JPH07157262A - エスカレータのインナーデッキの取付機構 - Google Patents

エスカレータのインナーデッキの取付機構

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JPH07157262A
JPH07157262A JP30395093A JP30395093A JPH07157262A JP H07157262 A JPH07157262 A JP H07157262A JP 30395093 A JP30395093 A JP 30395093A JP 30395093 A JP30395093 A JP 30395093A JP H07157262 A JPH07157262 A JP H07157262A
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JP
Japan
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inner deck
escalator
hook
engaging portion
deck
Prior art date
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JP30395093A
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English (en)
Inventor
Kouichi Shikibu
弘一 式部
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、表面側の突起物を排除し、衣服
等の引っ掛かりによる災害を防止し、かつ、簡易に取り
付け/取り外しできるエスカレータのインナーデッキの
取付機構を得ることを目的とする。 【構成】 アングル13には、その一辺に一側を開口と
する細長の溝からなる第1の係合部が形成されたL字状
の第1のフック21が取り付けられている。インナーデ
ッキ20の傾斜部20aの裏面側には、その一辺に一側
を開口とする細長の溝からなる第2の係合部が形成され
たL字状の第2のフック23が取り付けられている。そ
して、インナーデッキ20を移動させることにより、第
1のフック21の第1の係合部の溝と第2のフック23
の第2の係合部の溝とが係合、あるいは、係合解除さ
れ、インナーデッキ20が取り付け/取り外しされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エスカレータのガラ
スパネル下部とスカートガードとの間隙を塞ぐインナー
デッキの取付機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のエスカレータの要部を示す
斜視図であり、図において1は踏段であり、この踏段1
はチェーンなどにより無端状につながれ、駆動装置(図
示せず)によりその上面を常に水平に保ちつつ連続的に
移動される。2は踏段1の両側に踏段1の移動方向にそ
って設けられ、その上端部が踏段1と同一方向に移動す
る手すり、3は各手すり2の内面側に踏段1の移動方向
にそって立設された意匠用のガラスパネル、4はガラス
パネル3の下部側に、踏段1の側面と僅かな隙間を保っ
て相対して設けられたスカートガード、5はガラスパネ
ル3の下部とスカートガード4との隙間を塞ぐように設
けられた化粧板としての機能を有するインナーデッキ、
5aは下部乗降口最端に位置するインナーデッキ、5b
は上部乗降口最端に位置するインナーデッキである。
【0003】つぎに、インナーデッキ5の取付機構につ
いて図9を参照しつつ説明する。まず、ガラスパネル3
は、その下端部が所定間隙をもって立設された一対のガ
イド10内に差し込まれ、両側から緩衝材11で挟まれ
て、ボルト12により締着固定されている。一方、スカ
ートガード4は、その一端側がガイド10の踏段1側
(すなわちエスカレータ内側)に踏段1の移動方向に沿
って延設されたアングル13に皿ビス14により締着固
定されている。また、インナーデッキ5は、その上端側
が緩衝材11の嵌合部11aに嵌め込まれ、その下端側
が皿ビス15によりアングル13に締着固定されてい
る。そして、インナーデッキ5は、その下端側でスカー
トガード4を締着固定している皿ビス14を覆って皿ビ
ス14の露呈をなくし、かつ、一般に人が乗らないよう
に上面に傾斜が設けられている。
【0004】ここで、インナーデッキ5を取り付ける場
合には、その上端側をエスカレータ内側から緩衝材11
の嵌合部11aに嵌め込み、上部から押さえてその下端
側に穿設された孔をアングル13に穿設された孔に位置
合わせする。そこで、皿ビス15をエスカレータ内側か
らそれらの孔に通し、皿ビス15によりインナーデッキ
5をアングル13に締着固定する。そして、例えば下部
乗降口最端のインナーデッキ5aから上部乗降口最端の
インナーデッキ5bまで上述の手順で順次1枚づつ取り
付ける。一方、インナーデッキ5を取り外す場合には、
皿ビス15を取り外し、その後エスカレータ内側方向に
引いて緩衝材11の嵌合部11aから抜き取ってインナ
ーデッキ5を取り外す。そして、例えば上部乗降口最端
のインナーデッキ5bから下部乗降口最端のインナーデ
ッキ5aまで上述の手順で順次1枚づつ取り外す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のエスカレータの
インナーデッキの取付機構は以上のように、インナーデ
ッキ5の下端側が皿ビス15によりエスカレータの内側
からアングル13に締着固定されているので、皿ビス1
5がインナーデッキ5の表面に露出されている。そこ
で、長期的に振動等が加わり皿ビス15が緩んだ場合に
は、皿ビス15が突出して突起物となり、利用者の衣服
を引っ掛け、利用者災害を引き起こす恐れがあるという
課題があった。また、インナーデッキ5の取り付け/取
り外しの際に、1枚毎に皿ビス15の着脱作業が必要と
なり、作業時間がかかり、作業性が悪くなるという課題
もあった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、表面側の突起物を排除し、衣服
等の引っ掛かりによる災害を防止し、かつ、簡易に取り
付け/取り外しできるエスカレータのインナーデッキの
取付機構を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るエスカレータのインナーデッキの取付機構は、アン
グルのガラスパネル側に踏段の移動方向にそって所定間
隔をもって複数取り付けられた第1の係合部を有する第
1のフックと、インナーデッキの傾斜部の裏面側に取り
付けられた第2の係合部を有する第2のフックとを備
え、踏段の移動方向にそってエスカレータの上部から下
部に向かってインナーデッキを移動させることにより第
2の係合部を第1の係合部に係合させて、インナーデッ
キをアングルに係止し、踏段の移動方向にそってエスカ
レータの下部から上部に向かってインナーデッキを移動
させることにより第2の係合部を第1の係合部から係合
解除させて、インナーデッキをアングルから取り外すよ
うにしたものである。
【0008】また、この発明の第2の発明に係るエスカ
レータのインナーデッキの取付機構は、第1および第2
の係合部はそれぞれ一側を開口とする細長の溝で構成さ
れ、第1のフックは細長の溝の溝方向が踏段の移動方向
にそって、その開口側がエスカレータの上部方向に向く
ようにアングルに取り付けられ、第2のフックは細長の
溝の溝方向が踏段の移動方向にそって、その開口側がエ
スカレータの下部方向に向くようにインナーデッキの傾
斜部の裏面側に取り付けられているものである。
【0009】また、この発明の第3の発明に係るエスカ
レータのインナーデッキの取付機構は、第1および第2
の係合部の一方は一側を開口とする細長の溝で構成さ
れ、他方は細長の溝に係合する係止ピンで構成されてい
るものである。
【0010】
【作用】この発明の第1の発明においては、インナーデ
ッキを取り付ける場合には、インナーデッキを踏段の移
動方向にそってエスカレータの上部から下部に向かって
移動させる。このインナーデッキの移動により、インナ
ーデッキの傾斜部の裏面側に取り付けられた第2のフッ
クがアングルに取り付けられた第1のフック側に移動す
る。そこで、第2の係合部が第1の係合部に係合し、第
2のフックが第1のフックに係止されて、インナーデッ
キがアングルに取り付けられる。一方、インナーデッキ
を取り外す場合には、インナーデッキを踏段の移動方向
にそってエスカレータの下部から上部に向かって移動さ
せる。このインナーデッキの移動により第2のフックが
第1のフックから離反する。そこで、第2の係合部と第
1の係合部との係合が解除されて、インナーデッキがア
ングルから取り外される。
【0011】また、この発明の第2の発明においては、
インナーデッキを取り付ける場合、インナーデッキを踏
段の移動方向にそってエスカレータの上部から下部に向
かって移動させると、第2の係合部の細長の溝が第1の
係合部の細長の溝の開口側から嵌入し、ついには溝同士
が係合して係止される。一方、インナーデッキを取り外
す場合、インナーデッキを踏段の移動方向にそってエス
カレータの下部から上部に向かって移動させると、第2
の係合部の細長の溝が第1の係合部の細長の溝の開口側
から引き出され、ついには溝同士の係合が解除される。
【0012】また、この発明の第3の発明においては、
インナーデッキを取り付ける場合、インナーデッキを踏
段の移動方向にそってエスカレータの上部から下部に向
かって移動させる。このインナーデッキの移動により、
第2の係合部の細長の溝内に第1の係合部の係止ピンが
挿入され、ついには係止ピンが溝の底部に到達し係止さ
れる。(あるいは、インナーデッキの移動により、第2
の係合部の係止ピンが第1の係止部の細長の溝の開口側
から挿入され、ついには係止ピンが溝の底部に到達し係
止される。)一方、インナーデッキを取り外す場合、イ
ンナーデッキを踏段の移動方向にそってエスカレータの
下部から上部に向かって移動させる。このインナーデッ
キの移動により、第1の係合部の係止ピンが第2の係合
部の細長の溝から引き出され、ついには係合が解除され
る。(あるいは、このインナーデッキの移動により、第
2の係合部の係止ピンが第1の係合部の細長の溝から引
き出され、ついには係合が解除される。)
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1に係るエスカレー
タの要部を示す斜視図、図2はこの発明の実施例1に係
るエスカレータのインナーデッキの取付機構を示す断面
図、図3の(a)、(b)はそれぞれこの発明の実施例
1に係るエスカレータのインナーデッキの取付機構にお
ける第1のフックを示す平面図および側面図、図4の
(a)、(b)はそれぞれこの発明の実施例1に係るエ
スカレータのインナーデッキの取付機構における第2の
フックを示す平面図および側面図であり、図において図
8および図9に示した従来のエスカレータおよびそのイ
ンナーデッキの取付機構と同一または相当部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0014】図において、20はエスカレータの上部お
よび下部乗降口最端を除いてガラスパネル3の下部とス
カートガード4との隙間を塞ぐように設けられたインナ
ーデッキ、20aはインナーデッキ20の傾斜部、21
はその1辺に一側を開口とする細長の溝からなる第1の
係合部21aが形成され、他辺に取付穴21bが形成さ
れたL字状の第1のフックであり、この第1のフック2
1は第1の係合部21aの溝方向が踏段1の移動方向に
一致するように、かつ、第1の係合部21aの溝開口側
がエスカレータの上部側に向くように、アングル13の
ガラスパネル3側に踏段1の移動方向にそって所定間隔
をもって複数取り付けられている。22は取付穴21b
を用いて第1のフック21をアングル13に締着固定す
る皿ビス、23はその1辺に一側を開口とする細長の溝
からなる第2の係合部23aが形成され、他辺に第2の
係合部23aの溝方向に細長の取付穴23bが形成され
たL字状の第2のフックであり、この第2のフック23
はインナーデッキ20を取り付けた際に、第2の係合部
23aの溝方向が踏段1の移動方向に一致するように、
かつ、第2の係合部23aの溝開口側がエスカレータの
下部側に向くように、インナーデッキ20の傾斜部20
aの裏面側に取り付けられている。24は取付穴23b
を用いて第2のフック23をインナーデッキ20の傾斜
部20の裏面側に締着固定するスタッドビスである。
【0015】つぎに、この実施例1によるインナーデッ
キの取り付け/取り外し動作について説明する。アング
ル13のガラスパネル3側には第1の係合部21aの溝
方向が踏段1の移動方向に一致するように、かつ、第1
の係合部21aの溝開口側がエスカレータの上部側に向
くように、踏段1の移動方向にそって所定間隔をもって
複数の第1のフック21が取り付けられている。
【0016】そこで、インナーデッキを取り付ける場
合、まず下部乗降口最端の位置において、インナーデッ
キ5aの上端側をエスカレータ内側から緩衝材11の嵌
合部11aに嵌め込み、上部から押さえてその下端側に
穿設された孔をアングル13に穿設された孔に位置合わ
せる。そこで、皿ビス15をエスカレータ内側からそれ
らの孔に通し、皿ビス15によりインナーデッキ5aを
アングル13に締着固定する。ついで、取り付けられた
インナーデッキ5aのエスカレータ上部側において、第
2のフック23が取り付けられたインナーデッキ20の
上端側をエスカレータ内側から緩衝材11の嵌合部11
aに嵌め込む。そして、上部から押さえながらインナー
デッキ20をインナーデッキ5aの方向に移動させ、イ
ンナーデッキ5aの端面にインナーデッキ20の端面を
当接させる。このインナーデッキ20の移動にともな
い、インナーデッキ20の傾斜部20aの裏面側に取り
付けられた第2のフック23の第2の係合部23aの溝
が、アングル13に取り付けられた第1のフック21の
第1の係合部21aの開口側から溝内に嵌入していく。
ついには、図5に示すように、第2の係合部23の溝の
底部が第1の係合部21の溝の底部に到達して、第2の
フック23の第2の係合部23aが第1のフック21の
第1の係合部21aに完全に係合し、相互に強固に固定
される。
【0017】この時、第1および第2のフック21、2
3の係合が不十分であったり、あるいは、インナーデッ
キ5a、20同士が当接する前に第1および第2のフッ
ク21、23が係合してしまう取付誤差が生じた場合に
は、スタッドビス24を緩めて、第2のフック23の取
付位置を移動させて調整することになる。そして、第2
のフック23が取り付けられたインナーデッキ20をエ
スカレータの上部に向かって同様にして順次取り付け
る。最後に、上部乗降口最端の位置において、インナー
デッキ5bの上端側をエスカレータ内側から緩衝材11
の嵌合部11aに嵌め込み、上部から押さえてその下端
側に穿設された孔をアングル13に穿設された孔に位置
合わせる。そこで、皿ビス15をエスカレータ内側から
それらの孔に通し、皿ビス15によりインナーデッキ5
bをアングル13に締着固定して、インナーデッキの取
り付けを終了する。
【0018】一方、インナーデッキを取り外す場合、ま
ず上部乗降口最端に位置において、皿ビス15を取り外
し、その後エスカレータ内側方向に引いて緩衝材11の
嵌合部11aから抜き取ってインナーデッキ5bを取り
外す。そして、最上部に位置するインナーデッキ20を
エスカレータの上部方向に移動させる。このインナーデ
ッキ20の移動にともない、第2の係合部23の溝は第
1の係合部21の溝から引き出され、ついには、第1お
よび第2の係合部21、23の係合状態が解除される。
そこで、エスカレータ内側方向に引いて緩衝材11の嵌
合部11aから抜き取ってインナーデッキ20を取り外
す。そして、インナーデッキ20をエスカレータの下部
に向かって同様にして順次取り外す。最後に、下部乗降
口最端の位置において、皿ビス15を取り外し、その後
エスカレータ内側方向に引いて緩衝材11の嵌合部11
aから抜き取ってインナーデッキ5aを取り外して、イ
ンナーデッキの取り外しを終了する。
【0019】このように、上記実施例1によれば、一側
を開口とする細長の溝からなる第1の係合部21aを有
する第1のフック21を、その溝方向が踏段1の移動方
向にそって、その開口側がエスカレータの上部方向に向
くようにアングル13に所定間隔をもって複数取り付け
られ、また一側を開口とする細長の溝からなる第2の係
合部23aを有する第2のフック23を、その溝方向が
踏段1の移動方向にそって、その開口側がエスカレータ
の下部方向に向くようにインナーデッキ20の傾斜部2
0aの裏面側に取り付けられているので、踏段1の移動
方向にそってエスカレータの上部から下部に向かって、
あるいは、下部から上部に向かってインナーデッキ20
を移動させることにより第2の係合部23aが第1の係
合部21aに係合、あるいは係合解除され、インナーデ
ッキ20の取り付け/取り外しが行われる。そこで、イ
ンナーデッキ20は、皿ビスの着脱作業を必要とするこ
となく、簡易に取り付け/取り外しができ、作業時間を
短縮できるとともに、作業性を向上させることができ
る。
【0020】また、第2のフック23に細長の取付穴2
3bを設けているので、インナーデッキ20を取り付け
る際に、第1および第2のフック21、23の係合が不
十分であったり、あるいは、インナーデッキ5a、20
同士が当接する前に第1および第2のフック21、23
が係合してしまう取付誤差が生じても、スタッドビス2
4を緩めて、第2のフック23の取付位置を移動・調整
することができ、インナーデッキ20の取付作業性を一
層向上させることができる。
【0021】また、インナーデッキ20の取り付けにビ
スを使用する必要がなく、表面側の突起物が排除され
て、衣服等の引っ掛かりによる災害の発生を防止し、安
全性を向上させることができる。
【0022】実施例2.この実施例2では、細長の溝か
らなる第2の係合部23aが形成された第2のフック2
3に代えて、図6に示すように、インナーデッキ20の
傾斜部20aの裏面側に2本の突起25を一体的に立設
し、2本の突起25間に第2の係合部としての係止ピン
26を取り付けて第2のフックを構成するものとしてい
る。なお、他の構成は、上記実施例1と同様に構成され
ている。
【0023】この実施例2によれば、踏段1の移動方向
にそってエスカレータの上部から下部に向かって、ある
いは、下部から上部に向かってインナーデッキ20を移
動させることにより係止ピン26が第1の係合部21a
の溝に係合、あるいは係合解除され、インナーデッキ2
0の取り付け/取り外しが行われ、上記実施例1と同様
の効果を奏する。また、上記実施例1のようにスタッド
ビス24を用いることなく、第2のフックをインナーデ
ッキ20の傾斜部20aの裏面側に一体的に形成でき、
強度を向上させることができる。
【0024】実施例3.上記実施例2では、細長の溝か
らなる第1の係合部21aが形成された第1のフック2
1をアングル13に取り付け、インナーデッキ20の傾
斜部20aの裏面側に2本の突起25を一体的に立設
し、2本の突起25間に第2の係合部としての係止ピン
26を取り付けて第2のフックを構成するものとしてい
るが、この実施例3では、アングル13に2本の突起を
立設し、この2本の突起間に係止ピンを取り付けて第1
のフックを構成し、この第1のフックを踏段1の移動方
向にそって所定間隔をもって複数配置し、細長の溝から
なる第2の係合部23aが形成された第2のフック23
をインナーデッキ20の傾斜部20aの裏面側に取り付
けるものとし、同様の効果を奏する。
【0025】実施例4.上記実施例2では、インナーデ
ッキ20の傾斜部20aの裏面側に2本の突起25を一
体的に立設し、2本の突起25間に第2の係合部として
の係止ピン26を取り付けて第2のフックを構成するも
のとしているが、この実施例4では、図7に示すよう
に、2本の突起27をインナーデッキ20の長手方向
(踏段1の移動方向)の全長にわたって立設し、この2
本の突起間に所定間隔で複数の係止ピン26を取り付け
るものとしている。この場合、第1のフック21の取付
間隔は係止ピン26の取付間隔と同等である。そこで、
この実施例4によれば、上記実施例2の効果に加え、イ
ンナーデッキ20の取付強度を一層向上させることがで
きる。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0027】この発明の第1の発明では、アングルのガ
ラスパネル側に踏段の移動方向にそって所定間隔をもっ
て複数取り付けられた第1の係合部を有する第1のフッ
クと、インナーデッキの傾斜部の裏面側に取り付けられ
た第2の係合部を有する第2のフックとを備え、踏段の
移動方向にそってエスカレータの上部から下部に向かっ
てインナーデッキを移動させることにより第2の係合部
を第1の係合部に係合させて、インナーデッキをアング
ルに係止し、踏段の移動方向にそってエスカレータの下
部から上部に向かってインナーデッキを移動させること
により第2の係合部を第1の係合部から係合解除させ
て、インナーデッキをアングルから取り外すようにして
いるので、インナーデッキ表面の突起物が排除され、衣
服等の引っ掛かりによる災害の発生が防止でき、エスカ
レータの安全性を向上させることができる。また、ビス
の着脱作業を必要とせずにインナーデッキの取り付け/
取り外しが行え、作業時間の短縮を図ることができると
ともに、作業性を向上させることができる。
【0028】また、この発明の第2の発明では、上記第
1の発明において、第1および第2の係合部はそれぞれ
一側を開口とする細長の溝で構成され、第1のフックは
細長の溝の溝方向が踏段の移動方向にそって、その開口
側がエスカレータの上部方向に向くようにアングルに取
り付けられ、第2のフックは細長の溝の溝方向が踏段の
移動方向にそって、その開口側がエスカレータの下部方
向に向くようにインナーデッキの傾斜部の裏面側に取り
付けられているので、上記第1の発明の効果に加えて、
インナーデッキの取付機構の簡素化を図ることができ
る。
【0029】また、この発明の第3の発明では、上記第
1の発明において、第1および第2の係合部の一方は一
側を開口とする細長の溝で構成され、他方は細長の溝に
係合する係止ピンで構成されているので、上記第1の発
明の効果に加えて、インナーデッキの取付機構の簡素化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係るエスカレータの要部
を示す斜視図である。
【図2】この発明の実施例1に係るエスカレータのイン
ナーデッキの取付機構を示す断面図である。
【図3】(a)、(b)はそれぞれこの発明の実施例1
に係るエスカレータのインナーデッキの取付機構におけ
る第1のフックを示す平面図および側面図である。
【図4】(a)、(b)はそれぞれこの発明の実施例1
に係るエスカレータのインナーデッキの取付機構におけ
る第2のフックを示す平面図および側面図である。
【図5】この発明の実施例1に係るエスカレータのイン
ナーデッキの取付機構における第1および第2のフック
の係合状態を示す斜視図である。
【図6】この発明の実施例2に係るエスカレータのイン
ナーデッキの取付機構を示す断面図である。
【図7】この発明の実施例4に係るエスカレータのイン
ナーデッキの取付機構の要部を示す側断面図である。
【図8】従来のエスカレータの要部を示す斜視図であ
る。
【図9】従来のエスカレータのインナーデッキの取付機
構を示す断面図である。
【符号の説明】
1 踏段 3 ガラスパネル 4 スカートガード 13 アングル 20 インナーデッキ 20a 傾斜部 21 第1のフック 21a 第1の係合部 23 第2のフック 23a 第2の係合部 25 突起(第2のフック) 26 係止ピン(第2の係合部) 27 突起(第2のフック)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏段の両側に前記踏段の移動方向にそっ
    て相対して立設された一対のガラスパネルと、前記一対
    のガラスパネルの下部内側で、かつ、前記踏段の両側に
    前記踏段の移動方向にそって設けられたアングルと、前
    記踏段の側面と僅かな隙間を保って相対して前記アング
    ルに取り付けられたスカートガードと、前記ガラスパネ
    ルの下部と前記スカートガードとの間隙を塞ぐインナー
    デッキとを備えたエスカレータのインナーデッキの取付
    機構において、 前記アングルの前記ガラスパネル側に前記踏段の移動方
    向にそって所定間隔をもって複数取り付けられた第1の
    係合部を有する第1のフックと、前記インナーデッキの
    傾斜部の裏面側に取り付けられた第2の係合部を有する
    第2のフックとを備え、前記踏段の移動方向にそって前
    記エスカレータの上部から下部に向かって前記インナー
    デッキを移動させることにより前記第2の係合部を前記
    第1の係合部に係合させて、前記インナーデッキを前記
    アングルに係止し、前記踏段の移動方向にそって前記エ
    スカレータの下部から上部に向かって前記インナーデッ
    キを移動させることにより前記第2の係合部を前記第1
    の係合部から係合解除させて、前記インナーデッキを前
    記アングルから取り外すようにしたことを特徴とするエ
    スカレータのインナーデッキの取付機構。
  2. 【請求項2】 第1および第2の係合部はそれぞれ一側
    を開口とする細長の溝で構成され、第1のフックは前記
    細長の溝の溝方向が踏段の移動方向にそって、その開口
    側がエスカレータの上部方向に向くようにアングルに取
    り付けられ、第2のフックは前記細長の溝の溝方向が踏
    段の移動方向にそって、その開口側が前記エスカレータ
    の下部方向に向くようにインナーデッキの傾斜部の裏面
    側に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載
    のエスカレータのインナーデッキの取付機構。
  3. 【請求項3】 第1および第2の係合部の一方は一側を
    開口とする細長の溝で構成され、他方は前記細長の溝に
    係合する係止ピンで構成されていることを特徴とする請
    求項1記載のエスカレータのインナーデッキの取付機
    構。
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