JP4412189B2 - 軒樋および軒樋の施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根の軒先に設けられる軒樋、および軒樋の施工方法に関する。
従来の勾配屋根の軒先に設けられる軒樋には、金属製や合成樹脂製のものがあり、その形状は断面が半円状のものや溝形のものが広く一般に用いられている。例えば、特許文献1,2等に記載されているような軒樋がある。
この種の軒樋は、軒先側面に雨樋の外周面を支承する受金物が釘等により止着され、適当間隔をおいて付設した複数個の受金物に雨樋を嵌合させ、軒先に雨樋を架設するものである。また、特許文献2に記載された雨樋は、適宜の止着手段によって屋根の軒寄り上面に固定した支持体の先端部に吊杆を垂設し、この吊杆の基部を支点として、雨樋を支承する支承杆が垂下状態から立設状態に変えられるように屈曲自在に付設されている。また、前記支持体は、取付体に対して支持体の取付基部を支点として屋根に当接した状態から上方へ立設した状態に変わるように屈曲回動自在に構成されている。
実開昭61−65125号公報 特開平3−13649号公報
上記のような雨樋は、雨樋の外周面下側を支承する受金物が必要であり、雨樋の施工には、この受金物の設置作業と、受金物に樋部材を嵌合固定する作業の2段階の作業を要し、施工手間がかかるとともに部材点数が多いのでコストがかさむ要因となっていた。
そこで本発明は、上記のような問題点にかんがみてなされたものであり、部品点数が少なく簡素な構造としてコストの低減を図るとともに、屋根の軒先への取付作業を容易にして作業時間を短縮化して作業性を高めることのできる軒樋を提供するものである。
上記した目的を達成するため、本発明に係る軒樋は、断面が等辺山型形状の長尺軒樋部材を有し、この軒樋部材の両端部には水滴ガイドロッドが垂下添設され、軒樋部材の後背面には、複数本の支持腕材が軒樋部材に直交する方向に設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、雨水を排水する軒樋部材と、これを屋根に支持する支持腕材とが一体で設けられており、別途、軒樋部材の受金物を用意する必要がないので、部品点数が極めて少なくコストを低減させることができるとともに、屋根の軒先への取付作業も、作業工数が減り、容易に設置することができる。
また、本発明は、長尺軒樋部材に直交する方向に複数本の支持腕材が設けられた軒樋を屋根の軒先に配設する軒樋の施工方法であって、複数本の支持腕材のうち、軒樋部材のほぼ中央に配設された支持腕材をまず始めに屋根支持材に取着し、軒樋部材の自重によるたわみを利用して軒樋部材の中央から端部方向に水勾配を設け、次に、前記取着した支持腕材に近い位置の支持腕材から順に、前記水勾配を維持した状態で屋根支持材に取着して、屋根の軒先に配設することを特徴とする。
このような軒樋の施工方法により、軒樋部材にあらかじめ水勾配が設けられていなくても、軒樋の施工作業工程において軒樋部材に緩やかな水勾配を容易に形成することができ、施工作業性を高めるとともに、作業時間を短縮化することができる。
上述のように構成される本発明の軒樋によれば、雨水等を排水する軒樋部材と、軒先へ固定する支持腕材とが一体に形成された構成であるので、軒樋部材を受ける受金物などの別部材を必要とせず、簡易な構造としてコストの低減を図ることができ、また、屋根の軒先への取付作業も極めて容易に行うことができる。
また本発明の軒樋の施工方法によれば、軒樋部材にあらかじめ水勾配が設けられていなくても、軒樋の施工作業工程において軒樋部材に緩やかな水勾配を容易に形成することができ、軒樋の設置作業にかかる時間を短縮し、作業性を高めることができる。
以下、本発明に係る軒樋の最良な実施の一例について、図面を参照しつつ説明する。図1〜図4は本発明の軒樋を示し、図1は軒樋の側面図、図2は軒樋の部分拡大正面図、図3は軒樋の正面図、図4は前記軒樋を屋根に設置したところを示す断面図である。なお、図4においては図面を見やすくするために、野地板や屋根材等の構成部材には断面を示すハッチングを省略して記載している。
この軒樋1は、長尺の軒樋部材2を有し、断面が等辺山型形状の鋼製アングル材が使用されている。軒樋部材2は、頂部を下方に向け、谷状に屋根に配設されて用いられる。軒樋1を設ける屋根の大きさにもよるが、例示の形態では長さが約3〜4mで形成されている。
軒樋部材2の両端部には、水滴ガイドロッド3が垂下添設されている。水滴ガイドロッド3は、軒樋部材2から地上に向かって雨水等を伝わせ、排水を促すものであり、例示の形態では鉤型に屈曲形成されている。この水滴ガイドロッド3は、軒樋部材2の両端部において、谷部の下側に溶接等により一体に接合されている。
また、軒樋部材2の一方の側面外側には、複数本の支持腕材4が均等間隔で、部材に直交する方向に設けられている。支持腕材4は、板状の鋼材で形成されている。隣接する支持腕材4同士の間隔Aは、この軒樋1が屋根8の垂木81に取り付けられるので、垂木81の間隔に合わせて決められている。この支持腕材4の先端部は、軒樋部材2との接続角度に合わせて一部切り欠かれて軒樋部材2の支持基部41とされ、支持基部41の上面が軒樋部材2の側面に一体に溶接されている。また、支持腕材4のほぼ中央部と後端寄りの二箇所には、屋根8への止め付け用の止着孔42がそれぞれ設けられている。
例示の形態では、かかる構成の軒樋1を、屋根緑化がなされる四阿(あずまや)の勾配屋根8の軒先に設けている。図示するように屋根8の上には、土壌を支持する枠体82が設けられ、この枠体82内にブロック状に形成された多数個の土壌ユニット831を上下二層に敷設して植物栽培土壌83が形成されている。これらの土壌ユニット831は枠体82の内側に立設された係止部材821に支持されている。雨水や、土壌への灌水の余剰水は、植物栽培土壌83の下端部から流出して屋根8表面を流れ、軒先から軒樋1へ流れ込む。軒樋1には、両端部方向に緩やかな水勾配が設けられているので、流れ込んだ水は両端部方向に排水されて、水滴ガイドロッド3を伝って流れ落ち、地上へ排水される。
このように、本発明に係る軒樋1によれば、軒樋部材2と支持腕材4とが一体に形成されて部品点数が少なく簡易な構造であるので、屋根への設置作業も少ない工程で容易に行うことができ、作業時間も短くて済み、作業性を高めることができる。また、軒樋部材2に例示したような鋼製アングル材を使用する場合、規制のアングル材を転用することができるので、製造コストを低減させつつ良好な軒樋を得ることができる。
次に、前記のように構成された軒樋1の施工方法について説明する。軒樋1は、屋根8の軒先に設置される際、まず始めに、複数本の支持腕材4のうち、軒樋部材2のほぼ中央に配設された支持腕材4が、屋根8の垂木81の側面に止め付けられる。これにより軒樋部材2が自重によって両端部が下方へたわむので、このたわみを利用して軒樋部材2の中央から端部方向への水勾配とする。
次に、先に止め付けた支持腕材4に近い位置の支持腕材4から順に、前記の水勾配を維持した状態で垂木81の側面に止め付ける。そして、最後に両端部の支持腕材4を垂木81側面に止め付けると、屋根8の軒先に軒樋1を配設することができ、軒樋部材2には緩やかな水勾配が形成されることになる。
このような軒樋1の施工方法によれば、従来の軒樋施工のように、軒樋の水勾配に配慮しつつ軒樋部材の受金物を多数軒先に取着して、次にこれらの受金物に軒樋部材を配設していくという工程を踏む必要がなく、効率よく軒樋の設置作業を進めることができる。したがって、軒樋施工にかかる作業時間を短縮でき、コストの低減を図ることができる。
本発明に係る軒樋は、建築物の勾配屋根の軒先に設けて、雨水等の排水を円滑に行うのに利用することができる。
本発明に係る軒樋の側面図である。 本発明に係る軒樋の端部を示す正面図である。 本発明に係る軒樋の正面図である。 本発明の軒樋を屋根に設置したところを示す断面図である。
符号の説明
1 軒樋
2 軒樋部材
3 水滴ガイドロッド
4 支持腕材
41 支持基部
42 止着孔
8 屋根
81 垂木
82 枠体
821 係止部材
83 植物栽培土壌
831 土壌ユニット

Claims (2)

  1. 断面が等辺山型形状の長尺軒樋部材を有し、この軒樋部材の両端部には水滴ガイドロッドが垂下添設され、軒樋部材の後背面には、複数本の支持腕材が軒樋部材に直交する方向に設けられたことを特徴とする軒樋。
  2. 長尺軒樋部材に直交する方向に複数本の支持腕材が設けられた軒樋を屋根の軒先に配設する軒樋の施工方法であって、
    複数本の支持腕材のうち、軒樋部材のほぼ中央に配設された支持腕材をまず始めに屋根支持材に取着し、軒樋部材の自重によるたわみを利用して軒樋部材の中央から端部方向に水勾配を設け、次に、前記取着した支持腕材に近い位置の支持腕材から順に、前記水勾配を維持した状態で屋根支持材に取着して、屋根の軒先に配設することを特徴とする軒樋の施工方法。
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