JP4399727B2 - 位置決め装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば外部環境から隔離された室内でワークを移動可能な位置決め装置の停止方法及び位置決め装置に関する。
半導体製造装置などにおいては、真空や特殊ガス雰囲気に維持したプロセス室内で、ワークをステージに載置して移動させて各種加工や検査等の処理が行われている。
特許文献1には、一体型負圧密封式ガス軸受組立体が開示されている。かかる従来技術においては、軸受ブロック上に2次元方向に移動可能な可動部を設け、さらに軸受ブロックと可動部との間にプロセス室を形成し、差動排気シールによりプロセス室と外部とを密封することによって、プロセス室を負圧環境に維持したまま、その内部で可動部上に載置したワークの処理を行えるようにしている。
米国特許第4191385号明細書 特開2001−74051号公報 特開2004−116753号公報
ところで、位置決め装置において、例えば高真空状態に維持されるプロセス室内と、外部の大気雰囲気とを密封する場合、接触形のシールでは塵埃の発生などを招くことから、特許文献2に記載されたような非接触形の差動排気シールを用いることが行われている。かかる差動排気シールは、一般的には移動ステージに対して対向する差圧室と微少スキマとを、前記プロセス室と大気雰囲気との間に設け、前記差圧室内を排気ポンプで減圧することで、大気からのガスや異物の侵入を防止する機能を有する。
しかるに、プロセス室が非常に高真空状態になる位置決め装置においては、前記プロセス室と大気雰囲気との間に複数段の差圧室を設け、差圧室の内圧をプロセス室に近い段ほど高めた差動排気シールも開発されている。ここで、メンテナンス時などプロセス室内を大気状態に戻すことがあるが、一つの手法としては、プロセス室内を窒素ガスなどの不活性ガスで満たす際に、差動排気シールを動作せしめると、不活性ガスが差動排気シールの排気ポンプにより吸引され、不活性ガスの充填効率が悪いという問題がある。一方、プロセス室内を窒素ガスなどの不活性ガスで満たす前に、差動排気シールの動作を停止させると、外部の異物などがプロセス室に吸い込まれてしまい、それにより加工不良を招く恐れがある。
更に、特許文献3に示すように、加工処理時における移動ステージの変形を抑制すべく、移動ステージを挟んでプロセス室と反対側に減圧室を設けた位置決め装置も知られている。減圧室側にも差動排気シールを設けることが行われるが、かかる位置決め装置において、どのような配管で排気を行うかが問題となっている。
そこで本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み、プロセス室に外部から異物が侵入することを抑制できる位置決め装置の停止方法及び位置決め装置を提供することを目的とする。
発明の位置決め装置は、
減圧下に曝されるプロセス室内に連通する第1の開口を有する第1の案内面を備えた第1の筐体と、
前記第1の案内面に対して所定の隙間を介して対向した状態で、少なくとも一方向に移動可能に設けられた移動ブロックと、
前記移動ブロックを挟んで前記プロセス室と反対側に設けられ、前記移動ブロックとの間に、所定の隙間を介して対向した状態で案内する第2の案内面と、 前記プロセス室外より低圧の減圧室とを備えた第2の筐体と、
前記第1の開口を囲むようにして、前記第1の筐体と前記移動ブロックとの間に設けられ、前記プロセス室内と、前記プロセス室内よりも高圧のプロセス室外との間をシールする第1の差動排気シールと、
前記減圧室内を、前記減圧室内よりも高圧の減圧室外より低い圧力に維持する第2の差動排気シールと、を有する位置決め装置であって、
前記プロセス室の排気用配管と、前記減圧室の排気用配管とを、前記位置決め装置の動作に応じて、連通状態もしくは非連通状態に切り替え可能なバルブ手段を設けたことを特徴とする。
発明の位置決め装置は、減圧下に曝されるプロセス室内に連通する第1の開口を有する第1の案内面を備えた第1の筐体と、前記第1の案内面に対して所定の隙間を介して対向した状態で、少なくとも一方向に移動可能に設けられた移動ブロックと、前記移動ブロックを挟んで前記プロセス室と反対側に設けられ、前記移動ブロックとの間に、所定の隙間を介して対向した状態で案内する第2の案内面と、前記プロセス室外より低圧の減圧室とを備えた第2の筐体と、前記第1の開口を囲むようにして、前記第1の筐体と前記移動ブロックとの間に設けられ、前記プロセス室内と、前記プロセス室内よりも高圧のプロセス室外との間をシールする第1の差動排気シールと、前記減圧室内を、前記減圧室内よりも高圧の減圧室外より低い圧力に維持する第2の差動排気シールと、を有する位置決め装置であって、前記プロセス室の排気用配管と、前記減圧室の排気用配管とを、前記位置決め装置の動作に応じて、連通状態もしくは非連通状態に切り替え可能なバルブ手段を設けたので、例えばメンテナンス時などにおいて、前記プロセス室の内圧を増大させる場合でも、急減な圧力変化を抑制して、前記移動ブロックに作用する力を調整し、強い衝接などの不具合を回避することで異物の発生を抑制できる。
図1は、比較例にかかる位置決め装置の概略断面図である。図1において、内部がプロセス室Pである第1の筐体1と、第2の筐体2との間に、移動ブロック3が配置されている。移動部ブロック3の上面に植設された軸3aが、第1の筐体1の開口1aを介してプロセス室P内へと延在し、ワーク保持用のテーブルTに連結されている。移動ブロック3に対向する第1の筐体1の下面には、複数段の周溝状の差圧室4,5が形成されている。一方、移動ブロック3に対向する第2の筐体2の上面には、大気圧より低い内圧の減圧室Rと、減圧室Rの周囲に形成された周溝状の差圧室6が形成されている。差圧室4,5により第1の差動排気シールを構成し、差圧室6により第2の差動排気シールを構成する。かかる比較例においては、プロセス室Pと、差圧室4,5と、減圧室Rと、差圧室6とは、それぞれ別個の排気ポンプEPにより排気されている。尚、図示していないが、移動ブロック3は、静圧軸受により第1の筐体1及び第2の筐体2に対して移動可能に支持されている。
ところで、メンテナンス時などにおいて、プロセス室P内の汚染を防止するために、窒素などの不活性ガスをプロセス室P内に導入することが行われている。ここで、不活性ガスの導入中に、移動ブロック3が、第1の筐体1又は第2の筐体2に衝接しないように、減圧室R内の圧力はプロセス室P内の圧力に近づける(例えば1000Pa〜10000Pa程度)ことが望ましい。しかしながら、プロセス室Pの容積が、減圧室Rの容積とは大きく異なることもあり、プロセス室Pの圧力上昇に合わせて、減圧室Rの圧力上昇を高精度に制御しつつ行うことは困難であり、場合によってはプロセス室P内の圧力より先に減圧室R内の圧力が増大してしまい、静圧軸受の能力を超えたときには、移動ブロック3が第1の筐体1側に引き寄せられてタッチダウンするなどの不具合が予想される。本発明によれば、かかる不具合を回避できる。
図2は、本発明の一例にかかる位置決め装置の概略断面図である。図2の位置決め装置は、図1の位置決め装置に対して、プロセス室Pの排気用配管と、減圧室Rの排気用配管とが、バルブ手段Vを介して連結されている点、及びバルブ手段V0を差圧室4とそれ用の排気ポンプEPとの間に設け且つその制御装置CTを設けた点のみが異なるため、それ以外の説明は省略する。
図2の位置決め装置において、大気圧状態にあるプロセス室Pを真空引きする場合、差圧室4,5、6の排気を先に行うが、かかる場合、バルブ手段Vを閉止していると、プロセス室Pよりも減圧室Rの方が先に低圧状態になり、それにより移動ブロック3が第2の筐体2側に引き寄せられてタッチダウンする恐れがある。これに対し、バルブ手段Vを開放することで、プロセス室Pと減圧室Rとを略等圧状態におくことができ、それにより移動ブロック3のタッチダウンを抑制できる。
第1の差動排気シールと第2の差動排気シールとが安定動作を行うようになった時点で、バルブ手段Vの開放を維持しつつ、プロセス室Pと減圧室Rとを排気ポンプEPで吸引し、プロセス室P内の圧力が安定した後に、バルブ手段Vを閉止し、別個のターボ分子ポンプ(不図示)を用いてプロセス室P内をより高真空状態とできる。かかる状態で、プロセス室P内において、ワークの加工を行うことができる。
メンテナンス時等においては、まずターボ分子ポンプによる排気を停止(対応するバルブを閉止し、ポンプも停止)し、且つプロセス室Pに不活性ガスを導入し、1000Pa程度まで加圧する。制御装置CTは、プロセス室Pの内圧を検知し、この時点でバルブ手段V0を閉止して差圧室4の排気を中断する。その後、バルブ手段Vを開放し、プロセス室Pと減圧室Rとに不活性ガスを満たしつつ、更に加圧する。その後、差圧室5,6の排気を停止し(バルブを閉止し、排気ポンプを停止)、その細部を不活性ガスで満たす。本発明によれば、プロセス室Pが所定の内圧に達する前は、差圧室4,5を排気して差動排気シールを動作させることで、外部の異物がプロセス室P内に侵入することを抑制でき、更にプロセス室Pが所定の内圧に達した後は、差圧室4の排気を中断し前記差動排気シールの動作を部分的に停止させても、外部の異物がプロセス室P内に侵入する恐れは低く、それによりメンテナンス終了後においてプロセス室P内で行われる加工を適切なものとできる。更に加圧時に、バルブ手段Vを開放し、プロセス室Pと減圧室Rとを連通することで、複雑な圧力制御に頼ることなくシンプルな操作で、移動ブロック3のタッチダウン等の不具合を回避できる。
前記バルブ手段は、位置決め装置の稼働時、すなわち実際の使用時は、前記プロセス室の排気用配管と、前記減圧室の排気用配管とを、非連通状態におくと好ましい。
前記プロセス室内において大気圧に向かって加圧を開始した後、所定の内圧に達した後に、前記バルブ手段は、前記プロセス室の排気用配管と、前記減圧室の排気用配管とを、連通状態におくと好ましい。
図3は、本発明の別な例にかかる位置決め装置の概略断面図である。図3の位置決め装置は、図1の位置決め装置に対して、最もプロセス室Pに近い差圧室4と、減圧室Rとが同一の排気ポンプEPで排気され、且つ減圧室Rとその排気ポンプEPとの間を遮断するバルブ手段Vを設けた点のみが異なるため、それ以外の説明は省略する。
それぞれプロセス室Pの内圧に近い内圧を有する差圧室4と減圧室Rとを、同一の排気ポンプで排気するようにしているので、排気ポンプの数を減らすことができ、低コスト化を図ることができる。しかしながら、差圧室4と減圧室Rとが、排気用配管で連通しているので、比較的高圧の差圧室6から減圧室Rを介して差圧室4への気体の漏れ込みにより、差圧室4を含む第1の差動排気シールの排気性能が低くなる恐れがある。そこで、本発明においては、減圧室Rが所定の内圧になった後は、バルブ手段Vを閉止して、第1の差動排気シールの機能を十分発揮できるようにしている。尚、減圧室Rの内圧が所定の内圧を上回ったときは、バルブ手段Vを開放して、減圧室Rの排気を再開すればよい。
前記第2の差動排気シールと前記減圧室とは、同一の排気ポンプにより排気されていると好ましい。
前記第1の差動排気シールは、複数段の差圧室を含み、前記第2の差動排気シールと前記減圧室とを排気する前記同一のポンプにより、前記第1の差動排気シールにおける最も外部に近い差圧室を排気すると好ましい。
図4は、本発明の別な例にかかる位置決め装置の概略断面図である。図4の位置決め装置は、図1の位置決め装置に対して、最も大気側に近い差圧室5と、減圧室Rと、差圧室6が同一の排気ポンプEPで排気され、且つ減圧室R及び差圧室6とその排気ポンプEPとの間を遮断するバルブ手段Vを設けた点のみが異なるため、それ以外の説明は省略する。かかる例によれば、排気ポンプの数を更に減少できる。
本明細書中で用いる差動排気シールとは、例えば対向する2面間の微小な間隙にある気体を前記2面間に設けられた差圧室を介して排気することにより、非接触の状態で、対向面を挟む両側の雰囲気(例えば大気圧と高真空)を一定の状態に保つように機能するものをいう。以下に述べる実施の形態においては、排気面を有する部材を差動排気シールという。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。図5は、本発明の第1の実施の形態にかかる位置決め装置110の正面断面図であり、密閉されている筐体の上部を省略し且つ差動排気シール及び静圧軸受に関しては簡略化して示している。図6は、図5の位置決め装置110を矢印VI-VI線で切断して矢印方向に見た図である。図7は、図5の位置決め装置110を図6に示す矢印VII-VII線で切断して矢印方向に見た図である。図8〜10は、それぞれ図5の位置決め装置110を図6の矢印VIII-VIII、IX-IX、X-X線で切断して矢印方向に見た図である。
図5に示すように、本実施の形態の位置決め装置110は、プロセス室Pを内包し、又プロセス室Pとその外部とを連通する開口120aを有する第1の筐体120と、第1の筐体120の開口120aに対向して配置された移動ブロック(移動体ともいう)130と、第1の筐体120と移動ブロック130との間に挟まれた中間ブロック(第1の筐体の一部を成す)170と、移動ブロック130を挟んで第1の筐体120(或いは中間ブロック170)の反対側に配置された第2の筐体140とから構成されている。プロセス室Pは、不図示のポンプにより吸引され負圧となっている。なお、中間ブロック170と第2の筐体140とは軸受ブロック183,184により連結されており、その状態で移動ブロック130はこれらにより所定のすきまを介して拘束され、図5で紙面に直交する方向にスライド可能とされている。プロセス室Pは、外部の排気ポンプP4により排気可能となっている。
図5,図8〜10で、移動ブロック130の両側の上面は、中間ブロック170に対して所定の隙間を介して、静圧軸受181(その下面が第1の案内面)で支持され、移動ブロック130の両側の下面は、第2の筐体140に対して所定の隙間を介して、静圧軸受182(その上面が第2の案内面)で支持され、移動ブロック130の両側面は、軸受ブロック183,184に設けられた静圧軸受185で支持されている。従って、移動ブロック130は、図5において紙面に垂直方向に(図6においては上下方向に)移動可能となっている。尚、本実施の形態では、静圧軸受181,182,185は、それぞれ略円筒形の多孔質グラファイトでなるもので、その軸受面が、中間ブロック170、筐体140、或いは軸受ブロック183,184と面一となるように固定されており、不図示のエア供給路を介してエアが供給されるようになっている。
静圧軸受181に隣接し且つその内側における移動ブロック130の上面と、中間ブロック170との間は、第1の差動排気シール150で密封され、静圧軸受182に隣接し且つその内側における移動ブロック130の下面と、第2の筐体140との間は、第2の差動排気シール160により密封されている。静圧軸受181,182,185は、不図示のポンプから圧送された空気により、対向する面を非接触に支持することができる。
3段である第1の差動排気シール150における内側の(プロセス室Pに最も近い)差圧室151は、排気ポンプP0に接続され、差圧室152が排気ポンプP1に、差圧室153は排気ポンプP5に接続され、それぞれ吸引されることで負圧となっている。1段である第2の差動排気シール160の差圧室161は、排気ポンプP2に接続され、吸引されることで負圧となっている。減圧室Rは、排気ポンプP3に接続され、吸引されることで負圧となっている。
差圧室151から排気ポンプ(第2のポンプ)P0に通じる配管には、不図示の制御手段の制御下で開閉駆動されるバルブ手段であるバルブV0が配置されている。また、プロセス室Pと排気ポンプ(第1のポンプ)P4とを接続する排気用配管と、減圧室Rと排気ポンプP3とを接続する排気用配管との間は、バルブ手段であるバルブVを介して接続されており、両排気用配管は、バルブVの開放により連通状態におかれ、バルブVの閉止により非連通状態におかれるようになっている。尚、静圧軸受181と差動排気シール150との間に設けられる溝154内と、静圧軸受182と差動排気シール160との間に設けられる溝164内とは、後述のように大気圧に維持されている。
不図示の定盤上に支持された筐体120は、その下壁120cに、長孔状の開口(第1の開口)120aを形成している。図5で、筐体120の下壁120cの下面には、長円形状の浅い座繰り部120dが形成されている。下壁120cに対向する中間ブロック170の上面には、座繰り部120dの周囲に沿って溝部170aが形成されている。溝部170a内には、O−リング171が配置されている。O−リング171は、筐体120の下壁120cの下面に当接し、中間ブロック170との間を密封するようになっている。尚、図5に明示されていないが、溝部170aの外側の周囲においても、筐体120の下壁120cの下面と、中間ブロック170の上面との間には、隙間が設けられている。この外側の周囲の隙間は、0.1mm程度のものであるが、これにより中間ブロック170の上面と、下壁120cの下面との非接触状態が保たれる。このような構成により、筐体120と中間ブロック170との間の密封状態を保ちつつ、プロセス室P内外の差圧に起因する筐体120の変形の影響が中間ブロック170に及ぶのを回避している。なお、筐体120と中間ブロック170との間の密封のための手段としては、O−リング171の他、例えばベローズなどを代わりに使用することもできる。
中間ブロック170の中央には長円の開口170bが形成されている。かかる開口170b及び第1の筐体120の開口120aを、これらに接触せずに貫通するようにして、軸131が延在している。軸131は、移動ブロック130の上面に取り付けられて一体となっている。
第1の筐体120内のプロセス室Pと、第2の筐体140と移動ブロック130とで形成され、差動排気シール160によりシールされた減圧室Rとは、部材間の微小な隙間を除き連通していない。減圧室Rが移動ブロック130の下面と対向している部分が、凹部140aとなっている。尚、移動ブロック130は、不図示の駆動部に対し、長手方向端部に連結された連結部133(図6)を介して連結されている。駆動部としては、例えばモータとボールねじ等の送りねじとの組み合わせ、モータとベルト及びプーリとの組み合わせ、或いはリニアモータ等を用いることができる。又、静圧軸受185に加えて、第2の筐体140に対して移動ブロック130を駆動することができる超音波モータ(不図示)を、前記側部開口の部分に臨むように固定部に設け、これを駆動部とすることもできる。更に又、連結部133を設ける代わりに、移動ブロック130の側面に連結部を取り付け、これを介して駆動部を連結するようにしても良い。
図6に示すように、差動排気シール160の排気機構は、第2の筐体140の上面に形成された長円状の減圧室Rの周囲に沿って形成されたトラック状の溝161と,それに連通する連通孔165と、排気孔169とから構成される。図6において、減圧室Rを取り巻くように形成された溝164は、接線方向両側に延び第2の筐体140の両端面で大気に開放している。図6に示すように、溝161の溝底から、第2の筐体140の内部に向かって、連通孔165が形成され(他の場所にもある)、図8〜10に示すごとく第2の筐体140の内部を長手方向に延在する排気孔169に連通している。排気孔169は、両端が第2の筐体140の外部へと抜けており、図5の排気ポンプP2に接続されている。
差動排気シール150は、図9に示すように、差圧室を構成する溝151,152,153と排気孔159A,159B、159Cと、それらの対向する同士を互いに連通する連通孔155,156,157とから構成される。中間ブロック170の長孔170bの周囲に沿って、4本の溝151〜154がトラック状に延在している。そのうち溝154は、接線方向両側に延び中間ブロック170の両端面で大気に開放している。溝151〜153の溝底から、中間ブロック170の内部に向かって、それぞれ連通孔155〜157がそれぞれ複数ずつ形成され、図8〜10に示すごとく中間ブロック170の内部を長手方向に延在する6本の排気孔159A,159B、159Cに連通している。排気孔159A,159B、159Cは、両端が中間ブロック170の外部へと抜けており、排気孔159Aは排気ポンプP0に接続され、排気孔159Bは排気ポンプP1に接続され、排気孔159Cは排気ポンプP5に接続されている。
次に、本実施の形態に係る位置決め装置110の動作について説明する。不図示の駆動源の駆動力は、連結部材133を介して移動ブロック130に伝達され、それにより軸131も一体で移動するので、軸131の上端に取り付けられたテーブルに載置されたワーク(不図示)を、第1の筐体120内で軸131が移動可能な範囲内で任意の位置に位置決めできる。
まず、プロセス室P内を排気する場合、それに先だって差動排気シール150、160差圧室151,152,153,161を排気する。このとき予定圧力が高い差圧室の順(即ち153,152,151の順)で排気を行う。それにより、塵埃などの異物がプロセス室P内に侵入することを抑制する。ここで、移動ブロック130に大きな吸い寄せ力が作用しないように、バルブVは開放状態とするのが好ましい。また、差圧室153及び161を最初に、ほぼ同時に排気開始するのが好ましい。差動排気シールの動作が安定したら、次にプロセス室P及び減圧室Rの排気を行う。その際、プロセス室Pと減圧室Rの容量が通常は異なることから、例えば容量が小さい減圧室R側が先に高真空状態になる恐れがあり、それにより移動ブロック130が第2の筐体140側に吸い寄せられる恐れがある。そこで、バルブVは開放状態のまま、プロセス室Pと減圧室Rとの連通状態を保ち、排気ポンプP4により排気を開始すると、プロセス室Pと減圧室Rの圧力がほぼ同一になり、移動ブロック130を第2の筐体140側へ吸い寄せる力の作用が抑えられる。プロセス室P内の圧力が安定したら、バルブVを閉止し、排気ポンプP3による減圧室Rの排気を開始する。以後、排気ポンプP4がプロセス室P内を吸引中は、バルブVを閉止し、プロセス室Pと減圧室Rとを非連通状態におく。
一方、メンテナンス時などにおいては、まず、プロセス室Pの排気を停止し、不図示の導入口からプロセス室P内に窒素ガスなどの不活性ガスを導入して、1000Pa(所定の内圧)程度まで圧力を増大させる。その後、バルブ手段であるバルブV0を閉止する。プロセス室Pが所定の内圧に達する前は、第1の差動排気シールの差圧室151を排気することで、外部の異物がプロセス室P内に侵入することを抑制できると同時に、不活性ガスの消費量を抑制することができる。但し、プロセス室Pが所定の内圧に達した後は、第1の差動排気シール151の差圧室151の排気を中断しても、外部の異物がプロセス室P内に侵入する恐れは低く、それによりメンテナンス終了後においてプロセス室P内で行われる加工を適切なものとできる。
更に、移動ブロック130を挟んで両側の圧力バランスが崩れると、例えば移動ブロック130が中間ブロック170に接触し、表面にキズなどが付く恐れがある。そこで本発明においては、減圧室Rが所定の内圧になったらバルブVを開放し、プロセス室Pと減圧室Rの圧力バランスを維持しながらそれぞれ不活性ガスで満たし、更に圧力を増大させる。それにより、移動ブロック130のタッチダウンを抑制できる。
図11〜13は、別な実施の形態にかかる位置決め装置210の図5と同様な断面図である。図11〜13の実施の形態は、排気用配管の取り回しが異なっており、それ以外は図5〜10に示す実施の形態と同様であるため、同様な構成には同じ符号を付して説明を省略する。尚、図11〜13中、開放したバルブは白抜きで示し、閉止したバルブは黒塗りで示すものとする。
3段である第1の差動排気シール150における内側の(プロセス室Pに最も近い)差圧室151は、バルブV0を介して排気ポンプP0に接続され、差圧室152は、バルブV1を介して排気ポンプP1に接続され、最も外部に近い差圧室153は、バルブV5を介して排気ポンプP5に接続され、それぞれ吸引されることで負圧となっている。1段である第2の差動排気シール160の差圧室161は、バルブV2を介して排気ポンプP2に接続され、吸引されることで負圧となっている。減圧室Rは、バルブ手段であるバルブPVを介してプロセス室に接続され、且つバルブRVを介して差圧室152の排気用配管に接続されている。バルブPV、RVはノーマルクローズタイプ(電源遮断により閉止するタイプ)であると、非常時に減圧室Rの内圧が急激に増大するのを抑制できるので好ましい。プロセス室Pは、外部とをバルブTVにより遮断可能なターボ分子ポンプTMPにより吸引されることで負圧となっている。尚、差圧室161は、バルブNV2を介してパージ用の窒素ガスのタンクに接続され、プロセス室Pも、バルブNV1を介してパージ用の窒素ガスのタンクに接続されている。ここで、バルブNV2開放による窒素ガスパージは、移動ブロック130をプロセス室P側へ吸い寄せる力を発生させ、非常時などに一時的にシール性能を高めるインターロック機構のためのものである。
図11に示すプロセス室Pが高真空状態にあるワーク加工可能な状態では、バルブV0,V1,V2,V5,TVを開放し、バルブPV,RV,NV1,NV2を閉止しており、それにより差圧室151〜153,161及びプロセス室Pが排気されるようになっている。
図12は、メンテナンス終了後において、位置決め装置210の動作を再開しようとする場合の排気状態を示している。図12において、まず、バルブV0,V1,V5,V2を開放し、差圧室151〜153,161を排気する。排気が安定したら、バルブRV、PVを開放し、排気ポンプP1によって減圧室Rとプロセス室Pとを排気する。尚、この時点ではバルブTVは閉止している。
ここで、減圧室Rが所定の内圧(例えば100Pa以下)に達した時点で、バルブPV、RVを閉止し、減圧室Rと、プロセス室P及び差圧室151,152を隔離する。その後、バルブTVを開放してターボ分子ポンプPによりプロセス室Pを吸引する。
図13は、メンテナンス等のために、位置決め装置210の動作を停止しようとする場合の排気状態を示している。図11に示す状態から、まず、ターボ分子ポンプTMPを停止させ、バルブTVを閉止する。更に、バルブNV1を開放して、窒素ガスタンクから窒素ガスをプロセス室Pへと流入(パージ)させる。プロセス室Pが所定の圧力になったら、バルブPVを開放し、流量抑制のためバルブV0を閉じる。それにより、プロセス室P用の窒素ガスが減圧室Rへと流入し、吸い寄せ力の発生を抑制できると同時に、差圧室151からの排気を遮断することにより窒素ガスの無駄な消費も抑制される。
図14は、別な実施の形態にかかる位置決め装置310の図5と同様な断面図である。図14の実施の形態は、排気用配管の取り回しが異なっており、それ以外は図5〜10及び11〜13に示す実施の形態と同様であるため、同様な構成には同じ符号を付して説明を省略する。尚、図14中、開放したバルブは白抜きで示し、閉止したバルブは黒塗りで示すものとする。
本実施の形態において、減圧室Rは、バルブPVを介してプロセス室に接続され、且つバルブRVを介して差圧室161の排気用配管に接続されている。バルブPV、RVはノーマルクローズタイプであると良い。図14は、プロセス室Pが高真空状態にあるワーク加工可能な状態を示している。
メンテナンス終了後において、位置決め装置310の動作を再開しようとする場合、まず、バルブV0,V1,V5,V2を開放し、差圧室151〜153,161を排気する。排気が安定したらバルブRV、PVを開放し、排気ポンプP2によって減圧室Rとプロセス室Pとが吸引される。尚、この時点ではバルブTVは閉止している。
ここで、減圧室Rが所定の内圧(例えば100Pa以下)に達した時点で、バルブPV、RVを閉止し、減圧室Rと、プロセス室P及び差圧室161を隔離する。その後、バルブTVを開放してターボ分子ポンプPによりプロセス室Pを吸引する。
これに対し、メンテナンス等のために、位置決め装置310の動作を停止しようとする場合、図14に示す状態から、まず、ターボ分子ポンプTMPを停止させ、バルブTVを閉止する。更に、バルブNV1を開放して、窒素ガスタンクN2から窒素ガスをプロセス室Pへと流入(パージ)させる。更に、バルブPVを開放すると、プロセス室P用の窒素ガスが減圧室Rへと流入する。尚、バルブV2はノーマルクローズタイプ、バルブNV2はノーマルオープンタイプであると、停電などの非常時に対処できるので好ましい。減圧室Rの圧力上昇が、差圧室161のみからのガスの漏れでは不足する場合、ガス流入用のバルブを別項に設けても良い。
図15は、別な実施の形態にかかる位置決め装置410の図5と同様な断面図である。図15の実施の形態は、排気用配管の取り回しが異なっており、それ以外は図5〜10及び11〜14に示す実施の形態と同様であるため、同様な構成には同じ符号を付して説明を省略する。尚、図15中、開放したバルブは白抜きで示し、閉止したバルブは黒塗りで示すものとする。
本実施の形態においては、図14の実施の形態に対し、最も外部に近い差圧室153用の排気ポンプP1を省略し、差圧室161用の排気ポンプP2と共通化した点のみが異なる。それにより、排気ポンプの数が減少し、より低コスト化が図れる。なお、差圧室161からの配管と窒素ガスタンクN2からの配管との合流点と、差圧室153との間にも、常時開放されるバルブNV3を設けている。このバルブNV3は、非常時などにバルブNV2開放によるインターロック動作(移動ブロック130をプロセス室P側へ寄せて一時的にシール性能を高める)の際、窒素ガスが差圧室153の方へ流入するのを防止するために用いるもので、バルブNV2開放時、閉止されるように制御される。但し、バルブNV2開放に応じた窒素ガス導入によるインターロック動作に代え、静圧軸受の給気圧の変更や中間ブロック側の軸受の給気停止によってもインターロック動作を達成することができる。また、この作用は、非常時にシール性能を高めるだけでなく、大気開放時に窒素ガスの消費をより抑制するためにも使える。さらに、真空排気時には、一時的にシール性能を高めることにより、プロセス室が所定の圧力に達するまでにかかる時間を短縮することもできる。
比較例にかかる位置決め装置の概略断面図である。 本発明の一例にかかる位置決め装置の断面図である。 本発明の別な例にかかる位置決め装置の断面図である。 本発明の別な例にかかる位置決め装置の概略断面図である。 本発明の実施の形態にかかる位置決め装置110の正面断面図である。 図5の位置決め装置110をVI-VI線で切断して矢印方向に見た図である。 図6の位置決め装置110をVII-VII線で切断して矢印方向に見た図である。 図6の位置決め装置110をVIII-VIII線で切断して矢印方向に見た図である。 図6の位置決め装置110をIX-IX線で切断して矢印方向に図である。 図6の位置決め装置110をX-X線で切断して矢印方向に見た図である。 本発明の別な実施の形態にかかる位置決め装置210の正面断面図である。 本発明の別な実施の形態にかかる位置決め装置210の正面断面図である。 本発明の別な実施の形態にかかる位置決め装置210の正面断面図である。 本発明の別な実施の形態にかかる位置決め装置310の正面断面図である。 本発明の別な実施の形態にかかる位置決め装置210の正面断面図である。
符号の説明
110、210,310,410 位置決め装置
120 第1の筐体
130 移動ブロック
140 第2の筐体
170 中間ブロック
150 第1の差動排気シール
160 第2の差動排気シール
P プロセス室
R 減圧室

Claims (4)

  1. 減圧下に曝されるプロセス室内に連通する第1の開口を有する第1の案内面を備えた第1の筐体と、
    前記第1の案内面に対して所定の隙間を介して対向した状態で、少なくとも一方向に移動可能に設けられた移動ブロックと、
    前記移動ブロックを挟んで前記プロセス室と反対側に設けられ、前記移動ブロックとの間に、所定の隙間を介して対向した状態で案内する第2の案内面と、 前記プロセス室外より低圧の減圧室とを備えた第2の筐体と、
    前記第1の開口を囲むようにして、前記第1の筐体と前記移動ブロックとの間に設けられ、前記プロセス室内と、前記プロセス室内よりも高圧のプロセス室外との間をシールする第1の差動排気シールと、
    前記減圧室内を、前記減圧室内よりも高圧の減圧室外より低い圧力に維持する第2の差動排気シールと、を有する位置決め装置であって、
    前記プロセス室の排気用配管と、前記減圧室の排気用配管とを、前記位置決め装置の動作に応じて、連通状態もしくは非連通状態に切り替え可能なバルブ手段を設けたことを特徴とする位置決め装置。
  2. 前記バルブ手段は、前記プロセス室の排気用配管を介して排気が行われているときには、前記プロセス室の排気用配管と、前記減圧室の排気用配管とを、非連通状態におくことを特徴とする請求項に記載の位置決め装置。
  3. 前記プロセス室内において大気圧に向かって加圧を開始した後、所定の内圧に達した後に、前記バルブ手段は、前記プロセス室の排気用配管と、前記減圧室の排気用配管とを、連通状態におくことを特徴とする請求項又はに記載の位置決め装置。
  4. 前記プロセス室内において大気圧に向かって加圧を開始した後、所定の内圧に達した時点で、前記プロセス室側に最も近い差圧室の排気を中断することを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
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