JP4412969B2 - 排水処理装置 - Google Patents

排水処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4412969B2
JP4412969B2 JP2003365497A JP2003365497A JP4412969B2 JP 4412969 B2 JP4412969 B2 JP 4412969B2 JP 2003365497 A JP2003365497 A JP 2003365497A JP 2003365497 A JP2003365497 A JP 2003365497A JP 4412969 B2 JP4412969 B2 JP 4412969B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
weir
region
overflow
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003365497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005125267A (ja
Inventor
潤 松永
洋一郎 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujiclean Co Ltd
Original Assignee
Fujiclean Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujiclean Co Ltd filed Critical Fujiclean Co Ltd
Priority to JP2003365497A priority Critical patent/JP4412969B2/ja
Publication of JP2005125267A publication Critical patent/JP2005125267A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4412969B2 publication Critical patent/JP4412969B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)

Description

本発明は、被処理水の処理を行う排水処理装置に係り、詳しくは被処理水の流量調整を行う構成を有する排水処理装置の構築技術に関するものである。
従来、一般家庭等から排出される生活排水や、産業廃水等の処理を行う排水処理装置につき、被処理水の処理経路に流量調整を行う計量調整装置が装着された構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示の計量調整装置は、上流側の処理槽から受け入れた被処理水の一部をオーバーフローにより分岐させることによって被処理水の流量を調整したのち、流量調整がなされた被処理水を下流側の処理槽へと流出させるように構成されている。
ところで、被処理水の処理を行う排水処理装置につき上記のように被処理水の流量調整を行う計量調整装置においては、被処理水の流量調整を円滑に行う構成に関し一層の合理化を図る要請がある。
実開平5−22096号公報
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、被処理水の流量調整を行う構成を有する排水処理装置の合理的な構築技術を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明が構成される
本願発明にかかる排水処理装置は、一般家庭等から排出される排水や、産業廃水等、各種の被処理水の処理経路に計量調整装置が装着された構成を有する。典型的には、所定の処理領域(第1の処理槽)とその下流の処理領域(第2の処理槽)との間に計量調整装置が装着された構成が用いられる。被処理水は、いわゆる「エアリフトポンプ」や「水中ポンプ」と称呼されるポンプ等を介して計量調整装置の流入部へと移送される。
計量調整装置は、流入部を通じて流入した被処理水の一部を分岐させることによって流量を調整したのち、流量調整がなされた被処理水を流出部を通じて装置外へ流出させる構成を有する。すなわち、流入した被処理水の一部を分岐させることによって、流入量が変動しても流出量を一定に調整することが可能になっている。流入部および流出部は、管状部材や開口等を用いて構成することができる。
特に、本発明の計量調整装置は、被処理水の処理経路に配設される第1の槽と第2の槽との間に装着され、被処理水が内部に貯留される装置本体と、前記装置本体の内部が仕切り壁によってそれぞれ区画された複数の領域と、前記装置本体の前記複数の領域のうちの第1の領域に接続され、前記第1の槽の水が当該第1の領域へ流れる流入部と、前記装置本体の前記複数の領域のうち前記第1の領域とは別の第2の領域に接続され、前記第2の領域の水が前記第2の槽へ流れる流出部と、前記装置本体の前記複数の領域のうち前記第1の領域から前記第2の領域へと流れる水の一部を分岐させて貯留する第3の領域に接続され、前記第3の領域の水が前記第1の槽へ流れるオーバーフロー管と、を備える。
また、本発明では、前記第1の槽から前記流入部を通じて前記第1の領域へ流れた水は、前記第3の領域で前記オーバーフロー管によって流量調整された後、前記第2の領域から前記流出部を通じて前記第2の槽へ流れる構成であり、前記第1の領域には、互いに平行に立設する越流堰及び潜り堰が設けられており、前記越流堰は、前記流入部を通じて前記第1の領域へ流れた水が、当該越流堰の上端の越流縁を越えて流れるように構成され、前記潜り堰は、前記第1の領域において前記越流堰の前記越流縁を越えて越流した水が、当該潜り堰の底部にて開口する潜流開口を潜って流れるように構成されており、前記越流堰と前記潜り堰とが立設する間隔が、前記潜り堰が立設する方向に関する前記潜流開口の開口高さを超えないように構成されている。なお、越流堰潜り堰との配置に関しては、越流堰潜り堰とがほぼ平行に配置される態様や、越流堰潜り堰とが互いに傾斜して配置される態様等がある。越流堰潜り堰との間隔については、壁部の延在方向に関し越流堰潜り堰との距離が最も小さくなる部位における間隔を用いることができる。例えば越流堰潜り堰とがほぼ平行に配置される場合には、越流堰潜り堰との間隔は壁部の延在方向に関しほぼ一定となる。潜流開口としては、四角形、三角形、円形、楕円形等、各種の形状の開口を用いることができる。このとき潜流開口の開口高さは、潜り堰の延在方向に関する開口高さの最も高い部位の長さとして規定することができる。
本発明に記載の排水処理装置の上記構成によれば、越流堰の直後に潜り堰を配置することで、越流堰の上流側を当該越流堰に沿って縦方向に上昇した被処理水は当該越流堰の上端を横方向に越えて流れ、次に越流堰潜り堰とによって区画される領域を縦方向に下降して潜流開口へ向けて流れ、最後に当該潜流開口を潜って横方向に流れる。越流堰および潜り堰のこのような配置によれば、被処理水の縦方向の流れと横方向の流れが交互に組み合わせられるため、被処理水の流速を抑えることができ被処理水が短絡して流れるのを防止するのに有効である。特に、越流堰潜り堰との間隔が潜流開口の開口高さを超えない構成とすることによって、越流堰および潜り堰を順次移流していく被処理水のオリフィス効果(絞り効果)を高めることが可能となる。これにより、一度に大量の被処理水を分岐させ、少量の被処理水を安定的に潜り堰以降に移流させることが可能となる。そして、潜り堰以降における被処理水の移流量を抑えることで計量調整装置自体のコンパクト化を図ることができ、また被処理水の移流量を抑えることで安定した流量調整を行うことが可能となる。
なお、本発明では、越流堰潜り堰を、計量調整装置の各部位のうち流入部よりも下流の種々の領域に配置することができる。例えば、流入部の直後のみならず、流入部から流出部までの間の領域に、越流堰潜り堰を配置することが可能である。また、越流堰潜り堰を組み合わせた構成は1箇所に限定されるものではなく、当該構成を必要に応じて複数箇所に設置することもできる。
本発明にかかる更なる形態の計量調整装置では、越流堰潜り堰との間の流路断面積が潜り堰の潜流開口の開口面積を超えないように構成されている。すなわち、本発明では、被処理水が越流堰を越流したのち越流堰潜り堰とによって区画される領域を潜流開口へと流れる過程において当該被処理水の流れを規制し、当該被処理水のオリフィス効果(絞り効果)を高めることが可能となるように、越流堰潜り堰との間の流路断面積と潜り堰の潜流開口の開口面積との関係を設定している。
本発明に記載の排水処理装置のこのような構成によれば、越流堰および潜り堰を順次移流していく被処理水のオリフィス効果(絞り効果)を、被処理水が越流堰を越流したのち潜流開口へと流れる過程においてより確実に高めることが可能となる。
そのうえ、本発明に記載の排水処理装置では、越流堰潜り堰との間の絞り流路の下流に、当該絞り流路の流路断面積よりも開口面積の大きい潜流開口を配置しており、絞り流路によって一旦流れが絞られた被処理水がその直後に当該絞り流路よりも流路断面積の大きい潜流開口を通過することとなるため、被処理水に対し整流作用が付与される。従って、絞り流路の下流における被処理水の流れに乱れが生じるのを抑えることが可能となり、被処理水の流量を調整し易くなるという作用効果を奏する。このような作用効果は、潜流開口の開口面積を、越流堰潜り堰との間の絞り流路の流路断面積よりも小さくした構成によっては得難い有利な効果である。
以上のように、本発明によれば、計量調整装置において少なくとも越流堰潜り堰との間隔が潜流開口の開口高さを超えないように構成することによって、計量調整装置自体のコンパクト化、および流量調整の安定化を図ることが可能となり、これにより、被処理水の流量調整を行う構成を有する排水処理装置を合理的に構築することができる。
以下に、本発明における「排水処理装置」の一実施の形態である排水処理槽100の構成等を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明における一実施の形態の排水処理槽100の処理フローが示されている。
図1に示すように、本実施の形態の排水処理槽100は、処理槽本体101に、ばっ気型スクリーン110、流量調整槽120、計量調整装置200、夾雑物除去槽130、担体流動槽140、担体濾過槽150、消毒槽160、放流ポンプ槽170、汚泥濃縮貯留槽180等が搭載されている。
図1に示すように、排水処理槽100へ流入した汚水(被処理水)は、上記の構成要素によって処理され、処理後の水は放流ポンプ槽170の下流から排水処理槽100外へ放流される一方、夾雑物除去槽130や担体濾過槽150の処理過程で分離・除去された汚泥は、一旦汚泥濃縮貯留槽180に貯留されたのちに排水処理槽100外へ搬出される構成になっている。なお、本実施の形態では、各槽において処理される汚水(被処理排水)および当該汚水の処理過程において流れる水を「被処理水」ないし「水」と記載する。
ばっ気型スクリーン110は、所定の大きさのスクリーン目を有し、処理槽本体101へ流入した被処理水中に含まれる粗大な固形物や砂などを除去する機能を有する。ばっ気型スクリーン110を通過した水は、流量調整槽120へと移流する。
流量調整槽120は、被処理水を一時的に貯留するリザーバタンクとしての機能を有する槽であり、この流量調整槽120には、計量ポンプ122が設置されている。計量ポンプ122は、単位時間当たり所定の流量の被処理水を流量調整槽120から計量調整装置200へ移送する機能を有する流量調整用のポンプである。この計量ポンプ122は、例えば流量調整槽120内の被処理水中に水没して設置されるよう設定された、いわゆる「水中ポンプ」として構成される。なお、計量ポンプ122を、水中ポンプではなくエアリフトポンプによって構成することもできる。
計量調整装置200は、被処理水の一部(オーバーフロー水)を流量調整槽120へ戻すことが可能となっており、これにより夾雑物除去槽130へ移送される被処理水の流量がコンスタントになるように適宜流量調整(計量処理)を行う機能を有する。すなわち、計量ポンプ122と計量調整装置200とは、夾雑物除去槽130以降の各処理槽に供給される被処理水の流量を調整することにより被処理水の供給過剰状態を未然に防止する機能を果たすものである。この計量調整装置200が本発明における「流量調整手段」、および後述する態様1〜3における「計量調整装置」に対応している。
夾雑物除去槽130は、被処理水が含有する固形成分を、夾雑物として被処理水から分離させるための処理を行う槽であり、被処理水の固液分離機能を果たす。この夾雑物除去槽130には汚泥引き抜き手段132が設置されている。汚泥引き抜き手段132は、固液分離によって得られた夾雑物(固形成分)を含む汚泥を引き抜いて汚泥濃縮貯留槽180へと移送する機能を有する手段である。この汚泥引き抜き手段132としては、移送管内へエアが供給されることでそのエア流によって被処理水を吸入し吐出する既知の構成のエアリフトポンプを用いることができる。
担体流動槽140は、その内部に多数の粒状担体が流動可能に充填された好気性処理領域を有する。粒状担体は、例えば中空円筒状に形成され、この粒状担体には被処理水中の有機汚濁物を好気性処理するための好気性微生物が付着する。この担体流動槽150には、特に図示しないものの、槽内へエアを供給する散気装置が設けられており、粒状担体に付着した好気性微生物に酸素を付与する機能を有する。これにより、好気性微生物によって被処理水中の有機物の好気性処理(酸化分解)が進行し、被処理水中のBOD成分の除去が効率的に行われるようになっている。このとき、有機物の好気性処理(酸化分解)によって、汚泥(泥状物質)等の固形物(SS)が生成する。
担体濾過槽150には、担体流動槽140からの移流水中に含まれる固形物(SS)等の被濾過物を濾過処理する担体が充填されるとともに、エア流によって当該担体の逆洗処理を行う逆洗装置(図示省略)が設けられている。また、この担体濾過槽150には、汚泥引き抜き手段152、返還手段154等が設置されている。
汚泥引き抜き手段152は、固液分離によって担体濾過槽150の槽底部に堆積した汚泥等の堆積物を引き抜いて汚泥濃縮貯留槽180へと移送する機能を有する手段である。
返還手段154は、被濾過物が濾過されたあとの水を定期的に流量調整槽120へ返還する機能を有する手段である。これら汚泥引き抜き手段152および返還手段154としては、前記の汚泥引き抜き手段132と同様に、移送管内へエアが供給されることでそのエア流によって被処理水を吸入し吐出する既知の構成のエアリフトポンプを用いることができる。
消毒槽160は、担体濾過槽150から流入した水に適宜消毒処理を施したのちに消毒処理後の水を放流ポンプ槽170へと移流させるように構成されている。
放流ポンプ槽170は、浄化処理が施された水を一旦貯留するとともに槽内に貯留された水を、水中ポンプ等の放流ポンプによって排水処理槽100外へ放流する機能を有する。
汚泥濃縮貯留槽180は、前記構成の夾雑物除去槽130および担体濾過槽150から汚泥引き抜き手段132,152によって抜き出された汚泥等の堆積物を貯留する機能を有する。また、この汚泥濃縮貯留槽180は、槽底部において沈降・堆積する沈降性汚泥(スラッジ)と、槽上部において浮遊する浮上性汚泥(スカム)との間に滞留する脱離液を、流量調整槽120へと返送する機能を有する。
上記の計量調整装置200の構成を、図2〜図5を参照しながら詳細に説明する。ここで、図2は図1中の計量調整装置200の構成を示す平面図である。図3は図2中のA−A線における計量調整装置200の断面構造を示す図であり、図4は図2中のB−B線における計量調整装置200の断面構造を示す図である。図5は計量調整装置200の第1室210の構成を模式的に示す斜視図である。
本実施の形態の計量調整装置200は、装置本体201の内部が仕切り壁205〜208によって複数の領域に区画される構成になっている。図2に示す形態では、装置本体201の内部が大別して5つの領域、すなわち第1室210、第2室220、第3室230、第4室240、オーバーフロー室(第5室)250に区画されるようになっている。
図2に示すように、第1室210は、装置本体201の内部における各領域のうち最上流の領域であり、この第1室210には下向きに配置された流入管202が接続されている。これにより、流量調整槽120から計量ポンプ122を介して移送される被処理水は、流入管202を通じてまず第1室210へと流入するようになっている。この流入管202が本発明における「流入部」に対応している。
また、第1室210に流入した被処理水は、第4室240へと順次流れる過程においてその一部がオーバーフローによってオーバーフロー室250へと移流し、一旦オーバーフロー室250に貯留されたのちオーバーフロー管204を通じてオーバーフロー水として流量調整槽120に戻る構成になっている。一方、オーバーフロー後の残りの被処理水は、第2室220→第3室230→第4室240の順に各室内を流れたのち、流出管203を通じて夾雑物除去槽130へと移流する構成になっている。この流出管203が本発明における「流出部」に対応している。
図3および図5に示すように、第1室210には越流堰212および潜り堰214が設けられている。本実施の形態では、越流堰212と潜り堰214とがほぼ平行、すなわち越流堰212と潜り堰214との間の距離がほぼ一定になるように配置されている。
越流堰212は、流入管202の近傍、すなわち流入管202から流入した被処理水の流れの影響が及ぶ範囲の領域に配置されている。この越流堰212は、水路を底部からせり上げその上端を越流させる構成の堰板(仕切り板)を用いて構成された壁部であり、流入管202から流入した被処理水は、越流堰212の越流縁212aを越えて越流が可能となっている。この越流堰212が本発明における「越流によって被処理水の移流を可能とする第1壁部」に対応している。
潜り堰214は、越流堰212の直後に配置されている。この潜り堰214は、当該潜り堰214を構成する堰板(仕切り板)の底部に側面視が四角形状の開口部分である潜流開口214aを備えた構成の壁部であり、越流縁212aを越えて越流した被処理水は、潜流開口214aを潜って移流することが可能となっている。この潜り堰214が本発明における「第1壁部の直後において潜流によって被処理水の移流を可能とする潜流開口を有する第2壁部」に対応している。
本実施の形態では、特に越流堰212と潜り堰214との間隔D1が潜流開口214aの開口高さD2を超えないように構成されている。すなわち、本実施の形態では越流堰212と潜り堰214との間隔D1が潜流開口214aよりも狭くなっている。更に、本実施の形態では、越流堰212と潜り堰214との間の流路(絞り流路)の流路断面積S1が、潜り堰214の潜流開口214aの開口面積S2を超えない(S1<S2)ように構成されている。この流路断面積S1が、本発明における「第1壁部と第2壁部との間の流路断面積」に対応しており、開口面積S2が、本発明における「第2壁部の潜流開口の開口面積」に対応している。
また、図4に示すように、仕切り壁205のうち流入管202の近傍、すなわち流入管202から流入した被処理水の流れの影響が及ぶ範囲の領域に溢れ縁205aが設けられている。これにより、越流堰212の上流の被処理水のうち当該越流堰212を越えることができなかった被処理水は、仕切り壁205の溢れ縁205aを越えてオーバーフロー室250へとオーバーフローすることとなる。この溢れ縁205aは、越流堰212よりも上流において当該越流堰212側へと流れる被処理水の一部が分岐して移流可能な部位であり、本発明における「分岐部」に対応している。
第2室220は第1室210の下流に配置されており、図4および図5に示すように仕切り壁205に形成された円形の移流開口205bを通じて第1室210と連通されている。これにより、第1室210において潜り堰214の下流へと移流した被処理水は、移流開口205bを通って第2室220へと移流することとなる。
また、図4に示すように、仕切り壁207には、溢れ縁205aとほぼ同様の構成の溢れ縁207aが設けられている。これにより、第2室220の被処理水の一部は仕切り壁207の溢れ縁207aを越えてオーバーフロー室250へとオーバーフローすることとなる。この溢れ縁207aは、潜り堰214の下流において流れる被処理水の一部が分岐して移流可能な部位であり、本発明における「第2の分岐部」に対応している。このように本実施の形態の計量調整装置200では、仕切り壁205に形成された溢れ縁205aと、仕切り壁207に形成された溢れ縁207aとの2段でオーバーフローさせて流量調整(計量)を行うようになっている。
第3室230は第2室220の下流に配置されており、図4に示すように仕切り壁206の底部に形成された潜流開口206aを通じて第2室220と連通されている。この潜流開口206aは、前記の潜流開口214aとほぼ同様の構成を有する開口である。これにより、第2室220に滞留する被処理水は、潜流開口214aを通って第3室230へと移流することとなる。
第4室240は第3室230の下流に配置されており、図4に示すように仕切り壁208の上部に形成されたV字縁208aを通じて第3室230と連通されている。このV字縁208aは側面視がV字状の開口である。これにより、第3室230に滞留する被処理水は、V字縁208aを越えて第4室240へと移流することとなる。特に、仕切り壁208の上部にV字縁208aを設けることによって、被処理水の計量がし易くなるうえ、V字縁208aを越えて流れる被処理水の流速を上げることができ固形物等が詰まりにくくなる。
ここで上記構成の計量調整装置200の作用を図3〜図5を参照しながら説明する。
上記構成の排水処理装置100において、計量ポンプ122が作動することによって流量調整槽120の被処理水が計量調整装置200へと移送され、流入管202を通じて装置本体201の第1室210に流入する。
図3に示すように、第1室210において流入管202を通じて下向きに流入した被処理水は、図3中の矢印10方向に下降して流れたのち、矢印12方向に流れて越流堰212へと到達する。そして、越流堰212の上流側を矢印14方向(縦方向)へ上昇して流れたのち、越流縁212aを越えて矢印16方向(横方向)へと流れ、越流堰212と潜り堰214との間の領域へ流入する。その後、矢印18方向(縦方向)に下降して流れた被処理水は、潜流開口214aを潜って矢印20方向(横方向)へと流れていく。被処理水をこのような形態によって移流させることによって、水流に対する抵抗を大きくすることが可能となり水頭差を生じさせ易くなる。また、被処理水の縦方向の流れと横方向の流れが交互に組み合わせられるため、被処理水の流速を抑えることができ被処理水が短絡して流れるのを防止することが可能となる。
特に、本実施の形態では、越流堰212と潜り堰214との間隔D1が潜流開口214aの開口高さD2を超えないように構成し、また越流堰212と潜り堰214との間の流路(絞り流路)の流路断面積S1が、潜り堰214の潜流開口214aの開口面積S2を超えないように構成したうえで、越流堰212および溢れ縁205aを流入管202の近傍に配置しているため、越流堰212および潜り堰214を順次移流していく被処理水のオリフィス効果(絞り効果)をより確実に高めることが可能となる。本構成は、潜流開口214aの開口面積S2を越流堰212と潜り堰214との間の流路断面積S1よりも小さく設定する場合に比して、潜流開口214aよりも流入管202に近い流路において被処理水のオリフィス効果(絞り効果)を高めることができるという作用効果を奏し、流入管202から流入した一度に大量の被処理水を溢れ縁205aを通じてより効果的に分岐させるのに有効である。これにより、一度に大量の被処理水を溢れ縁205aを通じてオーバーフロー(分岐)させ、少量の被処理水を安定的に潜り堰214以降に移流させることが可能となる。そして、潜り堰214以降における被処理水の移流量を抑えることで計量調整装置200自体のコンパクト化を図ることができ、また被処理水の移流量を抑えることで安定した流量調整を行うことが可能となる。
そのうえ、本実施の形態では、越流堰212と潜り堰214との間の絞り流路の下流に、当該絞り流路の流路断面積よりも開口面積の大きい潜流開口214aを配置しており、絞り流路によって一旦流れが絞られた被処理水がその直後に当該絞り流路よりも流路断面積の大きい潜流開口214aを通過することとなるため、被処理水に対し整流作用が付与される。従って、絞り流路の下流における被処理水の流れに乱れが生じるのを抑えることが可能となり、被処理水の流量を調整し易くなるという作用効果を奏する。このような作用効果は、潜流開口214aの開口面積を、越流堰212と潜り堰214との間の絞り流路の流路断面積よりも小さくした構成によっては得難い有利な効果である。
なお、越流堰212および潜り堰214を順次移流していく被処理水のオリフィス効果(絞り効果)をより確実に高めるためには、上記のように越流堰212と潜り堰214との間隔D1が潜流開口214aの開口高さD2を超えないように設定し、且つ越流堰212と潜り堰214との間の流路(絞り流路)の流路断面積S1が潜り堰214の潜流開口214aの開口面積S2を超えないように設定するのが好ましいが、流路断面積S1と開口面積S2との大小関係によらず、少なくとも越流堰212と潜り堰214との間隔D1が潜流開口214aの開口高さD2を超えないように設定することによって、被処理水のオリフィス効果(絞り効果)を高めるという作用効果は達成され得る。
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施の形態では、計量調整装置200の第1室210に越流堰212、潜り堰214、溢れ縁205aを組み合わせた構成部分を設ける場合について記載したが、本発明では、当該構成部分の設置位置は第1室210に限定されるものではなく、また当該構成部分の設置数は1つに限定されるものではない。流入管202から流出管203までの間の領域において、越流堰212、潜り堰214、溢れ縁205aを組み合わせた構成に相当する構成を所望数設置することが可能である。
また、上記実施の形態では、潜り堰214の下流において流れる被処理水の一部が分岐して移流可能な溢れ縁207aを1箇所に設ける場合について記載したが、本発明では、潜り堰214の下流の領域において溢れ縁207aに相当する部位を複数設置することが可能である。
また、上記実施の形態では、計量調整装置200の装置本体201の内部を大別して5つの領域に区画する場合について記載したが、当該区画数は被処理水の流通量等に応じて適宜変更可能である。
また、上記実施の形態や種々の変更の形態に鑑み、本発明では以下の態様1〜態様4に記載の構成を採り得る。
(態様1)
本発明では、「流入部を通じて流入した被処理水の一部を分岐させることによって流量調整したのち、流量調整がなされた被処理水を流出部を通じて装置外へ流出させる構成の計量調整装置であって、
被処理水が移流する経路には、越流によって被処理水の移流を可能とする第1壁部と、前記第1壁部の直後において潜流によって被処理水の移流を可能とする潜流開口を有する第2壁部と、前記第1壁部よりも上流において当該第1壁部側へと流れる被処理水の一部が分岐して移流可能な分岐部とが設けられており、
前記第1壁部と前記第2壁部との間隔が前記潜流開口の開口高さを超えないように構成されていることを特徴とする計量調整装置。」という構成(態様1)を採り得る。
この態様1における計量調整装置は、請求項1に記載の流量調整手段と同様の構成を有する装置として特定される。
本態様1に記載の計量調整装置のこのような構成によれば、請求項1において記載の作用効果と同様に、被処理水の流速を抑えることができ被処理水が短絡して流れるのを防止するのに有効である。また、第2壁部以降における被処理水の移流量を抑えることで計量調整装置自体のコンパクト化を図ることができ、また被処理水の移流量を抑えることで安定した流量調整を行うことが可能となる。
(態様2)
また、本発明では、「態様1に記載の計量調整装置であって、
前記第1壁部と前記第2壁部との間の流路断面積が前記第2壁部の潜流開口の開口面積を超えないように構成されていることを特徴とする計量調整装置。」という構成(態様2)を採り得る。
この態様2に記載の計量調整装置は、態様1に記載の構成において、第1壁部と第2壁部との間の流路断面積が第2壁部の潜流開口の開口面積を超えないようになっている。すなわち、本発明の計量調整装置は、請求項2に記載の流量調整手段と同様の構成を有する装置として特定される。
本態様2に記載の計量調整装置のこのような構成によれば、請求項2において記載の作用効果と同様に、第1壁部および第2壁部を順次移流していく被処理水のオリフィス効果(絞り効果)を、被処理水が第1壁部を越流したのち潜流開口へと流れる過程においてより確実に高めることが可能となる。そのうえ、本態様2に記載の計量調整装置によれば、第1壁部と第2壁部との間の絞り流路の下流に、当該絞り流路の流路断面積よりも開口面積の大きい潜流開口を配置することによって、絞り流路の下流における被処理水の流れに乱れが生じるのを抑えることが可能となり、被処理水の流量を調整し易くなるという作用効果を奏する。
(態様3)
また、本発明では、「態様1または態様2に記載の計量調整装置であって、
前記第1壁部および分岐部は、前記流入部の近傍に配置される構成であることを特徴とする計量調整装置。」という構成(態様3)を採り得る。
この態様3に記載の計量調整装置は、態様1または態様2に記載の構成において、第1壁部および分岐部を流入部の近傍に配置した構成になっている。すなわち、本発明の計量調整装置は、請求項3に記載の流量調整手段と同様の構成を有する装置として特定される。
本態様3に記載の計量調整装置のこのような構成によれば、請求項3において記載の作用効果と同様に、計量調整装置の最上流の部分において被処理水に対しオリフィス効果(絞り効果)を付与するとともに、被処理水の一部を分岐部を通じて分岐させることができるため、計量調整装置自体をよりコンパクトに構成することができ、またより安定した流量調整を行うことが可能となる。
(態様4)
また、本発明では、「態様1〜態様3のいずれかに記載の計量調整装置であって、
前記第2壁部の下流において流れる被処理水の一部が分岐して移流可能な第2の分岐部を備えた構成であることを特徴とする計量調整装置。」という構成(態様4)を採り得る。
この態様4に記載の計量調整装置は、態様1〜態様3のいずれかに記載の構成において、さらに第2壁部の下流において流れる被処理水の一部が分岐して移流可能な第2の分岐部を備えている。すなわち、本発明の計量調整装置は、請求項4に記載の流量調整手段と同様の構成を有する装置として特定される。
本態様4に記載の計量調整装置のこのような構成によれば、請求項4において記載の作用効果と同様に、分岐部と第2の分岐部との少なくとも2段の分岐部によって被処理水を逃がすことができるため、第1壁部の上流に設けられる分岐部のみを用いる場合に比して、きめ細かい流量調整が可能となる。
本発明における一実施の形態の排水処理槽100の処理フローを示す図である。 図1中の計量調整装置200の構成を示す平面図である。 図2中のA−A線における計量調整装置200の断面構造を示す図である。 図2中のB−B線における計量調整装置200の断面構造を示す図である。 計量調整装置200の第1室210の構成を模式的に示す斜視図である。
100…排水処理槽
110…ばっ気型スクリーン
120…流量調整槽
122…計量ポンプ
130…夾雑物除去槽
132,152…汚泥引き抜き手段
140…担体流動槽
150…担体濾過槽
154…返還手段
160…消毒槽
170…放流ポンプ槽
180…汚泥濃縮貯留槽
200…計量調整装置
201…装置本体
202…流入管
203…流出管
204…オーバーフロー管
205,206,207,208…仕切り壁
205a,207a…溢れ縁
205b…移流開口
208a…V字縁
210…第1室
212…越流堰
212a…越流縁
214…潜り堰
214a…潜流開口
220…第2室
230…第3室
240…第4室
250…オーバーフロー室

Claims (2)

  1. 被処理水の処理経路に配設される第1の槽と第2の槽との間に計量調整装置が装着された排水処理装置であって、
    前記計量調整装置は、
    被処理水が内部に貯留される装置本体と、
    前記装置本体の内部が仕切り壁によってそれぞれ区画された複数の領域と、
    前記装置本体の前記複数の領域のうちの第1の領域に接続され、前記第1の槽の水が当該第1の領域へ流れる流入部と、
    前記装置本体の前記複数の領域のうち前記第1の領域とは別の第2の領域に接続され、前記第2の領域の水が前記第2の槽へ流れる流出部と、
    前記装置本体の前記複数の領域のうち前記第1の領域から前記第2の領域へと流れる水の一部を分岐させて貯留する第3の領域に接続され、前記第3の領域の水が前記第1の槽へ流れるオーバーフロー管と、を備え、
    前記第1の槽から前記流入部を通じて前記第1の領域へ流れた水は、前記第3の領域で前記オーバーフロー管によって流量調整された後、前記第2の領域から前記流出部を通じて前記第2の槽へ流れる構成であり、
    前記第1の領域には、互いに平行に立設する越流堰及び潜り堰が設けられており、
    前記越流堰は、前記流入部を通じて前記第1の領域へ流れた水が、当該越流堰の上端の越流縁を越えて流れるように構成され、
    前記潜り堰は、前記第1の領域において前記越流堰の前記越流縁を越えて越流した水が、当該潜り堰の底部にて開口する潜流開口を潜って流れるように構成されており、
    前記越流堰と前記潜り堰とが立設する間隔が、前記潜り堰が立設する方向に関する前記潜流開口の開口高さを超えないように構成されていることを特徴とする排水処理装置。
  2. 請求項1に記載の排水処理装置であって、
    前記計量調整装置は、前記越流堰と前記潜り堰との間の流路断面積が前記潜り堰前記潜流開口の開口面積を超えないように構成されていることを特徴とする排水処理装置。
JP2003365497A 2003-10-27 2003-10-27 排水処理装置 Expired - Lifetime JP4412969B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003365497A JP4412969B2 (ja) 2003-10-27 2003-10-27 排水処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003365497A JP4412969B2 (ja) 2003-10-27 2003-10-27 排水処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005125267A JP2005125267A (ja) 2005-05-19
JP4412969B2 true JP4412969B2 (ja) 2010-02-10

Family

ID=34644142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003365497A Expired - Lifetime JP4412969B2 (ja) 2003-10-27 2003-10-27 排水処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4412969B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024048933A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 フジクリーン工業株式会社 水処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005125267A (ja) 2005-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8398864B2 (en) Screened decanter assembly for a settling tank
US7033495B2 (en) Self contained dissolved air flotation system
FI86293C (fi) Foerfarande foer rening av en vaetska fraon fasta och upploesta foeroreningar medelst ett flotationsfiltreringsfoerfarande.
JP2004268005A (ja) 排水処理装置
JP2007117908A (ja) 浄化槽
JP4412969B2 (ja) 排水処理装置
JP4844825B2 (ja) サテライト処理場の汚水処理装置
KR100869312B1 (ko) 오수 부상분리처리조
KR100414688B1 (ko) 침전 및 생물막여과조를 이용한 오수처리장치 및 그 방법
KR101775225B1 (ko) 초기 우수시의 하천 수질 개선을 위한 카트리지필터 여과장치
JP4067952B2 (ja) オキシデーションディッチ
JP3882464B2 (ja) 沈殿槽
KR20100135374A (ko) 다층 수평관 액체 침전장치
JP4312571B2 (ja) 排水処理装置
KR100616551B1 (ko) 수질 정화 장치
JP3652051B2 (ja) 排水処理装置
JP4378144B2 (ja) 排水処理装置
JP4454825B2 (ja) 汚水浄化槽及び汚水浄化方法
JP3025297B2 (ja) 汚水処理装置
JP2001062471A (ja) 窒素含有汚水の処理装置
KR100487595B1 (ko) 무반송 연속 정화공정을 이용한 하천수처리설비 및하천수처리공법
EP1388359A1 (de) Kombinierte Klarwasser-Schwimmschlammabzugsvorrichtung
KR20030009799A (ko) 자갈 및 세라믹을 채운 다층 구조의 상향류식 하천 정화장치 및 정화 방법
JP3759288B2 (ja) 汚水浄化槽
JP2005279408A (ja) メディア及び膜ろ過複合ろ過装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091023

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4412969

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151127

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term