(フロ[3,2−c]ピリジン−7−イル)アセトニトリル
フロ[3,2−c]ピリジン−7−カルボニトリル
130℃にて、7−ブロモフロ[3,2−c]ピリジン(4.673g,23.5mmol),シアン化銅(4.21g,47.1mmol),ヨウ化銅(8.96g,47.1mmol)、および無水ジメチルホルムアミド(100mL)を30時間混合した。室温に冷却し、ジエチルエーテルで希釈し15%水酸化アンモニウム水溶液で洗浄した。集めた水層をジエチルエーテルで抽出し、集めた有機相を15%水酸化アンモニウム水溶液およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。へキサン:酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーを用いて精製し、表題化合物を白色の固体として得た。
ESMS:(M/z)=145.1(M++1)
フロ[3,2−c]ピリジン−7−カルボニトリル(1.5g,10.4mmol)および28〜30%水酸化アンモニウム水溶液(50mL)を高圧反応容器に加えた。150℃に18時間加熱し、室温に冷却し凍結乾燥して表題化合物を白色の固体として得た
ESMS:(M/z)=164.0(M++1)。
ボラン(テトラヒドロフラン中1.0M,0.61mL,0.61mmol)をフロ[3,2−c]ピリジン−7−カルボン酸(0.100g,0.61mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に加え1時間攪拌した。さらにボラン(0.61mL)を加え、30分間攪拌し、さらにボラン(0.61ml)を加え、1NHCl(10mL)でクエンチし、15分間攪拌した。水酸化アンモニウム水溶液(28−30%,3mL)を加え、ジエチルエーテルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し濃縮して標題の化合物を白色の固体として得た。
ESMS:(M/z)=150.1(M++1)
(フロ[3,2−c]ピリジン−7−イル)メタノール(0.40g,2.68mmol),1NHCl(ジエチルエーテル中1.0M,3mL)を混合した。0℃に冷却し塩化チオニル(5ml)を加えた。2時間加熱還流し、室温に冷却し、濃縮して白色の固体の7−(クロロメチル)フロ[3,2−c]ピリジン塩酸塩を得た。エタノール(4.4mL)に溶解し水(1.7mL)をエタノール(5.4mL)および水(1ml)中のシアン化ナトリウム(0.656g,13.4mmol)の還流した溶液に40分間かけてに滴加した。40分間加熱還流し、室温に冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を集め、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し濃縮した。へキサン:酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して表題化合物を得た。
ESMS:(M/z)=159.0(M++1)
(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ダイオキシン−5−イル)アセトニトリル
(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ダイオキシン−5−イル)メタノール
2,3−ジヒドロキシベンズアルデヒド(25g,181mmol)および1,2−ジブロモエタン(34g,181mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(500mL)に溶解した。炭酸セシウム(118g,362mmol)を加え、窒素下で2時間攪拌し還流した。反応物を20℃に冷却し、無水エタノールで希釈し(250mL)水素化ホウ素ナトリウム(6.8g,181mmol)を加えた。20℃1時間で攪拌し高真空下で濃縮してエタノールおよびジメチルホルムアミドを留去した。残留物をジエチルエーテルで希釈し蒸留水0.25Mの水酸化ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。75%へキサン、25%酢酸エチル〜25%へキサン、75%酢酸エチルのグラジェントを用いるフラッシュシリカクロマトグラフィーに付し表題化合物を白色の固体として得た。
HRMS:166.0621(M)
(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ダイオキシン−5−イル)メタノール(1.8g,10.8mmol)を出発物質として、表題化合物を本質的に製造例75に記載したように製造した。
HRMS:175.0624(M+)
(5−ヒドロキシベンゾフラ−7−イル)アセトニトリル
7−ブロモ−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)ベンゾフラン
7−ブロモ−5−ヒドロキシベンゾフラン(5.0g,0.0235mol)をパラトルエン酸ピリジニウム(0.59g,0.1当量)と混合し、窒素下で60mLのジクロロメタンに溶解した。3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(3.2mL,1.5当量)をシリンジで加え20℃で一晩攪拌した。ジクロロメタンで希釈した後、1Nの水酸化ナトリウムで抽出しブラインで洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過した後濃縮して表題化合物を褐色の油状物として得た。
1HNMR(400MHz,CDCl3):δ1.70(m,6H),3.57(m,1H),3.86(m,1H),5.31(t,J=3.17Hz,1H),6.69(d,J=2.20Hz,1H),7.19(m,2H),7.58(d,J=2.20Hz,1H)。
5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)ベンゾフラ−7−カルボキシアルデヒド(3.75g,0.015mol)を窒素下で、シアン化リチウム−テトラヒドロフラン(1:1.5複合体,0.215g,0.1当量)のテトラヒドロフラン(80mL)溶液と混合した。シアノホスホン酸ジエチル(3.0mL,1.3当量)を加え、20℃で2日間攪拌した。tert−ブタノール(1.6mL,1.1当量)、次いでSmI2のテトラヒドロフラン溶液(0.1M溶液,約400mL)を加えた。溶液を減圧濃縮した後、酢酸エチル:ジエチルエーテル(約3:1,100mL)の溶液に再溶解した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、シアン化水素の放出が完了するまで20分間攪拌した。濾過して不溶性物質を除去した後、1N塩酸に対して抽出した。硫酸ナトリウムで乾燥した後、濾過し濃縮した。プラグカラム (4:1 ヘキサン:酢酸エチル)により精製して表題の化合物を明黄色の油状物として得た。
1HNMR(400MHz,CDCl3):δ1.70(m,6H),3.54(m,1H),3.88(m,1H),3.91(s,2H),5.34(t,J=3.17Hz,1H),6.67(d,J=2.20Hz,1H),7.01(d,J=1.95Hz,1H),7.20(d,J=2.44Hz,1H),7.55(d,J=2.20Hz,1H)。
[5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)ベンゾフラ−7−イル]−アセトニトリル(3.89g,0.015mol)をメタノール(100mL)に溶解し、パラ−トルエンスルホン酸一水和物(0.288g,0.1当量)を加えた。水に対して20分間酢酸エチルで抽出した後、ブラインで洗浄した。濃縮して表題化合物を白色の固体として得た。
HRMS:計算値:173.0465.実測値:173.0477.
(4−ヒドロキシベンゾフラ−7−イル)アセトニトリル
4−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)ベンゾフラ−7−カルボキシアルデヒドを出発物質として、表題化合物を本質的に製造例87に記載したように製造した。
ESMS:m/z=172.0(M−1)
ベンゾ[b]チオフェン−7−アセトアミド
ベンゾ[b]チオフェン−7−アセトニトリル(1.9g,11.0mmol)を2−メチル−2−プロパノール(20mL)に加えた。窒素下で加熱還流し水酸化カリウムのペレットを加え(7.4g,132mmol)。窒素下で30分間攪拌および還流した。溶液を捨て過剰の水酸化カリウムを捨て、酢酸エチルで希釈した。飽和塩化ナトリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の1:1混合物で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。固体を冷却したジエチルエーテルでリンスし、真空乾燥し、表題化合物を白色の固体として得た。
HRMS:192.0483(M++H)
(5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−1−イル)アセトアミド
(5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−1−イル)オキソアセトアミド
濃縮した水酸化アンモニウム(2mL)を0℃の10mLのテトラヒドロフラン中の(5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−1−イル)オキソ酢酸メチルエステル(0.50g,2.06mmol)の溶液に加えた。冷却浴を取り外し、混合物を3時間攪拌した。反応物を20mLの水で希釈し、懸濁液を濾過した。濾過ケーキを10mLの水、次いで10mLのジエチルエーテルで洗浄し、減圧下で乾燥させて所望の化合物を明黄色の固体として得た(0.403g,86%)。
MS(IS,m/z)C13H12N2O2(M++1)=229
10%パラジウム担持炭素(0.060g)を加え、次いでNaH2PO2・H2O(0.60g,5.67mmol)を、ジオキサン(6mL)および水(2mL)中の(5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−1−イル)オキソアセトアミド(0.30g,1.31mmol)の溶液に注意深く加え、反応物を窒素下で還流した。3時間後、0.60gのNaH2PO2・H2Oを加え、6時間還流した。混合物を冷却し、セライトで濾過し、酢酸エチル(100mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮しておよび残留物を水(20mL)で処理した。得られた懸濁液を濾過し、回収した固体を減圧下で乾燥して表題の化合物を白色の固体として得た(0.27g,96%)。
MS(IS,m/z)C13H14N2O1(M++1)=215
2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)アセトアミド
(2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)オキソ酢酸メチルエステル(5.0g,13.95mmol)を出発物質として、表題化合物を本質的に製造例107に記載したように製造した。
MS(ES,m/z):C18H23N3O3:330.3(M++1),328.4(M+−1)
2−(ベンゾフラ−4−イル)アセトアミド
1,1’−カルボニルジイミダゾール(2.3g,14.2mmol)を2−(ベンゾフラ−4−イル)酢酸(2.5g,14.2mmol)の無水テトラヒドロフラン(12mL)溶液に加え、窒素下で20℃にて4時間攪拌した。無水アンモニアを溶液にバブリングし、無水テトラヒドロフラン(10mL)で希釈し、20℃で18時間攪拌した。減圧下で濃縮し、固体を硫酸水素ナトリウム水溶液、蒸留水で洗浄し、真空乾燥して表題化合物を淡黄色の固体として得た。
ESMS:m/z=176.1(M++1)
2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)アセトアミド
(E)−オキシブタン酸エチル(14.3g,111.66mmol)を2−アミノピリジン(10.0g,106.4mmol)のアセトニトリル(270ml)溶液に加えた。反応物を80℃に6時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた油状物を100%へキサン〜95%酢酸エチル:メタノールのグラジェントで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−酢酸エチルエステル(10.95g,50.0%)を褐色の固体として得た。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):δ8.3(m,1H),7.53(m,1H),7.46(s,1H),6.9(m,1H),6.42(m,1H),4.1(q,J=7Hz,2H),1.15(t,J=7Hz,3H)
ESMS: m/z=176.1 (M++1)
2−(イミダゾ[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセトアミド
2−(イミダゾ[2,1−b]チアゾール−3−イル)酢酸メチルを出発物質として、表題化合物を本質的に製造例110に記載したように製造した。
HRMS:m/z=373.1756(M++1)
2−(チアゾロ[3,2−b][1,2,4]トリアゾール−6−イル)アセトアミド
メチル3−オキソ−4−(([1,2,4]トリアゾール−3−イル)スルファニル)酪酸
30mlのN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)中のカリウムtert−ブトキシド(11.4g,101.8mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)中の[1,2,4]トリアゾール−3−チオール(10.3gm,101.8mmol)の溶液に滴加した。N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)中の4−クロロアセト酢酸メチル(15.3gm,101.8mmol)を滴加し、3時間攪拌した。減圧下で濃縮し、酢酸エチル(500ml)で希釈し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し所望の化合物(18.3gm,83%)を黄色の油状物として得た。
HRMS:m/z=216.0443(M++1)
3−オキソ−4−(([1,2,4]トリアゾール−3−イル)スルファニル)酪酸メチル(16.4g,76.2mmol)と85%ポリリン酸(140g)を120℃に30分間加熱した。蒸留水(1.4L)と酢酸エチル(600ml)の混合物に注いだ.層を分離し、.有機相を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付して黄色の油状物を得.この油状物をメタノール中の7Mのアンモニアに溶解した。72時間後、混合物を−10℃に冷却した。得られた懸濁液を濾過した。固体を20%メタノールを含有するジエチルエーテルで洗浄した後、減圧下で乾燥させて1.25gの所望の化合物を白色の固体として得た
HRMS:m/z=183.0351(M++1)
HRMS:m/z=373.1756(M++1)
5−オキソ−6−プロピル−5,6−ジヒドロ−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール
(1H−インドール−7−イルメチル)プロピルアミン
プロピルアミン(3.66g,62.07mmol)を、トルエン(100ml)中のインドール−7−カルボキシアルデヒド(3.0g,20.68mmol)および酢酸(2.65ml,41.3mmol)の溶液に加えた。DeanStark装置を用いて水をコンスタントに除去しながら加熱した。反応物を減圧下で濃縮しメタノールに再溶解した。水素化ホウ素ナトリウム(0.39g,10.34mmol)を静かに加えた。室温で1時間攪拌し、濃縮し、酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の間に分配した。有機層を減圧下で濃縮した。化合物を精製することなく次の工程に使用した。
1HNMR(400MHz,CDCl3)δ10.9(bs,1H),7.4(d,J=8Hz,1H),7.28(d,J=1.5Hz,1H),7.0(d,J=7Hz,1H),6.1(dd,J=8.06,<1Hz,1H),6.4(d,J=1.5Hz,1H),3.95(s,1H),2.5(t,H=7Hz,2H),1.45(m,2H),0.8(t,J=7Hz,3H)。
クロロアセチルクロリド(1.7ml,21.71mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(10.38ml,62.04mmol)を塩化メチレン中の(1H−インドール−7−イルメチル)プロピルアミン(3.89g,20.68mmol)の溶液に加えた。2時間攪拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし酢酸エチルに抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮してN−(1H−インドール−7−イル)メチルN−プロピル2−クロロアセトアミド(5.47gm,20.68mMol)を得た。
ESMS:229.1(M++1)。
4−ブロモ−1−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エタ−1−イル]−1H−インドール
水素化ナトリウム(4.89g,122.4mmol,鉱油中60%分散)を、ジメチルホルムアミド(100ml)中の4−ブロモ−1H−インドール(12g,61.2mmol)の溶液に加えた。反応物を0℃に冷却し、(2−ブロモ−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エタン(17.04g,67.32mmol)を加えた。反応物を室温で1時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルに抽出した。有機層を集め、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で濃縮して表題化合物,を透明な油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):δ7.48(d,J=8,1H),7.4(d,J=3Hz,1H),7.22(d,J=8Hz,1H),7.05(dd,J=8,1Hz,1H),6.4(d,J=3Hz,1H),4.25(t,J=7Hz,2H),3.49(t,J=7Hz,2H),1.9(quintuplet,2H),0.82(s,9H),0.0(s,6H)。
(6−メタンスルホニル−5,6−ジヒドロ−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)オキソ酢酸メチルエステル
6−メタンスルホニル−5,6−ジヒドロ−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール
トリエチルアミン(3.19g,31.56mmol)を0℃のテトラヒドロフラン(50ml)中の2−[(1H−インドール−7−イルメチル)アミノ]−エタン−1−オール(2.0g,10.52mmol)の溶液に加えた。1.75mL(22.09mMol)のメタンスルホニルクロリドをゆっくりと加え反応物を室温に加温した。反応物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし酢酸エチルに抽出した。有機層を集め、飽和塩化アンモニウム水溶液,水、および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。水素化ナトリウム(0.8416g,21.04mmol,鉱油中60%分散)を、ジメチルホルムアミド(20ml)中、得られた油状物に加えた。反応物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、濃縮して10mlおよび酢酸エチルに抽出した。有機層を集め、飽和塩化アンモニウム,水、および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。酢酸エチル:へキサンのグラジェントで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して表題化合物を白色の固体として得た。
6−メタンスルホニル−5,6−ジヒドロ[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール(1.47g,5.89mmol)を出発物質として、表題化合物(1.1gm,56%)を本質的に製造例23に記載の通り製造した。
ESMS(M++1):337.1
2−(4−(アセチルアミノ)ベンゾフラ−7−イル)アセトアミド
2−(2,2−ジメトキシエトキシ)−1−メチル−4−ニトロベンゼン
ブロモアセトアルデヒドジメチルアセタール(30.3g,179mmol)を、ジメチルホルムアミド(200mL)中の2−メチル−5−ニトロフェノール(25g,163mmol)および炭酸カリウム(50g,362mmol)に加えた。窒素下で2.5時間攪拌および還流した。20℃に冷却し、水酸化ナトリウム水溶液(200mL,1M)を加えた。混合物をヘキサン,ジエチルエーテル(1:1)で希釈し、0.2Mの水酸化ナトリウム水溶液,飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。生成物をヘキサンから再結晶して所望の化合物を黄褐色の固体として得た30.6gm(77%)。
Amberlyst(登録商標)15イオン交換樹脂(36g)をクロロベンゼン(700mL)に加えた。反応混合物を加熱還流し水を共沸除去して樹脂を乾燥させた。2−(2,2−ジメトキシエトキシ)−1−メチル−4−ニトロベンゼン(34.8g,144mmol)をクロロベンゼン(125mL)に溶解し、窒素下で、攪拌した還流反応混合物に15分かけて滴加した。15時間還流した。室温に冷却し、濾過して樹脂を除き、減圧下で濃縮した。残留物をヘキサン中の,ジエチルエーテル(1:1)に溶解し、0.5Mの水酸化ナトリウム水溶液,飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。へキサン,酢酸エチル(9:1)を用いるフラッシュシリカクロマトグラフィーに付し、ヘキサン,トルエン(1:1)から再結晶して所望の化合物を黄色の固体として得た(9.7g,42%)。
7−メチル−4−ニトロ−ベンゾフラン(3.5g,19.7mmol)をtert−ブトキシビス(ジメチル−アミノ)メタン(10.3g,59.1mmol)に加えた。窒素下で40分間還流した。減圧下で濃縮した。キシレン(50mL)に溶解し、減圧下で濃縮し、真空乾燥して所望の化合物を深赤色〜褐色の固体として得た(4.9g,100%)。
HRMS:233.0928(M+H)
N,N−[ジメチル](2−(4−ニトロベンゾフラ−7−イル)ビニル)アミン
(4.8g,20.6mmol)およびヒドロキシルアミン−O−スルホン酸(4.6g,40.6mmol)をジメチルホルムアミド(45mL)に加え、混合物を室温にて15分間攪拌した。窒素下で100℃に1時間加熱し、室温に冷却し、ジエチルエーテルで希釈し、水,飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。85%へキサン,15%酢酸エチルを用いるフラッシュシリカクロマトグラフィーに付し所望の化合物を黄褐色の固体として得た(2.9g,64%)。
ESMS:m/z=200.9(M−1)
(4−ニトロベンゾフラ−7−イル)アセトニトリル(600mg,2.96mmol),無水酢酸(600mg,5.88mmol)、および5%パラジウム担持炭素(300mg)をテトラヒドロフラン(25mL)に加えた。1気圧の水素下で45分間攪拌した。酢酸エチルで希釈し、Celite(登録商標)のパッドで濾過し、減圧下で濃縮し、75%酢酸エチル、25%へキサンを用いるフラッシュシリカクロマトグラフィーに付して所望の化合物を白色の固体として得た(0.43gm,67%)。
HRMS:215.0816(M+H)
N−[7−(シアノメチル)ベンゾフラ−4−イル]アセトアミド(300mg,1.40mmol)を2−メチル−2−プロパノール(15mL)に溶解した。窒素下で加熱還流し水酸化カリウムのペレットを加え(1.50g,26.7mmol)。窒素下で30分間攪拌し還流した。溶液を捨て過剰の水酸化カリウムを捨て、酢酸エチルで希釈した。飽和塩化ナトリウム水溶液,飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(3:1)で洗浄し、有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。固体を冷却した酢酸エチル、冷メタノールでリンスし、真空乾燥して表題化合物を黄褐色の固体として得た(160mg,49%)。
HRMS:255.0733(M+H)
2−(チエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アセトアミド
7−ブロモ−チエノ[3,2−b]ピリジン
オキシ臭化リン(145.00g,0.50モル)を60℃に加熱し融解させた。チエノ[3,2−b]−7−ピリジノール(14.73g,97.43mmol)を加え、2時間かけて100℃に温度を上げながら攪拌した。反応物を氷(1.0kg)に注いだ.スラリーを氷水で希釈して約3Lにした。水溶液をクロロホルムで抽出し(4×500mL)。水溶液を2N水酸化ナトリウムで塩基性にし(pH10〜11)、クロロホルム(3×400mL)で再抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで処理し、濾過し濃縮した。粗製の固体をジクロロメタン(100mL)に再溶解し、溶液をシリカ(300g)に加えた。2Lの30%酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出した。溶出液を濃縮して所望の化合物を結晶性の固体として得た(18.68g,89.5%)。
水素化ナトリウム(17.45g,0.44モル)の入ったフラスコに無水ジオキサン(500ml)を0℃に冷却しながら加えた。マロン酸ジエチル(69.88g,0.44モル)を1時間かけて滴加した。室温になったら,臭化銅(I)(62.59g,0.44モル)を加えた。7−ブロモチエノ[3,2−b]ピリジン(18.68g,87.26mmol)をジオキサン(50mL)中の溶液として加えた。反応物を18時間加熱還流した。反応溶液を175mLに濃縮した。濃縮物を濃縮した水酸化アンモニウム(2.5L)に注いだ.水相を酢酸エチルで抽出し(6X300mL)。青色が消えるまで、有機層を2N水酸化ナトリウムで十分に洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで処理し、濾過し濃縮した。溶出液として1:1:3のエーテル、酢酸エチルおよびへキサンの溶液を用いてシリカで精製し、所望の化合物(14.6gm,57%)を得た。
2−(チエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)マロン酸ジエチルエステル(12.90g,44.0mmol)をジメチルスルホキシド(295mL)に溶解した。水(0.79mL)およびリチウムクロリド(3.73g,87.9)を加えた。溶液を110℃に3時間加熱した。反応物を飽和ブライン(3L)でクエンチし、酢酸エチルで抽出し(3X1L)。有機層を飽和ブライン(1L)で再び洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで処理し、濾過し濃縮した。残留物を、25%酢酸エチル/へキサンを用いるシリカで精製して所望の化合物(5.25g,54%)を得た。
高圧フラスコ中、(チエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)酢酸(3.02g,13.65mmol)を無水エタノール(100mL)に溶解した。塩化アンモニウム(1.09g,20.38mmol)を溶液に加えた。溶液を−78℃に冷却した。バブリングによりアンモニアガスを溶液中にで凝縮させた(10psiで15分)。フラスコを密閉してゆっくりと室温に加温した。反応物を室温にて4日間攪拌した。反応容器を−78℃に冷却した。フラスコを開栓しゆっくりと室温に戻した。内容物を濾過し水で洗浄して(10mL)、表題化合物を白色の固体として得た(1.46g)。濾液を濃縮し残留物をジエチルエーテルでトリチュレーションした。濾過し水で洗浄して(5mL)、純粋な生成物をさらに得た(0.46g)。
N−[tert−ブトキシカルボニル]−N−[2−ヒドロキシエタ−1−イル]7−(1−アミノエタ−1−イル)インドール
7−ホルミルインドール(2.5g,17.2mmol),2−アミノエタノール(1.31g,21.4mmol)、および氷酢酸(1.29g,21.4mmol)をトルエン(250mL)に溶解した。30分間還流しDean−Starkトラップを用いて水を除去した。反応混合物からトルエンを一部(200mL)留去し、反応物を0℃に冷却した。0℃の攪拌した溶液に、窒素下、ジエチルエーテル(57mL,85.5mmol)中の1.5Mメチルリチウム−リチウムブロミド複合体を滴加した。反応物を0℃にて15分間攪拌し飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(125mL)を加えてクエンチした。テトラヒドロフラン(50mL)中のジ−tert−ブチル二炭酸塩(7.52g,34.4mmol)を加え20℃で18時間攪拌した。アンモニア水(29%,15mL)を加え、反応物を酢酸エチルで希釈し、有機層を蒸留水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次に洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、ヘキサン中の酢酸エチルを用いるフラッシュシリカクロマトグラフィーに付して2.5g(47%)の所望の化合物無色の油状物として得た。
HRMS:m/z=327.1677(M+Na)
N−[tert−ブトキシカルボニル]−N−[2−ヒドロキシエタ−1−イル]7−(1−アミノエタ−1−イル)インドール(2.5g,8.21mmol)をトリエチルアミン(2.5g,24.7mmol)および無水ジメチルホルムアミド(40mL)の溶液に加え、窒素下で0℃に冷却した。ジメチルホルムアミド(10mL)中のメタンスルホン酸無水物(1.80g,10.3mmol)の溶液を滴加し、0℃に30分間攪拌した。反応混合物を冷却した(0℃)無水ジメチルホルムアミド(200mL)およびへキサン(50mL)で希釈した。鉱油中60%分散の水素化ナトリウム(1.97g,49.2mmol)を攪拌した反応混合物に窒素下で加え、反応物を20℃にゆっくりと加温した。20℃で18時間攪拌した。50%酢酸水溶液(20mL)を添加することにより、過剰の水素化ナトリウムをクエンチし、減圧下で濃縮した。残留物をジエチルエーテル酢酸エチルで希釈し(1:1),蒸留水,0.5M炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。ヘキサン中の酢酸エチルを用いるフラッシュシリカクロマトグラフィーに付して2.2g(94%)の表題化合物を白色の固体として得た
HRMS:m/z=309.1579(M+Na)
6−(tert−ブトキシカルボニル)−7−メチル−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)オキソ酢酸メチルエステル
6−(tert−ブトキシカルボニル)−7−メチル−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ−[6,7,1−hi]インドールを出発物質として、表題化合物を本質的に製造例23に記載したように製造した。
HRMS:m/z=373.1749(M+H)
[α]589(DMSO,c=10mg/ml)=+98°
HRMS:m/z=373.1766(M+H)
2番目に溶出する異性体(7.2分)は(−)−6−(tert−ブトキシカルボニル)−7−メチル−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)オキソ酢酸メチルエステルである。
[α]589(DMSO,c=10mg/ml)=−94.9°
HRMS:m/z=373.1756(M+H)
1−ヨード−2−オキソ−2−(モルホリン−4−イル)エタン
1−クロロ−2−オキソ−2−(モルホリン−4−イル)エタン(7.0g,42.8mmol)およびヨウ化ナトリウム(8.0g,53.4mmol)を2−ブタノン(150mL)に溶解し、3時間窒素下で還流した。酢酸エチル(200mL)で希釈し、濾過し、減圧下で濃縮し、酢酸エチルで溶出するフラッシュシリカクロマトグラフィーに付して9.4g(86%)の表題化合物を黄色の油状物として得た。
HRMS:m/z=255.9837(M+H)
2−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ダイオキシン−5−イル)アセトアミド
(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ダイオキシン−5−イル)メタノール
2,3−ジヒドロキシベンズアルデヒド(25g,181mmol)および1,2−ジブロモエタン(34g,181mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(500mL)に溶解した。炭酸セシウム(118g,362mmol)を加え、窒素下で2時間攪拌および還流した。反応物を20℃に冷却し、無水エタノール(250mL)で希釈し水素化ホウ素ナトリウム(6.8g,181mmol)を加えた。20℃で攪拌し1時間高真空下で濃縮してエタノールおよびジメチルホルムアミドを留去した。残留物をジエチルエーテルで希釈し蒸留水,0.25Mの水酸化ナトリウム水溶液、および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。75%へキサン、25%酢酸エチル〜25%へキサン、75%酢酸エチルのグラジェントを用いるフラッシュシリカクロマトグラフィーに付して8.1g(27%)の所望の化合物を白色の固体として得た
HRMS:m/z=166.0621(M)
(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ダイオキシン−5−イル)メタノール(1.8g,10.8mmol)をジクロロメタン(15mL)に溶解した。塩化チオニル(2mL,27.4mmol)を攪拌した25℃の反応混合物に窒素下でそのまま滴下した。反応物を15分間攪拌し減圧下で濃縮して2.0g(100%)の所望の化合物を黄色の油状物として得た。
HRMS:m/z=184.0290(M)
(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ダイオキシン−5−イル)−クロロメタン(1.9g,10.2mmol)およびシアン化ナトリウム(655mgs,13.3mmol)をジメチルスルホキシド(20mL)に加えた。窒素下で65℃にて18時間攪拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、0.1M炭酸ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。ヘキサン〜ヘキサン中の50%酢酸エチルのグラジェントを用いるフラッシュシリカクロマトグラフィーに付し、1.23g(68%)の所望の化合物を白色の固体として得た
HRMS:m/z=175.0624(M)
(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ダイオキシン−5−イル)アセトニトリル(1.1g,6.2mmol)を出発物質として、本質的に製造例79に記載の通り製造し、850mg(70%)の表題化合物を白色の固体として得た。
HRMS:m/z=194.0810(M+H)
5−フルオロ−1H−インドール−7−カルボキシアルデヒド
(5−フルオロ−2−ニトロフェニル)メタノール
5−フルオロ−2−ニトロ安息香酸(15g,81.08mmol)を無水テトラヒドロフラン(200mL)に溶解し、テトラヒドロフラン(243ml,243mmol)中のボランの1M溶液を20℃で攪拌しながら滴加した。混合物を20℃にて72時間攪拌した後メタノール(200ml)を加えた。減圧下で濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、10−30%酢酸エチル/へキサン)により精製して13.92g(100%)の表題化合物を白色の固体として得た。
1H−NMR(CDCl3):δ8.14(dd,1H),7.48(dd,1H),7.06(ddd,1H),4.98(s,3H),2.04(s,1H)
(5−フルオロ−2−ニトロフェニル)メタノール(13.92g,81.08mmol)をジクロロメタン(284mL)に溶解した。4Åのモレキュラー・シーブ(73g)および二クロム酸ピリジニウム(36.58g,97.3mmol)を加えた。混合物を20℃に6時間攪拌した。粗製の反応混合物を短いシリカゲルカラムで濾過した。溶媒を減圧下で留去し残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10−20%酢酸エチル/へキサン)により精製して9.43g(69%)の表題化合物を無色の油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3):δ10.44(d,1H),8.22(dd,1H),7.62(dd,1H),7.41(ddd,1H)
5−フルオロ−2−ニトロベンズアルデヒド(9.43g,55.81mmol),1−ブタノール(12.41g,167.4mmol)および4−トルエンスルホン酸一水和物(0.9g,4.7mmol)をトルエン(84mL)に溶解した。反応混合物を加熱還流し、Dean−Stark装置を用いて水を留去した。反応混合物を3時間加熱した。水を加え水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を集め無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過し、減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(1%v/vトリエチルアミンで緩衝化したシリカゲル、5%酢酸エチル/へキサン)により精製して15.8g(95%)の表題化合物を無色の油状物.として得た。
1H−NMR(CDCl3):δ7.90(dd,1H),7.53(dd,1H),7.12(ddd,1H),6.04(s,1H),3.64(t,1H),3.62(t,1H),3.54(t,1H),3.52(t,1H),1.59(m,4H),1.38(s,4H),0.92(t,6H)。
窒素下で、2−ジブトキシメチル−4−フルオロ−1−ニトロベンゼン(15.8g,52.84mmol)をテトラヒドロフラン(528mL)に溶解し、溶液を−40℃に冷却した。温度を−40℃に保ちながら、テトラヒドロフラン中のビニルマグネシウムブロミドの1M溶液(211mL,211mmol)を攪拌しながら加え。反応混合物を−40℃で40分間攪拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた。水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を集め、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(160mL)に溶解し0℃に冷却した。0.5N塩酸水溶液(20mL)を加え、混合物を0℃にて1時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200mL)を加え、水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を集め、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、5%酢酸エチル/へキサン)により精製して4.76g(55%)の表題化合物を白色の固体として得た
1H−NMR(CDCl3):δ10.07(s,2H),7.62(dd,1H),7.40(m,1H),6.60(t,1H)
2−(5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)アセトアミド
塩化水素で飽和した200mLエタノール中、2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)アセトアミド(0.64gm)および0.158gm酸化白金の混合物を60p.s.i.にて2時間、室温にて水素化した。反応混合物を濾過し濾液を減圧下で濃縮して0.58gmの2−(5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)酢酸エチルを得た。メタノール中の2Mアンモニア(40mL)中のこのエステルの溶液を、密閉チューブ中で100℃にて2時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し減圧下で濃縮して体積を約5mLにした。酢酸エチルで希釈し濾過して固体を得、表題の化合物を得た。
MS(ES):m/z=180.1(M++1)
2−(ピラゾロ[2,3−a]ピリジン−3−イル)アセトアミド
2−(ピラゾロ[2,3−a]ピリジン−3−イル)アセトニトリルを出発物質として、表題化合物を本質的に製造例90に記載したように製造した。
2−(4−クロロフロ[3,2−c]ピリジン−7−イル)アセトアミド
7−(ヒドロキシメチル)フロ[3,2−c]ピラン−4−オン
リチウムジイソプロピルアミン(0.454mole)をテトラヒドロフラン(100)mL中の溶液として、−78℃の3−フロ酸(23.36g,0.208mole)の溶液に30分間かけて添加し、−78℃に1時間攪拌した。得られたジ−アニオンに、1,3−ビス−トリイソプロピルシラニルオキシ−プロパン−2−オンをテトラヒドロフラン(250mL)中の溶液として30分間かけて加え、−78℃で1時間攪拌し、一晩室温に加温した。反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチル(1L)に注いだ。1NHCL(1L)を加え、2層に分離した。有機層を1NHCl,水、およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮して油状物を得た。粗製の油状物を50%テトラヒドロフランおよび50%3NHCl(1L)に溶解し、一晩加熱還流した。テトラヒドロフランを減圧下で留去し、濃縮し、アセトニトリルを加えて減圧下で残留する水を共沸留去した。得られた粗製の油状物をアセトニトリル(250mL)に溶解し、溶液を触媒量のp−トルエンスルホン酸を含むトルエンの溶液に加え、DeanStarkトラップを取り付けて30分間かけて還流した。トルエンを加えてアセトニトリルを置換し水を共沸留去した(500mL)。水が残留しなくなるまで溶液を加熱還流した。熱溶液をerlenmeyerフラスコに注いだ。冷却した。褐色の残留物を酢酸エチルおよびメタノールでトリチュレーションし、トルエン溶液と混合し、濃縮した。酢酸エチルで希釈し飽和炭酸水素ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して灰白色の固体を得た。へキサン:酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、13.27g(42%)の表題化合物を白色の固体として得た
MS(ES):m/e=167.0(M++1)。
7−(ヒドロキシメチル)フロ[3,2−c]ピラン−4−オン(8.28g,49.8mmol)、アンモニウム酢酸(76.8g,996mmol)、および氷酢酸を混合し、3.5時間加熱還流した。室温に冷却し、酢酸エチルに注いだ。水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮して4.42g(42%)の表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSOd6):δ11.5(s,1H),7.91(d,J=2Hz),7.41(s,1H),6.94(d,J=1.6Hz,1H),5.06(s,2H),2.00(s,3H)。
メチル(4−オキソ−4,5−ジヒドロフロ[3,2−c]ピリジン−7−イル)酢酸(4.42g,21.3mmol),シアン化ナトリウム(5.22g,106mmol)、およびジメチルスルホキシド(44mL)を混合し、80℃に1時間加熱し、室温に冷却し、酢酸エチルに注いだ。水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して所望の化合物を得た(3.63g,63%)。
MS(ES):m/z=173.1(M-−1)
オキシ塩化リン(150mL)を(4−オキソ−4,5−ジヒドロフロ[3,2−c]ピリジン−7−イル)アセトニトリル(2.363g,13.5mmol)に加え、加熱還流した。減圧下で濃縮し、残留物をtert−ブタノール(35mL)に溶解し、加熱還流した。KOH(85%)ペレットを加え、15分間加熱還流した。反応物を冷却し、酢酸エチルに注いだ。有機溶液を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過した。残留物を酢酸エチル:メタノールで溶出するフラッシュクロマトグラフィーに付して表題の化合物(858mg,31%)を白色の固体として得た。MS(ES):m/e=210.9(M+)。
2−(4−Diメチルアミノフロ[3,2−c]ピリジン−7−イル)アセトアミド
2−(4−クロロフロ[3,2−c]ピリジン−7−イル)アセトアミド (850 mg, 4.21 mmol)、ジメチルホルムアミド(5mL)およびエタノールアミン(0.76mL,12.63mmol)を混合した。反応物を130℃に一晩に加熱した。エタノールアミン(0.25ml)をさらに添加し、130℃に一晩加熱した。室温に冷却し、濃縮し、酢酸エチルで希釈した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄しおよび濃縮した。酢酸エチル:メタノールで溶出するフラッシュクロマトグラフィーに付して表題の化合物を白色の固体として得た(400mg,43%)。
MS(ES):m/e=220.1(M++1)
2−(7−シアノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)アセトアミド
100mLの水酸化アンモニウムを12.5gm(90.21mMol)2−クロロ−3−シアノピリジンを含む密閉チューブに加えた。チューブを密閉し、懸濁液を120℃に6時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の間に分配した。水相を酢酸エチル(3×100mL)、次いで70:30酢酸エチル:n−ブタノール(2×100mL)で抽出した。有機相を集め、減圧下で濃縮して2−アミノ−3−シアノピリジンを得た。
MS(ES):m/e=120(M++1)
MS(ES):m/e=230(M++1)
酸化
ブタノール(1.5mL)中の四酸化オスミウム(9mg,0.035mmol)を、9:1テトラヒドロフラン:水中の製造例18で調製したアルケン(0.5g,1.75mmol)の溶液に加えた。混合物を室温で1時間攪拌した。NaHSO3でクエンチし、酢酸エチルで希釈し、濾過した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下で濃縮した。3:1〜0:1へキサン:酢酸エチルのグラジェントで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し所望のジオールを得た。
ジオール(0.22g,0.66mmol)およびp−トルエンスルホン酸(25mg)を5mLアセトンに溶解し、混合物を室温で1時間攪拌した。減圧下で濃縮し、残留物を、0〜33%の酢酸エチルを含有するヘキサンのグラジェントで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し保護されたジオール(150mg,61%)を得た。
保護されたジオールを出発物質として、本質的に製造例23に記載のとおり製造して表題化合物を黄色の固体として得た(60mg)
MS(ES):m/z=459(M++H)
3−(8−tert−ブトキシカルボニル−[1,5]ジアゾペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール
カリウムtert−ブトキシド(2.19ml,2.19mmol,1M溶液(テトラヒドロフラン中))を、ジメチルホルムアミド(5ml)中の2−(ベンゾフラ−7−イル)アセトアミド(0.13g,0.73mmol)および(8−tert−ブトキシ−カルボニル−[1,5]ジアゾペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)オキソ酢酸メチルエステル(0.283g,0.73mmol)の懸濁液に加えた。反応物を2時間攪拌し、1NHClでクエンチし、酢酸エチルに抽出した。有機抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。へキサン〜100%酢酸エチルのグラジェントで溶出するフラッシュシリカクロマトグラフィーに付し、表題化合物を橙色の固体として得た(0.19g,51%)。
MS(ES):m/z=512.1(M++1)
6−メチル−8−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン
クロロアセトアルデヒド(2.51g,32.08mmol)をアセトニトリル(200ml)中の2−アミノ−3−ブロモ−5−メチルピリジン(2.0g,10.69mmol)の溶液に加えた。反応物を4時間還流した後冷却した。反応混合物を濾過し白色の固体を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(300ml)および酢酸エチルの間に分配した。有機層を分離し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して標題の化合物を黄褐色の固体として得た。
MS(ES)m/z=211.0(M++1)
6,8−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン
6−メチル−8−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン(1.0g,4.76mmol),テトラメチル錫(2.0g,11.2mmol)、およびパラジウムテトラキス(トリフェニルホスフィン)(0.28g,.024mmol)の混合物を120℃にて10分間、300ワットで音波処理した。反応混合物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーに付し、化学量論的収量の表題化合物を黄褐色の油状物として得た。
R−6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−メチル−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール
N−[(1H−インドール−7−イル)メチル]−R−2−アミノプロパン−1−オール
D−アラニノール(2.9ml,37.39mmol),トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(8.7g,41.09mmol)、および酢酸(0.8ml,13.7mmol)をジクロロエタン(100ml)中の1H−インドール−7−カルボキシアルデヒド(2.0g,13.7mmol)の溶液に加えた。反応混合物を室温で1日攪拌した後、60℃で1日攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して表題の化合物(0.87g,31%)を黄色の油状物として得た。
MS(ES):m/z=205(M++1)
N−[(1H−インドール−7−イル)メチル]−R−2−アミノプロパン−1−オール(0.500g,2.45mmol)およびジ−tert−ブチル二炭酸塩(0.640g,2.94mmol)をテトラヒドロフラン(25ml)中、窒素下で1.5時間還流した。室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を1:1酢酸エチル:へキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して表題の化合物(0.680g,96%)を透明な油状物として得た。
MS(ES):m/z=305.0(M+1)
ジクロロメタン(5ml)中のメタンスルホニルクロリド(0.237g,0.16ml,2.07mmol)の溶液を、0℃のジクロロメタン(20ml)中のN−[tert−ブトキシカルボニル]−N−[(1H−インドール−7−イル)メチル]−R−2−アミノプロパン−1−オール(0.600g,2.07mmol)およびトリエチルアミン(1.44ml,1.045g,10.33mmol)の溶液に窒素下で1時間かけて滴加した。反応混合物を氷水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を濃縮した塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して表題の化合物を得た。
1HNMR(400MHz,CDCl3):δ10.20(s,br,1H),7.61(m,1H),7.22(m,1H),7.04(m,2H),6.53(d,J=2.44Hz,1H),4.91(m,1H),4.59(m,1H),4.24(m,1H),4.12(m,1H),3.90(m,1H),3.45(m,2H),2.31(s,3H)。
水素化ナトリウム(0.124g,3.11mmol,油中60%懸濁液)を、0℃のジメチルホルムアミド中のN−[tert−ブトキシカルボニル]−N−[(1H−インドール−7−イル)メチル]−R−2−アミノ−1−メタンスルホニルオキシ−プロパンの溶液に、窒素下で加えた。反応物を1時間攪拌した後、酢酸エチルと飽和塩化アンモニウム水溶液の間に分配した。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を1:1へキサン:酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して表題の化合物(0.367g,66%)を白色の固体として得た。
MS(ES):m/z=287.0(M+1)
6−(tert−ブトキシカルボニル)−4−メチル−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール
(インドール−7−イル)メチルアミン
ヒドロキシルアミン塩酸塩(2.87g,41.37mmol)およびアンモニウム酢酸(4.78g,62.06mmol)を、エタノール:H2O(3:1)(120ml)中のインドール−7−カルボキシアルデヒド(3.0g,20.68mmol)の溶液に加えた。室温で2時間攪拌した。水酸化アンモニウム(25ml,0.72mmol)および亜鉛(11.0g,8.1mmol)を一度に加えた。反応混合物を濾過し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を1NHClで抽出した。1NNaOHを添加して水層を塩基性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して所望の化合物(2.69g,89%)を白色の固体として得た
MS(ES):m/z=147(M++1)
2−ブロモプロピオニルクロリドを、0℃のテトラヒドロフラン(20ml)中の(インドール−7−イル)メチルアミンおよびトリエチルアミン(0.49g,47.6mmol)の溶液に加えた。室温で1時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチした。酢酸エチルで抽出し、減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し所望の化合物(0.62g,46%)を黄色の固体として得た。
MS(ES):m/z=281.0(M++1)
水素化ナトリウム(0.03g,1.59mmol,鉱油中60%分散)を、ジメチル−ホルムアミド(20ml)中のN−[(インドール−7−イル)メチル]−2−ブロモプロピオンアミド(0.6g,2.12mmol)の溶液に加えた。反応物を室温にて1時間攪拌し、飽和飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチした。酢酸エチルで抽出し、減圧下で濃縮し、残留物を1:1酢酸エチル:へキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して所望の化合物(0.3g,94%)を得た。
MS(ES):m/z=201.1(M++1)
4−メチル−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−3−オン(1.0g,4.99mmol)をテトラヒドロフラン(100ml)中の水素化アルミニウムリチウム(0.194g,4.99mmol)の懸濁液に加えた。0℃にておよび1時間攪拌した。さらに水,水酸化ナトリウム水溶液、および水を激しく攪拌しながら加えた。ジ−tert−ブチル二炭酸塩(1.30g,5.99mmol)を加え、室温で攪拌して標題の化合物(0.62g,44%)を白色の固体として得た
1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):δ7.4(m,2H),6.85(m,2H),6.5(d,1H),5.1−3.6(m,5H),1.41.2(m,12H)。
6−(2,4−ジメトキシベンジル)−4,4−ジメチル−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール
N−[(インドール−7−イル)メチル]−2,4−ジメトキシベンジルアミン
2,4−ジメトキシベンジルアミン(27.64g,165.3mmol)を、トルエン(250ml)中のインドール−7−カルボキシアルデヒド(20.0g,137.7mmol)および酢酸(8.26ml,137.7mmol)の溶液に加えた。無水トルエンでフラッシュして置換しながら還流し、Dean−Starkトラップを用いて水を回収した。減圧下で濃縮し、残留物をメタノールに溶解し水素化ホウ素ナトリウムを一度に加えた。酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和塩化ナトリウム水溶液で順次に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し所望の化合物を褐色の油状物として得た。
2−ブロモプロピオニルクロリド(3.25g,18.96mmol)をテトラヒドロフラン(100ml)中のN−[(インドール−7−イル)メチル]−2,4−ジメトキシベンジルアミン(5.0g,17.24mmol)およびトリエチルアミン(3.49g,64.48mmol)の溶液に加えた。室温で1時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチした。酢酸エチルで抽出し、減圧下で濃縮し、残留物を1:1酢酸エチル:へキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して所望の化合物(4.72g,63%)を得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO−d6): δ11.2および10.7 (bs, 1H, rotamers), 7.5 6.5 (m, 8H), 5.2 4.0 (m, 6H), 3.7 (d, 3H, rotamers), 1.8 1.5 (m, 2H, rotamers)。
水素化ナトリウム(0.08g,3.47mmol,鉱油中60%分散)をジメチルホルムアミド(10ml)中のN−[2,4−ジメトキシベンジル]−N−[インドール−7−イルメチル]−2−ブロモプロピオンアミド(1.0g,2.32mmol)の溶液に加えた。室温で1時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付して所望の化合物を得た(0.74g,91%)。
MS(ES):m/z=350.7(M++1)
n−ブチルリチウム(15.9ml,ヘキサン中1.6M)を、−15℃のテトラヒドロフラン(200ml)中のジイソプロピルアミン(2.74,27.16mmol)の溶液に加え30分間攪拌した。−78℃に冷却し6−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−メチル−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−3−オン(5.95g,16.97mmol)を加えた。30分間攪拌し、ヨウ化メチル(6.5g,23.1mmol)でクエンチし、しずかに室温に加温した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し所望の化合物を得た(0.844g,75%)。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):δ7.51(d,1H),7.48(dd,1H),6.956.82(m,3H),6.56.35(m,3H),4.85(bs,2H),4.55(bs,2H),3.65(s,3H),3.64(s,3H),1.83(s,6H)。
ボラン(テトラヒドロフラン中1M、過剰量)をテトラヒドロフラン(60ml)中の6−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−4,4−ジメチル−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−3−オンの溶液に加えた。30時間還流し酢酸エチルで希釈した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチした。酢酸エチルで抽出し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付して表題の化合物を得た。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):δ7.49(d,1H),7.35(d,1H),7.29(d,1H),7.0(dd,1H),6.9(d,1H),6.9(d,1H),6.57(d,1H),6.486.44(m,2H)。
2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)アセトアミドの別の合成法
4,4−ジメトキシ−ブタン−2−エン酸エチル
ジメトキシアセトアルデヒド(97g,0.635mol,60%in水)およびトリエチルホスホノ酢酸(142g,0.633mmol)を7:1テトラヒドロフラン:水に溶解した。炭酸カリウム(100g,0.723mole)を加え、室温にて4時間攪拌した。反応物を酢酸エチル(500ml)に注ぎ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。減圧下で濃縮して所望の化合物を無色の油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):δ6.6(dd,1H),6.1(d,1H),4.95(dd,1H),4.13(q,2H),1.2(t,3H)。
4,4−ジメトキシブタン−2−エン酸エチル(2.0g,11.48mmol)およびp−トルエンスルホン酸(触媒量)を4:1アセトニトリル:水に加えた。1時間還流し、2−アミノピリジン(1.08g,11.48mmol)を加えた。1時間還流し、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。減圧下で濃縮し所望の化合物を褐色の油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):δ8.3(m,1H),7.53(m,1H),7.46(s,1H),6.9(m,1H),6.42(m,1H),4.1(q,J=7Hz,2H),1.15(t,J=7Hz,3H)
アンモニアを、0℃のメタノール(30ml)中の2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)酢酸エチル(10.0g,48.96mmol)の溶液にバブリングした。密閉管内で反応混合物を100℃に2時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮した。酢酸エチルを残留物に加えて表題の化合物を白色の固体として得た。
ESMS:m/z=176.1(M++1)
6−フルオロインドール−7−カルボキシアルデヒド
2,3−ジヒドロ−6−フルオロインドール
水素化シアノホウ素ナトリウム(5.57g,88.78mmol)を酢酸(100ml)中の6−フルオロ−インドール(10g,73.99mmol)の溶液に加えた。室温で30分間攪拌した。反応物を5N水酸化ナトリウムに注ぎ、酢酸エチルで抽出した。集めた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し所望の化合物を無色の油状物として得た(7.69g,76%)。
MS(ES):m/z=138.1(M++1)
ジ−tert−ブチル二炭酸塩(12.35g,56.62mmol)をテトラヒドロフラン(100ml)中の2,3−ジヒドロ−6−フルオロインドール(7.67g,56.06mmol)の溶液に加え室温で一晩攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し所望の化合物を白色の固体として得た(13.2g,55.6mmol)。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):δ7.4(bs,1H),7.15(dd,1H),6.7(m,1H),3.92(t,2H),3.0(t,2H),1.45(s,9H)。
tert−ブチルリチウム(21.13ml,35.93mmol,ヘプタン中1.7M溶液)を−78℃の無水テトラヒドロフラン(100ml)中の1−(tert−ブトキシカルボニル)−2,3−ジヒドロ−6−フルオロインドール(3.28g,13.82mmol)の溶液に加えた。20分間攪拌し、過剰のジメチルホルムアミドでクエンチし、−78℃で1時間攪拌した。室温に加温し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。集めた有機相を濃縮し減圧下でおよび残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し所望の化合物を明黄色の固体として得た(0.91g,42%)。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):δ10.1(s,1H),7.1(dd,1H),6.15(m,1H),3.75(t,2H),2.98(t,2H)(dd,1H),6.7(m,1H),3.92(t,2H),3.0(t,2H),1.45(s,9H)。
酸化マンガン(IV)(3.0grams)をジクロロメタン中の2,3−ジヒドロ−6−フルオロインドール−7−カルボキシアルデヒド(350mg,2.11mmol)の溶液に加え2時間還流した。室温に冷却し、セライトで濾過した。濾液を減圧下で濃縮して表題の化合物を白色の固体として得た(240mg,68%)。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):δ9.7(s,1H),7.1(dd,1H),6.55(d,1H),6.15(m,1H),5.75(s,1H)。
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
ピリジン塩酸塩(1g,8.36)を3−(6−(2,4−ジメトキシベンジル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]−ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール(0.25g,0.445mmol)を入れた試験管に加えた。150℃に1時間加熱した。水に注ぎ、固体の炭酸水素ナトリウムを加え、酢酸エチルに抽出した。減圧下で濃縮し残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付して表題の化合物を得た(0.143g,0.347mmol)。
2−アミノ−3−フルオロピリジントリフルオロ酢酸
3−フルオロピリジン−2−カルボン酸リチウム
n−ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M,200mL)を−78℃のジエチルエーテル(1.5L)および1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(34.26g,305mmol)の混合物に窒素下で加えた。ジエチルエーテル(150mL)中の3−フルオロピリジン(29.6g,305mmol)の溶液を30分間かけて滴加した。反応物を−70℃〜68℃に加温し45分間攪拌した。乾燥した二酸化炭素ガスを混合物に約1時間バブリングした後、室温に加温した。懸濁液を濾過し、固体をジエチルエーテルで洗浄し、減圧下、40℃にて一晩乾燥させて所望の化合物(43.3g)を白色の固体として得た。
3−フルオロピリジン−2−カルボン酸リチウム(1g,6.88mmol),ジフェニルホスホリルアジド(3.72mL,17.5mmol)、および2−メチル−2−プロパノール(3.72mL)を混合した。3時間加熱還流した。冷却し減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し所望の化合物(0.714g)を白色の固体として得た。
N−[tert−ブトキシカルボニル]−2−アミノ−3−フルオロピリジン(0.714g)およびトリフルオロ酢酸(7mL)の混合物を30分間攪拌した。減圧下で濃縮し、残留物を40℃にて減圧下で乾燥して表題の化合物を白色の固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ7.80−7.75(m,2H),6.78−6.73(m,1H)。
1−メチル−3−((4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)カルボニル)イミダゾール−1−イウムヨージド
3−((4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)カルボニル)イミダゾール
ジクロロメタン(15ml)中のN−[tert−ブトキシカルボニル]ピペラジン(1.14g,6.15mmol)を、ジクロロメタン(10ml)中のN,N’−カルボニルジイミダゾール(1.0g,6.15mmol)の溶液に加え、室温で48時間攪拌した。減圧下で濃縮し、残留物を酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して表題の化合物(1.35g,78%)を白色の固体として得た
HRMS:m/z=281.1606(M++1)
ヨードメタン(1.2ml,18.5mmol)を、アセトニトリル(25ml)中の3−((4−(tert−ブトキシカルボニル)−ピペラジン−1−イル)カルボニル)イミダゾール(1.3g,4.6mmol)の溶液に加え、室温で72時間攪拌した。減圧下で濃縮し、残留物をヘキサンでリンスし、減圧下で乾燥させて表題の化合物(1.84g,93%)を白色の固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ9.53(s,1H),7.99(dd,1H),7.84(dd,1H),3.89(s,3H),3.48(m,4H),3.45(m,4H),1.40(s,9H)。
7−メチル−6−オキサ−4,5−ジヒドロ−3−アザベンゾ[cd]アズレン
無水テトラヒドロフラン(15ml)中の7−ホルミルインドール(1.0g,6.89mmol)を−78℃の1.4Mメチルリチウムinジエチルエーテル(12.2ml,17.1mmol)の溶液に滴加した。15分後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(15ml)を加えた。1:1酢酸エチル:ジエチルエーテルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して所望の化合物(1.05g,94%)を白色の固体として得た。
MS(ES):m/z=160.4(M+−1)
無水テトラヒドロフラン(100ml)中のtert−ブチルジメチルシリルクロリド(16.4g,108mmol)を、無水テトラヒドロフラン(100ml)中の1−(インドール−7−イル)エタン−1−オール(10.7g,66.4mmol)およびイミダゾール(11.8g,173mmol)に加えた。20℃で2時間攪拌した。ヘキサン(400ml)で希釈した。0.25Mの炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下で濃縮した。残留物を、10〜25%の酢酸エチルを含有するヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して所望の化合物(16g,87%)を無色の油状物として得た。
HRMS:m/z=275.1701(M+)
水素化ナトリウム(2.75g,24mmol,鉱油中35%)をN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)中の1−(tert−ブチルジ−メチルシリルオキシ)エタ−1−イル)インドール(5.5g,20mmol)に加え、15分間20℃で攪拌した。(2−ブロモエトキシ)−tert−ブチルジメチルシランを加え、20℃で4時間攪拌した。ヘキサンで希釈した。0.25Mの炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下で濃縮した。残留物を30%酢酸エチルを含むへキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し所望の化合物(8.0g,89%)を無色の油状物として得た。
MS(ES):m/z=433.36(M+)
テトラヒドロフラン(100ml)および1M塩酸(100ml)の混合物を、15℃のテトラヒドロフラン(150ml)中の1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エタ−1−イル)−7−(1−(tert−ブチルジメチル−シリルオキシ)エタ−1−イル)インドール(8.0g,17.9mmol)の攪拌した溶液に加えた。20℃で3時間攪拌した。37%アンモニア水および固体の塩化ナトリウムを加えた。層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。すべての有機相を混合し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を10〜50%の酢酸エチルを含有するヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して表題の化合物(0.65g,19%)を油状物として得た。
HRMS:m/z=188.1078(M++H)
2−アミノ−5−メトキシピリジン
2−アミノ−5−ブロモピリジン(5.0g,29mmol)を、新たに調製したメタノール(50mL)中のナトリウムメトキシド(1.3g,58mmol)の溶液に加えた後、銅粉末(1.8g,2.9mmol)を加えた。混合物を密閉チューブ中で160℃に3日間加熱攪拌した。冷却し、セライトで濾過し減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタンに溶解した後、水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、残留物をへキサン:酢酸エチル(3:1〜0:1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して表題の化合物(1.5g)を得た。
MS(ES):m/z=125(M++H)。
2−(6−エチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)アセトアミド
2−(6−ビニルイミダゾピリジン[1,2−a]ピリジン−3−イル)酢酸エチル
窒素を、再密閉可能な管内でトルエン中、2−(6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−酢酸エチル(2.0g,7.0mmol)、ビニルトリブチル錫(3.3g,11mmol)およびテトラキス(トリフェニル−ホスフィン)Pd(0)(0.25mg)の混合物に3分間バブリングした。110℃に16時間加熱および攪拌した。冷却し減圧下で濃縮した。残留物をへキサン:酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィー(1:1〜0:1)に付し、所望の化合物(0.90g,55%)を得た。
MS(ES):m/z=231(M++H)。
酢酸エチル (50 mL)中の2−(6−ビニルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)酢酸エチル(0.89 g, 3.9 mmol)および5%パラジウム担持活性炭(80 mg)の混合物を室温で1気圧にて16時間水素化した。濾液を濾過し、減圧下で濃縮して0.80gの所望の 化合物を得た。
MS(ES): m/z=233 (M++H)。
密閉管内でメタノール中7.0Nアンモニア中の2−(6−エチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)酢酸エチル(0.8g)を95℃に16時間加熱した。冷却し減圧下で濃縮した。残留物をメタノールおよびジエチルエーテルから再結晶して表題の化合物(0.25g,35%)を得た。
MS(ES):m/z=204(M++H)。
2−アミノ−5−イソプロピルピリジン
N−[ベンジル]−2−アミノ−5−イソプロピルピリジン
2−クロロ−5−イソプロピルピリジン(5g,0.032mol)、ベンジルアミン(6.8g,0.064mol)、ビフェニル2−イル−ジシクロヘキシル−ホスフィン(0.46g,1.3mmol),Pd(OAc)2(0.14g,0.64mmol)、およびナトリウムtert−ブトキシド(4.3g,0.045mol)を60mLのトルエンに溶解した。3回脱酸素化した。100℃に18時間加熱した。冷却し減圧下で濃縮した。残留物を1:1ヘキサン:酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して5.5gの所望の化合物を得た。
N−[ベンジル]−2−アミノ−5−イソプロピルピリジン(5g,0.022mol)および95%硫酸を室温で18時間攪拌した。氷に注ぎ、15%水酸化ナトリウム水溶液で塩基性にし、ジクロロメタン(3x100mL)で抽出した。集めた有機相を減圧下で濃縮して2.5gの表題化合物を得た。
5,6−ジヒドロピロロ[3,2,1−ij]キノリン−6−オン
1,2,5,6−テトラヒドロピロロ[3,2,1−ij]キノリン−6−オン
ジクロロエタン(30mL)中のトリフルオロメタンスルホン酸無水物(10.5mL,63mmol)を、激しく攪拌しながら5分間かけて、0℃のジクロロエタン(100mL)中のN,N−ジメチルアシルアミド(6.4mL,63mmol)に滴加した。ジクロロエタン(30mL)中のインドリン(5.6mL,50mmol)を5分間かけて滴加した。冷却浴を取り外し、3.5時間加熱還流した。室温に冷却した。ジエチルエーテル(600mL)で希釈した。炭酸カリウム(400mL)水溶液で洗浄し、炭酸水素ナトリウム水溶液(2X300mL)および、飽和塩化ナトリウム水溶液(300mL)で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下で濃縮した。残留物を19:1ジクロロメタン/酢酸エチルで溶出するクロマトグラフィー(パック済のシリカゲル)に付して所望の化合物(2.65g,31%)を得た。
DDQ(5.9g,26.0mmol)を、ジオキサン(40mL)中の1,2,5,6−テトラヒドロピロロ[3,2,1−ij]キノリン−6−オン(1.8g,10.4mmol)に加え、室温で3時間攪拌した。氷を用いて反応混合物を酢酸エチル(200mL)と1N水酸化ナトリウム(100mL)の間に分配した。有機相を水(100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/ヘキサン(1:1)で溶出するクロマトグラフィーに付して表題の化合物(460mg,25.8%)を淡黄色の固体として得た。
6−メチル−4,5−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−7−オンおよび7−メチル−4,5−ジヒドロ−7H−[1,4]ジアゼピノ[3,2,1−hi]インドール−6−オン
1,2,4,5−テトラヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−7−オンおよび1,2,4,5−テトラヒドロ−7H−[1,4]ジアゼピノ[3,2,1−hi]インドール−6−オン
67〜70℃で、1,2,5,6−テトラヒドロピロロ[3,2,1−ij]キノリン−6−オン(15.49g,89.43mmol)をポリリン酸(512g)に加え激しく攪拌した。アジ化ナトリウム(2.43g(37.4mmol),2.42g(37.2mmol)および2.42g(37.2mmol))を20分おきに3回に分けて加えた後、90℃に加熱し、3.5時間攪拌した。氷(511.6g)に注いだ。冷却しながら、50%水酸化ナトリウム水溶液(500mL)を40分間かけて加えた。クロロホルム(3×500mL)で抽出した。集めた有機相を水(500mL)、飽和塩化ナトリウム水溶液(500mL)で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下で濃縮した。残留物を98:2〜97:3〜96:4クロロホルム/メタノールのグラジェントで溶出するクロマトグラフィー(パック済のシリカゲル)に付し、1,2,4,5−テトラヒドロ−7H−[1,4]ジアゼピノ[3,2,1−hi]インドール−6−オン(2.95g,18%)および1,2,4,5−テトラヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−7−オン(11.51g,68%)をベージュ色の固体として得た。
水素化ナトリウム(0.78g,1.9mmol,鉱油中60%)を乾燥ジメチルホルムアミド(77mL)中の1,2,4,5−テトラヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−7−オン(3.05g,1.62mmol)に加えた。30分間室温で攪拌した後、ヨードメタン(2.0mL,3.2mmol)を加えた。134分間室温で攪拌した。酢酸エチル(1L)と水(500mL)の間に分配した。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を1:0〜9:1の酢酸エチル/メタノールのグラジェントで溶出するクロマトグラフィー(パック済のシリカゲル)に付し所望の化合物(2.42g,74%)を白色の固体として得た。
DDQ(2.29g,1.01mmol)を、15℃のジオキサン(19mL)中の6−メチル−1,2,4,5−テトラヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−7−オン(2.04g,1.01mmol)に加えた。室温で3時間51分攪拌した。氷を用いて、酢酸エチル(1000mL)と2N水酸化ナトリウム水溶液(500mL)の間に分配した。有機相を水(500mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(500mL)で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下で濃縮した。残留物を酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィー(パック済のシリカゲル)に付して6−メチル−4,5−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−7−オン(1.67g,84.7%)を白色の固体として得た。
3−([1,5]ジアゾペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール二塩酸塩
エタンチオール(1.0g,31.2mmol)を、3−(8−tert−ブトキシカルボニル−[1,5]ジアゾペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソ−ピロール(0.95g,1.86mmol)を入れたフラスコに加えた。ジオキサン(10ml,40mmol)中の4NHClをこのフラスコに加え、12時間攪拌した。得られた固体を濾過し、適当な溶媒(適当な溶媒は酢酸エチル、ジエチルエーテル、およびジオキサンを含む)で洗浄した。固体を45℃にて高真空下で乾燥して標題の化合物を明橙色の固体として得た(0.83g,92%)。
MS(ES):m/z=412.2(M++1)
3−(5,6−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2,1−ij]キナゾリン−1−イル)−4−(イソキノリン−5−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−インドール
トリフルオロ酢酸(250μL)を、ジクロロメタン(5mL)中の3−(5−(tert−ブトキシカルボニル)−5,6−ジヒドロ−1H−ピロロ−[3,2,1−ij]キナゾリン−1−イル)−4−(イソキノリン−5−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−インドール(0.400g,0.830mmol)に加え、反応混合物を室温4時間攪拌した。反応物を300mLジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(200mL)で慎重にクエンチした。相を分離し、有機相を水(1×75mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(1×75mL)で順次に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して表題の化合物を得た。
MS(ES):m/z=383.1(M++1)
3−(5,6−ジヒドロキシ−[1,5]ジアザペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール
(5,6−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソランイル)−8−(tert−ブトキシ−カルボニル)−[1,5]ジアザペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)オキソ酢酸メチルおよび2−(ベンゾフラ−7−イル)アセトアミドを出発物質として、3−(5,6−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソランyl)−8−(tert−ブトキシ−カルボニル)−[1,5]ジアザペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロールを本質的に製造例120に記載の通り製造した。この物質を実施例117に記載のとおりトリフルオロ酢酸で処理して表題の化合物を得た。
MS(ES):m/z=444(M++H)
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(インドール−7−イル)−2,5−ジオキソピロール
塩化アルミニウム(0.014g,0.1mmol)を、塩化メチレン(25ml)中の3−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(インドール−7−イル)−2,5−ジオキソピロール(0.05,0.1mmol)を入れたフラスコに加えた。反応物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルに抽出し、集めた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。酢酸エチル〜10%メタノール:酢酸エチルのグラジェントを用いるフラッシュシリカクロマトグラフィーに付し、表題化合物を橙色の固体として得た(10mg,26%)
MS(ES):m/z=383.0(M++1)
3−(6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−6H−[1,4]ジアゾシノ[7,8,1−hi]−インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−6H−[1,4]ジアゾシノ[7,8,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール(140mg,0.35mmol)、パラホルムアルデヒド(264mg,8.8mmol),酢酸カリウム(104mg,1.0mmol),水素化シアノホウ素ナトリウム(220mg,3.5mmol)、および氷酢酸(1.5mL)を2−メトキシエタノール(13.5mL)に加えた。窒素下でゆっくりと攪拌し加熱還流した。30分後、1:1ジエチルエーテル:酢酸エチルで希釈した。0.5M炭酸水素ナトリウム水溶液および蒸留水で順次に洗浄し、有機相をVarian(登録商標)BondElut(商標)SCXカラムに通した。カラムを無水メタノールでリンスした。メタノール中の2Mアンモニアで溶出し、減圧下で濃縮し、濾過し、固体を冷メタノールでリンスし、減圧下で乾燥させて表題の化合物橙色の固体として得た(115mg,79%)。
HRMS:412.1663(M+H)。
3−(5−メチル−5,6−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2,1−ij]キナゾリン−1−イル)−4−(イソキノリン−5−イル)−2,5−ジオキソピロール
無水ジメチルホルムアミド(1.5mL)中の3−(5,6−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2,1−ij]キナゾリン−1−イル)−4−(イソキノリン−5−イル)−2,5−ジオキソピロール(0.300g,0.7853mmol)の溶液を2mLの氷酢酸中のホルマリン(37%溶液in水,0.750ml)に加え、65℃で2時間攪拌した。氷水に注ぎ、5.0M水酸化ナトリウムで中和した。200mL酢酸エチルで抽出し、水(1×75mL)、および飽和塩化ナトリウム水溶液(1×75mL)で順次に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を150mlの2.0Mアンモニアのメタノール溶液に溶解し、室温で2時間攪拌し、濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製して標題の化合物を橙色の固体として得た。
MS(ES):m/z=395.2(M++1)
3−(6−ホルミル−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール(312mg,0.74mmol)およびギ酸ナトリウム(130mg,1.91mmol)をホルムアミド(12mL)に加え、窒素下で140℃に30分間攪拌した。酢酸エチルジエチルエーテル(1:1)で希釈し、0.25M塩酸水溶液、0.5M炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をメタノールから再結晶し、減圧下で乾燥させて表題の化合物を橙色の固体として得た(285mg,93%)。
HRMS:412.1324(M+1)
3−(6−(フェノキシカルボニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール
0.12mL(0.88mMol)トリエチルアミンを含む5mLメタノール中の0.17gm(0.44mMol)の3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロールの溶液を冷却した。0.10gm(0.66mMol)のフェニルクロロホルメートを加えた。反応混合物を3時間攪拌した。反応物を水でクエンチし酢酸エチルで抽出した。有機相を50%〜0%酢酸メチルを含むヘキサンのグラジェントで溶出するフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーに付した。所望の生成物を含む画分を集めた。減圧下で濃縮して0.096gmの表題化合物を得た。
MS(ES):m/z=504.2(M++1)
3−(6−グリシル−[1,7]ジアゾペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロールトリフルオロ酢酸
3−([1,7]ジアゾペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール(90mg,0.22mmol),N−[tert−ブトキシカルボニル]グリシン(40mg,0.22mmol),4−N,N−ジメチルアミノピリジン(10mg),トリエチルアミン(0.091ml,0.66mmol)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(63mg,0.33mmol)をジクロロメタン(5ml)中で混合し、室温で一晩攪拌した。反応混合物10gのSCX(商標)Varianカラムに直接加え、メタノールおよび2.0Mのアンモニアのメタノール溶液で順次に洗浄した。画分を集め、減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタン(5ml)中でスラリー化し、トリフルオロ酢酸(1ml)を加え、1時間攪拌した。減圧下で濃縮し、残留物をジエチルエーテルで処理し、懸濁液を濾過して表題の化合物を黄色の固体として得た。
HRMS:469.1891.
R−3−(6−((1−メチルピロリジン−1−イル)カルボニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール二塩酸塩(175mg,0.38mmol)、N−[メチル]−L−プロリン(242mg,1.92mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(259mg,1.92mmol),N,N−ジイソプロピルエチルアミン(496mg,3.84mmol)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチル−カルボジイミド塩酸塩(386mg,1.92mmol)をジメチルホルムアミド(7ml)中で混合し、室温で3時間攪拌した。反応物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(110ml)に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した(3×100ml)。有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下で濃縮した。残留物を2〜15%メタノールを含有するジクロロメンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して表題の化合物を得た。
MS(ES):m/z=495(M++1)
3−(6−((2−(モルホリン−4−イル)エタ−1−イル)オキシ)カルボニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
4−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン(79mg,0.60mmol),ジヒドロキシスクシンイミジル炭酸塩(228mg,0.90mmol)およびトリエチルアミン(182mg,1.80mmol)をアセトニトリル(4ml)中で混合し室温にて窒素下で40分間攪拌した。トリエチルアミン(1ml)および3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール(274mg,0.60mmol)を加え、30分間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(110ml)に注ぎ、ジクロロメタンで抽出し(3×100ml)。有機相を集め、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し(250ml),硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を1〜10メタノールを含有するジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し、て表題の化合物を得た。
MS(ES):m/z=541(M++1)
3−(6−((ピペラジン−1−イル)カルボニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
1−メチル−3−((4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)カルボニル)イミダゾール−1−イウムヨージド(0.925g,0.218mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド中の3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]−ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール二塩酸塩(0.50g,1.09mmol)およびトリエチルアミン(0.66g,6.58mmol)に加えた。20℃6時間で攪拌した。メタノール(50ml)中の2Mアンモニアを加え、減圧下で濃縮した。残留物を酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して橙色の固体を得た。酢酸エチル(20ml)中で固体を溶解し、エタンチオール(0.5ml)次いで、p−ジオキサン(20ml)中の4M水素クロリドを加えた。20℃に1時間攪拌した。減圧下で濃縮し、残留物を0.03%塩酸中の5〜65%アセトニトリルで溶出する調製用逆相高速液体クロマトグラフィー(Kromasil KR100−10C18−250P2)に付して表題の化合物を橙色の固体として得た。
HRMS:m/z=496.2097(M++H)
3−(6−(アミノスルホニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩(300mg,0.714mmol)およびスルファミド(1.0g,10.4mmol)をピリジン(20mL)に加えた。20分間還流し窒素下で攪拌し、減圧下で濃縮した。残留物を酢酸エチルで希釈し、0.25Mの塩酸および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次に洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を酢酸エチルから沈殿させて表題化合物橙色の固体として得た(125mg,37%)。
MS(ES):m/z=463.1(M+1)。
3−(6−((1−メチルイミダゾール−4−イル)スルホニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]−ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール二塩酸塩(300mg,0.714mmol)、トリエチルアミン(263mg,2.63mmol)および(1−メチルイミダゾール−4−イル)スルホニルクロリドをメタノール(15mL)中で混合した。密閉容器中で室温にて2時間攪拌した。反応混合物を濾過し、回収した固体をメタノールで洗浄し、減圧下で乾燥させて表題の化合物(242mg,70%)を橙色の固体として得た。
MS(ES):m/z=528(M+1)。
3−(6−(N,N−[ジメチル]アミノ)スルホニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
ジメチルアミノスルホニルクロリド(0.181g,1.26mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(5ml)およびジクロロメタン(10ml)中の3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール二塩酸塩(0.577g,1.26mmol)およびトリエチルアミン(0.8ml)に加えた。20℃で18時間攪拌した。減圧下で濃縮し、残留物を、0.03%塩酸中の5〜70%アセトニトリルで溶出する調製用高速液体クロマトグラフィー(KromasilKR100−10C18−250P2)次いで、メタノール中の2Mアンモニアで溶出するVarian(登録商標)BondElut(商標)SCXカラムクロマトグラフィーに付して表題の化合物(370mg,59%)を橙色の固体として得た。
HRMS:m/z=491.1502(M++H)
3−(6−(N−[メチル]アミノカルボニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−6H−[1,4]ジアゾシノ[7,8,1−hi]インドール−1−イル)−4−(フロ[3,2−c]ピリジン−7−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩
1,3−ジメチル尿素(3g)を3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−6H−[1,4]ジアゾシノ[7,8,1−hi]インドール−1−イル)−4−(フロ[3,2−c]ピリジン−7−イル)−2,5−ジオキソピロール二塩酸塩(50mg,0.1mmol)に加え、140℃で20分間加熱した。加熱留去して水(10mL)および1NHCl(2mL)で希釈した。残留物を調製用高速液体クロマトグラフィーに付し、画分を凍結乾燥して表題の化合物を橙色の固体として得た(31mg,63%)。
MS(ES):m/z=455.48(M++1)
3−(6−(2−(メトキシ)エトキシカルボニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−6H−[1,4]ジアゾシノ[7,8,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−6H−[1,4]ジアゾシノ[7,8,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール(150mgs,0.38mmol)およびトリエチルアミン(250mgs,2.4mmol)を無水メタノール(20mL)中に加えた。テトラヒドロフラン(5mL)中の2−ブロモエチルクロロホルメート(141mgs,0.75mmol)の溶液をゆっくりと滴加した後、20℃で1時間攪拌した。モルホリン(2mL,22.9mmol)を加え、窒素下で2時間還流し、減圧下で濃縮した。生成物を調製用高速液体クロマトグラフィーにより精製した後、メタノール中のアンモニアで溶出するVarian(登録商標)BondElut(商標)SCXカラムクロマトグラフィーに付して115mg(55%)の表題化合物を橙色の固体として得た。
HRMS:m/z=555.2245(M+H)
3−(6−(2−(モルホリン−4−イル)アセチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−6H−[1,4]ジアゾシノ[7,8,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩
ブロモアセチルクロリド(0.185gm,1.17mMol)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−6H−[1,4]ジアゾシノ[7,8,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール(0.15gm,0.38mMol)およびトリエチルアミン(0.23gm,2.27mMol)の無水メタノール(25mL)溶液にゆっくりと加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌した後、モルホリン(2mL,22.9mMol)を加えた。2時間加熱還流し、減圧下で濃縮し、メタノール中のアンモニアで溶出するVarian(登録商標)BondElut(商標)SCXクロマトグラフィーに付して.所望の化合物を1Mの塩酸に溶解し、調製用HPLCに付して表題の化合物を橙色の固体として得た(0.13gm,61%)。
HRMS:525.2113(M+H)
3−(8−(シアノメチル)−[1,5]ジアゾペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
ブロモアセトニトリル(0.1g,0.96mmol)を、メタノール(15mL)およびトリエチルアミン(0.49g,4.8mmol)中の3−([1,5]ジアゾペツヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール二塩酸塩(0.2g,0.48mol)の溶液に加えた。60℃で一晩攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルに抽出し、減圧下で濃縮した。アセトニトリルおよび水で溶出する調製用高速液体クロマトグラフィーにより精製し、純粋な画分を凍結乾燥して表題の化合物を赤色の固体として得た(0.050g,23%)。
MS(ES):m/z=451.2(M++1)
3−(6−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]−ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール二塩酸塩(300mg,0.714mmol)、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルトリフルオロ酢酸(462mg,1.64mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(508mg,3.94mmol)を混合した。密閉容器中85℃で16時間で加熱した。ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。水相をジクロロメタンで抽出した。有機相を集め、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。0〜10%メタノールを含有するジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して表題の化合物(96mg,28%)を橙色の固体として得た。
MS(ES):m/z=516(M+1)。
3−([1,5]ジアゾペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)−4−(5−ヒドロキシベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩
ピリジン塩酸塩(5.4g,46.7mmol)および3−(8−(tert−ブトキシカルボニル)−[1,5]ジアゾペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)−4−(5−メトキシベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール(325mg,0.60mmol)を混合した。混合物を窒素下、190〜200℃にて40分間加熱および攪拌した。25℃に冷却し、蒸留水に滴加し、3M炭酸水素ナトリウム水溶液を用いてpH7.0に調整した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を集め、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。0.01%塩酸を含有するアセトニトリルで溶出する調製用高速液体カラムクロマトグラフィーに付し、表題化合物橙色の固体として得た(185mg,66%)。
HRMS:428.1610(M+H)
3−(5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−1−イル)−4−(4−(3−(ジエチルアミノ)プロポキシ)ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−1−イル)−4−(4−(3−(ブロモ)プロポキシ)ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1−ij]−キノリン−1−イル)−4−(4−(3−(ヒドロキシ)プロポキシ)ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール(0.1g,0.232mmol)を10mLジクロロメタンに溶解した。四臭化炭素(0.077g)およびトリフェニルホスフィン(0.061g)を加えた。10分間攪拌し、両試薬をさらに1当量加えた。10分間攪拌した後、ジクロロメタンで希釈し、水、次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥した後、濾過し、減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の2%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し所望の化合物(0.116g)を得た。
MS(ES):m/z=506.2(M+1)
3−(5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1−ij]−キノリン−1−イル)−4−(4−(3−(ブロモ)プロポキシ)ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール(0.058g,0.118mmol)を1.5mL1−メチル−2−ピロリドンに溶解し、ジエチルアミン(テトラヒドロフラン中2M,0.3mL)を加え、60℃に16時間加熱した。酢酸エチルと水の間に分配し、有機層を濃縮した。残留物を少量のメタノールに溶解し、SCX(商標)Varianカラム(5%酢酸:メタノール溶液で調製)に加えた。カラムをメタノールおよび酢酸エチルで洗浄し、メタノール中の2Mアンモニアで溶出して表題の化合物を得た。
MS(ES):498.2(M+1)
3−(6−(2−(モルホリン−4−イル)アセチル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩
ブロモアセチルクロリド(0.084g,0.54mmol)を、メタノール(15ml)中の3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩(0.15g,0.36mmol)およびトリエチルアミン(0.18g,1.78mmol)の混合物に加えた。3時間攪拌し、モルホリン(1ml)を加え、50℃に1時間加熱した。酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付した。ジエチルエーテル中の2MHClを反応混合物に加え、減圧下で濃縮して標題の化合物を黄色の固体として得た(100mg,51%)。
MS(ES):m/z=545.2(M-−1)
ジフェニルシアノカルボニミデート(0.26g,1.09mmol)をイソプロパノール(20ml)中の3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)ピロール−2,5−ジオン二塩酸塩およびトリエチルアミン(0.28g,2.79mmol)の溶液に加えた。30分間還流して[1−(4−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−6−イル]−[フェノキシ]メチレン−シアナミドを得た。モルホリン(0.142g,1.64mmol)を加え、6時間還流した。室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈した。酢酸エチルで抽出し、集めた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、減圧下で濃縮した。残留物を調製用逆相高速液体クロマトグラフィーに付して表題の化合物を橙色の固体として得た。
MS(ES):m/z=528.1(M++1)。
{tert−ブトキシカルボニルイミノ−[7−(4−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−2,5−ジオキソピロール−3−イル)−6,7−ジヒドロ−1H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル]メチル}カルバミン酸tert−ブチルエステル
(tert−ブトキシカルボニルイミノピラゾール−1−イルメチル)カルバミン酸tert−ブチルエステル(0.25g,0.81mmol)を、乾燥ジメチルホルムアミド(6.7mL)中の3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−6−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール(0.26g,0.67mmol)に加え、室温で3日間攪拌した。酢酸エチル(500mL)と水(250mL)の間に分配した。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液(250mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を9:1CH2Cl2/MeOHで溶出する調製用高速液体クロマトグラフィー(パック済のシリカゲル)に付して所望の化合物を粘稠な赤色の油状物として得た。
5.86%HCl/ジオキサン(50mL)を、1,4−ジオキサン(10mL)中の{tert−ブトキシカルボニルイミノ−[7−(4−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−2,5−ジオキソピロール−3−イル)−6,7−ジヒドロ−1H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル]メチル}カルバミン酸tert−ブチルエステル(0.26g,0.42mmol)に加え、室温で一晩攪拌した。減圧下で濃縮した。ジエチルエーテルを加え、減圧下で濃縮した。ジエチルエーテル(25mL)を加え1時間攪拌した。スラリーを濾過し濾過ケーキをジエチルエーテル(25mL)で洗浄して表題の化合物(0.16g,73%)を橙赤色の固体として得た。
HRMS:m/z=426.1712(M++1)。
メチルアセチミデート塩酸塩(0.072g,0.66mol)および炭酸カリウム(0.18g,1.3mmol)を、氷浴中冷却した乾燥ジメチルホルムアミド(6.6mL)中の3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−6−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール(0.25g,0.66mmol)に加えた。0℃にて25分間攪拌した後、室温で3日間攪拌した。メチルアセチミデート塩酸塩(0.072g,0.66mmol)および炭酸カリウム(0.18g,1.3mmol)を加えた。50℃に一晩加熱した。室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物をMeOH〜2MNH3/MeOHグラジェントで溶出するクロマトグラフィー(Varian Mega Bond ElutSCXカラム)に付した。逆相HPLCによりHCl塩を製造して表題の化合物(0.042g,14%)を得た。
HRMS:m/z=425.1722(M++1)。
水素化ナトリウム(137.7mg,3.44mmol,鉱油中60%分散)をジメチルホルムアミド中の1,3−ビス−(tert−ブトキシカルボニル)−2−チオプソイドウレア(1.0g,3.44mmoll)に加え、1時間攪拌した。ヨードメタン(0.235mL,3.78mmol)を加え、室温で18時間攪拌した。氷に注ぎ、酢酸エチル(200mL)と飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)の間に分配した。硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下で濃縮した。残留物をヘキサン/酢酸エチル(8:2)で溶出するクロマトグラフィーに付し1.0gの黄色の油状物を得た。3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−6−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール(300mg,0.78mmol)をジメチルホルムアミド(8.0mL)中で、この黄色の油状物(238mg,0.78mmol)加え4日間室温で攪拌した。100℃に加熱し、2時間攪拌し、冷却し、酢酸エチル(100mL)と水(100mL)の間に分配した。硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタンで溶出する/メタノール(9:1)クロマトグラフィーに付して130mg(26%)のBOC保護された中間体を淡橙色の固体として得た。無水物4MのHCl/ジオキサン(20mL)をp−ジオキサン(20mL)中のこのBOC保護された中間体(120mg,0.187mmol)に加え、室温で18時間攪拌した。ジエチルエーテル(50mL)を加え、濾過して表題の化合物(95mg,99%)を橙色の固体として得た。
MS(ES):m/z=513.8(M++1)。
3−(6−(5−アミノ−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)ピロール−2,5−ジオン
ヒドラジン水和物をメタノール(15ml)中の[1−(4−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−6−イル]−[フェノキシ]メチレン−シアナミドおよびトリエチルアミン(0.28g,2.79mmol)の溶液に加えた。20分間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、4:1酢酸エチル:n−ブタノール(4×50ml)で抽出した。集めた有機相を減圧下で濃縮し残留物を調製用逆相クロマトグラフィーに付して表題の化合物(0.075g)を栗色の固体として得た。
MS(ES):m/z=466.1(M++1)。
3−(6−(ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)ピロール−2,5−ジオン
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)ピロール−2,5−ジオン二塩酸塩(0.10g,0.22mmol),トリエチルアミン(0.1ml,0.73mmol)、および2−フルオロピリジン(1ml,10.29mmol)混合物を超音波反応器中で160℃に5分間300ワットで加熱した。酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、および減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付して表題の化合物(0.025g,24%)赤色の固体として得た。
MS(ES):m/z=461.2(M++1)。
3−(6−(ピリミジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)ピロール−2,5−ジオン
2−クロロピリミジン(0.24g,2.07mmol)をn−ブタノール(50ml)中の3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)ピロール−2,5−ジオン二塩酸塩(0.90g,1.97mmol)およびトリエチルアミン(1.0ml)の溶液に加えた。30時間還流し、溶媒を蒸留して約15〜20mlにした。得られた懸濁液を濾過し固体を大量のメタノールで洗浄して標題の化合物を得た。(0.58g,1.26mmol)。
MS(ES):m/z=462.2(M++1)。
3−(7−メチル−6−オキサ−4,5−ジヒドロ−3−アザベンゾ[cd]アズレン−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロールの分割
ラセミ体の3−(7−メチル−6−オキサ−4,5−ジヒドロ−3−アザベンゾ[cd]アズレン−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロールをChiral Pak(登録商標)AD,8cm×30cmカラムを用いてキラルクロマトグラフィー(3Aエタノールで溶出、流速350ml/分間)に付した。
最初の溶出する異性体は(+)−3−(7−メチル−6−オキサ−4,5−ジヒドロ−3−アザベンゾ[cd]アズレン−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロールである。
[α]589(DMSO,c=10mg/ml)=+34.8°
HRMS:m/z=399.1466(M+H)
次に溶出する異性体は(−)−3−(7−メチル−6−オキサ−4,5−ジヒドロ−3−アザベンゾ[cd]アズレン−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロールである。
[α]589(DMSO,c=10mg/ml)=−28.1o
HRMS:m/z=399.1437(M+H)
(+)−および(−)−3−(5−ヒドロキシ−[1,5]ジアザペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール
5−ヒドロキシ−8−(tert−ブトキシカルボニル)−[1,5]ジアザペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール
5,6−デヒドロ−8−(tert−ブトキシカルボニル)−[1,5]ジアザペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール(5.7g,19mmol)を−78℃のテトラヒドロフラン(100mL)に溶解した。BH3THF(1.0M,200mL)を加えた。混合物を攪拌し、室温に加温した。1.5時間後、0℃にて水を滴加してクエンチした。過酸化水素(2.2mL,30%)および0.1N水酸化ナトリウム(2.2mL)水溶液を加えた。16時間攪拌した。酢酸エチルで希釈した(100mL)。有機層を硫酸水素ナトリウムで洗浄し、ゲルフラッシュシリカクロマトグラフィー(へキサン/EtOAc;3:1〜0:1)に付し所望の化合物(3.5g)を固体として得た。
N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中、5−ヒドロキシ−8−(tert−ブトキシカルボニル)−[1,5]ジアザペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール(3.5g,11mmol),tert−ブチルジメチルシリルクロリド(3.3g,22mmol)、およびイミダゾール(1.9g,28mmol)を室温で2時間攪拌した。酢酸エチル(100mL)で希釈した。水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し所望の化合物(4.9g)を得た。
5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−8−(tert−ブトキシカルボニル)−[1,5]ジアザペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドールを出発物質として、所望の化合物を本質的に製造例22に記載したように製造した(1.3g)。
MS(ES):m/z=518(M++H)。
メチル2−(5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−8−(tert−ブトキシカルボニル)−[1,5]ジアザペルヒドロオニノ−[8,9,1−hi]インドール−1−イル)オキソ酢酸および2−(ベンジフラ−7−イル)アセトアミドを出発物質として、本質的に製造例120に記載の通りに所望の化合物を製造した:
3−(2−(5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−8−(tert−ブトキシカルボニル)−[1,5]ジアザペツヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール(180mg)
MS(ES):m/z=642(M++H);および
3−(2−(5−(ヒドロキシ)−8−(tert−ブトキシカルボニル)−[1,5]ジアザペルヒドロオニノ−[8,9,1−hi]−インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール(280mg)
MS(ES):m/z=528(M++H)。
3−(2−(5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−8−(tert−ブトキシカルボニル)−[1,5]ジアザペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール(180mg,0.28mmol)およびトリフルオロ酢酸(3mL)をジクロロメタン(3mL)中、室温で1時間攪拌した。減圧下で濃縮し、残留物をキラルクロマトグラフィー(ChiralpakADカラム、60%エタノール/40%ヘプタン/0.2%ジメチルエチルアミンで溶出)に付して表題の化合物異性体を得た。
MS(ES):m/z=428(M++H)。
3−(5−オキソ−[1,5]ジアザペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール
Dess−Martinペルヨージナン(110mg,0.25mmol)をジクロロメタン(10mL)中の3−(2−(5−(ヒドロキシ)−8−(tert−ブトキシカルボニル)−[1,5]ジアザペルヒドロオニノ−[8,9,1−hi]−インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール(90mg,0.2mmol)に加え2時間室温で攪拌した。0.1N水酸化ナトリウムで洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、へキサン/EtOAc(1:1〜0:1)で溶出して3−(2−(5−オキソ−8−(tert−ブトキシカルボニル)−[1,5]ジアザペルヒドロオニノ[8,9,1−hi]−インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール(70mg,80%)を得た。ジクロロメタン(2mL)中、室温で1時間トリフルオロ酢酸(2mL)で処理して表題の化合物を得た。
MS(ES):m/z=426(M++H)。
3−(6−((メトキシ)チオカルボニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]−ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール(0.2g,0.44mmol)、1,1−チオカルボニルジイミダゾール(95mg,0.48mmol)、およびトリエチルアミン(0.2mL)をメタノール(10mL)中、室温で2時間攪拌した。酢酸エチルで希釈し水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下で濃縮した。残留物をへキサン/EtOAc(1:1〜0:1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して表題の化合物を得た。
MS(ES):m/z=458(M++H)。
3−(6−((モルホリン−4−イル)チオカルボニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
1,1−チオカルボニルジイミダゾール(100mg,0.50mmol)をモルホリン(50mg,0.56mmol)とともに、テトラヒドロフラン中室温で10分間攪拌した。メタノール(10mL)中の3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]−ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール(0.10g,0.22mmol)およびトリエチルアミンを加えた。80℃で4時間加熱および攪拌した。冷却し、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下で濃縮した。残留物をへキサン/EtOAc(1:1〜0:1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して表題の化合物(40mg)を得た。
MS(ES):m/z=513(M++H)。
3−(6−(ピリジン−4−イル)−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール
4−クロロピリジン塩酸塩(0.036g,0.24mmol)およびトリエチルアミン(0.049g,0.48mmol)を2mLジメチルホルムアミド中の3−(6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(ベンゾフラ−7−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩(0.05g,0.12mmol)に加えた。100℃にて60時間加熱した。室温に冷却し、水で希釈し(30mL)、酢酸エチルで抽出した(3×15mL)。有機相を集め、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を5%メタノールおよび2Nアンモニアを含有するジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して表題の化合物(10mg)を得た。
MS(ES):m/z=461(M++H)。
3−(7−オキソ−6−メチル−6,7−ジヒドロ−6H−[1,4]ジアゼピノ−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩
表題の化合物は本質的に実施例1に記載のように製造することができる。
HRMS:m/z=412.1421(M++1)
3−(6−(3−(シクロペンチル)プロパン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩を出発物質として、表題化合物を本質的に実施例239に記載したとおりに製造した。
MS(ES):m/z=494.1(M++1)
3−(6−(2−(モルホリン−4−イル)アセチル)−6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩を出発物質として、表題化合物を本質的に実施例522に記載したとおりに製造した。
MS(ES):m/z=511(M++1)
3−(6−(2−(チオモルホリン−4−イル)アセチル)−6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩を出発物質として、表題化合物を本質的に実施例522に記載したとおりに製造した。
MS(ES):m/z=527(M++1)
3−(6−((2,3,4,5−テトラヒドロチアゾール−4−イル)カルボニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール二塩酸塩
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩を出発物質として、表題化合物を本質的に実施例64に記載したとおりに製造した。
MS(ES):m/z=499(M++1)
3−(6−(3,3,3−トリフルオロプロパン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩を出発物質として、表題化合物を本質的に実施例157に記載したとおりに製造した。
MS(ES):m/z=480(M++1)
3−(6−(3,3,3−トリフルオロプロパン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩を出発物質として、表題化合物を本質的に実施例157に記載したとおりに製造した。
MS(ES):m/z=494(M++1)
3−(6−((1−メチルイミダゾール−5−イル)メチル)−6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩を出発物質として、表題化合物を本質的に実施例157に記載したとおりに製造した。
MS(ES):m/z=478(M++1)
3−(6−(2−(ピペリジン−1−イル)エタ−1−イル)−6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩を出発物質として、表題化合物を本質的に実施例524に記載したとおりに製造した。
MS(ES):m/z=495(M++1)
3−(6−(((2−(ピペリジン−1−イル)エタ−1−イル)oxy)カルボニル)−6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール
3−(6,7−ジヒドロ−6H−[6,7,1−hi]インドール−1−イル)−4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2,5−ジオキソピロール塩酸塩を出発物質として、表題化合物を本質的に実施例494に記載したとおりに製造した。
MS(ES):m/z=539(M++1)
GSK−3β酵素の活性を阻害する本発明の化合物の能力を標準的なプロトコル(Fiolら,A Secondary Phosphorylation of CREB341 at Ser129 Is Required for the cAMP-Mediated Control of Gene Expression:A Role for Glycogen Synthase Kinase-3 in the Control of Gene Expression,J.Biol.Chem.,269,32187~32193(1994)参照)にしたがって測定する。簡潔には、この反応
KRREILSRRP(pS)YR + AT33P →KRREIL(33pS)RRP(pS)YR [測定された] + ADP
の触媒は、GSK−3βにより次からなる反応混合物中にて測定される:50mM MOPS(4−モルホリンプロパンスルホン酸)pH7.0;50μM ホスホCREBペプチド;50μM ATP;0.5μCi ATP[γ−33P];12.5mM 塩化マグネシウム;0.03%Triton−X;4%DMSO;および1nM 組換えヒトGSK−3β。反応を、酵素の添加により開始する。最終反応容積は100μLである。反応は室温にて60分間進行させ、10%リン酸75μLを加えることにより停止する。反応中に形成されるKRREIL(33pS)RRP(pS)YRを捕らえるため、および未反応AT33Pを除去するために、160μLの反応停止混合物を、予め湿らせた(0.75%リン酸)ホスホセルロース精密ろ過(microfiltration)プレート[Millipore Cat.#MAPH NOB 50]に移し、90分後プレート上にてインキュベートし、反応停止混合物をTitertek Map抽出器を用いたフィルターに通す。トラップされたKRREIL(33pS)RRP(pS)YRを含んだフィルターを0.75%リン酸220μLで洗浄する。フィルタープレートをブロットし、暗渠から小滴を除去する。暗渠をフィルターから除去し、フィルターをきれいなプレートライナー(Wallac,Inc.)に置く。各ウェルにMicroscint20(Packard)100μLを加える。
この試験は、細胞中にインスリンが存在しないときおよび存在するときの両方においてグリコーゲンの産生量の増加を測定する。この試験は標準的なプロトコルによりなされる((Berger, J. and Hayes, N.S., Anal. Biochem., 261, 159-163 (1998)参照)。
グルコース低下アッセイは、試験化合物のインスリンに関する血糖およびトリグリセリドへの効果を測定するin vivoの試験である(Eldar-Finklemanら,Expression and Characterization of Glycogen Synthase Kinase-3 Mutants and Their Effect on Glycogen Synthase Activity in Intact Cells, Proc. Nat. Acad. Sci., 93, 10228-10233(1996)参照)。
エクスビボ脳アッセイは、標準的なプロトコル(Wangら, Anal. Biochem., 220, 397-402(1994))にしたがって、試験化合物の脳皮質組織におけるGSK−3βキナーゼ活性を評価する。
β−カテニン保護アッセイは、基底β−カテニンに対する倍数誘発(fold induction)を測定し、標準的なプロトコル(Hedgepeth, C.M., Dev. Biol., 185, 82-91 (1997); Chen, G., et al., J. Neurochem., 72, 1327-1330 (1999); Hong, M., et al., J. Biol. Chem., 272, 25326-25332 (1997)に従って行う。
ビークルまたはビークル中の試験化合物(精製水中、1%カルボキシメチルセルロースナトリウム、0.25%ポリソルベート80、および0.05% Dow Corning Antifoam 1510−US)を、4日間にわたり毎日、雌性のFischer 344ラット(各投与群3匹)に経口(強制)投与する。ラットを解剖して切片をホルマリン固定し、パラフィン包埋した骨を顕微鏡で試験して骨芽細胞の増殖と類骨の形成を評価する。
「−」=この投与量で観察されなかった類骨の産生を伴う骨芽細胞の肥厚および増殖
「試験せず」=この投与量では試験しなかった化合物
6月齢処女スプラーグ−ドーリー(Sprague-Dawley)ラットを12時間明周期、12時間暗周期、22℃にて食餌(0.5%カルシウムおよび0.4%リン酸塩を含むTD89222,Teklad, Madison, WI)および水を自由に与えて維持する。両側の、または偽手術の卵巣切除をラットに行い、1ヶ月間骨を失わせた。ラットが7月齢のとき、偽手術および卵巣切除(Ovx)対照(7匹の動物/群)に、ビヒクル(1%カルボキシメチルセルロース/0.25%Tween80)を経口投与し、第二群の7匹のOvx動物にビヒクル中の試験化合物を経口投与する。投与は2ヶ月間1日1回行う。2ヶ月の最後に、ラットを二酸化炭素麻酔を用いて安楽死させ、大腿骨を残して、椎骨を除去し、軟組織をきれいにし、50%エタノール/生理食塩水中に保存する。骨を先に記載のように(Bone 17:157S-162S (1995); Sato M., Kim J., Short L.L., Slemenda C.W, Bryant H.U., Longitudinal and cross-sectional analysis of raloxifene effects on tibiae from ovariectomized aged rats. J Pharmacol Exp Ther 272:1252-1259 (1995))、QCTにより分析する。
Claims (10)
- 式I:
R1は、水素、ハロ、またはC1−C4アルキルであり;
mは、0、1、2、3、または4であり;
Rは、−(CH2)n−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、−CH2−Q1−CH2−、または−CH(OH)−CH(OH)−CH2−であり;
Q1は、CH(OH)またはカルボニルであり;
nは、0、1、2、3、または4であり;
W−X−Yは、−CH2−CH2−CH2−、−CH(R3’)−N(R2)−CH(R3)−、−N(R4)−C(O)−CH2−、−C(O)−Q2−CH2−、−CH(R3’)−O−CH2−、または−CH(R3’)−N(R4)−C(O)−であり;
Q2は−N(R4)−または−CH2−であり;
R2は水素、−(C1−C4アルキレン)−R5、C5−C7シクロアルキル、テトラヒドロピラン−4−イル、ピリジニル、ピリミジニル、アミノで置換されていることもあるトリアゾリル、ベンゾチアゾール−2−イル、−C(S)−(モルホリン−4−イルまたはC1−C4アルコキシ)、−C(NR16)R17、−C(O)R6、−CO2R7、−CO(NR8R9)、−SO2(NR8R9)、−SO2(C1−C4アルキル)、またはアミノ酸残基であり;
R3およびR3’は、水素およびC1−C4アルキルからなる群から独立に選択され、但し、R3およびR3’の1つのみがC1−C4アルキルであってよく;
R4は水素またはC1−C4アルキルであり;
R5は水素、ペンタハロエチルまたはトリハロメチル、シアノ、ヒドロキシ、C1−C4アルコキシで置換されていることもあるC1−C4アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ハロおよびC1−C4アルコキシからなる群から独立に選択される3個までの置換基で置換されていることもあるフェニル、ピリジニル、場合により窒素原子がC3−C6シクロアルキルで置換されたイミダゾリル、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、−CO2H、−CO(C1−C4アルコキシ)、−CO(NR8R9)、−NR8R9または−(モルホリン−4−イル)カルボニルであり;
R6は、水素、3個までのハロ置換基で置換されていることもあるC1−C10アルキル、1−アミノ−2−メトキシエタ−1−イル、C3−C6シクロアルキル、C1−C4アルキル、トリフルオロメチル、カルボキシル、または(C1−C4アルコキシ)カルボニルで置換されていることもあるピリジニル、ピリジニル−N−オキシド、ピラジニル、ピリミジニル、イミダゾリル、2までのC1−C4アルキル基で置換されていることもあるモルホリン−4−イル、[1,4]オキサゼピン−4−イル、アゼチジン−4−イル、テトラヒドロピラン−4−イル、3−メチル−6,7−ジヒドロピロロ[1,2−a]イミダゾール−6−イル、場合により4位でフェニルまたはC1−C4アルキルにより置換されたピペラジン−4−イル、ピロリジン−1−イル、場合により4位でオキソまたはジェミナルなジメチル置換されたピペリジン−1−イル、場合により1位で(C1−C4アルコキシ)カルボニルまたはC1−C4アルキルで置換されたピペリジン−4−イルまたは−(C1−C4アルキレン)−R10であり;
R7はハロで置換されていることもあるC 1 −C 6 アルキル、2−メトキシエタ−1−イル、−(C1−C2アルキレン)−(モルホリン−4−イルまたはピロリジン−2−オン−1−イル)、またはハロ、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、およびトリフルオロメチルからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていることもあるフェニルであり;
R8は、水素またはC1−C4アルコキシで置換されていることもあるC1−C6アルキルであり;
R9は、水素またはC1−C4アルコキシで置換されていることもあるC1−C6アルキルであり;
R10は、−OCH2CH2OCH3、−NR14R15、C3−C6シクロアルキル、モルホリン−4−イル、チオモルホリン−4−イル、1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、場合により1位でC1−C4アルキルにより置換されたピロリジン−2−イル、またはニトロで置換されていることもあるイミダゾリルであり;
Arは、それぞれフェニル環が置換基R12およびR13で置換されていることもある、ベンゾフラ−4−イル、ベンゾフラ−7−イル、ベンゾチエン−4−イル、ベンゾチエン−7−イル、1−(R11)ベンズイミダゾール−4−イル、1−(R11)インドール−4−イル、インドール−7−イル、イソキノリン−5−イル、2,3−ジヒドロベンゾ−フラ−4−イル、2,3−ジヒドロベンゾフラ−7−イル、1,3−ジヒドロイソベンゾフラ−4−イル、1,3−ジヒドロイソベンゾフラ−5−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−4−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ダイオキシン−5−イル、2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ダイオキシン−6−イル、2'、2'−ジフルオロベンゾ[1,3]ジオキソール−4−イル、または2'、2'−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルであるか、またはArは、ハロ、アミノ、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、ベンジルオキシ、シアノ、およびトリフルオロメチルからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていることもあるイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル、5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イル、アミノで置換されていることもあるイミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル、イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル、イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル、イミダゾ[2,1−b]チアゾール−3−イル、チアゾロ[3,2−b][1,2,4]トリアゾール−6−イル、ハロまたは−NR14R15で置換されていることもあるフロ[3,2−c]ピリジン−7−イル、チエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル、ピラゾロ[2,3−a]ピリジン−3−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル、または4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルから選択される基であり;
R11は、水素、C1−C4アルキル、または−(CH2)P−Gであり;
R12は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、C1−C4アルコキシ、−NHC(O)(C1−C4アルキル)または−O−(CH2)p−Gであり;
R13は、ハロであり;
pは、2、3、4、または5であり;
Gは、ヒドロキシまたはNR14R15であり;
R14およびR15は水素およびC1−C5アルキルからなる群から独立に選択され;
R16は、水素またはシアノであり、
R17は、−NR8R9、C1−C4アルキル、モルホリン−4−イル、またはピペリジン−1−イルである;
但し、nが0であるとき、W−X−Yは−CH(R3’)−N(R2)−C(O)−でない]
で示される化合物、またはその製薬的に許容し得る塩。 - Arが、フェニル環において置換基R12およびR13で場合により置換されているベンゾフラ−4−イル、ベンゾフラ−7−イル、または2,3−ジヒドロベンゾフラ−7−イルである、請求項1記載の化合物。
- Arが、ハロ、C1−C4アルキル、またはC1−C4アルコキシからなる群から独立に選択される1または2個の基で置換されていることもあるイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである、請求項1記載の化合物。
- W−X−Yが−CH(R3’)−N(R2)−CH(R3)−である、請求項1,2または3のいずれかに記載の化合物。
- R2が−C(O)R6である、請求項4記載の化合物。
- 製薬的に許容し得る担体、希釈剤または賦形剤とともに請求項1〜5のいずれかに記載の化合物を含有する医薬組成物。
- 有効量の請求項1〜5のいずれかに記載の化合物を含有する、糖尿病の処置のための医薬組成物。
- 有効量の請求項1〜5のいずれかに記載の化合物を含有する、アルツハイマー病の処置のための医薬組成物。
- 有効量の請求項1〜5のいずれかに記載の化合物を含有する、哺乳類におけるGSK−3の阻害のための医薬組成物。
- 有効量の請求項1〜5のいずれかに記載の化合物を含有する、哺乳類における骨形成の促進のための医薬組成物。
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