JP4411621B2 - 加熱調理装置 - Google Patents

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健人 西村
裕章 長谷川
訓 寺島
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アサヒ装設株式会社
北陸電機製造株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電磁誘導加熱方式でありながら、業務用の用途に好適に使用することができる加熱調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電磁誘導加熱方式の加熱調理装置が普及しつつある。
【0003】
電磁誘導加熱方式の加熱調理装置は、上向きの加熱コイルを設け、発熱板を加熱コイル上に載せるように構成されている。そこで、このものは、発熱板上に被加熱物を載せて加熱コイルを作動させると、加熱コイルからの交番磁束が発熱板に鎖交して発熱板が加熱され、被加熱物を加熱調理することができ、高温の火炎やヒータ線が外部に露出しないので、極めて安全に使用することができる。なお、発熱板は、鉄またはステンレスから形成するのが普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来技術によるときは、加熱コイルは、発熱板の下方に配設されているため、焼き物などを調理する場合、発熱板上の被加熱物から発生するドリップが付着し易く、維持管理が厄介になりがちであり、大量の被加熱物を処理する業務用の用途に対して必ずしも好適ではないという問題があった。
【0005】
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、下向きの加熱コイルの下方に発熱板を配設することによって、大量の被加熱物を調理する業務用の用途にも好適に使用することができる加熱調理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための請求項1に係る発明の構成は、交番磁束を下向きに発生する下向きの加熱コイルと、加熱コイルの下方に配設する発熱板と、左右のチェーンを介して複数の発熱板を屈曲自在に連結して形成する搬送コンベヤとを備えてなり、搬送コンベヤの上部走行部分は、トンネル状のケーシングを前後に貫通し、加熱コイルは、ケーシング上に設置するとともに、交番磁束が透過可能な非磁性材料を介して下面をケーシング外に位置させ、発熱板は、加熱コイルからの交番磁束と鎖交し、電磁誘導により発熱して被加熱物を加熱調理することをその要旨とする。
【0007】
なお、ケーシング内には、搬送コンベヤの上部走行部分の下側にドリップパンを着脱可能に配設することができる。
【0009】
請求項3に係る発明の構成は、交番磁束を下向きに発生する下向きの加熱コイルと、加熱コイルの下方に配設する発熱板と、左右のチェーンを介して複数の発熱板を屈曲自在に連結して形成する搬送コンベヤとを備えてなり、搬送コンベヤは、油槽内に配置し、加熱コイルは、交番磁束が透過可能なカバー材を介して下面を保護するとともに、搬送コンベヤの上部走行部分の上方に設定する油面の上方に設置し、発熱板は、加熱コイルからの交番磁束と鎖交し、電磁誘導により発熱して被加熱物を加熱調理することをその要旨とする。
【0010】
【作用】
かかる発明の構成によるときは、発熱板は、加熱コイルの下方に配設されており、加熱コイルからの交番磁束が鎖交して発熱し、被加熱物を加熱調理することができる。ただし、ここでいう発熱板とは、平板状の他、トレー状、皿状、鍋状などの形状を含むものとし、被加熱物を直接または間接的に加熱し得るものをいう。また、焼き物などの被加熱物からのドリップは、発熱板から溢れても下方に落下するため、加熱コイルに付着することがなく、発熱板を洗浄しても、加熱コイルを損傷させたりするおそれがない。なお、発熱板は、誘導加熱が可能な鉄やステンレスなどの金属材料によって形成するものとする。
【0011】
発熱板は、複数を連結して搬送コンベヤを形成することにより、大量の被加熱物を連続的に加熱調理することができる。なお、発熱板は、たとえばチェーンを介して屈曲自在に連結するものとする。
【0012】
発熱板の下側にドリップパンを配設すれば、ドリップパンは、発熱板上の被加熱物からのドリップを受け、ドリップが外部に不用意に排出されるおそれがない。
【0013】
発熱板をケーシング内に配置すれば、ケーシングは、被加熱物を加熱調理する空間を機械的、熱的に仕切ることができ、周囲を汚したり、周囲の温度を過大に上昇させたりすることがなく、調理用の作業環境を良好に維持することができる。なお、ケーシングは、発熱板を出し入れするための扉付きの箱状に形成してもよく、発熱板を前後に通過させるトンネル状に形成してもよい。
【0014】
加熱コイルは、ケーシング上に設置することにより、格別な支持部材を用いる必要がない。なお、加熱コイルの下面は、ケーシング内に露出させてもよく、加熱コイルからの交番磁束が透過可能なプラスチック材やガラスなどの非磁性材料を介してケーシング外に位置させてもよい。
【0015】
油槽内に設置する発熱板は、油槽内の油を加熱し、油槽内に投入される被加熱物を間接的に加熱調理することができる。なお、このときの加熱コイルは、油面上に下向きに設置するものとし、交番磁束が透過可能なカバー材を介して下面を保護してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
【0017】
加熱調理装置は、下向きの加熱コイル10と、加熱コイル10の下方に配設する発熱板21とを備えてなる(図1)。
【0018】
加熱コイル10は、図示しない電源に接続されており、交番磁束を下向きに発生するように設置されている。発熱板21は、鉄やステンレスなどの誘導加熱が可能な金属材料から形成され、加熱コイル10の下方に水平に設置されている。また、発熱板21の下側には、ドリップパン31が着脱可能に配設されている。
【0019】
加熱コイル10を作動させると、発熱板21は、加熱コイル10からの交番磁束が鎖交して電磁誘導により発熱し、発熱板21上の被加熱物W、W…を直接加熱調理することができる。このとき、被加熱物W、W…から発生する肉汁などのドリップは、発熱板21から溢れてもドリップパン31に受けられ、加熱コイル10に付着するおそれがない。また、発熱板21、ドリップパン31は、加熱コイル10の下方にあるから、加熱コイル10に格別な悪影響を与えることなく、簡単に洗浄し、清掃することができる。
【0020】
【他の実施の形態】
発熱板21、21…は、チェーン22、22を介して複数を屈曲自在に連結して搬送コンベヤ20を形成することができる(図2、図3)。ただし、各発熱板21は、たとえばトレー状に形成されており、チェーン22、22は、図示しない前後のスプロケットに巻き掛けられている。
【0021】
搬送コンベヤ20の上部走行部分は、トンネル状のケーシング32を前後に貫通しており、ケーシング32内には、発熱板21、21…の下側にドリップパン31が着脱可能に配設されている。また、ケーシング32上には、加熱コイル10、10が搬送コンベヤ20の進行方向に縦列に設置されている。なお、ケーシング32、搬送コンベヤ20は、支持フレーム35を介して支持されている。
【0022】
チェーン22、22を介して搬送コンベヤ20を回転走行させると(図2の矢印K1 方向)、発熱板21、21…上の被加熱物W、W…が加熱コイル10、10の下方に連続的に供給され、被加熱物W、W…を連続的に加熱調理することができる。なお、ケーシング32は、発熱板21、21…上の被加熱物W、W…からのドリップが外部に飛散することを防止する一方、ドリップパン31は、発熱板21、21…から溢れる被加熱物W、W…のドリップを受け、下部走行部分の発熱板21、21…が汚れることを防止する。
【0023】
発熱板21、21…を連結する搬送コンベヤ20は、油槽41内に設置してもよい(図4)。ただし、同図(B)、(C)は、それぞれ同図(A)の要部拡大図、Y−Y線矢視相当拡大断面図である。
【0024】
発熱板21、21…を連結するチェーン22は、前後のスプロケット23、23に巻き掛けられている。また、各発熱板21は、互いに隙間なく、しかも屈曲自在に連結されており、キャタピラ形の搬送コンベヤ20を形成している。なお、油槽41内の油Wa の油面は、加熱コイル10の下面と、搬送コンベヤ20の上部走行部分との間に設定されている。搬送コンベヤ20の前方には、別の送りコンベヤ25が配設されている。
【0025】
加熱コイル10を作動させると、搬送コンベヤ20は、上部走行部分の発熱板21、21…が順次発熱して油槽41内の油Wa を局部的に加熱するとともに、上流側に投入される被加熱物Wを間接的に加熱し、下流側に搬送しながら揚げ加工して(図4(A)の矢印K2 方向)、送りコンベヤ25を介して排出することができる。すなわち、発熱板21、21…は、被加熱物Wの投入による油Wa の温度低下を補償し、高品質の揚げ物を連続的に生産することができる。ただし、油槽41は、たとえば図示しないガスバーナを介し、油Wa の全体を適温に加熱しているものとする。
【0026】
なお、図4の発熱板21は、油槽41内に固定して設置し、単に油Wa を加熱するだけとしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、下向きの加熱コイルの下方に発熱板を配設することによって、発熱板は、加熱コイルからの交番磁束が鎖交して発熱し、被加熱物を直接または間接的に加熱調理することができ、加熱コイルに悪影響を与えることなく発熱板を簡単に洗浄し、清掃することができるから、大量の被加熱物を処理する業務用の用途にも好適に適用可能であるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成模式説明図
【図2】 他の実施の形態を示す全体構成側面図
【図3】 図2のX−X線矢視相当拡大断面図
【図4】 他の実施の形態を示す構成説明図
【符号の説明】
10…加熱コイル
20…搬送コンベヤ
21…発熱板
31…ドリップパン
32…ケーシング
41…油槽

Claims (3)

  1. 交番磁束を下向きに発生する下向きの加熱コイルと、該加熱コイルの下方に配設する発熱板と、左右のチェーンを介して複数の前記発熱板を屈曲自在に連結して形成する搬送コンベヤとを備えてなり、該搬送コンベヤの上部走行部分は、トンネル状のケーシングを前後に貫通し、前記加熱コイルは、前記ケーシング上に設置するとともに、交番磁束が透過可能な非磁性材料を介して下面を前記ケーシング外に位置させ、前記発熱板は、前記加熱コイルからの交番磁束と鎖交し、電磁誘導により発熱して被加熱物を加熱調理することを特徴とする加熱調理装置。
  2. 記ケーシング内には、前記搬送コンベヤの上部走行部分の下側にドリップパンを着脱可能に配設することを特徴とする請求項1記載の加熱調理装置。
  3. 交番磁束を下向きに発生する下向きの加熱コイルと、該加熱コイルの下方に配設する発熱板と、左右のチェーンを介して複数の前記発熱板を屈曲自在に連結して形成する搬送コンベヤとを備えてなり、該搬送コンベヤは、油槽内に配置し、前記加熱コイルは、交番磁束が透過可能なカバー材を介して下面を保護するとともに、前記搬送コンベヤの上部走行部分の上方に設定する油面の上方に設置し、前記発熱板は、前記加熱コイルからの交番磁束と鎖交し、電磁誘導により発熱して被加熱物を加熱調理することを特徴とする加熱調理装置。
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