JP4402975B2 - カラープラズマディスプレイパネル及びその製造方法 - Google Patents
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Description
このような構成のカラーPDPによれば、青色の蛍光体層220が配置された隔壁間隔を他の蛍光体層218、219のそれよりも広く形成することにより、特に青色の蛍光体層220の発光面積を大きくし発光輝度を向上させて色温度を高めるので、白色バランスを改善することができる。
このような構成のカラーPDPによれば、青色蛍光体324Bに隣接する第1隔壁323Wを光反射効率の高い材料で形成することにより、特に青色光の輝度を隔壁323Wの光反射率の増大分に応じて向上させることができる。
このような構成のカラーPDPによれば、各蛍光体410、411、412で異なる誘電率分を誘電体層407等により補正することにより、各色を表示させるための印加電圧を一定にして、均一な画像を表示することができる。
まず、特許文献2に記載のカラーPDPでは、同画素寸法内で、青色蛍光体層220の発光面積を大きくするために、赤色蛍光体層218及び緑色蛍光体層219の発光面積は必然的に小さくなってしまうので、青色蛍光体層220の色温度は高くなるが、赤色蛍光体層218及び緑色蛍光体層219の発光面積の縮小に伴う輝度劣化が避けられなくなる。
また、この発明は、困難なプロセスを伴うことなく、各色を表示させるための印加電圧を一定にして均一な画像を表示することができるようにしたカラープラズマディスプレイパネル及びその製造方法を提供することを目的としている。
この例のカラーPDP10は、図1及び図2に示すように、前面基板1と、背面基板2とが対向するように配置されて、両基板1、2間に放電ガス空間3が形成される基本的な構成を有している。
まず、工程aにおいて第1の絶縁基板4としての前面ガラス基板を用意し、次に工程bにおいて基板4の内面にスパッタ法等によりITO等を成膜した後フォトリソグラフィ法により所望の形状にパターニングして各透明電極5A、6Aを形成し、次に工程cにおいて各透明電極5A、6A上にスパッタ法等によりAl等を成膜した後フォトリソグラフィ法により所望の形状にパターニングして、各バス電極5B、6Bを形成して走査電極5及び維持電極6を完成させる。次に工程dにおいて走査電極5及び維持電極6を覆うようにスクリーン印刷法等によりPbO等の透明誘電体層7を形成し、次に工程eにおいて蒸着法等によりMgO膜から成る保護層9を形成して前面基板1を完成させる。
まず、図4(a)に示すように、基板9をスクリーン版16の下に配置した後、スクリーン版16にTiO2を含んだ赤色用ペースト17Rを供給して、スキージ18により印刷する準備をする。次に、図4(b)に示すように、スキージ18により赤色用ペースト17Rを赤色を発光する放電セルとなる隔壁13の内壁に印刷して、膜厚が10〜11μmの赤色用反射層14Rを形成する。
したがって、各蛍光体層の発光面積を異ならせることなく、かつ困難なプロセスを伴うことなく白色バランスを改善することができる。また、困難なプロセスを伴うことなく、各色を表示させるための印加電圧を一定にして均一な画像を表示することができる。
すなわち、この例のカラーPDP19は、図5に示すように、赤色用反射層14R、緑色用反射層14G及び青色用反射層14Bの膜厚は一定で、各反射層14R、14G、14Bの反射率及び誘電率が調整されている。ここで、各反射層14R、14G、14Bの反射率の調整は、青色用反射層14Bに、他の赤色用反射層14R及び緑色用反射層14Gに比べて、反射率の大きな例えばTiO2の粉末をより多く混入させた材料を用いることで、青色用反射層14Bの反射率を他の赤色、緑色の各反射層14R、14Gのそれよりも大きくしている。また、各反射層14R、14G、14Bの誘電率の調整は、反射層材料であるTiO2、Al2O3、SiO2等の誘電率の違いを利用して、組成比を変えることで実現されている。
これ以外は、上述した実施例1と同様である。それゆえ、図5において、図2の構成部分と対応する各部には、同一の番号を付してその説明を省略する。
この例のカラープラズマ表示装置60は、図6に示すように、モジュール構造を有するものとして設計されており、具体的には、アナログインタフェース(以下、IF)20とカラーPDPモジュール30とにより構成されている。
なお、ロジック用電源がディジタル信号処理・制御回路31及びパネル部32にロジック用電力を供給している。さらに、モジュール内電源回路33は、表示用電源から直流電力を供給され、この直流電力の電圧を所定の電圧に変換した後、パネル部32に供給している。
まず、実施例1あるいは実施例2により製造したカラーPDP70と、走査ドライバ38と、データドライバ39と、高圧パルス回路40と、電力回収回路41とを一基板上に配置し、パネル部32を形成する。さらに、パネル部32とは別個にディジタル信号処理・ディジタル回路31を形成する。
このように、カラーPDPモジュール30をアナログIF20とをそれぞれ別個に形成した後、双方を電気的に接続することにより、図6に示したカラープラズマ表示装置60が完成する。
2 背面基板
3 放電ガス空間
4 第1の絶縁基板
5 走査電極
5A、6A 透明電極
5B、6B バス電極(トレース電極)
6 維持電極(共通電極)
7 透明誘電体層
8 保護層
9 第2の絶縁基板
10、19、70 カラーPDP(プラズマディスプレイパネル)
11 データ電極(アドレス電極)
12 白色誘電体層
13 隔壁
14R、14G、14B 反射層
15R、15G、15B 蛍光体層
16 スクリーン版
17R、17G 反射層形成用ペースト
18 スキージ
20 アナログインタフェース(IF)
30 カラーPDPモジュール
31 ディジタル信号処理・制御回路
32 パネル部
60 カラープラズマ表示装置
Claims (4)
- 前面基板と背面基板とを対向配置し、両基板間に隔壁で画定された少なくとも第1の放電セル及び第2の放電セルを備えたプラズマディスプレイパネルであって、
前記第1の放電セルの内壁には第1の反射層が、前記第2の放電セルの内壁には第2の反射層がそれぞれ形成され、
前記第1の反射層を覆う態様で第1の蛍光体層が、前記第2の反射層を覆う態様で第2の蛍光体層が形成され、
前記第1の反射層と前記第2の反射層との膜厚が互いに異なっている、ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 前記第1の蛍光体層は青色の蛍光体層であり、前記第1の反射層の反射率が前記第2の反射層のそれより大きいことを特徴とする請求項1記載のカラープラズマディスプレイパネル。
- さらに、第3の放電セルを備え、該第3の放電セルの内壁には第3の反射層が形成され、該第3の反射層を覆う態様で第3の蛍光体層が形成され、
前記第1の蛍光体層は青色の蛍光体層からなると共に、前記第1の反射層は青色用反射層からなり、
前記第2の蛍光体層は赤色の蛍光体層からなると共に、前記第2の反射層は赤色用反射層からなり、
前記第3の蛍光体層は緑色の蛍光体層からなると共に、前記第3の反射層は緑色用反射層からなり、かつ、
前記第1の反射層の膜厚が前記第2の反射層のそれよりも厚く、前記第2の反射層の膜厚が前記第3の反射層のそれよりも厚いことを特徴とする請求項1記載のカラープラズマディスプレイパネル。 - 前面基板と背面基板とを対向配置し、両基板間に隔壁で画定された少なくとも第1の放電セル及び第2の放電セルを備えたプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、
前記第1の放電セルの内壁に所定の膜厚の第1の反射層を形成する工程と、前記第2の放電セルの内壁に、前記第1の反射層の膜厚とは異なる膜厚の第2の反射層を形成する工程とを有すると共に、
前記第1の反射層を覆う態様で第1の蛍光体層を形成する工程と、前記第2の反射層を覆う態様で第2の蛍光体層が形成する工程とを有し、
前記第1の反射層を形成した後に前記第2の反射層を形成する、ことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
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