JP4412002B2 - 記録システム、記録装置および記録管理方法 - Google Patents

記録システム、記録装置および記録管理方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えば、ハードディスクや半導体メモリーなどの比較的に記憶容量の大きな記録媒体を用いる記録装置、この記録装置を用いた記録システムおよびコンテンツの記録管理方法に関する。
ハードディスクを記録媒体として用いたハードディスクレコーダが広く用いられるようになってきている。ハードディスクレコーダのハードディスクは、記憶容量が160ギガバイト、200ギガバイト、あるいはそれ以上というように、比較的に大容量のものである。しかし、大容量であるといってもその記憶容量は有限であるので、大量のコンテンツを記録した後においては、新たなコンテンツの記録に際し、残容量を確認し、十分な残容量がある場合に記録を開始するようにする必要がある。
ハードディスクの記憶容量は、年々大きくなってきているが、結局は有限であり、新たなコンテンツの記録に際し、十分な残容量が確保できていない場合には、既にハードディスクに記録されているコンテンツを整理する必要がある。しかし、大容量のハードディスクに記録されたコンテンツの中から、ハードディスクに残すもの、バックアップすれば削除できるもの、バックアップなしで削除できるものなどを選び出すことは、手間や時間がかかる場合がある。
このため、後に記す特許文献1には、ハードディスクなどの記録媒体に無秩序に記録されている多数のコンテンツの中から、目的とする属性のコンテンツを抽出し、これを並べ替えて、他の記録媒体にバックアップを取るようにする技術が開示されている。この場合、抽出の基準となる属性は、タイトルやジャンル等であり、並べ替えの基準は、録画日時などである。
この特許文献1に記載の技術を用いることにより、例えば、連続ドラマのコンテンツを洩れなく、録画日時順に、他の記録媒体にバックアップするなどのことができる。このように、ユーザが目的とするコンテンツのバックアップを確実に、しかも、整理して行うことができるので、ハードディスクなどの大容量記録媒体の整理を安心して行うことができるようにされる。
特開2003−110988号公報
ところで、上述した特許文献1に記載の技術を用いることによって、例えばハードディスクに記録されているコンテンツのバックアップと、当該ハードディスクに記録されているコンテンツの整理とを、当該ハードディスクへの新たなコンテンツの記録前に行っておくことによって、新たなコンテンツの記録時においてハードディスクの記憶容量が不足するなどの不都合を防止し、ハードディスクを効率よく使用することができる。
しかしながら、ハードディスクに記録されているコンテンツのバックアップと整理とを適宜のタイミングで行っておかなければ、新たなコンテンツの記録時における記憶容量不足を回避することはできず、新たなコンテンツの全部を正常に記録できない場合が発生する。また、ある程度の記憶容量が確保されていても、大量のコンテンツの記録を一時に行うようにした場合には、記憶容量不足になる可能がある。
以上のことにかんがみ、この発明は、目的とするコンテンツの記録時において、記録媒体の記憶容量が不足した場合であっても、目的とするコンテンツの全部を正常に記録できるようにすると共に、記録媒体に既に記録されている記録済コンテンツの消滅も発生させないようにする記録システム、記録装置および記録管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の記録システムは、
コンテンツの記録装置とサーバ装置とがネットワークを通じて接続するようにされて構成される記録システムであって、
前記記録装置は、
自己の記録媒体にコンテンツを記録するとき、記録するコンテンツに関する情報に基づいて、前記記録媒体の残容量を閾値と比較することで確認する確認手段と、
前記確認手段により、前記残容量が少ないことが確認された場合に、前記記録媒体に既に記録されている記録済コンテンツを前記サーバ装置に送信する送信手段と、
前記送信手段を通じて前記サーバ装置に送信した前記記録済コンテンツを前記記録媒体から削除する削除手段と、
前記記録媒体に記録されているコンテンツの管理情報と、前記サーバ装置に送信されたコンテンツの管理情報とを管理する管理手段と
を備え、
前記サーバ装置は、
前記記録装置からのコンテンツを受信する受信手段と、
前記受信手段を通じて受信したコンテンツをサーバ装置側の記録媒体に記録する記録手段と
を備え
前記確認手段で用いる記録する前記コンテンツに関する情報は、記録対象の前記コンテンツの種別と前記コンテンツを伝送する前記ネットワークの伝送速度との一方または両方を含み、記録対象の前記コンテンツが、音声コンテンツの場合には、映像音声コンテンツよりも小さい前記閾値を設定し、前記ネットワークの伝送速度が高速な場合には、低速な場合よりも小さい前記閾値を設定する
ことを特徴とする。
この請求項1に記載の発明の記録システムによれば、記録装置において、記録媒体にコンテンツを記録するとき確認手段により記録媒体の残容量が確認され、残容量が予め決められた閾値よりも少ない場合には、記録媒体に既に格納されているコンテンツが、送信手段を通じてサーバ装置に送信され、サーバ装置の記録媒体に記録するようにされる。そして、サーバ装置に送信されたコンテンツが、記録装置の記録媒体から削除手段により削除される。
これにより、目的とするコンテンツの記録媒体への記録時において、記録媒体の残容量が少なくなった場合に、既に記録媒体に記録されている記録済コンテンツを記録装置の記録媒体からサーバ装置の記録媒体に移し替えて、記録装置の記録媒体から削除することによって残容量を確保し、目的とするコンテンツの全部を記録装置の記録媒体に記録することができるようにされる。
しかも、残容量確保のために、記録装置の記録媒体から削除した記録済コンテンツは、サーバ装置の記録媒体に移し替えられて保持されるので、記録装置の記録媒体から削除されても、どこにも存在しなくなるのではなく、サーバ装置から提供を受けて、利用することが可能なようにしておくことができるようにされる。
この発明によれば、一般に、ハードディスクなどの記録媒体の残容量が少なくても、自動的に古いコンテンツをバックアップし、バックアップしたコンテンツを削除することで大容量コンテンツの追加記録が可能になる。
サーバ装置側のコンテンツを利用した時に、そのコンテンツを記録装置の記録部に書き戻し、代わりのコンテンツをサーバ装置側にバックアップする事で、常に最新のコンテンツを記録装置側の記録媒体上に保持することができ、迅速に目的とするコンテンツへアクセス可能となる。
自動的にバックアップを行うので、記録媒体の残容量をユーザ自身が意識する必要が無く、安心して使用可能な信頼性の高い記録装置、記録システムを提供することができる。
以下、図を参照しながら、この発明による装置、システム、方法の一実施の形態について説明する。
[記録再生装置、記録再生システムの概要]
図1は、この実施の形態の記録再生装置1、記録再生システム(仮想的記録再生装置)100を説明するための図である。この実施の形態の記録再生装置1は、この発明による記録装置が適用されたものであり、この記録再生装置1が用いられて構成される記録再生システム100は、この発明による記録システム、記録管理方法が適用されたものである。
図1に示すように、この実施の形態の記録再生装置1は、後述もするが、記録媒体としてハードディスクドライブ(HDD)を備え、放送局6から送出されるテレビ放送信号、あるいは、ラジオ放送信号を受信して、それらを記録媒体に記録することができるものである。
また、記録再生装置1は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、MD(Mini Disc)などの記録媒体7の再生装置(外部装置)からのコンテンツ(コンテンツデータ)の提供を受けて、これを記録媒体に記録することができるものである。また、インターネットなどのネットワーク8を通じて、コンテンツ(コンテンツデータ)の提供を受けて、これを記録媒体に記録することができるものである。
なお、記録処理と並行して、記録対象のコンテンツデータをデコードして、再生し、コンテンツデータに応じた映像や音声をモニタ受像機4、スピーカ5を通じてユーザに提供したり、記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生して、モニタ受像機4、スピーカ5を通じてユーザに提供したりすることができるものである。
そして、記録再生装置1は、ネットワーク2を通じてサーバ装置3との間に通信回線を接続し、記録再生装置1の記録媒体に記録されている記録済コンテンツデータをサーバ装置3に送信して、サーバ装置3の記録媒体に記録済コンテンツデータのバックアップを作成することができると共に、必要に応じて、サーバ装置3の記録媒体に記録したコンテンツデータ(バックアップデータ)の提供を受けて、これを利用することができるようにしている。
すなわち、詳しくは後述もするが、記録再生装置1は、目的とするコンテンツデータの記録時において、記録媒体の残容量(記録可能な未使用記憶領域)が不足してきた場合に、記録媒体に過去に記録したコンテンツデータ(記録済コンテンツデータ)を、ネットワーク2を通じてサーバ装置3に送信してサーバ装置3の記録媒体に移し替え、記録再生装置1の記録媒体からは移し替えた当該記録済コンテンツデータを削除して記録媒体の残容量を増やすことによって、目的とするコンテンツデータの全部を記録再生装置1の記録媒体に記録できるようにしている。
そして、記録再生装置1においては、自己の記録媒体に記録されているコンテンツデータの管理情報と、サーバ装置3に転送したコンテンツデータの管理情報をと管理し、記録したコンテンツデータの再生が要求された場合には、自己の記録媒体から指示されたコンテンツデータを読み出して、あるいは、指示されたコンテンツデータの提供をサーバ装置3から受けて、それらコンテンツデータを再生して利用することができるようにしている。
このように、記録再生装置1は、ネットワーク2を通じて接続されるサーバ装置3の記録媒体をあたかも自己の記録媒体として用いるようにすることによって、極めて大容量の記録媒体を備えた仮想的記録再生装置(記録システム)100を構成するようにしている。
これによって、記録再生装置1の記録媒体の残容量をユーザが意識することなく、いつでも目的とするコンテンツデータの全部を記録再生装置1の記録媒体に記録することができると共に、サーバ装置3に移し替えた(退避した)記録済コンテンツデータについても、記録再生装置1の記録媒体に記録されているコンテンツデータと同様に利用することができるようにしている。
[記録再生装置1について]
次に、この実施の形態の記録再生装置1について説明する。図2は、この実施の形態の記録再生装置1を説明するためのブロック図である。図2に示すように、この実施の形態の記録再生装置1は、放送信号の受信アンテナANT、受信部11、エンコーダ12、入力端子In1、In2、外部インターフェース(以下、外部I/Fと略称する。)13、ネットワークインターフェース(以下、ネットワークI/Fと略称する。)14、出力端子Ot1、Ot2、映像デコーダ15、音声デコーダ16、時計回路17、キー操作部18、キーインターフェース(以下、キーI/Fと略称する。)19を備えている。
また、記録再生装置1は、通信インターフェース(以下、通信I/Fと略称する。)20、入出力端子IO1、コンテンツ記憶部21、コンテンツデータベース22、残容量算定部23、バックアップ処理制御部24、コンテンツデータベース更新部(以下、DB更新部と略称する。)25、制御部26を備えたものである。
制御部26は、この実施の形態の記録再生装置の各部を制御するものであり、図2に示すように、CPU(central processing unit)、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)がCPUバスを通じて接続されて、マイクロコンピュータの構成とされたものである。
そして、放送信号には、地上波アナログテレビ放送、地上波デジタル放送信号、AMラジオ放送信号、FMラジオ放送信号、デジタル衛星放送信号など種々のものがあるが、この実施の形態においては説明を簡単にするため、地上波アナログテレビ放送信号を受信する場合を例にして説明する。
また、コンテンツ記憶部21、コンテンツデータベース22のそれぞれは、ハードディスクドライブ(HDD)である。また、後述もするように、残容量算定部23、バックアップ処理制御部24、DB更新部25は、制御部26のCPU261において実行されるソフトウェアによっても実現することができるものである。
そして、地上波アナログテレビ放送信号により提供される放送番組を、コンテンツ記憶部21に記録する場合、受信アンテナANTで受信された地上波アナログテレビ放送信号は、受信部11に供給され、ここで、制御部26の制御により目的とするテレビ放送信号が選局され、この選局されたテレビ放送信号が映像信号と音声信号とに復調されて、エンコーダ12に供給される。
エンコーダ12は、これに供給された映像信号と音声信号とをA/D(アナログ/デジタル)変換して、所定のデータ圧縮方式にしたがってデータ圧縮し、記録用のコンテンツデータを形成する。この記録用のコンテンツデータが、制御部26の制御によって、コンテンツ記憶部21に記録される。
この場合、コンテンツ記憶部21に記録されるコンテンツデータには識別情報が付加される。また、記録されたコンテンツデータに付加された識別情報、放送チャンネル識別情報、ユーザによって入力されるタイトルやメッセージなどのテキスト情報などと、時計回路17から取得する現在時刻である最終利用日時情報とが関連付けられたコンテンツ管理情報が形成され、これがコンテンツデータベース22に記録される。
また、CDプレーヤーなどの外部機器からのコンテンツデータを、コンテンツ記憶部21に記録する場合、CDプレーヤーなどの外部機器から供給されたコンテンツデータを入力端子In1を通じて受け付け、これが外部I/F13においてデータ圧縮するなどして記録用のコンテンツデータを形成する。この記録用のコンテンツデータが制御部26の制御によって、コンテンツ記憶部21に記録される。
この場合にも、コンテンツ記憶部21に記録されるコンテンツデータには識別情報が付加される。そして、記録されたコンテンツデータに付加された識別情報、コンテンツデータと共に提供される例えばTOCの情報などの補助情報、ユーザによって入力されるタイトルやメッセージなどのテキスト情報などと、時計回路17から取得する現在時刻である最終利用日時情報とが関連付けられたコンテンツ管理情報が形成され、これがコンテンツデータベース22に記録される。
また、インターネットなどのネットワークを通じて提供されるコンテンツデータを、コンテンツ記録部21に記録する場合、インターネットなどのネットワークを通じて提供されるコンテンツデータを入力端子In2、ネットワークI/F14を通じて受け付け、これが制御部26の制御によって、コンテンツ記憶部21に記録される。
この場合にも、コンテンツ記憶部21に記録されるコンテンツデータには識別情報が付加される。そして、記録されたコンテンツデータに付加された識別情報、種々の補助情報、ユーザによって入力されるタイトルやメッセージなどのテキスト情報などと、時計回路17から取得する現在時刻である最終利用日時情報とが関連付けられたコンテンツ管理情報が形成され、コンテンツデータベース22に記録される。
図3は、上述のように、コンテンツ記憶部21に記録されるコンテンツデータと、コンテンツデータベース22に記録されるコンテンツ管理情報とについて説明するための図である。上述したように、この実施の形態の記録再生装置1は、地上波アナログ放送信号によって提供されるコンテンツデータ、CDプレーヤーなどの外部機器からのコンテンツデータ、インターネットなどのネットワークを通じて提供される各種のコンテンツデータを、図3Aに示すように識別情報を付加してコンテンツ記録媒部21に記録するとともに、図3Bに示すように、コンテンツ記録部21に記録したコンテンツデータを管理するためのコンテンツ管理情報を形成してコンテンツデータベース22に記録する。
そして、コンテンツデータベース22のコンテンツ管理情報を参照すれば、どんなコンテンツデータが、コンテンツ記憶部21に記録されているか、また、各コンテンツデータが最後に利用されたのはいつかなどを把握することができるようにしている。なお、コンテンツデータベース22に形成されるコンテンツ管理情報の転送フラグは、後述もするように、コンテンツ記憶部21に記録されているコンテンツデータの場合には、オフ(“0”)、コンテンツ記憶部21からサーバ装置3に転送されたコンテンツデータの場合には、オン(“1”)となるものである。すなわち、転送フラグは、そのコンテンツデータが、記録再生装置1のコンテンツ記憶部21に存在するか、サーバ装置3の記録媒体に存在するかのコンテンツデータの所在を示す情報である。
また、上述したように、種々のコンテンツデータの記録時において、制御部26を通じて、映像データを映像デコーダ15に供給し、映像データをデコーダすると共に、D/A(デジタル/アナログ)変換して映像信号の出力端子Ot1を通じてモニタ受像機4に供給することにより、また、音声データを音声デコーダ16に供給し、音声データをデコーダすると共に、D/A変換して音声信号の出力端子Ot2を通じてスピーカ5に供給することにより、記録対象のコンテンツをモニタしながら記録処理を行うようにすることができる。
そして、この実施の形態の記録再生装置1は、コンテンツデータのコンテンツ記憶部21への記録中においては、制御部26により制御される残容量算定部23の機能により、定期的にコンテンツ記憶部21のコンテンツデータの記録に用いることが可能な残り記憶容量(残容量)を監視する。そして、残容量が予め決められた閾値よりも少なくなった場合に、バックアップ処理制御部24の機能により、コンテンツデータベース22の管理情報を検索する。このように、残容量算定部23は、コンテンツ記憶部21の残容量を確認する確認手段としての機能を有する。
そして、この実施の形態に記録再生装置1において、バックアップ処理制御部24は、最も過去に利用されたコンテンツデータを特定して、通信I/F20を制御して、サーバ装置3とに間に通信回線を接続し、特定したコンテンツデータをサーバ装置3に転送して、サーバ装置3の記録媒体に記録する。すなわち、一番使われていないと考えられるコンテンツデータをサーバ装置3側に移し替えるようにする。このように、バックアップ処理制御部24と通信I/Fとが協働して、所定の記録済コンテンツデータをサーバ装置3に送信してバックアップを取るようにする送信手段としての機能と、サーバ装置3に送信した記録済コンテンツデータを記録再生装置1のコンテンツ記憶部21から削除するようにする削除手段としての機能を有している。
そして、最も過去に利用されたコンテンツデータとして特定されたものが、正常にサーバ装置3に転送された後に、記録再生装置1のDB更新部25は、コンテンツデータベース22に記録されているコンテンツ管理情報の内、サーバ装置3に転送したコンテンツデータのコンテンツ管理情報の転送フラグをオン(“1”)にすると共に、コンテンツ記憶部21からサーバ装置3に転送したコンテンツデータを削除する。これによって、転送して削除したコンテンツデータの分だけ、コンテンツ記憶部21の残容量が増加し、今回、記録の対象になっている新たなコンテンツデータの全部をコンテンツ記憶部21に記録できるようにする。このように、DB更新部25は、記録再生装置1のコンテンツ記憶部21に記録されているコンテンツデータの管理情報と、サーバ装置3に送信されたコンテンツデータの管理情報とを管理する管理手段としての機能を有している。
したがって、この実施の形態の記録再生装置1は、コンテンツデータのコンテンツ記憶部21への記録時において、残容量の確認を定期的に行うことにより、目的とするコンテンツデータの記録に十分な残容量がないことが確認された場合には、一番使われていないと考えられるコンテンツデータをサーバ装置3に転送して、記録再生装置2のコンテンツ記憶部21からは削除することによって、目的とするコンテンツデータの全部を確実にコンテンツ記憶部21に記録することができるものである。
なお、コンテンツ記憶部21の残容量の確認においては、例えば、記録対象のコンテンツの種別と、サーバ装置3との間に接続される通信回線の伝送速度などの情報に基づいて閾値が設定される。すなわち、例えば、テレビ放送番組のコンテンツデータと、CDプレーヤーからの音楽データとでは、必要な記憶容量(残容量)は異なる。
また、ネットワークの伝送速度が高速な場合には、短時間で多くのデータを転送することができるので、残容量の閾値としては、少ない閾値とすることが可能である。逆に、ネットワークの伝送速度が低速な場合には、サーバ装置3へのコンテンツデータの転送に時間がかかることになり、残容量の閾値としては、比較的に大きな閾値としておく必要がある。
したがって、映像と音声とが同期が取られている映像音声コンテンツの場合には、比較的多めの残り容量の閾値を設定するようにし、音声コンテンツの場合には、映像音声コンテンツよりも少ない残り容量の閾値を設定するようにする。さらに、ネットワークの伝送速度を考慮し、伝送速度が高速な場合には、残り容量の閾値を小さくし、伝送速度が低速な場合には、残り容量の閾値を大きくするようにする。
このようにすることにより、コンテンツ記録部21の残り容量の確認に用いる閾値を適正に設定し、残容量の確認を適正に行うようにすることができる。
そして、この実施の形態の記録再生装置1においては、キー操作部18を通じて受け付けるユーザからの指示入力に応じて、記録されたコンテンツデータを読み出して再生することができるようにされる。すなわち、コンテンツを利用する場合には、制御部26がユーザからの指示入力に応じたコンテンツデータのコンテンツ管理情報の転送フラグのオン/オフを確認し、オフである場合には、利用しようとしているコンテンツデータはコンテンツ記憶部21に存在するので、コンテンツ記憶部21から目的とするコンテンツデータを読み出し、映像データは映像エンコーダ15、映像出力端子Ot1を通じてモニタ受像機に供給し、また、音声データは音声デコーダ16、音声出力端子Ot2を通じてスピーカに供給して、指示されたコンテンツデータの再生を行うようにする。
また、指示入力に応じたコンテンツデータのコンテンツ管理情報の転送フラグが、オンである場合には、利用しようとしているコンテンツデータはサーバ装置3に転送されているので、通信I/F20を制御して、サーバ装置3との間に通信回線を接続し、サーバ装置に目的とするコンテンツデータの提供要求を送信する。この場合、サーバ装置3においては、顧客データベースを用いて認証確認を行い、認証が取れれば、要求元の記録再生装置1に対して、要求されたコンテンツデータのストリーミング送信を開始する。
サーバ装置3からのコンテンツデータの送信を受けた記録再生装置1は、通信I/Fを通じてこれを取り込み、制御部26を介して、映像データは映像エンコーダ15、映像出力端子Ot1を通じてモニタ受像機に供給し、また、音声データは音声デコーダ16、音声出力端子Ot2を通じてスピーカに供給して、指示されたコンテンツデータの再生を行うようにする。
このように、記録再生装置1の制御部26は、自己の前記記録媒体にあるか、前記サーバ装置側にあるかを判別する判別手段としての機能と、通信I/F20と協働することにより、目的とするコンテンツデータがサーバ装置3側にあると判別した場合に、その目的とするコンテンツデータの提供要求を形成して、サーバ装置3に送信する要求送信手段としての機能を有している。
したがって、この実施の形態の記録再生装置1は、再生が指示されたコンテンツデータが、記録再生装置1のコンテンツ記憶部21に存在するコンテンツデータについては指示に応じて再生することができるし、また、記録再生装置1のコンテンツ記憶部21からサーバ装置3に転送されたコンテンツデータであっても、サーバ装置3からストリーミング送信を受けることができるので、コンテンツ記憶部21に記録されているコンテンツデータを再生する場合と同様にしてサーバ装置3に移し変えられたコンテンツデータの再生をも行うことができるようにしている。
なお、記録再生装置1のユーザと、サーバ装置3の運営会社との間には、予め契約関係があり、記録再生装置1のユーザの識別情報や暗証番号などの必要な情報が、サーバ装置3の顧客データベースに登録されており、契約関係にある顧客(会員)に対してのみ、記録媒体の利用を許可し、記録媒体に記録されたコンテンツデータのストリーミング送信などのサービスの提供を受けることができるようにされる。
また、記録再生装置1のユーザは、サーバ装置3の運営会社に対して、サーバ装置3の使用料などを支払うことになる。この場合、例えば、予め決められた容量分のコンテンツデータの記憶保持と、ストリーミング配信を行うようにする契約や、転送したコンテンツの記録に用いているサーバ装置3側の使用記憶容量に応じて料金を支払うようにする契約など、種々の内容の契約が存在する。
[サーバ装置3の構成例について]
次に、この実施の形態で用いられるサーバ装置3の構成例について説明する。図4は、サーバ装置3を説明するためのブロック図である。図4に示すように、この実施の形態で用いられるサーバ装置3は、ネットワークへの接続端子31、通信I/F32、コンテンツ記憶部33、顧客データベース34、制御部35からなっている。
制御部35は、サーバ装置3の各部を制御するものであり、図3に示したように、CPU351、ROM352、RAM353、EEPROM354がCPUバス355を通じて接続され、マイクロコンピュータの構成とされたものである。
ここで、ROM352は、CPU351において実行する各種のプログラムや各種の処理に必要になるデータなどが記憶されたものであり、RAM353は、主に作業領域として用いられるものである。また、EEPROM354は、いわゆる不揮発性メモリーであり、電源が落とされた場合であっても保持しておくべきパラメータなどを記憶保持するものである。
顧客データベース34は、このサーバ装置3の運営会社との間で契約を締結することにより、会員となった顧客の情報を記憶保持するものであり、会員の暗証番号、識別番号、会員の氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス、契約形態などの種々の顧客情報を記憶保持している。そして、制御部35は、接続端子31、通信I/F32を通じて要求を受信すると、その要求に含まれる暗証番号に基づいて、顧客データベース34の顧客データを参照し、登録されている会員からの要求に対してのみ応答することができるようにしている。
上述もしたように、サーバ装置3は、会員からの接続要求に応じて通信回線を接続した後に、通信回線を接続した会員の記録再生装置1からコンテンツデータが送信されて来たときには、これをコンテンツ記憶部33に記録し、当該会員の顧客情報に、今回、コンテンツ記憶部33に記録したコンテンツを識別することが可能な情報を更新する。
このようにして、会員の記録再生装置1が、サーバ装置3のコンテンツ記憶部33の記憶領域を、自己の記録再生装置1のコンテンツ記憶部21と同様に用いることができるようにしている。すなわち、記録再生装置1のコンテンツ記憶部21は、いわば記録再生装置1で利用可能なローカルな記憶部であり、サーバ装置3のコンテンツ記憶部33は、その記録領域を会員で共有することが可能な共有記憶部として利用可能なものと位置付けることができる。
そして、記録再生装置1に対して、コンテンツの再生指示を入力し、再生を指示したコンテンツがコンテンツデータベース22の情報に基づいて、自機のコンテンツ記憶部21に存在しないことがわかった場合には、再生を指示したコンテンツの提供要求をサーバ装置3に送信する。
これに応じて、サーバ装置3は、会員の記録再生装置1からのコンテンツの提供要求に応じて、サーバ装置3がその会員の記録再生装置1から送信されてきて、コンテンツ記憶部33に記憶保持しているコンテンツデータをコンテンツ記憶部33から読み出して、通信I/F32、接続端子31、ネットワーク2を通じて、要求元の記録再生装置1にストリーミング配信を行う。
要求元の記録再生装置1は、サーバ装置3からストリーミング配信される目的とするコンテンツデータを受信して、ストリーミング再生することにより、当該ストリーミング配信されたコンテンツデータを、自己のコンテンツ記憶部21に記録されているコンテンツデータを利用する場合と同様に使用することができるようにされる。
このように、サーバ装置3は、会員に対して、外部のサーバ装置であることを意識させることなく、会員の記録再生装置1が自己のコンテンツ記憶部21に記録されているコンテンツデータと同様に、サーバ装置3のコンテンツ記憶部33に記録されているコンテンツデータを利用することができるようにしている。
[記録処理と再生処理について]
次に、この実施の形態の記録再生システムにおいての記録処理と再生処理について、図5、図6のフローチャートを参照しながら説明する。
[記録処理について]
まず、記録処理について説明する。図5は、ネットワーク2を通じて接続される記録再生装置1とサーバ装置3とから構成されるこの実施の形態の記録再生システム100においての記録処理を説明するためのフローチャートである。図5において、図5A、図5Bが、記録再生装置1で行われる処理であり、図5Cがサーバ装置3において行われる処理である。
記録再生装置1において、キー操作部18を通じて記録指示入力を受け付け、例えば、放送によって提供されるコンテンツデータ、CDプレーヤーなどの外部機器から提供されるコンテンツデータ、あるいは、インターネットなどのネットワークを通じて提供されるコンテンツデータを、ハードディスクであるコンテンツ記憶部21に記録する記録処理を行う場合、制御部26は、記録するコンテンツデータがバッファに一杯になる度に、当該コンテンツデータをコンテンツ記憶部21に記録するとき(ステップS101)、残容量算定部23を制御して、コンテンツ記憶部21の残容量の確認を行う(ステップS102)。
ステップS102の残容量の確認は、上述もしたように、記録対象のコンテンツデータの種別と、通信I/F20、ネットワーク2を通じて伝送するコンテンツデータの伝送速度とに応じて決められる閾値に応じて行われる。
なお、ステップS102での残容量の確認処理としては、次のような2つの形態が考えられる。(1)コンテンツ記録前に残容量をチェックし、記録しようとするコンテンツのサイズよりもその残容量が大きいか否かを判断する形態。(2)コンテンツを記録したと仮定し、記録後の残容量をチェックし、所定値以上あるか否かを判断する形態。後者の場合の残容量は“マイナス値”になるケースもある。これら何れの形態を用いるかは、記録再生装置1のメーカーにおいて任意に決めるようにしてもよいし、また、どちらの形態をも実行できるようにしておき、ユーザが選択できるようにしてもよい。
そして、ステップS102の判断処理において、残容量が多い(十分である)と判断された場合には、制御部26は、ステップS104の処理に進み、目的とするコンテンツデータの全部を記録し終えたか否かを判断する(ステップS104)。ステップS104の判断処理において、記録は終了していないと判断したときには、ステップS101からの処理を繰り返す。
ステップS104の判断処理において、目的とするコンテンツデータの全部の記録を終了したと判断したときには、制御部26は記録再生装置1のDB更新部25を制御し、今回記録したコンテンツデータについてのコンテンツ管理情報をコンテンツデータベース22に形成し、時計回路17から現在時刻(現在日時情報)を取得して(ステップS105)、当該コンテンツ管理情報の最終利用日時情報を更新し、この図5Aに示す処理を終了する。
一方、ステップS102の判断処理において、コンテンツ記憶部21の残量が少ないと判断したときには、制御部26は、バックアップ処理制御部24を機能させ、図5Bに示す処理(ネットワークバックアップ処理)を、図5Aに示す処理と並列に実行する。
すなわち、図5Aに示す処理と図5Bに示す処理とは、並列に動作する処理であり、しかも、異なるコンテンツデータをサーバ装置に転送するため、図5Bに示すネットワークバックアップ処理が複数起動され、複数のコンテンツデータのバックアップ処理が行われるようにされる場合もある。すなわち、図5Bに示す処理は、マルチタスクの処理である。
そして、制御部26は、ステップS103において、図5Bに示す処理を起動させた後、記録対象のコンテンツデータの全部を記録し終えたか否かを判断し(ステップS104)、終了していないと判断した場合には、ステップS101からの処理を繰り返し、終了したと判断した場合には、コンテンツ管理情報を形成すると共に、現在時刻(現在日時情報)を取得し(ステップS105)、今回記録したコンテンツデータについてのコンテンツ管理情報の最終利用日時情報を更新して(ステップS106)、図5Aに示す処理を終了する。
同時に、記録再生装置1の制御部26は、上述もしたように、図5Aに示した処理と並行して、図5Bに示した処理も実行しており、制御部26は、バックアップ処理制御部24を制御して、まず、コンテンツデータベース22に記録されているコンテンツ管理情報の最終利用日時情報を検索キーとして用いて、最終利用日時情報が最も古いコンテンツ管理情報を検索する(ステップS107)。そして、最終利用日時情報が最も古いコンテンツ管理情報に基づいて、そのコンテンツ管理情報に対応するコンテンツデータをコンテンツ記憶部21から選択する(ステップS108)。
そして、記録再生装置1のバックアップ処理制御部24は、通信I/F20を制御し、サーバ装置3に接続要求を送信して、サーバ装置3との間に通信回線を接続するようにする(ステップS109)。この場合、サーバ装置3は、記録再生装置1からの接続要求を受信すると、当該接続要求に含まれる会員の暗証番号や識別情報に基づいて、顧客データベース34に登録された会員からの接続要求か否かを判断する認証処理を行い(ステップS116)、認証が取れた場合には、接続要求元の記録再生装置1との間に通信回線を接続する。
認証が取れ、通信回線が接続されると、記録再生装置1の制御部26は、バックアップ処理制御部24の機能を用い、通信I/F20を制御し、ステップS108で選択した最も古い最終利用日時情報を有するコンテンツデータをサーバ装置3に転送(送信)する(ステップS110)。
そして、バックアップ処理制御部24は、転送を開始したコンテンツデータの全部をサーバ装置3に転送し終えたか否かを判断し(ステップS111)、転送し終えていないと判断したときには、ステップS110からの処理を繰り返し、コンテンツデータのサーバ装置への転送を継続する。
これに応じて、サーバ装置3は、会員の記録再生装置1から転送されてくるコンテンツデータを受信し、自機のコンテンツ記憶部33に記録する(ステップS117)。なお、ステップS117において、サーバ装置3の制御部35は、受信したコンテンツデータを正常に自己のコンテンツ記憶部33に記録できたか否かを監視しており、コンテンツデータの未達、記録処理の不成功、コンテンツ記憶部の容量不足などの種々の原因により、会員の記録再生装置1からのコンテンツデータの記録ができなかった場合には、その原因も含めて検知することができるようにしている。
そして、サーバ装置3の制御部35は、通信I/F32を通じて、コンテンツデータの最終のデータを受信して記録処理を行った場合に、コンテンツデータの全部を正常にコンテンツ記憶部33に記録し終えたか否かを確認する終了確認を行い(ステップS118)、その結果を示すメッセージをコンテンツデータの転送元である記録再生装置1に返信し(ステップS119)、図5Cに示す処理を終了する。
記録再生装置1の制御部26は、通信I/F20を通じてサーバ装置3からのメッセージ通知を受信し、バックアップ処理制御部24の機能により転送したコンテンツデータの全部を正常に記録し終えたか否かを判断する(ステップS112)。ステップS112の判断処理において、転送したコンテンツデータの全てが正常に記録されたと判断したときには、記録再生装置1の制御部26は、転送したコンテンツデータを自己のコンテンツ記憶部21から削除する(ステップS113)。この後、制御部26は、DB管理部25を機能させ、コンテンツデータベース22に記録されている転送したコンテンツデータについてのコンテンツ管理情報の転送フラグをオンにし(ステップS114)、図5Bに示すサーバ装置3へのコンテンツデータのバックアップ処理を終了する。
ステップS112の判断処理において、転送したコンテンツデータの全てが正常に記録されていないと判断したときには、それに対応するための処理、例えば、コンテンツデータの再送処理、コンテンツデータのサーバ装置への転送が正常に終了していない旨のメッセージをユーザに通知する処理等を行うようにし、この図5Bに示す処理を終了する。
なお、サーバ装置3の運営者と会員との間の契約により、例えば、サーバ装置3のコンテンツ記憶部33の利用可能な記憶容量が予め定められており、新たなコンテンツデータの転送により、その定められた記憶容量を越えてしまう場合には、使用料の追加を求めるメッセージを送信し、これに応じる応答が記録再生装置1から返信された場合には、コンテンツデータの再送を受け付けるようにしたり、サーバ装置3に転送したコンテンツデータのうち、不要なコンテンツデータの削除の指示を受け付けるようにしたりするなどの対応を取るようにしてもよい。
また、図5CのステップS116の処理において、認証が取れなかった場合には、その旨をサーバ装置3から記録再生装置1に通知し、以降の処理を停止させた、認証が取れなかった旨の通知を記録再生装置1のユーザに対して、映像や音声を通じて行うようにされる。
[再生処理について]
次に、再生処理について説明する。図6は、ネットワーク2を通じて接続される記録再生装置1とサーバ装置3とから構成されるこの実施の形態の記録再生システム100においての再生処理を説明するためのフローチャートである。図6において、図6Aが、記録再生装置1で行われる処理であり、図6Bがサーバ装置3において行われる処理である。
記録再生装置1において、キー操作部18を通じて再生を行うようにする指示入力を行うと、記録再生装置1の制御部26は、図6Aに示す処理を実行し、ユーザからの再生するコンテンツデータの指定入力(選択入力)を受け付ける(ステップS201)。このコンテンツの指定入力は、例えば、記録再生装置1のコンテンツ記憶部21に蓄積されているコンテンツデータと、サーバ装置3のコンテンツ記憶部33に蓄積されている当該記録再生装置1から転送されたコンテンツデータとの一覧リストをコンテンツデータベース22の管理情報に基づいて作成し、例えば、映像信号の出力端子Ot1に接続されたモニタ受像機に表示して、その一覧リストから再生しようとするコンテンツデータを指示することにより行われる。
そして、記録再生装置1の制御部26は、コンテンツデータベース22のコンテンツ管理情報を参照し、再生が指示されたコンテンツデータは、転送フラグはオフになっており、記録再生装置1のコンテンツ記憶部21に記憶保持されているか、転送フラグがオンになっており、サーバ装置3のコンテンツ記憶部33に記憶保持されているかを判断する(ステップS202)。
ステップS202の判断処理において、ユーザから再生が指示されたコンテンツデータは、転送フラグがオフ(転送フラグ無し)であると判断したときには、指示されたコンテンツデータは記録再生装置1のコンテンツ記憶部21に記録されていると判断し、ハードディスクであるコンテンツ記憶部21に記憶保持されている再生が指示されたコンテンツデータを読み出して再生する(ステップS203)。そして、当該コンテンツデータの最終利用日時情報を、時計回路17から最新に取得する日時情報に基づいて更新し(ステップS204)、この図6Aに示す処理を終了する。
一方、ステップS202の判断処理において、ユーザから再生が指示されたコンテンツデータは、転送フラグがオン(転送フラグ有り)であると判断したときには、指示されたコンテンツデータはサーバ装置3のコンテンツ記憶部33に転送されていると判断し、記録再生装置1の制御部26は、通信I/F20を制御し、サーバ装置3に接続要求を送信して、サーバ装置3との間に通信回線を接続するようにする(ステップS205)。
この場合、サーバ装置3は、記録再生装置1からの接続要求を受信すると、当該接続要求に含まれる会員の暗証番号や識別情報に基づいて、顧客データベース34に登録された会員からの接続要求か否かを判断する認証処理を行い(ステップS209)、認証が取れた場合には、接続要求元の記録再生装置1との間に通信回線を接続する。
そして、記録再生装置1の制御部26は、ユーザから再生が指示されたコンテンツデータの再生要求(提供要求)を生成して、これをサーバ装置3に送信する(ステップS206)。これに応じて、サーバ装置3の制御部35は、要求されたコンテンツデータを自己のコンテンツ記憶部33から検索し(ステップS210)、見つかったコンテンツデータを要求元の記録再生装置1に対して、ストリーミング配信を行って(ステップS211)、図6Bに示す処理を終了する。
記録再生装置1は、サーバ装置3から自機あてにストリーミング配信されてくるコンテンツデータを受信し(ステップS207)、受信したコンテンツデータを映像デコーダ15、音声デコーダ16を用いて即座にデコードし、これらを再生して(ステップS208)、この図6Aに示す処理を終了する。
このように、この実施の形態の記録再生装置1は、サーバ装置3のコンテンツ記憶部33を利用できるようにしておくことにより、仮想的に自己のコンテンツ記憶部21の記憶容量を大きくすることができる。換言すれば、記録再生装置1と、ネットワークを通じて接続されるサーバ装置とにより仮想的記録再生装置(記録再生システム)100を構成している。
そして、新たなコンテンツデータを記録している最中に、記録再生装置1のコンテンツ記憶部21の残容量が不足した場合、あるいは、記録を開始するときにその残容量の不足が検出された場合には、利用される可能性の低いコンテンツデータを、記録再生装置1のコンテンツ記憶部21からサーバ装置3のコンテンツ記憶部33に移し替えることにより、記録再生装置1のコンテンツ記憶部21の残容量を常に適正に確保することができる。
また、コンテンツデータを再生する場合にも、ユーザは目的とするコンテンツデータが、記録再生装置1のコンテンツ記憶部21に記憶保持されているか、サーバ装置3のコンテンツ記憶部33に記憶保持されているのかを全く意識することなく、記録再生装置1のコンテンツ記憶部21に記憶保持されていれば、そこから読み出して再生し、サーバ装置3のコンテンツ記憶部33に記憶保持されていれば、サーバ装置3に対してコンテンツデータの提供を要求し、ストリーミング配信を受けることにより、目的とするコンテンツデータを記録再生装置1において再生して利用することができる。
なお、図6の処理において、サーバ装置にバックアップしたコンテンツを記録再生装置1が提供を受ける場合には、ストリーミング配信により提供を受け、ストリーミング再生するものとして説明したが、これに限るものではない。すなわち、サーバ装置3にバックアップしたコンテンツをそのサーバ装置3からダウンロードしてきて再生するようにするダウンロード再生を行うようにしてもよい。
ダウンロード再生の場合には、ダウンロードに先立って、記録再生装置1の記録媒体に目的とするコンテンツをダウンロードするだけの十分な残容量があるか否かをチェックし、不足していれば、サーバ装置3に不要な、あるいは、当面使用しないようなコンテンツを先にバックアップして、残容量を増やした後に、サーバ装置3にバックアップされているコンテンツであって、今回必要になったコンテンツをダウンロードするようにすればよい。
しかし、ストリーミング再生の場合には、目的とするコンテンツデータの全サイズに相当する残容量が記録再生装置1側になくとも、バッファリングして再生するだけの空き容量(残容量)があれば実施できるので、記録再生装置1の記録媒体の残容量については余裕を持たせることができる。つまり、ストリーミング再生を行うようにした場合の方が、記録媒体の残容量の確保にかかる付加を大きくすることがない。なお、ストリーミング再生時に必要なバッファのサイズ(容量)は、サーバ装置3からの転送レートや記録再生装置1においてコンテンツデータのデコード処理に要するCPU負荷などにより設定されることになる。
また、ストリーミング再生を行うようにするか、ダウンロード再生を行うようにするかは、記録再生装置1のメーカーなどにより予め決めておくようにすることもできるし、どちらの再生方式も用いることができるようにしておき、記録再生装置1のユーザが選択できるようにしておくことも可能である。
[変形例]
[移し替えたコンテンツデータの復旧]
なお、上述の実施の形態の場合のように、サーバ装置3のコンテンツ記憶部33に移し替えられたコンテンツデータが、ストリーミング配信されて記録再生装置1を通じて利用された場合、そのコンテンツデータを記録再生装置1のコンテンツ記憶部21に戻すようにしてもよい。戻すようにした場合には、記録再生装置1のコンテンツデータベース22に記憶されているコンテンツ管理情報の転送フラグや最終利用日時情報などが、DB更新部25の機能により更新されることになる。
また、この場合に、サーバ装置3からコンテンツデータを戻すために、記録再生装置1のコンテンツ記憶部21の残容量が不足する場合には、残容量算定部23の機能により、記録再生装置1のコンテンツ記憶部21に記録されているコンテンツデータのうちで最終利用日時情報が最も古いコンテンツデータをサーバ装置3のコンテンツ記憶部33に移し替えるようにしもよい。
[移し替えるコンテンツデータの選択について]
上述した実施の形態の記録再生装置1においては、コンテンツ記憶部21の残容量が不足してきた場合に、最終利用日時情報が最も古いコンテンツデータを、利用される可能性が低いものと判断して、移し替えの対象とした。しかし、これに限るものではない。
例えば、コンテンツデータのジャンルを考慮し、所定のジャンルの中において、最終利用日時情報が最も古いものから移し替えの対象となるようにしたり、ユーザが予め指示しておくようにした順番にしたがって、移し替えの対象となるようにしたりしてもよい。具体的には、ジャンルがニュースであるコンテンツデータから優先的に移し替えの対象となるようにしたり、視聴してしまった映画やドラマのコンテンツを、移し替え対象のコンテンツデータに登録し、この登録されたコンテンツデータから優先的に移し替えの対象としたりするなどのことが可能である。
これらの移し替えの対象を指示する情報は、記録再生装置1のキー操作部18を通じて入力されるユーザからの指示情報を制御部26が受け付けて、これをEEPROM264などのメモリに記憶保持しておくことにより、移し替えるコンテンツデータの選択時に用いることができる。
この他、最終利用日時情報が若いコンテンツデータを優先的に移し替えの対象としたり、記憶容量の大きなコンテンツデータから優先的に、逆に記憶容量の小さなコンテンツデータから優先的に移し替えの対象としたりするなど、種々の対応を取ることが可能である。つまり、コンテンツデータベース22のコンテンツ管理情報を用いて、移し替え対象のコンテンツデータを種々の態様で選ぶことができる。この場合においても、キー操作部18を通じて受け付けるユーザからの指示情報をEEPROMなどに記憶させておくことにより、ユーザからの指示に応じて移し替えるコンテンツデータの選択に用いることができる。
[送信データの形成について]
上述した実施の形態においては、記録再生装置1のコンテンツ記憶部21に記憶保持されていたコンテンツデータを、基本的にそのままの状態で転送するものとして説明した。しかし、これに限るものではない。通信I/F20の前段に、送信用のコンテンツデータを形成するためのエンコード部(送信用データ生成部)を設け、データ圧縮率の高いコンテンツデータを形成し、これをサーバ装置3に送信してバックアップするようにしてもよい。
[サーバ装置3の利用態様]
サーバ装置3がインターネットなどの広域ネットワークに接続されている場合、サーバ装置3は多数の会員によって利用されることになる。この場合、各会員は、コンテンツ記憶部33の一定の記憶容量分の利用が可能なものとして契約を結び、契約した記憶容量分以上のコンテンツデータのバックアップを行おうとした場合には、サーバ装置3からネットワーク2、記録再生装置1を通じてユーザに警告を発したり、あるいは、利用可能な記憶容量が多いコースへの契約の変更を促すようにしたりすることができる。
また、利用可能な記憶容量を超過してしまいそうな場合に、超過料金がかかる旨のメッセージを提供し、これを承諾した場合にのみ、利用可能な記憶容量を追加するようにしたり、また、初めから利用した記憶容量に応じて料金がかかるようにしたりするなどの契約を行うようにすることも可能である。すなわち、サーバ装置3の運営者と、会員となるユーザとの間においては、定額制、変動性、その他の種々の課金態様に応じた契約を締結することが可能であり、サーバ装置3の制御部35は、それらを顧客データベースで管理することにより、顧客である会員毎にきめ細かな制御を行うことができるようにされる。
また、サーバ装置1は、契約関係にある会員の端末装置であることが確認できれば、記録再生装置1ではない、他の端末装置にコンテンツデータをストリーミング配信したり、同じ会員の異なる端末装置にコンテンツデータを戻すようにしたりすることも可能である。しかし、コンテンツデータの複製は基本的にできないようにされ、会員は、サーバ装置3と自分の端末装置との間においてのみ、コンテンツデータの移し替えができるようにされる。
[ネットワークについて]
上述した実施の形態において、ネットワーク2は、インターネットなどの広域ネットワークである場合を例にして説明したが、これに限るものではない。家庭内などに構築されるLAN(local area network)システムにもこの発明を適用することができる。この場合、サーバ装置3としては、家庭に設置されるパーソナルコンピュータやハードディスクレコーダなどがあり、記録再生装置1としては、パーソナルコンピュータなど種々の記録再生装置を想定することが可能である。
[その他]
また、上述した実施の形態においては、コンテンツデータの記録時におけるコンテンツ記憶部21の残容量の確認のための閾値は、記録対象のコンテンツデータの種別(映像を含むデータ、音声データのみ、テキストデータ、静止画データなど、コンテンツデータの種類)と、ネットワークの転送速度とに基づいて定めるものとして説明したが、これに限るものではない。
例えば、コンテンツデータの種別とネットワークの転送速度のいずれか一方に基づいて、残容量確認のための閾値を設定するようにしてもよい。また、コンテンツデータの種別とネットワークの転送速度の一方または両方に加えて、コンテンツデータのデータ形式やファイル形式、データの圧縮方式などの種々の情報に基づいて、残容量確認のための閾値を設定するようにしてもよい。
すなわち、記録対象のコンテンツデータのヘッダ部などに付加されているデータ形式、ファイル形式、データ圧縮方式などの種々の情報をも考慮して、コンテンツ記憶部の残容量確認のための閾値を設定するようにすることができる。また、ユーザによって、残容量確認のための閾値として、任意の値を設定するようにすることももちろんできる。このような、ユーザによる閾値の設定は、キー操作部18を通じて行われ、制御部26を通じてEEPROMなどに設定し、これを利用するようにすることができる。
また、上述の実施の形態においては、ハードディスクを記録媒体として用いた記録再生装置の場合を例にして説明したが、これに限るものではない。半導体メモリー、書き換え可能なDVD等の光ディスク、MDなどの光磁気ディスクを記録媒体として用いる記録装置にこの発明を適用することができる。もちろん、記録媒体は1種類に限るものではなく、コンテンツデータはハードディスクに記録し、コンテンツ管理情報は半導体メモリーに記録する記録装置にもこの発明を適用できることは言うまでもない。
この発明の一実施の形態が適用された記録再生装置、記録再生システムを説明するための図である。 この発明による記録装置の一実施の形態が適用された記録再生装置を説明するためのブロック図である。 コンテンツ記憶部21、コンテンツデータベース22に記憶されるデータについて説明するための図である。 サーバ装置について説明するためのブロック図である。 記録再生装置1とサーバ装置2とにより行われるコンテンツデータの記録処理を説明するためのフローチャートである。 記録再生装置1とサーバ装置2とにより行われるコンテンツデータの再生処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…記録再生装置、ANT…放送信号の受信アンテナ、11…受信部、12…エンコーダ、In1、In2…入力端子、13…外部I/F、14…ネットワークI/F、Ot1、Ot2…出力端子、15…映像デコーダ、16…音声デコーダ、17…時計回路、18…キー操作部、1…キーI/F、20…通信I/F、IO1…入出力端子、21…コンテンツ記憶部、22…コンテンツデータベース、23…残容量算定部、24…バックアップ処理制御部、25…データベース更新部、26…制御部、261…CPU、262…ROM、263…RAM、2…ネットワーク、3…サーバ装置、31…ネットワークへの接続端子、32…通信I/F、33…コンテンツ記憶部、34…顧客データベース、35…制御部、4…モニタ受像機、5…スピーカ

Claims (15)

  1. コンテンツの記録装置とサーバ装置とがネットワークを通じて接続するようにされて構成される記録システムであって、
    前記記録装置は、
    自己の記録媒体にコンテンツを記録するとき、記録するコンテンツに関する情報に基づいて、前記記録媒体の残容量を閾値と比較することで確認する確認手段と、
    前記確認手段により、前記残容量が少ないことが確認された場合に、前記記録媒体に既に記録されている記録済コンテンツを前記サーバ装置に送信する送信手段と、
    前記送信手段を通じて前記サーバ装置に送信した前記記録済コンテンツを前記記録媒体から削除する削除手段と、
    前記記録媒体に記録されているコンテンツの管理情報と、前記サーバ装置に送信されたコンテンツの管理情報とを管理する管理手段と
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記記録装置からのコンテンツを受信する受信手段と、
    前記受信手段を通じて受信したコンテンツをサーバ装置側の記録媒体に記録する記録手段と
    を備え、
    記確認手段で用いる記録する前記コンテンツに関する情報は、記録対象の前記コンテンツの種別と前記コンテンツを伝送する前記ネットワークの伝送速度との一方または両方を含み、記録対象の前記コンテンツが、音声コンテンツの場合には、映像音声コンテンツよりも小さい前記閾値を設定し、前記ネットワークの伝送速度が高速な場合には、低速な場合よりも小さい前記閾値を設定する
    ことを特徴とする記録システム。
  2. 請求項1に記載の記録システムであって、
    前記記録装置は、
    コンテンツの選択入力を受け付ける受付手段と、
    前記管理手段の前記管理情報に基づいて、前記選択入力に応じたコンテンツが、自己の前記記録媒体にあるか、前記サーバ装置側にあるかを判別する判別手段と、
    前記判別手段により自己の前記記録媒体にあると判別された場合に、自己の前記記録媒体から前記選択入力に応じた前記コンテンツを読み出して再生するようにする第1の再生手段と、
    前記判別手段により前記サーバ装置側にあると判別された場合に、前記選択入力に応じた前記コンテンツの提供要求を形成して、前記サーバ装置に送信する要求送信手段と、
    前記提供要求に応じて前記サーバ装置から送信されてくる前記選択入力に応じたコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
    前記コンテンツ受信手段を通じて受信したコンテンツを再生するようにする第2の再生手段と
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記記録装置からの前記提供要求を受信する要求受信手段と、
    前記要求受信手段を通じて受信した前記提供要求に応じたコンテンツをサーバ装置側の前記記録媒体から読み出して、前記記録装置に送信するコンテンツ返信手段と
    を備えることを特徴とする記録システム。
  3. 請求項1または請求項に記載の記録システムであって、
    前記記録装置は、
    前記サーバ装置に送信する前記記録済コンテンツをデータ圧縮する圧縮手段を前記送信手段の前段に備えることを特徴とする記録システム。
  4. 請求項に記載の記録システムであって、
    前記記録装置は、
    前記サーバ装置側の記録媒体のコンテンツを再生するようにした場合に、当該コンテンツを自己の前記記録媒体に記録しなおすように制御する再記録手段を備え、
    前記管理手段は、前記再記録手段により処理された前記コンテンツの管理情報を更新することを特徴とする記録システム。
  5. 請求項に記載の記録システムであって、
    前記記録装置において、
    前記送信手段は、前記再記録手段により前記コンテンツを自己の前記記録媒体に再記録するようにした場合に、前記記録媒体に既に記録されている記録済コンテンツを前記サーバ装置に送信し、
    前記管理手段は、前記送信手段により送信された前記記録済コンテンツの管理情報を更新することを特徴とする記録システム。
  6. 自己の記録媒体にコンテンツを記録するとき、記録するコンテンツに関する情報に基づいて、前記記録媒体の残容量を閾値と比較することで確認する確認手段と、
    前記確認手段により、前記残容量が少ないことが確認された場合に、前記記録媒体に既に記録されている記録済コンテンツをネットワークを通じて接続されるサーバ装置に送信する送信手段と、
    前記送信手段を通じて前記サーバ装置に送信した前記記録済コンテンツを前記記録媒体から削除する削除手段と、
    前記記録媒体に記録されているコンテンツの管理情報と、前記サーバ装置に送信されたコンテンツの管理情報とを管理する管理手段と
    を備え、
    記確認手段で用いる記録する前記コンテンツに関する情報は、記録対象の前記コンテンツの種別と前記コンテンツを伝送する前記ネットワークの伝送速度との一方または両方を含み、記録対象の前記コンテンツが、音声コンテンツの場合には、映像音声コンテンツよりも小さい前記閾値を設定し、前記ネットワークの伝送速度が高速な場合には、低速な場合よりも小さい前記閾値を設定する
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項に記載の記録装置であって、
    コンテンツの選択入力を受け付ける受付手段と、
    前記管理手段の前記管理情報に基づいて、前記選択入力に応じたコンテンツが、自己の前記記録媒体にあるか、前記サーバ装置側にあるかを判別する判別手段と、
    前記判別手段により自己の前記記録媒体にあると判別された場合に、自己の前記記録媒体から前記選択入力に応じた前記コンテンツを読み出して再生するようにする第1の再生手段と、
    前記判別手段により前記サーバ装置側にあると判別された場合に、前記選択入力に応じた前記コンテンツの提供要求を形成して、前記サーバ装置に送信する要求送信手段と、
    前記提供供給に応じて前記サーバ装置から送信されてくる前記選択入力に応じたコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
    前記コンテンツ受信手段を通じて受信したコンテンツを再生するようにする第2の再生手段と
    を備えることを特徴とする記録装置。
  8. 請求項または請求項に記載の記録装置であって、
    前記サーバ装置に送信する前記記録済コンテンツをデータ圧縮する圧縮手段を前記送信手段の前段に備えることを特徴とする記録装置。
  9. 請求項に記載の記録装置であって、
    前記サーバ装置側の記録媒体のコンテンツを再生するようにした場合に、当該コンテンツを自己の前記記録媒体に記録しなおすように制御する再記録手段を備え、
    前記管理手段は、前記再記録手段により処理された前記コンテンツの管理情報を更新することを特徴とする記録装置。
  10. 請求項に記載の記録装置であって、
    前記送信手段は、前記再記録手段により前記コンテンツを自己の前記記録媒体に再記録するようにした場合に、前記記録媒体に既に記録されている記録済コンテンツを前記サーバ装置に送信し、
    前記管理手段は、前記送信手段により送信された前記記録済コンテンツの管理情報を更新することを特徴とする記録装置。
  11. ネットワークを通じて接続される記録装置とサーバ装置とを用いたコンテンツの記録管理方法であって、
    前記記録装置においては、
    自己の記録媒体にコンテンツを記録するとき、記録するコンテンツに関する情報に基づいて、前記記録媒体の残容量を閾値と比較することで確認する確認ステップと、
    前記確認ステップにおいて、前記残容量が少ないことを確認した場合に、前記記録媒体に既に記録されている記録済コンテンツを前記サーバ装置に送信する送信ステップと、
    前記送信ステップにおいて、前記サーバ装置に送信した前記記録済コンテンツを前記記録媒体から削除する削除ステップと、
    前記記録媒体に記録されているコンテンツの管理情報と、前記サーバ装置に送信したコンテンツの管理情報とを管理するようにする管理ステップと を有し、
    前記サーバ装置においては、
    前記記録装置からのコンテンツを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信したコンテンツをサーバ装置側の記録媒体に記録する記録ステップと
    を有し、
    記確認ステップで用いる記録する前記コンテンツに関する情報は、記録対象の前記コンテンツの種別と前記コンテンツを伝送する前記ネットワークの伝送速度との一方または両方を含み、記録対象の前記コンテンツが、音声コンテンツの場合には、映像音声コンテンツよりも小さい前記閾値を設定し、前記ネットワークの伝送速度が高速な場合には、低速な場合よりも小さい前記閾値を設定する
    ことを特徴とする記録管理方法。
  12. 請求項11に記載の記録管理方法であって、
    前記記録装置においては、
    コンテンツの選択入力を受け付ける受付ステップと、
    前記管理ステップにおいて管理するようにされる前記管理情報に基づいて、前記選択入力に応じたコンテンツが、自己の前記記録媒体にあるか、前記サーバ装置側にあるかを判別する判別ステップと、
    前記判別ステップにおいて、自己の前記記録媒体にあると判別した場合に、自己の前記記録媒体から前記選択入力に応じた前記コンテンツを読み出して再生するようにする第1の再生手段ステップと、
    前記判別ステップにおいて、前記サーバ装置側にあると判別された場合に、前記選択入力に応じた前記コンテンツの提供要求を形成して、前記サーバ装置に送信する要求送信ステップと、
    前記提供要求に応じて前記サーバ装置から送信されてくる前記選択入力に応じたコンテンツを受信するコンテンツ受信ステップと、
    前記コンテンツ受信ステップにおいて受信したコンテンツを再生するようにする第2の再生ステップと
    を有し、
    前記サーバ装置においては、
    前記記録装置からの前記提供要求を受信する要求受信ステップと、
    前記要求受信ステップにおいて受信した前記提供要求に応じたコンテンツをサーバ装置側の前記記録媒体から読み出して、前記記録装置に送信するコンテンツ送信ステップと、
    を有することを特徴とする記録管理方法。
  13. 請求項11または請求項12に記載の記録管理方法であって、
    前記記録装置においては、
    前記サーバ装置に送信する前記記録済コンテンツをデータ圧縮する圧縮ステップを、前記送信ステップの前段に設けるようにすることを特徴とする記録管理方法。
  14. 請求項12に記載の記録管理方法であって、
    前記記録装置においては、
    前記サーバ装置側の記録媒体のコンテンツを再生するようにした場合に、当該コンテンツを自己の前記記録媒体に記録しなおすようにする再記録ステップを有し、
    前記管理ステップにおいて、前記再記録ステップにおいて処理された前記コンテンツの管理情報を更新することを特徴とする記録管理方法。
  15. 請求項14に記載の記録管理方法であって、
    前記記録装置においては、
    前記再記録ステップにおいて前記コンテンツを自己の前記記録媒体に再記録するようにした場合に、前記記録媒体に既に記録されている記録済コンテンツを前記サーバ装置に送信するステップと、
    送信した前記記録済コンテンツの管理情報を更新する更新ステップと
    を有することを特徴とする記録管理方法。
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