JP4402707B2 - 磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具 - Google Patents

磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具 Download PDF

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Description

この発明は、磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具に関するものである。
磁気共鳴画像診断装置には、超電導マグネットを有する磁場発生装置が使用される。この超電導マグネットは、筒状に構成され、その内部空間に静磁場を発生する。この静磁場内に被検体が配置され、被検体の画像診断が行なわれる。
静磁場には、磁場強度が高く、かつ内部空間で均一な磁場強度を有し、しかも時間的に安定度の高い磁場が要求される。超電導マグネットは、このような静磁場を発生するのに、使用される。具体的には、磁気共鳴画像診断装置に使用される超電導マグネットには、磁場の中心付近の磁場空間で、例えば3ppm以下の極めて均一な磁場強度を有する磁場を発生することが要求され、この要求に対応して、超電導マグネットには、高い精度の設計がなされる。しかし、実際には、超電導マグネットの製造過程における製作寸法誤差、および超電導マグネットを設置した場所の周辺に存在する磁性体の影響などにより、磁場空間における磁場の均一性が低下する。
このため、超電導マグネットには、磁場強度の微細な調整を行なう磁場調整装置が付加される。この磁場調整装置は、例えば高透磁率の磁性材料からなる磁性体シムを用いる。この磁性体シムは、超電導マグネットが発生した静磁場の磁場強度の乱れを補正するものであり、磁場強度の分布評価に基づいて配置調整され、磁場強度の分布評価に基づいて指定された指定体積を持ち、また、その分布評価に基づいて指定された指定位置に配置される。この磁性体シムの磁化により発生する磁場を用いて、超電導マグネットで発生された静磁場の乱れを補正し、高い均一磁場を得る。この磁性体シムについて、下記特許文献1、2、3が知られている。
特許文献1の図1、図2には、磁性体シムを保持するホルダの両側に、板ばねを介して一対の突起部を形成し、この突起部を使用して、ホルダを保持部材の所定位置に配置する磁場強度補正装置が開示されている。また、特許文献2の図2には、一対の溝形部材の間にスライド板を設け、このスライド板の上に磁性体シムを配置して、磁性体シムの取付位置を自由に設定できるようにした磁石装置が開示されている。さらに、特許文献3には、長さ、厚さおよび幅が等しい複数の板状磁性体に穴を形成して、所望の磁場補正成分を出力する磁場補正装置が開示されている。
特開昭63−122441号公報、とくに第1図、第2図とその説明 特開平5−220127号公報、とくに図2とその説明 特開平5−329128号公報
特許文献1、2は、磁性体シムの取付位置を設定するものであり、特許文献3は、磁性体シムの磁場補正成分を調整するものである。一般に超電導マグネットが励磁されて静磁場を発生した状態では、磁性体シムには、強力な電磁力が作用するので、安全に、磁性体シムの配置調整をすることができない。したがって、特許文献1、2による磁性体シムの位置調整、および特許文献3による磁性体量の調整は、超電導マグネットを一旦消磁した状態で行ない、その後に超電導マグネットを再度励磁して、磁場強度を確認する必要がある。しかし、超電導マグネットの消磁と励磁には、それぞれ長時間、例えば約1時間の時間が必要であり、一度消磁して再励磁するには、2時間以上の時間が必要となる。併せて、超電導マグネットの消磁と励磁には、常伝導体である電流リードに大電流を流す必要があり、この大電流によって、超電導マグネットの内部にジュール熱が発生し、このジュール熱により、液体ヘリウムが蒸発し減少する問題もある。
この発明は、超電導マグネットが磁場を発生した状態で、磁性体シムを外部に引出し、挿入することができる磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具を提案するものである
この発明による磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具は、筒状に構成されその内部空間に磁場を発生する超電導マグネット、および前記内部空間に配置され前記磁場の磁場強度を調整する磁性体シムを収納するための複数のシムサポートを備えた磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具であって、前記複数のシムサポートは、それぞれ矩形状断面を有する非磁性の帯状体で構成されたシムトレイを有し、前記シムサポートガイド治具は、所定長さで連続する非磁性体のシムサポートガイド管を有し、前記シムサポートガイド管は、その内周に、前記シムサポートの回転を阻止しながらその移動を許容する大きさの断面が矩形状のガイド通路を有し、このガイド通路は、前記シムサポートガイド管の内端部と外端部との間に連続して形成され、前記シムサポートガイド治具は、さらに、前記ガイド通路を通じて、前記複数のシムサポートの中の指定されたシムサポートに連結される非磁性体のシムサポート連結棒と、このシムサポート連結棒に結合された操作部材を有し、前記操作部材により、前記シムサポート連結棒を介して、前記指定されたシムサポートを前記ガイド通路を通じてその回転を阻止しながら前記内部空間から引出し、また、前記指定されたシムサポートを前記ガイド通路を通じてその回転を阻止しながら前記内部空間に挿入することを特徴とする。
この発明によるシムサポートガイド治具を使用することにより、超電導マグネットが内部空間に磁場を発生した状態において、指定されたシムサポートを前記内部空間から前記磁場の影響が小さくなる場所まで引出し、この場所で指定されたシムサポートに磁性体シムの配置調整を行ない、その指定されたシムサポートを内部空間に挿入することができるので、超電導マグネットが静磁場を発生した状態で、磁性体シムの配置調整を行なうことができ、磁場調整に要する時間を短縮するとともに、磁性体シムの配置調整において、超電導マグネットの消磁と再励磁を不要とし、液体ヘリウムの蒸発による減少も防止できる。
以下この発明のいくつかの実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、磁気共鳴画像診断装置の磁場調整状態を示す一部断面した斜視図である。図2は、この発明によるシムサポートガイド治具の実施の形態1を示す断面図である。図3は、実施の形態1によるシムサポートガイド治具とシムサポートを示す斜視図である。図4は、実施の形態1によるシムサポートガイド治具により、シムサポートを引出した状態を示す断面図である。
図1に示す磁気共鳴画像診断装置100は、磁場発生装置と、この発明によるシムサポートガイド治具の実施の形態1を含む。磁場発生装置は符号10で示され、また、実施の形態1のシムサポートガイド治具は符号50で示される。
磁場発生装置10は、図1に示すように、超電導マグネット20と、磁場調整装置30を備えている。超電導マグネット20はほぼ円筒状に構成されるが、図1では、内部構成を解り易くするために、その一部を切断して図示している。超電導マグネット20は、中心軸線O−Oの周りに円筒状に構成され、その内周に内部空間21を有し、この内部空間21に静磁場Mを発生する。この静磁場Mの中で、とくにその中心部の磁場空間MCでは、均一性の高い磁場が要求される。中心軸線O−Oと平行な方向における内部空間21の長さをLとする。
超電導マグネット20は周知であるので、その構造を簡単に説明する。この超電導マグネット20は、円筒状に構成された低温容器22を備える。この低温容器22は、ヘリウム槽23と、熱シールド槽25と、真空槽26とによって構成される。ヘリウム槽23は、円筒状に構成され、その内部には、複数の超電導コイル24が液体ヘリウムとともに収納されている。超電導コイル24は、例えばNbTiを超電導体とする超電導線材を巻回して構成され、この超電導コイル24を超電導状態に保つために、液体ヘリウムが冷媒として収納される。熱シールド槽25は、ヘリウム槽23に侵入する外部からの熱を遮断するもので、ヘリウム槽23の外表面を覆うように円筒状に構成される。真空槽26は、熱シールド槽25の外表面をさらに覆うように円筒状に構成され、内部を真空状態に保持する。なお、ヘリウム槽23内の液体ヘリウムの消費を抑えるために、低温容器22には冷凍機(図示せず)が接続されることが多い。
磁場調整装置30は、超電導マグネット20の内周面に配置され、超電導マグネット20により内部空間21に発生された静磁場Mの磁場強度を補正する。この磁場調整装置30は、超電導マグネット20の内周面に配置された複数のシムサポート31と、静磁場Mの補正に必要な磁性体シム40を有する。磁性体シム40は、シムサポート31の内部に収納され、図1には図示されないが、後で図3を参照して説明する。
複数のシムサポート31は、超電導マグネット20の内周面に配置される。これらの各シムサポート31は、中心軸線O−Oと平行に、互いに等しい間隔で、超電導マグネット20の内周面の所定位置(PP)に固定される。各シムサポート31の長さLは、超電導マグネット20の内周面の軸線方向の長さLとほぼ等しい。所定位置(PP)では、それぞれのシムサポート31が、その全長Lに亘り、超電導マグネット20の内周面に接触する。各シムサポート31は、静磁場Mの磁場強度を補正する磁性体シム40を収納するためのものである。
超電導マグネット20が静磁場Mを発生した状態で、磁場空間MCの磁場強度の分布が評価され、この評価に基づいて、静磁場Mを補正するために、磁性体シム40の配置が決定される。具体的には、複数のシムサポート31の中で、磁性体シム40を収納する少なくとも1つのシムサポート31が指定され、加えて指定されたシムサポート31に対し、磁性体シム40を収納する位置と、その磁性体シム40の体積が指定される。指定された磁性体シム40の収納位置を指定位置(DP)と呼び、また、指定された磁性体シム40の体積を指定体積(DV)と呼ぶ。複数のシムサポート31の中で、磁性体シム40を収納する複数のシムサポート31が指定される場合には、この複数の指定されたシムサポート31のそれぞれに対して、指定位置(DP)が指定され、また、それぞれの指定位置(DP)に対応して磁性体シム40の指定体積(DV)が指定される。
複数のシムサポート31は、それぞれ図3に示すように構成される。各シムサポート31は、図3に示すように、シムトレイ32と、一対のサポートエンド部34と、シムホルダ38を有する。シムトレイ32は、矩形状の断面を有する帯状体で構成され、直線状に細長く延びている。一対のサポートエンド部34は、シムトレイ32の両端部に、シムトレイ32と一体に構成される。シムトレイ32と、サポートエンド34は、非磁性材料の樹脂により、一体に構成される。シムホルダ38も、非磁性材料の樹脂により構成される。
一対のサポートエンド部34には、それぞれと一体に取付板35が形成される。この一対の取付板35に形成された取付穴35aを利用して、図示しないねじにより、シムサポート31が超電導マグネット20の内周面の所定位置(PP)に固定される。各シムサポート31は、そのシムトレイ32の裏面32aが超電導マグネット20の内周面に接触するようにして、超電導マグネット20に固定される。所定位置(PP)では、一対の取付板35が、超電導マグネット20の内周面の両端部に位置し、シムサポート31がその全長Lに亘り、超電導マグネット20の内周面に接触する。
シムトレイ32の表面32bには、その延長方向に沿って、複数のシムポケット33が等間隔に形成される。この複数のシムポケット33の中で、指定位置(DP)に対応するシムポケット33に、指定体積(DV)の磁性体シム40が収納される。この磁性体シム40は、指定体積(DV)に対応する枚数の薄い磁性板とされ、非磁性材料で構成された薄いシムスペーサ41とともに、指定位置(DP)に対応するシムポケット33に収納される。磁性体シム40を構成する薄い磁性板は、互いに同じ大きさの複数の種類の厚さを持った薄い磁性板の中から選択され、指定体積(DV)に見合った枚数の磁性板が選択される。シムスペーサ41は、磁性体シム40と同じ大きさの非磁性板を必要な枚数だけ組み合わせて構成される。シムホルダ38は、磁性体シム40とシムスペーサ41が収納されたシムポケット33を覆い、磁性体シム40とシムスペーサ41を保持する。このシムホルダ38は、その両端部が、シムサポート31のシムポケット33に対応する取付穴33aに挿入され、シムトレイ32に取付けられる。シムスペーサ41は、シムホルダ38で覆われたシムポケット33内で磁性体シム40を押圧し、磁性体シム40がそのシムポケット33内で移動するのを抑制する。
シムサポート31の一対のサポートエンド部34には、連結穴34aと連結ピン挿入穴34bが形成され、連結ピン挿入穴34bには、連結ピン36が挿入される。静磁場Mの磁場強度を調整する場合に、これらの連結穴34aと連結ピン挿入穴34bと連結ピン36を用いて、磁性体シム40の配置調整を行なう必要のある指定されたシムサポート31に、シムサポートガイド治具50が連結される。シムサポートガイド治具50が連結されるシムサポート31は、静磁場Mの磁場強度の分布評価に基づいて指定される。
シムサポートガイド治具50は、図2に示すように、シムサポートガイド管51と、ガイド管固定座53と、シムサポート連結棒54と、固定蓋56と、操作ナット57を有する。シムサポートガイド治具50は、超電導マグネット20が静磁場Mを発生した状態で使用されるので、このシムサポートガイド治具50を構成するシムサポートガイド管51と、ガイド管固定座53と、シムサポート連結棒54と、固定蓋56と、操作ナット57は、静磁場Mに引き付けられないように、また、静磁場Mの電磁力で変形しないように、高剛性の非磁性材料で構成される。この高剛性の非磁性材料には、ステンレス材、例えばSUS304、またはガラスエポキシ樹脂などが使用される。
シムサポートガイド管51は、長さL1の矩形管であり、その内周に断面が矩形状のガイド通路52を有する。シムサポートガイド管51は、内端部51aと外端部51bを有し、ガイド通路52は、内端部51aと外端部51bとの間に連続して形成されている。内端部51aではガイド通路52が開放され、このガイド通路52が、磁性体シム40の配置調整を必要とする指定されたシムサポート31に対向するように、シムサポートガイド管51がガイド管固定座53によって、超電導マグネット20に固定される。
ガイド管固定座53は、シムサポートガイド管51の内端部51aの外周に取付けられる。このガイド管固定座53は、例えばねじ、または両面接着テープなどを用いて、超電導マグネット20の端面の内周に固定され、シムサポートガイド管51を超電導マグネット20に固定する。このガイド管固定座53により、シムサポートガイド管51を超電導マグネット20に固定する作業は、超電導マグネット20が静磁場Mを発生した状態で行なわれるが、シムサポートガイド管51およびガイド管固定座53が、ともに非磁性材料で構成されていて、それらが静磁場Mの電磁力で引寄せられることがないので、指定されたシムサポート31の端部に容易に、シムサポートガイド管51を固定することができる。
ガイド通路52には、シムサポート31が挿入され、シムサポート31は、ガイド通路52を通り、このガイド通路52に沿って移動される。ガイド通路52は、このシムサポート31の移動をガイドする。ガイド通路52は空間であるが、その断面が矩形状であり、その断面の大きさは、シムサポート31の移動を許容する大きさとされる。しかし、ガイド通路52の断面の大きさは、シムサポート31がガイド通路32の中で回転するのを阻止する大きさとされ、また、シムサポート31がガイド通路52を移動するときに、シムホルダ38が外れるのを阻止する大きさとされる。シムサポート31がガイド通路52に沿って移動するときに、シムサポート38が外れると、シムポケット33に収納された磁性体シム40が飛散する結果になるので、ガイド通路52はシムホルダ38が外れるのを阻止しながら、シムサポート31の移動をガイドする。
シムサポート連結棒54は、断面が円形の細長い棒であり、その内端部54aには、図3に示すように、連結ピン挿入穴54bが形成される。このシムサポート連結棒54の内端部54aは、シムサポート31の一方のサポートエンド部34に形成された連結穴34aに挿入され、この状態において、連結ピン36を連結ピン挿入穴34bと連結ピン挿入穴54bとに跨って挿入することにより、シムサポート31にシムサポート連結棒54が連結される。連結ピン36は、シムサポート31とシムサポート連結棒54を連結し、併せて、シムサポート連結棒54がシムサポート31に対して回転するのを阻止する。
シムサポート連結棒54は、シムサポートガイド管51のガイド通路52を通り、連結ピン36により、シムサポート31のシムトレイ32に連結される。このシムサポート連結棒54とシムトレイ32の連結作業も、超電導マグネット20が静磁場Mを発生した状態で行なわれるが、シムサポート連結棒54も、非磁性材料で構成されているので、シムサポート連結棒54に静磁場Mの電磁力が働くことがなく、その連結作業も容易に実行することができる。
シムサポート連結棒54の外周には、ねじ55が形成される。このねじ55は、雄ねじであり、シムサポート連結棒54のぼぼ全長に亘り形成される。具体的には、シムサポート連結棒54の内端部54aを除く、その全長に亘りネジ55が連続して形成される。
固定蓋56は、シムサポートガイド管51の外端部51bに配置される。この固定蓋56は、シムサポートガイド管51の外端部51bにおいて、ガイド通路52を塞ぐようにシムサポートガイド管51に圧入され、シムサポートガイド管51に固定される。操作ナット57は、固定蓋56の外端部の内周に、回転可能に支持される。この操作ナット57の内周には雌ねじが形成され、操作ナット57はシムサポート連結棒54のネジ55にねじ込まれる。操作ナット57は、手動により回転される。しかし、操作ナット57を、モーターなどの駆動源を用いて回転するように構成することもできる。
操作ナット57は、固定蓋56に回転可能に支持されるので、固定蓋56がシムサポートガイド管51の外端部51bに支持された状態で、操作ナット57を回転することができる。この操作ナット57は、固定蓋56に保持されるので、この操作ナット57の回転に基づいて、ねじ55が送られ、シムサポート連結棒54がその延長線に沿って移動され、このシムサポート連結棒54とともにシムサポート31を移動することができる。操作ナット57をシムサポート連結棒54の内端54aに向かってねじ込む方向に回転することにより、シムサポート連結棒54と、シムサポート31は、ガイド通路52を通り、ガイド通路52内に引出される。このシムサポート連結棒54とシムサポート31の移動も、超電導マグネット20が静磁場Mを発生した状態で行なわれるが、シムサポート31とシムサポート連結棒54が非磁性材料で構成されているので、静磁場Mからの電磁力がそれらに加わることはなく、容易に、それらを移動することができる。図4は、操作ナット57の回転によって、シムサポート31の全体が、シムサポートガイド管51に収納された状態を示す。
図4に示す状態において、固定蓋56をシムサポートガイド管51から外し、シムサポートガイド管51の外端部51bから、シムサポート31を抜出す。シムサポートガイド管51の長さL1は、超電導マグネット20の軸線方向の長さLよりも大きくされる。シムサポート31の長さLは、超電導マグネット20の軸線方向の長さLとほぼ等しく、したがって、シムサポートガイド管51は、シムサポート31の全体を収納することができる。
加えて、シムサポートガイド管51の長さL1は、その内端部51aを超電導マグネット20に固定した状態で、その外端部51bが、超電導マグネット20が発生した静磁場Mの影響を殆ど受けないような長さとされる。具体的には、シムサポートガイド管51の長さL1は、約1.5メートルとされ、このシムサポートガイド管51の外端部51bから引出されたシムサポート31に対する静磁場Mの影響は殆どない。このシムサポートガイド管51の外端部51bから引出された場所で、磁性体シム40の配置調整が行なわれる。この磁性体シム40の配置調整は、シムホルダ38を外し、指定位置(DP)に対応するシムポケット33に、指定体積(DV)に対応する磁性体シム40とシムスペーサ41を収納する。この磁性体シム40とシムスペーサ41の収納が終わると、磁性体シム40とシムスペーサ41を収納したシムポケット33に、シムホルダ38を取付ける。
磁性体シム40の配置調整が完了した後、指定されたシムサポート31を再びシムサポートガイド管51の外端部51bからガイド通路52に挿入する。このシムサポート31に続き、それに連結されたシムサポート連結棒54をガイド通路52に挿入する。このシムサポート連結棒54には、固定蓋56に保持された操作ナット57がねじ込まれており、固定蓋56を再びシムサポートガイド管51の外端部51bに固定した状態で、操作ねじ57を、シムサポート連結棒54の内端部54aから引出す方向に回転することにより、シムサポート連結棒54とシムサポート31を、超電導マグネット20に向かって移動させることができる。シムサポート31の全長が、超電導マグネット20の内周面に接触する所定位置(PP)まで挿入された状態で、シムサポート31は、その取付板35の取付穴35aを利用して、超電導マグネット20の内周面に固定される。
磁場調整作業は、超電導マグネット20を最初に磁気共鳴画像診断装置100に組み込んだ後の初期調整工程で実施される。また、磁気共鳴画像診断装置100の稼動後の点検調整工程でも、必要があれば、磁場調整作業が実施される。初期調整工程は、磁場調整装置30のすべてのシムサポート31に磁性体シム40が収納されていない状態で実行される。点検調整工程では、所定のシムサポート31に所定体積の磁性体シム40が所定位置に収納された状態で実行される。初期調整工程および点検調整工程では、まず、磁場空間MCに多数の磁場測定手段を配置した後、超電導マグネット20を励磁し、静磁場Mを発生させた状態で、磁場空間MCの磁場強度分布を測定し、その磁場均一性を評価する。この磁場均一性は、周知のルジャンドル(Legendre)関数展開を用い、誤差成分を複数の成分項に分解して評価する。
磁場均一性の評価に基づき、具体的には磁性体シム40を配置調整するシムサポータ31が指定され、また磁性体シム40を収納する指定位置(DP)と、その指定位置に対応する指定体積(DV)が決定される。複数のシムサポート31が指定され、これらの複数のシムサポート31に対して、複数の指定位置(DP)を指定する場合には、各指定位置(DP)のそれぞれに対応した指定体積(DV)が決定される。この磁性体シム40の配置では、誤差成分を分解した複数の各成分項を小さくして、磁場均一性を向上するように、磁性体シム40の指定位置(DP)と指定体積(DV)が決定される。磁性体シム40の体積が大きくなり過ぎると、周囲温度の変化により磁場均一性が変化し、また、磁性体シム40の設計計算値に対する実際の磁性体シム40の製作誤差が集積し、磁場均一性が低下するなどの弊害が出る。このため、磁性体シム40の合計体積ができるだけ小さく、しかも、磁場均一性の評価で誤差成分を分解した各成分項の合計値に対する制約を満たすように、磁性体シム40の配置が決定される。
初期調整工程は、磁性体シム40がどのシムサポート31にも収納されていない状態で実行され、この初期調整工程では、指定されたシムサポート31に対し、磁性体シム40の配置調整が行なわれる。具体的には、磁性体シム40を収納していない指定されたシムサポート31に対向するようにシムサポートガイド治具50を配置し、このシムサポートガイド治具50を使用して、ガイド通路52を通じて、指定されたシムサポート31を、その外端部51bから引出す。磁性体シム40の配置調整では、この指定されたシムサポート31の指定位置(DP)に対応するシムポケット33に、指定体積(DV)の磁性体シム40を収納する作業が行なわれる。磁性体シム40の配置調整が終わったシムサポート31は、再びシムサポートガイド管51のガイド通路52を通じて、超電導マグネット20の内周の内部空間21に挿入され、所定位置(PP)に取付板35を用いて固定される。
初期調整工程において、磁性体シム40を収納していない他のシムサポート31について、磁性体シム40の配置調整が必要な場合には、シムサポートガイド治具50を、続いて、その他のシムサポート31と対向する位置に配置し、前記と同様にして、その他のシムサポート31に対する磁性体シム40の配置調整を実行する。このようにして、初期調整工程で、磁性体シム40を収納する必要のあるすべてのシムサポート31について、シムサポートガイド治具50を使用して、超電導マグネット20が静磁場Mを発生している状態で、磁性体シム40の配置調整を行なう。
また、点検調整工程では、決定された磁性体シム40の配置、すなわち指定位置(DP)と指定体積(DV)に対応するように、磁性体シム40の配置調整が行なわれ、磁性体シム40の収納位置と収納体積の少なくとも一方を調整する調整作業が行なわれる。これらの磁性体シム40の配置調整は、超電導マグネット20が静磁場Mを発生している状態において、シムサポートガイド治具50を使用して行なわれ、指定されたシムサポート31を引出し、その指定位置(DP)に指定体積(DV)の磁性体シム40を収納した後、そのシムサポート31を超電導マグネット20の内周に再挿入する。したがって、磁性体シム40の配置調整のために、超電導マグネット20の消磁とその後に再励磁を行なう必要がなく、超電導マグネット20は、静磁場Mを発生する状態を継続する。
点検調整工程において、他のシムサポート31について、磁性体シム40の配置調整が必要な場合には、シムサポートガイド治具50を、続いて、その他のシムサポート31と対向する位置に配置し、前記と同様にして、その他のシムサポート31に対する磁性体シム40の配置調整を実行する。点検調整工程では、所定位置に所定体積の磁性体シム40を収納していたシムサポート31について、その磁性体シム40を単に取除く作業も、磁気強度の分布評価に基づき、必要に応じて行なわれる。このようにして、必要なすべてのシムサポート31について、シムサポートガイド治具50を使用して、超電導マグネット20が静磁場Mを発生している状態で、磁性体シム40の配置調整を行なう。
すべての磁性体シム40の配置調整が完了すれば、再度、磁場空間MCの磁場強度の分布を測定し、磁場空間MCの磁場均一性を確認する。この確認の結果に問題がなければ、磁場調整作業が完了する。もし、確認の結果、さらに、磁性体シム40の配置調整が必要と判断されれば、再度、シムサポートガイド治具50を用いて、磁性体シム40の配置調整を繰返す。磁場調整作業が完了すれば、磁場強度の均一性が高い磁場空間MCが得られ、シムサポートガイド治具50は、超電導マグネット20から取外され、磁気共鳴画像診断装置100の磁場発生装置10は、このシムサポートガイド治具50を取外した状態で運転される。この磁場発生装置10の運転状態では、磁場調整装置10の指定されたシムサポート31は、超電導マグネット20が発生した静磁場Mを補正し、磁場空間MCで要求を満たす均一な磁場を発生させる。
実施の形態1のシムサポートガイド治具50を使用することにより、超電導マグネット20が内部空間21に磁場を発生した状態において、指定されたシムサポート31を内部空間21から磁場の影響が小さくなる場所まで引出し、この場所で指定されたシムサポート31に対する磁性体シム40の配置調整を行ない、指定されたシムサポート31に指定体積(DV)の磁性体シム40を指定位置(DP)に収納し、その指定されたシムサポート31を内部空間に挿入することができるので、超電導マグネット20が静磁場Mを発生した状態で、磁性体シム40の配置調整を行なうことができ、磁場調整に要する時間を短縮するとともに、磁性体シム40の配置調整において、超電導マグネット20の消磁と再励磁を不要とし、液体ヘリウムの蒸発による減少も防止できる。
また、磁場発生装置10では、複数のシムサポート31の中の少なくとも1つの指定されたシムサポート31は、シムサポートガイド治具50のシムサポートガイド管51の内部に形成されたガイド通路52を通じて内部空間21から引出された状態で、磁性体シム40の配置調整が行なわれ、その後にガイド通路52を通じて内部空間21に挿入されたものであり、超電導マグネット20が磁場を発生した状態で、磁性体シム40の配置調整が行なわれるので、磁場調整に要する時間を短縮するとともに、磁性体シム40の配置調整において、超電導マグネット20の消磁と再励磁を不要とし、液体ヘリウムの蒸発による減少も防止できる。
また、磁気共鳴画像診断装置100は、磁場発生装置10を備え、内部空間21に配置される被検体の磁気共鳴画像診断を行なうものであり、磁気共鳴画像診断装置100の磁場調整を、超電導マグネット20が磁場を発生した状態で行なうことができ、磁場調整に要する時間を短縮するとともに、磁性体シム40の配置調整において、超電導マグネットの消磁と再励磁を不要とし、液体ヘリウムの蒸発による減少も防止できる。
また、磁場発生装置10の磁場調整方法は、シムサポートガイド治具50のシムサポートガイド管51の内部に形成されたガイド通路52を通じて、複数のシムサポート31の中の指定されたシムサポート31を内部空間21から引出すこと、前記指定されたシムサポート31の指定位置(DP)に指定体積(DV)の磁性体シム40を挿入すること、および磁性体シム40を収納した指定されたシムサポート31を、ガイド通路52を通じて内部空間21に挿入することを含む。この磁場発生装置10の磁場調整方法によれば、超電導マグネット20が磁場を発生した状態で、磁性体シム40による磁場調整を行なうことができ、磁場調整に要する時間を短縮するとともに、磁性体シム40の配置調整において、超電導マグネット20の消磁と再励磁を不要とし、液体ヘリウムの蒸発による減少も防止できる。
さらに、磁気共鳴画像診断装置100の磁場調整方法は、内部空間21に配置される被検体の磁気共鳴画像診断を行なう磁気共鳴画像診断装置100の磁場調整方法であって、磁場発生装置10の磁場調整方法を用いて、磁場調整を行なうことを特徴としており、この磁気共鳴画像診断装置100の磁場調整方法によれば、超電導マグネット20が静磁場Mを発生した状態で、磁性体シム40による磁場調整を行なうことができ、磁場調整に要する時間を短縮するとともに、磁性体シム40の配置調整において、超電導マグネットの消磁と再励磁を不要とし、液体ヘリウムの蒸発による減少も防止できる。
なお、磁気共鳴画像診断装置100の磁場発生装置10では、複数のシムサポート31を超電導マグネット20の内周面の所定位置(PP)に配置するものとしたが、超電導マグネット20の内周面に、筒状のシムサポート固定具を配置し、このシムサポート固定具に、複数のシムサポート31を配置することもできる。この場合にも複数のシムサポート31は、互いに等間隔に、中心軸線O−Oと平行になるように、所定位置(PP)に配置される。この場合、シムサポートガイド治具50は、超電導マグネット20が静磁場Mを発生した状態において、シムサポート固定具に配置された複数のシムサポート31の中の指定されたシムサポート31を、内部空間21から引出し、磁性体シム40の配置調整を行なった後、再び、シムサポート固定具の所定位置(PP)に挿入する。
実施の形態2.
図5は、この発明によるシムサポートガイド治具の実施の形態2を示す。この図5に示す実施の形態2のシムサポートガイド治具50Aは、磁場発生装置10の磁場調整を行なうときに、実施の形態1のシムサポートガイド治具50に代えて使用される。
実施の形態2のシムサポートガイド治具50Aは、図2に示す実施の形態1のシムサポートガイド治具50に比較し、その固定蓋56と操作ナット57を除去し、操作ナット57に代わる操作ギヤ61を使用する。この操作ギヤ61には、操作ハンドル62が付設され、この操作ハンドル62は、プーリ63、64と、ベルト65を介して、操作ギヤ61に連結されている。操作ギヤ61は、シムサポート連結棒54のねじ55に噛み合うウオームギヤとされ、シムサポートガイド管51の外端部51bの内部に設置される。このウオームギヤは、シムサポート31の大きな力が作用しても、ウオームギヤが駆動されないようなねじとされる。この操作ギヤ61は、シムサポート連結棒54と平行に配置される。プーリ63は操作ギヤ61と同軸とされ、また、プーリ64は操作ハンドル62と同軸とされる。その他は、実施の形態1のシムサポートガイド治具50と同じに構成される。
実施の形態2のシムサポートガイド治具50Aと組み合わせて使用されるシムサポート31は、図3に示すシムサポート31と同じに構成される。このシムサポート31の一方のサポートエンド部34には、連結ピン36を用いて、シムサポート連結棒54が連結される。この連結ピン36は、シムトレイ32とシムサポート連結棒54とを連結するとともに、シムサポート連結棒54をシムトレイ32に回り止めする。
実施の形態2のシムサポートガイド治具50Aは、実施の形態1のシムサポートガイド治具50と同様に、超電導マグネット20が静磁場Mを発生した状態で磁場調整を行なう場合に、指定されたシムサポート31と対向するように、ガイド管固定座53により超電導マグネット20の端部内周に固定される。このシムサポートガイド治具50Aでは、操作ハンドル62を手動で回転することにより、操作ギヤ61を駆動し、シムサポート連結棒54を移動させ、ガイド通路52を通じて、指定されたシムサポート31を引出すことができる。
この実施の形態2のシムサポートガイド治具50Aでは、指定されたシムサポート31の全体がシムサポートガイド管51のガイド通路52内に引出された状態で、そのシムトレイ32が操作ギヤ61に当接する。このシムトレイ32が操作ギヤ61に当接した状態で、ガイド管固定座53を超電導マグネット20から取外し、シムサポートガイド管51を静磁場Mの影響が小さい場所に移動し、シムサポートガイド管51の内端部51aからシムサポート31を抜出す。なお、シムサポート31をシムサポートガイド管51から抜出すときに、連結ピン36を外す必要があるが、シムサポートガイド管51の操作ギヤ61の近傍に、図示しない連結ピン取出し窓を形成することにより、簡単に連結ピン36を外すことができる。
指定されたシムサポート31をシムサポートガイド管51から取出した状態で、静磁場の影響が小さい場所で磁性体シム40の配置調整を行なう。その後、磁性体シム40の配置調整が終了したシムサポート31を、再度、内端部51aからシムサポートガイド管51内に挿入し、そのシムサポートガイド管51を、再度、ガイド管固定座53により指定されたシムサポート31が固定されていた位置と対応する位置に固定する。シムサポート31Aをシムサポート連結棒54と連結ピン36により連結した後、操作ハンドル62を手動で回転することにより、シムサポート連結棒54を送り出し、シムサポート31を内部空間21に挿入し、所定位置(PP)に固定する。
なお、実施の形態2のシムサポートガイド治具50Aにおいて、操作ハンドル62を手動で操作せずに、モーターなどの駆動源により回転することもできる。また、シムサポート連結棒54の外周のねじ55を、多数の歯を並べて形成したラックに代え、これに応じて、操作ギヤ61を、このラックに噛み合うピニオンにすることもできる。
実施の形態2のシムサポートガイド治具50Aを使用することにより、実施の形態1のシムサポートガイド治具50と同様に、超電導マグネット20が内部空間21に磁場を発生した状態において、指定されたシムサポート31を内部空間21から磁場の影響が小さくなる場所まで引出し、この場所で指定されたシムサポート31に対し、磁性体シム40の配置調整を行ない、指定されたシムサポート31に指定体積(DV)の磁性体シム40を指定位置(DP)に収納し、その指定されたシムサポート31を内部空間に挿入することができるので、超電導マグネット20が磁場を発生した状態で、磁性体シム40の配置調整を行なうことができ、磁場調整に要する時間を短縮するとともに、磁性体シム40の配置調整において、超電導マグネット20の消磁と再励磁を不要とし、液体ヘリウムの蒸発による減少も防止できる。
実施の形態3.
図6は、この発明によるシムサポートガイド治具の実施の形態3を示し、図7は、この実施の形態3のシムサポートガイド治具と組合させて使用されるシムサポートを示す。図6に示す実施の形態3のシムサポートガイド治具50Bは、実施の形態1のシムサポートガイド治具50に代わって使用され、また図7に示すシムサポート31Bは、実施の形態1のシムサポート31に代わって使用される。図7に示すシムサポート31Bは、複数個準備され、超電導マグネット20の内周面に、中心軸線O−Oと平行に、互いに等間隔に配置される。
実施の形態3のシムサポートガイド治具50Bは、図6に示すように、外端部51bに着脱可能に固定された固定蓋71を有し、シムサポート連結棒54が、この固定蓋71を貫通するように配置され、このシムサポート連結棒54の外周には、その全長にねじ55が連続して形成されている。固定蓋51bの外部には、シムサポート連結棒54を回転させる操作ハンドル72が配置される。固定蓋71には、実施の形態1のシムサポートガイド治具50のような操作ナット57は配置されない。その他は、実施の形態1のシムサポートガイド治具50と同じに構成される。
シムサポートガイド治具50Bと組合わせて使用されるシムサポート31Bは、図7に示すように、一方のサポートエンド部34に連結具43を有する。この連結具43は、一方のサポートエンド部34の表面側に突出して形成される。この連結具43は、一方のサポートエンド部34と一体に、非磁性材料の樹脂により構成される。連結具43には、シムサポート連結棒54と平行な方向に延びるねじ穴43aが形成され、この連結穴43aには、シムサポート連結棒54の外周のねじ55がねじ込まれる雌ねじ44が形成される。シムサポート31Bは、この他は、図3に示すシムサポート31と同じに構成される。
実施の形態3のシムサポートガイド治具50Bも、超電導マグネット20が静磁場Mを発生した状態で、ガイド管固定座53により、指定されたシムサポート31Bに対向する位置に固定される。この状態で、操作ハンドル72を手動で回転することにより、シムサポート連結棒54のねじ55を、シムサポート31Bの連結具43に形成された雌ねじ44にねじ込み、シムサポート連結棒54とシムサポート31Bとを連結する。この状態において、さらに操作ハンドル72を回転することにより、シムサポートガイド管51のガイド通路52を通じて、指定されたシムサポート31Bを内部空間21から引出すことができる。
ガイド通路52に引出されたシムサポート31Bは、固定蓋71をシムサポートガイド管51から外すことにより、シムサポート連結棒54と連結された状態で、その外端部51bから取出される。シムサポートガイド管51の外端部51bは、静磁場Mの影響が小さい場所に位置しており、この静磁場Mの影響の小さい場所で磁性体シム40の配置調整を行なう。その後、磁性体シム40の配置調整が終了したシムサポート31Bを、シムサポート連結棒54と連結した状態で、再度、外端部51bからシムサポートガイド管51内に挿入し、固定蓋71を外端部51bに固定する。この状態において、操作ハンドル62を手動で回転することにより、シムサポート連結棒54を送り出し、シムサポート31Bを内部空間21に挿入し、所定位置(PP)に固定する。
なお、実施の形態3のシムサポートガイド治具50Bにおいて、操作ハンドル62を手動で操作せずに、シムサポート連結棒54をモーターなどの駆動源により回転することもできる。
実施の形態3のシムサポートガイド治具50Bを使用することにより、実施の形態1のシムサポートガイド治具50と同様に、超電導マグネット20が内部空間21に磁場を発生した状態において、指定されたシムサポート31Bを内部空間21から磁場の影響が小さくなる場所まで引出し、この場所で磁性体シム40の配置調整を行ない、指定されたシムサポート31Bに指定体積(DV)の磁性体シム40を指定位置(DP)に収納し、その指定されたシムサポート31Bを内部空間に挿入することができるので、超電導マグネット20が磁場を発生した状態で、磁性体シム40の配置調整を行なうことができ、磁場調整に要する時間を短縮するとともに、磁性体シム40の配置調整において、超電導マグネット20の消磁と再励磁を不要とし、液体ヘリウムの蒸発による減少も防止できる。
実施の形態4.
図8は、この発明によるシムサポートガイド治具の実施の形態4を示す。この図8に示すシムサポート治具50Cは、実施の形態1のシムサポートガイド治具50に代わって使用される。
この実施の形態4のシムサポートガイド治具50Cは、図8に示すように、ワイヤ機構80を有し、このワイヤ機構80を操作することにより、シムサポートガイド管51のガイド通路52を通じて、シムサポート31を移動させる。この実施の形態4のシムサポートガイド治具50Cでは、シムサポート連結棒54の外周にはねじ55が形成されておらず、また実施の形態1のシムサポートガイド治具50における固定蓋56と操作ナット57は取除かれているが、その他は、実施の形態1のシムサポートガイド治具50と同じに構成される。シムサポート31は、実施の形態1と同じに構成され、連結ピン36を使用して、シムサポート連結棒54と連結される。
ワイヤ機構80は、2つのワイヤ81、82と、これらのワイヤ81、82をシムサポート連結棒54に固定するワイヤ固定具83、84と、ワイヤ81、82を巻回するリール85を含む。ワイヤ固定具83、84は、シムサポート連結棒54に固定される。ワイヤ固定具83は、シムサポート連結棒54の内端部54aに近い位置に固定され、このワイヤ固定具83には、ワイヤ81の一端が固定される。ワイヤ固定具84は、シムサポート連結棒54の外端部54cに近い位置に固定され、このワイヤ固定具84には、ワイヤ82の一端が固定される。リール85は、シムサポートガイド管51の外部に配置され、このリール85には、操作ハンドル86が付設される。ワイヤ81は、滑車87a、87bを経由してリール85に、矢印n方向に巻回され、またワイヤ82は、滑車88a、88bを経由して、リール85に矢印nと反対方向に巻回される。
操作ハンドル86を回転することにより、リール85が回転し、シムサポート連結棒54と、それに連結されたシムサポー31が移動される。操作ハンドル86により、リール85を矢印n方向に回転すると、矢印nの方向にワイヤ81がリール85に巻取られ、同時に、ワイヤ82が繰り出される。この操作により、シムサポート連結棒54を、シムサポートガイド管51の内端部51aから外端部51bに向って引出すことができる。また、操作ハンドル86により、リール85を矢印nと反対方向に回転すると、矢印nと反対の方向にワイヤ82がリール85に巻取られ、同時に、ワイヤ81が繰り出される。この操作により、シムサポート連結棒54をシムサポートガイド管51の外端部51bから内端部51aに向かって挿入することができる。
実施の形態4のシムサポートガイド治具50Cも、超電導マグネット20が静磁場Mを発生した状態で、ガイド管固定座53により、指定されたシムサポート31に対向する位置に固定される。この状態で、操作ハンドル72を手動で操作し、リール85を矢印n方向の回転することにより、シムサポートガイド管51のガイド通路52を通じて、指定されたシムサポート31を内部空間21から引出すことができる。
ガイド通路52に引出されたシムサポート31は、シムサポート連結棒54と連結された状態で、その外端部51bから取出される。シムサポートガイド管51の外端部51bは、静磁場Mの影響が小さい場所に位置しており、この静磁場Mの影響の小さい場所で磁性体シム40の配置調整を行なう。その後、磁性体シム40の配置調整が終了したシムサポート31を、シムサポート連結棒54と連結した状態で、再度、外端部51bからシムサポートガイド管51内に挿入する。この状態において、操作ハンドル62を手動で操作し、リール85を矢印nと反対の方向に回転することにより、シムサポート連結棒54を送り、シムサポート31を内部空間21に挿入し、所定位置(PP)に固定する。
なお、実施の形態4のシムサポートガイド治具50Cにおいて、操作ハンドル72を手動で操作せずに、リール85をモーターなどの駆動源により回転することもできる。
実施の形態4のシムサポートガイド治具50Cを使用することにより、実施の形態1のシムサポートガイド治具50と同様に、超電導マグネット20が内部空間21に磁場を発生した状態において、指定されたシムサポート31を内部空間21から磁場の影響が小さくなる場所まで引出し、この場所で指定されたシムサポート31に磁性体シム40の配置調整を行ない、指定体積(DV)の磁性体シム40を指定位置(DP)に収納し、その指定されたシムサポート31を内部空間に挿入することができるので、超電導マグネット20が磁場を発生した状態で、磁性体シム40の配置調整を行なうことができ、磁場調整に要する時間を短縮するとともに、磁性体シム40の配置調整において、超電導マグネット20の消磁と再励磁を不要とし、液体ヘリウムの蒸発による減少も防止できる。
実施の形態5.
図9は、この発明によるシムサポートガイド治具の実施の形態5を示し、図9(a)はその断面図、図9(b)はその側面図である。図10は、この実施の形態5のシムサポートガイド治具50Dと組合わせて使用されるシムサポート31Dを示す。図9に示す実施の形態5のシムサポートガイド治具50Dは、実施の形態1のシムサポートガイド治具50に代わって使用され、また図10に示すシムサポート31Dは、実施の形態1のシムサポート31に代わって使用される。図10に示すシムサポート31Dは複数個準備され、超電導マグネット20の内周面に、互いに等間隔に、中心軸線O−Oと平行となるように、所定位置(PP)に固定される。
実施の形態5のシムサポートガイド治具50Dは、円筒形のシムサポートガイド管51Dを有する。このシムサポートガイド管51のガイド通路52の外周には、雌ねじ90が形成されている。この雌ねじ90は、シムサポートガイド管51の内端部51aから外端部51bまで連続して、シムサポートガイド管51の内周に形成されている。シムサポートガイド治具50Dでは、実施の形態1のシムサポートガイド治具50におけるシムサポート連結棒54、固定蓋56および操作ナット57が取除かれている。シムサポートガイド管51Dの内端部51aの外周にはガイド管固定座53が固定され、磁場調整を行なうときに、ガイド管固定座53により、シムサポートガイド管51Dが、指定されたシムサポート31Dと対向する位置で、超電導マグネット20に固定される。
シムサポート31Dは、図10に示すように、円柱状に構成され、その外周には、ねじ45が形成されている。このねじ45は、シムサポート31Dの全長に亘り連続して形成されている。シムサポート31Dは、半円柱状の一対のサポート素子31a、31bに分割され、これらのサポート素子31a、31bは、例えば蝶番を用いて互いに連結される。シムサポート31Dは、サポート素子31a、31bが互いに閉じたクローズ状態と、それらが互いに開いたオープン状態との2つの状態を採ることができる。超電導マグネット20の内周面の所定位置(PP)に固定された状態、およびシムサポート31Dを移動する状態では、シムサポート31Dはクローズ状態とされ、磁性体シム40の配置調整を行なうときに、オープン状態とされる。シムサポート31Dの一方の端部には、シムサポート31Dを操作する操作棒に嵌り合う複数の操作穴46が形成される。
このシムサポート31Dには、その延長方向に、複数のシムポケット33が形成される。各シムポケット33は、サポート素子31aに形成されたポケット33aと、サポート素子31bに形成されたポケット33bで構成され、これらのポケット33a、33bは、互いに対向して形成される。指定位置(DP)に対応するシムポケット33には、磁性体シム40と非磁性体のシムスペーサ41が収納される。磁性体シム40は、指定体積(DV)を有し、ポケット33aに収納される。シムスペーサ41は、ポケット33bに収納され、サポート素子31a、31bがクローズ状態とされたときに、シムスペーサ42は、磁性体シム40を押圧して保持する。
実施の形態5のシムサポートガイド治具50Dも、超電導マグネット20が静磁場Mを発生した状態で、ガイド管固定座53により、指定されたシムサポート31Dに対向する位置に固定される。この状態で、図示しない操作棒をシムサポートガイド管51のガイド通路52に通し、この操作棒をクローズ状態にあるシムサポート31Dの操作穴46に嵌め込み、シムサポート31Dの外周のねじ45をシムサポートガイド管51Dの雌ねじ90にねじ込む。この状態で操作棒により、シムサポート31Dを回転することにより、シムサポートガイド管51のガイド通路52を通じて、指定されたシムサポート31Dを内部空間21から引出すことができる。
ガイド通路52に引出されたシムサポート31Dは、シムサポートガイド管51の外端部51bから取出される。シムサポートガイド管51の外端部51bは、静磁場Mの影響が小さい場所に位置しており、この静磁場Mの影響の小さい場所で、シムサポート31Dのサポート素子31a、31bをオープン状態にして、磁性体シム40の配置調整を行なう。その後、磁性体シム40の配置調整が終了し、クローズ状態とされたシムサポート31Dを、再度、外端部51bからシムサポートガイド管51内に挿入し、シムサポート31Dのねじ45を、シムサポートガイド管51Dの雌ねじ90にねじ込む。この状態において、操作棒により、シムサポート31Dをねじ込むことにより、シムサポート31Dを内部空間21に挿入し、所定位置(PP)に固定する。
実施の形態5のシムサポートガイド治具50Dを使用することにより、実施の形態1のシムサポートガイド治具50と同様に、超電導マグネット20が内部空間21に磁場を発生した状態において、指定されたシムサポート31Dを内部空間21から磁場の影響が小さくなる場所まで引出し、この場所で磁性体シム40の配置調整を行ない、指定体積(DV)の磁性体シム40を指定位置(DP)に収納し、その指定されたシムサポート31Dを内部空間21に挿入することができるので、超電導マグネット20が磁場を発生した状態で、磁性体シム40の配置調整を行なうことができ、磁場調整に要する時間を短縮するとともに、磁性体シム40の配置調整において、超電導マグネット20の消磁と再励磁を不要とし、液体ヘリウムの蒸発による減少も防止できる。
の発明によるシムサポートガイド治具は、磁場発生装置において、磁場調整を行なうときに使用することができる。
気共鳴画像診断装置の磁場調整状態を、一部切断して示す斜視図である。 この発明によるシムサポートガイド治具の実施の形態1を示す断面図である。 実施の形態1のシムサポートガイド治具とシムサポートを示す斜視図である。 実施の形態1のシムサポートガイド治具により、シムサポートを引出した状態を示す断面図である。 この発明によるシムサポートガイド治具の実施の形態2を示す断面図である。 この発明によるシムサポートガイド治具の実施の形態3を示す断面図である。 実施の形態3のシムサポートガイド治具とシムサポートを示す斜視図である。 この発明によるシムサポートガイド治具の実施の形態4を示す断面図である。 この発明によるシムサポートガイド治具の実施の形態5を示し、図9(a)は断面図、図9(b)は側面図である。 実施の形態5のシムサポートガイド治具に組合わせて使用されるシムサポートを示す斜視図である。
100:磁気共鳴画像診断装置、10:磁場発生装置、20:超電導マグネット、
21:内部空間、30:磁場調整装置、31、31B、31D:シムサポート、
40:磁性体シム、44:ねじ穴、45:ねじ、
50.50A、50B、50C、50D:シムサポートガイド、
51、51D:シムサポートガイド管、52:ガイド通路、
54:シムサポート連結棒、55:ねじ。

Claims (6)

  1. 筒状に構成されその内部空間に磁場を発生する超電導マグネット、および前記内部空間に配置され前記磁場の磁場強度を調整する磁性体シムを収納するための複数のシムサポートを備えた磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具であって、
    前記複数のシムサポートは、それぞれ矩形状断面を有する非磁性の帯状体で構成されたシムトレイを有し、
    前記シムサポートガイド治具は、所定長さで連続する非磁性体のシムサポートガイド管を有し、前記シムサポートガイド管は、その内周に、前記シムサポートの回転を阻止しながらその移動を許容する大きさの断面が矩形状のガイド通路を有し、このガイド通路は、前記シムサポートガイド管の内端部と外端部との間に連続して形成され、
    前記シムサポートガイド治具は、さらに、前記ガイド通路を通じて、前記複数のシムサポートの中の指定されたシムサポートに連結される非磁性体のシムサポート連結棒と、このシムサポート連結棒に結合された操作部材を有し、前記操作部材により、前記シムサポート連結棒を介して、前記指定されたシムサポートを前記ガイド通路を通じてその回転を阻止しながら前記内部空間から引出し、また、前記指定されたシムサポートを前記ガイド通路を通じてその回転を阻止しながら前記内部空間に挿入することを特徴とする磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具。
  2. 請求項記載の磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具であって、前記シムサポート連結棒には、その外周にねじが形成され、前記操作部材が前記ねじにねじ込まれた操作ナットとされたことを特徴とする磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具。
  3. 請求項記載の磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具であって、前記シムサポート連結棒には、その外周にねじが形成され、前記操作部材が前記ねじに噛み合う操作ギヤとされたことを特徴とする磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具。
  4. 請求項記載の磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具であって、前記シムサポート連結棒には、その外周にラックが形成され、前記操作部材が前記ラックに噛み合うピニオンとされたことを特徴とする磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具。
  5. 請求項記載の磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具であって、前記シムサポート連結棒には、その外周にねじが形成され、このねじが、前記指定されたシムサポートに設けられたねじ穴にねじ込まれ、前記操作部材が前記シムサポート連結棒に連結された操作ハンドルとされたことを特徴とする磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具。
  6. 請求項記載の磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具であって、前記操作部材が前記シムサポート連結棒には取付けられたワイヤとされたことを特徴とする磁場発生装置に対するシムサポートガイド治具。
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