JP2005076793A - 減速比歯車機構のバックラッシ低減装置。 - Google Patents

減速比歯車機構のバックラッシ低減装置。 Download PDF

Info

Publication number
JP2005076793A
JP2005076793A JP2003309541A JP2003309541A JP2005076793A JP 2005076793 A JP2005076793 A JP 2005076793A JP 2003309541 A JP2003309541 A JP 2003309541A JP 2003309541 A JP2003309541 A JP 2003309541A JP 2005076793 A JP2005076793 A JP 2005076793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
reduction ratio
shaft
gear mechanism
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003309541A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Shiino
高太郎 椎野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Unisia Automotive Ltd filed Critical Hitachi Unisia Automotive Ltd
Priority to JP2003309541A priority Critical patent/JP2005076793A/ja
Publication of JP2005076793A publication Critical patent/JP2005076793A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gears, Cams (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

【課題】 従来はリングギアを撓み変形させて各歯車間のバックラッシ隙間を低減させているため、リングギアを回転させて減速比を可変にする機構には適用できなかった。
【解決手段】 減速比歯車機構14は、入力軸19と出力軸23にそれぞれ固定された第1、第2外歯歯車20、24と、各外歯歯車にそれぞれ噛合した第1、第2プラネタリ歯車22,25と、第1,第2プラネタリ歯車を共通の支軸37を介して回転自在に支持する支持部材21とを備えている。前記支軸を、支持板31,32に形成された長孔状の支持孔35,36を介して径方向へ摺動自在に設けると共に、各プラネタリ歯車を支軸を介して第1,第2外歯歯車方向へ押圧する押圧機構41,42を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、車両の操舵制御装置等に用いられる減速比歯車機構のバックラッシ低減装置に関する。
従来の減速比歯車機構のバックラッシ低減装置としては、例えば減速比歯車機構として遊星歯車機構を用いた以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
概略を説明すれば、このバックラッシ低減装置が適用される遊星歯車機構は、ケーシングの内周に設けられた内歯式のリングギアに、該リングギアと同心の入力軸に偏心回転自在に設けられた偏心歯車を偏心回転させながら噛合させ、前記リングギアの歯数と前記偏心歯車の歯数との差によって出力軸が前記入力軸より遅く回転するようになっている。
そして、前記リングギアは、可撓性を有する断面チャンネル形状に形成されている一方、前記ケーシングは、前記リングギアを押圧して内方に撓ませる押圧部材を位置調整可能に形成してある。
したがって、押圧部材でリングギアを押圧すると、該リングギアが内方に撓み変形して偏心歯車と通常の噛合状態よりも深く噛合して、バックラッシ隙間を減少させるようになっている。
実開平5−3696号公報
しかしながら、前記従来のバックラッシ低減装置にあっては、リングギアが、ケーシングの内周面に固定されていると共に、押圧部材の押圧力によって内方へ撓み変形するようになっているため、該リングギアを電動モータによって回転させて減速比を可変にするような、いわゆる減速比可変機構には適用することが困難である。
本発明は、前記従来の減速比歯車機構のバックラッシ低減装置の技術的課題に鑑みて案出されたもので、請求項1記載の発明は、とりわけ、各プラネタリ歯車を、支軸を介して第1,第2外歯歯車方向へ押圧する押圧機構を設けたことを特徴としている。
この発明によれば、従来のように、リングギアを内方へ撓み変形させてバックラッシ隙間を低減させるのではなく、プラネタリ歯車を回転自在に支持する支軸を、支持部材に対して径方向へ移動可能に設けて、押圧機構により支軸を介してプラネタリ歯車を第1、第2外歯歯車方向へ押圧移動させることにより、該各外歯歯車の各歯部間にプラネタリ歯車の各歯部を通常よりも深く噛合させることができる。これによって、各歯車間のバックラッシ隙間を減少させることが可能になる。
請求項2に記載の発明は、前記支持部材を制御アクチュエータによって回転制御して、第1,第2プラネタリ歯車の公転速度を変化させることにより、前記入力軸から出力軸の回転減速比を可変にすることを特徴としている。
この発明は、請求項1の発明のように構成したことから、支持部材を制御アクチュエータによって回転制御することが可能になり、これによって入力軸と出力軸の回転減速比を可変にすることが可能になる。
この結果、入力軸と出力軸との減速比を高精度に制御することができ、これを、例えば車両の操舵制御装置のいわゆるステアバイワイヤー方式の操舵制御装置に適用すれば、転舵輪の転舵制御精度を高くすることができると共に、最適な操舵反力を得ることが可能になる。
請求項3に記載の発明は、前記押圧機構を、前記支持部材の内部に設けたことを特徴としている。
この発明によれば、押圧機構を支持部材内に設けたことから、装置のコンパクト化が図れる。
以下、本発明にかかる減速比歯車機構のバックラッシ低減装置の各実施形態を図面に基づいて詳述する。なお、この減速比歯車機構は、車両の操舵制御装置のステアバイワイヤー方式の装置に適用したものを示している。
図3は本実施形態における車両の操舵制御装置の概略を示し、ステアリングホィール1に連結されたステアリングシャフト2と、左右前輪FL、FRの操舵用のアクチュエータであるラック・ピニオン機構3と、前記ステアリングシャフト2の操舵角に応じて前記ラック・ピニオン機構3を駆動させる操舵手段4と、該操舵手段4と独立して設けられて、前記ステアリングシャフト2の操舵角に応じて前記ラック・ピニオン機構3を駆動するバックアップ手段5と、前記ステアリングシャフト2の操舵角に応じて前記操舵手段4やバックアップ手段5の後述する減速比可変用の電動モータを制御する電子コントローラ6とから構成されている。
前記ステアリングシャフト2は、操舵角センサ7によってその操舵角が検出されるようになっていると共に、先端部2aが前記バックアップ手段5の後述する減速比歯車機構14の入力軸に連結されている。
前記ラック・ピニオン機構3は、左右に前輪FL、FRにタイロッド8,8とナックルアーム9,9を介して連係したラックバー10と、該ラックバー10に噛合するピニオンギア11とから構成されている。
前記操舵手段4は、前記ピニオンギア11に正逆回転力を付与するギア機構12と、該ギア機構12に正逆の回転力を付与するいわゆる可逆電動式の駆動モータ13とから構成されている。この駆動モータ13は、電子コントローラ6からの制御信号に基づいて正逆回転制御されている。
前記バックアップ手段5は、前記ステアリングシャフト2に連係された減速比歯車機構14と、該減速比歯車機構14の出力軸26側に連結されたロアーシャフト15と、該ロアーシャフト15と前記ギア機構12との間に配置されたトーションバー16と、減速比歯車機構14を作動させる制御アクチュエータである電動モータ43とを備えている。
また、前記ラック・ピニオン機構3には、ラックバー10に移動量に応じて各転舵輪FL、FRの実転舵角を検出する実操舵角センサ17が設けられている。
前記減速比歯車機構14は、図1に示すように、ハウジング18の内部に収容された第1歯車機構ユニットと、該第1歯車機構ユニットに直列に配置された第2歯車機構ユニットとを備え、前記第1歯車機構ユニットは、ステアリングシャフト2に軸方向から連結された入力軸19と、該入力軸19の先端に一体に設けられた第1外歯歯車20と、該第1外歯歯車20の外周に形成された歯部に噛合しつつこの外周側を支持部材21を介して公転する複数(例えば3個)の第1プラネタリ歯車22とから構成されている。
一方、第2歯車機構ユニットは、一端部が前記ロアーシャフト15に軸方向から連結されて、他端部が前記入力軸19の先端部に軸方向から相対回転自在に連係した出力軸23と、該出力軸23の他端部外周に固定された第2外歯歯車24と、該第2外歯歯車24の外周歯部に噛合しつつこの外周側を前記支持部材21を介して公転する3個の第2プラネタリ歯車25とから構成されている。
前記入力軸19は、ハウジング18のフロントカバー18aのほぼ中央に穿設された挿通孔の孔縁に保持されたボールベアリング26によって回転自在に支持されていると共に、その先端部の内部軸心方向に嵌合穴19aが形成されている。
前記出力軸23は、ハウジング18のリアカバー18bのほぼ中央に穿設された挿通孔の孔縁に保持されたボールベアリング27によって回転自在に支持されていると共に、その先端部に前記入力軸19の嵌合穴19aに挿通嵌合ししつつプレーンベアリング28によって相対回転する突起23aが同軸上に設けられている。
前記第1外歯歯車20は、前記第2外歯歯車24よりも小径に形成されて、その外周の歯数が第2外歯歯車24よりも少なく設けられている。
前記第1プラネタリ歯車22と第2プラネタリ歯車25は、軸方向から連結部29を介して一体に連結されており、第1プラネタリ歯車22は、第2プラネタリ歯車25よりも大径に形成されて、その外周の歯数が第2プラネタリ歯車25よりも多く設けられている。これによって、入力軸19の回転に対する出力軸23の回転減速比を小さくするようになっている。
前記支持部材21は、図1に示すように、前記第1、第2外歯歯車20,24と第1、第2プラネタリ歯車22,25の全体を覆う形のほぼ円筒状のドラム状に形成されて、外周側の円筒部30と、該円筒部30の両側縁に一体に設けられた円板状の支持板31,32とから構成されている。
前記各支持板31,32は、中央部に形成された軸挿通孔に前記入力軸19と出力軸23にローラベアリング33,34によって回転自在に挿通支持されていると共に、径方向のほぼ中央位置に対向して形成された各支持孔35,36に、前記各プラネタリ歯車22,25を自転及び公転自在に支持する3本の支軸37が挿通支持されている。
前記各支持孔35,36は、図2にも示すように、各支持板31,32の直径方向に沿った楕円形の長孔に形成されて、前記各支軸37を入力、出力軸19,23の径方向へそれぞれ移動可能に保持している。
前記各支軸37は、前記各支持孔35,36に跨って貫通配置され、各第1、第2プラネタリ歯車22,25の内部軸方向に貫通形成された貫通孔内に挿通されて、外周面と前記貫通孔の内周面との間に介装された円筒状のプレーンベアリング38を介して各プラネタリ歯車22,25を回転自在に支持している。また、各支軸37の両端部には、各支持孔35,36の外側孔縁に係止する抜け止め用のフランジ部37a、37bが一体に形成されている。さらに、この各支軸37自体は、支持孔35,36内で非回転状態に保持されている。
なお、各プラネタリ歯車22,25と支持板31,32との間には、円滑な回転を確保するための円環状の摺動板39、40がそれぞれ介装されている。
また、支持板31,32の内部には、前記支軸37を支持孔35,36を介して第1、第2外歯歯車20,24方向へ押圧する押圧機構41、42が設けられている。
具体的に説明すれば、前記各押圧機構41、42は、図2にも示すように、各支持板31,32の各支持孔35,36の長軸線上の外端側に形成された保持穴41a、42aと、該各保持穴41a、42a内に弾装されて、前記各支軸37を入、出力軸19,23方向へ押圧するばね部材であるコイルスプリング41b、42bとから構成されている。
したがって、各第1、第2プラネタリ歯車22,32は、前記コイルスプリング41b、42bのばね力によって各支軸37を介して各歯部が第1、第2外歯歯車20,24の各歯部間に径方向から押し込まれる形になっている。
また、前記支持部材21は、前記電動モータ43により、伝達機構であるウォーム歯車機構44によって回転制御されて、前記第1,第2プラネタリ歯車22,25の公転速度を変化させるようになっている。
前記電動モータ43は、回転軸43aが電子コントローラ6からの制御電流によって正逆回転するようになっている、一方、ウォーム歯車機構44は、電動モータ43の回転軸43aに固定されたウォームホイール44aと、前記支持部材21の円筒部30の軸方向端部外周に一体に固定されて前記ウォームホイール44aと噛合するウォームギア44bとから構成されている。
そして、電動モータ43の回転力によってウォーム歯車機構44を介して支持部材21を回転させることにより、各支軸37によって第1、第2プラネタリ歯車22、25を公転させることにより、入力軸19と出力軸23との回転比(減速比)を変化させるようになっている。また、電動モータ43は、回転角センサ45によって、現在の回転角ωが検出されるようになっている。
前記電子コントローラ6は、マイクロコンピュータが内蔵され、基本的な制御としては、図4に示すように、車速センサ46から出力された現在の車速信号Vと、前記操舵角センサ7からの操舵角θとを入力して、実転舵角目標値δ1と、操舵反力目標値T1を演算あるいは予め設定されたマップによって決定する目標値決定回路50と、該目標値決定回路50から出力された実転舵角目標値δ1と、実操舵角センサ17からの実転舵角信号δ(フィードバック)や回転角センサ45からの電動モータ43の現在の回転角度値ωなどに基づいてラック・ピニオン機構3を介して転舵輪FL、FRの転舵角(転舵位置)を変更する転舵角変更回路51とを備えている。
そして、転舵角変更回路51から出力された変更信号によって前記操舵手段4の駆動モータ13にフィードバック制御信号を出力して回転駆動させることにより、ギア機構12を介してラック・ピニオン機構3を作動させて、前記転舵輪FL、FRの転舵角を制御するようになっている。
また、電子コントローラ6は、前記目標値決定回路50からの操舵反力目標値信号T1や、前記操舵角センサ7からの操舵角信号θ及び回転角センサ54から出力された電動モータ43の現在の回転角度値ωに基づいて減速比歯車機構14の支持部材21の角速度値ω3(電動モータ43の回転角目標値)を演算する回転角目標決定回路52と、この回転角目標決定回路52から出力された角速度値ω3と、操舵角センサ7からの現在の操舵角信号θとによって出力軸23の回転角度θ2を演算して、この演算値信号を電動モータ43にフィードバック制御信号を出力するモータ制御回路53とを備えている。そして、このモータ制御回路53は、前記出力軸23の回転角度θ2を実転舵角δに追従させながら操舵反力の制御を行うようになっている。
したがって、この実施形態によれば、支持部材21を電動モータ43によって回転制御するようにしたため、入力軸19と出力軸23の回転減速比を任意に可変制御することができる。すなわち、回転角目標決定回路52とモータ制御回路53により、電動モータ43の回転を制御することにより、減速比歯車機構14を介してステアリングホイール1操作時の操舵反力を最適に制御することができる。
この結果、入力軸19と出力軸23との減速比を高精度に制御することが可能になり、これによって、転舵輪FL、FRの転舵制御精度を高くすることができると共に、最適な操舵反力を得ることが可能になる。
しかも、従来技術のように、リングギアを内方へ撓み変形させてバックラッシ隙間を低減させるのではなく、各支軸37を、支持部材21の支持板31,32に対して押圧機構41,42により径方向へ押圧することにより、各プラネタリ歯車22,25を第1、第2外歯歯車20,24方向へ押圧移動させて、該各外歯歯車20,24の各歯部間にプラネタリ歯車の各歯部を通常よりも深く噛合させることができる。これによって、各歯車間のバックラッシ隙間を減少させることが可能になる。
また、前記押圧機構41,42を、前記支持部材21の支持板31,32の内部に設けたため、装置のコンパクト化が図れる。
さらに、各支軸37自体は回転せずに、各プラネタリ歯車22,25のみが各支軸37上を回転するだけであるから、コイルスプリング42bと支軸37との間の摺動摩擦抵抗の発生を防止できる。
また、支軸37の径方向の移動を許容させる手段として、支持孔35,36単純な長孔によって構成したため、構造が簡素化されると共に、製造作業能率の低下を防止できる。
また、入力軸19と出力軸23を、互いに嵌合穴19aと突起23aによって軸方向から同軸上に嵌合させるようにしたため、該入、出力軸19,23の同軸性を確保できると共に、径方向への撓みを抑制することができる。
なお、この実施形態では、操舵手段4の駆動モータ13などが故障して作動不良となった場合には、前記ステアリングホイール1の回転操作に伴いステアリングシャフト2が回転してバックアップ手段5とトーションバー16を介してラック・ピニオン機構3を作動させることにより、両転舵輪FL、FRを転舵させることが可能である。このとき、減速比歯車機構14による減速、増速比制御は行われず、電動モータ43によって操舵アシストを行うことができる。
図5は本発明の第2の実施形態を示し、押圧機構41,42の構造を変更したもので、円筒部30の軸方向のほぼ中央部に径方向に沿って貫通形成された摺動用孔41c、42cと、該摺動用孔41c、42c内を外端部に有する小径部が摺動保持されるピン状の押圧部材41d、42dと、該押圧部材41d、42dを前記連結部29の外面から出力軸23の軸心方向へ径方向に押圧するコイルスプリング41e、42eとから構成されている。他の構成は第1実施形態と同様である。
したがって、この実施形態によれば、押圧部材41d、42dが、それぞれコイルスプリング41e、42eのばね力によって各プラネタリ歯車22,25を第1、第2外歯歯車20,24方向へ押圧するため、バックラッシ隙間を減少させるといった第1実施形態と同様な作用効果が奏せられる。
特に、この実施形態では、第1,第2プラネタリ歯車22,25の中央部である連結部29を押圧することから、押圧機構41,42を各支持板31,32にそれぞれ設ける場合に比較して、押圧機構の数を減少させることが可能になり、製造コストの低減化が図れる共に、組立作業性も向上する。
図6は第3の実施形態を示し、押圧機構41,42として、各支軸37と各プラネタリ歯車22,25を一体に設けると共に、支軸37の両端部にボールベアリング60,61を設け、該各ボールベアリング60,61を介して各支軸37を各支持板31,32の長孔である支持孔35,36内を径方向に移動可能に設けた。また、各支持板31,32の保持穴41a、42a内に弾装されたコイルスプリング41b、42bによって前記各ボールベアリング60,61を介して各支軸37を入、出力軸19,23の軸心方向へ押圧したものである。
よって、この実施形態も第1、第2実施形態と同様な作用効果が得られることは勿論のこと、支軸37と各プラネタリ歯車22,25を一体化したので、その製造作業性が向上する。
前記各実施形態から把握できる前記請求項に記載の発明以外の技術的思想について以下に記載する。
(1)前記支軸を支持部材に対して非回転状態に固定すると共に、前記第1、第2プラネタリ歯車を支軸に回転自在に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の減速比歯車機構のバックラッシ低減装置。
この発明によれば、支軸自体は回転せずに、各プラネタリ歯車のみが支軸上を回転するだけであるから、押圧機構と支軸との間の摺動摩擦抵抗の発生を防止できる。
(2)前記支持部材に前記支軸を径方向へ移動させる長孔を形成したことを特徴とする請求項1〜(1)のいずれかに記載の減速比歯車機構のバックラッシ低減装置。
この発明によれば、支軸の径方向の移動を許容させる手段を、単純な長孔によって構成したため、構造が簡素化されると共に、製造作業能率の低下を防止できる。
(3)前記入力軸と出力軸の軸方向から対向する各先端部を、軸方向から嵌合したことを特徴とする減速比歯車機構のバックラッシ低減装置。
この発明によれば、軸方向からの嵌合によって入力軸と出力軸の同軸性を確保できると共に、径方向への撓みを抑制することができる。
本発明は、前記各実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、減速比歯車機構として2つの歯車機構ユニットではなく、1つの歯車機構ユニットとして形成することも可能であり、また他の減速比歯車機構にも適用することも可能である。
本発明に係るバックラッシ低減装置の第1実施形態に供される減速比歯車機構の縦断面図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明が適用される本実施形態の車両の操舵制御装置を示す概略である。 本実施形態における電子コントローラの制御ブロック図である。 本発明の第2実施形態に供される減速比歯車機構を示す縦断面図である。 本発明の第3実施形態に供される減速比歯車機構を示す縦断面図である。
符号の説明
14…減速比歯車機構
19…入力軸
20…第1外歯歯車
21…支持部材
22…第1プラネタリ歯車
23…出力軸
24…第2外歯歯車
25…第2プラネタリ歯車
30…円筒部
31・32…支持板
36…支持孔
37…支軸
41・42…押圧機構
41a・42a…保持穴
41b・42b…コイルスプリング
43…電動モータ(制御アクチュエータ)
FL、FR…転舵輪

Claims (3)

  1. 入力軸に固定された第1外歯歯車と、
    前記入力軸に同軸上に配置された出力軸と、
    該出力軸に固定された第2外歯歯車と、
    前記第1外歯歯車と第2外歯歯車にそれぞれ噛合し、互いに軸方向から連結された第1プラネタリ歯車及び第2プラネタリ歯車と、
    該第1,第2プラネタリ歯車を共通の支軸を介して回転自在に支持する支持部材とを備えた減速比歯車機構において、
    各プラネタリ歯車を、前記支軸を介して第1,第2外歯歯車方向へ押圧する押圧機構を設けたことを特徴とする減速比歯車機構のバックラッシ低減装置。
  2. 前記支持部材を制御アクチュエータによって回転制御して、第1,第2プラネタリ歯車の公転速度を変化させることにより前記入力軸から出力軸の回転減速比を可変にすることを特徴とする請求項1に記載の減速比歯車機構のバックラッシ低減装置。
  3. 前記押圧機構を、前記支持部材の内部に設けたことを特徴とする請求項1に記載の減速比歯車機構のバックラッシ低減装置。
JP2003309541A 2003-09-02 2003-09-02 減速比歯車機構のバックラッシ低減装置。 Pending JP2005076793A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003309541A JP2005076793A (ja) 2003-09-02 2003-09-02 減速比歯車機構のバックラッシ低減装置。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003309541A JP2005076793A (ja) 2003-09-02 2003-09-02 減速比歯車機構のバックラッシ低減装置。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005076793A true JP2005076793A (ja) 2005-03-24

Family

ID=34411646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003309541A Pending JP2005076793A (ja) 2003-09-02 2003-09-02 減速比歯車機構のバックラッシ低減装置。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005076793A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273295A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Jtekt Corp 車両用操舵装置
JP2007145273A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Nsk Ltd ステアリング装置
EP2090495A1 (en) * 2006-11-14 2009-08-19 JTEKT Corporation Vehicle steering device
CN102712336A (zh) * 2010-01-11 2012-10-03 斯堪尼亚商用车有限公司 用于车辆的主动转向的设备以及具有这种设备的转向机构
KR101198527B1 (ko) * 2008-08-19 2012-11-06 주식회사 만도 백래쉬 저감장치가 구비된 유성 기어 장치
CN103062342A (zh) * 2013-01-11 2013-04-24 湖南长庆机电科教有限公司 四太阳轮双排周转轮系减速器
KR101399792B1 (ko) * 2013-02-25 2014-05-27 주식회사 만도 유성 기어 장치
CN103953713A (zh) * 2012-09-14 2014-07-30 谢夫勒科技股份两合公司 具有至少一个齿轮的传动机构
CN105882740A (zh) * 2016-05-17 2016-08-24 山东汇川汽车部件有限公司 一种汽车管柱式电动助力转向系统
KR101749375B1 (ko) * 2013-12-06 2017-06-20 주식회사 만도 유성 기어 장치

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273295A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Jtekt Corp 車両用操舵装置
JP2007145273A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Nsk Ltd ステアリング装置
EP2090495A1 (en) * 2006-11-14 2009-08-19 JTEKT Corporation Vehicle steering device
EP2090495A4 (en) * 2006-11-14 2010-08-04 Jtekt Corp VEHICLE STEERING DEVICE
KR101198527B1 (ko) * 2008-08-19 2012-11-06 주식회사 만도 백래쉬 저감장치가 구비된 유성 기어 장치
CN102712336A (zh) * 2010-01-11 2012-10-03 斯堪尼亚商用车有限公司 用于车辆的主动转向的设备以及具有这种设备的转向机构
JP2013516358A (ja) * 2010-01-11 2013-05-13 スカニア シーブイ アクチボラグ 車両のアクティブステアリング装置及びそのような装置を用いたステアリング機構
CN103953713A (zh) * 2012-09-14 2014-07-30 谢夫勒科技股份两合公司 具有至少一个齿轮的传动机构
CN103062342A (zh) * 2013-01-11 2013-04-24 湖南长庆机电科教有限公司 四太阳轮双排周转轮系减速器
KR101399792B1 (ko) * 2013-02-25 2014-05-27 주식회사 만도 유성 기어 장치
KR101749375B1 (ko) * 2013-12-06 2017-06-20 주식회사 만도 유성 기어 장치
CN105882740A (zh) * 2016-05-17 2016-08-24 山东汇川汽车部件有限公司 一种汽车管柱式电动助力转向系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4626345B2 (ja) 車両のステアリング装置
JP4811595B2 (ja) 車両用操舵装置
JP2017128250A (ja) 操舵力調整装置、及び操舵装置
JP2008157351A (ja) 減速機および車両用アクティブスタビライザー装置
JP2005076793A (ja) 減速比歯車機構のバックラッシ低減装置。
JP2007245819A (ja) ステアバイワイヤシステムの入力装置
CN113508068A (zh) 用于转动可转向的车轮的装置
JP2008120291A (ja) 車両用操舵装置
JP2004359210A (ja) 独立型ステアバイワイヤシステムのステアリングアクチュエータ
JP2006273295A (ja) 車両用操舵装置
JP2006281815A (ja) 可変舵角比操舵装置ガタ詰め構造。
JP2006275274A (ja) 回転伝動装置
JP2006283874A (ja) 回転伝動装置
JP2006226375A (ja) 回転伝動装置
JP2006264411A (ja) 車両用操舵装置
JP5169402B2 (ja) 車両用操舵装置
JP2006283876A (ja) 回転伝動装置
JP2005067386A (ja) 車両の操舵制御装置
JP4734945B2 (ja) 車両用操舵装置
JP2003327143A (ja) 電動式舵取装置
JP2006137256A (ja) 操舵装置
JP2004314774A (ja) 操舵制御装置
JP2005180587A (ja) ギア比可変機構及び該ギア比可変機構を備えた車両の操舵制御装置
JP4016815B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2005067429A (ja) 車両の操舵制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041217