JP4407886B2 - 法面ブロックユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路脇の法面を保護すると共に、法面に樹生する草木の道路への影響を回避等するために布設する法面ブロックユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
山間部等を通る道路の側部には、山や丘陵の法面が迫っている。この法面には、道路脇の法面を保護すると共に、法面に樹生する草木の道路への影響を回避等するために、従来よりコンクリート製の法面ブロックが布設されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−165750号公報
【0004】
あるいは、図12に示す従来の法面ブロック構造体51は、歩道や車道としての道路52と法面53との境界部分に埋設される基礎ブロック54と、法面53に沿って配される法面ブロック55と、から成り、基礎ブロック54の法面側に所定の角度で形成した傾斜部54aに法面ブロック55の下端面を当接させることにより、該法面ブロック55を法面53に沿って傾斜させた状態で布設している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の法面ブロックユニット51は、基礎ブロック54と法面ブロック55とが別体であるので、基礎ブロックを埋設する作業、基礎ブロック上に平板状の法面ブロックを積み上げる作業、この平板状法面ブロックの上に枠状の法面ブロックを積み上げる作業が個別に必要であり、また、基礎ブロックの上を被う作業も必要であった。
【0006】
また、基礎ブロック54の法面側傾斜部54aに法面ブロック55の下端面を当接させて構築しているので、法面ブロック55の傾斜角度が基礎ブロック54の傾斜部54aの角度に依存することになり、法面53の傾斜角度の違いに対応し難く、角度の異なる傾斜部54aを有する複数種の基礎ブロック54を準備しなければならなかった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、法面工事における作業工程及び作業工数を減少させることができ、法面の傾斜角度の違いに容易に対応しうる法面ブロックユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、道路と法面との境界部分に布設される基礎ブロックと、
法面に沿って布設される矩形の法面ブロックと、を備えており、
上記基礎ブロックの一方の肩部に法面側傾斜部を形成し、該法面側傾斜部と上記法面ブロックの下端部とを角度可変な継手を介して接続し、
前記法面ブロックの左右の側縁部に切欠部をそれぞれ左右対称となる位置に形成し、
前記基礎ブロックの上面に吊りボルト用の雌ネジ部を設け、前記切欠部の左右中央寄りの表面に凹部を形成し、該凹部の底部にジョイント固定用の雌ネジ部を設け、
左右方向に隣り合う法面ブロック同士を、隣り合う凹部内にジョイント部材を嵌装して該ジョイント部材の一端を一方の凹部の雌ネジ部に、他端を他方の凹部の雌ネジ部にそれぞれボルトで固定して接続可能としたことを特徴とする法面ブロックユニットである。
【0009】
請求項2に記載のものは、前記基礎ブロックの内部に排水路となる空間部が長手方向に一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の法面ブロックユニットである。
【0010】
請求項3に記載のものは、前記法面ブロックの上端部には、上段の法面ブロックを支持するための支持ブロックを設け、支持ブロックには、上段の法面ブロックの下端が係止する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記載の法面ブロックユニットである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態の法面ブロックユニットを示す斜視図であり、図2は本実施形態の法面ブロックユニットを展ばした状態を示す側面図、図3は本実施形態の法面ブロックユニットを屈曲した状態を示す側面図である。
【0014】
本実施形態の法面ブロックユニット1は、歩道や車道としての道路と山や丘陵の法面との境界部分に布設される基礎ブロック2と、道路側から登り傾斜した法面(山肌)を覆うようにこれに沿って布設される法面ブロック3と、を備えており、上記基礎ブロック2の一方(法面側)の肩部に傾斜部2aを形成し、該傾斜部2aと上記法面ブロック3の下端部との間を角度可変な継手4を介して接続した構造体である。
【0015】
基礎ブロック2は、概ね直方体状を呈するコンクリートブロックであり、その法面側に配される上側角部(肩部)を、例えば45°等の所定の傾斜角度に面取りをして傾斜部2aが形成されている。また、この基礎ブロック2には、道路の排水路となる空間部5が形成されており、この空間部5は、基礎ブロック2の長手方向に沿って形成された断面円形の排水路5aと、該排水路5aに下端が連通して上端が基礎ブロック2の上面に開口した排水導入口5bと、から構成され、該排水導入口にはグレーチングプレートやパンチングプレート等の蓋体6を取り付け可能に形成されている。なお、基礎ブロック2の上面に吊りボルト用の雌ネジ部を埋設するが、これについては後述する。
【0016】
法面ブロック3は、矩形平板状のコンクリートブロックであり、例えば、180cm等の法面下部を保護するのに適した大きさ設定されており、その左右の側縁部に切欠部がそれぞれ左右対称となる位置に形成され、各切欠部の横に形成した凹部の底部に雌ネジ部が設けられ、平面部には、必要に応じて図示しない水抜き孔等が適宜形成される。なお、切欠部及び雌ネジ部については後述する。
【0017】
基礎ブロック2の法面側傾斜部2aと法面ブロック3の下端部とを接続する継手4は、例えば、蝶番継手或いは可撓性ワイヤにより構成されており、基礎ブロック2及び法面ブロック3をコンクリート成型する際に、蝶番継手の各端部(具体的にはアンカー部)を基礎ブロック2と法面ブロック3とにそれぞれ埋め込んで固定している。この蝶番継手によって基礎ブロック2と法面ブロック3とが接続されることにより、法面ブロック3は基礎ブロック2を基準として自由な角度で傾斜し得るように成っている。
【0018】
なお、本実施形態の法面ブロックユニット1は、図2に示すように、法面ブロック3を展ばした状態で搬送され、施工時には、図3に示すように、法面ブロック3を傾斜させた状態で布設される。
【0019】
図4は、本実施形態の法面ブロックユニットの施工状態を示す断面図である。図示するように、本実施形態の法面ブロックユニット1は、基礎ブロック2と法面ブロック3とが蝶番継手4により一体形成され、これらが一体として施工されるため、基礎ブロックの布設工事と基礎ブロック上の法面ブロックの布設工事とを合わせて1回の工事で完了させることができる。
【0020】
具体的に説明すると、道路(図4では、歩道)7と法面8との境界部分に掘削した基礎ブロック2の埋設溝内に、基礎砕石9及び敷モルタル10を順に布設した上で基礎ブロック2を上面が道路に露出して面一となる状態で配置する。また、法面ブロック3の厚さ分の法面掘削を行った上で法面ブロック3を配置する。法面ブロック3を配置したならば、基礎ブロック2と法面ブロック3との間隙を固定モルタル10a等により中詰めして基礎ブロック2と法面ブロック3との角度を固定する。したがって、従来はまったく別個に行っていた基礎ブロックの埋設作業と法面ブロックの布設作業とを同時に行うことになり、作業工程及び作業工数を従来よりも減少させることができる。
【0021】
さらに、本実施形態における基礎ブロック2には、道路の排水路となる空間部5が一体形成されているので、排水路の施工工事を法面整備工事と共に併せて行うことができ、作業工程及び作業工数を大幅に減少させることができる。
【0022】
また、本実施形態の法面ブロックユニット1は、基礎ブロック2と法面ブロック3とが蝶番継手4により接続されているので、法面ブロック3の傾斜角度を施工現場に応じて自由に変えることができ、法面9の傾斜角度の違いに容易に対応することができる。
【0023】
図4は法面ブロックを1段で布設する施工例であるが、法面ブロックを高さ方向に数段布設する場合には、図5に示すような支持ブロック11を採用し、図6に示すように施工されることになる。この支持ブロック11は断面形状がT字状のコンクリートブロックであり、上下の法面ブロック3a、3b間に挟持される固定片11aと、下段法面ブロック3aの上端部と上段法面ブロック3bの下端部とを押えて支持する押え片11bと、から成り、押え片11bの上半の凸部が本発明の係止部として機能する。すなわち、本実施形態の法面ブロックユニット1における法面ブロック3(3a)の上端部に支持ブロック11の固定片11aを載せ、固定片11aに開設してある取付孔12内にボルト等を挿入して締め込んで押え片11bが表面に出た状態で固定し、この押え片11bに下端を係止した状態で上段の法面ブロック3bを載せて支持する。この様にして上段の法面ブロック3bを布設すると、上段の法面ブロック3bを確実に支持して、上段法面ブロック3bの前方への位置ずれを押え片11bによって防止することができる。
【0024】
また、支持ブロック11は、図7に示すように、法面ブロック3の上端、即ち基礎ブロック2とは反対側の端部に法面ブロック3と一体成型してもよい。この場合、固定片11aに相当する部分は法面ブロック3と融合されて一体不可分となり、上段法面ブロック3bの下端部を押えて支持する押え片11bが法面ブロック3の上端部表面から前方及び上方に突出し、この押え片11bの上半の凸部が本発明の係止部として機能する。
【0025】
なお、図4及び図6に示した施工例はアンカーを使用していないが、法面ブロックに開設した孔にアンカーを挿通して施工しても良い。
【0026】
また、前記支持ブロック11には、係止部として押え片11bを設けたが、本発明における係止部はこれに限定されるものではなく、上段の法面ブロックの下端が係止するものであれば良い。例えば、凹部あるいは凸部を係止部として設け、これに嵌合する凸部あるいは凹部を上段の法面ブロックの下端に形成しても良い。
【0027】
図8及び図9に示す法面ブロックユニット1の第2の実施形態は、前記した第1の実施形態と比較すると、道路と法面との境界部分に布設される基礎ブロック2と、法面に沿って布設される矩形の法面ブロック3とを備え、基礎ブロック2の一方の肩部に法面側傾斜部2aを形成し、該法面側傾斜部2aと上記法面ブロック3の下端部とを角度可変な継手4を介して接続した構成は共通するので説明を省略し、布設工事において吊り下げる際に使用する法面ブロック3の切欠部、及び基礎ブロック2の雌ネジ部等について詳述する。なお、本実施形態の基礎ブロック2は、排水路となる空間部が形成されていないが、勿論、形成しても良い。また、法面ブロック3の平面部(表面部)には装飾性を高めるために格子状に凹凸模様を形成してある。
【0028】
本実施形成においては、図8に示すように、法面ブロック3の左右の側縁部の上から約3分の1の位置に断面略矩形の切欠部20をそれぞれ形成し、各切欠部20の左右中央寄りに切欠部20に繋げて平面視略矩形の凹部21を板圧の約3分の1の深さまで形成し、該凹部21の底部にナットを埋設することにより雌ネジ部22を設けてある。また、基礎ブロック2の上面の左右端部に凹部23をそれぞれ形成し、各凹部23の底部にナットを埋設することにより雌ネジ部24を設ける。
【0029】
この様な構成からなる法面ブロックユニット1を施工現場等で吊り上げるには、図10に示すように、法面ブロック3の裏面から巻くようにして帯ワイヤー25を左右の切欠部20に掛けて該帯ワイヤー25をクレーンのフック26に掛け、また、基礎ブロック2の雌ネジ部24にアイボルト等の吊りボルト27をねじ込み、この吊りボルト27にワイヤー28をかけて該ワイヤー28を長さ調整器(通称ガッチャ)29を介してフック26に掛けて吊り上げる。法面ブロック3を吊り上げる際に帯ワイヤー25を使用すると、板厚が約50余ミリとコンクリートブロックとしては薄い部類に属する法面ブロック3であっても接触面積が大きいので荷重が分散して掛かり、これにより破損することを防止できる。また、法面ブロック3は、図10に示すように、垂直近くまで起こした状態で吊り上げることが望ましい。
【0030】
そして、法面ブロックユニット1を吊り上げたならばクレーンを操作して所定の布設位置まで移動し、位置調整しながら徐々に降ろして所定の位置に布設する。法面ブロックユニット1は道路に沿って並べて布設するので、先に布設した法面ブロックユニット1の隣に接する状態で次の法面ブロックユニット1を降ろすことが必要である。このため、隣り合う法面ブロック3,3の側縁同士が接するが、本実施形態においては法面ブロック3の側縁に形成した切欠部20に帯ワイヤー25を掛けるので、法面ブロック3,3同士が接触した状態で降ろしても帯ワイヤー25が法面ブロック3,3同士の間に挟まれることがない。このため、降ろした法面ブロック3から帯ワイヤー25を容易に外すことができる。
【0031】
この様な操作を繰り返すことにより法面ブロックユニット1を道路方向に並べて降ろしたならば、隣り合う法面ブロック3,3の凹部21,21同士、及び基礎ブロック2,2の凹部23,23同士がそれぞれ一連に繋がる。そして、図11に示すように、法面ブロック3の繋がった凹部21,21内に金属板製のジョイント部材30を嵌装し、このジョイント部材30の一端に開設した孔内に通したボルト31aを一方、例えば、左の法面ブロック3aの凹部21aの雌ネジ部22aに、当該ジョイント部材30の他端に開設した孔内に通したボルト31bを他方、例えば、右の法面ブロック3の凹部21bの雌ネジ部22bにそれぞれ締め込んで固定する。また、基礎ブロック2においても同様に、繋がった凹部23,23内にジョイント部材30を嵌装し、このジョイント部材30の一端に開設した孔内に通したボルトを一方、例えば、左の基礎ブロック2の凹部の雌ネジ部に、当該ジョイント部材30の他端に開設した孔内に通したボルトを他方、例えば、右の基礎ブロック2の凹部の雌ネジ部にそれぞれ締め込んで固定する。この様にして隣り合う法面ブロック3,3同士、及び基礎ブロック2,2同士を順次ジョイント部材30により接続すると、布設した法面ブロックユニット1…を一体化することができる。
【0032】
そして、各法面ブロックユニット1の接続作業が終了したならば、各凹部21,23にモルタル材を充填するとボルトやジョイント部材30を覆い隠すことができる。したがって、体裁が良くなり、景観も良好となる。
【0033】
この様に、本実施形態に係る法面ブロックユニット1によれば、基礎ブロック2と法面ブロック3を一度に吊り上げて布設することができるので、布設作業に要する労力を著しく軽減することができる。また、法面ブロック3の側縁に形成した切欠部20に帯ワイヤー25を掛けることができるので、降ろした後に帯ワイヤー25を容易に取り外すことができる。さらに、隣り合う法面ブロック3を接続する作業を行う場合に、ジョイント部材30を取り付ける凹部21が法面ブロック3の表面に設けてあるので作業性が良好である。
【0034】
なお、前記した各実施形態における法面ブロック3は平板状コンクリートブロックであるが、これに限定されるものではない。例えば、法面ブロック3に、その厚さ方向に貫通した開口部を開設し、該開口部内に植生できるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、道路と法面との境界部分に布設される基礎ブロックの法面側傾斜部と、法面に布設される法面ブロックの下端部とを角度可変な継手を介して接続したので、基礎ブロックの作業と法面ブロックの布設作業とをまとめて一緒にでき、作業工程及び作業工数を減少させることができる。また、継手の角度が可変であるので、法面ブロックの傾斜角度を自由に変えることができ、これにより同一の法面ブロックであっても法面の傾斜角度の違いに容易に対応することができる。したがって、法面の傾斜角度に応じて複数種類の基礎ブロック2を作製することが不要となり、製造だけでなく在庫管理も容易になる。
そして、法面ブロックの左右の側縁部に切欠部をそれぞれ左右対称となる位置に形成したので、この切欠部にワイヤーを掛けて法面ブロックを吊り上げることができ、先に布設した法面ブロックと接する状態で次の法面ブロックを降ろしても、ワイヤーが法面ブロック同士の間に挟まれることがなく、ワイヤーを容易に取り外すことができる。
また、基礎ブロックの上面に吊りボルト用の雌ネジ部を設け、法面ブロックの切欠部の左右中央寄りの表面に凹部を形成し、該凹部の底部にジョイント固定用の雌ネジ部を設けたので、左右方向に隣り合う法面ブロック同士を、隣り合う凹部内にジョイント部材を嵌装して該ジョイント部材の一端を一方の凹部の雌ネジ部に、他端を他方の凹部の雌ネジ部にそれぞれボルトで固定して接続することができる。したがって、並べて布設した法面ブロックユニットを一体化でき、高い強度を期待することができる。
【0036】
請求項2に記載の発明によれば、基礎ブロックの内部に排水路となる空間部を一体形成したので、基礎ブロックを布設するだけで排水路の施工工事を併せて終了することができ、作業工程及び作業工数を大幅に減少させることができる。
【0037】
請求項3に記載の発明によれば、法面ブロックの上端部に、上段の法面ブロックの下端が係止する係止部が設けられた支持ブロックを設けたので、上段の法面ブロックを確実に支持して、上段法面ブロックの位置ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の法面ブロックユニットを示す斜視図である。
【図2】本実施形態の法面ブロックユニットにおける法面ブロックを展ばした状態を示す側面図である。
【図3】本実施形態の法面ブロックユニットにおける法面ブロックを傾斜させた状態を示す側面図である。
【図4】本実施形態の法面ブロックユニットの施工状態を示す模式図である。
【図5】本実施形態の法面ブロックユニットにおける支持ブロックを示す斜視図である。
【図6】本実施形態の法面ブロックユニットにおける支持ブロックを使用した施工状態を示す模式図である。
【図7】支持ブロックを一体に設けた法面ブロックユニットの側面図である。
【図8】(a)は法面ブロックユニットの第2の実施形態の平面図、(b)はその側面図である。
【図9】切欠部の拡大斜視図である。
【図10】法面ブロックユニットを吊り上げた状態を示す概略斜視図である。
【図11】法面ブロックの接続状態を示す凹部の断面図である。
【図12】従来の法面ブロックユニットの一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 法面ブロックユニット
2 基礎ブロック
2a 傾斜部
3 法面ブロック
4 角度可変な継手
5 空間部
5a 排水流路
5b 排水導入口
6 蓋体
7 道路
8 法面
9 基礎砕石
10 敷モルタル
10a 固定モルタル
11 支持ブロック
11a 固定片
11b 押え片
12 取付孔
20 切欠部
21 法面ブロックの凹部
22 法面ブロックの雌ネジ部
23 基礎ブロックの凹部
24 基礎ブロックの雌ネジ部
25 帯ワイヤー
26 クレーンのフック
27 吊りボルト
28 ワイヤー
30 ジョイント部材
31 ボルト

Claims (3)

  1. 道路と法面との境界部分に布設される基礎ブロックと、
    法面に沿って布設される矩形の法面ブロックと、を備えており、
    上記基礎ブロックの一方の肩部に法面側傾斜部を形成し、該法面側傾斜部と上記法面ブロックの下端部とを角度可変な継手を介して接続し、
    前記法面ブロックの左右の側縁部に切欠部をそれぞれ左右対称となる位置に形成し、
    前記基礎ブロックの上面に吊りボルト用の雌ネジ部を設け、前記切欠部の左右中央寄りの表面に凹部を形成し、該凹部の底部にジョイント固定用の雌ネジ部を設け、
    左右方向に隣り合う法面ブロック同士を、隣り合う凹部内にジョイント部材を嵌装して該ジョイント部材の一端を一方の凹部の雌ネジ部に、他端を他方の凹部の雌ネジ部にそれぞれボルトで固定して接続可能としたことを特徴とする法面ブロックユニット。
  2. 前記基礎ブロックの内部に排水路となる空間部が長手方向に一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の法面ブロックユニット。
  3. 前記法面ブロックの上端部には、上段の法面ブロックを支持するための支持ブロックを設け、支持ブロックには、上段の法面ブロックの下端が係止する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載法面ブロックユニット。
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