JP4400207B2 - 減速比可変式動力舵取り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハンドルに作用する操舵入力をステアリングギヤを介し操向車輪に伝達する動力舵取り装置に関するものである。
ハンドルの切り角が小さいときはステアリングギヤの減速比を小さくしてハンドルの切れをよくし、切り角が大きくなると操作が楽なように減速比を大きくすることがある。また、ハンドルの切り角と減速比の関係を上述の関係と逆にしてハンドルの切り角が小さいときにステアリングギヤの減速比を大きくしてハンドルの中立安定性をよくすることがある。さらに、車庫入れ等では減速比をかなり小さくしてハンドルの回し角度を少なくすることが望まれている。これらに対応するために、かつハンドルに作用する操舵入力を油圧サーボ装置により増幅して操向車輪に伝達する動力舵取り装置において、ハンドルに連結されたハンドル側シャフトとサーボ弁装置の入力軸との回転比を可変にした減速比可変式動力舵取り装置が特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された装置では、操舵入力軸と操舵出力軸の軸端に夫々形成された第1、第2サンギヤに、一体的に回転する第1プラネタリギヤと第2プラネタリギヤを噛合させ、これら第1プラネタリギヤと第2プラネタリギヤをキャリアによって支持させた遊星歯車機構を備え、この遊星歯車機構のキャリアをモータにより回転し、プラネタリギヤの公転回転数を制御することによってステアリングの減速比を変更できるようにしている。
この特許文献1に記載されるような遊星歯車機構により、減速比を変更する装置では、第1、第2サンギヤのそれぞれと噛合する第1プラネタリギヤ及び第2プラネタリギヤの噛合い状態が重要になる。すなわち、噛合するギヤ同士のバックラッシを大きくしすぎると、バックラッシ分のガタによってハンドルの中立剛性が小さくなり、中立安定性を悪くする。また、ギヤ歯打ち音が発生する。逆にバックラッシを小さくしすぎると、各歯車のバックラッシが一定とならず遊星歯車機構が円滑に動作できなくなる問題があった。また、各ギヤの歯型、歯筋、ピッチ誤差を零にすることは困難であり、ギヤを噛み合わせたときに各ギヤで誤差の大きさやピッチ誤差にばらつきが生じるために、全ての回転位置においてバックラッシを一定にすることはできず、ギヤを組付けたときに歯が干渉して回転が円滑にできなくなる問題があった。
このため、特許文献1に記載された装置では、プラネタリギヤの支承軸を支持するキャリアプレートの一部を切欠き、中心軸線に向かって揺動可能なアーム部を形成し、バックラッシを調整するようにしていた。
特表2003−519048号公報(第10頁段落番号0017、図1、図4)
上述した特許文献1に記載された従来装置では、アームの径方向の幅により、アームの剛性が決定される。バックラッシを精度よく調整するためには、歯車の噛合い具合に応じてプラネタリギヤが揺動できるように、アームを揺動しやすくする必要がある。
ところが、特許文献1に記載された従来装置では、アームを揺動しやすくするためには、アームの径方向の幅を細くしなければならない。アームの径方向の幅を細くすると、径方向以外の剛性、すなわちプラネタリギヤの支承軸を支持する軸線方向の剛性や回転方向の剛性も小さくなってしまう。このため、プラネタリギヤが軸線方向に移動するとキャリアプレートに接触して回転が円滑にできなくなる問題が発生する。また、キャリアの回転方向の剛性が小さくなると、キャリアが回転する際に回転トルクの大きさによってアームの撓み量が変化するため、キャリアプレートが円滑に回転できなくなる。さらに、アームの軸線方向の剛性を強くするために、キャリアプレートの厚みを厚くした場合には、装置の全長が長くなり、装置が大型化してしまう問題が発生してしまう。
本発明は、係る従来の不具合を解消するためになされたもので、キャリアプレートの剛性を落とすことなく、プラネタリギヤとサンギヤの間のバックラッシを除去し、操舵入力軸の回転を円滑にかつ確実に操舵出力軸に伝達できるようにするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、ハンドルに作用する操舵力をステアリングギヤを介し操向車輪に伝達する動力舵取り装置おいて、前記ハンドルに連結されたハンドル側シャフトと、前記ステアリングギヤに連結されたギヤ側シャフトとをハウジングに中心軸線上で回転可能に軸承し、該両シャフトに歯数が僅かに異なる第1及び第2サンギヤを設け、該第1及び第2サンギヤに夫々噛合して一体回転する第1及び第2プラネタリギヤを支承する支承軸を設け、該支承軸により結合されてキャリアを構成する一対のキャリアプレートを前記第1及び第2プラネタリギヤが配置された空間を挟んで前記中心軸線回りに回転可能に支承し、前記一対のキャリアプレートに中心軸線方向に向かって延在する長孔を形成し、前記支承軸の両端部に平面部を形成し、該平面部を前記長孔の内周側面に当接させることにより、前記支承軸の回転を規制して半径方向への移動のみ許容するように前記支承軸の両端部を前記一対のキャリアプレートに形成された前記長孔にそれぞれ支承し、前記支承軸の両端部を前記中心軸線に向かって付勢する付勢手段を設け、前記キャリアをモータにより回転駆動するキャリア回動機構を設け、前記キャリアの回転速度を変更して減速比を変えることにある。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1のものにおいて、支承軸を前記中心軸線回りに等角度間隔に複数設け、前記複数の支承軸の少なくとも一軸の両端部を前記長孔に軸支し、前記長孔に軸支された支承軸の両端部を前記中心軸線に向かって付勢する付勢手段を設けたことにある。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1又は2に記載の減速比可変式動力舵取り装置において、前記付勢手段が、前記長孔の前記中心軸線に対して大径側にあたる内周面と前記支承軸の両端部との間に介在されるばね部材であることにある。
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項2記載の減速比可変式動力舵取り装置において、付勢手段は、前記複数の支承軸の両端部において全ての軸端を包囲して張架し、前記中心軸線に向かって付勢する環状弾性体であることにある。
請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項2に記載の減速比可変式動力舵取り装置において、前記付勢手段は、前記第1及び第2プラネタリギヤとの間に配置され前記複数の支承軸全てを包囲して張架し、前記中心軸線に向かって付勢する環状弾性体にある。
請求項6に係る発明の構成上の特徴は、ハンドルに作用する操舵力をステアリングギヤを介し操向車輪に伝達する動力舵取り装置おいて、前記ハンドルに連結されたハンドル側シャフトと、前記ステアリングギヤに連結されたギヤ側シャフトとをハウジングに中心軸線上で回転可能に軸承し、該両シャフトに歯数が僅かに異なる第1及び第2サンギヤを設け、前記中心軸線回りに回転可能にキャリアを支承し、前記第1及び第2サンギヤに夫々噛合して一体回転する第1及び第2プラネタリギヤを支承する支承軸を前記キャリアに前記中心軸線回りに等角度間隔に複数支持し、前記複数の支承軸の少なくとも一軸の両端部を、前記キャリアに中心軸線方向に向かって延在するように形成された長孔に半径方向にのみ移動可能に支承し、板状金属材の中央部を屈曲させてばね作用を持たせた板ばね部材の一端を、前記長孔の前記中心軸線に対して大径側にあたる前記キャリアの側壁に係合させ、他端を前記支承軸の軸端に係合させることにより、前記支承軸を前記中心軸線に向かって付勢する付勢手段を設け、前記キャリアをモータにより回転駆動するキャリア回動機構を設け、前記キャリアの回転速度を変更して減速比を変えることにある。
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、支承軸により結合されてキャリアを構成する一対のキャリアプレートに中心軸線方向に向かって延在する長孔を形成し、支承軸の両端部に形成された平面部を前記長孔の内周側面に当接させることにより、支承軸は回転を規制されて半径方向への移動のみが許容される。これにより、キャリアに支承軸から前記中心軸線回りの回転力が作用しても、キャリアの剛性を損なうことなく、付勢手段によって第1及び第2プラネタリギヤと第1及び第2サンギヤとの間に押圧力を付与し、バックラッシを除去し、遊星歯車機構の動作を円滑にできる。
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、複数の支承軸のうちの少なくとも一軸を長孔で支承したことにより、この長孔で支承された支承軸が、各支承軸に支承されたプラネタリギヤとサンギヤの噛合い状態により長孔内を移動する。これにより、複数の支承軸に支承されたプラネタリギヤとサンギヤのバックラッシを除去することができる。
上記のように構成した請求項3に係る発明においては、支承軸の両端に個別に介在されたばね部材が、第1、第2サンギヤと第1、第2プラネタリギヤの噛合い状態に応じて支承軸の両端夫々を中心軸線方向に付勢するので、個々のギヤの噛合い毎にバックラッシュを除去することができ、第1、第2プラネタリギヤの回転を円滑にすることができる。
上記のように構成した請求項4に係る発明においては、環状弾性体が複数の支承軸を一体的に中心軸線Oに向かって付勢するので、簡単な構成で全ての支承軸を中心軸線Oに向かって付勢し、複数の支承軸に支承されたプラネタリギヤとサンギヤのバックラッシを除去することができる。
上記のように構成した請求項5に係る発明においては、1つ環状弾性体が複数の支承軸を一体的に中心軸線Oに向かって付勢するので、請求項4と比較してさらに簡単な構成にて複数の支承軸に支承されたプラネタリギヤとサンギヤのバックラッシを除去することができる。
上記のように構成した請求項6に係る発明においては、第1及び第2サンギヤに夫々噛合して一体回転する第1及び第2プラネタリギヤを支承する支承軸をキャリアに中心軸線回りに等角度間隔に複数支持し、前記複数の支承軸の少なくとも一軸の両端部が、前記キャリアに中心軸線方向に向かって延在するように形成された長孔に半径方向にのみ移動可能に支承され、板状金属材の中央部を屈曲させてばね作用を持たせた板ばね部材によってプラネタリギヤをサンギヤに押し付けるので、キャリアの剛性を損なうことなく、複数の支承軸に支承されたプラネタリギヤとサンギヤのバックラッシを除去することができる。そして、前記長孔の前記中心軸線に対して大径側にあたる前記キャリアの側壁に前記板ばね部材の一端を係合させ、他端を前記支承軸の軸端に係合させ、前記支承軸を前記中心軸線に向かって付勢するので、板ばね部材の屈曲量を調整するだけで、簡単に支承軸の押し付け力を調整でき、組付け時に容易に各支承軸に支承されたプラネタリギヤとサンギヤとの間のバックラッシを調整できる。

以下本発明の第1の実施の形態に係る減速比可変式動力舵取り装置を図面に基づいて説明する。図1、図2及び図3において、減速比可変式動力舵取り装置1は、油圧サーボ装置2のサーボ弁装置3の入力軸4にハンドル5の回転が伝達され、サーボ弁装置3の出力軸の回転が遊星歯車機構6により変速されてラックピニオン機構7のピニオン軸であるギヤ側シャフト13に伝達される。これにより、ハンドル5に作用する操舵力が油圧サーボ装置2により増幅されてステアリングギヤであるラックピニオン機構7を介し操向車輪8に伝達される。
アッパーハウジング9とロアーハウジング10はボルトにより結合されてハウジングを構成している。アッパーハウジング9には弁収納孔9aが形成され、該弁収納孔9aにサーボ弁装置3が収納され、サーボ弁装置3の出力軸であるハンドル側シャフト11がアッパーハウジング9の弁収納孔9aのロアーハウジング10側開口端部に一箇所で軸受12により中心軸線O回りに回転可能に軸承されている。ロアーハウジング10にはギア室10aが形成され、該ギヤ室10aにステアリングギヤであるラックピニオン機構7が収納されている。ラックピニオン機構7のギヤ側シャフト13は、中心軸線O方向に離間した二個所で軸受14,15によりロアーハウジング10に中心軸線O回りに回転可能に軸承されている。
サーボ弁装置3の入力軸4にはロータリ弁18が形成されている。アッパーハウジング9に形成された弁収納孔9aには、ハンドル側シャフト11に回転連結されたスリーブ20が中心軸線O回りに回転可能に嵌合され、スリーブ20に形成された弁孔21にロータリ弁18が中心軸線O回りに回転可能に嵌合されている。ロータリ弁18、スリーブ20等によりサーボ弁装置3が構成され、ロータリ弁18とスリーブ20との相対回転に応じてシリンダ装置30の左右室28b、28aに夫々連通されたポートA,Bが、油圧ポンプ22及びタンク23に夫々接続されたポートP,Tに接続されるようになっている。入力軸4及びハンドル側シャフト11はトーションバー24の両端部に夫々結合されている。ハンドル5に操舵入力が作用されずに入力軸4が自由状態のとき、ポートP,Tが連通され、ポートA,Bに油圧が生じない中立位置にロータリ弁18がスリーブ20に対して相対的に回転位置決めされる。ポートTは弁収納孔9aの上端部に開口されている。入力軸4には、トーションバー24が隙間を持って挿通する貫通穴4aが軸線上に穿設されるとともに、貫通穴4aに開口する連通穴4b,4cが軸線方向に離間して半径方向に穿設されている。これによりポートTは弁収納孔9aの上端部、連通穴4b、貫通穴4a及び連通穴4cを通ってロータリ弁18に連通されている。
ロアーハウジング10のアッパーハウジング9側には、サーボ弁装置3が収納された弁収納孔9aと隣接して遊星歯車機構6が収納される遊星歯車室10bが形成されている。遊星歯車室10bは、弁収納室9aのロアーハウジング10側開口部、入力軸4の貫通穴4a、連通穴4bを介してポートTに連通される。これにより、遊星歯車室10bにサーボ弁装置3から低圧の作動油が流入し遊星歯車機構6を油漬けにする。遊星歯車室10bに流入した作動油がギヤ室10aに流入するのを防止するために、遊星歯車室10bとギヤ室10aとの間はシール部材52により液密的にシールされている。
ハンドル側シャフト11は、遊星歯車室10bに延在し、軸端に小径部11aが突出されている。ギヤ側シャフト13のハンドル側シャフト11と対向する軸端には軸受穴13aが穿設され、この軸受穴13aに小径部11aがニードル軸受16により回転可能に支承されている。このように、ハンドル側シャフト11及びギヤ側シャフト13の対向する軸端部は、半径方向荷重を支承する軸受16を介在して中心軸線O回りに高い同心性を確保して高剛性で相対回転可能に嵌合されている。
ギヤ側シャフト13の軸端部には、摺動穴13bが軸受穴13aに連続して穿設され、摺動穴13bに摩擦体45が摺動可能に嵌合され、この摩擦体45が圧縮スプリング46のばね力によりハンドル側シャフト11の小径部11aの端面に押圧されている。このように、ハンドル側シャフト11とギヤ側シャフト13との間に相対回転に対して抵抗となる摩擦体45が介在される。
ロアーハウジング10の遊星歯車室10bには、遊星歯車機構6とモータ51により回転駆動されるキャリア回動機構50とが中心軸線O上で並列配置して収納されている。ハンドル側シャフト11及びギヤ側シャフト13の対向する軸端部には、遊星歯車機構6の歯数が僅かに異なる第1及び第2サンギヤ34,35が夫々一体に設けられている。ギヤ側シャフト13及びハンドル側シャフト11の外周には、一対のキャリアプレート36a,36bからなるキャリア36が遊嵌されている。キャリアプレート36a,36bに挟まれた空間には、円周上等角度間隔に3個の遊星体37が配置され、それぞれ支承軸38によりブッシュ39を介して夫々回転可能に支承されている。各遊星体37には第1及び第2サンギヤ34,35に夫々噛合して一体回転する第1及び第2プラネタリギヤ40,41が同軸線上に一体に形成されている。キャリアプレート36a,36bには、支承軸38を支承する長孔53が形成されている。長孔53は中心軸線Oに向かって延設され、長孔53の内周側面が支承軸38の両端に形成された平面部38aと当接し、支承軸38の回転を規制して中心軸線O方向への移動のみ許容している。キャリアプレート36a,36bの間には、遊星体37とは別に、円周上等間隔に各支承軸38に挟まれるように連結軸54が配置されている。連結軸54はキャリアプレート36a,36bに穿設された穿設孔47に両端を支承され、両端面にかしめ穴54aを穿設することよって軸径が拡開され、キャリアプレート36a,36bに結合されている。この連結軸54によってキャリアプレート36a,36bは強固に一体結合され、キャリアプレート36a,36b、支承軸38とともに、第1及び第2プラネタリギヤ40,41を支承するキャリア36を構成している。なお、連結軸54は、キャリア36の剛性を補助するものであり、支承軸38のみで剛性が得られるのであれば特に設ける必要はない。
支承軸38の両端には、中心軸線Oに向かって大径側から有底の保持穴55が形成されている。この保持穴55にはコイルばね56が挿入され、長孔53の大径側内周面に当接し、支承軸38を回転軸線Oに向かって付勢し、第1及び第2サンギヤ34,35と第1及び第2プラネタリギヤ40,41との間のバックラッシを除去している。
前記キャリア回動機構50は、遊星歯車室10bの底部に設けられ、ロアーハウジング10に装架したモータ51の回転力を前記キャリア36に伝達し、このキャリア36を回転駆動するように構成されている。同機構50は、ウォーム軸48とウォームホイール43とからなるウォーム機構49と、伝達機構60を備えている。ウォーム軸48は、ロアーハウジング10に中心軸線Oと直角な軸線回りに回転可能に軸承され、モータ51の出力軸に連結されている。ウォームホイール43は、ウォーム軸48に設けられたウォーム44と遊星歯車室10b内で噛合している。伝達機構60は、中間部材61と円筒スリーブ62を備え、中間部材61は、外周に形成されたスプライン係合部がキャリアプレート36aの内周面に形成されたスプライン係合部とスプライン嵌合し、ギヤ側シャフト13の外周に中心軸線O回りに回転可能に支承されている。円筒スリーブ62は、キャリア36と並列に配置されるとともに、ギヤ側シャフト13に軸受42により中心軸線O回りに回転可能に支承されている。円筒スリーブ62の一端にはスプライン係合部が形成され、このスプライン係合部と前記中間部材61のスプライン係合部がスプライン係合している。また、円筒スリーブ62の外周にはウォームホイール43が嵌合されている。
キャリア36のキャリアプレート36aと円筒スリーブ62のキャリア側端面との間の中間部材61の外周には、ウエイブワッシャ32が設けられ、キャリア36を円筒スリーブ62から遠ざける方向に付勢し、キャリアプレート36aを軸方向に押圧してキャリア36を一体的にスラストベアリング57に押付けている。
ギヤ側シャフト13には軸受14,15間でピニオン25が形成され、ピニオン25に噛合するラック26が刻設されたラック軸27がロアーハウジング10に摺動可能に装架されている。図2に示すように、ロアーハウジング10にはシリンダチューブ28が固定され、シリンダチューブ28にラック軸27に固定されたピストン29が左右のシリンダ室28b、28aを区画するように嵌合してシリンダ装置30が構成されている。ラック軸27の両突出端にタイロッドを介してナックルアームがボールジョイントにより連結され、ラック軸27の軸動により操向車輪8が偏向される。
次に、上記構成の作動について説明する。ハンドル5が回されると、ロータリ弁18とスリーブ20がトーションバー24を捩って相対回転され、油圧ポンプ22から供給された圧油がハンドル5の回転方向に応じてポートA又はBからシリンダ装置30のシリンダ左室28b又は右室28aに供給され、ラック軸27が軸動されて操向車輪8が偏向される。このとき、ハンドル側シャフト11が回転されると、ギヤ側シャフト13はキャリア36の回転に応じて遊星歯車機構6により変速されて回転される。キャリア36がハンドル5と同方向に回転されると、その回転数に応じてギヤ側シャフト13とハンドル側シャフト11との回転比が増大され、ステアリングギヤの減速比を減少する方向に作用し、動力舵取り装置全体としての減速比が小さくなる。キャリア36がハンドル5と逆方向に回転されると、動力舵取り装置全体としての減速比が大きくなる。
このとき、第1及び第2プラネタリギヤ40,41を支承する支承軸38が、長孔53によってキャリアプレート36a、36bに対して半径方向への移動のみが許容され、コイルばね56によって回転軸線Oに向かって付勢されているため、第1及び第2プラネタリギヤ40,41、第1及び第2サンギヤ34,35の加工精度が悪くても各ギヤの噛合い状態によりバックラッシを除去し、支承軸38が半径方向に移動する。これによりハンドル側シャフト11とギヤ側シャフト13の回転が円滑に行われる。また、長孔53によって支承軸38は、回転方向に強固に保持され、半径方向への移動のみが許容されていることから、キャリアプレート36a、36bに支承軸38から回転力が作用しても、キャリアプレート36a、36bは撓むことなく回転力を伝達する。従って、キャリアプレート36a、36bの回転を阻害することなく、第1及び第2プラネタリギヤ40,41と第1及び第2サンギヤ34,35との間に押圧力を付与し、バックラッシを除去することができる。
そして、ハンドル5が切られると、図略の電子制御装置は動力舵取り装置全体としての減速比が車両の走行状態に最適な減速比となるように、モータ51の回転方向、回転数を演算してモータ51を回転駆動する。
モータ51により円筒スリーブ62が回転されると、中間部材61の外周に形成されたスプラインと円筒スリーブ62及びキャリアプレート36aに形成されたスプラインがそれぞれ歯合することにより、円筒スリーブ62とキャリア36とが回転駆動される。このとき、キャリア36は中間部材61との噛合により、中間部材61に形成されたスプラインの加工精度の影響を受けて回転することになるが、長孔53及びコイルばね56によって支承軸38は、これらキャリア36と中間部材61の噛合い状態の影響を受けることなく、第1及び第2プラネタリギヤ40,41と第1及び第2サンギヤ34,35との間に押圧力を付与し、バックラッシを除去することができる。
これにより、キャリア36、ハンドル側シャフト11、ギヤ側シャフト13が回転駆動力により半径方向の力を受けて変位することを防止でき、第1及び第2プラネタリギヤ40,41は半径方向の力を受けることなく第1及び第2サンギヤ34,35と円滑に噛合することができる。また、キャリアプレート36a,36bを第1及び第2サンギヤ34,35に遊嵌し、遊星体37を支承した複数の支承軸38によりキャリアプレート36a,36bを結合して支承してキャリア36を構成し、各遊星体37に形成した第1及び第2プラネタリギヤ40,41を第1及び第2サンギヤ34,35に夫々噛合してキャリア36を回転可能に支承するようにした上述のキャリア36においては、キャリア36はハウジングに軸受で高剛性に支承されていないので、キャリア36を半径方向の力が作用しないようにして回転駆動することは円滑な噛合を得る上で有効である。
次に、本発明による第2実施例について図4及び図5を参照して説明する。この第2実施例は、付勢手段としてのコイルばね56の構成が第1実施例と異なり、その他の点の構成及び作用については第1実施例と同様である。
図4、図5に示すように、この第2実施例においては、複数の支承軸38の全てを包囲するよう、環状弾性体であるリングばね58が張架されている。このリングばね58は、例えばOリングや環状に形成したコイルばね等から成り、支承軸38の両端の外周面にそれぞれ形成された案内溝59に嵌挿され、複数の支承軸38を中心軸線Oに向かって付勢している。
従って、第1の実施の形態と同様に、第1及び第2プラネタリギヤ40,41、第1及び第2サンギヤ34,35の加工精度が悪くてもギヤの噛合い状態によりバックラッシを除去するように支承軸38が半径方向に移動する。これによりハンドル側シャフト11とギヤ側シャフト13の回転が円滑に行われる。また、全ての支承軸38をリングばね58で包囲するのみの構成であるので、上述の第1の実施形態と比較して簡単な構成でバックラッシを除去することができる。さらに、支承軸38に与えられる付勢力は、リングばね58を2重、3重巻きにすることで簡単に増強することができる。
次に第3の実施の実施の形態について説明する。図6、図7に示すように、第3の実施の形態では、リングばね58を遊星体37の中央、すなわち第1プラネタルギヤ40と第2プラネタルギヤ41の間に配置したことを特徴とする。リングばね58は、第1プラネタルギヤ40と第2プラネタルギヤ41を一体結合する結合部66に張架され、さらに図7に示すように、連結軸54にも張架されている。また、第1プラネタルギヤ40と第2プラネタルギヤ41から成る遊星体37は、支承軸38の回りを回転する。このため、リングばね58と遊星体37との間の相対回転を許容する必要があることから、リングばね58は断面コ字状の案内部材63で包囲されている。この案内部材63は、潤滑材を含有した樹脂、例えばテフロン(登録商標)から形成される。
従って、第1、第2の実施の形態と同様に、第1及び第2プラネタリギヤ40,41、第1及び第2サンギヤ34,35の加工精度が悪くてもギヤの噛合い状態によりバックラッシを除去するように支承軸38が半径方向に移動する。これによりハンドル側シャフト11とギヤ側シャフト13の回転が円滑に行われる。また、全ての支承軸38を1つのリングばね58で包囲するのみの構成であるので、支承軸38の両端を包囲して付勢力を与える上述の第2の実施の形態よりさらに簡単な構成でバックラッシを除去することができる。
次に、次に第4の実施の実施の形態について説明する。図8に示すように、第4の実施の形態では、各支承軸38の両端にそれぞれ板ばね部材64を装着し、支承軸38を中心軸線Oに向かって付勢したことを特徴としている。この板ばね部材64は、板状の金属材を屈曲させ、ばね作用を持たせ、一端がキャリアプレート36a及び36bの長孔53の外周に形成された挿入溝65に挿入され、他端が支承軸38の外周に当接され、支承軸38を中心軸線Oの方向に押圧している。
従って、第1から第3の実施の形態と同様に、第1及び第2プラネタリギヤ40,41、第1及び第2サンギヤ34,35の加工精度が悪くてもギヤの噛合い状態によりバックラッシを除去するように支承軸38が半径方向に移動する。これによりハンドル側シャフト11とギヤ側シャフト13の回転が円滑に行われる。また、板ばね部材64の屈曲量を調整するだけで支承軸38への付勢力を可変できることから、組付け時に容易にバックラッシの調整を行える。
以上のように、支承軸38をキャリアプレート36a、36bに形成した長孔53で中心軸線O方向にのみ移動可能とし、付勢手段としてコイルばね56、板ばね部材64及びリングばね58により、中心軸線Oに向かって支承軸38を付勢したことにより、キャリアプレート36a、36bの剛性を保持し、第1サンギヤ34、第2サンギヤ35と第1、第2プラネタリギヤ40,41との間に押圧力を付与できることから、キャリア36の回転を損なうことなく、バックラッシを除去することができる。従って、第1サンギヤ34、第2サンギヤ35、第1、第2プラネタリギヤ40,41及びキャリア36を含めた遊星歯車機構の動作を円滑にできる。
なお、上記実施の形態では、ハンドル5に作用する操舵力を油圧サーボ装置2によって増幅してラックピニオン機構7に伝達する油圧式の動力舵取り装置について述べたが、本発明は、ハンドル5に作用する操舵力をトルクセンサによって検出し、このトルクセンサの信号により制御されるモータによって操舵力を増幅してラックピニオン機構7に伝達する公知の電気式の動力舵取り装置にも適用することができる。
第1の実施の形態に係る減速比可変式動力舵取り装置の縦断面図。 図1のI−I線に沿って切断した断面図。 図1のII−II線に沿って切断した断面図。 第2実施例におけるキャリア回動機構の拡大断面図。 図4のIII−III 線に沿って切断した断面図。 第3実施例におけるキャリア回動機構の拡大断面図。 図6のIV− IV線に沿って切断した断面図。 第4実施例におけるキャリア回動機構の拡大断面図。
符号の説明
1…減速比可変式動力舵取り装置、2…油圧サーボ装置、3…サーボ弁装置、4…入力軸、4a…貫通穴、4b、4c…連通穴、5…ハンドル、6…遊星歯車機構、7…ラックピニオン機構、8…操向車輪、9…アッパーハウジング、9a…弁収納孔、10a…ギヤ室、10b…遊星歯車室、10…ロアーハウジング、11…ハンドル側シャフト、11a…小径部、12…軸受、13…ピニオン軸、13a…軸受穴、13b…摺動穴、14…軸受、15…軸受、16…ニードル軸受、18…ロータリ弁、20…スリーブ、21…弁孔、22…油圧ポンプ、23…タンク、24…トーションバー、25…ピニオン、26…ラック、27…ラック軸、28…シリンダチューブ、28a、28b…左右室、30…シリンダ装置、32…ウェーブワッシャ、34…第1サンギヤ、35…第2サンギヤ、36…キャリア、36a…キャリアプレート、36b…キャリアプレート、37…遊星体、38…支承軸、38a…平面部、39…ブッシュ、40…第1プラネタリギヤ、41…第2プラネタリギヤ、42…軸受43…ウォームホイール、44…ウォーム、45…摩擦体、46…圧縮スプリング、48…ウォーム軸、48a、48b…軸受、49…ウォーム機構、50…キャリア回動機構、51…モータ、53…長孔、54…連結軸、55…保持穴、56…コイルばね、57…スラストベアリング、58…リングばね、59…案内溝、60…結合部、61…中間部材、62…円筒スリーブ、63…案内部材、64…板ばね部材、65…挿入溝、66…結合部、O…中心軸線、A,B,P,T…ポート。

Claims (6)

  1. ハンドルに作用する操舵力をステアリングギヤを介し操向車輪に伝達する動力舵取り装置おいて、前記ハンドルに連結されたハンドル側シャフトと、前記ステアリングギヤに連結されたギヤ側シャフトとをハウジングに中心軸線上で回転可能に軸承し、該両シャフトに歯数が僅かに異なる第1及び第2サンギヤを設け、該第1及び第2サンギヤに夫々噛合して一体回転する第1及び第2プラネタリギヤを支承する支承軸を設け、該支承軸により結合されてキャリアを構成する一対のキャリアプレートを前記第1及び第2プラネタリギヤが配置された空間を挟んで前記中心軸線回りに回転可能に支承し、前記一対のキャリアプレートに中心軸線方向に向かって延在する長孔を形成し、前記支承軸の両端部に平面部を形成し、該平面部を前記長孔の内周側面に当接させることにより、前記支承軸の回転を規制して半径方向への移動のみ許容するように前記支承軸の両端部を前記一対のキャリアプレートに形成された前記長孔にそれぞれ支承し、前記支承軸の両端部を前記中心軸線に向かって付勢する付勢手段を設け、前記キャリアをモータにより回転駆動するキャリア回動機構を設け、前記キャリアの回転速度を変更して減速比を変えることを特徴とする減速比可変式動力舵取り装置。
  2. 請求項1に記載の減速比可変式動力舵取り装置において、前記支承軸を前記中心軸線回りに等角度間隔に複数設け、前記複数の支承軸の少なくとも一軸の両端部を前記長孔に軸支し、前記長孔に軸支された支承軸の両端部を前記中心軸線に向かって付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする減速比可変式動力舵取り装置。
  3. 請求項1又は2に記載の減速比可変式動力舵取り装置において、前記付勢手段が、前記長孔の前記中心軸線に対して大径側にあたる内周面と前記支承軸の両端部との間に介在されるばね部材であることを特徴とする減速比可変式動力舵取り装置。
  4. 請求項2記載の減速比可変式動力舵取り装置において、付勢手段は、前記複数の支承軸の両端部において全ての軸端を包囲して張架し、前記中心軸線に向かって付勢する環状弾性体であることを特徴とする減速比可変式動力舵取り装置。
  5. 請求項2に記載の減速比可変式動力舵取り装置において、前記付勢手段は、前記第1及び第2プラネタリギヤとの間に配置され前記複数の支承軸全てを包囲して張架し、前記中心軸線に向かって付勢する環状弾性体であることを特徴とする減速比可変式動力舵取り装置。
  6. ハンドルに作用する操舵力をステアリングギヤを介し操向車輪に伝達する動力舵取り装置おいて、前記ハンドルに連結されたハンドル側シャフトと、前記ステアリングギヤに連結されたギヤ側シャフトとをハウジングに中心軸線上で回転可能に軸承し、該両シャフトに歯数が僅かに異なる第1及び第2サンギヤを設け、前記中心軸線回りに回転可能にキャリアを支承し、前記第1及び第2サンギヤに夫々噛合して一体回転する第1及び第2プラネタリギヤを支承する支承軸を前記キャリアに前記中心軸線回りに等角度間隔に複数支持し、前記複数の支承軸の少なくとも一軸の両端部を、前記キャリアに中心軸線方向に向かって延在するように形成された長孔に半径方向にのみ移動可能に支承し、板状金属材の中央部を屈曲させてばね作用を持たせた板ばね部材の一端を、前記長孔の前記中心軸線に対して大径側にあたる前記キャリアの側壁に係合させ、他端を前記支承軸の軸端に係合させることにより、前記支承軸を前記中心軸線に向かって付勢する付勢手段を設け、前記キャリアをモータにより回転駆動するキャリア回動機構を設け、前記キャリアの回転速度を変更して減速比を変えることを特徴とする減速比可変式動力舵取り装置。
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