JP4402029B2 - 人工膝関節設置用ジグ - Google Patents

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Description

本発明は、インプラント設置用ジグに関し、更に詳細には、人工膝関節設置用ジグに関する。
膝の軟骨がすり切れることにより変形性関節症又は慢性リウマチ等になった患者の治療に人工膝関節が使用されることがある。図5は、人工膝関節を設置した大腿骨及び脛骨を示す概略的な側面断面図である。図5に示すように、人工膝関節100は、脛骨Tの近位端部Taに固定される脛骨トレイ102及びサーフェスライナ104と、大腿骨Fの遠位端部Faを覆うように大腿骨Fに固定される大腿骨コンポーネント106とを有している。場合によって、脛骨トレイ102と脛骨Tの間にスペーサ(図示せず)が挿入される。大腿骨Fと脛骨Tとは、その左右両側に配置された靭帯(図示せず)によって連結され且つ互いに引っ張られており、それにより、大腿骨コンポーネント106は、サーフェスライナ104に押付けられている。このような人工膝関節100では、膝を、曲げた位置(屈曲位)と伸ばした位置(伸展位)との間で動かすと、大腿骨コンポーネント106がサーフェスライナ104に沿って摺動する。大腿骨Fの大きさが患者によって異なるため、いくつかの異なるサイズの人工膝関節100が準備されている。
図6は、人工膝関節を設置するために一部分が切除された脛骨及び大腿骨を示す概略的な側面図である。図6に示すように、脛骨Tの近位端部Taは、すり切れた軟骨を除去するために、且つ、脛骨トレイ102を脛骨Tに固定するための設置面、即ち、近位端面Tbを形成するために切除されている。同様に、大腿骨Fの遠位端部Faは、すり切れた軟骨を除去するために、且つ、大腿骨コンポーネント106を大腿骨Fに固定するための5つの設置面Fb1〜Fb5を形成するために切除されている。5つの設置面は、遠位端面Fb1と、遠位端面Fb1に対して垂直な前設置面Fb2及び後設置面Fb3と、遠位端面Fb1と前設置面Fb2及び後設置面Fb3との間の2つの傾斜設置面Fb4、Fb5である。一般的には、脛骨Tの近位端面Tb及び大腿骨Fの遠位端面Fb1はそれぞれ、脛骨Tの近位端及び大腿骨の遠位端から予め決められた距離LT、LFのところに形成される。これに対して、大腿骨Fの設置面Fb2〜Fb5の位置は、人工膝関節100のサイズに応じて変化する。
人工膝関節100の設置位置を決定するために、具体的には、大腿骨コンポーネント106を取付けるための大腿骨Fの前設置面Fb2、後設置面Fb3及び傾斜設置面Fb4、Fb5の位置を決定するために、従来から、人工膝関節設置用ジグが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
図7及び図8を参照して、特許文献1に開示されている人工膝関節設置用ジグ及びその使用方法を説明する。図7及び図8はそれぞれ、膝が伸展位及び屈曲位にあるときの人工膝関節設置用ジグの側面図である。
図8に示すように、人工膝関節設置用ジグ110は、第1のジグであるスペーサ112と、第2のジグであるブロック組立体114とを有している。スペーサ112は、適当な厚さを有している。ブロック組立体114は、大腿骨Fに取付けられたロッド部材116と、ロッド部材116に対して、脛骨Tの近位端面Tbと垂直な移動方向116aに相対移動できるガイド付き可動ブロック118と、このガイド付き可動ブロック118に取外し可能に固定されたスタイラス120とを有している。ガイド付き可動ブロック118は、前設置面Fb2、後設置面Fb3及び2つの傾斜設置面Fb4、Fb5とそれぞれ整列した前ガイド面122a、後ガイド面122b及び2つの傾斜ガイド面122c、122dを有している。スタイラス120は、前ガイド面122aに取付けられ、大腿骨Fの前設置面Fb2の近位端を指示するための先端部120aを有している。かくして、先端部120aは、前ガイド面122aと同一平面内に位置している。
人工膝関節設置用ジグ110使用方法は、概略的には、先ず、膝が伸展位にあるときの靭帯の緊張状態を調整するために使用し(第1工程;図7参照)、次いで、膝が屈曲位にあるときの靭帯の緊張状態を、膝が伸展位にあるときの靭帯の緊張状態に一致させるために使用し(第2工程;図8参照)、最後に、大腿骨を切除して大腿骨コンポーネントの設置面を形成するために使用する(第3工程;図8参照)。なお、人工膝関節設置用ジグ110を使用する前に、脛骨T及び大腿骨Fを切除して、脛骨Tの近位端面Tb及び大腿骨Fの遠位端面Fb1を形成しておく。
先ず第1工程では、図7に示すように、膝を伸展位にして、脛骨Tの近位端面Tbと大腿骨Fの遠位端面Fb1との間に、第1のジグである適当な厚さのスペーサ112を挿入する。詳細には、人工膝関節100が設置される患者の近位端面Tbと遠位端面Fb1とは、平行になっていないので、脛骨Tと大腿骨Fとを連結している靭帯の軟部組織の一部(図示せず)を解放することによって、近位端面Tbと遠位端面Fb1とが平行になるようにしてから、スペーサ112を脛骨Tと大腿骨Fとの間に挿入する。次いで、靭帯の所定の大きさの引張り力即ちテンションを得るために、スペーサ112の厚さを増減させたり、更に軟部組織を開放したりする。靭帯の所定の大きさの引張り力は、例えば、スペーサ112が適度な力で安定して近位端面Tbと遠位端面Fb1との間に保持される引張り力である。かくして、左右の靭帯に均等で所定の大きさの引張り力が加えられ、それにより、膝が伸展位にあるときの靭帯の緊張状態が調整される。
次に第2工程では、図8に示すように、膝を90度屈曲位にして、大腿骨Fの遠位端面Fb2に第2のジグであるブロック組立体114を取付け、そのガイド付き可動ブロック118と脛骨Tの近位端面Tbとの間に、第1のジグであるスペーサ112を配置する。スペーサ112の厚さは、第1の工程のときに決定されスペーサ112の厚さと同じである。ガイド付き可動ブロック118をロッド部材116に対して移動方向116aに移動させることにより、脛骨Tと大腿骨Fとの間の距離を変化させ、それにより、膝が屈曲位にあるときの靭帯の緊張状態を変化させることができる。かくして、膝が屈曲位にあるときの靭帯の緊張状態を、膝が伸展位にあるときの靭帯の緊張状態に一致させることができる。この位置で、ガイド付き可動ブロック118を大腿骨Fに固定する。
最後に第3工程では、スペーサ112を取外して、ガイド付き可動ブロック118だけを残し、ガイド付き可動ブロック118のガイド面122a〜122dに沿って骨切除用の刃を大腿骨Fに向かって移動させ、大腿骨Fを切除する。かくして、大腿骨Fの設置面Fb2〜Fb5が形成される。
ところで、上述したように、大腿骨Fの設置面Fb2〜Fb5の位置は、人工膝関節100のサイズに応じて変化するため、これらの設置面Fb2〜Fb5を形成するためのガイド面122a〜122dを有するガイド付き可動ブロック118も、人工膝関節100のサイズに応じて、異なるサイズのものが準備されている。上記第1の工程が終了した時点において、人工膝関節100のサイズは決定していないので、上記第2工程において、仮に選択したサイズのガイド付き可動ブロック118を使用することになる。
また、大腿骨Fの前設置面Fb2の位置は、大腿骨前方顆部Fcの形状に応じてほぼ決められ、概略的には、スタイラス120の先端部120aが大腿骨Fに当接した位置になる。
実際に行われる上記第2工程において、スタイラス120の先端部120aが大腿骨Fの前取付け面Fb2に当接したときのガイド付き可動ブロック118の位置(第1位置)と、屈曲位における靭帯の緊張状態を伸展位における靭帯の緊張状態に一致させたときのガイド付き可動ブロック118の位置(第2位置)とがほぼ一致していれば、仮に選択したガイド付き可動ブロック118のサイズが大腿骨に適合した人工膝関節のサイズであり、次の第3工程に移行できる。これに対して、第1位置と第2位置とが大きく異なる場合には、仮に選択したガイド付き可動ブロック118のサイズが大腿骨に適合した人工膝関節のサイズではないため、ガイド付き可動ブロック118を異なるサイズのものと取替える必要がある(特許文献1の段落0031参照)。例えば、ガイド付き可動ブロック118が第1の位置にあるときに、ガイド付き可動ブロック118と脛骨Tとの間にスペーサ112が入らなければ、ガイド付き可動ブロック118のサイズを小さくする必要がある。またこれとは逆に、スペーサ112を入れた状態でガイド付き可動ブロック118が第1の位置にあるときに、屈曲位における靭帯の緊張状態が伸展位における靭帯の緊張状態よりもかなり小さければ、ガイド付き可動ブロック118のサイズを大きくする必要がある。ガイド付き可動ブロック118のサイズを変更したときには、再度、第2工程を行えばよい。
欧州特許第1442711号
日本人は、欧米人に比較して正座する機会が多いので、屈曲位における靭帯の緊張状態を伸展位における靭帯の緊張状態に一致させることにより、人工膝関節を設置した後の違和感や磨耗を減少させることが特に必要である。上述したように、従来の人工膝関節設置用ジグ110を使用すれば、屈曲位における靭帯の緊張状態と伸展位における靭帯の緊張状態を一致させることができる。しかしながら、第2工程で第1位置と第2位置とが一致しないとき、ガイド付き可動ブロック114のサイズを変更する必要が生じ、手術時間が延びることがあった。詳細には、ガイド付き可動ブロック118のサイズを変更することが必要であるかどうかが分かるのは、仮に選択したガイド付き可動ブロック118を用いて靭帯の緊張状態を確認してからである。従って、仮に選択したガイド付き可動ブロック118のサイズが、設置すべき人工膝関節のサイズに適合しない場合、ガイド付き可動ブロック118のサイズを変更して、再度、靭帯の緊張状態を確認することになる。この繰り返し作業は、術者の負担になることがある。
また、人工膝関節設置用ジグを更に使いやすくするための術者の要望を反映させる余地があった。
そこで、本発明は、人工膝関節設置手術における術者の負担を軽減することができる人工膝関節設置用ジグを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明による人工膝関節設置用ジグは、膝が屈曲位にあるときに用いる人工膝関節設置用ジグであって、大腿骨に取付けられる大腿骨取付け部材と、切除することにより形成された脛骨の近位端面及び大腿骨の遠位端面に当接するジグ本体と、を有し、大腿骨取付け部材及びジグ本体は、脛骨と大腿骨とを連結する靭帯に所定の緊張状態を生じさせるために、脛骨の近位端面と垂直の方向に相対移動可能に且つ任意の相対位置で係止可能に互いに連結され、ジグ本体は、サイズの異なる人工膝関節に共通する設置基準孔を大腿骨の遠位端面に形成するためのガイド孔と、サイズの異なる人工膝関節に対応する大腿骨の前設置面を指示する指示部と、を有することを特徴としている。
このように構成された人工膝関節設置用ジグによれば、膝が屈曲位にあるとき、大腿骨に取付けられた大腿骨取付け部材と脛骨の近位端面に当接するジグ本体とを、脛骨の近位端面と垂直の方向に相対移動させることによって、脛骨と大腿骨とを連結する靭帯に所定の緊張状態を与え、その状態で係止させる。それにより、例えば、膝が伸展位にあるときの靭帯の緊張状態と一致した緊張状態を与えることが可能である。次いで、ジグ本体のガイド孔を使用して、サイズの異なる人工膝関節に共通する設置基準孔を大腿骨の遠位端面に形成する。更に、ジグ本体の指示部によって指示された、サイズの異なる人工膝関節に対応する大腿骨の前設置面から、患者に適合した人工膝関節のサイズを選択する。なお、大腿骨の前設置面は、患者から見て大腿骨の正面側に形成される人工膝関節を設置するための面である。
本発明による人工膝関節設置用ジグは、従来技術の人工膝関節設置用ジグと異なり、膝が屈曲位にあるときの靭帯の緊張状態を膝が伸展位にあるときの靭帯の緊張状態に一致させる前、人工膝関節のサイズを仮に選択する必要はない。その代わりに、伸展位と屈曲位における靭帯の緊張状態を一致させた後、人工膝関節のサイズをジグ本体の指示部により決定する。また、サイズの異なる人工膝関節に共通する設置基準孔を大腿骨の遠位端面に形成するので、人工膝関節のサイズを決定した後に人工膝関節の設置面を形成する工程は、例えば、人工膝関節のサイズごとに準備された骨切除用ジグを設置基準孔に合わせて大腿骨に固定することによって行うことができる。従って、同じ工程を繰り返して行うことなしに、人工膝関節設置手術を進めることができ、その結果、手術時間を短縮することができるとともに、術者の負担を軽減することができる。
本発明による人工膝関節設置用ジグの実施形態において、好ましくは、ジグ本体は、脛骨の近位端面に配置されるスペーサと、スペーサに取外し可能に連結され且つ大腿骨の遠位端面に当接する可動ブロックと、を有し、大腿骨取付け部材と可動ブロックとが、脛骨の近位端面と垂直の方向に相対移動可能に且つ任意の相対位置で係止可能に互いに連結される。
このように構成された人工膝関節設置用ジグでは、ジグ本体をスペーサと可動ブロックとに分離することができるので、人工膝関節を設置するために患者の膝を切開する部分が小さくても、最初に可動ブロックを大腿骨に取付け、引続いてスペーサを挿入することによって、人工膝関節設置ようジグを患者の膝に設置することができる。それにより、患者及び術者の負担を軽減することができる。
この実施形態において、更に好ましくは、スペーサは、可動ブロックと当接する上面と、それから上方に延びるブラケットと、このブラケットから上記上面と平行に且つ前後方向に延びるピンと、を有し、可動ブロックは、スペーサ本体の上面と当接する下面と、この下面とスペーサの上面とが当接した状態でピンが嵌合状態で挿入される挿入孔と、を有している。
このように構成された人工膝関節設置用ジグでは、最初に可動ブロックを大腿骨に設置した後、可動ブロックの下面とスペーサの上面とが当接した状態でスペーサを前後方向に移動させてスペーサのピンを可動ブロックの挿入孔に挿入することによって、可動ブロックとスペーサとの間の上下方向及び左右方向の相対運動を阻止する。また、スペーサと脛骨及び可動ブロックとの間に摩擦により、可動ブロックとスペーサとの間の前後方向の相対移動も制限される。かくして、スペーサを可動ブロックに容易に固定することができ、術者の手術中の負担を軽減することができる。ピンは、互いに平行に延びる2本以上のピンであることが更に好ましい。なお、上下方向は、脛骨が延びる方向であり、前後方向及び左右方向はそれぞれ、脛骨における患者の前後方向及び左右方向である。
また、本発明による人工膝関節設置用ジグの実施形態において、指示部は、サイズの異なる人工膝関節の前設置面を指示する目盛りであってもよいし、サイズの異なる人工膝関節の前設置面と整列した複数のガイド面であってもよい。
この実施形態では、人工膝関節のサイズを決定することが、目盛り又はガイド面によって容易に行える。
また、本発明による人工膝関節設置用ジグの実施形態において、好ましくは、ジグ本体は、更にハンドルを有する。
この実施形態では、屈曲位における人体の緊張状態を確認する方法として、ジグ本体を揺り動かす方法が選択肢として追加され、より多くの術者の要望に沿う人工関節設置用ジグを提供することが可能になる。
本発明による人工膝関節設置用ジグは、人工膝関節設置手術における術者の負担を軽減することができる。
以下、図面を参照して、本発明による人工膝関節設置用ジグの実施形態を説明する。図1は、屈曲位にある膝に取付けられた本発明の実施形態である人工膝関節設置用ジグの斜視図である。図2は、本発明による人工関節用ジグの部分的な分解斜視図である。以下の人工膝関節設置用ジグ自体の説明において、脛骨が延びる方向を上下方向と称し、脛骨における患者の前後方向及び左右方向をそれぞれ、前後方向及び左右方向と称する。従って、屈曲位において、脛骨に対する大腿骨側は後側になる。
図1に示すように、ジグ1は、大腿骨に取付けられる大腿骨取付け部材2と、切除することにより形成された脛骨Tの近位端面Tb及び大腿骨Fの遠位端面Fb1に当接するジグ本体4とを有している。大腿骨取付け部材2及びジグ本体4は、後述するように、脛骨Tと大腿骨Fとを連結する靭帯に所定の緊張状態を生じさせるために、脛骨Tの近位端面Tbと垂直の方向に相対移動可能に且つ任意の相対位置で係止可能に互いに連結されている。
図2に示すように、大腿骨取付け部材2は、大腿骨Fの遠位端面Fb1から大腿骨Fに軸線Fdに沿って挿入されるロッド部6と、軸線Fdと垂直の方向、即ち、上下方向8aに延びるようにロッド部6に連結された円筒形部8とを有している。円筒形部8において、ロッド部6の反対側の部分には、ねじ山10が形成されている。ロッド部6の断面は円形であり、ジグ本体4は、大腿骨Fに対してロッド部6を中心に回動可能である。
ジグ本体4は、脛骨Tの近位端面Tbに配置されるスペーサ12と、スペーサ12に取外し可能に固定され且つ大腿骨Fの遠位端面Fb1に当接する可動ブロック14と、可動ブロック14に取外し可能に取付けられたハンドル16(図1参照)とを有している。
スペーサ12は、スペーサ本体18と、スペーサ本体18と重ね合わることができるようにスペーサ本体18に回動可能に取付けられた複数の追加スペーサ20とを有している。追加スペーサの厚さは、脛骨トレイ102と脛骨Tの間に選択的に挿入されるスペーサ(図示せず)と同じ厚さであることが好ましい(図5参照)。スペーサ本体18は、脛骨Tの近位端面Tbに当接する下面18aと、可動ブロック14に当接する上面18bとを有し、下面18aと上面18bとは、所定の距離だけ離れて互いに平行に配置されている。下面18aは、脛骨Tとジグ本体4との安定性を確保するために比較的大きいことが好ましいが、上面18bは、可動ブロック14との連結が確保されれば、手術中の視界を確保するために比較的小さいことが好ましい。そのため、本実施形態では、スペーサ本体18の上面側の部分は、大部分除去されている(図2参照)。スペーサ本体18は、更に、取っ手部22と、可動ブロック14に連結される連結部24とを有している。連結部24は、上面18bから上方に延びるブラケット26と、ブラケット26から上面18bと平行に且つ互いに平行に前後方向に延びる2本のピン28とを有している。また、追加スペーサ20は、ピン20aを介して取っ手部22に回動可能に取付けられている。
可動ブロック14は、スペーサ本体18の上面18bと当接する下面14aと、大腿骨Fの遠位端面Fb1と当接する後面14bと、後面と反対側の前面14cとを有している。下面14aと後面14b及び前面14aとは、互いに垂直であり、後面14bと前面14aとは、互いに平行である。可動ブロック14の下面14aは、大腿骨の後設置面Fb3と整列していることが好ましい。前面14cには、スペーサ本体18のブラケット26が当接可能であり、可動ブロックの下面14aとスペーサ本体18の上面18bとが当接した状態で2本のピン28が嵌合状態で挿入される2つの挿入孔30が設けられ、その結果、ピン28が挿入孔30に挿入されたとき、可動ブロック14とスペーサ本体18との間の上下方向及び左右方向が阻止され、前後方向14dの相対移動が、スペーサ本体18と脛骨T及び可動ブロック14との間の摩擦により制限される。その意味で、スペーサ本体18は可動ブロック14に対して固定状態にある。
図3は、可動ブロックの断面図である。図4は、可動ブロックの平面図である。図3及び図4に示すように、可動ブロック14は、上下方向8aに延び且つ前後方向14dに並んで配置された2つの孔、即ち、前孔32及び後孔34を有している。前孔32と後孔34とは一部分重なり合い、それらの間に、前スロット36が形成されている。また、後孔34は、後面14bを越えるように位置し、後スロット38が形成されている。前孔32及び後孔34の内径は等しく、後孔34は、大腿骨取付け部材2の円筒形部8を嵌合可能に且つ上下方向に摺動可能に受入れている。
可動ブロック14は、更に、大腿骨取付け部材2と可動ブロック14とを互いに相対移動させるための駆動ねじ40と、駆動ねじ40を回転可能に支持する支持ピン42とを有している。駆動ねじ40は、前孔32に摺動可能に且つ回転可能に嵌合し、環状凹部40aを有している。また、支持ピン42は、前孔32と芯をずらしてそれを貫通するように可動ブロック14に設けられた支持ピン用孔44に挿入されている。前孔32に挿入された駆動ねじ40の環状凹部40aと、支持ピン用孔44に挿入された支持ピン42とは係合し、駆動ねじ40は、前孔32内に回転可能に支持されている。
駆動ねじ40の外径及びそのピッチはそれぞれ、円筒形部8の外径及びそれに形成されたねじ山10のピッチと等しい。かくして、駆動ねじ40と円筒形部8とは、前スロット36を介して互いに係合し、支持ピン42に支持された駆動ねじ40が回転するとき、円筒形部8が駆動ねじ40に対して上下方向8aに移動するように構成されている。駆動ねじは、それを回転させる六角レンチを受入れる六角孔40bを有している。
後スロット38は、大腿骨取付け部材2のロッド部6よりも大きく形成され、かくして、大腿骨取付け部材2は、後孔34と同心に回動可能である。回動角度は、左右両側に約10度ずつであることが好ましい。
更に、図2に示すように、可動ブロック14は、サイズの異なる人工膝関節に共通する設置基準孔を大腿骨Fの遠位端面Fb1に形成するための基準ガイド孔46と、サイズの異なる人工膝関節に対応する大腿骨の前設置面を指示する指示部48と、可動ブロック14を大腿骨Fに固定するためのピンが挿入される固定ガイド孔50とを有している。
基準ガイド孔46は、左右に3つずつ設けられており、固定ガイド孔50は、左右に1つずつ設けられている。
指示部48は、サイズの異なる人工膝関節の前設置面Fb2を指示する目盛り48aを有し、図2では、55、60、65、70の数字を付した線で示されている。また、指示部48は、サイズの異なる人工膝関節の前設置面Fb2と整列した複数のガイド面48bを有している。本実施形態では、ガイド面48bは、目盛り48aと整列したガイド面とその間に配置されたガイド面とからなる。ガイド面48bは、スリットを形成し、スリットの幅は、大腿骨を切除する刃を受入れるのに十分広いことが好ましい。
次に、本発明による人工膝関節設置ジグの使用方法を説明する。
まず、大腿骨部材2と可動ブロック14を組み立てておく。詳細には、駆動ねじ40を前孔32に挿入し、支持ピン42を支持ピン用孔44及び駆動ねじ40の環状凹部40aに挿入し、駆動ねじ40を前孔32内に回転可能に支持する。次いで、大腿骨取付け部材2の円筒形部8を後孔34に挿入し、円筒形部8のねじ山10と駆動ねじ40とを係合させたら、駆動ねじ40を六角レンチ等により回転させて、大腿骨取付け部材2及び可動ブロック14を上下方向8aに相対的に移動させる。
膝を90度屈曲位にして、大腿骨取付け部材2のロッド部6を大腿骨Fの骨髄腔に挿入し、可動ブロック14の後面14bを大腿骨Fの遠位端面Fb1に当接させる。次いで、膝が伸展位にあるときに計測した大腿骨Fと脛骨Tとの間の所定の隙間と同じ厚さになるようにスペーサ本体18と補助スペーサ20とを組合せて、スペーサ12(18、20)を形成し、このスペーサ12を可動ブロック14と脛骨Tの近位端面Tbとの間に挿入する。使用しない補助スペーサ20は、ピン20aを中心に回動させて、スペーサ本体18から離しておく。スペーサ12を挿入する際、スペーサ12のピン28と可動ブロック14の挿入孔30とを整列させ、ピン28を挿入孔30に挿入することにより、可動ブロック14とスペーサ12とを連結させ、固定させる。
次いで、駆動ねじ40を六角レンチ等により回転させ、可動ブロック14を大腿骨取付け部材2に対して下降させ、即ち、大腿骨Fと脛骨Tとの距離が広げ、屈曲位における靭帯の緊張状態を、伸展位における靭帯の緊張状態と一致させる。屈曲位における靭帯の緊張状態を、伸展位における靭帯の緊張状態と一致しているかどうかを確認する方法には、六角レンチのトルクが所定の値になるまで駆動ねじ40を回転させる方法、及び、可動ブロック14に取付けたハンドル16を手で持って揺り動かし、大腿骨Fと脛骨Tとの間に取付けられたジグ本体2の安定性、又は、ガタツキを確認する方法等がある。後者の方法は、術者の経験に依存する方法であるが、術者によっては、非常に有効な方法の1つである。
靭帯の所望の緊張状態が得られたら、可動ブロック14の左右に3つずつ設けられた基準ガイド孔46の真ん中の孔にドリルを挿入して、大腿骨Fの遠位端面Fb1に設置基準孔を形成する。設置基準孔をあけ直すとき、他の基準ガイド孔46を使用するのがよい。
また、指示部48の目盛り48a及びガイド面48と大腿骨前方顆部Fcの形状とから、大腿骨Fに適合した前設置面Fb2の位置を決定し、それにより、人工膝関節のサイズを決定する。所望であれば、可動ブロック14の左右の固定ガイド孔50に固定ピンを固定ガイド孔50に挿入して、可動ブロック14を大腿骨Fに仮固定した後、決定した前設置面Fb2のガイド面48に沿って、骨切除用の刃を大腿骨Fに向かって移動させ、大腿骨Fの前設置面Fb2を形成してもよい。
最後に、人工膝関節設置用ジグ1を取外し、大腿骨Fに形成された設置基準孔を利用して、例えば、骨切除用ジグを大腿骨Fの遠位端面Fb1に固定し、大腿骨の設置面Fb2〜Fb5を形成する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
上記実施形態では、ジグ本体4を、スペーサ12と可動ブロック14によって構成したが、患者の膝の切開部からジグ本体4を挿入することができれば、スペーサ12と可動ブロック14とを一体にしたジグ本体4を採用してもよい。
上記実施形態では、ハンドル16は、可動ブロック14に固定されたが、スペーサ本体18に固定されてもよい。
屈曲位にある膝に取付けられた本発明による人工膝関節用ジグの斜視図である。 本発明による人工関節用ジグの部分的な分解斜視図である。 可動ブロックの断面図である。 可動ブロックの平面図である。 人工膝関節を設置した大腿骨及び脛骨を示す概略的な側面断面図である。 一部分が切除された脛骨及び大腿骨を示す概略的な側面図である。 膝が伸展位にあるときの従来の人工膝関節設置用ジグの使用方法を説明する側面図である。 膝が屈曲位にあるときの従来の人工膝関節設置用ジグの使用方法を説明する側面図である。
符号の説明
1 人工膝関節設置用ジグ
2 大腿骨取付け部材
4 ジグ本体
12 スペーサ
14 可動ブロック
14a 下面
16 ハンドル
18 スペーサ本体
18b 上面
20 追加スペーサ
26 ブラケット
28 ピン
30 挿入孔

Claims (6)

  1. 膝が屈曲位にあるときに用いる人工膝関節設置用ジグであって、
    大腿骨に取付けられる大腿骨取付け部材と、
    切除することにより形成された脛骨の近位端面及び大腿骨の遠位端面に当接するジグ本体と、を有し、
    前記大腿骨取付け部材及び前記ジグ本体は、脛骨と大腿骨とを連結する靭帯に所定の緊張状態を生じさせるために、脛骨の近位端面と垂直の方向に相対移動可能に且つ任意の相対位置で係止可能に互いに連結され、
    前記ジグ本体は、サイズの異なる人工膝関節に共通する設置基準孔を大腿骨の遠位端面に形成するためのガイド孔と、サイズの異なる人工膝関節に対応する大腿骨の前設置面を指示する指示部と、を有することを特徴とする人工膝関節設置用ジグ。
  2. 前記ジグ本体は、脛骨の近位端面に配置されるスペーサと、前記スペーサに取外し可能に連結され且つ大腿骨の遠位端面に当接する可動ブロックと、を有し、
    前記大腿骨取付け部材と前記可動ブロックとが、脛骨の近位端面と垂直の方向に相対移動可能に且つ任意の相対位置で係止可能に互いに連結されることを特徴とする請求項1に記載の人工膝関節設置用ジグ。
  3. 前記スペーサは、前記可動ブロックと当接する上面と、それから上方に延びるブラケットと、このブラケットから前記上面と平行に且つ前後方向に延びるピンと、を有し、前記可動ブロックは、前記スペーサ本体の上面と当接する下面と、この下面と前記スペーサ本体の上面とが当接した状態で前記ピンが嵌合状態で挿入される挿入孔と、を有していることを特徴とする請求項に記載の人工膝関節設置用ジグ。
  4. 前記指示部は、サイズの異なる人工膝関節の前設置面を指示する目盛りを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の人工膝関節設置用ジグ。
  5. 前記指示部は、サイズの異なる人工膝関節の前設置面と整列した複数のガイド面を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の人工膝関節設置用ジグ。
  6. 前記ジグ本体は、更にハンドルを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の人工膝関節設置用ジグ。
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