JP2001106404A - フィルムの巻取り調節装置 - Google Patents

フィルムの巻取り調節装置

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JP2001106404A
JP2001106404A JP28280799A JP28280799A JP2001106404A JP 2001106404 A JP2001106404 A JP 2001106404A JP 28280799 A JP28280799 A JP 28280799A JP 28280799 A JP28280799 A JP 28280799A JP 2001106404 A JP2001106404 A JP 2001106404A
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峰雄 新本
Shinji Saruwatari
真二 猿渡
Masaaki Fujita
雅章 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インフレーションフィルム、ラミネートフィ
ルム、シュリンクフィルム等のフィルム類をコイル状に
巻取る場合、前記フィルムに掛かる張力を一定範囲に保
持するためのフィルムの巻取り調節装置を提供するこ
と。 【解決手段】 フィルム製造装置1とフィルム巻取り装
置11との間に、フィルム2を滞留させるアキュームケ
ース3を設けるとともに、前記アキュームケース3の上
方に、前記フィルム2のアキュームケース3への出入を
案内するロール4、5と、前記アキュームケース3内の
フィルム2を指向し、前記フィルム2に気体を噴射する
ノズル7を有するエアーパイプ6とを設けてなることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、インフレ
ーションフィルム、ラミネートフィルム、シュリンクフ
ィルム等のフィルム類をコイル状に巻取るに際し、前記
フィルムに掛かる張力を一定範囲に保持するための調節
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インフレーションフィルム、ラミ
ネートフィルム、シュリンクフィルム等のフィルム類
(以下、フィルムと略称する)をコイル状に巻取る場合
は、図3に示すようにフィルム製造装置とフィルム巻取
り装置との間に、フィルム2の案内ロール14と上下方
向に移動可能な移動式ロール15とを設け、前記移動式
ロール15に錘16を付けたダンサーロールを用い、フ
ィルムに一定張力を加えることにより、アキューム装置
として使用していた。
【0003】しかしながら、上記のダンサーロールで
は、移動式ロール15の移動量および案内ロール、移動
式ロールの本数等に機械的レイアウトに基因する制限が
あり、アキューム量を増すためには限界があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フィルム製
造装置とフィルム巻取り装置との間にアキュームケース
を設置するとともに、前記アキュームケースの上方にエ
アーパイプを設け、前記エアーパイプから、アキューム
ケース内を走行するフィルムに気体を噴射して、フィル
ムをアキュームケース内で弧状に走行させることにより
アキューム量の増加を図るとともに、走行中のフィルム
がアキュームケース内において、弛み、絡み、捩れその
他の異常状態を生じることなく円滑に走行するようにし
たことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1は、フィルム製造装置とフィル
ム巻取り装置との間に、前記フィルムを滞留させるアキ
ュームケースを設けるとともに、前記アキュームケース
の上方に、前記フィルムのアキュームケースへの出入を
案内するロールと、前記アキュームケース内のフィルム
を指向し、前記フィルムに気体を噴射するノズルを有す
るエアーパイプとを設けてなることを特徴とするフィル
ム類の巻取り調節装置である。
【0006】本発明の請求項2は、請求項1記載のフィ
ルムの巻取り調節装置において、前記フィルムのアキュ
ームケース内壁との間に気体を噴出する補助エアーパイ
プを設けてなることを特徴とするものである。
【0007】本発明の請求項3は、請求項1または請求
項2のいずれかに記載のフィルムの巻取り調節装置にお
いて、エアーパイプおよび補助エアーパイプに設けたノ
ズルが、1個または複数の孔あるいはスリットから構成
されることを特徴とするものである。
【0008】本発明の請求項4は、請求項1乃至請求項
3のいずれかに記載のフィルムの巻取り調節装置におい
て、エアーパイプおよび補助エアーパイプに設けた複数
の孔あるいはスリットからなるノズルの方向が放射状に
構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、フィルム製造装置によ
り製造されたフィルムが、巻取り装置に巻取られる際
に、常に一定の速度と張力とを保持されるように構成し
たもので、フィルム製造装置とフィルム巻取り装置との
間に、前記フィルムを滞留させるアキュームケースと、
その上方にアキュームケース内を走行するフィルムを指
向するノズルを設けたエアーパイプとを配置し、アキュ
ームケース内を走行するフィルムに前記ノズルから空気
等の気体を噴射することにより、アキュームケース内を
走行するフィルムに張力を加え、前記フィルムがアキュ
ームケース内において、弛み、絡み等を生じることなく
所定の張力を保持して正常に走行するようにした調節装
置である。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例を示す側面図、図2は正面図、
図3は従来のダンサーロールを示す側面図である。
【0011】フィルム製造装置1により製造された長尺
のフィルム2は、フィルム巻取り装置11との間に設け
たアキュームケース3の入側に配置された案内ロール4
によりアキュームケース内に案内され、前記アキューム
ケース3内を弧状に走行し、さらに出側に配置された案
内ロール5により巻取り装置11に導かれコイル状に巻
取られる。
【0012】このとき本発明においては、前記のように
フィルム製造装置1とフィルム巻取り装置11との間
に、アキュームケース3を設け、走行するフィルム2を
前記アキュームケース3に導くとともに、アキュームケ
ース3の上方にエアーパイプ6を配置し、前記エアーパ
イプ6に設けたノズル7からアキュームケース3内を走
行するフィルム2に対して空気等の気体を噴射して、前
記フィルム2がアキュームケース3内において弧状に走
行するようにして、フィルム2に加わる張力を所定範囲
に保持して巻取量を所定範囲に調節するようにしたこと
を特徴とする。
【0013】なお、本発明においては、上記の作動に際
して、前記案内ロール4および5の下方に補助エアーパ
イプ12を配置し、前記補助エアーパイプ12に設けた
ノズル13からアキュームケース3内壁とフィルム2と
の間に空気等の気体を噴出し、前記アキュームケース3
内を走行するフィルム2が、常に伸長状態を保持すると
ともに、走行方向を保持するようにして、アキュームケ
ース3の壁面に接触したり、あるいは弛み、絡み、捩れ
等の異常事態の発生を防止する。
【0014】また、本発明においては、エアーパイプ6
への空気の供給をホース8を介してブロワー9から外気
を取込んで行うが、ブロワー9にインバーター10を接
続して、アキュームケース3内のフィルム2の走行状態
に応じて、前記インバーター10により、ブロワー9か
らエアーパイプ6への空気供給量を調節して、アキュー
ムケース3内のフィルム2の張力、走行速度等が所定範
囲を保持するように調節する。
【0015】なお、本発明においてエアーパイプ6に設
けるノズル7は、細孔を所定間隔で複数個並列する、あ
るいは細溝状に形成する等任意の形状に構成することが
できる。また、各ノズル7の気体の噴射方向を放射状に
して、アキュームケース3内のフィルム2の走行方向を
制御することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、フィル
ム製造装置とフィルム巻取り装置との間にアキュームケ
ースを設け、走行中のフィルムをアキュームケース内に
案内して、前記アキュームケース内においてフィルムに
加わる張力を所定範囲に調節することにより、フィルム
の巻取り量を一定に保持することができるので、従来、
一般に使用されているダンサーロールの場合に比してフ
ィルムのアキューム量を、コイル巻取量に対応して広汎
に制御することが可能である等、その効果は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図。
【図2】本発明の一実施例を示す正面図。
【図3】従来のダンサーロールを示す側面図
【符号の説明】
1 フィルム製造装置 2 フィルム 3 アキュームケース 4 案内ロール 5 案内ロール 6 エアーパイプ 7 ノズル 8 ホース 9 ブロワー 10 インバーター 11 フィルム巻取り装置 12 補助パイプ 13 ノズル 14 案内ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 雅章 東京都品川区小山4丁目16番4号 トミー 機械工業株式会社内 Fターム(参考) 3F103 AA03 BB01 BC09 CA05 3F105 AA04 AB15 BA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム製造装置とフィルム巻取り装置
    との間に、フィルムを滞留させるアキュームケースを設
    けるとともに、前記アキュームケースの上方に、前記フ
    ィルムのアキュームケースへの出入を案内するロール
    と、前記アキュームケース内のフィルムを指向し、前記
    フィルムに気体を噴射するノズルを有するエアーパイプ
    とを設けてなることを特徴とするフィルムの巻取り調節
    装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルムのアキュームケースへの出
    入を案内するロールの下方に、前記フィルムとアキュー
    ムケース内壁との間に気体を噴出する補助エアーパイプ
    を設けてなることを特徴とする請求項1記載のフィルム
    の巻取り調節装置。
  3. 【請求項3】 エアーパイプおよび補助エアーパイプに
    設けたノズルが、1個または複数の孔あるいはスリット
    から構成されることを特徴とする請求項1または請求項
    2のいずれかに記載のフィルムの巻取り調節装置。
  4. 【請求項4】 エアーパイプおよび補助エアーパイプに
    設けた複数の孔あるいはスリットからなるノズルの方向
    が放射状に構成されていることを特徴とする請求項1記
    載乃至請求項3のいずれかに記載のフィルムの巻取り調
    節装置。
JP28280799A 1999-10-04 1999-10-04 フィルムの巻取り調節装置 Expired - Lifetime JP4409005B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013139327A (ja) * 2012-01-06 2013-07-18 Toray Eng Co Ltd エアダンサー

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