JP4407069B2 - 電子会議用装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する分野】
この発明は、複数の作業者(会議参加者)の各端末を通信ネットワークで接続して、各作業者が互いに端末の表示画面を見ながら会議に参加できる形態の電子会議システムに用いられる、電子会議用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通信のネットワーク化が進む現在、複数の作業者が一堂に会しなくても会議に参加できる電子会議システムが普及しつつある。
【0003】
従来の電子会議システムとして、たとえば特開平6−302165号公報および特開平6−178296号公報などには、会議内容の特定部分を再生表示したり、あるいは会議における発表内容や質問内容などを限定して再現する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電子会議に参加する作業者は、会議の進行中に発言の内容等について個人的なメモを作成したり、会議終了後にこのメモを見返したい場合がある。この場合、他の作業者と同じ情報を共有して互いに書き込みや修正などの操作が行える公開ウィンドウとは別に、個人ウィンドウを使って他の作業者とは共有せずにメモや個人データを作成でき、会議後に、そのメモを再生できるようにすれば便利である。
【0005】
しかし、上記従来の構成では、公開ウィンドウの内容を部分的に再生できるものの、個人ウィンドウについては全く考慮されていなかった。
【0006】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、会議中に個人ウィンドウにメモ等の個人的なデータを書き込むことができるようにし、しかも、個人ウィンドウの内容を後刻に再生できるようにした電子会議用装置を提供することを課題とする。
【0007】
上記課題は、ネットワークを介して電子会議用装置同士が接続された複数の作業者が同じ情報を共有して互いに書き込みや修正などの操作が行える公開ウィンドウに表示されかつ電子会議用装置から入力された第1のデータを、該第1のデータが時間経過情報とともに公開ウィンドウ記録手段に記録されたサーバから、時間経過情報とともに受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受信した前記第1のデータと時間経過情報を記録するデータ記録手段と、各作業者が他の作業者と共有せずに個人データの作成が行える個人ウィンドウに表示されかつ電子会議用装置から入力された第2のデータを、時間経過情報とともに記録する個人ウィンドウ記録手段と、前記データ記録手段に記録された前記第1のデータ及び前記個人ウィンドウ記録手段に記録された前記第2のデータを再生する再生手段と、作業者の指示に応じて、第1のデータ及び第2のデータと共に記録された時間経過情報を基に、第1のデータと第2のデータを連動させながら前記再生手段に同時に再生させる制御手段と、を備えていることを特徴とする電子会議用装置によって解決される。
【0008】
この電子会議用装置では、各作業者の電子会議用装置から入力され個人ウィンドウに表示された第2のデータが個人ウィンドウ記録手段に記録される。記録された第2のデータは、再生手段によって再生される。従って、作業者は公開ウィンドウの内容だけでなく、個人ウィンドウの内容をも、会議後に認識することができる。
【0011】
また、データ記録手段には、電子会議用装置から入力され公開ウィンドウに表示された第1のデータと時間経過情報が記録され、個人ウィンドウ記録手段には、前記第2のデータと共に時間経過情報が記録され、制御手段は、前記時間経過情報を基に、第1のデータと第2のデータを連動させながら同時に再生させるから、個人ウィンドウに書いたデータなどの作成状況がより詳細に分かる。
【0012】
また、前記第1のデータまたは前記第2のデータのいずれか一方が再生されているときに、他のデータの再生指示があったときは、制御手段は、前記時間経過情報を基に、再生指示に係るデータを、再生中のデータに同期させて再生させる構成としても良い。この場合には、いずれかのウィンドウを再生中に疑問点などが生じた時に、他方のウィンドウを再生同期させることにより、その疑問点に対応する部分だけの状況等を速やかに知ることが可能となる。また、前記第2のデータが再生されているときに、前記第1のデータの再生指示があったときは、制御手段は、第2のデータの再生を一旦停止し、前記データ記録手段に記録された前記第1のデータの中から、前記第2のデータの再生停止時点に相当する部分を検索したのち、検索された部分を先頭にして第1のデータを再生すると同時に前記第2のデータの再生を再開させる構成としても良いし、前記第1のデータが再生されているときに、前記第2のデータの再生指示があったときは、制御手段は、第1のデータの再生を停止させることなく、前記第1のデータに記録されている時間経過情報に相当する部分を第2のデータから検索したのち、検索された部分を先頭にして第2のデータを第1のデータに同期して再生させる構成としても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1はこの発明の一実施形態にかかる電子会議用装置を用いた電子会議システムを示す全体構成図である。
【0015】
図1において、この電子会議システムは、複数の作業者(会議参加者)が使用する電子会議用装置としての各端末1,2,3・・・(以下、端末1とする)と、サーバ4と、端末1とサーバ4とをネットワーク接続するための通信回線5とから構成されている。
【0016】
端末1は、後述する公開ウィンドウおよび個人ウィンドウを表示したり、データの入力、さらには個人ウィンドウの制御等を行うものであり、また、サーバ4は、公開ウィンドウに関する制御を行うものである。通信回線5は、LANや電話回線、無線回線などの各種のものを利用できる。
【0017】
図2は、サーバ4の構成を示すブロック図である。
【0018】
図2において、サーバ4は、時間に関する情報を管理する時間情報管理部41と、端末1に対する入出力の制御や公開ウィンドウの記録および再生を制御する会議制御部42と、端末1との通信を通信回路5を介して制御する通信制御部43と、公開ウィンドウ記録部45と、この公開ウィンドウ記録部45へのデータの書き込みや読み出しを制御する記録制御部44とを備えている。
【0019】
このサーバ4において、端末1から公開ウィンドウに関する入力があると、会議制御部42により公開ウィンドウに表示する内容が処理され、処理された内容が通信制御部43を介して端末1に表示データとして送信されるとともに、記録制御部44を介して公開ウィンドウ記録部45に記録される。この時、時間情報管理部41によって管理されていた時間情報が同時に記録される。また、端末1から再生の指示があると、会議制御部42により公開ウィンドウ記録部45のデータが読み出され、読み出されたデータが通信制御部43を介して端末1に送信される。
【0020】
図3は、端末1の構成を示すブロック図である。
【0021】
端末1は、時間に関する情報を管理する時間情報管理部11と、サーバ4に対する入出力の管理や個人ウィンドウ、公開ウィンドウの内容の記録および再生を制御する会議制御部12と、サーバ4との通信を通信回路5を介して制御する通信制御部13と、表示部22と、表示部22の入出力を制御する入出力制御部14と、記録制御部15と、記録部21ととを備えている。
【0022】
記録部21は、個人ウィンドウに関するデータを記録する個人ウィンドウ記録部16と、公開ウィンドウの再生データを記録する公開ウィンドウ再生データ記録部17とからなる。また、記録制御部15は、個人ウィンドウ記録部16や公開ウィンドウ再生データ記録部17に対するデータの書き込みや読み出しを制御するものである。
【0023】
また、表示部22は、各作業者の共有データを表示する公開ウィンドウ18、作業者毎の個人データを表示する個人ウィンドウ19および指示部20を有している。指示部20は、会議の開始、終了の指示や公開ウィンドウ18、個人ウィンドウ19の内容の再生指示、さらには公開/個人ウィンドウ18,19の同時再生、再生の同期、終了を選択するためのものである。
【0024】
また、前記会議制御部12は、端末1の全体を統括的に制御すると共に、両ウィンドウ18,19の内容について、どのように再生させるかを、作業者の指示に応じて制御する機能を有する。
【0025】
この実施形態では、前記記録制御部15、会議制御部12、入出力制御部14、表示部22によって、個人ウィンドウ記録部16や公開ウィンドウ再生データ記録部17の内容を読み出して表示する再生手段を構成している。
【0026】
前記端末1において、作業者が公開ウィンドウ18に関して入力を行うと、入力内容が入出力制御部14を介して会議制御部12に伝送され、この会議制御部12により入力内容が通信制御部13を介してサーバ4に送信される。一方、サーバ4から公開ウィンドウ18の表示データを受信すると、その表示データが通信制御部13を介して会議制御部12に送られて所定の処理が行われる。処理された表示データは、入出力制御部14を介して公開ウィンドウ18に表示される。
【0027】
また、この端末1において、作業者が個人ウィンドウ19に関する入力を行うと、入力内容が入出力制御部14を介して会議制御部12に伝送され、会議制御部12により個人ウィンドウ19に表示させる内容として処理される。そして、処理内容が入出力制御部14を介して個人ウィンドウ19に表示されるとともに、記録制御部15を介して個人ウィンドウ記録部16に記録される。この時、時間情報管理部11により管理されている時間情報も、同時に記録される。
【0028】
前記指示部20から公開ウィンドウ19の再生が選択された場合、会議制御部12により、公開ウィンドウ19の内容の再生が指定され、サーバに4に通知される。サーバ4から再生データが送られてくると、その再生データが公開ウィンドウ再生データ記録部17に記録される。サーバ4からの全再生データが受信され、公開ウィンドウ再生データ記録部17に記録されると、公開ウィンドウ再生データ記録部17におけるデータが読み出され、表示部22の公開ウィンドウ18に表示される。また、時間情報管理部11で、公開ウィンドウに関するデータとともに記録されている時間情報が管理される。
【0029】
前記指示部20から個人ウィンドウ19の再生が選択された場合、会議制御部12により、個人ウィンドウ記録部16からデータが読み出され、読み出されたデータが表示部22の個人ウィンドウ19に表示される。また、時間情報管理部11で、個人ウィンドウに関するデータとともに記録されている時間経過が管理される。
【0030】
前記指示部20により、公開/個人ウィンドウ18,19の同時再生が選択された場合、会議制御部12により公開ウィンドウ18の内容の再生が指定され、サーバに4に通知される。サーバ4から再生データが送られてくると、そのデータが公開ウィンドウ再生データ記録部17に記録される。サーバ4からの全再生データが受信されると、公開ウィンドウ再生データ記録部17および個人ウィンドウ記録部16における各データが読み出され、表示部22の公開ウィンドウ18および個人ウィンドウ19にそれぞれに表示される。
【0031】
上記のように、公開ウィンドウ18の内容だけでなく、個人ウィンドウ19の内容も記録し、再生することができるので、会議内容を後から検討したりする場合に、公開ウィンドウ18の内容を再生しながら、あるいは公開ウィンドウ18の再生とは別に、作業者が個人ウィンドウ19に書き込んだデータやメモなどの作成状況を明瞭に認識することが可能となる。
【0032】
また、この実施形態では、公開ウィンドウ10、個人ウィンドウ19の各データとともに記録された時間情報を基に、公開ウィンドウ10の内容と個人ウィンドウ19の内容とを、以下に示すように同期させて再生させるようになっており、作業者は個人ウィンドウ19に書き込んだデータの作成状況を時間単位で詳細に認識できる。
【0033】
即ち、端末1において、個人ウィンドウ18の再生中に指示部20から再生の同期が選択された場合、会議制御部12により個人ウィンドウ18の再生が一旦停止される。
【0034】
サーバ4から公開ウィンドウ18のデータが受信された後、停止した時点での個人ウィンドウ18の時間情報に相当する内容部分を公開ウィンドウ18のデータから探し、その部分を先頭にして公開ウィンドウ18の内容を再生する。同時に停止した個人ウィンドウ18の再生を再開する。これにより両ウィンドウ18,19の内容が同期して再生される。
【0035】
また、公開ウィンドウ18の内容の再生中に、指示部20から再生の同期が選択された場合、公開ウィンドウ18の再生は停止されず、再生中の時間情報に相当する部分を個人ウィンドウ19のデータから探し、その部分を先頭にして個人ウィンドウ19の内容が再生される。これにより、両ウィンドウ18,19の内容が同期して再生される。
【0036】
このように、ウィンドウ18,19の再生同期の指示を受けて公開ウィンドウ18の内容と個人ウィンドウ19の内容の再生を同期させることにより、いずれかのウィンドウ18(19)の内容を再生中に疑問点などが生じた時に、他方のウィンドウ19(18)を同期再生させることにより、疑問点に対応する必要な部分だけの状況を迅速に把握することが可能となる。
【0037】
つぎに、図1〜3に示した電子会議システムにおける処理手順を説明する。
【0038】
最初に、前記サーバ4の処理を図4〜図7を参照して説明する。
【0039】
図4は、サーバ4のメイン処理を示すフローチャートである。なお、以下の説明ならびに図面では、ステップをSと略記する。
【0040】
図4において、まず、S4−1で会議制御部42は、会議の状態を表す変数に「待機中」をセットする。ついで、S4−2では、各端末1からの入力があるか否かを判断し、入力があれば(S4−2の判定がYES)、S4−3で会議中処理を行い、S4−4で再生処理を行う。各処理が終了すると、S4−2に戻って再び各端末1からの入力の有無の判断を継続して行う。入力がなければ(S4−2の判定がNO)、入力があるまでS4−2に留まる。
【0041】
図5は、前記サーバ4における会議中処理(S4−3)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0042】
図5において、まず、S5−1で会議制御部42は、システムの状態が会議中か否かを判断し、合議中でない場合、すなわち待機中であれば(S5−1の判定がNO)、S5−2で、端末1からの入力が会議の開始指示か否かを判断する。開始指示であれば(S5−2の判定がYES)、S5−3で、各端末1に対して会議が始まったことを通知したのち、S5−4で、システムの状態を表す変数に「会議中」をセットし、S5−5で、時間情報管理部41の時間情報(この実施形態では会議開始からの経過時間)をクリアする。S5−2において、端末1からの入力が会議の開始指示でなければ(S5−2の判定がYES)、会議中処理を終了してリターンする。
【0043】
S5−1において、システムの状態が会議中であれば(S5−1の判定がYES)、S5−6で、端末1からの入力が会議終了の指示か否かを判断する。会議終了の指示であれば(S5−6の判定がYES)、S5−7で、会議が終了したことを各端末1に通知し、S5−8で、システムの状態を表す変数に「待機中」をセットしてリターンする。
【0044】
S5−6において、端末1からの入力が会議の終了指示でなければ(S5−6の判定がNO)、S5−9で、公開ウィンドウヘの入力か否かを判断する。公開ウィンドウ18への入力であれば(S5−9の判定がYES)、S5−10で、入力内容を処理するとともに、表示データを各端末1に送信する。そして、S5−11で、時間情報管理部41から経過時間を読み出し、S5−12で、入力内容と読み出した時間データを公開ウィンドウ記録部45に記録してリターンする。S5−9において、公開ウィンドウ18への入力でなければ(S5−9の判定がNO)、会議中処理を終了してリターンする。
【0045】
図6は、図4に示したサーバー4における再生処理S4−4のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0046】
図6において、まずS6−1で、会議制御部42はシステム状態が会議中であるか否かを判断し、システム状態が会議中であれば(S6−1の判定がYES)、再生処理を実行できないためリターンする。システム状態が会議中でなければ(S6−1の判定がNO)、S6−2で、端末1からの入力が再生の開始指示か否かを判断する。再生開始の指示であれば(S6−2の判定がYES)、S6−3で、公開ウィンドウ記録部45からデータを読み出し、S6−4で、読み出したデータを再生要求のあった端末1に送信したのち、リターンする。端末1からの入力が再生開始の指示でなければ(S6−2の判定がNO)、再生処理を行うことなくリターンする。
【0047】
図7は、サーバ4におけるタイマー割り込みの処理を示すフローチャートである。
【0048】
図7において、S7−1で、会議制御部42はシステムの状態が会議中か否かを判断し、合議中であれば(S7−1の判定がYES)、S7−2で、時間情報管理部41の経過時間をインクリメントしてからリターンする。会議中でなければ(S7−1の判定がNO)、何も行わずリターンする。
【0049】
次に、前記端末1のメイン処理を図8のフローチャートで説明する。
【0050】
図8において、最初にS8−1で、会議制御部12は、会議、公開ウィンドウ18、個人ウィンドウ19の各状態を表す変数に「待機中」をセットする。続いて、S8−2で指示部20からの入力処理を行い、S8−3で会議処理を行い、S8−4で公開ウィンドウ再生処理を行い、S8−5で個人ウィンドウ再生処理を行う。この後、S8−2に戻って処理を繰り返す。
【0051】
図8の指示部入力処理(S8−2)の内容を、図9〜図16のフローチャートで説明する。
【0052】
図9は、図8の端末1における指示部入力処理(S8−2)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0053】
図9において、S9−1で、会議制御部12は、指示部20からの入力指示が会議開始か否かを判断し、合議開始指示であれば(S9−1の判定がYES)、S9−2で会議開始指示の処理を行ったのちS9−3に進む。会議開始指示でなければ(S9−1の判定がNO)、そのままS9−3に進む。
【0054】
S9−3では、指示部20からの入力指示が会議終了指示か否かを判断し、会議終了指示であれば(S9−3の判定がYES)、S9−4で会議終了指示の処理を行ったのちS9−5に進む。会議終了指示でなければ(S9−3の判定がNO)、そのままS9−5に進む。
【0055】
S9−5では、指示部20からの入力指示が公開ウィンドウ再生指示か否かを判断し、公開ウィンドウ再生指示であれば(S9−5の判定がYES)、S9−6で公開ウィンドウ再生指示処理を行ったのち、S9−7に進む。公開ウィンドウ18の再生指示でなければ(S9−5の判定がNO)、そのままS9−7に進む。
【0056】
S9−7では、指示部20からの入力指示が個人ウィンドウ再生指示か否かを判断し、個人ウィンドウ再生指示であれば(S9−7の判定がYES)、S9−8で個人ウィンドウ再生指示処理を行ったのち、S9−9に進む。個人ウィンドウ19の再生指示でなければ(S9−7の判定がNO)、そのままS9−9に進む。
【0057】
S9−9では、指示部20からの入力指示が公開/個人ウィンドウ同時再生指示か否かを判断し、公開/個人ウィンドウ同時再生指示であれば(S9−9の判定がYES)、S9−10で公開/個人ウィンドウ同時再生指示処理を行ったのち、S9−11に進む。公開/個人ウィンドウ18,19の同時再生指示でなければ(S9−9の判定がNO)、そのままS9−11に進む。
【0058】
S9−11では、指示部20からの入力指示が同期指示か否かを判断し、同期指示であれば(S9−11の判定がYES)、S9−12で同期指示の処理を行ったのち、S9−13に進む。同期指示でなければ(S9−11の判定がNO)、そのままS9−13に進む。
【0059】
S9−13では、指示部20からの入力指示が終了指示か否かを判断し、終了指示であれば(S9−13の判定がYES)、S9−14で終了指示処理を行ってリターンする。終了指示でなければ(S9−13の判定がNO)、そのままリターンする。
【0060】
図10は、図9に示した会議開始指示処理(S9−2)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0061】
図10において、まずS10−1で、会議制御部42は会議状態が待機中であるか否かを判断し、会議状態が待機中であれば(S10−1の判定がYES)、S10−2で、公開ウィンドウ状態が待機中であるか否かを判断する。公開ウィンドウ状態が待機中であれば(S10−2の判定がYES)、S10−3で、個人ウィンドウ状態が待機中であるか否かを判断する。個人ウィンドウ状態が待機中であれば(S10−3の判定がYES)、会議開始指示を受け付け、S10−4で、会議状態を開始要求送信待ちにしてリターンする。
【0062】
会議状態が待機中でない場合(S10−1の判定がNO)、公開ウィンドウ状態が待機中でない場合(S10−2の判定がNO)、個人ウィンドウ状態が待機中でない場合(S10−3の判定がNO)は、会議中等であったりウィンドウが再生等されていて、会議開始指示を受け付けることができないためいずれもそのままリターンする。
【0063】
図11は、図9の会議終了指示処理(S9−4)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0064】
図11において、S11−1で、会議制御部12は会議状態が会議中であるか否かを判断し、会議状態が会議中であれば(S11−1の判定がYES)、会議終了指示を受け付け、S11−2で、会議状態を終了要求送信待ちにしてリターンする。会議状態が会議中でなければ(S11−1の判定がNO)、会議終了指示を受け付けることができないので、そのままリターンする。
【0065】
図12は、図9の公開ウィンドウ再生指示処理(S9−6)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0066】
図12において、S12−1で、会議制御部12は会議状態が待機中であるか否かを判断し、会議状態が待機中であれば(S12−1の判定がYES)、S12−2で、公開ウィンドウ状態が待機中であるか否かを判断する。公開ウィンドウ状態が待機中であれば(S12−2の判定がYES)、S12−3で、個人ウィンドウ状態が待機中であるか否かを判断する。個人ウィンドウ状態が待機中であれば(S12−3の判定がYES)、公開ウィンドウ再生指示を受け付け、S12−4で公開ウィンドウ状態を再生要求送信待ちにしてリターンする。
【0067】
会議状態が待機中でない場合(S12−1の判定がNO)、公開ウィンドウ状態が待機中でない場合(S12−2の判定がNO)、個人ウィンドウ状態が待機中でない場合は(S12−3の判定がNO)、会議中等であったり公開ウィンドウや個人ウィンドウが既に再生中であったり再生準備中等であったりするため、公開ウィンドウ再生指示を受け付けることができず、いずれもそのままリターンする。
【0068】
図13は、図9の個人ウィンドウ再生指示処理(S9−8)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0069】
図13において、S13−1で、会議制御部12は会議状態が待機中であるか否かを判断し、会議状態が待機中であれば(S13−1の判定がYES)、S13−2で、公開ウィンドウ状態が待機中であるか否かを判断する。公開ウィンドウ状態が待機中であれば(S13−2の判定がYES)、S13−3で、個人ウィンドウ状態が待機中であるか否かを判断し、個人ウィンドウ状態が待機中であれば(S13−3の判定がYES)、個人ウィンドウ再生指示を受け付け、S13−4で個人ウィンドウ状態を新規再生待ちにしてリターンする。
【0070】
会議状態が待機中でない場合(S13−1の判定がNO)、公開ウィンドウ状態が待機中でない場合(S13−2の判定がNO)、個人ウィンドウ状態が待機中でない場合(S13−3の判定がNO)は、会議中等であったり公開ウィンドウや個人ウィンドウが既に再生中であったり再生準備中等であったりするため、個人ウィンドウ再生指示を受け付けることができず、いずれもそのままリターンする。
【0071】
図14は、図9の公開/個人ウィンドウ同時再生指示処理(S9−10)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0072】
図14において、S14−1で、会議制御部12は会議状態が待機中であるか否かを判断し、会議状態が待機中であれば(S14−1の判定がYES)、S14−2で、公開ウィンドウ状態が待機中であるか否かを判断する。公開ウィンドウ状態が待機中であれば(S14−2の判定がYES)、S14−3で、個人ウィンドウ状態が待機中であるか否かを判断する。個人ウィンドウ状態が待機中であれば(S14−3の判定がYES)、公開/個人ウィンドウ同時再生指示を受け付け、S14−4で公開ウィンドウ状態を再生要求送信待ちにし、S14−5で個人ウィンドウ状態を同時再生待ち中にしてリターンする。
【0073】
会議状態が待機中でない場合(S14−1の判定がNO)、公開ウィンドウ状態が待機中でない場合(S14−2の判定がNO)、個人ウィンドウ状態が待機中でない場合(S14−3の判定がNO)は、会議中等であったり公開ウィンドウや個人ウィンドウが既に再生中であったり再生準備中等であったりするため、公開/個人ウィンドウ同時再生指示を受け付けることができず、いずれもそのままリターンする。
【0074】
図15は、図9の同期指示処理(S9−12)のサブルーチンを示すフローチャートである。この実施形態では、公開ウィンドウ18の内容と個人ウィンドウ19の内容の一方のみが再生中のときに、同期指示を受け付けるものとなされている。
【0075】
図15において、S15−1で、会議制御部12は会議状態が待機中であるか否かを判断し、会議状態が待機中であれば(S15−1の判定がYES)、S15−2で、公開ウィンドウ状態が待機中であるか否かを判断する。公開ウィンドウ状態が待機中であれば(S15−2の判定がYES)、S15−3で、個人ウィンドウ状態が再生中であるか否かを判断する。
【0076】
個人ウィンドウ状態が再生中であれば(S15−3の判定がYES)、個人ウィンドウだけ再生中であるので同期指示を受け付け、S15−4で個人ウィンドウ状態を同期停止中にし、S15−5で公開ウィンドウ状態を再生要求送信待ちにしてリターンする。会議状態が待機中でない場合(S15−1の判定がNO)は即ち会議中等であるため、同期指示を受け付けることなくリターンする。個人ウィンドウ状態が再生中でない場合(S15−3の判定がNO)も、公開ウィンドウ、個人ウィンドウともに再生中でないから、リターンする。
【0077】
S15−2において、公開ウィンドウ状態が待機中でなければ(S15−2の判定がNO)、S15−6で、個人ウィンドウ状態が待機中であるか否かを判断し、個人ウィンドウ状態が待機中であれば(S15−6の判定がYES)、S15−7で、公開ウィンドウ状態が再生中であるか否かを判断する。
【0078】
公開ウィンドウ状態が再生中であれば(S15−7の判定がYES)、公開ウィンドウだけ再生中であるので、同期指示を受け付け、S15−8で個人ウィンドウ状態を再生中にしてリターンする。
【0079】
個人ウィンドウ状態が待機中でない場合(S15−6の判定がNO)、公開ウィンドウ状態が再生中でない場合(S15−7の判定がNO)は、そのままリターンする。
【0080】
図16は、図9の終了指示処理(S9−14)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0081】
図16において、S16−1では、会議制御部12は会議状態が待機中であるか否かを判断し、会議状態が待機中でない場合、つまり会議中であれば(S16−1の判定がNO)、終了指示は受け付けられず、そののままリターンする。会議状態が待機中であれば(S16−1の判定がYES)、S16−2で、公開ウィンドウ状態が待機中であるか否かを判断し、公開ウィンドウ状態が待機中でなければ(S16−2の判定がNO)、S16−3では、公開ウィンドウ状態を待機中にしたのち、S16−4に進む。公開ウィンドウ状態が待機中であるときは(S16−2の判定がYES)、そのままS16−4に進む。
【0082】
S16−4では、個人ウィンドウ状態が待機中であるか否かを判断し、個人ウィンドウ状態が待機中でなければ(S16−4の判定がNO)、S16−5で、個人ウィンドウ状態を待機中にしてリターンする。個人ウィンドウ状態が待機中であれば(S16−4の判定がYES)、そのままリターンする。
【0083】
こうして、会議状態、公開ウィンドウ状態、個人ウィンドウ状態が全て待機中となる。
【0084】
次に、図8の会議処理(S8−3)の内容を図17〜図22を参照して説明する。
【0085】
図17は、前記端末1における会議処理(S8−3)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0086】
図17において、S17で、会議制御部12は、会議状態が何であるか否かを判断し、会議開始要求送信待ちであれば、S17−1で、会議開始要求送信待ち処理を行う。開始要求アンサー待ちであれば、S17−2で開始要求アンサー待ち処理を行う。また、会議中であれば、S17−3で会議中処理を行い、会議終了要求送信待ちであれば、S17−4で会議終了要求送信待ち処理を行う。会議終了要求アンサー待ちであれば、S17−5で会議終了要求アンサー待ち処理を行い、待機中であれば、そのままリターンする。
【0087】
図18は、前記会議開始要求送信待ち処理(S17−1)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0088】
図18において、S18−1で、会議制御部12は通信制御部13を介して会議開始要求をサーバ4に送信し、S18−2で、会議状態を開始要求アンサー待ちにした後、リターンする。
【0089】
図19は、図17の会議開始要求アンサー待ち処理(S17−2)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0090】
図19において、S19−1で、サーバ4から会議開始要求に対するアンサーを受信したか否かを判断し、サーバ4から会議開始要求のアンサーを受信すれば(S19−1の判定がYES)、会議が開始されたことから、S19−2で会議状態を「会議中」にしたのち、S19−3で、時間情報管理部11の経過時間をクリアして、リターンする。サーバ4から会議開始要求のアンサーを受信しなければ(S19−1の判定がNO)、まだ会議は開始されないためそのままリターンする。
【0091】
図20は、図17の会議中処理(S17−3)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0092】
図20において、S20−1で、会議制御部12は、サーバ4から表示データを受信したか否かを判断し、サーバ4から表示データを受信すれば(S20−1の判定がYES)、S20−2で、受信した表示データを入出力制御部14を介して公開ウィンドウ18に表示させたのち、S20−3に進む。サーバ4から表示データを受信しなければ(S20−1の判定がNO)、そのままS20−3に進む。
【0093】
S20−3では、公開ウィンドウ18での入力があったか否かを判断し、公開ウィンドウ18での入力があれば(S20−3の判定がYES)、S20−4で、入力されたデータをサーバ4に送信したのち、S20−5に進む。公開ウィンドウ18での入力がなければ(S20−3の判定がNO)、そのままS20−5に進む。
【0094】
S20−5では、個人ウィンドウ19での入力があったか否かを判断し、個人ウィンドウ19での入力があれば(S20−5の判定がYES)、S20−6で、時間情報管理部11により会議開始からの経過時間を読み出し、S20−7で、入力されたデータと読み出した時間データを個人ウィンドウ記録部16に記録して、リターンする。S20−5において、個人ウィンドウ19での入力がなければ(S20−7の判定がNO)、そのままリターンする。
【0095】
図21は、図17の会議終了要求送信待ち処理(S17−4)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0096】
図21において、S21−1で、会議制御部12は会議終了要求をサーバ4に送信した後、S21−2で会議状態を会議終了要求アンサー待ちにして、リターンする。
【0097】
図22は、図17の会議終了要求アンサー待ち処理(S17−5)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0098】
図22において、S22−1で、会議制御部12はサーバ4から会議終了要求のアンサーを受信したか否かを判断し、会議終了要求のアンサーを受信すれば(S22−1の判定がYES)、会議が終了したことからS222で会議状態を待機中にして、リターンする。会議終了要求のアンサーを受信しなければ(S22−1の判定がNO)、そのままリターンする。
【0099】
次に、図8に示した端末1における公開ウィンドウ再生処理(S8−4)の内容を図23〜図26を参照して説明する。
【0100】
図23は、公開ウィンドウ再生処理(S8−4)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0101】
図23において、S23で、会議制御部12は公開ウィンドウ状態が何であるか否かを判断する。再生要求送信待ちであれば、S23−1で再生要求送信待ち処理(公開)を行ってリターンする。再生データ受信待ちであれば、S23−2で、再生データ受信待ち処理(公開)を行ってリターンする。再生中であれば、S23−3で再生中処理(公開)を行ってリターンする。待機中であれば、そのままリターンする。
【0102】
図24は、図23の再生要求送信待ち処理(公開)(S23−1)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0103】
図24において、S24−1で、会議制御部12は、サーバ4に公開ウィンドウ18の再生要求を通知した後、S24−2で、公開ウィンドウ状態を再生データ受信待ちにして、リターンする。
【0104】
図25は、図23の再生データ受信待ち処理(公開)(S23−2)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0105】
図25において、S25−1で、会議制御部12は、サーバ4から再生データを受信したか否かを判断する。再生データを受信しなければ(S25−1の判定がNO)、何もしないでそのままリターンする。再生データを受信すれば(S25−1の判定がYES)、S25−2で、受信データを公開ウィンドウ再生データ記録部17に記録する。
【0106】
この後、S25−3では、全部の再生データを受信したか否かを判断し、全再生データを受信していないときは(S25−3の判定がNO)、そのまま再生データ受信待ち処理を終了してリターンする。サーバ4から全再生データを受信すれば(S25−3の判定がYES)、S25−4で、個人ウィンドウ状態が待機中であるか否かを判断する。個人ウィンドウ状態が待機中であれば(S25−4の判定がYES)、S25−5に進む。
【0107】
S25−4において、個人ウィンドウ状態が待機中でなければ(S25−4の判定がNO)、S25−8で、個人ウィンドウ状態が同時再生待ち中であるか否かを判断する。個人ウィンドウ状態が同時再生待ち中であれば(S25−8の判定がYES)、公開/個人ウィンドウ同時再生指示があった場合なので、個人ウィンドウの内容の再生も同時に行うため、S25−9で、個人ウィンドウ状態を再生中にしてから、S25−5に進む。
【0108】
S25−5では、時間情報管理部11の経過時間をクリアしたのち、S256で、公開ウィンドウ状態を再生中にする。この後、S25−7で再生中処理を行ってリターンする。
【0109】
S25−8において、個人ウィンドウ状態が同時再生待ち中でなければ(S25−8の判定がNO)、S25−10で、個人ウィンドウ状態が同期停止中であるか否かを判断する。個人ウィンドウ状態が同期停止中であれば(S25−10の判定がYES)、個人ウィンドウ再生中に公開ウィンドウの同期指示があった場合なので、個人ウィンドウの再生を再開するため、S25−11で、個人ウィンドウ状態を再生中にしたのち、S25−6に進む。個人ウィンドウ状態が同期停止中でなければ(S25−10の判定がNO)、そのままS25−6に進む。
【0110】
なお、時間情報管理部11の経過時間には、公開ウィンドウ再生指示、または公開/個人ウィンドウ同時再生指示の場合には、0が設定され、同期指示の場合には、個人ウィンドウ状態再生中に同期指示があった時の時間が設定される。
【0111】
図26は、図25における再生中処理(公開)(S25−7)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0112】
図26において、まずS26−1で、会議制御部12は、時間情報管理部11から経過時間を読み出す。次いで、S26−2で、読み出した時間データに該当するデータを、公開ウィンドウ再生データ記録部17から読み取る。ついで、S26−3では、公開ウィンドウ再生データが終了したか否かを判断し、公開ウィンドウ再生データが終了していなければ(S26−3の判定がNO)、S26−4で、読み取ったデータを公開ウィンドウ18に表示してからリターンする。
【0113】
前述したように、時間情報管理部11の経過時間には、公開ウィンドウ再生指示、または公開/個人ウィンドウ同時再生指示の場合には0が設定され、同期指示の場合には、同期指示があった時の時間が設定されるから、公開ウィンドウ再生指示、または公開/個人ウィンドウ同時再生指示の場合には、公開ウィンドウの内容が会議の最初から再生され、個人ウィンドウ再生中に同期指示があったときは同期指示の時間に対応するデータが再生される。従って、同期指示の場合には、両ウィンドウの内容が同期して再生されることになる。
【0114】
公開ウィンドウ再生データが終了したときは(S26−3の判定がYES)、再生を終了したので、S26−5で、公開ウィンドウ状態を待機中にしてからリターンする。
【0115】
次に、図8の個人ウィンドウ再生処理(S8−5)について、図27〜図29を参照して説明する。
【0116】
図27は、前記個人ウィンドウ再生処理(S8−5)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0117】
図27において、S27で、会議制御部12は個人ウィンドウ状態が何であるか否かを判断する。新規再生待ちであれば、S27−1で新規再生待ち処理(個人)を行ってリターンし、再生中であれば、S27−2で再生中処理(個人)を行ってリターンする。その他であれば、そのままリターンする。
【0118】
図28は、前記新規再生待ち処理(個人)(S27−1)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0119】
図28において、S28−1では、時間情報管理部11の経過時間をクリアし、次いでS28−2で、個人ウィンドウ状態を再生中にし、S28−3で再生中処理を行ってからリターンする。
【0120】
図29は、前記再生中処理(個人)(図27のS27−2、図28のS28−3)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0121】
図29において、まずS29−1で、時間情報管理部11から経過時間を読み出し、S29−2で、読み出した時間データに該当するデータを、個人ウィンドウ記録部16から読み出す。ついで、S29−3で、個人ウィンドウ再生データが終了したか否かを判断し、個人ウィンドウ再生データが終了していなければ(S293の判定がNO)、S29−4で、読み取ったデータを個人ウィンドウ19に表示してからリターンする。個人ウィンドウ再生データが終了していれば(S29−3の判定がYES)、S29−5で、個人ウィンドウ状態を待機中にしてからリターンする。
【0122】
この再生中処理(個人)により、個人ウィンドウ19の内容を単独で、あるいは公開ウィンドウ18の再生と同時に、あるいは公開ウィンドウ18の再生に同期させて、再生することができる。
【0123】
次に、前記端末1におけるタイマ割り込み処理を図30のフローチャートで説明する。
【0124】
図30において、S30−1で、会議制御部12は、会議状態が会議中か否かを判断し、会議状態が会議中でなければ(S30−1の判定がNO)、S30−2で、公開ウィンドウ状態が再生中か否かを判断する。公開ウィンドウ状態が再生中でなければ(S30−2の判定がNO)、S30−3で、個人ウィンドウ状態が再生中か否かを判断し、個人ウィンドウ状態が再生中であれば(S30−3の判定がYES)、S30−4に進む。会議状態が会議中である場合(S30−1の判定がYES)、公開ウィンドウ状態が再生中の場合(S30−2の判定がYES)は、そのままS30−4に進む。
【0125】
S30−4では、時間情報管理部11の経過時間をインクリメントしてからリターンする。
【0126】
S30−3において、個人ウィンドウ状態が再生中でなければ(S304の判定がNO)、そのまま何もせずにリターンする。
【0127】
以上の実施形態では、端末1に個人ウィンドウ記録部16、公開ウィンドウ再生データ記録部17、時間情報管理部11、会議制御部12を設けて、個人ウィンドウ16の内容の記録や、両ウィンドウの再生を行うものとしたが、個人ウィンドウ記録部16をサーバ4側に設け、サーバ側の時間情報管理部41、会議制御部42、公開ウィンドウ記録部45を利用して、再生用データをサーバ4で作成し、このデータを端末1に送信して表示させる構成であっても良い。
【0128】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、公開ウィンドウの内容だけでなく、個人ウィンドウの内容をも会議後に再生でき、その内容を確認することが可能となる。
【0130】
また、公開ウィンドウの内容と個人ウィンドウの内容を連動して同時に再生できるから、個人ウィンドウに書いたデータなどの作成状況をより詳細に把握することができる。
【0131】
請求項2に係る発明によれば、いずれかのウィンドウを再生中に疑問点などが生じた時に、他方のウィンドウを再生同期させることにより、その疑問点に対応する部分だけの状況等を速やかに知ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態にかかる電子会議システムを示す全体構成図である。
【図2】同じく電子会議システムにおけるサーバの構成を示すブロック図である。
【図3】同じく電子会議システムにおける端末の構成を示すブロック図である。
【図4】サーバのメイン処理を示すフローチャートである。
【図5】同じくサーバにおける会議中処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】同じくサーバにおける再生処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】同じくサーバにおけるタイマ割り込み処理を示すフローチャートである。
【図8】端末のメイン処理を示すフローチャートである。
【図9】同じく端末における指示部入力処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図10】同じく端末における会議開始指示処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図11】同じく端末における会議終了指示処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図12】同じく端末における公開ウィンドウ再生指示処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図13】同じく端末における個人ウィンドウ再生指示処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図14】同じく端末における公開/個人ウィンドウ再生指示処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図15】同じく端末における同期指示処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図16】同じく端末における終了指示処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図17】同じく端末における会議処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図18】同じく端末における会議開始要求送信待ち処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図19】同じく端末における会議開始要求アンサー待ち処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図20】同じく端末における会議中処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図21】同じく端末における会議終了要求送信待ち処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図22】同じく端末における会議終了要求アンサー待ち処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図23】同じく端末における公開ウィンドウ再生処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図24】同じく端末における再生要求送信待ち処理(公開)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図25】同じく端末における再生データ受信待ち処理(公開)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図26】同じく端末における再生中処理(公開)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図27】同じく端末における個人ウィンドウ再生処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図28】同じく端末における新規再生待ち処理(個人)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図29】同じく端末における再生中処理(個人)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図30】同じく端末におけるタイマ割り込み処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・端末
11・・・・・・・・時間情報管理部
12・・・・・・・・会議制御部
16・・・・・・・・個人ウィンドウ記録部
17・・・・・・・・公開ウィンドウ記録部
18・・・・・・・・公開ウィンドウ
19・・・・・・・・個人ウィンドウ
20・・・・・・・・指示部
4・・・・・・・・サーバ
41・・・・・・・・時間情報管理部
45・・・・・・・・公開ウィンドウ記録部
Claims (4)
- ネットワークを介して電子会議用装置同士が接続された複数の作業者が同じ情報を共有して互いに書き込みや修正などの操作が行える公開ウィンドウに表示されかつ電子会議用装置から入力された第1のデータを、該第1のデータが時間経過情報とともに公開ウィンドウ記録手段に記録されたサーバから、時間経過情報とともに受信するデータ受信手段と、
前記データ受信手段により受信した前記第1のデータと時間経過情報を記録するデータ記録手段と、
各作業者が他の作業者と共有せずに個人データの作成が行える個人ウィンドウに表示されかつ電子会議用装置から入力された第2のデータを、時間経過情報とともに記録する個人ウィンドウ記録手段と、
前記データ記録手段に記録された前記第1のデータ及び前記個人ウィンドウ記録手段に記録された前記第2のデータを再生する再生手段と、
作業者の指示に応じて、第1のデータ及び第2のデータと共に記録された時間経過情報を基に、第1のデータと第2のデータを連動させながら前記再生手段に同時に再生させる制御手段と、
を備えていることを特徴とする電子会議用装置。 - 前記第1のデータまたは前記第2のデータのいずれか一方が再生されているときに、他のデータの再生指示があったときは、制御手段は、前記時間経過情報を基に、再生指示に係るデータを、再生中のデータに同期させて再生させる請求項1に記載の電子会議用装置。
- 前記第2のデータが再生されているときに、前記第1のデータの再生指示があったときは、制御手段は、第2のデータの再生を一旦停止し、前記データ記録手段に記録された前記第1のデータの中から、前記第2のデータの再生停止時点に相当する部分を検索したのち、検索された部分を先頭にして第1のデータを再生すると同時に前記第2のデータの再生を再開させる請求項1に記載の電子会議用装置。
- 前記第1のデータが再生されているときに、前記第2のデータの再生指示があったときは、制御手段は、第1のデータの再生を停止させることなく、前記第1のデータに記録されている時間経過情報に相当する部分を第2のデータから検索したのち、検索された部分を先頭にして第2のデータを第1のデータに同期して再生させる請求項1に記載の電子会議用装置。
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