JP2004362987A - プラズマ表示装置及びプラズマディスプレイパネルの駆動方法 - Google Patents

プラズマ表示装置及びプラズマディスプレイパネルの駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画素数が増加しても高画質の画面表示を安定して行う。
【解決手段】開示されるプラズマ表示装置の主要部を構成するPDP10は、前面基板1と背面基板2とが対向配置されて放電ガス空間3が形成され、前面基板1の背面基板2と対向する面にはそれぞれ透明電極5A、6Aとバス電極5B、6Bとから構成された走査電極5及び維持電極6が行方向Hに沿って互いに平行に配置される一方、背面基板2の前面基板1と対向する面には行方向Hと直交する列方向Vに沿ってデータ電極13が配置された構成において、走査電極5及び維持電極6の透明電極5A、6Aはそれぞれバス電極5B、6Bから列方向Vに沿って突出しており、それぞれの透明電極5A、6Aの突出する方向が、行方向Hに沿って単位画素毎に交互に180°異なるように形成されている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プラズマ表示装置及びプラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:以下、PDPとも称する)の駆動方法に係り、詳しくは、画面の行方向及び列方向に沿ってマトリックス状に形成されている複数の画素を2回に分けて駆動するように構成したプラズマ表示装置及びPDPの駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、PDPを主要部として含むプラズマ表示装置は、従来から広く用いられているCRT(Cathode Ray Tube)、あるいは液晶表示装置等のディスプレイ装置と比較して、ちらつきが少なく表示コントラスト比が大きいこと、薄型で大画面が可能であること、応答速度が速いこと等の多くの利点を有しているために、近年コンピュータのような情報処理機器、平面テレビジョン等のディスプレイ装置として利用されてる。
【0003】
このプラズマ表示装置は、動作方式により、PDPにおける電極が誘電体で被覆されて間接的に交流放電の状態で動作させるAC型のものと、同電極が放電空間に露出されて直流放電の状態で動作させるDC型のものとに略大別されるが、特に前者は比較的簡単な構造で上述したような大画面化が容易に実現できるので広く用いられている。そのようなPDPは、それぞれガラス等の透明材料から成る前面基板(第1の基板)及び背面基板(第2の基板)が対向するように配置されて、両基板間にプラズマを発生させる放電ガス空間が形成される基本的な構成を有している。
【0004】
また、上述のAC型プラズマ表示装置の中でも、PDPにおいて、放電セルを形成する一対の基板の内の一方の基板である前面基板の内面に、水平方向(行方向)に沿って互いに平行に走査電極と維持電極(サステイン電極又は共通電極)とから構成される一対の行電極である表示電極を配置すると共に、他方の基板である背面基板の内面に、上記行電極と直交するように垂直方向(列方向)に沿ってデータ電極(アドレス電極)から成る列電極を配置した3電極面放電型の構成のものは、前面基板において行われる面放電時に発生する高エネルギのイオンが背面基板の内面に形成されている蛍光体層を衝撃することがないので、長寿命化が図れるため最も広く採用されている。また、このような3電極面放電型のAC型プラズマ表示装置において、PDPの背面基板の内面に赤色、緑色及び青色の各蛍光体層を配置するように構成して多色発光を可能にしたカラープラズマ表示装置が提供されている。
【0005】
図13は、従来の3電極面放電型のAC型プラズマ表示装置の主要部を構成するPDPの概略構成を示す斜視図、図14は図13のE−E矢視断面図、図15は図13のF−F矢視断面図、図16は同PDPの駆動方法を概略的に示す図である。同PDP100は、図13乃至図15に示すように、前面基板101と、背面基板102とが対向するように配置されて、両基板101、102間に放電ガス空間103が形成される基本的な構成を有している。
【0006】
ここで、前面基板101は、ガラス等の透明材料から成る第1の絶縁基板104と、第1の絶縁基板104の内面に行方向Hに沿って平行に配置され放電ギャップ107を介して対向するように形成されて一対の行電極を構成する、それぞれ透明電極105A、106A及びバス電極105B、106Bから構成された走査電極105及び維持電極106と、走査電極105及び維持電極106を被覆する誘電体層108と、誘電体層108を放電から保護する保護層109とを備えている。
【0007】
一方、背面基板102は、ガラス等の透明材料から成る第2の絶縁基板111と、第2の絶縁基板111の内面に行方向Hと直交する列方向Vに沿って形成されて列電極を構成するデータ電極112と、データ電極112を被覆する誘電体層113と、上記放電ガス空間103を確保するとともに、個々の放電セルを区切るために列方向Vに沿って形成された隔壁114と、隔壁114の底面及び内壁面を覆う赤色蛍光体層115R、緑色蛍光体層115G及び青色蛍光体層115Bから成る蛍光体層115とを備えている。ここで、符号110は単位放電セル(以下、単にセルとも称する)を示し、列方向Vの各単位放電セル110間には単位放電セル110相互間の放電干渉を防止するための非放電ギャップ116が形成されている。上記走査電極105、維持電極106及びデータ電極112により前述の3電極を構成し、各蛍光体層115R、115G及び115Bを含む3つの単位放電セル110により画面の一画素が構成される。そして、複数の画素が行方向H及び列方向Vに沿ってマトリックス状に配置されることにより、PDP100が構成される。
【0008】
上述の構成のPDPを駆動するには、背面基板102のデータ電極112にデータパルスを印加するとともに、前面基板101の走査電極105に走査パルスを印加することにより表示(発光)すべき単位放電セル110を選択する書き込み放電を行い、続いて走査電極105と維持電極106との間で選択したセルの面放電による維持放電(サステイン放電又は表示放電)を行うような制御がなされる。さらに、PDPの十分な階調表示を行うために、駆動時の走査では、図16に示すように、1フィールド走査期間TF内に8乃至10個のサブフィールド走査期間TSが設けられて、各サブフィールド走査期間TSは、アドレス放電を安定させるためのリセット期間TRと、アドレス放電を行うためのアドレス期間TAと、維持放電を行うためのサステイン期間(維持期間)TSとから構成される。
【0009】
ところで、上述したような構成の従来のPDPの表示画面で、特に高解像度を図るXGA(Extended Video Graphics Array)クラスになると画素数が増加するに伴って多くの走査電極が必要となる。この結果、必然的にアドレス期間TAが長くなるため、その分サステイン期間TSが短くなって高輝度を得るのが困難になるという不都合が生ずる。また、リセット期間TRの放電による輝度で黒表示が明るく見えるという不都合も生ずる。したがって、高画質の画面表示が困難になる。
【0010】
ここで、上述したように画素数の増加に伴って画素ピッチが縮小しても高精細化、すなわち高解像度を図るようにしたPDP駆動方法及びプラズマ表示装置が開示されている。(例えば、特許文献1参照)。同プラズマ表示装置のPDP100Aは、図17に示すように、前面基板には表示行L1〜L8の各々に等ピッチで形成された例えば走査電極X1〜X5と対をなすように例えば維持電極Y1〜Y4が平行に形成され、一方、背面基板には走査電極X1〜X5及び維持電極Y1〜Y4と直交する方向にアドレス電極A1〜A6が形成され、さらにアドレス電極A1〜A6と平行に隔壁171〜177が形成されている。
このような構成により、図18に示したようなそれまでのPDP100Bの構成から、走査電極X1〜X5及び維持電極Y1〜Y4と平行する方向に形成されていた隔壁191〜196を除去することにより、画素ピッチの縮小を図っている。そして、隔壁191〜196を除去したことにより隣合う表示行間の影響で誤放電が生じないように、PDPを全白表示する駆動時には、面放電の電極間L1〜L8の奇数行と偶数行とで維持パルス電圧波形が互いに逆相となるようにインタレース走査を行うように構成されている。
【0011】
【特許文献1】
特許第2801893号公報(第10〜13頁、図1〜8)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1記載の従来のPDP駆動方法及びプラズマ表示装置では、PDPを全白表示する駆動時には、いわゆるインタレース走査を行っているので、画面表示が不安定となって画面にちらつきが目立ち易くなるので、高画質の画面表示が困難になるという問題がある。
すなわち、特許文献1に記載されているPDPの駆動方法及びプラズマ表示装置では、前述したように図18に示した構成から隔壁191〜196を除去して図17に示したような構成にすることにより、面放電時に隣合う表示間での誤放電を防止するために、電極間L1〜L8の奇数行と偶数行とで維持パルス電圧波形が互いに逆相となるようにインタレース走査を行うので、画面表示が不安定となって、画面にちらつきが目立ち易くなる。
【0013】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、画素数が増加しても高画質の画面表示を安定して行うことができるようにしたプラズマ表示装置及びプラズマディスプレイパネルの駆動方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、第1の基板と第2の基板とが対向配置されて放電ガス空間が形成され、上記第1の基板の上記第2の基板と対向する面にはそれぞれ透明電極とバス電極とから構成された走査電極及び維持電極が行方向に沿って互いに平行に配置される一方、上記第2の基板の上記第1の基板と対向する面には上記行方向と直交する列方向に沿ってデータ電極が配置されたプラズマディスプレイパネルを主要部として含むプラズマ表示装置に係り、上記走査電極及び上記維持電極の上記透明電極はそれぞれ上記バス電極から上記列方向に沿って突出しており、上記それぞれの透明電極の突出する方向が、上記行方向に沿って単位画素毎に交互に180°異なるように形成されていることを特徴としている。
【0015】
また、請求項2記載の発明は、第1の基板と第2の基板とが対向配置されて放電ガス空間が形成され、上記第1の基板の上記第2の基板と対向する面にはそれぞれ透明電極とバス電極とから構成された走査電極及び維持電極が行方向に沿って互いに平行に配置される一方、上記第2の基板の上記第1の基板と対向する面には上記行方向と直交する列方向に沿ってデータ電極が配置されたプラズマディスプレイパネルを主要部として含むプラズマ表示装置に係り、上記走査電極及び上記維持電極の上記透明電極はそれぞれ上記バス電極から上記列方向に沿って突出しており、上記それぞれの透明電極の突出する方向が、上記行方向に沿って2n−1(nは自然数)番目の画素と2n番目の画素で180°異なるように形成されていることを特徴としている。
【0016】
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のプラズマ表示装置に係り、上記それぞれの透明電極の突出する方向が、上記列方向における同一列の画素においてはすべての透明電極が同一の方向となるように形成されていることを特徴としている。
【0017】
また、請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載のプラズマ表示装置に係り、上記それぞれの透明電極の突出する方向が、上記列方向における同一列の画素においては上記走査電極と上記維持電極とでは異なる方向となるように形成されていることを特徴としている。
【0018】
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載のプラズマ表示装置に係り、上記維持電極の上記バス電極が、非放電ギャップと少なくとも接する領域に形成されていることを特徴としている。
【0019】
また、請求項6記載の発明は、請求項3又は4記載のプラズマディスプレイパネルを全白表示するための駆動方法に係り、第1のフィールド走査期間において、上記列方向に沿って隣接する行では、上記行方向に沿ってそれぞれ異なる列でかつ1列置きに配置されている列の上記画素のみの上記走査電極と上記維持電極との間で放電を発生させて、上記行方向及び上記列方向に沿ってマトリックス状に形成されている複数の画素を市松模様状に表示させる第1の駆動ステップと、上記第1のフィールド走査期間に続く第2のフィールド走査期間において、上記列方向に沿って隣接する行では、上記第1のフィールド走査期間において放電された上記画素以外の画像のみの上記走査電極と上記維持電極との間で放電を発生させて、上記行方向及び上記列方向に沿ってマトリックス状に形成されている複数の画素を市松模様状に表示させる第2の駆動ステップとを有することを特徴としている。
【0020】
また、請求項7記載の発明は、請求項6記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法に係り、上記第1及び上記第2のフィールド走査期間が、リセット期間、アドレス期間及び維持期間から構成されていることを特徴としている。
【0021】
また、請求項8記載の発明は、請求項7記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法に係り、上記リセット期間、上記アドレス期間及び上記維持期間において、それぞれリセット放電、アドレス放電及び維持放電を発生させることを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は実施例を用いて具体的に行う。
◇第1実施例
図1は、この発明の第1実施例であるプラズマ表示装置の主要部を構成するPDPの概略構成を示す斜視図、図2は同PDPの概略構成を示す平面図、図3は図2のa部を拡大して詳細に示す平面図、図4は図3のA−A矢視断面図、図5は図3のB−B矢視断面図、また、図6は同PDPを第1の表示動作で駆動するための電圧波形を示す図、図7は同PDPを第2の表示動作で駆動するための電圧波形を示す図である。
この例のプラズマ表示装置の主要部を構成するPDP10は、図1〜図5に示すように、前面基板(第1の基板)1と、背面基板(第2の基板)2とが対向するように配置されて、両基板1、2間に放電ガス空間3が形成される基本的な構成を有している。
ここで、前面基板1は、ソーダライムガラス等の透明材料から成る第1の絶縁基板4と、第1の絶縁基板4の内面に行方向(水平方向)Hに沿って互い平行に配置され放電ギャップ7を介して対向するように形成されて一対の行電極を構成する、それぞれITO(Indium Tin Oxide)、酸化錫(SnO)等の透明電極5A、6A及びこれら透明電極5A、6Aの一部にそれぞれ抵抗を小さくするために形成されたAl(アルミニウム)、Cu(銅)、Ag(銀)等の金属材料から成るバス電極(トレース電極)5B、6Bから構成された走査電極5及び維持電極(サステイン電極又は共通電極)6と、走査電極5及び維持電極6を被覆する亜鉛含有フリットガラス、鉛含有フリットガラス等から成る誘電体層8と、誘電体層8を放電から保護するMgO(酸化マグネシウム)等から成る保護層9とを備えている。
【0023】
一方、背面基板2は、ソーダライムガラス等の透明材料から成る第2の絶縁基板12と、第2の絶縁基板12の内面に行方向Hと直交する列方向(垂直方向)Vに沿って形成されてAl、Cu、Ag等から成るデータ電極(アドレス電極)13と、データ電極13を被覆する亜鉛含有フリットガラス、鉛含有フリットガラス等から成る誘電体層14と、He(ヘリウム)、Ne(ネオン)、Xe(キセノン)等の放電用ガスが単独であるいは混合して充填され上記放電ガス空間3を確保するとともに、個々の放電セルを区切るために列方向Vに沿って形成された鉛含有フリットガラス等から成る隔壁15と、隔壁15の底面及び壁面を覆う位置に形成され放電用ガスの放電により発生する紫外線を可視光に変換する(Y、Ga)BO:Eu等から成る赤色蛍光体層16R、ZnSiO:Mn等から成る緑色蛍光体層16G及びBaMgAl1423:Eu等から成る青色蛍光体層16Bに塗り分けられた蛍光体層16とを備えている。ここで、符号11は単位放電セル(以下、単にセルとも称する)を示し、列方向Vの各単位放電セル11間には単位放電セル11相互間の放電干渉を防止するための非放電ギャップ17が形成されている。上記走査電極5、維持電極6及びデータ電極13により前述の3電極を構成し、各蛍光体層16R、16G及び16Bを含む3つの単位放電セル11により画面の一画素が構成される。このようなカラープラズマ表示装置のPDPでは、一画素はモノクロプラズマ表示装置のPDPの三画素に相当している。そして、複数の画素が行方向H及び列方向Vに沿ってマトリックス状に配置されることにより、PDP10が構成される。
【0024】
上述の前面基板1及び背面基板2は、100μm程度のギャップを隔てて対向した状態で固定され、その周辺部は封着材で機密封止されている。背面基板2を構成している第2の絶縁基板12には適当な個所に通気孔が形成されており、この絶縁基板12の外側表面には、図1では省略しているが、通気孔に位置合わせした状態で、通気管が密封状態の下で取り付けられている。絶縁基板12に取り付けられている端部とは反対側の通気管の端部は、当初の状態においては開口されており、この端部を介して通気管が排気・ガス充填装置に接続される。
【0025】
まず、排気・ガス充填装置によって、放電ガス空間が真空に排気された後、放電ガス空間に放電ガスが充填される。放電ガスの充填が終了した後、通気管は過熱によりチップオンされ、開口端部が閉塞される。このようにして、放電ガス空間には放電ガスが充填され、PDP10が完成する。
【0026】
ここで、図2及び図3の平面図に示すように、行方向Hに沿って平行に配置されている走査電極5及び維持電極6において、それぞれのバス電極5B、6Bから列方向Vに沿って突出している透明電極5A、6Aの突出する方向は、行方向Hに沿って単位画素毎に交互に180°異なるように形成され、かつ同一列の画素においてはすべての透明電極5A、6Aの突出する方向は同一の方向となるように形成されている。例えば、図2及び図3において、第2行目(R2)の走査電極5及び維持電極6のそれぞれの透明電極5A、6Aは、第1列目(C1)及び第3列目(C3)の画素ではともに図示上方向に突出し、第2列目(C2)及び第4列目(C4)の画素では図示下方向に突出して、その突出する方向は行方向Hに沿って単位画素毎に交互に180°異なるように形成されている。また、例えば第2列目(C2)に配置されている第1行目(R1)〜第6行目(R6)の画素においてはすべての透明電極5A、6Aの突出する方向は下方向に形成されている。すなわち、行方向Hに沿って平行に配置されている走査電極5及び維持電極6のそれぞれの透明電極5A、6Aの列方向Vに沿って突出する方向は、行方向Hに沿って2n−1(nは自然数)番目の画素と2n番目の画素で180°異なるように形成されている。
【0027】
また、上述のPDP10を駆動するにあたっては、後述するように、行方向H及び列方向Vに沿ってマトリックス状に配置されている複数の画素に対して、フィールド走査期間毎に第1の表示動作Aと第2の表示動作Bとの2種類の表示動作が交互に繰り返して行われ、これによってそれぞれ市松模様状に各画素を表示させるように構成される。
【0028】
次に、図6及び図7を参照して、上述のPDP10を全白表示するための駆動方法を説明する。ここで、走査電極5に印加される走査パルスの電圧波形は、上述したように透明電極5A、6Aの突出方向に応じてそれぞれ市松模様状に各画素を表示させるために、列方向Vに沿って表示行毎に交互に異なる電圧が印加される。
(1)第1の表示動作Aによる駆動方法
まず、図6に示したような電圧波形を用いて、第1のフィールド走査期間TFにおいて、第1の表示動作AによりPDP10を駆動する。図6において、(a)は奇数行R1、R3、R5の走査電極5に印加される電圧波形、(b)は偶数行R2、R4、R6の走査電極5に印加される電圧波形、(c)は維持電極6に印加される電圧波形、(d)はデータ電極13に印加される電圧波形を示している。また、符号Vは0電位、符号Vは維持電圧、符号Vはリセット電圧、符号Vは書き込み電圧、符号Vはアドレス電圧を示している。駆動すべき1フィールド走査期間(16.7ms)TFは、リセット期間TRと、アドレス期間TAと、サステイン(維持)期間TSとから構成される。
【0029】
図6から明らかなように、最初のリセット期間TRにおいて、(a)の奇数行の走査電極5とこれに対向している(c)の維持電圧6との間には電位差があるので、両電極5、6間には放電が発生する。一方、(b)の偶数行の走査電極5とこれに対向している(c)の維持電圧6との間には電位差がないので、両電極5、6間には放電が発生しない。この結果、図2及び図3の該当した画素には放電領域18が形成されるようになる。
すなわち、第1行目(R1)においては、第2及び第4列目(C2)、(C4)の画素に、第2行目(R2)においては、第1及び第3列目(C1)、(C3)の画素に、第3行目(R3)においては、第2及び第4列目(C2)、(C4)の画素に、第4行目(R4)においては、第1及び第3列目(C1)、(C3)の画素に、第5行目(R5)においては、第2及び第4列目(C2)、(C4)の画素に、第6行目(R6)においては、第1及び第3列目(C1)、(C3)の画素に、それぞれ放電領域18が形成されるようになり、市松模様状にリセット放電が行われるようになる。
【0030】
同様にして、図6において、次のアドレス期間TA及びサステイン期間TSにおいても、上述の該当した画素によるアドレス放電及びサステイン放電がそれぞれ市松模様状に行われる。
このように、第1の表示動作Aにより1フィールド走査期間内にPDP10を構成している半分の画素の放電が行われことになる。
【0031】
(2)第2の表示動作Bによる駆動方法
次に、図7に示したような電圧波形を用いて、第1のフィールド走査期間に続く第2のフィールド走査期間において、第2の表示動作BによりPDP10を駆動する。図7において、(a)は奇数行R1、R3、R5の走査電極5に印加される電圧波形、(b)は偶数行R2、R4、R6の走査電極5に印加される電圧波形、(c)は維持電極6に印加される電圧波形、(d)はデータ電極13に印加される電圧波形を示している。
【0032】
図7から明らかなように、最初のリセット期間TRにおいて、(b)の偶数行の走査電極5とこれに対向している(c)の維持電圧6との間には電位差があるので、両電極5、6間には放電が発生する。一方、(a)の奇数行の走査電極5とこれに対向している(c)の維持電圧6との間には電位差がないので、両電極5、6間には放電が発生しない。この結果、図2及び図3において、上述の第1の表示動作Aによる駆動方法により放電領域18が形成された画素以外の画素において、放電領域が形成されるようになる。
すなわち、第1行目(R1)においては、第1及び第3列目(C1)、(C3)の画素に、第2行目(R2)においては、第2及び第4列目(C2)、(C4)の画素に、第3行目(R3)においては、第1及び第3列目(C1)、(C3)の画素に、第4行目(R4)においては、第2及び第4列目(C2)、(C4)の画素に、第5行目(R5)においては、第1及び第3列目(C1)、(C3)の画素に、第6行目(R6)においては、第2及び第4列目(C2)、(C4)の画素に、それぞれ放電領域が形成されるようになり、第1の表示動作と同様に市松模様状にリセット放電が行われるようになる。
【0033】
同様にして、図7において、次のアドレス期間TA及び維持期間TSにおいても、上述の該当した画素によるアドレス放電及び維持放電がそれぞれ市松模様状に行われる。
このように、第2の表示動作Bにより1フィールド走査期間内にPDP10を構成している残りの半分の画素の放電が行われことになる。
【0034】
上述したようなPDP10を全白表示するための駆動方法によれば、第1のフィールド走査期間において、列方向Vに沿って隣接する行(例えば第1行目(R1)と第2行目(R2))では、行方向Hに沿ってそれぞれ異なる列でかつ1列置きに配置されている列(例えば第1行目(R1)では第2列(C2)と第4列(C4)、例えば第2行目(R2)では第1列(C1)と第3列(C3))の画素のみの走査電極5と維持電極6との間で放電を発生させて、行方向H及び列方向Vに沿ってマトリックス状に形成されている複数の画素を市松模様状に表示させる第1の駆動ステップと、第1のフィールド走査期間に続く第2のフィールド走査期間において、列方向Vに沿って隣接する行では、第1のフィールド走査期間において放電された上記画素以外の画素(例えば第1行目(R1)では第1列(C1)と第3列(C3)、例えば第2行目(R2)では第2列(C2)と第4列(C4))のみの走査電極5と維持電極6との間で放電を発生させて、行方向H及び列方向Vに沿ってマトリックス状に形成されている複数の画素を市松模様状に表示させる第2の駆動ステップとを繰り返して行うので、各リセット期間TRに放電する画素数を半分にすることができる。したがって、各リセット期間TRの放電による輝度を半分にできる。そして、隣接する表示行のいずれかの走査電極5で2行(ライン)分を1画素毎に交互に市松模様状に選択して表示するため、アドレス期間TAを半分にすることができる。また、これに伴いサステイン期間TSを長くとれるので、高輝度を得ることができる。
【0035】
このように、この例のプラズマ表示装置によれば、前面基板1と背面基板2とが対向配置されて放電ガス空間3が形成され、前面基板1の背面基板2と対向する面にはそれぞれ透明電極5A、6Aとバス電極5B、6Bとから構成された走査電極5及び維持電極6が行方向Hに沿って互いに平行に配置される一方、背面基板2の前面基板1と対向する面には行方向Hと直交する列方向Vに沿ってデータ電極13が配置された構成において、走査電極5及び維持電極6の透明電極5A、6Aはそれぞれバス電極5B、6Bから列方向Vに沿って突出しており、それぞれの透明電極5A、6Aの突出する方向が、行方向Hに沿って単位画素毎に交互に180°異なるように形成されている。
また、この例のPDPを全白表示するための駆動方法によれば、第1のフィールド走査期間において、上記列方向Vに沿って隣接する行では、上記行方向Hに沿ってそれぞれ異なる列でかつ1列置きに配置されている列の上記画素のみの上記走査電極と上記維持電極との間で放電を発生させて、上記行方向H及び上記列方向Vに沿ってマトリックス状に形成されている複数の画素を市松模様状に表示させる第1の駆動ステップと、上記第1のフィールド走査期間に続く第2のフィールド走査期間において、上記列方向Vに沿って隣接する行では、上記第1のフィールド走査期間において放電された上記画素以外の画像のみの上記走査電極と上記維持電極との間で放電を発生させて、上記行方向H及び上記列方向Vに沿ってマトリックス状に形成されている複数の画素を市松模様状に表示させる第2の駆動ステップとを繰り返して行うので、各リセット期間TRに放電する画素数を半分にすることができ、隣接する表示行のいずれかの走査電極5で2行分を1画素毎に交互に市松模様状に選択して表示するため、アドレス期間TAを半分にすることができ、また、これに伴いサステイン期間TSを長くとれるので、高輝度を得ることができる。
したがって、画素数が増加しても高画質の画面表示を安定して行うことができる。
【0036】
◇第2実施例
図8は、この発明の第2実施例であるプラズマ表示装置の主要部を構成するPDPの概略構成を示す平面図、図9は図8のb部を拡大して詳細に示す平面図、図10は図9のC−C矢視断面図、図11は図9のD−D矢視断面図である。この例のPDPの構成が、上述した第1実施例の構成と大きく異なるところは、透明電極の突出する方向が、列方向における同一列の画素において走査電極と維持電極とでは異なる方向となるように形成されている点である。
すなわち、この例のPDP19は、図8〜図11に示すように、それぞれの透明電極5A、6Aの突出する方向が、列方向Vにおける同一列の画素において走査電極5と維持電極6とでは異なる方向となるように形成されている。また、維持電極6のバス電極6Bが、非放電ギャップ17と少なくとも接する領域に形成されている。
これ以外は上述した第1実施例と略同様である。それゆえ、図8〜図11において、図2〜図5の構成部分と対応する各部には、同一の番号を付してその説明を省略する。また、PDP19の駆動方法についても、図6及び図7の駆動方法と略同じなので、その説明を省略する。
【0037】
この例では、上述したように維持電極6のバス電極6Bが、非放電ギャップ17と少なくとも接する領域に形成されているので、遮光性のバス電極6Bが発光強度の強い放電ギャップ近傍に存在していないので、より高輝度を得ることができる。
【0038】
このように、この例の構成によっても第1実施例と略同様な効果を得ることができる。
加えて、この構成によれば、より高輝度を得ることができる。
【0039】
◇第3実施例
図12は、この発明の第3実施例であるプラズマ表示装置の構成を示すブロック図である。この例のプラズマ表示装置は、第1あるいは第2実施例のPDPを用いて構成した点に特徴を有している。
この例のプラズマ表示装置60は、図12に示すように、モジュール構造を有するものとして設計されており、具体的には、アナログインターフェース(以下、IF)20とPDPモジュール30とにより構成されている。
【0040】
アナログIF20は、図12に示すように、クロマ・デコータを備えるY/C分離回路21と、A/D変換回路22と、PLL回路を備える同期信号制御回路23と、画像フォーマット変換回路24と、逆γ(ガンマ)変換回路25と、システム・コントロール回路26と、PLE制御回路27と、から構成されている。
【0041】
概略的には、アナログIF20は、受信したアナログ映像信号をディジタル映像信号に変換した後、そのディジタル映像信号をPDPモジュール30に供給する。例えばテレビチューナーから発信されたアナログ映像信号はY/C分離回路21においてRGBの各色の輝度信号に分解された後、A/D変換回路22においてディジタル信号に変換される。その後、PDPモジュール30の画素構成と映像信号の画素構成が異なる場合には、画像フォーマット変換回路24において必要な画像フォーマットの変換が行われる。PDPの入力信号に対する表示輝度の特性は線形的に比例するが、通常の映像信号はCRTの特性に合わせて、予め補正(γ変換)されている。このため、A/D変換回路22において映像信号のA/D変換を行った後、逆γ変換回路25において、映像信号に対して逆γ変換を施し、線形特性に復元されたディジタル映像信号を生成する。このディジタル映像信号はRGB映像信号としてPDPモジュール30に出力される。
【0042】
アナログ映像信号には、A/D変換用のサンプリングクロック及びデータクロック信号が含まれていないため、同期信号制御回路23に内蔵されているPLL回路が、アナログ映像信号と同時に供給される水平同期信号を基準として、サンプリングクロック及びデータクロック信号を生成し、PDPモジュール30に出力する。アナログIF20のPLE制御回路27は輝度制御を行う。具体的には、平均輝度レベルが所定値以下である場合には表示輝度を上昇させ、平均輝度レベルが所定値を越える場合には表示輝度を低下させる。
【0043】
システム・コントロール回路26は、各種制御信号をPDPモジュール30に対して出力する。PDPモジュール30は、さらに、ディジタル信号処理・制御回路31と、パネル部32と、DC/DCコンバータを内蔵するモジュール内電源回路33と、から構成されている。ディジタル信号処理・制御回路31は、入力IF信号処理回路34と、フレームメモリ35と、メモリ制御回路36と、ドライバ制御回路37と、から構成されている。
【0044】
例えば、入力IF信号処理回路34に入力された映像信号の平均輝度レベルは入力IF信号処理回路34内の入力信号平均輝度レベル演算回路(図示せず)により計算され、例えば、5ビットデータとして出力される。また、PLE制御回路27は、平均輝度レベルに応じてPLE制御データを設定し、入力IF信号処理回路34内の輝度レベル制御回路(図示せず)に入力する。
【0045】
ディジタル信号処理・制御回路31は、入力IF信号処理回路34において、これらの各種信号を処理した後、制御回路をパネル部32に送信する。同時に、メモリ制御回路36及びドライバ制御回路37はメモリ制御回路及びドライバ制御信号をパネル部32に送信する。
【0046】
パネル部32は、PDP70と、走査電極を駆動する走査ドライバ38と、データ電極を駆動するデータドライバ39と、PDP70及び走査ドライバ38にパルス電圧を供給する高圧パルス回路40と、高圧パルス回路40からの余剰電力を回収する電力回収回路41と、から構成されている。
【0047】
PDP70は、例えば1365個×768個に配列された画素を有するものとして構成されている。PDP70においては、走査ドライバ38が走査電極を制御し、データドライバ39がデータ電極を制御することにより、これらの画素のうちの所定の画素の点灯又は非点灯が制御され、所望の表示が行われる。
なお、ロジック用電源がディジタル信号処理・制御回路31及びパネル部32にロジック用電力を供給している。さらに、モジュール内電源回路33は、表示用電源から直流電力を供給され、この直流電力の電圧を所定の電圧に変換した後、パネル部32に供給している。
【0048】
以下、この例のプラズマ表示装置60の製造方法を概略的に説明する。
まず、PDP70と、走査ドライバ38と、データドライバ39と、高圧パルス回路40と、電力回収回路41とを一基板上に配置し、パネル部32を形成する。さらに、パネル部32とは別個にディジタル信号処理・ディジタル回路31を形成する。
【0049】
このようにして形成されたパネル部32及びディジタル信号処理・制御回路31とモジュール内電源回路33とを一つのモジュールとして組み立て、PDPモジュール30を形成する。さらに、PDPモジュール30とは別個にアナログIF20を形成する。
このように、PDPモジュール30をアナログIF20とをそれぞれ別個に形成した後、双方を電気的に接続することにより、図12に示したプラズマ表示装置60が完成する。
【0050】
このように、プラズマ表示装置60をモジュール化することにより、プラズマ表示装置を構成する他の構成部品とは別個に独立にプラズマ表示装置60を製造することが可能となり、例えば、プラズマ表示装置60が故障した場合には、PDPモジュール30毎交換することにより、補修の簡素化及び短時間化を図ることができる。
【0051】
このように、この例のプラズマ表示装置によれば、プラズマ表示装置60をモジュール化することにより、故障したような場合に、PDPモジュール30毎交換することにより、補修の簡素化及び短時間化を図ることができる。
【0052】
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、実施例では透明電極の形状は島状に形成した例について示したが、これに限らずに放電ギャップの近傍で各透明電極が行方向で連結されている形状になっていてもよい。また、PDPの駆動時に用いる電圧波形は実施例で示した例に限らず、走査電極及び維持電極の最低電位が0以外になっていてもよく、また負の電位でもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のプラズマ表示装置によれば、第1の基板と第2の基板とが対向配置されて放電ガス空間が形成され、第1の基板の第2の基板と対向する面にはそれぞれ透明電極とバス電極とから構成された走査電極及び維持電極が行方向に沿って互いに平行に配置される一方、第2の基板の第1の基板と対向する面には行方向と直交する列方向に沿ってデータ電極が配置されたプラズマディスプレイパネルを主要部として含む構成において、走査電極及び維持電極の透明電極はそれぞれバス電極から列方向に沿って突出しており、それぞれの透明電極の突出する方向が、行方向に沿って単位画素毎に交互に180°異なるように形成されている。
また、この発明のPDPの駆動方法によれば、全白表示をするとき第1のフィールド走査期間において、列方向に沿って隣接する行では、行方向に沿ってそれぞれ異なる列でかつ1列置きに配置されている画素のみの走査電極と維持電極との間で放電を発生させて、行方向及び列方向に沿ってマトリックス状に形成されている複数の画素を市松模様状に表示させる第1の駆動ステップと、第1のフィールド走査期間に続く第2のフィールド走査期間において、列方向に沿って隣接する行では、第1のフィールド走査期間において放電された画素以外の画素のみの走査電極と維持電極との間で放電を発生させて、行方向及び列方向に沿ってマトリックス状に形成されている複数の画素を市松模様状に表示させる第2の駆動ステップとを繰り返して行うので、各リセット期間に放電する画素数を半分にすることができ、隣接する表示行のいずれかの走査電極で2行分を1画素毎に交互に市松模様状に選択して表示するため、アドレス期間を半分にすることができ、また、これに伴いサステイン期間を長くとれるので、高輝度を得ることができる。
したがって、画素数が増加しても高画質の画面表示を安定して行うことができる。
また、この発明のプラズマ表示装置によれば、プラズマ表示装置をモジュール化することにより、故障したような場合に、PDPモジュール毎交換することができ、補修の簡素化及び短時間化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるプラズマ表示装置の主要部を構成するPDPの概略構成を示す斜視図である。
【図2】同PDPの概略構成を示す平面図である。
【図3】図2のa部を拡大して詳細に示す平面図である。
【図4】図3のA−A矢視断面図である。
【図5】図3のB−B矢視断面図である。
【図6】同PDPを第1の表示動作で駆動するための電圧波形を示す図である。
【図7】同PDPを第2の表示動作で駆動するための電圧波形を示す図である。
【図8】この発明の第2実施例であるプラズマ表示装置の主要部を構成するPDPの概略構成を示す平面図である。
【図9】図8のb部を拡大して詳細に示す平面図である。
【図10】図9のC−C矢視断面図である。
【図11】図9のD−D矢視断面図である。
【図12】この発明の第3実施例であるプラズマ表示装置の構成を示すブロック図である。
【図13】従来のプラズマ表示装置の主要部を構成するPDPの概略構成を示す斜視図である。
【図14】図13のE−E矢視断面図である。
【図15】図13のF−F矢視断面図である。
【図16】同PDPの駆動方法を概略的に示す図である。
【図17】従来のプラズマ表示装置の主要部を構成するPDPの概略構成を示す平面図である。
【図18】従来のプラズマ表示装置の主要部を構成するPDPの概略構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 前面基板
2 背面基板
3 放電ガス空間
4 第1の絶縁基板
5 走査電極
5A、6A 透明電極
5B、6B バス電極(トレース電極)
6 維持電極(サステイン電極又は共通電極)
7 放電ギャップ
8、14 誘電体層
9 保護層
10、19、70 プラズマディスプレイパネル(PDP)
11 単位放電セル
12 第2の絶縁基板
13 データ電極(アドレス電極)
15 隔壁
16 蛍光体層
16R 赤色蛍光体層
16G 緑色蛍光体層
16B 青色蛍光体層
17 非放電ギャップ
18 放電領域
20 アナログインターフェース(IF)
30 プラズマディスプレイパネル(PDP)モジュール
31 ディジタル信号処理・制御回路
32 パネル部
60 プラズマ表示装置

Claims (8)

  1. 第1の基板と第2の基板とが対向配置されて放電ガス空間が形成され、前記第1の基板の前記第2の基板と対向する面にはそれぞれ透明電極とバス電極とから構成された走査電極及び維持電極が行方向に沿って互いに平行に配置される一方、前記第2の基板の前記第1の基板と対向する面には前記行方向と直交する列方向に沿ってデータ電極が配置されたプラズマディスプレイパネルを主要部として含むプラズマ表示装置であって、
    前記走査電極及び前記維持電極の前記透明電極はそれぞれ前記バス電極から前記列方向に沿って突出しており、前記それぞれの透明電極の突出する方向が、前記行方向に沿って単位画素毎に交互に180°異なるように形成されていることを特徴とするプラズマ表示装置。
  2. 第1の基板と第2の基板とが対向配置されて放電ガス空間が形成され、前記第1の基板の前記第2の基板と対向する面にはそれぞれ透明電極とバス電極とから構成された走査電極及び維持電極が行方向に沿って互いに平行に配置される一方、前記第2の基板の前記第1の基板と対向する面には前記行方向と直交する列方向に沿ってデータ電極が配置されたプラズマディスプレイパネルを主要部として含むプラズマ表示装置であって、
    前記走査電極及び前記維持電極の前記透明電極はそれぞれ前記バス電極から前記列方向に沿って突出しており、前記それぞれの透明電極の突出する方向が、前記行方向に沿って2n−1(nは自然数)番目の画素と2n番目の画素で180°異なるように形成されていることを特徴とするプラズマ表示装置。
  3. 前記それぞれの透明電極の突出する方向が、前記列方向における同一列の画素においてはすべての透明電極が同一の方向となるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のプラズマ表示装置。
  4. 前記それぞれの透明電極の突出する方向が、前記列方向における同一列の画素においては前記走査電極と前記維持電極とでは異なる方向となるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のプラズマ表示装置。
  5. 前記維持電極の前記バス電極が、非放電ギャップと少なくとも接する領域に形成されていることを特徴とする請求項4記載のプラズマ表示装置。
  6. 請求項3又は4記載のプラズマディスプレイパネルを全白表示するための駆動方法であって、
    第1のフィールド走査期間において、前記列方向に沿って隣接する行では、前記行方向に沿ってそれぞれ異なる列でかつ1列置きに配置されている列の前記画素のみの前記走査電極と前記維持電極との間で放電を発生させて、前記行方向及び前記列方向に沿ってマトリックス状に形成されている複数の画素を市松模様状に表示させる第1の駆動ステップと、
    前記第1のフィールド走査期間に続く第2のフィールド走査期間において、前記列方向に沿って隣接する行では、前記第1のフィールド走査期間において放電された前記画素以外の画像のみの前記走査電極と前記維持電極との間で放電を発生させて、前記行方向及び前記列方向に沿ってマトリックス状に形成されている複数の画素を市松模様状に表示させる第2の駆動ステップと、
    を有することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  7. 前記第1及び前記第2のフィールド走査期間が、リセット期間、アドレス期間及び維持期間から構成されていることを特徴とする請求項6記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  8. 前記リセット期間、前記アドレス期間及び前記維持期間において、それぞれリセット放電、アドレス放電及び維持放電を発生させることを特徴とする請求項7記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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