JP4403732B2 - エスカレータ等の欄干 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エスカレータ或いは動く歩道など(以下、エスカレータ等と称す)の欄干に関し、特に踏板或いは踏みベルト両側の内デッキの取付け構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、エスカレータは図3に示すように乗客が乗る踏段1の両側に欄干2を有し、その欄干2は主に踏段1の両側に乗客の足が挟まれないような隙間を隔てて配置されたスカートパネル3と、欄干パネル5と、この欄干パネル5の外周縁をガイドレール6に案内されて移動するハンドレール7とから構成されている。そして、内デッキ4はエスカレータの長手方向に所定の長さ毎に複数個連結して構成されている。
【0003】
ここで、図4に従来の内デッキ4の取付け構造を示す。(例えば、特許文献1参照)
【0004】
【特許文献1】
実開昭61−34569号
【0005】
即ち、スカートパネル3をビス8で梁9に固定して後、スプリングアクションを持ったL形ブラケット10を有する内デッキ4を上からはめ込み、梁9の切り欠き9aにビス11を差し込んで締め付けるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような装置では、スカートパネル取付用の梁9にわざわざ切り欠きを設けなければならず、ビス11の頭が剥き出しになるため、見栄えが悪いだけでなく、乗客の衣服を引っ掛けたりする虞があり安全上問題があった。又、このビス11が徐々に緩んでくる虞もあった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、現場での組み立てが簡単に行え、かつ見栄えのよいエスカレータ等の欄干を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、踏面の両側に隙間を隔てて立設されたスカートパネルと、該スカートパネルを反踏面側で支持する梁と、該スカートパネルの上部に位置し、該スカートパネルの上端部を覆うように内デッキが配置された欄干において、内デッキの内側端部には、該スカートパネルの上端を挟むクリップを隣接する内デッキの方向(外方)に突出するように備え、該突出部にはスカートパネルをねじ等で固定する穴を備えているものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、隣接する内デッキ相互の目隠し部分を利用して、スカートパネルの取付けを行い、見栄えのよい欄干を構成するものである。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施例を示す全体斜視図、図2は本発明に係る欄干の縦断面図である。
【0011】
図中、図3及び図4と同一符号のものは同一のものを示すが、22はトラス(図示しない)に取付けられている梁で、この梁22にはスカートパネル3の下部(踏段1により外部からは見えない)がボルト締めされている。23は欄干パネル5の支持装置(図示しない)に固定された周囲に溝23aを有する樹脂、31は本発明に係る内デッキ30の内側端部に設けられたクリップで、隣接する内デッキの方向に突出するように、たとえば接着剤により取付けられており、この突出部には長穴31aと切り欠き31bを備えている。
【0012】
32は内デッキ30の内側中央部分に複数個設けられた第2のクリップで、これらのクリップ31,32は何れも内デッキ30の内面との間にスカートパネル3の上部を覆うように挟み込む構造をしている。33は内デッキ30の内側端部に設けられたプレートで、隣接する内デッキ31の切り欠き31bと係合するように配置され、隣接する内デッキ30どうしの目地合わせと上方への安易な取り外れを防止する機能を兼ねている。このクリップ31の長穴31aについては、ビス34によりスカートパネル3の穴(図示しない)を通じてクリップ31とスカートパネル3とが結合される構成になっている。
【0013】
即ち、スカートパネル3については梁22により下部が固定されているが、内デッキ30の一端(反クリップ側)を樹脂23の溝23aに差し込んで後、クリップ31,32をスカートパネル3の上部にはめ込み、次にビス34によりスカートパネル3とクリップ31とをねじ止めしてから、このねじ止め部分を覆うように、隣接する内デッキ30を順次スカートパネル上に覆い被せて同様に取付けていく。
【0014】
このように構成すれば、内デッキやスカートパネルを取付けるねじの頭は全く見えないため、見栄えもよく乗客の衣服が引っかかる虞もない。又、内デッキの取付け取り外しが極めて簡単に行うことができる。尚、取付け用の長穴については、クリップ側ではなく、スカートパネル側に設けるようにしてもかまわない。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、内デッキの内側にスカートパネルの上方を覆うクリップを外方に突出するように設けるだけで、作業性がよく、かつ意匠性に優れたエスカレータ等の欄干を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】本発明に係る欄干の縦断面図である。
【図3】エスカレータの欄干の正面図である。
【図4】従来のエスカレータの欄干詳細図である。
【符号の説明】
1 エスカレータの踏段
2 エスカレータの欄干
3 スカートパネル
4,30 内デッキ
9,22 梁
31,32 クリップ
31a クリップの長穴
Claims (4)
- 踏面の両側に隙間を隔てて立設されたスカートパネルと、該スカートパネルを反踏面側で支持する梁と、前記スカートパネルの上部に位置し、前記スカートパネルの上端部を覆うように内デッキが配置された欄干において、
前記内デッキの内側端部には、前記スカートパネルの上端を挟むクリップを隣接する内デッキの方向に突出するように備え、前記クリップの前記隣接する内デッキの方向に突出する部分にはスカートパネルを固定する穴を備えており、前記スカートパネルを前記突出する部分に固定した後、前記スカートパネルを固定する穴を覆うように前記隣接する内デッキを順次前記スカートパネルの上に覆い被せて取り付けたことを特徴とするエスカレータ等の欄干。 - 前記穴は、前記内デッキの長手方向の長穴であることを特徴とする請求項1に記載のエスカレータ等の欄干。
- 前記クリップは前記内デッキに隣接する内デッキと対向する端部に設けられるとともに隣接する内デッキどうしを係合するプレートの挿入用の切り欠きが設けられており、前記隣接する内デッキの端部には前記プレートが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエスカレータ等の欄干。
- 前記内デッキの長手方向中間部には第2のクリップが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のエスカレータ等の欄干。
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- 2003-06-26 JP JP2003183262A patent/JP4403732B2/ja not_active Expired - Fee Related
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