JP4403185B2 - 携帯物品用ストラップの取付具 - Google Patents
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Description
例えば以下に記載する特許文献1には、一端にクリップ具を、他端に携帯電話機の取付部に挿通して取り付けることのできる連結紐を設けた、携帯物品用ストラップの取付具が開示されている。特許文献2には、携帯電話機の取付部に挿通して取り付けられる接続紐と被連結部に挿通して取り付けられる主紐を有するストラップ紐が開示されている。特許文献3には、携帯電話とストラップ取り付け具とを繋ぐ結着用紐が捩れて切断されたり、結着用紐 が外れたりして、携帯電話を紛失するおそれがないストラップ取り付け具及びストラップ取り付け方法が開示されている。
上記特許文献1及び3では、いずれも携帯電話の取付部に取付紐によりストラップが取り付けられ、特許文献2では同様に紐により携帯電話機が携帯用ストラップの被連結具に装着されているので、これらの紐が使用継続期間中に紐が切断されると、携帯品が失われるおそれがある。
本発明は、上記課題を解決して、携帯電話とストラップ取付具とを繋ぐ取付紐が長期間の使用による擦り切れと切断を改良して、より長期にわたる使用が可能な携帯物品用ストラップの取付具を提供する。
連結金具(B)内部にはその中心軸に沿って弾性体(D)が嵌挿される中空部が設けられていて、該中空部内に中心軸に沿って取付紐(A)が挿通される挿通孔を有する弾性体(D)と固定リング(E)が装着されていて、弾性体(D)の一部は取付紐(A)の折り曲げを緩衝するように連結金具(B)から先端方向に突出しており、固定リング(E)は弾性体(D)の後端側に当接されていて、
取付紐(A)が弾性体(D)と固定リング(E)を挿通して固定リング(E)の後端側で結び目又は固定部材により係止されている、
携帯物品用ストラップの取付具、であることを特徴とする。
(2)前記弾性体(D)の外形形状が先端方向に向かって先細りになる略切頭円錐形である。
(3)前記弾性体(D)の連結金具(B)から先端方向へ突出する長さが1〜4mmである。
(4)前記弾性体(D)が、シリコーン系ゴムである。
(5)前記連結金具(B)の外形形状が略切頭四角錐形状である。
(6)前記取付紐(A)がポリアミド繊維、又はポリエステル繊維からなる。
前記弾性体(D)の外形形状が先端方向に向かって先細りになる略切頭円錐形を採用した場合には、連結金具(B)からの弾性体(D)の突出長さの制御が容易になり、かつ取付紐(A)に先端方向への力が加わると、弾性体(D)にも先端方向に動く力が作用することに伴い、弾性体(D)内の挿通孔がより細くなって、取付紐(A)の保持がより強化される。
前記弾性体(D)にシリコーンゴムを使用した場合には、取付紐(A)の連結金具(B)近傍での折り曲げが好適に緩衝される。
以下、本発明に係る携帯物品用ストラップの取付具、及びその組み立て方法を説明する。
本発明に係る携帯物品用ストラップの取付具の例としてその平面図を図1に、断面図を図2、図2の弾性体(D)5まわりの一部拡大図を図3に、ストラップを付けた使用例を図4に示すが、これらの説明図は例示であり、本発明はこれらの図に示される携帯物品用ストラップの取付具に限定されるものではない。
(1)連結金具(B)
図1ないし3において、連結金具(B)2には弾性体(D)5が嵌挿可能な中空部が設けられている。
該中空部内には中心軸に沿って取付紐(A)が挿通される挿通孔を有する弾性体(D)と固定リング(E)が装着されている。該中空部の形状は、弾性体(D)5の形状に対応していて、連結金具(B)2から弾性体(D)5の一部が突出した状態で固定できれば特に限定されるものではなく、例えば、図2に示すような略切頭円錐形でもよく、またその他の形状として弾性体(D)の軸方向と垂直方向の段差を設けることにより連結金具(B)から突出する弾性体(D)の長さを制御する構造とすることもできる。
連結金具(B)2の外形形状は、特に限定されるものではないが、使用目的と美観性を考慮すると、先端部に向かって先細となる形状が例示できが、略切頭角錐形、略切頭円錐形等の形状が好ましく、具体例として図1,2に示すような略切頭四角錐形が例示できる。
連結金具(B)2は、使用目的と美観性、装飾性を考慮するとその表面は外観性に優れる金属光沢を有している材料が好ましく、その材料は貴金属、ステンレス性、又はその表面がニッケルメッキ等で表面硬度を向上させてもよい。
弾性体(D)5は、連結金具(B)2中に挿入されていて、その内部には取付紐(A)が挿通される挿通孔が設けられている。弾性体(D)5は、その一部が連結金具(B)2から先端方向に突出していて、連結金具(B)近傍での折り曲げが緩衝されるように該突出部分で取付紐(A)を保持している。
上記連結金具(B)2から突出している部分の弾性体(D)5の長さは、好ましくは1〜5mm、より好ましくは2〜4mm程度である。弾性体(D)5の後端部は、固定リング(E)6が当接可能な形状であり、例えば平面形状又は凹部面とすることができる。尚、弾性体(D)5は、外部から圧縮力を受けた場合に容易に変形可能な特性を有しているので、直接的に前記形状を有している必要はなく、圧縮力を受けて変形した後に前記形状をとなるものでもよい。
弾性体(D)5の材料は、取付紐(A)3の連結金具(B)近傍での折り曲げを緩衝させる弾性を有し、かつ外形形状の成形が容易で、前記した取付紐(A)を挿通する挿通孔の形成が容易な材料を使用する必要がある。このような材料の例として、天然ゴム、及びシリコーン系ゴム、ポリオレフィン系ゴム、エラストマー等の合成ゴムの使用が可能であるが、実用的な面からはシリコーン系ゴムが好ましい。
固定リング(E)6は、図3に示すように弾性体(D)5の後端部で弾性体(D)5に当接して、その後端側において取付紐の結び目又は固定部材(後述する。)により取付紐(A)を係止する構造であり、その当節面は、平面状又は先頭方向に向かって凸状とすることができる。固定リング(E)6の内径は取付紐の結び目又は固定部材により係止可能な大きさとする。
尚、連結金具(B)内での固定リング(E)による係止方法としては、(i)固定リング(E)が連結金具(B)に直接当接して、先端方向への動きを係止するする方法、(ii)固定リング(E)が連結金具(B)に弾性体(D)を介して先端方向への動きを係止する方法、が例示できる。
本発明において、取付紐(A)を弾性体(D)と固定リング(E)を挿通して結び目又は固定部材により取付紐(A)を輪状にした後に、取付紐(A)を先端方向に引っ張ることにより、取付紐(A)の結び目又は固定部材が固定リング(E)を弾性体(D)内に押し込む力が作用して、固定リング(E)が連結金具(B)の中空部の面に当接するか、固定リング(E)が弾性体(D)の後端部に食い込んだ形で係止される。
上記したように、固定リング(E)には取付紐(A)を係止する作用が必要とされるので、機械的強度を有する金属材料を使用するのが望ましい。
取付紐(A)3は、連結金具(B)2から中央で折り返された輪状形状であり、携帯物品の取付部に挿通して取り付け可能な形状である。従って、取付紐(A)3は、細い形状で、かつ引張強度等の機械的強度の高い材料を使用するのが望ましく、また、弾性体(D)5内の細孔を貫通させる必要があるので、ある程度の剛性をも有しているのが望ましい。このような条件を満足する材料として、ポリアミド(ナイロン)、ポリエステル等の合成繊維が例示できる。
固定リング(E)の後端部側における、取付紐(A)3の係止方法は、図3に示すように結び目を形成してもよく、また固定部材を使用する場合には、例えば内径2mmで長さが2〜3mm程度の真鍮パイプ内に取付紐(A)3の先端部を通して、外側から工具を用いて該真鍮パイプをはさみつぶしてもよい。
(3)中継部材(C)
中継部材(C)4は、連結金具(B)2の後端側に配設されていて、携帯物品用ストラップに連結されるものである。中継部材(C)4は、形状、材料等に特に制限はなく任意に設計した仕様が可能であり、その具体例は図1、2に示されている。
また、図1、2に示した携帯物品用ストラップの取付具にバンドのストラップ8を連結した使用例の外観図を図3に示す。
本発明の携帯物品用ストラップの取付具の組み立て法の1例を以下に示す。
弾性体(D)の挿通孔に、中央で折り返された取付紐(A)が2本挿通された、弾性体(D)を連結金具(B)に挿入する。次に弾性体(D)の後端側の面に固定リング(E)を当接し、取付紐の結び目又は固定部材を用いて上記した方法により取付紐(A)を輪状にする。その後、取付紐の先端部を先端方向に引っ張って、弾性体(D)の1部を連結金具(B)から突出させる。更に、連結金具(B)に中継部材(C)を連結させる。尚、必要により中継部材(C)にストラップを連結させ、更に取付紐(A)を携帯物品に取付けて使用に供することができる。
2 連結金具(B)
3 取付紐(A)
4 中継部材(C)
5 弾性体(D)
6 固定リング(E)
7 留め金
8 ストラップ
Claims (6)
- 連結金具(B)の一端(先端)に連結金具(B)から突出して中央で折り返され、携帯物品に挿通して取り付け可能な取付紐(A)と、他端(後端)にストラップに連結可能な中継部材(C)を有する、携帯物品用ストラップの取付具であって、
連結金具(B)内部にはその中心軸に沿って弾性体(D)が嵌挿される中空部が設けられていて、該中空部内に中心軸に沿って取付紐(A)が挿通される挿通孔を有する弾性体(D)と固定リング(E)が装着されていて、弾性体(D)の一部は取付紐(A)の折り曲げを緩衝するように連結金具(B)から先端方向に突出しており、固定リング(E)は弾性体(D)の後端側に当接されていて、
取付紐(A)が弾性体(D)と固定リング(E)を挿通して固定リング(E)の後端側で結び目又は固定部材により係止されている、
携帯物品用ストラップの取付具。 - 前記弾性体(D)の外形形状が先端方向に向かって先細りになる略切頭円錐形である、請求項1に記載の携帯物品用ストラップの取付具。
- 前記弾性体(D)の連結金具(B)から先端方向へ突出する長さが1〜4mmである、請求項1又は2に記載の携帯物品用ストラップの取付具。
- 前記弾性体(D)が、シリコーン系ゴムである、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の携帯物品用ストラップの取付具。
- 前記連結金具(B)の外形形状が略切頭四角錐形状である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の携帯物品用ストラップの取付具。
- 前記取付紐(A)がポリアミド繊維、又はポリエステル繊維からなる、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の携帯物品用ストラップの取付具。
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