JP4409005B2 - フィルムの巻取り調節装置 - Google Patents

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真二 猿渡
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、インフレーションフィルム、ラミネートフィルム、シュリンクフィルム等のフィルム類をコイル状に巻取るに際し、前記フィルムに掛かる張力を一定範囲に保持するための調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、インフレーションフィルム、ラミネートフィルム、シュリンクフィルム等のフィルム類(以下、フィルムと略称する)をコイル状に巻取る場合は、図3に示すようにフィルム製造装置とフィルム巻取り装置との間に、フィルム2の案内ロール14と上下方向に移動可能な移動式ロール15とを設け、前記移動式ロール15に錘16を付けたダンサーロールを用い、フィルムに一定張力を加えることにより、アキューム装置として使用していた。
【0003】
しかしながら、上記のダンサーロールでは、移動式ロール15の移動量および案内ロール、移動式ロールの本数等に機械的レイアウトに基因する制限があり、アキューム量を増すためには限界があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、フィルム製造装置とフィルム巻取り装置との間にアキュームケースを設置するとともに、前記アキュームケースの上方にエアーパイプを設け、前記エアーパイプから、アキュームケース内を走行するフィルムに気体を噴射して、フィルムをアキュームケース内で弧状に走行させることによりアキューム量の増加を図るとともに、走行中のフィルムがアキュームケース内において、弛み、絡み、捩れその他の異常状態を生じることなく円滑に走行するようにしたことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1は、フィルム製造装置とフィルム巻取り装置との間に、フィルムを滞留させるアキュームケースを設けるとともに、前記アキュームケースの上方に、前記フィルムのアキュームケースへの出入を案内するロールと、前記アキュームケース内のフィルムを指向し、前記フィルムの内側に気体を噴射するノズルを有するエアーパイプとを設け、前記フィルムのアキュームケースへの出入を案内するロールの下方に、前記フィルムとアキュームケース内壁との間に気体を噴出し、前記アキュームケース内を走行するフィルムが、常に伸長状態を保持するとともに、走行方向を保持する補助エアーパイプを設けてなることを特徴とするフィルム類の巻取り調節装置である。
【0007】
本発明の請求項は、請求項1に記載のフィルムの巻取り調節装置において、エアーパイプおよび補助エアーパイプに設けたノズルが、1個または複数の孔あるいはスリットから構成されることを特徴とするものである。
【0008】
本発明の請求項3は、請求項1または請求項2に記載のフィルムの巻取り調節装置において、エアーパイプおよび補助エアーパイプに設けた複数の孔あるいはスリットから噴射される気体の方向が放射状に構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、フィルム製造装置により製造されたフィルムが、巻取り装置に巻取られる際に、常に一定の速度と張力とを保持されるように構成したもので、フィルム製造装置とフィルム巻取り装置との間に、前記フィルムを滞留させるアキュームケースと、その上方にアキュームケース内を走行するフィルムを指向するノズルを設けたエアーパイプとを配置し、アキュームケース内を走行するフィルムに前記ノズルから空気等の気体を噴射することにより、アキュームケース内を走行するフィルムに張力を加え、前記フィルムがアキュームケース内において、弛み、絡み等を生じることなく所定の張力を保持して正常に走行するようにした調節装置である。
【0010】
【実施例】
以下、本発明を図面により詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す側面図、図2は正面図、図3は従来のダンサーロールを示す側面図である。
【0011】
フィルム製造装置1により製造された長尺のフィルム2は、フィルム巻取り装置11との間に設けたアキュームケース3の入側に配置された案内ロール4によりアキュームケース内に案内され、前記アキュームケース3内を弧状に走行し、さらに出側に配置された案内ロール5により巻取り装置11に導かれコイル状に巻取られる。
【0012】
このとき本発明においては、前記のようにフィルム製造装置1とフィルム巻取り装置11との間に、アキュームケース3を設け、走行するフィルム2を前記アキュームケース3に導くとともに、アキュームケース3の上方にエアーパイプ6を配置し、前記エアーパイプ6に設けたノズル7からアキュームケース3内を走行するフィルム2に対して空気等の気体を噴射して、前記フィルム2がアキュームケース3内において弧状に走行するようにして、フィルム2に加わる張力を所定範囲に保持して巻取量を所定範囲に調節するようにしたことを特徴とする。
【0013】
なお、本発明においては、上記の作動に際して、前記案内ロール4および5の下方に補助エアーパイプ12を配置し、前記補助エアーパイプ12に設けたノズル13からアキュームケース3内壁とフィルム2との間に空気等の気体を噴出し、前記アキュームケース3内を走行するフィルム2が、常に伸長状態を保持するとともに、走行方向を保持するようにして、アキュームケース3の壁面に接触したり、あるいは弛み、絡み、捩れ等の異常事態の発生を防止する。
【0014】
また、本発明においては、エアーパイプ6への空気の供給をホース8を介してブロワー9から外気を取込んで行うが、ブロワー9にインバーター10を接続して、アキュームケース3内のフィルム2の走行状態に応じて、前記インバーター10により、ブロワー9からエアーパイプ6への空気供給量を調節して、アキュームケース3内のフィルム2の張力、走行速度等が所定範囲を保持するように調節する。
【0015】
なお、本発明においてエアーパイプ6に設けるノズル7は、細孔を所定間隔で複数個並列する、あるいは細溝状に形成する等任意の形状に構成することができる。また、各ノズル7の気体の噴射方向を放射状にして、アキュームケース3内のフィルム2の走行方向を制御することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、フィルム製造装置とフィルム巻取り装置との間にアキュームケースを設け、走行中のフィルムをアキュームケース内に案内して、前記アキュームケース内においてフィルムに加わる張力を所定範囲に調節することにより、フィルムの巻取り量を一定に保持することができるので、従来、一般に使用されているダンサーロールの場合に比してフィルムのアキューム量を、コイル巻取量に対応して広汎に制御することが可能である等、その効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図。
【図2】本発明の一実施例を示す正面図。
【図3】従来のダンサーロールを示す側面図
【符号の説明】
1 フィルム製造装置
2 フィルム
3 アキュームケース
4 案内ロール
5 案内ロール
6 エアーパイプ
7 ノズル
8 ホース
9 ブロワー
10 インバーター
11 フィルム巻取り装置
12 補助パイプ
13 ノズル
14 案内ロール

Claims (3)

  1. フィルム製造装置とフィルム巻取り装置との間に、フィルムを滞留させるアキュームケースを設けるとともに、前記アキュームケースの上方に、前記フィルムのアキュームケースへの出入を案内するロールと、前記アキュームケース内のフィルムを指向し、前記フィルムの内側に気体を噴射するノズルを有するエアーパイプとを設け、前記フィルムのアキュームケースへの出入を案内するロールの下方に、前記フィルムとアキュームケース内壁との間に気体を噴出し、前記アキュームケース内を走行するフィルムが、常に伸長状態を保持するとともに、走行方向を保持する補助エアーパイプを設けてなることを特徴とするフィルムの巻取り調節装置。
  2. エアーパイプおよび補助エアーパイプに設けたノズルが、1個または複数の孔あるいはスリットから構成されることを特徴とする請求項1に記載のフィルムの巻取り調節装置。
  3. エアーパイプおよび補助エアーパイプに設けた複数の孔あるいはスリットから噴射される気体の方向が放射状に構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフィルムの巻取り調節装置。
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