JP2006351269A - プラズマディスプレイパネル、その駆動方法及びプラズマ表示装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル、その駆動方法及びプラズマ表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 コントラストを向上させることが可能なプラズマディスプレイパネルを提供する。
【解決手段】 PDP200は、走査電極213と、共通電極212と、データ電極222と、を備え、PDP200の各単位セル240は表示セル241と補助セル242とを備えている。表示セル241では表示のための維持放電を行い、補助セル242は表示セル241と相互に連通され、予備放電及び選択放電を行う。選択放電の際に表示セル241では放電による発光が生じないように構成されている。よって、コントラストを向上させることができる。
【選択図】 図10

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネル、その駆動方法及びプラズマ表示装置に関する。
図1は、従来の3電極面放電型のAC型プラズマ表示装置(以下、単にプラズマ表示装置とも称する)の主要部を構成するプラズマディスプレイパネル100(以下、PDP100)の概略構成を示す斜視図である。
図1に示すように、PDP100は、相互に対向して配置された前面基板101と背面基板102とを備え、両基板101、102間には放電ガス空間103が形成されている。
前面基板101は、ガラス或いはその他の透明材料からなる第1の絶縁基板104と、第1の絶縁基板104の背面側に、行方向(水平方向)Hに沿ってそれぞれ延在するように形成された複数の走査電極105及び維持電極(共通電極)106と、走査電極105及び維持電極106の背面側を被覆する透明誘電体層108と、透明誘電体層108の背面側に形成され該透明誘電体層108を放電から保護する保護層109と、を備えている。
このうち走査電極105と維持電極106とは交互に配置され、隣り合う一対の走査電極105と維持電極106との間には面放電ギャップ107が形成されている。
走査電極105及び維持電極106は、それぞれ透明電極105A、106Aと、これら透明電極105A、106Aの一部にそれぞれ抵抗を小さくするために形成された金属材料から成るバス電極(トレース電極とも称される)105B、106Bと、により構成されている。
他方、背面基板102は、ガラス或いはその他の透明材料からなる第2の絶縁基板112と、第2の絶縁基板112の前面側に行方向Hと直交する列方向(垂直方向)Vに沿って延在するように形成された複数のデータ電極(アドレス電極)113と、データ電極113の前面側を被覆する白色誘電体層114と、放電用ガスが充填されて放電ガス空間103を確保するとともに、個々の単位セルを区切るために格子状に形成された隔壁115と、放電ガス空間103の内周、すなわち隔壁115の壁面及び隔壁115により囲まれた白色誘電体層114上に形成され放電用ガスの放電により発生する紫外線を可視光に変換する蛍光体層116と、を備えている。
図2は、PDP100の電極の配置の概略を示す平面図である。
図2に示すように、PDP100は、前面基板101を構成する第1の絶縁基板104の背面側に行方向Hに互いに平行に配置されたn本の走査電極105(S1、S2、S3…)と維持電極(共通電極)106(C)とから成る行電極(表示電極)群と、背面基板102を構成する第2の絶縁基板112の前面側に行電極群と直交するように列方向Vに沿って配置されたn本のデータ電極(アドレス電極)113(D1、D2、D3…)から成る列電極群と、を備えている。
そして、隣り合う一対の走査電極105及び維持電極106と、データ電極113と、の各交点には、それぞれ1つの単位セル130(以下、単にセルとも称する)が形成されている。すなわち、単位セル130は、行方向H及び列方向Vにマトリクス状に配列されたセル群を構成している。
モノクロ表示の場合は1つのセルにより1つの画素が構成され、カラー表示の場合は3つのセル(赤色R、緑色G及び青色B発光セル)により1つの画素が構成される。
図3は、図2に示した電極配置の一部の拡大した概略平面図であり、列方向Vに並ぶセル(n−1)、セルn、及びセル(n+1)の3つのセルを図示している。
例えば、中央位置のセルnは互いに平行な走査電極105(Sn)及び維持電極106(c)と、これらの電極と直交するデータ電極113との3電極を有している。
図4はPDP100を駆動させるための印加電圧波形を示す図、図5はPDPのサブフィールド駆動を説明するための図である。
図5に示すように、PDPにおいて1画面を表示する期間(1/60秒)である1フィールドTFは、複数のサブフィールドTSにより構成される。各サブフィールドTSは、階調表示を行うために設けられている。
図4に示すように、1サブフィールドTSは、予備放電期間T1と走査期間T2と維持期間T3とをこの順に備えて構成される。
PDP100を駆動するには、走査期間T2にて前面基板101の各走査電極105に走査パルスP8を順次に印加する一方で、背面基板102のデータ電極113にデータパルスP9を印加することにより、放電(点灯)すべきセルを選択する書込み放電を行い、続いて維持期間T3で走査電極105と維持電極106との間で上記選択したセルの面放電による維持放電を行うような制御がなされる。このような放電の有無は、前面基板101の表示電極105、106を覆うように形成されている透明誘電体層108上に壁電荷と称される電荷を形成或いは消去して、この電荷量を制御することにより決定する。
ここで、放電セル(点灯セル)と非放電セル(非点灯セル)との区別は、走査期間T2での書き込み放電を行う際に、電圧の異なる2種類のデータパルスを用いて行う。
例えば、図4の走査期間T2において、数10VのデータパルスP9が印加されたセルは書込み放電が起きて点灯する一方で、0Vすなわちデータパルスが印加されないセルは書込み放電が起きずに非点灯となる。このように、この従来例で示したような、書込み放電を起こすことによって点灯させる方式を書込み選択方式という。
なお、あらかじめ全てのセルに書き込み放電を起こしておき、走査期間にてデータパルスを印加したセルのみに消去放電を起こすという方法もある。つまりデータパルスが印加されたセルは選択消去放電が起きて非点灯となり、データパルスが印加されないセルは選択消去放電が起きて点灯する。このような方式を消去選択方式という。
維持期間T3では、すべてのセルの走査電極105と維持電極106との間に交互に維持電圧パルス群10を印加して、走査期間T2で点灯させたセルのみに維持放電を生じさせて表示を行う。維持放電後には、予備放電期間T1で次のサブフィールドにおいて書込み放電を行う準備のために、点灯したすべてのセルに対して維持消去パルスP5を印加して、維持放電で形成された壁電荷を消去するための予備放電を行う。また、予備放電期間T1では次の書込み放電を行い易くするために、予備放電に続いて全てのセルに対してプライミングパルスP6、P7を印加することによりプライミング放電を行う。
次に、図5を参照して階調表示について説明する。PDPでは明るさのレベルに応じて階調表示を行うために、図5に示すように、1画面を表示する期間である1フィールドTSを複数のサブフィールド(例えば、図5に示すように、TS1〜TS8の8つのサブフィールド)により構成する。
各サブフィールドTS1〜TS8は、それぞれ上記の予備放電期間T1と走査期間T2と維持期間T3とから構成される。
ここで、各サブフィールドTS1〜TS8の維持期間の長さは相互に異なるように設定されている。図5の例では、それぞれが1:2:4:8:16:32:64:128の重みを有するように設定される。従って、この例では階調0から階調255までの256段階の階調表示が可能である。例えば、100階調を選択するには、4、32、64の階調のサブフィールドを発光させれば良い。
ところで、図1に示すような従来の一般的なPDPの構造及びその駆動方法では、PDPのコントラストが悪くなるという問題がある。
すなわち、図4に示されるように、PDPの駆動においては、予備放電期間T1において予備放電を発生させるが、この予備放電は、表示発光させるべきセルであるか否かにかかわらず全てのセルにおいて行うため、表示発光させるべきセルとして選択されないで(つまり書込み放電が行われないで)本来黒表示される筈のセルにおいても、予備放電により一定の発光が発生し、PDPのコントラストが低下してしまう。
このような問題に鑑みなされた従来の技術としては、例えば、特許文献1の技術がある。
図6は特許文献1に開示されたPDP10の一部を示す平面図である。
図6に示すように、PDP10の単位セル17は、表示セル18と補助セル19とにより構成されている。1つの単位セル17を構成する表示セル18と補助セル19とは、列方向Vにおいて隣設されている。
各表示セル18及び各補助セル19は、行方向Hに沿って形成されている横隔壁15Hと列方向Vに沿って形成されている縦隔壁15Vとにより囲まれている。
このうち表示セル18と補助セル19とを区分している横隔壁15Hには両セル18、19を連通させる連通用開口20Bが形成されている。
この縦連通用開口20Bは、表示セル18と補助セル19との間で放電ガスを循環させるために用いられる。
表示セル18においては、走査電極5のU字状の透明電極5Aと維持電極6のU字状の透明電極6Aとが面放電ギャップ7Aを介して対向するように配置されている。
他方、補助セル19においては、走査電極5の突起状のバス電極5Bと維持電極6の突起状のバス電極6Bとが面放電ギャップ7Bを介して対向配置されている。
表示セル18と補助セル19のうち、補助セル19では表示に直接関わらない放電のみを起こす。このため、補助セル19での放電による発光がPDP10の前面側からは視認されることがないように、補助セル19には遮光部が形成されている。これにより、コントラストの向上を実現している。
次に、図6に示すPDP10の駆動方法について説明する。
図2及び図3に示す従来の一般的なPDP100の場合は、走査パルスP8を除いてはどの行でも同じ電圧波形を印加していたのに対し、図6に示すPDP10の場合、奇数行と偶数行では印加する電圧波形が異なる点が、主な相違点となっている。このように、奇数行と偶数行とで印加する電圧波形を異ならせるのは、各単位セル17内の表示セル18と補助セル19で相互に独立に放電を発生させる必要があるためである。
以下、図6に示すPDP10の駆動方法について図7〜図9を参照して説明する。
図7〜図9のうち、図7は予備放電期間T1における駆動波形を、図8は走査期間T2における駆動波形を、図9は維持期間T3における駆動波形を、それぞれ示す。
まず、予備放電期間T1について説明する。
図7において、Sn+1〜Sn+3はそれぞれ、n+1〜n+3行目のセルに対応する走査電極5、CoddとCevenはそれぞれ奇数行、偶数行に対応する維持電極6を示している。
図7に示すように、予備放電期間T1に先立ち、直前のサブフィールドTSにおける維持放電を消去するための消去パルスP5が印加される。その後、プライミングパルスP6が印加されるが、このとき、補助セル19にのみ放電が起きる。すなわち、図7に示すように、例えば、奇数行の補助セル19で予備放電が起こり、次に、偶数行の補助セル19で予備放電が起こる。
このとき、補助セル19にのみ壁電荷が形成される。この予備放電のプライミング効果により、走査期間T2における書込み放電を起こしやすくするだけでなく、補助セル19で形成された壁電荷により、補助セル19には内部電界が形成される。
上記のように、この予備放電は補助セル19でのみ起き、表示セル18では起きないため、補助セル19を前述したように遮光部で隠しておくことにより予備放電は見えなくなるので、コントラストが向上する。
予備放電期間T1に続く走査期間T2では、図8に示すように、各走査電極に対し順次に走査パルスP8が印加される。その走査パルスP8に対応した表示セル18で書込み放電を起こすかどうかは、データ電極5にパルスP9を印加するかどうかで決定する。
ここで、走査パルスP8が印加されたとき、予備放電において補助セル19には壁電荷による内部電界が形成されているので、走査パルスP8と補助セル19内の内部電界の重畳により放電開始電圧を超える。このため、データパルスP9が印加されている/されていないにかかわらず補助セル19では放電が起きる。このとき、内部電界と走査パルスP8電圧の重畳により大きな電圧がかかっているため、補助セル19における放電は、表示セル18における書込み放電よりも短時間で発生する。補助セル19で放電が起きると、発生した荷電粒子は、縦連通用開口20Bを通って補助セル19から表示セル18まで拡散し、この荷電粒子が種火となって表示セル18における書込み放電を引き起こす。
走査期間T2に続く維持期間T3では、図9に示すように、維持放電パルスP10が入力され、表示セル18における第1維持放電に先立って全ての補助セル19において放電が起きた後、維持放電が行われる。
以上、要するに、特許文献1の技術では、各単位セル17を、画像表示に供する表示セル18と、この表示セル18の表示発光動作を補助する補助セル19と、により構成し、このうち補助セル19では予備放電を行い、この予備放電で生じた壁電荷を元に、書込み放電の種火を補助セル19から表示セル18に供給する。また、補助セル19での発光が外部から視認されないように、補助セル19は遮光されている。このため、特許文献1によれば、予備放電での発光によるコントラストの低下を防止することができる。
また、特許文献2にも、単位セルを表示セル(特許文献2では第1放電セル)と補助セル(特許文献2では第2放電セル)とにより構成し、このうち補助セルにて予備放電を起こすとともに、この補助セルを遮光する遮光部(特許文献2では光吸収層)を設けることにより、予備放電での発光によるコントラストの低下を防止する技術が開示されている。
特開2005−135732号公報 特開2004−12939号公報
しかしながら、特許文献1及び2に開示された技術では、以下の問題があった。
(1)電極に印加する電圧波形を奇数行と偶数行で相互に異なるものとする必要があるため、駆動回路が増加し、コストが高くなる。
(2)表示セルと対応する位置にもデータ電極があるため、データ電極を陰極とする放電が起きるときにイオン衝撃により表示セル内の蛍光体が劣化する。
本発明が解決しようとする課題には、上述したような問題が一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、走査電極と、共通電極と、データ電極と、を備えるプラズマディスプレイパネルにおいて、各単位セルは、表示のための維持放電を行う表示セルと、前記表示セルと相互に連通され予備放電及び選択放電を行う補助セルと、を備え、前記選択放電の際に前記表示セルでは放電による発光が生じないように構成されていることを特徴としている。
また、請求項16に記載のプラズマ表示装置は、請求項1乃至15の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネルと、このプラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路と、を備えることを特徴としている。
また、請求項17に記載の発明は、請求項1乃至16の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネルを駆動させる方法であって、前記予備放電を、前記補助セルにおいて、前記走査電極と前記データ電極の間で起こすことを特徴としている。
次に、実施形態を説明する。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルは、走査電極と、共通電極と、データ電極と、を備えるプラズマディスプレイパネルにおいて、各単位セルは、表示のための維持放電を行う表示セルと、前記表示セルと相互に連通され予備放電及び選択放電を行う補助セルと、を備え、前記選択放電の際に前記表示セルでは放電による発光が生じないように構成されていることを特徴としている。
本実施形態によれば、予備放電を補助セルで行うとともに、選択放電の際に表示セルにて発光が生じないので、黒表示されるセルにおける黒輝度を低減し、コントラストを向上させることができる。
また、補助セルでは維持放電を行なわない構造とすることもでき、この場合、誘電体層を覆う保護層(例えば、MgOからなる)の劣化を低減することができる。よって、保護層の劣化に起因して書込み(選択放電)がし難くなるという問題を解消できる。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルにおいては、前記表示セルにおいては前記走査電極と前記共通電極との間で放電ギャップが形成され、前記補助セルにおいては前記走査電極と前記データ電極との間で放電ギャップが形成されていることが好ましく、これにより、本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルを好適に実現することができる。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルにおいては、各単位セルにおける前記表示セルと前記補助セルとは、前記走査電極及び前記共通電極が延在する方向において並んで配置されていることが好ましく、これにより、補助セルにおける放電ギャップと表示セルにおける放電ギャップとの位置を近づけたレイアウトとすることができ、補助セルから表示セルへの荷電粒子の移動を好適に行うことが可能となる。
或いは、本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルにおいては、前記表示セルにおいては前記データ電極と前記走査電極との間で放電が生じないように、前記データ電極は、前記表示セルを避けた配置とされていることも好ましく、これにより、表示セル内における走査電極とデータ電極との間では予備放電が起きないようにできるので、黒輝度を低減し、コントラストを向上することができる。また、前記表示セルにおいては前記データ電極と前記走査電極との間で放電が生じないので、データ電極を陰極とする放電が起きるときのイオン衝撃により表示セル内の蛍光体が劣化することがないようにできる結果として、プラズマディスプレイパネルの長寿命化が図れる。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルにおいては、1つの単位セルと対応する前記走査電極において、前記表示セルと対応する第1部分と、前記補助セルと対応する第2部分との間には、隔壁が介在していることが好ましく、これにより、走査電極の第1部分(表示セル側)と第2部分(補助セル側)とで相互に独立に放電を生じさせることができ、好適に本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルを駆動させることが可能となる。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルにおいては、前記補助セルでの放電による発光が当該プラズマディスプレイパネルの前方より視認されない構成とされていることが好ましく、これにより、確実にコントラストを向上させることができる。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルにおいては、前記補助セルにおける前記走査電極と前記表示セルにおける前記共通電極との間で面放電ギャップが形成されていることが好ましい一例である。
この場合、前記補助セルにおける前記走査電極が前記表示セル側に張り出した状態に形成されていることが好ましく、これにより補助セルから表示セルへの荷電粒子の移動を好適に行うことが可能となる。
或いは、本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルにおいては、前記補助セルにおいて、前記走査電極と前記共通電極の間で面放電ギャップが形成されていることも好ましい。
この場合、前記補助セルにおける前記共通電極が前記表示セル側に張り出した状態に形成されていることが好ましく、これにより補助セルから表示セルへの荷電粒子の移動を好適に行うことが可能となる。
或いは、本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルにおいては、前記補助セルにおける前記データ電極と前記表示セルにおける前記共通電極との間で対向放電ギャップが形成されていることも好ましい。
この場合、前記補助セルにおける前記データ電極と、前記表示セルにおける前記共通電極とのうちの少なくとも何れか一方が、互いの側に向けて張り出した状態に形成されていることが好ましく、これにより補助セルから表示セルへの荷電粒子の移動を好適に行うことが可能となる。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルにおいては、前記補助セルは、当該プラズマディスプレイパネルのパネル面方向における寸法が前記表示セルよりも小さいことが好ましく、これにより、効率的なレイアウトが可能となる。
具体的には、各単位セルにおける前記表示セルと前記補助セルとは、前記走査電極及び前記共通電極が延在する方向において並んで配置されている場合において、当該プラズマディスプレイパネルのパネル面方向における前記補助セルの寸法を前記表示セルよりも小さく設定し、隣設する単位セルにおける前記表示セルの一部分が前記走査電極及び前記共通電極が延在する方向において重複するように、各単位セルを配置することにより、無駄なスペースを極力減らしたレイアウトとすることができる。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルにおいては、前記表示セルは前記補助セルよりも深く形成されていることが好ましい。なぜなら、表示セルが深い方が表示に寄与する放電面積を広く確保することができる一方で、補助セルが浅い方が放電開始電圧を低減したり、書き込み(選択放電)の高速化を図ることができるからである。
また、本実施形態に係るプラズマ表示装置は、本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルと、このプラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路と、を備えることを特徴としている。
また、本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動方法は、前記予備放電を、前記補助セルにおいて、前記走査電極と前記データ電極の間で起こすことを特徴としている。
本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動方法においては、前記選択放電を、前記補助セルにおいて、前記走査電極と前記データ電極との間で起こすことが好ましい。
また、前記補助セルにおける前記データ電極と前記表示セルにおける前記共通電極との間で対向放電ギャップが形成されている場合の本実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの駆動方法においては、前記選択放電の後、初回の前記維持放電が始まる直前のタイミングで、前記補助セルにおいて前記データ電極と前記走査電極との間で放電を起こすことが好ましい。
図10は実施例1に係るプラズマディスプレイパネル200の構造を示す模式的な平面図、図11は図10のA−A切断端面図、図12はプラズマディスプレイパネル200が遮光された様子を示す平面図である。
図11に示すように、実施例1に係るプラズマディスプレイパネル200(以下、PDP200)は、相互に対向して配置された前面基板210と背面基板220とを備えている。
前面基板210は、例えばガラス或いはその他の透明材料からなる前面絶縁基板211と、前面絶縁基板211の背面側に行方向H(図10)に延在するように配置された共通電極212(図10)及び走査電極213と、これら共通電極212及び走査電極213を被覆する透明誘電体層214と、例えばMgO(酸化マグネシウム)などからなり透明誘電体層214を放電から保護する保護層215と、を備えている。
他方、背面基板220は、例えばガラス或いはその他の透明材料からなる背面絶縁基板221と、背面絶縁基板221の前面側に行方向Hと直交する列方向V(図10)に延在するように配置されたデータ電極(アドレス電極)222と、データ電極222を被覆する白色誘電体層223と、この白色誘電体層223上に形成された隔壁224と、を備えている。
この隔壁224は、鉛含有フリットガラスなどからなり、スクリーン印刷法、サンドブラスト法或いは転写法などにより形成される。このような隔壁224は、横隔壁224Hと縦隔壁224Vとからなり、井桁状に形成されている。この隔壁224により、個々の単位セル240が互いに仕切られている。
ここで、PDP200の各単位セル240は、表示のための維持放電を行う表示セル241と、表示セル241と相互に連通され予備放電及び選択放電を行う補助セル242と、を備えて構成され、表示セル240及び補助セル241からなる放電空間230内には、放電ガスが充填されている。
なお、補助セル242の行方向Hにおける寸法は、例えば、表示セル241の行方向Hにおける寸法よりも小さく設定されている。つまり、表示に寄与しない補助セル242は、PDP200パネル面方向における寸法(実施例1の場合、パネル面方向である行方向H及び列方向Vのうち行方向Hにおける寸法)が表示セル241よりも小さく、これにより、スペースの効率化が図られている。
また、表示セル240の内周、すなわち、隔壁224の壁面及び表示セル240の底面(隔壁224により囲まれた白色誘電体層223上、或いは、隔壁224の底面上)には、蛍光体層225が形成されている。この蛍光体層225は、放電用ガスの放電により発生する紫外線を可視光に変換するものである。
各単位セル240における表示セル241と補助セル242とは、走査電極213及び共通電極212が延在する行方向Hにおいて並んで配置され、隔壁224(特に縦隔壁224V)により互いに仕切られている。
ただし、1つの単位セル240の表示セル241と補助セル242とを仕切る隔壁224(縦隔壁224V)には、これら表示セル241と補助セル242とを相互に連通させる連通部243が形成されている。
この連通部243は、1つの単位セル240の表示セル241と補助セル242との間で荷電粒子のやりとりを行うためのものである。
なお、連通部243は、PDP200の動作に支障がない範囲でなるべく細く形成する方が好ましく、これにより、表示セル240と補助セル241との相互間での発光の漏洩を抑制することができる。すなわち、表示セル240での発光が補助セル241側に漏洩することによる発光の損失を抑制できる一方で、補助セル241での発光が表示セル240側に漏洩することにより不要な発光が視認されてしまうことを抑制できる。
また、連通部243は、走査電極213と共通電極212のうち、1回目の維持放電が行われる方の電極(例えば、共通電極212)に近い位置に配置されていることが好ましく、これにより、スムーズに維持放電を開始させることが可能となる。
更に、隣り合う単位セル240の表示セル241と補助セル242とを仕切る隔壁224(縦隔壁224V)には、これら表示セル241と補助セル242とを相互に連通させる連通部244が形成されている。
この連通部244は、連通部243よりも小さい寸法に形成されており、隣り合う単位セル240の表示セル241と補助セル242との間では、荷電粒子のやりとりはなされないようになっている。
ここで、PDPの製造は、前面基板210と背面基板220とを別個に形成し、これら両基板210、220を相互に貼り合わせた後で、放電空間230内部を一旦排気し、放電空間230内に放電ガスを封入することにより行うが、連通部243、244は、このようなPDP200の製造工程において放電空間230の内部を排気する際の排気性能を高める機能を有する。
前面基板210の共通電極212は、各表示セル240上に張り出した薄膜状の透明電極部212aと、行方向Hに延在し、これら透明電極部212aを相互に電気的に接続するバス電極部212bと、により構成されている。
同様に、前面基板210の走査電極213は、各表示セル240上及び各補助セル241上に張り出した薄膜状の透明電極部213aと、行方向Hに延在し、これら透明電極部213aを相互に電気的に接続するバス電極部213bと、により構成されている。
透明電極部212a、213aは、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、酸化錫(SnO2)などの透明な導電性材料からなる一方で、バス電極部212、b213bは、例えば、Ag(銀)、Al(アルミニウム)あるいはCr(クロム)/Cu(銅)/Cr多層薄膜などの金属材料からなる。
なお、補助セル242上に張り出した透明電極部213aに代えて、金属材料からなる薄膜状の電極部を設けても良い。
このような共通電極212と走査電極213は、それぞれ行方向Hに延在し、列方向Vにおいて交互に配置されている。
また、データ電極222は、例えば、Ag、Al、Cuなどの金属材料からなり、行方向Hにおいて所定間隔に配置され、それぞれ列方向Vに延在している。より具体的には、各データ電極222は、列方向Vに並ぶ補助セル241の下方を通過するように配置されている。つまり、データ電極222は、表示セル240を避けて配置されている。これにより、表示セル240においてはデータ電極222と走査電極213との間で放電が生じないようになっており、選択放電の際に表示セル241にて放電による発光が生じることが防止されている。
ここで、各単位セル240上に張り出した共通電極212及び走査電極213のうち、表示セル241上の共通電極212を共通電極245、表示セル241上の走査電極213を走査電極246、補助セル242上の走査電極213を走査電極247ということとする。
そして、本実施例の場合、表示セル241においては共通電極245と走査電極246との間に面放電ギャップG1が形成されている一方で、補助セル242においては走査電極247とデータ電極222との間に対向放電ギャップG2(図11)が形成されている。
更に、本実施例の場合、表示セル241の共通電極245と補助セル242の走査電極247との間にも面放電ギャップG3が形成されている。
ここで、面放電ギャップG1と面放電ギャップG3とは、相互にほぼ等しい距離(ギャップ)に設定されている。
なお、表示セル241の共通電極245と補助セル242の走査電極247との間において好適に面放電ギャップG3を形成できるように、走査電極247は、図10に示すように、L字状に屈折し、補助セル242側から表示セル242側に向けて張り出した形状とされている。
補助セル242の走査電極247と表示セル241の走査電極246との間には、隔壁224(特に縦隔壁224V)が介在している。
また、PDP200は、後述する表示動作の際に補助セル242での放電により生じる発光がPDP200の前方より視認されないように、例えば図12に示すように、表示セル241を除く領域は、遮光された領域とされている。具体的には、例えば、前面基板210の補助セル242に相当する領域の前面絶縁基板211と透明誘電体層214との間に、遮光性材料からなる遮光層260(図12)を形成している。この遮光層260は、例えば、黒色の無機顔料(例えば酸化鉄)などからなる。また、この遮光層260に代えて、PDP200の表示側に放電ガス発光の波長域を吸収するフィルタ(図示略)を配置してもよい。補助セル242には蛍光体層を形成しないので、補助セル242からの発光は放電ガス発光の波長域のみであり、その発光をフィルタでカットしてしまえば遮光層260を配置するのと同等の効果が得られる。この場合、遮光層260を形成するコストを削減することができる。
次に、以上のように構成されたPDP200の駆動方法について説明する。
図13はPDP200の印加電圧波形を示す図、図14乃至図22はPDP200の単位セル240における一連の放電動作を説明するための平面図である。
PDP200の駆動方法においては、図4及び図5に示した従来の駆動方法と同様に、1フィールドTFをいくつかのサブフィールドTSに分割し、1サブフィールドTSを図13に示した予備放電期間T1、走査期間T2及び維持期間T3の3つの期間から構成する。ここで、図7乃至図9で示した従来の駆動方法においては、奇数行と偶数行で印加する電圧波形を異ならせていたが、PDP200の駆動においては、図4及び図5に示した従来の駆動方法と同様に、走査パルスP8を除いてはどの行でも同じ電圧波形を印加する。
図13においては、各共通電極212、各走査電極213を配置順にそれぞれC1〜Cm、S1〜Sm(mは整数)と示し、各データ電極222を配置順にD1〜Dn(nは整数)と示している。
図13に示すように、予備放電期間T1においては、先ず、直前のサブフィールドTSにおける維持放電により生じた壁電荷を消去するための消去パルスP5を各走査電極S1〜Smに印加する。
その後、各走査電極S1〜Smに対し、プライミングパルスP6と、リセット消去パルスP7と、をこの順に印加する。
プライミングパルスP6及びリセット消去パルスP7を印加することにより、図14に示すように、予備放電が補助セル242で生じる。すなわち、補助セル242の走査電極247とデータ電極222との間の対向放電(対向ギャップG2での放電)が生じる。この予備放電は補助セル242でのみ起き、表示セル241では起きない。なお、補助セル242は上記のように遮光されているため、予備放電による発光は視認されないので、コントラストが向上する。
この予備放電のプライミング効果により、後述する走査期間T2における書込み放電(選択放電)を起こしやすくなる。
その後、図13に示すように、各走査電極S1〜Smに対して順次に走査パルスP8を印加する一方で、各データ電極D1〜Dnのうち書き込み(選択)を行うデータ電極D1〜Dnに対してアドレスパルスP9を印加する。
走査パルスP8が印加された各補助セル242では、アドレスパルスが印加された場合、図15に示すように、走査電極247とデータ電極222との間の対向放電が生じる。ここでの放電は、補助セル242のみで起き、表示セル241では起きない。アドレスパルスが印加されない場合はこの放電は生じない。なお、補助セル242は上記のように遮光されているため、予備放電による発光は視認されないので、より一層コントラストが向上する。
走査パルスP8の印加後は、図16に示すように、書き込みが行われた(アドレスパルスP9が印加された)補助セル242には、走査電極247を覆う保護層215上に正の壁電荷250が蓄積される。ただし、書き込みが行われていない(アドレスパルスP9が印加されていない)補助セル242には壁電荷は蓄積されない。
その後、図13に示すように初回の維持放電パルスP10を共通電極212に印加することにより、蓄積された正の壁電荷250(図16)の重畳電界によって、図17に示すように、補助セル242における走査電極247と表示セル241における共通電極245との間の面放電ギャップG3にて、維持放電パルスP10による1回目の放電(面放電)が生じる。ただし、書き込みが行われず、従って壁電荷250が蓄積されていない単位セル240においては、この放電は生じない。
維持放電パルスP10による1回目の放電の後は、表示セル241にも荷電粒子の一部が流れ込む。これにより、図18に示すように、表示セル241の共通電極245を覆う保護層215上に正の壁電荷250が蓄積される。ただし、書き込みが行われていない単位セル240においては、このような電荷の蓄積は生じない。
その後、図13に示すように、2回目の維持放電パルスP10を共通電極212及び走査電極213に印加することにより、図19に示すように、表示セル241の共通電極245と走査電極246との間の放電ギャップG1、並びに、表示セル241の共通電極245と補助セル242の走査電極247との間の放電ギャップG3において、それぞれ維持放電が生じる。ただし、この維持放電は、書き込みが行われていない単位セル240においては生じない。
2回目の維持放電パルスP10による放電の後は、図20に示すように、表示セル241の共通電極245を覆う保護層215上に負の壁電荷251が形成され、表示セル241及び補助セル242の走査電極246,247を覆う保護層215上にはそれぞれ正の壁電荷250が形成された状態となる。ただし、書き込みが行われていない単位セル240においては、このような電荷の蓄積は生じない。
また、図13に示すように3回目の維持放電パルスP10を共通電極212及び走査電極213に印加することにより、図21に示すように、2回目と同様に、表示セル241の共通電極245と走査電極246との間の放電ギャップG1、並びに、表示セル241の共通電極245と補助セル242の走査電極247との間の放電ギャップG3にて維持放電が生じる(この維持放電も、書き込みが行われていない単位セル240においては生じない)。
以後、同様に、維持放電パルスP10のパルス数に応じた回数の維持放電を繰り返し行って維持放電期間T3を終了する。
その後、図13に示すように予備放電期間T1の最初において維持消去パルスP5が各走査電極S1〜Smに印加されることにより、維持放電が起きた単位セル240では、図22に示すように、形成された壁電荷250,251を消去する放電が起きる(この放電も、書き込みが行われていない単位セル240においては生じない)。
次に、実施例1に係るプラズマ表示装置について説明する。
図23は実施例1に係るプラズマ表示装置300を示す概略的なブロック図である。
図23に示すプラズマ表示装置300は、アナログインタフェース320と、PDPモジュール330とを備えて概略構成されている。
PDPモジュール330は、上記のようなPDP200を備えている。
アナログインタフェース320は、クロマ・デコーダを備えたY/C分離回路321と、A/D変換回路322と、PLL回路を備えた同期信号制御回路323と、画像フォーマット変換回路324と、逆γ(ガンマ)変換回路325と、システム・コントロール回路326と、PLE制御回路327とを備えて構成されている。
アナログインタフェース320は、概略的には、受信したアナログ映像信号をディジタル信号に変換したのち、これをPDPモジュール330に供給する機能を有している。
例えば、テレビチューナーから発信されたアナログ映像信号はY/C分離回路321において輝度信号と色差信号に分解された後、A/D変換回路322においてRGBのディジタル信号に変換される。
その後、PDPモジュール330の画素構成と映像信号の画素構成とが相互に異なる場合には、画像フォーマット変換回路324において、必要な画像フォーマットの変換処理が行われる。
A/D変換回路322において、映像信号のA/D(アナログ/ディジタル)変換を行ったのち、逆γ変換回路325において、映像信号に対して逆γ変換を施して、線形特性に復元されたディジタル映像信号を生成する。このようにして生成されたディジタル映像信号は、RGB映像信号として、PDPモジュール330に出力される。
同期信号制御回路323に内蔵されているPLL(位相同期ループ)回路は、アナログ映像信号と同時に供給される水平同期信号を基準として、サンプリングクロック信号およびデータクロック信号を生成して、PDPモジュール330に出力する。
アナログインタフェース320のPLE制御回路327は、PDPの輝度制御を行う。具体的には、平均輝度レベルが所定値以下である場合には表示輝度を上昇させ、平均輝度レベルが所定値を超える場合には、表示輝度を低下させるように制御する。
システム・コントロール回路326は、PDPモジュール330に対して、各種制御信号を出力する。
PDPモジュール330は、ディジタル信号処理・制御回路331と、パネル部332と、DC/DCコンバータを内蔵するモジュール内電源回路333とから構成されている。ディジタル信号処理・制御回路331は、入力インタフェース信号処理回路334と、フレームメモリ335と、メモリ制御回路336と、ドライバ制御回路337とを含んでいる。
入力インタフェース信号処理回路334は、システム・コントロール回路326から発信される各種制御信号、逆γ変換回路325から発信されるRGB映像信号、同期信号制御回路323から発信される同期信号、PLL回路から発信されるデータクロック信号を受信する。
入力インタフェース信号処理回路334に入力された映像信号の平均輝度レベルは、入力インタフェース信号処理回路334内の入力信号平均輝度レベル演算回路(図示略)によって計算されて、例えば5ビットデータとして出力される。また、PLE制御回路327は、平均輝度レベルに応じてPLE制御データを設定して、入力インタフェース信号処理回路334内の輝度レベル制御回路(図示略)に供給する。
ディジタル信号処理・制御回路331では、入力インタフェース信号処理回路334において、これらの各種信号の処理を行ったのち、制御信号をパネル部332に送信する。これと同時に、メモリ制御回路336はメモリ制御信号を、ドライバ制御回路337はドライバ制御信号を、それぞれパネル部332に送信する。
パネル部332は、PDP200と、PDP200の走査電極を駆動する走査ドライバ338と、PDP200のデータ電極を駆動するデータドライバ339と、PDP200および走査ドライバ338にパルス電圧を供給する高圧パルス回路340と、高圧パルス回路340からの余剰電力を回収する電力回収回路341とを備えて構成されている。
PDP200は、例えば1365個×768個に配列された画素を有するものとして構成されている。PDP200においては、走査ドライバ338が走査電極を制御し、データドライバ339がデータ電極(アドレス電極)を制御することによって、これらの画素のうちの所定の画素の点灯または非点灯が制御されて、所望の画像表示が行われる。
以上のような実施例1によれば、PDP200は、走査電極213と、共通電極212と、データ電極222と、を備え、各単位セル240は、表示のための維持放電を行う表示セル241と、表示セル241と相互に連通され予備放電及び選択放電を行う補助セル242と、を備え、選択放電の際に表示セル241では放電による発光が生じないように構成されている。すなわち、予備放電を補助セル241で行うとともに、選択放電の際に表示セル241にて発光が生じないので、黒表示される単位セル240における黒輝度を低減し、PDP200のコントラストを向上させることができる。
また、補助セル242では維持放電を行なわないので誘電体層214を覆う保護層215(例えば、MgOからなる)の劣化を低減することができる。よって、保護層215の劣化に起因して書込み(選択放電)がし難くなるという問題を解消できる。
また、各単位セル240における表示セル241と補助セル242とは、走査電極213及び共通電極212が延在する方向において並んで配置されているので、補助セル242における放電ギャップG3と表示セル241における放電ギャップG1との位置を近づけたレイアウトとすることができ、補助セル242から表示セル241への荷電粒子の移動を好適に行うことが可能となる。
また、表示セル241においてはデータ電極222と走査電極246との間で放電が生じないように、データ電極222は、表示セル241を避けた配置とされているので、表示セル241内における走査電極246とデータ電極222との間では予備放電が起きないようにできるので、黒輝度を低減し、コントラストを向上することができる。また、走査電極213及び共通電極212に印加する電圧波形を(選択期間T2を除いては)奇数行と偶数行で共通の波形とすることができるので、駆動回路を簡略化し、コストを低下させることができる。また、表示セル241においてはデータ電極222と走査電極246との間で放電が生じないので、データ電極222を陰極とする放電が起きるときのイオン衝撃により表示セル241内の蛍光体層225が劣化することがないようにできる結果として、PDP200の長寿命化が図れる。
また、1つの単位セル240と対応する走査電極213において、表示セル241と対応する走査電極(第1部分)246と、補助セル242と対応する走査電極(第2部分)247との間には、隔壁224(特に、縦隔壁224V)が介在しているので、走査電極246(表示セル241側)と走査電極247(補助セル242側)とで相互に独立に放電を生じさせることができ、好適にPDP200を駆動させることが可能となる。
また、補助セル242における走査電極247と表示セル241における共通電極245との間で面放電ギャップG3が形成され、走査電極247が表示セル241側に張り出した状態に形成されているので、補助セル242から表示セル241への荷電粒子の移動を好適に行うことが可能となる。
更に、後述する実施例2においては補助セル242でも維持放電が生じ、この維持放電による発光は遮光されて表示に寄与しないため無駄となるという問題があるが、上記の実施例1では、補助セル242では維持放電が生じないので、このような無駄を解消することができるという効果も得られる。
図24は実施例2に係るPDP400の拡大平面図である。
実施例2に係るPDP400は、以下に説明する点でのみ上記の実施例1に係るPDP200と相違し、その他の点では上記の実施例1に係るPDP200と同様に構成されているため、実施例2に係るPDP400の構成要素のうち、上記の実施例1に係るPDP200におけるのと同様の構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図24に示すように、実施例2に係るPDP400は、補助セル242側の電極の構造が上記の実施例1に係るPDP200と相違する点の他は、PDP200と同様に構成されている。
図24に示すように、実施例2に係るPDP400の場合、前面基板210の共通電極212の透明電極部212aは、各補助セル242上にも張り出している。なお、補助セル242上に張り出した透明電極部213aに代えて、金属材料からなる薄膜状の電極部を設けても良い。このように共通電極212において補助セル242上に張り出した部分を、以下では共通電極248という。
この共通電極248は、図24に示すようにL字状に形成され、表示セル241側に張り出している。
また、実施例2に係るPDP400の場合、補助セル242上の走査電極247は、図24に示すように表示セル241側には張り出しておらず、該走査電極247と共通電極248との間には面放電ギャップG4が形成されている。
以上のように構成されたPDP400を駆動するための印加電圧波形は、上記の実施例1の場合(図13)と同様である。
図25乃至図33はPDP400の単位セル240における一連の放電動作を説明するための平面図である。
以下、図13と図25乃至図33を参照して、PDP400の動作を説明する。
図13に示すように、予備放電期間T1においては、先ず、直前のサブフィールドTSにおける維持放電により生じた壁電荷を消去するための消去パルスP5を各走査電極S1〜Smに印加する。
その後、各走査電極S1〜Smに対し、プライミングパルスP6と、リセット消去パルスP7と、をこの順に印加する。
プライミングパルスP6及びリセット消去パルスP7を印加することにより、図25に示すように、予備放電が補助セル242で生じる。すなわち、補助セル242の走査電極247とデータ電極222との間の対向放電(対向ギャップG2での放電)が生じる。この予備放電は補助セル242でのみ起き、表示セル241では起きない。つまり、補助セル242は上記のように遮光されているため、予備放電による発光は視認されないので、コントラストが向上する。
この予備放電のプライミング効果により、後述する走査期間T2における書込み放電を起こしやすくなる。
その後、図13に示すように、各走査電極S1〜Smに対して順次に走査パルスP8を印加する一方で、各データ電極D1〜Dnのうち書き込みを行うデータ電極D1〜Dnに対してアドレスパルスP9を印加する。
走査パルスP8が印加された各補助セル242では、アドレスパルスが印加された場合、図26に示すように、走査電極247とデータ電極222との間の対向放電が生じる。ここでの放電は、補助セル242のみで起き、表示セル241では起きない。アドレスパルスが印加されない場合はこの放電は生じない。なお、補助セル242は上記のように遮光されているため、予備放電による発光は視認されないので、より一層コントラストが向上する。
走査パルスP8の印加後は、図27に示すように、書き込みが行われた(アドレスパルスP9が印加された)補助セル242には、走査電極247を覆う保護層215上に正の壁電荷250が蓄積される。ただし、書き込みが行われていない(アドレスパルスP9が印加されていない)補助セル242には壁電荷は蓄積されない。
その後、図13に示すように初回の維持放電パルスP10を共通電極212に印加することにより、蓄積された正の壁電荷250(図27)の重畳電界によって、図28に示すように、補助セル242における走査電極247と共通電極248との間の面放電ギャップG4にて、維持放電パルスP10による1回目の放電(面放電)が生じる。ただし、書き込みが行われず、従って壁電荷250が蓄積されていない単位セル240においては、この放電は生じない。
維持放電パルスP10による1回目の放電の後は、表示セル241にも荷電粒子の一部が流れ込む。これにより、図29に示すように、表示セル241の共通電極245を覆う保護層215上、並びに、補助セル242の共通電極248を覆う保護層215上にそれぞれ正の壁電荷250が蓄積される。ただし、書き込みが行われていない単位セル240においては、このような電荷の蓄積は生じない。
その後、図13に示すように、2回目の維持放電パルスP10を共通電極212及び走査電極213に印加することにより、図30に示すように、表示セル241の共通電極245と走査電極246との間の放電ギャップG1、並びに、補助セル242の共通電極248と走査電極247との間の放電ギャップG4において、それぞれ維持放電が生じる。ただし、この維持放電は、書き込みが行われていない単位セル240においては生じない。
2回目の維持放電パルスP10による放電の後は、図31に示すように、表示セル241及び補助セル242の共通電極245、248を覆う保護層215上にはそれぞれ負の壁電荷251が形成され、表示セル241及び補助セル242の走査電極246,247を覆う保護層215上にはそれぞれ正の壁電荷250が形成された状態となる。ただし、書き込みが行われていない単位セル240においては、このような電荷の蓄積は生じない。
また、図13に示すように3回目の維持放電パルスP10を共通電極212及び走査電極213に印加することにより、図32に示すように、2回目と同様に、表示セル241の共通電極245と走査電極246との間の放電ギャップG1、並びに、補助セル242の共通電極248と走査電極247との間の放電ギャップG4にて維持放電が生じる(この維持放電も、書き込みが行われていない単位セル240においては生じない)。
以後、同様に、維持放電パルスP10のパルス数に応じた回数の維持放電を繰り返し行って維持放電期間T3を終了する。
その後、図13に示すように予備放電期間T1の最初において維持消去パルスP5が各走査電極S1〜Smに印加されることにより、維持放電が起きた単位セル240では、図33に示すように、形成された壁電荷250,251を消去する放電が起きる(この放電も、書き込みが行われていない単位セル240においては生じない)。
なお、実施例2に係るプラズマ表示装置は、PDP200に代えてPDP400を備える点でのみ図23に示したプラズマ表示装置300と相違し、その他の点では、プラズマ表示装置300と同様に構成されている。
以上のような実施例2によれば、上記の実施例1と同様の効果が得られる。
また、補助セル242において、走査電極247と共通電極248の間で面放電ギャップG4が形成され、共通電極248が表示セル241側に張り出した状態に形成されているので、補助セル242から表示セル241への荷電粒子の移動を好適に行うことが可能となる。
ただし、実施例2では、補助セル242でも(放電ギャップG4にて)維持放電が起きるため、「補助セル242では維持放電が生じないので、表示に寄与しない無駄な発光を解消することができる」という上記の実施例1による効果は得られない。
図34は実施例3に係るPDP500の拡大平面図である。
実施例3に係るPDP500は、以下に説明する点でのみ上記の実施例1に係るPDP200と相違し、その他の点では上記の実施例1に係るPDP200と同様に構成されているため、実施例3に係るPDP500の構成要素のうち、上記の実施例1に係るPDP200におけるのと同様の構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図34に示すように、実施例3に係るPDP500は、補助セル242側の電極の構造と、データ電極222の構造が上記の実施例1に係るPDP200と相違する点の他は、PDP200と同様に構成されている。
図34に示すように、実施例3に係るPDP500の場合、補助セル242上の走査電極247は表示セル241側には張り出していない。
また、実施例3に係るPDP500の場合、背面基板220のデータ電極222は、表示セル241側に張り出している。データ電極222において表示セル241側に張り出した部分を、以下ではデータ電極249という。
このデータ電極249は、例えば、一部が共通電極245と重なる程度に張り出しており、これら共通電極245とデータ電極249との間には対向放電ギャップG5が形成されている。
ただし、データ電極249は、走査電極246とは重ならないように配置されている。
図35は、以上のように構成されたPDP500を駆動するための印加電圧波形を示す図である。図35に示す印加電圧波形は、維持放電パルスP10の直前に予備維持放電パルスP10aを追加で備える点でのみ、図13に示す印加電圧波形と相違し、その他の点では図13の印加電圧波形と同様である。
また、図36乃至図46はPDP500の単位セル240における一連の放電動作を説明するための平面図である。
以下、図35乃至図46を参照して、PDP400の動作を説明する。
図35に示すように、予備放電期間T1においては、先ず、直前のサブフィールドTSにおける維持放電により生じた壁電荷を消去するための消去パルスP5を各走査電極S1〜Smに印加する。
その後、各走査電極S1〜Smに対し、プライミングパルスP6と、リセット消去パルスP7と、をこの順に印加する。
プライミングパルスP6及びリセット消去パルスP7を印加することにより、図36に示すように、予備放電が補助セル242で生じる。すなわち、補助セル242の走査電極247とデータ電極222との間の対向放電(対向ギャップG2での放電)が生じる。この予備放電は補助セル242でのみ起き、表示セル241では起きない。つまり、補助セル242は上記のように遮光されているため、予備放電による発光は視認されないので、コントラストが向上する。
この予備放電のプライミング効果により、後述する走査期間T2における書込み放電を起こしやすくなる。
その後、図35に示すように、各走査電極S1〜Smに対して順次に走査パルスP8を印加する一方で、各データ電極D1〜Dnのうち書き込みを行うデータ電極D1〜Dnに対してアドレスパルスP9を印加する。
走査パルスP8が印加された各補助セル242では、アドレスパルスが印加された場合、図37に示すように、走査電極247とデータ電極222との間の対向放電が生じる。ここでの放電は、補助セル242のみで起き、表示セル241では起きない。アドレスパルスが印加されない場合はこの放電は生じない。なお、補助セル242は上記のように遮光されているため、予備放電による発光は視認されないので、より一層コントラストが向上する。
走査パルスP8の印加後は、図38に示すように、書き込みが行われた(アドレスパルスP9が印加された)補助セル242には、走査電極247を覆う保護層215上には正の壁電荷250が蓄積される一方で、データ電極222を覆う白色誘電体層223或いは隔壁224上には負の壁電荷251が蓄積される。ただし、書き込みが行われていない(アドレスパルスP9が印加されていない)補助セル242においては、このような壁電荷の蓄積は起こらない。
その後、図35に示すように予備維持放電パルスP10aを各走査電極S1〜Smに印加することにより、書き込みが行われた(アドレスパルスP9が印加された)補助セル242において、図39に示すように、走査電極247とデータ電極222との間の対向放電が生じる。ただし、書き込みが行われていない(アドレスパルスP9が印加されていない)補助セル242においては、ここでの放電は起こらない。
予備維持放電パルスP10aの印加による放電が起きた単位セル240では、図40に示すように、データ電極222を覆う部分の表面上に正の壁電荷250が形成される。すなわち、補助セル242において、データ電極222を覆う白色誘電体層223或いは隔壁224上に壁電荷250が形成される他、表示セル241側に張り出したデータ電極249を覆う部分の表面上(蛍光体層225上、並びに、白色誘電体層223或いは隔壁224上)にも壁電荷250が形成される。
その後、初回の維持放電パルスP10を共通電極212に印加することにより、蓄積された正の壁電荷250(図40)の重畳電界によって、図41に示すように、表示セル241における共通電極245と表示セル241側に張り出したデータ電極249との間の面放電ギャップG5にて、維持放電パルスP10による1回目の放電(対向放電)が生じる。ただし、書き込みが行われず、従って壁電荷250が蓄積されていない単位セル240においては、この放電は生じない。
維持放電パルスP10による1回目の放電の後は、図42に示すように、表示セル241の共通電極245を覆う保護層215上、並びに、補助セル242のデータ電極222を覆う白色誘電体層223或いは隔壁224上にそれぞれ正の壁電荷250が蓄積される一方で、表示セル241側に張り出したデータ電極249を覆う部分の表面上(蛍光体層225上、並びに、白色誘電体層223或いは隔壁224上)、並びに、補助セル242の走査電極247を覆う保護層215上に負の壁電荷251が形成された状態となる。ただし、書き込みが行われていない単位セル240においては、このような電荷の蓄積は生じない。
その後、図35に示すように、2回目の維持放電パルスP10を共通電極212及び走査電極213に印加することにより、図43に示すように、表示セル241の共通電極245と走査電極246との間の放電ギャップG1、並びに、補助セル242の走査電極247とデータ電極222との間の放電ギャップG2において、それぞれ放電が生じる。ただし、この放電は、書き込みが行われていない単位セル240においては生じない。
2回目の維持放電パルスP10による放電の後は、図44に示すように、表示セル241の共通電極245を覆う保護層215上、並びに、補助セル242のデータ電極222を覆う白色誘電体層223或いは隔壁224上にそれぞれ負の壁電荷251が蓄積される一方で、表示セル241の走査電極246を覆う保護層215上、並びに、補助セル242の走査電極247を覆う保護層215上にそれぞれ正の壁電荷250が形成された状態となる。ただし、書き込みが行われていない単位セル240においては、このような電荷の蓄積は生じない。
また、図35に示すように3回目以降の維持放電パルスP10を共通電極212及び走査電極213に印加することにより、図45に示すように、表示セル241でのみ維持放電が起きる。すなわち、表示セル241の共通電極245と走査電極246との間の放電ギャップG1でのみ維持放電が生じる(この維持放電も、書き込みが行われていない単位セル240においては生じない)。このため、上記の実施例1,2と比較して、補助セル242では無駄な放電が生じないという利点がある。
維持放電パルスP10のパルス数に応じた回数の維持放電を繰り返し行って維持放電期間T3を終了した後は、図35に示すように予備放電期間T1の最初において維持消去パルスP5が各走査電極S1〜Smに印加されることにより、維持放電が起きた単位セル240では、図46に示すように、形成された壁電荷250,251を消去する放電が表示セル241でのみ起きる(この放電も、書き込みが行われていない単位セル240においては生じない)。
なお、実施例3に係るプラズマ表示装置は、PDP200に代えてPDP500を備える点でのみ図23に示したプラズマ表示装置300と相違し、その他の点では、プラズマ表示装置300と同様に構成されている。
以上のような実施例3によれば、上記の実施例1と同様の効果が得られる。
また、補助セル242におけるデータ電極249と表示セル241における共通電極245との間で対向放電ギャップG5が形成され、補助セル242におけるデータ電極249が表示セル241側に向けて張り出した状態に形成されているので、補助セル242から表示セル241への荷電粒子の移動を好適に行うことが可能となる。
また、上記の実施例1では、維持放電が補助セル242の走査電極247と表示セル241の共通電極245との間でも生じており、この放電による発光の一部は遮光されて表示に寄与せず無駄となっていたのに対し、実施例3では、維持放電は完全に表示セル241でのみ生じることとなり、より一層無駄を低減することができる。
なお、上記の実施例3では、補助セル242におけるデータ電極249が表示セル241側に向けて張り出した状態に形成されている例を説明したが、表示セル241における共通電極245が補助セル242側に張り出した状態に形成されていても良い。或いは、補助セル242におけるデータ電極249と表示セル241における共通電極245とがそれぞれ互いの側に張り出した状態に形成されていても良い。何れの場合にも、補助セル242から表示セル241への荷電粒子の移動を好適に行うことが可能である。
上記の実施例1乃至3では、各単位セル240が行方向H及び列方向Vにマトリックス状に配列されている例を説明したが、実施例4では、補助セル242の寸法を列方向Vにおいても表示セル241よりも小さく設定し、隣設された単位セル240における表示セル241の一部分ずつが行方向H(走査電極213及び共通電極212が延在する方向)において重複するように、各単位セル240が配置されている例について説明する。
図47は実施例4に係るPDP600を示す平面図である。
実施例4に係るPDP600は、以下に説明する点でのみ上記の実施例1乃至3に係るPDP200、400、500と相違し、その他の点では上記の実施例1乃至3に係るPDP200、400、500と同様に構成されているため、実施例4に係るPDP600の構成要素のうち、上記の実施例1乃至3に係るPDP200、400、500におけるのと同様の構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図47に示すように、実施例4の場合、補助セル242の寸法が列方向Vにおいても表示セル241よりも小さく設定されている。
そして、隣設された単位セル240における表示セル241の一部分ずつが行方向Hにおいて重複するように、各単位セル240が配置されている。
これにより、単位セル240の配置密度が上記の実施例1乃至3よりも高められている。
次に、実施例4の場合の具体的な単位セル240の構造の例について説明する。
図48乃至図50は、それぞれ実施例4の場合の具体的な単位セル240の構造を示す平面図である。
このうち図48に示す単位セル240は、(1)補助セル242の寸法が列方向Vにおいても表示セル241よりも小さく設定されている点と、(2)共通電極212のバス電極212bが単位セル240の外周に沿うように屈曲した経路に設定されている点と、(3)走査電極213のバス電極213bが単位セル240の外周に沿うように屈曲した経路に設定されている点と、(4)バス電極213bの変更に合わせて走査電極247の寸法が小さくなっている点でのみ上記の実施例1の場合の単位セル240と相違する。図48に示す単位セル240のその他の構造や、機能・動作は上記の実施例1の場合と同様である。
また、図49に示す単位セル240は、(1)補助セル242の寸法が列方向Vにおいても表示セル241よりも小さく設定されている点と、(2)共通電極212のバス電極212bが単位セル240の外周に沿うように屈曲した経路に設定されている点と、(3)バス電極212bの変更に合わせて共通電極248の寸法が小さくなっている点と、(4)走査電極213のバス電極213bが単位セル240の外周に沿うように屈曲した経路に設定されている点と、(5)バス電極213bの変更に合わせて走査電極247の寸法が小さくなっている点でのみ上記の実施例2の場合の単位セル240と相違する。図49に示す単位セル240のその他の構造や、機能・動作は上記の実施例2の場合と同様である。
また、図50に示す単位セル240は、(1)補助セル242の寸法が列方向Vにおいても表示セル241よりも小さく設定されている点と、(2)共通電極212のバス電極212bが単位セル240の外周に沿うように屈曲した経路に設定されている点と、(3)走査電極213のバス電極213bが単位セル240の外周に沿うように屈曲した経路に設定されている点と、(4)バス電極213bの変更に合わせて走査電極247の寸法が小さくなっている点でのみ上記の実施例3の場合の単位セル240と相違する。図50に示す単位セル240のその他の構造や、機能・動作は上記の実施例3の場合と同様である。
図51は実施例4の場合の走査電極213、共通電極212及びデータ電極222の配置を示す平面図である。
図51に示すように、実施例4の場合、各走査電極213及び各共通電極212は、例えば、それぞれ単位セル240の外周に沿うように、屈曲した配置とされている。
各データ電極222は、例えば、上記の実施例1乃至3と同様に直線状に形成され、列方向Vに並ぶ補助セル241の下方を通過するように配置されている。
ここで、実施例4の場合、1つの行に配列された単位セル240と、その隣の行に配列された単位セル240とは、図51の上下方向において相互に反転した配置とされている。
図52は実施例4に係るPDP600が遮光された様子を示す平面図である。
図52に示すように、実施例4の場合も、表示セル241を除く領域は、実施例1乃至3と同様に、例えば、遮光層260が形成されることなどにより遮光された領域とされている。
なお、実施例4に係るプラズマ表示装置は、PDP200に代えてPDP600を備える点でのみ図23に示したプラズマ表示装置300と相違し、その他の点では、プラズマ表示装置300と同様に構成されている。
以上のような実施例4によれば、各単位セル240における表示セル241と補助セル242とは、走査電極213及び共通電極212が延在する方向(行方向H)において並んで配置され、PDP600のパネル面方向における補助セル242の寸法を表示セル241よりも小さく設定し、隣設する単位セル240における表示セル241の一部分ずつが行方向Hにおいて重複するように、各単位セル240が配置されているので、無駄なスペースを極力減らしたレイアウトとすることができ、単位セル240の配置密度を高めることができる。
<実施例4の変形例>
図53は実施例4の変形例に係るPDP600aにおける電極の配置を示す平面図である。
図53に示すように、PDP600aは、(1)走査電極213のバス電極213bが、行方向Hにおいて直線状に形成された本体部601と、この本体部601から列方向Vに伸びるように形成され、補助セル242上の走査電極247を本体部601に接続する接続部602と、からなる点と、(2)共通電極212のバス電極212bが直線状に形成されている点で、上記の実施例4に係るPDP600と相違する。
実施例4の変形例によれば、接続部602を新たに形成する必要が生じるものの、バス電極213b(本体部601)及びバス電極212bを直線状に形成すればよい為、これら電極213b、212bの形成が容易になるという利点がある。
図54は実施例5に係るPDP700の構造を示す側面切断端面図である。
実施例5に係るPDP700は、表示セル241が補助セル242よりも深く形成されている点でのみ上記の実施例1乃至4に係るPDP200,400、500、600と相違し、その他の点では上記の実施例1乃至4に係るPDP200,400、500、600と同様に構成されている。実施例5に係るPDP700の構成要素のうち、上記の実施例1に係るPDP200におけるのと同様の構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図54に示すように、PDP700においては、表示セル241が補助セル242よりも深く形成されている。
具体的には、例えば、表示セル241の形成領域における白色誘電体層223に凹部223aを形成することにより、表示セル241を補助セル242よりも深く形成することができる。或いは、補助セル242の形成領域の底部上(白色誘電体層223a上或いは隔壁224の底部上)嵩上げ層(図示略)を形成したり、補助セル242の形成領域の透明誘電体層214を厚く形成することによっても、表示セル241を補助セル242よりも深く形成することができる。或いは、隔壁224をサンドブラスト法により形成する場合に表示セル241の形成領域に形成する凹部の深さを補助セル242の形成領域に形成する凹部よりも深くすることによっても、表示セル241を補助セル242よりも深く形成することができる。さらには、これらの方法のうちの複数を組み合わせても良い。
以上のような実施例5によれば、表示セル241が補助セル242よりも深く形成されているので、表示に寄与する放電面積を広く確保することができる。また、補助セル242が浅いので、放電開始電圧を低減したり、書き込み(選択放電)の高速化を図ることができる。
以上の実施例1〜5では図13に駆動波形を示す書込み選択方式の駆動方法を採用したが、もちろん選択消去方式でも駆動させることができる。選択消去方式では図1に示すような従来構造では非点灯セルで消去放電が起きるために黒輝度が上昇し、コントラストが上昇するという問題があったが、本発明では補助セルでのみ選択放電が起きるため、このような問題点を回避することができる。
従来の一般的なプラズマディスプレイパネルを示す分解斜視図である。 図1のプラズマディスプレイパネルの電極の配置を示す平面図である。 図1のプラズマディスプレイパネルの電極の配置を拡大した平面図である。 図1のプラズマディスプレイパネルの駆動時に用いられる印加電圧波形を示す図である。 図1のプラズマディスプレイパネルのサブフィールド駆動を説明するための図である。 単位セルが表示セルと補助セルからなる従来のプラズマディスプレイパネルを示す平面図である。 図6のプラズマディスプレイパネルの予備放電期間における印加電圧波形を示す図である。 図6のプラズマディスプレイパネルの走査期間における印加電圧波形を示す図である。 図6のプラズマディスプレイパネルの維持期間における印加電圧波形を示す図である。 実施例1に係るプラズマディスプレイパネルを示す平面図である。 図10のA−A切断端面図である。 図10のプラズマディスプレイパネルが遮光された様子を示す平面図である。 図10のプラズマディスプレイパネルの印加電圧波形を示す図である。 図10のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図10のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図10のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図10のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図10のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図10のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図10のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図10のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図10のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 実施例1に係るプラズマ表示装置を示すブロック図である。 実施例2に係るプラズマディスプレイパネルにおける単位セルを示す平面図である。 図24のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図24のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図24のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図24のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図24のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図24のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図24のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図24のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図24のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 実施例3に係るプラズマディスプレイパネルにおける単位セルを示す平面図である。 図34のプラズマディスプレイパネルの印加電圧波形を示す図である。 図34のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図34のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図34のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図34のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図34のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図34のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図34のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図34のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図34のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図34のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 図34のプラズマディスプレイパネルの単位セルにおける一連の放電動作を説明するための平面図である。 実施例4に係るプラズマディスプレイパネルを示す平面図である。 図47のプラズマディスプレイパネルにおける単位セルの第1の例を示す平面図である。 図47のプラズマディスプレイパネルにおける単位セルの第2の例を示す平面図である。 図47のプラズマディスプレイパネルにおける単位セルの第3の例を示す平面図である。 図47のプラズマディスプレイパネルにおける電極の配置を示す平面図である。 図47のプラズマディスプレイパネルが遮光された様子を示す平面図である。 実施例4に係るプラズマディスプレイパネルの変形例を示す平面図である。 実施例5に係るプラズマディスプレイパネルを示す側面切断端面図である。
符号の説明
200 プラズマディスプレイパネル
212 共通電極
213 走査電極
246 走査電極(第1部分)
247 走査電極(第2部分)
222 データ電極
224 隔壁
240 単位セル
241 表示セル
242 補助セル
G1 面放電ギャップ(放電ギャップ)
G2 対向放電ギャップ(放電ギャップ)
G3 面放電ギャップ
300 プラズマ表示装置
400 プラズマディスプレイパネル
G4 面放電ギャップ
500 プラズマディスプレイパネル
G5 対向放電ギャップ
600 プラズマディスプレイパネル
600a プラズマディスプレイパネル
700 プラズマディスプレイパネル

Claims (19)

  1. 走査電極と、共通電極と、データ電極と、を備えるプラズマディスプレイパネルにおいて、
    各単位セルは、表示のための維持放電を行う表示セルと、前記表示セルと相互に連通され予備放電及び選択放電を行う補助セルと、を備え、前記選択放電の際に前記表示セルでは放電による発光が生じないように構成されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 前記表示セルにおいては前記走査電極と前記共通電極との間で放電ギャップが形成され、前記補助セルにおいては前記走査電極と前記データ電極との間で放電ギャップが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 各単位セルにおける前記表示セルと前記補助セルとは、前記走査電極及び前記共通電極が延在する方向において並んで配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマディスプレイパネル。
  4. 前記表示セルにおいては前記データ電極と前記走査電極との間で放電が生じないように、前記データ電極は、前記表示セルを避けた配置とされていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  5. 1つの単位セルと対応する前記走査電極において、前記表示セルと対応する第1部分と、前記補助セルと対応する第2部分との間には、隔壁が介在していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  6. 前記補助セルでの放電による発光が当該プラズマディスプレイパネルの前方より視認されない構成とされていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  7. 前記補助セルにおける前記走査電極と前記表示セルにおける前記共通電極との間で面放電ギャップが形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  8. 前記補助セルにおける前記走査電極が前記表示セル側に張り出した状態に形成されていることを特徴とする請求項7に記載のプラズマディスプレイパネル。
  9. 前記補助セルにおいて、前記走査電極と前記共通電極の間で面放電ギャップが形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  10. 前記補助セルにおける前記共通電極が前記表示セル側に張り出した状態に形成されていることを特徴とする請求項9に記載のプラズマディスプレイパネル。
  11. 前記補助セルにおける前記データ電極と前記表示セルにおける前記共通電極との間で対向放電ギャップが形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  12. 前記補助セルにおける前記データ電極と、前記表示セルにおける前記共通電極とのうちの少なくとも何れか一方が、互いの側に向けて張り出した状態に形成されていることを特徴とする請求項11に記載のプラズマディスプレイパネル。
  13. 前記補助セルは、当該プラズマディスプレイパネルのパネル面方向における寸法が前記表示セルよりも小さいことを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  14. 前記補助セルは、当該プラズマディスプレイパネルのパネル面方向における寸法が前記表示セルよりも小さく、
    隣設する単位セルにおける前記表示セルの一部分が前記走査電極及び前記共通電極が延在する方向において重複するように、各単位セルが配置されていることを特徴とする請求項3に記載のプラズマディスプレイパネル。
  15. 前記表示セルは前記補助セルよりも深く形成されていることを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  16. 請求項1乃至15の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネルと、このプラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路と、を備えることを特徴とするプラズマ表示装置。
  17. 請求項1乃至16の何れか一項に記載のプラズマディスプレイパネルを駆動させる方法であって、前記予備放電を、前記補助セルにおいて、前記走査電極と前記データ電極の間で起こすことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  18. 前記選択放電を、前記補助セルにおいて、前記走査電極と前記データ電極との間で起こすことを特徴とする請求項17に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  19. 請求項11又は12に記載のプラズマディスプレイパネルを駆動させる方法であって、前記選択放電の後、初回の前記維持放電が始まる直前のタイミングで、前記補助セルにおいて前記データ電極と前記走査電極との間で放電を起こすことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。

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