JP4400574B2 - チューブポンプ - Google Patents
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Description
しかし、このような構成のチューブポンプにあっては、ローラによって弾性チューブを押し潰す際に大きなエネルギーを必要とする。
しかし、このような構成のチューブポンプにあっても、チューブを押し潰す際に大きなエネルギーを必要とする。
しかし、このような構成のチューブポンプにあっては、回転軸を正逆回転させる必要があるため、回転運動の方向を変える度に慣性を打ち消す必要が有り、エネルギーロスが生じてしまう。
発明の一実施形態では、チューブポンプは、
その内部に前記流体を輸送する流路を画定し、前記流路を開閉する離間した2箇所にある2つの開閉部を有する弾性変形可能なチューブと、
前記チューブの前記離間した2箇所において、前記チューブの対応する前記開閉部を折り曲げることにより前記流路を閉止し、前記開閉部の折り曲げを解除することにより前記流路を開放させる、前記2つの開閉部にそれぞれ対応する2つの開閉機構とを備え、
前記2つの開閉部の一方を、他方の前記開閉部を折り曲げている状態で、前記対応する開閉機構を作動して、前記チューブの対応する部分で流路を閉止した後、前記他方の開閉部の折り曲げ量よりも大きな折り曲げ量となるまでさらに折り曲げることにより、前記開閉部のさらなる折り曲げにより前記2つの開閉部間のチューブの内圧を高め、前記チューブポンプは、このチューブ内の高まった内圧を利用して前記流体を輸送することを特徴とする。
この発明によれば、流体を輸送する際に、開閉機構による各開閉部の折り曲げと、折り曲げの解除とを行なうだけで足りるので、小さなエネルギーで効率良く流体を輸送することができ、省エネルギー化を図ることができ、ランニングコストを低減させることができる。
前記対応する開閉機構で前記各2箇所の湾曲部の前記一部を押圧することにより、前記各2つの開閉部を折り曲げるよう構成されるのが好ましい。
この発明によれば、流体を輸送する際に、開閉機構による各湾曲部の押圧と、押圧の解除とを行なうだけで足りるので、小さなエネルギーで効率良く流体を輸送することができ、省エネルギー化を図ることができ、ランニングコストを低減させることができる。
この発明によれば、カムが回転駆動し、カムの回転駆動に追従してチューブの各湾曲部の一部が押圧されて各開閉部が折り曲げられ、各開閉部に対応する流路の部分が閉止され、または押圧が解除されて各開閉部が折り曲げられた状態から元の形状に復元し、各開閉部に対応する流路の部分が開放されることになる。
この発明によれば、各カムの大きさは互いに異なっているので、カムの回転駆動によって各開閉部を折り曲げる際に、確実に、各開閉部の折り曲げ量に大小の差を生じさせることができる。
また、本発明のチューブポンプでは、前記各開閉機構は、前記対応する湾曲部の一部を押圧し、あるいは該一部の押圧状態を解除するように、その内部に設けられた前記カムを回転駆動することにより往復動可能に設けられる保護枠をさらに含み、
前記各2つのカムの回転駆動中、前記各カムの回転駆動時に、前記保護枠のチューブの方向への移動によって前記湾曲部の一部を押圧することにより前記対応する開閉部が折り曲げられ、前記保護枠の反対方向への移動によって前記保護枠による押圧状態が解除されたときに、前記チューブ自体の弾性力によって元の形状に復元するように構成されるのが好ましい。
従って、カムの動力を伝達ロスが生じることなく各湾曲部に伝達させることができるので、各湾曲部の各開閉部の折り曲げ、復元を効率良く行なうことができる。
この発明によれば、保護枠と各開閉部との間は連結具によって連結されているので、両者間に滑りが生じて各開閉部が摩耗するようなことはなく、長期的に安定した性能が得られることになる。
この発明によれば、チューブおよび保護枠はベースに支持されているので、常に所定の位置を押圧して折り曲げることができるので、常に所定量の流体を輸送することができ、輸送効率を高めることができる。
この発明によれば、チューブの弾性力が経時的に低下した場合であっても、付勢手段の付勢力によってチューブの折り曲げられた部分を強制的に元の形状に復元させることができるので、安定した性能が長期的に得られることになる。
前記ベースに対する前記固定冶具の取り付け位置を調整することにより、前記各開閉部の折り曲げ量を調整するように構成されるのが好ましい。
この発明によれば、調整手段によってチューブの各湾曲部の開閉部の折り曲げ量を調整することができるので、チューブポンプの駆動速度を変更することなく、流体の流量(輸送量)を調整することができることになり、汎用性を高めることができる。
本発明のチューブポンプは、前記各開閉部の折り曲げ量を調整する調整手段をさらに備えるのが好ましい。
また、本発明のチューブポンプでは、常に、少なくとも1箇所の前記開閉部において流路が閉止されるのが好ましい。
その内部に前記流体を輸送する流路を画定し、所定の間隔を隔てて対向するように離間した2箇所に設けられ、前記流路を開閉する2つの開閉部を有する弾性変形可能なチューブと、
前記各2つの開閉部に対応する部分において、前記チューブの対応する前記開閉部を折り曲げることにより前記流路を閉止し、前記開閉部の折り曲げを解除することにより前記流路を開放させる、前記2つの開閉部間の前記間隔に設けられた開閉機構とを備え、
前記2つの開閉部の一方を、他方の前記開閉部を折り曲げている状態で、前記対応する開閉機構を作動して、前記チューブの対応する部分で流路を閉止した後、前記他方の開閉部の折り曲げ量よりも大きな折り曲げ量となるまでさらに折り曲げることにより、前記開閉部のさらなる折り曲げにより前記2つの開閉部間のチューブの内圧を高め、前記チューブポンプは、このチューブ内の高まった内圧を利用して前記流体を輸送することを特徴とする。
また、開閉部間に1つの開閉機構を設ければ足りるので、全体を小型化、軽量化することができ、小型化、軽量化が要求されるような箇所に有効に利用することができる。
前記チューブポンプは、前記開閉機構で前記各2箇所の湾曲部の前記一部を押圧することにより前記各2つの開閉部を折り曲げるように構成されるのが好ましい。
この発明によれば、チューブの2箇所の湾曲部間に1つの開閉機構を設ければよいので、全体を小型化、軽量化することができ、小型化、軽量化が要求されるような箇所に有効に利用することができる。
前記チューブポンプは、前記2つの開閉部が前記2つのアームを介して前記段付きカムの各カム面に当接され、前記段付きカムの回転駆動時に前記各アームを介して前記各開閉部が折り曲げられ、または折り曲げが解除されるように構成されるのが好ましい。
この発明によれば、1つのカムに大きさの異なる2つのカム部が段状に設けられ、各カム部のカム面にアームを介して各開閉部が当接しているので、全体を小型化、軽量化することができ、小型化、軽量化が要求されるような箇所に有効に利用することができる。
また、本発明のチューブポンプでは、前記開閉機構は、前記開閉部の折り曲げを解除する方向に、前記各アームを付勢する付勢手段をさらに含むのが好ましい。
この発明によれば、チューブの弾性力が経時的に低下した場合であっても、付勢手段の付勢力によってチューブの折り曲げられた部分を強制的に元の形状に復元させることができるので、安定した性能が長期的に得られることになる。
この発明によれば、調整手段によってチューブの各開閉部の折り曲げ量を調整することができるので、チューブポンプの駆動速度を変更することなく、流体の流量(輸送量)を調整することができることになり、汎用性を高めることができる。
本発明のチューブポンプでは、常に、少なくとも1箇所の前記開閉部において流路が閉止されるのが好ましい。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるチューブポンプの第1実施形態を示す斜視図であり、図2は、図1に示すチューブポンプの正面図である。
チューブ2を構成する弾性体の素材としては、特に制限されるものではなく、種々のものが挙げられ、例えば、シリコーンゴム等の各種のゴム材、各種の熱可塑性エラストマー、各種の合成樹脂材等が有効である。
チューブ2の各湾曲部3、6には流路を開閉する開閉部4、7がそれぞれ1箇所に設けられている。各開閉部4、7は、各湾曲部3、6の一部を後述する開閉機構11によって押圧する(外力を加える)ことにより所定の角度に(所定の折り曲げ量になるように)折り曲げられ、押圧(外力)を解除することによりチューブ2の弾性力(復元力)によって折り曲げられた状態から元のU形状に復元する。
なお、この実施形態においては、チューブ2の両端部にそれぞれ湾曲部3、6を設けて、各湾曲部3、6の1箇所にそれぞれ開閉部4、7を設けているが、図示はしないが、チューブ2の3箇所以上に湾曲部を設けて、各湾曲部にそれぞれ開閉部を設けるようにしてもよい。
チューブ2は、上述したように、それ自体の弾性力とベース31の係合溝32との間の摩擦力との協働によってベース31の係合溝32内に固定されているが、図3に示すような調整手段37を係合溝32から突出しているチューブ2の一端部9および他端部10にそれぞれ、または、いずれか一方(一方の調整手段37だけの場合は、一端部9側に設けるのが好ましい)に設け、この調整手段37によりチューブ2をベース31に固定してもよい。ここで、図3は、第1実施形態の変形例を示す部分拡大説明図である。
なお、調整手段37は、上記の構成のものに限らず、例えば、チューブ2をベース31に固定できるとともに、チューブ2の各湾曲部3、6の開閉部4、7の折り曲げ量を調整できるものであれば、あらゆる構成のものを用いてもよい。
案内溝35、36は、後述する保護枠12、12の先端部がチューブ2の各湾曲部3、6にチューブ2の長手方向と直交する方向から当接するように設けられる。本実施形態においては、各湾曲部用凹部33、34の対角線上に中心線が位置するように設けられている。
各保護枠12の前枠部13とチューブ2の各湾曲部3、6とは、例えばバンド等の連結具30によってそれぞれ連結され、各保護枠12の往復動時に各保護枠12の前枠部13とチューブ2の各湾曲部3、6との間に相対的な滑りが生じて(すなわち、各保護枠12の前枠部13とチューブ2の各湾曲部3、6が凹部(係合溝)33または34内で互いに滑り)、各湾曲部3、6が摩擦するのを防止している。なお、各保護枠12の前枠部13とチューブ2の各湾曲部3、6との間に相対的な滑りが生じない場合には、チューブポンプ1に連結具30を設ける必要はない。
このような位置関係に設定することにより、各カム16、23の回転駆動によりチューブ2の各湾曲部3、6の開閉部4、7は折り曲げ、復元を交互に繰り返し、各開閉部4、7に対応する流路の部分の閉止、開放を交互に繰り返すことになる。
そして、上記のように構成したこの実施形態によるチューブポンプ1のチューブ2の一端部9を流体の供給側(図示せず)に接続し、他端部10を流体の排出側(図示せず)に接続し、モータ21、28を作動させて各カム16、23を回転駆動させると、以下の[1]〜[4]に示す動作が順次繰り返される。
この場合、他方の湾曲部6の開閉部7は折り曲げられた状態にあるので、折り曲げ部8の両側の体積(容積)は折り曲げ前の体積よりも減少している。
また、一方の湾曲部3の開閉部4および他方の湾曲部6の開閉部7は折り曲げられた状態にあるので、各折り曲げ部5、8の両側の体積は折り曲げ前の体積よりも減少している。このため、折り曲げ部5、8間の圧力は、開閉部4の折り曲げ前より上昇し、折り曲げ部8の図2中右側の圧力より高くなる。
また、一方の湾曲部3の開閉部4は折り曲げられた状態にあるので、折り曲げ部5の両側の体積は折り曲げ前の体積よりも減少している。
また、一方の湾曲部3の開閉部4および他方の湾曲部6の開閉部7は折り曲げられた状態にあるので、各折り曲げ部5、8の両側の体積は折り曲げ前の体積よりも減少している。このため、折り曲げ部5、8間の圧力は、開閉部7の折り曲げ前より上昇し、折り曲げ部8の図2中左側の圧力より高くなる。
ここで、[2]の状態では、折り曲げ部5、8間の圧力は、折り曲げ部8の図2中右側の圧力より高いので、[3]の状態になり、湾曲部6の開閉部7に対応する流路の部分が開放されると、流体は、図2中右側に向かって流れる。
この場合、開閉部4の折り曲げ部5の折り曲げ量は、開閉部7の折り曲げ部8の折り曲げ量より大きいので、湾曲部6の開閉部7に対応する流路の部分が開放される直前の折り曲げ部5、8間の圧力は、湾曲部3の開閉部4に対応する流路の部分が開放される直前の折り曲げ部5、8間の圧力より大きい。このため、1サイクルにおいて、図2中右側に向かって流れる流体の流量は、図2中左側に向かって流れる流体の流量より多く、これにより、流体は、チューブ2の一端(図2中左側)から他端(図2中右側)に向かって輸送される。
上記のような[1]〜[4]の動作を繰り返して、一方の湾曲部3の開閉部4の開閉、他方の湾曲部6の開閉部7の開閉を繰り返すことにより、チューブ2の一端(図2中左側)から他端(図2中右側)に向かって流体が連続して(次々と)輸送される。
<前提条件>
[a]チューブ2の中のおよびチューブ2の外の初期状態における圧力は大気圧(1気圧)と同じである。
[b]チューブ2の左端には水(図4中の斜線の部分)が充填され、それにより、この左端は水によって封止されている。左端の水の左側と右端は大気開放されている。
[c]チューブ2は開閉部4、7(折り曲げ部5、8)を折り曲げていくことで、まず折り曲げ部5、8の左右が閉止(封止)状態になり、さらに折り曲げ続けることによりチューブ2の中の体積(容積)がさらに減少する。
[d]カム(大)16による折り曲げ部5はカム(小)23よりも多くの容積を減少させる。
[e]仮に左右の折り曲げ部5、8が封止状態だが、それ以上は体積を変化させない点での折り曲げ部5、8間のチューブ2の内容積(折り曲げ部5、8間でチューブ2が封止された瞬間の内容積)を体積cとする。なお、図4では、開放状態から封止された瞬間の状態までにおけるチューブ2の体積変化を無視している。したがって、両折り曲げ部5、8でチューブ2が封止された瞬間におけるその部分に対応するチューブ2は、図4において円筒状(円柱状)で示されている。
[f]カム(大)16がチューブ2を素通し状態(開放状態)から折り曲げてまず封止状態にした後、そこからさらにチューブ2を折り曲げることにより、封止状態から最終的な状態(さらなる折り曲げ状態)までの間で減少するチューブ2内の容積を2×aとする。封止部分の両側でほぼ同じ体積aが減少する。
[g]同様に、カム(小)23がチューブ2を折り曲げて封止状態にした後、そこからさらにチューブ2を折り曲げることにより減少するチューブ2内の容積を2×bとする。封止部分の両側でほぼ同じ体積bが減少する。
[h]水とカム(大)16が封止状態のみの状態での内容積を体積dとする。
[i]圧力は理想的に体積に反比例するものとする(PV=一定の等温圧縮)。
(1)初期状態では、カム(大)16の折り曲げ部5が開放された状態にあり、両カム16、23の折り曲げ部5、8間の体積(内容積)はc−bとなり、水とカム(大)16の折り曲げ部5、8間の体積は前提条件通りにdとする。内部の圧力は初期値1気圧とする。
(2´)両カム16、23の折り曲げ部5、8間は、両端が封止されているために変化はないが、水とカム(大)16の折り曲げ部5間の圧力は水の左右で圧力の不均衡が生じ、一旦、水は図中で左側に押しやられる。水の表面張力等を無視し、内部の圧力が外気と同じ1気圧まで水を押すとすると、体積は再びdになる。
(4)再びカム(小)23の折り曲げ部8が閉止状態になる。両カム16、23の折り曲げ部5、8間の体積は再びc−a−bになり、圧力は変化前の体積を変化後の体積で割った(c−a)/(c−a−b)となる。
(変化前圧力1)×(変化前体積1)+(変化前圧力2)×(変化前体積2)=(変化後圧力)×(変化後体積)
変化後圧力={(変化前圧力1)×(変化前体積1)+(変化前圧力2)×(変化前体積2)}/(変化後体積)
P={(c−a−b)×(c−a)/(c−a−b)+d×1}/{(c−b)+(d+a)}=(c−a+d)/(c−b+d+a)
変化後の圧力は分母が分子より大きいので、1気圧以下になる。
(変化前圧力)×(変化前体積)=(変化後圧力)×(変化後体積)
変化後体積=(変化前圧力)×(変化前体積)/変化後圧力
V=(c−a+d)/(c−b+d+a)×(c−b+d+a)/1=c−a+d
変化後の体積から折り曲げ部5、8間の体積(こちらは一定)を引いた体積は、
(c−a+d)−(c−b)=(d−a+b)=d−(a−b)
となる。
ここで、同じ位相である(1)と(5´)、(9´)とを比較すると、水とカム(大)16の間の体積が1サイクル(1回転)でa−bだけ減っていくことが分かる。つまり、左右の折り曲げ部5、8の体積変化の差分だけ、折り曲げ部5、8間の体積変化の小さい方に1サイクルで送られているポンプとなる。
なお、本発明では、下流側の開閉部7側について、開閉部7を折り曲げることにより流路を閉止し、その折り曲げを解除することにより流路を開放する機構(構成)に換えて、例えば、開閉部7側に弁を設け、その弁で流路を開閉するように構成してもよい。
第2実施形態のチューブポンプ1については、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図6は、本発明によるチューブポンプの第2実施形態を示す平面図である。第2実施形態のチューブポンプ1には、各保護枠12の後枠部14とそれに対向する各案内溝35、36の内面との間に、各保護枠12をチューブ2から離れる方向に付勢する(各開閉部4、7の折り曲げを解除する方向にチューブ2を付勢する)付勢手段45がそれぞれ設けられている。チューブポンプ1のその他の構成は前述の第1実施形態に示すものと同様である。各カム16、23による押圧状態が解除されると、付勢手段45の付勢力によって各保護枠12は強制的にチューブ2から離れる方向(すなわち、各保護枠12の長手方向に垂直な方向)に移動する。
この実施形態に示すチューブポンプ1にあっても、前記第1実施形態に示すものと同様に、一方のカム(大)16および他方のカム(小)23の回転駆動によって各保護枠12を介してチューブ2の一方の湾曲部3および他方の湾曲部6を押圧し、各湾曲部3、6の開閉部4、7を折り曲げることにより、開閉部4、7に対応する流路の部分を閉止(封止)することができるとともに、各保護枠12を介しての押圧状態を解除することにより、開閉部4、7をそれ自体の弾性力によって元の形状に復元させて、開閉部4、7に対応する流路の部分を開放させることができる。このため、開閉部4、7の開閉に大きなエネルギーを必要とすることなく、省エネ化を図ることができ、ランニングコストを低減させることができる。
さらに、この実施形態においては、付勢手段45の付勢力によって各保護枠12を強制的にチューブ2から離れる方向(すなわち、各保護枠12の長手方向に垂直な方向)に移動させているので、チューブ2の弾性力が経時的変化によって低下した場合であっても、チューブ2の各湾曲部3、6の開閉部4、7の折り曲げ、復元を安定して繰り返すことができ、所定の性能が長期的に得られることになる。なお、連結具30は、チューブ2の弾性力が経時的変化によって低下した場合、開閉部4、7を各保護枠12の動作に連結させ、付勢手段45によってチューブ2を閉止から開放になるようにする機能を有する。
第3実施形態のチューブポンプ1については、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図7は、本発明によるチューブポンプの第3実施形態を示す平面図であり、図8は、第3実施形態のチューブポンプのカムを示す斜視図であり、図9は、第3実施形態のチューブポンプのアームを示す斜視図である。これらの図に示すように、このチューブポンプ1は、チューブ2の両端部の湾曲部3、6(開閉部4、7)を、所定の間隔を隔てて対向させて設けるとともに、両湾曲部3、6間にカム50を回転可能に設け、カム50と各湾曲部3、6との間にカム50の回転運動を直線運動に変換するアーム59、61をそれぞれ設け、カム50の回転駆動によって各アーム59、61を介して各湾曲部3、6の開閉部4、7を直接折り曲げ、または折り曲げた状態からチューブ2の弾性力によって元のU形状に復元させるように構成したものである。その他の構成は上述の第1実施形態に示すものと同様である。
さらに、この実施形態においては、1つのカム50で両湾曲部3、6の開閉部4、7の折り曲げ、復元を行なうことができるので、省スペース化を図ることができ、全体を小型化、軽量化することができる。したがって、小型化、軽量化したチューブポンプ1が要求されるような箇所でさえチューブポンプ1を有効に利用することができる。
なお、本実施形態においても、上述の第2実施形態のように、付勢手段45を設けてもよい。
また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、本発明では、開閉部が3箇所以上に設けられていてもよい。
Claims (17)
- 流体を輸送するチューブポンプであって、
その内部に前記流体を輸送する流路を画定し、前記流路を開閉する離間した2箇所にある2つの開閉部を有する弾性変形可能なチューブと、
前記チューブの前記離間した2箇所において、前記チューブの対応する前記開閉部を折り曲げることにより前記流路を閉止し、前記開閉部の折り曲げを解除することにより前記流路を開放させる、前記2つの開閉部にそれぞれ対応する2つの開閉機構とを備え、
前記2つの開閉部の一方を、他方の前記開閉部を折り曲げている状態で、前記対応する開閉機構を作動して、前記チューブの対応する部分で流路を閉止した後、前記他方の開閉部の折り曲げ量よりも大きな折り曲げ量となるまでさらに折り曲げることにより、前記開閉部のさらなる折り曲げにより前記2つの開閉部間のチューブの内圧を高め、前記チューブポンプは、このチューブ内の高まった内圧を利用して前記流体を輸送することを特徴とするチューブポンプ。 - 前記チューブが2箇所の離間した湾曲部を有し、前記各開閉部は、前記各2箇所の湾曲部の一部に設けられ、
前記対応する開閉機構で前記各2箇所の湾曲部の前記一部を押圧することにより、前記各2つの開閉部を折り曲げるよう構成される請求項1に記載のチューブポンプ。 - 前記各開閉機構は、前記対応する湾曲部に対向する部分に回転可能に設けられるカムを含み、前記対応する湾曲部を押圧あるいは前記カムにより該押圧状態を解除するように、前記対応するカムを回転駆動することにより、前記各2つの開閉部が折り曲げられ、あるいは折り曲げが解除される請求項2に記載のチューブポンプ。
- 前記2つのカムの大きさを互いに異ならせることにより、前記一方の開閉部における折り曲げ量を前記他方の開閉部のそれと異ならせる請求項3に記載のチューブポンプ。
- 前記各2つのカムは、略半円板状をなすものである請求項3に記載のチューブポンプ。
- 前記各開閉機構は、前記対応する湾曲部の一部を押圧し、あるいは該一部の押圧状態を解除するように、その内部に設けられた前記カムを回転駆動することにより往復動可能に設けられる保護枠をさらに含み、
前記各2つのカムの回転駆動中、前記各カムの回転駆動時に、前記保護枠のチューブの方向への移動によって前記湾曲部の一部を押圧することにより前記対応する開閉部が折り曲げられ、前記保護枠の反対方向への移動によって前記保護枠による押圧状態が解除されたときに、前記チューブ自体の弾性力によって元の形状に復元するように構成される請求項3に記載のチューブポンプ。 - 前記各開閉機構は、前記各保護枠を前記各開閉部に連結するための連結具をさらに含む請求項6に記載のチューブポンプ。
- 前記各2箇所の湾曲部を弾性変形可能に前記チューブに支持するとともに、前記各2つの保護枠をその内部で往復動可能に支持するベースをさらに備える請求項6に記載のチューブポンプ。
- 前記各開閉機構は、前記保護枠と前記ベースとの間に、前記保護枠を前記反対方向に付勢する付勢手段をさらに含み、前記保護枠による前記各湾曲部の押圧状態を解除したときに、前記開閉部の復元力と前記付勢手段の付勢力との協働によって、前記保護枠が前記反対方向に移動する請求項8に記載のチューブポンプ。
- 前記チューブの所定部を前記ベースに固定する固定冶具をさらに備え、
前記ベースに対する前記固定冶具の取り付け位置を調整することにより、前記各開閉部の折り曲げ量を調整するように構成される請求項8に記載のチューブポンプ。 - 流体を輸送するチューブポンプであって、
その内部に前記流体を輸送する流路を画定し、所定の間隔を隔てて対向するように離間した2箇所に設けられ、前記流路を開閉する2つの開閉部を有する弾性変形可能なチューブと、
前記各2つの開閉部に対応する部分において、前記チューブの対応する前記開閉部を折り曲げることにより前記流路を閉止し、前記開閉部の折り曲げを解除することにより前記流路を開放させる、前記2つの開閉部間の前記間隔に設けられた開閉機構とを備え、
前記2つの開閉部の一方を、他方の前記開閉部を折り曲げている状態で、前記対応する開閉機構を作動して、前記チューブの対応する部分で流路を閉止した後、前記他方の開閉部の折り曲げ量よりも大きな折り曲げ量となるまでさらに折り曲げることにより、前記開閉部のさらなる折り曲げにより前記2つの開閉部間のチューブの内圧を高め、前記チューブポンプは、このチューブ内の高まった内圧を利用して前記流体を輸送することを特徴とするチューブポンプ。 - 前記チューブは、2箇所の離間した湾曲部を有し、前記各2つの開閉部は、前記各2箇所の湾曲部の一部に設けられ、
前記チューブポンプは、前記開閉機構で前記各2箇所の湾曲部の前記一部を押圧することにより前記各2つの開閉部を折り曲げるように構成される請求項11に記載のチューブポンプ。 - 前記開閉機構は、大きさの異なる2つのカム部が回転可能なように段状に設けられる段付きカムと、アクチュエータと、2つのアームとを備え、前記2つのカム部は、外周面にカム面をそれぞれ有し、
前記チューブポンプは、前記2つの開閉部が前記2つのアームを介して前記段付きカムの各カム面に当接され、前記段付きカムの回転駆動時に前記各アームを介して前記各開閉部が折り曲げられ、または折り曲げが解除されるように構成される請求項11に記載のチューブポンプ。 - 前記段付きカムの前記各2つのカム部は、略半円板状をなすものである請求項13に記載のチューブポンプ。
- 前記開閉機構は、前記開閉部の折り曲げを解除する方向に、前記各アームを付勢する付勢手段をさらに含む請求項11に記載のチューブポンプ。
- 前記各開閉部の折り曲げ量を調整する調整手段をさらに備える請求項1または11に記載のチューブポンプ。
- 常に、少なくとも1箇所の前記開閉部において流路が閉止される請求項1または11に記載のチューブポンプ。
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