JP4401240B2 - 全熱交換素子用紙 - Google Patents

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Description

本発明は全熱交換素子用紙に関し、特にガスバリア性に優れると共に吸湿性と防炎性にも優れる上、二酸化炭素の移行率の低い全熱交換素子用紙に関する。
全熱交換素子用素材として使用される全熱交換素子用紙は、空調機等の熱交換器の吸気路と排気路との仕切り部材として用いられ、主に紙を材料としている。この全熱交換素子用紙は、全熱交換性と共に湿度の透過性が求められることから吸湿性の高いことが要求されると共に、紙を原材料としていることから、発火の危険性を防止するための防炎性も要求される。そこで従来の全熱交換素子用紙には、グアニジン系等の公知の防炎剤と無機酸塩等の公知の吸湿剤とを原紙に含浸させることが行われていた。しかしながら、これらの全熱交換素子用素材は吸湿性や防炎性に優れたものではあるが、透気度が低いために、排気されるガス中の二酸化炭素が、新鮮な空気中に移行するという欠点があった。
例えば、吸湿剤として有機酸塩を用いて吸湿性を向上させた全熱交換素子用素材(特許文献1、2)が開示されているが、これらはガスバリア性の向上を目的としたものではない。また、燃焼発熱量の低い合成繊維が配合された原紙からなる全熱交換素子用素材(特許文献3)の場合には、防炎性は優れているものの、透気度は102〜112秒程度であり、やはりガスバリア性が低いという欠点があった。
特開平10−60796号公報 特開平10−183492号公報 特開10−259596号公報
かかる欠点は、親水性繊維からなると共に吸湿剤を含有する空気遮蔽機能性シートからなる熱交換器用仕切り部材によって改善された(特許文献4)。確かに、この仕切り部材の場合には、JIS P 8117に準拠して測定した透気度200秒/100ml以上とすることにより、二酸化炭素の移行率を5%以下のものに適用させることができ、5,000秒/100ml以上とすることによって二酸化炭素の移行率を1%以下にすることができる旨記載されている。すなわち、二酸化炭素の移行率を1%以下にするには、5,000秒/100ml以上という大きな透気度を有する部材が必要であった。しかしながら、このような大きな透気度の部材は吸湿性が低いという欠点があった。
特開2003−148892号公報
そこで本発明者等は、透気度をそれほど大きくしなくても、吸湿性、ガスバリア性及び防炎性に優れると共に二酸化炭素の移行率が低い、安価な全熱交換素子用紙を得べく鋭意検討した結果、木材パルプ中の針葉樹パルプの比率及びショッパーフリーネスを調節することによって、透気度が1,000秒/100ml以下であっても二酸化炭素の移行率を1%以下とすることができるだけでなく、透気度を5,000秒/100ml以上としても吸湿性を十分確保することができることを見出し、本発明に到達した。
従って本発明の目的は、従来ほど透気度が高くなくとも、吸湿性、ガスバリア性及び防炎性に優れると共に、二酸化炭素の移行率が低い、安価な全熱交換素子用紙を提供することにある。
本発明の上記の目的は、木材パルプ100質量部中の針葉樹パルプが40質量部以上でショッパーフリーネスでの叩解度が45〜65°SRの範囲である木材パルプからなる原紙に吸湿剤と防炎剤を含浸させた全熱交換素子用紙であって、該全熱交換素子用紙のJIS Z 0208に準拠した透湿度試験による透湿度が6,000g/m・24時間以上で、JIS Z 2150に準拠した防炎試験による炭化長が10cm以下であり、JIS P 8117に準拠した透気度試験による透気度が700秒/100ml以上であると共に、二酸化炭素の移行率が1%以下であることを特徴とする全熱交換素子用紙によって達成された。
本発明においては、特に、前記吸湿剤として無機酸塩、前記防炎剤として有機窒素系防炎剤を使用することが好ましい。
本発明の全熱交換素子用紙は、木材パルプを使用するので安価であるにもかかわらず、伝熱性、吸湿性及び防炎性に優れる上適度に高い透気度を有するので、熱のみならず湿度の交換性に優れる上、二酸化炭素を通さないので空気の浄化性能にも優れ、更に、安全性にも優れている。
本発明の全熱交換素子用紙においては木材パルプを使用する。木材パルプ100質量部中の針葉樹パルプの比率は40質量部以上であることが必要であるが、特に50〜80質量部であることが好ましい。針葉樹パルプの比率が40質量部より少ないと透気度が低くなり二酸化炭素の移行率が高くなるので、空気の浄化の観点から好ましくない。
またショッパーフリーネスによる叩解度は45〜65°SRの範囲であることが必要である。叩解度が40°SR未満であると透気度が低くなるので使用し難くなる。尚、前記ショッパーフリーネスによる叩解度は、JIS P 8121に準拠したショッパーろ水度試験法によって測定した値である。
上記木材パルプには針葉樹パルプと広葉樹パルプがあるが、公知のものの中から適宜選択することができる。
本発明においては、後述するように透湿度を上げるために吸湿剤を使用している。従って、原紙が吸湿して紙力が低下するのを防ぐために、湿潤紙力増強剤を使用することが好ましい。湿潤紙力増強剤としては、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ化ポリアミド樹脂等を使用することができるが、特にポリアミド・エピクロロヒドリン系樹脂を使用することが好ましい。また上記湿潤紙力増強剤は、木材パルプ固形分100質量部に対して0.1〜3質量部であることが好ましい。
本発明において使用する吸湿剤は特に限定されるものではなく、公知のものの中から適宜選択することができるが、少量でも効果の大きい無機酸塩を使用することが好ましい。このような塩類としては、例えば塩化リチウム、塩化ナトリウムのようなアルカリ金属の塩、塩化カルシウムなどのアルカリ土類金属の塩などを挙げることができる。これらの吸湿剤の使用量は、原紙としての強度の観点から、固形分で1〜20g/m含浸させることが好ましい。また、前記無機酸塩は防炎効果も期待できる。
本発明において使用する防炎剤は、公知のものの中から適宜選択することができるが、本発明においては、特に有機窒素系の防炎剤を使用することが好ましい。このような有機窒素系防炎剤としては、グアニジン系防炎剤、アンモニウム系防炎剤、グアニル尿素系防炎剤、メラミン系防炎剤などがあり、具体的には、スルファミン酸グアニジン、塩酸グアニジン、リン酸グアニジン、リン酸グアニル尿素、硫酸メラミン、リン酸メラミン等が挙げられる。防炎剤の使用量は、防炎試験による炭化長を10cm以下にするという観点から、固形分で4〜30g/m含浸させることが好ましい。
本発明の原紙には、透気度を上げるために無機質填料を使用することができる。このような無機質填料としては、一般に使用されているタルク、クレー、チタン・ホワイト、炭酸カルシウム、珪酸マグネシウム、水酸化アルミニウム等を挙げることができる。
本発明の全熱交換素子用紙においては、JIS Z 0208に準拠した透湿度試験による透湿度が6,000g/m・24時間以上であることが必要であるが、特に7,000g/m・24時間以上であることが好ましい。透湿度が6,000g/m・24時間未満であると、実際の使用に際して、外部から取り入れる水分量が排出される水分量より少なくなるので、内部の湿度を一定に維持することが困難になり、煩雑である。この欠点は特に冬場において深刻である。
本発明の全熱交換素子用紙においては、JIS Z 2150に準拠した防炎試験による炭化長が10cm以下であることが必要である。10cmを越えると全熱交換素子用紙としては防炎性能が十分でない。この防炎性能は、主として添加する防炎剤の種類とその添加量によって調整される。
本発明の全熱交換素子用紙においては、JIS P 8117に準拠した透気度試験による透気度が700秒/100ml以上であることが必要である透気度が500秒/100ml未満であると、排気される空気と取り入れられる空気の間で二酸化炭素の移行が生じるので空気の浄化の観点から好ましくない。本発明においては、空気浄化の観点から、特に二酸化炭素の移行率が1%以下となるように設計する。二酸化炭素の移行率は主として透気度によって決定されるが、使用するパルプの種類及びショッパ−フリーネス等によっても影響されるので、全熱交換素子用紙全体としての各成分バランスによって調整する。
本発明においては、抄紙した原紙を乾燥した後、更にバリア剤を含浸することにより、全熱交換素子用紙のガスバリア性を向上させることができる。バリア剤としては、ポリビニルアルコール、アクリル酸エステル系樹脂、スチレンブタジエン系樹脂等を使用することができる。バリア剤は、サイズプレスを用いて含浸させることが好ましく、含浸量は固形分で0.3〜10g/mとすることが好ましい。本発明においては、必要に応じて更に、定着剤、染料、スライムコントロール剤、消泡剤等の内填薬品を用いることができる。
本発明の全熱交換素子用紙は、上記木材パルプを主成分とするスラリーを調製し、長網抄紙機などの抄紙機によって原紙を製造し、乾燥した後、吸湿剤及び防炎剤を含有し、必要に応じて更にバリア剤を含有する塗布液をサイズプレス等の手段を用いて塗布又は含浸させ、適宜カレンダー掛けすることにより、容易に製造することができる。バリア剤は、吸湿剤及び防炎剤を含浸させた後に、別途塗布又は含浸させても良い。
以下、本発明を実施例によって更に詳述するが、本発明はこれによって限定されるものではない。
針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)60質量部と広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)40質量部とを水で分散し、リファイナーによりショッパーフリーネスでの叩解度を50°SRになるように叩解した。このようにして得られた木材パルプスラリーの固形分100質量部に対して、ポリアミド・エピクロロヒドリン系湿潤紙力増強剤剤(商品名「紙力剤WS−552」:星光PMC(株)製)を固形分で0.2質量部添加し、長網抄紙機を用いて米坪量42g/mの原紙を製造した。
〔全熱交換素子用紙の製造〕
吸湿剤として塩化リチウム(商品名「40%液体塩化リチウムN」:日本化学工業(株)製)を固形分で20質量部、防炎剤としてスルファミン酸グアニジン(商品名「アピノン145」:(株)三和ケミカル製)を固形分で50質量部、及び水を混合して含浸液を調製した。前記原紙に、該含浸液を、サイズプレスコーターを用いて含浸させ、乾燥後の固形分として塩化リチウムが2g/m、スルファミン酸グアニジンが5g/mとなるように調整し、米坪量が49g/mの、吸湿剤及び防炎剤を含浸した原紙を作製した。
更にバリア剤としてポリビニルアルコール(商品名「ゴーセノールT−350」:日本合成化学工業(株)製)を水で溶解し、サイズプレスコーターにより、乾燥後の固形分が1g/mとなるように含浸させ、全熱交換素子用紙とした。
針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)70質量部と広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)30質量部とを水で分散し、リファイナーを用いて、ショッパーフリーネスでの叩解度が60°SRになるように叩解した。このようにして得られた木材パルプスラリーの固形分100質量部に対して、ポリアミド・エピクロロヒドリン系湿潤紙力増強剤剤(商品名「紙力剤WS−552」:星光PMC(株)製)を固形分で0.2質量部添加し、長網抄紙機を用いて米坪量70g/mの原紙を製造した。
〔全熱交換素子用紙の製造〕
吸湿剤として塩化リチウム(商品名「40%液体塩化リチウムN」:日本化学工業(株)製)を固形分で30質量部、防炎剤としてスルファミン酸グアニジン(商品名「アピノン145」:(株)三和ケミカル製)を固形分で70質量部、及び水を混合して含浸液を調製した。前記原紙に、該含浸液をサイズプレスコーターを用いて含浸させ、乾燥後の固形分として塩化リチウムが3g/m、スルファミン酸グアニジンが7g/mとなるように調整し、米坪量が80g/mの、吸湿剤及び防炎剤を含浸した全熱交換素子用紙とした。
比較例1.
針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)20質量部と広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)80質量部とを水に分散し、リファイナーを用いてショッパーフリーネスでの叩解度を28°SRになるように叩解した。このようにして得られた木材パルプスラリーの固形分100質量部に対して、ポリアミド・エピクロロヒドリン系湿潤紙力増強剤剤(商品名「紙力剤WS−552」:星光PMC(株)製)を固形分で0.2質量部添加し、長網抄紙機を用いて米坪量が43g/mの原紙を製造した。
〔全熱交換素子用紙の製造〕
吸湿剤として塩化リチウム(商品名「40%液体塩化リチウムN」:日本化学工業(株)製)を固形分で20質量部、防炎剤としてスルファミン酸グアニジン(商品名「アピノン145」:(株)三和ケミカル製)を固形分で50質量部、及び水を混合して含浸液を調製した。前記原紙に、該含浸液をサイズプレスコーターを用いて含浸させ、乾燥後の固形分として塩化リチウムが2g/m、スルファミン酸グアニジンが5g/mとなるように調整し、米坪量が50g/mの、吸湿剤及び防炎剤を含浸した全熱交換素子用紙とした。
比較例2.
針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)70質量部と広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)30質量部とを水に分散し、リファイナーを用いてショッパーフリーネスでの叩解度を60°SRになるように叩解した。このようにして得られた木材パルプスラリーの固形分100質量部に対して、ポリアミド・エピクロロヒドリン系湿潤紙力増強剤剤(商品名「紙力剤WS−552」:星光PMC(株)製)を固形分で0.2質量部添加し、長網抄紙機を用いて米坪量が70g/mの原紙を製造し、これを全熱交換素子用紙として使用した。
上記実施例及び比較例により得られた各試料について、透湿性、防炎性、ガスバリア性(透気度及び二酸化炭素移行率)の試験を、以下に記載する方法で行った。試験結果を表1に示す。
透湿性:JIS Z 0208に準拠し、カップ法により40℃、90%RHの条件で、24時間の透湿度を測定した。
防炎性:JIS Z 2150に準拠し、45°メッケルバーナ法により炭化長を測定した。
ガスバリア性
透気度:JIS P 8117に準拠し、ガーレー試験機法で測定した。
二酸化炭素移行率:1mボックスの窓(20cm×20cm)に試験片を貼り、1mボックス内の濃度が5000ppmとなるように二酸化炭素を注入し、1時間後のボックス内の二酸化炭素濃度(ppm)を測定し、次式により二酸化炭素移行率(%)を計算した。

二酸化炭素移行率(%)
={(5000−1時間後のボックス内二酸化炭素濃度)/5000}×100
実施例1及び実施例2では、透気度が500秒以上、炭化長が10cm以下であると共に二酸化炭素移行率が1%以下となっており、吸湿性、防炎性に優れると共にガスバリア性にも優れた全熱交換素子用紙であることが実証された。
これに対し、比較例1の場合には炭化長が10cm以下であり、吸湿性と防炎性に優れているものの透気度が500秒以下である上、二酸化炭素移行率が1%以上であり、ガスバリア性が十分ではなかった。また、比較例2の場合には、ガスバリア性は優れているものの吸湿性と防炎性が不十分であった。
本発明の全熱交換素子用紙は、木材パルプを使用するので安価である。また、伝熱性、吸湿性及び防炎性に優れる上適度に高い透気度を有するので、熱のみならず湿度の交換性に優れる上、二酸化炭素を殆ど通さないので空気の浄化性能にも優れている。

Claims (2)

  1. 木材パルプ100質量部中の針葉樹パルプが40質量部以上でショッパーフリーネスでの叩解度が45〜65°SRの範囲である木材パルプからなる原紙に吸湿剤と防炎剤を含浸させた全熱交換素子用紙であって、該全熱交換素子用紙のJIS Z 0208に準拠した透湿度試験による透湿度が6,000g/m・24時間以上で、JIS Z 2150に準拠した防炎試験による炭化長が10cm以下であり、JIS P 8117に準拠した透気度試験による透気度が700秒/100ml以上であると共に、二酸化炭素の移行率が1%以下であることを特徴とする全熱交換素子用紙。
  2. 前記吸湿剤が無機酸塩であると共に前記防炎剤が有機窒素系防炎剤である、請求項1に記載された全熱交換素子用紙。
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