JP4409989B2 - ニッケル基超微粉及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は積層セラミックコンデンサ内部電極用に用いられるニッケル基超微粉及びその製造方法に関するものである。
本発明においてニッケル基超微粉とはニッケル超微粉及びニッケル合金超微粉をいう。ニッケル超微粉は純ニッケル又は不可避不純物を含むニッケル超微粉を云い、ニッケル合金は、ニッケルを主成分とし、これに合金成分を添加した合金を云い、例えば、少量のMn、Si等を含むニッケル合金、又はZr、W、Cu、Cr、Fe、Al等、ニッケルと容易に合金化する金属とニッケルとの合金をいう。積層セラミックコンデンサ内部電極用ニッケル合金としては、ニッケルが95質量%以上のものが好適である。
積層セラミックコンデンサの内部電極に用いられるニッケル超微粉は、内部電極および誘電体の薄層化に伴い、電極間のショートによる不良を回避するため粗粒量の低減が重要である。
ニッケル超微粉で平均粒径が0.2〜0.6μmで、平均粒径の2.5倍以上の粗粒子の存在確率を個数基準で0.1%(1000ppm)以下とした技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
また、ニッケル超微粉で平均粒径が0.1〜1.0μmで粒径2μm以上の粗粒子の存在確率を個数基準で700/100万(700ppm)以下とした技術がある(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、平均一次粒子径が0.1〜2μmでレーザー回折散乱式粒度分布測定による平均粒子径の1.5倍以上の粒子径を持つ粒子個数が全粒子個数の20%以下で、平均粒子径の0.5倍以下の粒子径を持つ粒子数が全粒子個数の5%以下となるニッケル粉が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平11−189801号公報(第2−4頁、図1) 特開2001−73007号公報(第2−4頁) 特開2001−247903号公報(第2−8頁)
従来は、積層セラミックコンデンサの内部電極の厚みや誘電体の厚みが1μm以上であり、例えば内部電極厚み1.5μm、誘電体の厚みが3μmであった。このため積層セラミックコンデンサの内部電極として用いられる従来のニッケル超微粉は平均粒径や粒径分布が大きく、また混入が許容される粗粒子の大きさも大きく、混入確率も現状に比べて高かった。しかし、近年、内部電極や誘電体の厚みを1μm以下とすることによって積層セラミックコンデンサを小型化し、かつ誘電体と電極の積層数を増加して高容量化する方向に進んでいる。
このため内部電極に使用する金属粉は一次粒子で平均粒径が1μmより小さくなければならず、かつ1μmを超える粗大粒子量をあるレベル以下に限定し、電極間の誘電体を金属粒子が突き破りショートする割合を低減することが必須である。また、平均粒径の0.6倍以下の微細な粒子の存在量が多いと、これらの微細な粒子は平均粒子径を持つ粒子に比べて酸化膨張や低温焼結を起こし易いため、積層セラミックコンデンサの焼成工程で誘電体のクラックを引き起こす怖れがある。
本発明は以上の課題を解決したニッケル基超微粉及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明は前記課題を解決するため、一次粒子の平均粒径が0.05〜0.3μmで、かつ一次粒子径が1μm以上の粒子個数が全粒子個数の50ppm以下であり、かつ一次粒子で平均粒子径の0.6倍以下の粒子径を持つ粒子個数が全粒子個数の10%以下であることを特徴とするニッケル基超微粉を提供する。
ここで、一次粒子とは、粒子が乾燥した状態で電子顕微鏡で粉体を観察した場合に、単体の粒子としての輪郭が判別できる粒子である。通常はこの一次粒子が複数個凝集した形態で存在している。有機溶媒等の液体中で適切な条件で分散させると、凝集はほぐれて一次粒子として存在させることもできる。
一次粒子径が1μm以上の粒子個数が全粒子個数の50ppm以下であることを確認する手段として、電子顕微鏡で観察する一次粒子の総数は20万個以上である。一次粒子で平均粒子径の0.6倍以下の粒子径を持つ粒子個数が全粒子個数の10%以下であることを確認する手段として、電子顕微鏡で観察する一次粒子の総数は4000個以上である。
本発明において、一次粒子の平均粒径を0.3μm以下としたのは、1μm厚みの内部電極の厚み方向に平均で3個以上の粒子が並び、焼成後連続な電極を形成するためである。
また、気相還元法で製造する平均粒径が0.3μmを越える粒度分布を有する粉体から平均粒径が0.3μm以下で1μm以上の粒子個数が全粒子個数の50ppm以下となる粉体を得るような分級を行うことは極めて困難である。
一次粒子の平均粒径を0.05μm以上としたのは、ニッケル粉のペーストを作成して印刷によって電極を形成する場合、ペースト中でのニッケル粉の十分な分散を得るためである。粒子径が小さくなるにつれて、ニッケル粉を溶媒中に分散させてペーストを作る場合、凝集をときほぐして分散させることが困難になる。
一次粒子径が1μm以上の粒子個数が全粒子個数の50ppm以下としたのは1μmを超える粗大粒子が電極間の誘電体を突き破り電極がショートする割合を実用レベル以内に留めるためである。
一次粒子で平均粒子径の0.6倍以下の粒子径を持つ粒子個数が全粒子個数の10%以下としたのは、微細な粒子は平均粒径に近い比較的大きな粒子と比較して酸化して膨張し易い上に比較的低い温度から焼結が開始するため平均粒径の0.6倍以下の微細な粒子が10%を超えて存在していると積層セラミックコンデンサの焼成工程で焼結中の誘電体内に歪みを発生させクラックを引き起こすので、これを防ぐためである。
前記ニッケル基超微粉が塩化ニッケル蒸気の気相水素還元法で製造たものをスラリーとした後遠心分離機で分級し、一次粒子の平均粒径が0.05〜0.3μmで、かつ一次粒子径が1μm以上の粒子個数が全粒子個数の50ppm以下であり、かつ一次粒子で平均粒子径の0.6倍以下の粒子径を持つ粒子個数が全粒子個数の10%以下のニッケル基超微粉を製造する。このニッケル基超微粉は、粒度が揃い、粒子形状も球形に近く、好適である。またこのニッケル基超微粉は積層セラミックコンデンサ用として最適である。
本発明によれば、誘電体および内部電極厚みが1μm以下の小型または高容量の積層セラミックコンデンサの不良品発生率を極めて低くできるという効果を奏する。
以下、実施例及び比較例により本発明をさらに具体的に説明する。
(実施例1)
塩化ニッケルを昇華させたガス、水素ガスおよび窒素ガスの3種のガス中で塩化ニッケルを昇華させたガスのモル比が0.10となるように混合し、1000〜1100℃に加熱した反応管内で気相反応によってニッケル粉を製造した。得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析し、一次粒子の平均粒径が0.2μmとなるように前記混合ガスの反応管内の流量を調節した。
得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、一次粒子の平均粒径は0.21μmであり、粒径が0.12μm(平均粒径の0.6倍)以下の一次粒子は全観察個数の4%であった。さらにSEMの倍率を下げて512000個の粒子について1μm以上の粒径を持つ一次粒子の数をカウントしたところ、全観察個数の258ppmであった。
気相反応で得たニッケル粉を水スラリーにし、超音波振動子による分散機を用いて、ニッケル超微粉を水中で十分に分散させた後、スキミングパイプ付き無孔壁バスケット型遠心分離機(内容積3L、バスケット内径300mm、水スラリー供給速度2.5L/分、回転数1800rpm)を用いて分級し、スキミングパイプから排出される水スラリーを回収した。この水スラリーは粗粒を除去したニッケル粉を含むものである。回収したスラリーを加圧脱水し、真空乾燥してニッケル粉を回収した。
得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、一次粒子の平均粒径は0.20μmであり、粒径0.12μm(平均粒径の0.6倍)以下の一次粒子は全観察個数の4%であった。さらにSEMの倍率を下げて512000個の粒子について1μm以上の粒径を持つ一次粒子の数をカウントしたところ、全観察個数の4ppmであった。
(実施例2)
実施例1の気相反応で得たニッケル粉を水スラリーにし、超音波振動子による分散機を用いてニッケル超微粉を水中で十分に分散させた後、スキミングパイプ付き無孔壁バスケット型遠心分離機(内容積3L、バスケット内径300mm、水スラリー供給速度2.5L/分、回転数1400rpm)を用いて分級し、スキミングパイプから排出された水スラリー、すなわち粗粒を除去したニッケル粉を含む水スラリーを回収した。回収したスラリーは加圧脱水し、真空乾燥してニッケル粉を回収した。
得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、一次粒子の平均粒径は0.20μmであり、粒径が0.12μm(平均粒径の0.6倍)以下の一次粒子は全観察個数の4%であった。さらにSEMの倍率を下げて512000個の粒子について1μm以上の粒径を持つ一次粒子の数をカウントしたところ、全観察個数の44ppmであった。
(実施例3)
塩化ニッケルを昇華させたガス、水素ガスおよび窒素ガスの3種のガス中で塩化ニッケルを昇華させたガスのモル比が0.17となるように混合し、1000〜1100℃に加熱した反応管内で気相反応によってニッケル粉を製造した。得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析し、一次粒子の平均粒径が0.3μmとなるように前記混合ガスの反応管内の流量を調節した。
得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、一次粒子の平均粒径は0.27μmであり、粒径が0.16μm(平均粒径の0.6倍)以下の粒一次粒子は全観察個数の9%であった。さらにSEMの倍率を下げて512000個の粒子について1μm以上の粒径を持つ一次粒子の数をカウントしたところ全観察個数の721ppmであった。
気相反応で得たニッケル粉を水スラリーにし、超音波振動子による分散機でニッケル超微粉を水中で十分に分散させた後、スキミングパイプ付き無孔壁バスケット型遠心分離機(内容積3L、バスケット内径300mm、水スラリー供給速度2.5L/分、回転数1600rpm)を用いて分級し、スキミングパイプから排出される水スラリー、すなわち粗粒を除去したニッケル粉を含む水スラリーを回収した。回収したスラリーは加圧脱水し、真空乾燥してニッケル粉を回収した。
得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、一次粒子の平均粒径は0.26μmであり、粒径が0.16μm(平均粒径の0.6倍)以下の粒径を持つ一次粒子は全観察個数の9%であった。さらにSEMの倍率を下げて512000個の粒子について1μm以上の粒径を持つ一次粒子の数をカウントしたところ、全観察個数の37ppmであった。
(実施例4)
塩化ニッケルを昇華させたガス、水素ガスおよび窒素ガスの3種のガス中で塩化ニッケルを昇華させたガスのモル比が0.10となるように混合して、さらに塩化ジルコニウムを昇華させたガスを塩化ニッケルを昇華したガスに対して0.5質量%混合し、1000〜1100℃に加熱した反応管内で気相反応によってニッケル−ジルコニウム合金粉を製造した。
得られたニッケル−ジルコニウム合金粉をSEMで4000個の粒子について画像解析し、一次粒子の平均粒径が0.2μmとなるように前記混合ガスの反応管内の流量を調節した。得られたニッケル−ジルコニウム合金粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、一次粒子の平均粒径は0.20μmであり、粒径が0.12μm(平均粒径の0.6倍)一次粒子は全観察個数の5%であった。さらにSEMの倍率を下げて512000個の粒子について1μm以上の粒径を持つ一次粒子の数をカウントしたところ、全観察個数の392ppmであった。
気相反応で得たニッケル−ジルコニウム合金粉を水スラリーにし、超音波振動子による分散機で十分ニッケル−ジルコニウム合金粉を水中で分散させた後、スキミングパイプ付き無孔壁バスケット型遠心分離機(内容積3L、バスケット内径300mm、水スラリー供給速度2.5L/分、回転数1500rpm)を用いて分級し、スキミングパイプから排出される水スラリー、すなわち、粗粒を除去したニッケル粉を含む水スラリーを回収した。回収したスラリーは加圧脱水し、真空乾燥してニッケル粉を回収した。
得られたニッケル−ジルコニウム合金粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、一次粒子の平均粒径0.20μmであり、粒径が0.12μm(平均粒径の0.6倍)以下の粒径を持つ一次粒子は全観察個数の5%であった。さらにSEMの倍率を下げて512000個の粒子について1μm以上の粒径を持つ一次粒子の数をカウントしたところ、全観察個数の39ppmであった。
(実施例5)
塩化ニッケルを昇華させたガス、水素ガスおよび窒素ガスの3種のガス中で塩化ニッケルを昇華させたガスのモル比が0.10となるように混合して、さらに塩化タングステンを昇華させたガスを塩化ニッケルを昇華したガスに対して0.5質量%混合し、1000〜1100℃に加熱した反応管内で気相反応によってニッケル−タングステン合金粉を製造した。
得られたニッケル−タングステン合金粉をSEMで4000個の粒子について画像解析し、一次粒子の平均粒径が0.2μmとなるように前記混合ガスの反応管内の流量を調節した。得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、一次粒子の平均粒径は0.22μmであり、粒径が0.13μm(平均粒径の0.6倍)以下の一次粒子は全観察個数の5%であった。さらにSEMの倍率を下げて512000個の粒子について1μm以上の粒径を持つ一次粒子の数をカウントしたところ全観察個数の407ppmであった。
気相反応で得たニッケル−タングステン合金粉を水スラリーにし、超音波振動子による分散機でニッケル−タングステン合金粉を水中で十分に分散させた後、スキミングパイプ付き無孔壁バスケット型遠心分離機(内容積3L、バスケット内径300mm、水スラリー供給速度2.5L/分、回転数1500rpm)を用いて分級し、スキミングパイプから排出される水スラリー、すなわち粗粒を除去したニッケル−タングステン合金粉を含む水スラリーを回収した。回収したスラリーは加圧脱水し、真空乾燥してニッケル−タングステン合金粉を回収した。
得られたニッケル−タングステン合金粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、一次粒子の平均粒径は0.21μmであり、粒径が0.13μm(平均粒径の0.6倍)以下の粒径を持つ一次粒子は全観察個数の5%であった。さらにSEMの倍率を下げて512000個の粒子について1μm以上の粒径を持つ一次粒子の数をカウントしたところ、全観察個数の46ppmであった。
(比較例1)
実施例1の気相反応で得たニッケル粉を水スラリーにし、スキミングパイプ付き無孔壁バスケット型遠心分離機(内容積3L、バスケット内径300mm、水スラリー供給速度2.5L/分、回転数1300rpm)を用いて分級し、スキミングパイプから排出される水スラリー、すなわち粗粒を除去したニッケル粉を含む水スラリーを回収した。回収したスラリーを加圧脱水し、真空乾燥してニッケル粉を回収した。
得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、一次粒子は平均粒径が0.20μmであり、粒径が0.12μm(平均粒径の0.6倍)以下の一次粒子は全観察個数の4%であった。さらにSEMの倍率を下げて512000個の粒子について、1μm以上の粒径を持つ一次粒子の数をカウントしたところ、全観察個数の54ppmであった。
(比較例2)
実施例1の気相反応で得たニッケル粉を水スラリーにし、スキミングパイプ付き無孔壁バスケット型遠心分離機(内容積3L、バスケット内径300mm、水スラリー供給速度2.5L/分、回転数1000rpm)を用いて分級し、スキミングパイプから排出される水スラリー、すなわち粗粒を除去したニッケル粉を含む水スラリーを回収した。回収したスラリーを加圧脱水し、真空乾燥してニッケル粉を回収した。
得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、平均粒径は0.20μmであり、粒径が0.12μm(平均粒径の0.6倍)以下の一次粒子は全観察個数の4%であった。さらに、SEMの倍率を下げて512000個の粒子について、1μm以上の粒径を持つ一次粒子の数をカウントしたところ、全観察個数の173ppmであった。
(比較例3)
塩化ニッケルを昇華させたガス、水素ガスおよび窒素ガスの3種のガス中で塩化ニッケルを昇華させたガスのモル比が0.18となるように混合し、1000〜1100℃に加熱した反応管内で気相反応によってニッケル粉を製造した。
得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析し、一次粒子の平均粒径が0.32μmとなるように前記混合ガスの反応管内の流量を調節した。得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、一次粒子の平均粒径は0.34μmであり、粒径が0.20μm(平均粒径の0.6倍)以下の一次粒子は全観察個数の10%であった。さらに、SEMの倍率を下げて512000個の粒子について1μm以上の粒径を持つ一次粒子の数をカウントしたところ、全観察個数の1926ppmであった。
気相反応で得たニッケル粉を水スラリーにし、超音波振動子による分散機でニッケル超微粉を水中で十分に分散させた後、スキミングパイプ付き無孔壁バスケット型遠心分離機(内容積3L、バスケット内径300mm、水スラリー供給速度2.5L/分、回転数1600rpm)を用いて分級しスキミングパイプから排出された水スラリー、すなわち粗粒を除去したニッケル粉を含む水スラリーを回収した。回収したスラリーは加圧脱水し、真空乾燥してニッケル粉を回収した。
得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、一次粒子の平均粒径は0.32μmであり、粒径が0.19μm(平均粒径の0.6倍)以下の一次粒子は全観察個数の10%であった。さらにSEMの倍率を下げて512000個の粒子について1μm以上の粒径を持つ一次粒子の数をカウントしたところ、全観察個数の92ppmであった。
(比較例4)
塩化ニッケルを昇華させたガス、水素ガスおよび窒素ガスの3種のガス中で塩化ニッケルを昇華させたガスのモル比が0.08となるように混合し、1000〜1100℃に加熱した反応管内で気相反応によってニッケル粉を製造した。得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析し、一次粒子の平均粒径が0.10μmとなるように前記混合ガスの反応管内の流量を調節した。
得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、一次粒子の平均粒径は0.11μmであった。このニッケル粉を実施例1の気相反応で得られたニッケル粉に混合したニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、一次粒子の平均粒径は0.20μmであり、粒径が0.12μm(平均粒径の0.6倍)以下の一次粒子は全観察個数の19%であった。さらにSEMの倍率を下げて512000個の粒子について1μm以上の粒径を持つ一次粒子の数をカウントしたところ、全観察個数の219ppmであった。
このニッケル粉を水スラリーにし、超音波振動子による分散機でニッケル超微粉を水中で十分に分散させた後、スキミングパイプ付き無孔壁バスケット型遠心分離機(内容積3L、バスケット内径300mm、水スラリー供給速度2.5L/分、回転数1800rpm)を用いて分級し、スキミングパイプから排出された水スラリー、すなわち、粗粒を除去したニッケル粉を含む水スラリーを回収した。回収したスラリーは加圧脱水し、真空乾燥してニッケル粉を回収した。
得られたニッケル粉をSEMで4000個の粒子について画像解析した結果、一次粒子の平均粒径は0.20μmであり、粒径が0.12μm(平均粒径の0.6倍)以下の以下の粒径を持つ一次粒子は全観察個数の19%であった。さらにSEMの倍率を下げて512000個の粒子について1μm以上の粒径を持つ一次粒子の数をカウントしたところ、全観察個数の3ppmであった。
以上の実施例1〜5および比較例1〜4のニッケル基超微粉を使用し、内部電極用ペーストを作り、積層セラミックコンデンサーを作製してショートおよびクラックによる故障率を比較した。ニッケル粉のペーストを誘電体の厚み約1.2μmのグリーンシートの上に厚みが約1.2μmになるよう印刷した後、100層積み重ね、圧着した後切断して脱バインダー工程、焼成工程を通した。表1に結果を示すように、本発明の実施例のニッケル粉を使用した積層セラミックコンデンサーでは比較例に比べ内部電極のショート率および内部クラックの発生率が大幅に低くなっている。
Figure 0004409989

Claims (3)

  1. 一次粒子の平均粒径が0.05〜0.3μmで、かつ一次粒子径が1μm以上の粒子個数が全粒子個数の50ppm以下であり、かつ一次粒子で平均粒子径の0.6倍以下の粒子径を持つ粒子個数が全粒子個数の10%以下であることを特微とするニッケル基超微粉。
  2. 前記ニッケル基超微粉が積層セラミックコンデンサ用であることを特徴とする請求項1記載のニッケル基超微粉。
  3. 塩化ニッケル蒸気を気相水素還元して製造したニッケル基超微粉をスラリーとした後、遠心分離機で分級し、請求項1または2に記載のニッケル基超微粉を製造することを特徴とするニッケル基超微粉の製造方法。
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