JP4399720B2 - ガラス基板熱処理用セッター - Google Patents

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本発明は、ガラス基板熱処理用セッターに係り、詳しくは、ガラス基板を表面に載置した状態で加熱炉に送給される矩形平板状のガラス基板熱処理用セッターに関する。
周知のように、近年の表示デバイスの多様化に伴なって、プラズマディスプレイパネル(以下、PDPと称す)が普及されるに至っているが、このPDPの製作に使用されるガラス基板は、厚さ3mm程度の薄肉平板状のソーダライム系ガラス板からなるのが通例である。このガラス基板の表面には、電極や絶縁層を形成するためにペーストが塗布されると共に、その塗布されたペーストをガラス基板に定着させるために加熱炉において450℃〜600℃の温度域で熱処理が施される。
一方、PDPの製作に使用される大型のガラス基板は、反りが大きい場合、すなわちガラス基板の平坦度が低い場合には、表面と裏面との平行性が損なわれて表示画面中のセル高さが不均一になり、表示性能を低下させるのに対して、その表面の凹凸が大きい場合、すなわちガラス基板の表面粗さが大きい場合には、ガラス基板の上に精密な電極等を形成する際に支障を来たすことになる。従って、この種のガラス基板の形状特性としては、特に、反りが小さいこと、及び表面の凹凸が小さいことが求められる。
そこで、上記のような反りを抑制するために、ガラス基板を熱処理する際には、熱膨張及び熱収縮が少ない耐熱材料からなり、平坦且つ平滑な表面である載置面を備えた矩形平板状のセッターを用い、このセッターの載置面の上に熱処理されるガラス基板を載置して、加熱炉に導入するという手法が採用されている。
その具体例として、例えば下記の特許文献1によれば、載置面の表面粗さがRaで0.1〜1.0μmの低膨張結晶化ガラスからなるセッターが開示されている。また、下記の特許文献2、3によれば、載置面に対するガラス基板の密着性を良好にすると同時に、載置面からのガラス基板の離脱を容易に行なえるようにすることを目的として、溝または貫通孔を形成してなるセッターが開示されている。
特開2002−114537号公報 特開平9−20527号公報 特開2003−51251号公報
上記の特許文献1、2、3の何れに記載されたセッターも、側縁における端部の形状は、表面及び裏面に直角に連なる平面とされ、面取り加工が全く施されていないか、或いは面取り加工が施されていたとしても、上記の各文献の図面には明確に表われておらず、従ってそれらの文献の図面に明確に表われる程度の面取り加工は施されていないと言える。
この場合、図6に示すように、焼成工程においては、ガラス基板20を表面に載置してなるセッター10が、搬送手段としてのローラーコンベア30によって加熱炉に送給されるが、セッター10の側縁における端部10aの形状が、上記のように表面及び裏面に直角に連なる平面であると、以下に示すような問題が生じる。
すなわち、ローラーコンベア30に対するセッター10の投入及び取出しは、手作業によって行なわれるのが通例であるが、この投入及び取出し時にセッター10の側縁における端部10aがローラー30aに当接或いは衝突することにより、その端部10a特に直角部に欠けや割れが発生する。そして、場合によっては、その欠け片等が加熱炉内で舞うという事態を招き、これに起因して加熱炉での焼成処理後におけるガラス基板20の表面の品位低下を招く。
また、これ以外にも、セッター10がローラーコンベア30上を搬送されていく過程においては、セッター10の前側の端部よりも進行方向前方に離反して位置するローラー30aに順々にセッター10の端部10a(直角部)が当接或いは衝突していくことになり、これによっても上記と同様に欠けや割れの発生等の不具合が生じる。
更に、ローラーコンベア30のローラー30aは、セラミックからなるのが通例であるが、このローラー30aとセッター10との当接或いは衝突に起因して、ローラー30aにも欠け等が生じ、ローラーコンベア30の性能の低下や耐久性の低下を引き起こすおそれもある。
そして、以上のような問題は、セッター10の搬送手段が、既述のローラーコンベア30である場合に限らず、例えばメッシュベルト等である場合にも同様にして生じ得るものである。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ガラス基板を載置させるセッターの端部が、このセッターを加熱炉に導くための搬送手段に当接或いは衝突することに起因して、セッターの端部に欠けや割れが発生するという不具合を可及的に抑制することを技術的課題とする。
上記技術的課題を解決するためになされた本発明は、ガラス基板を表面に載置した状態で搬送手段により加熱炉に送給される矩形平板状のガラス基板熱処理用セッターにおいて、側縁における端部の該側縁に沿う方向と直交する縦断面の輪郭形状が、相互に平行な表面及び裏面のそれぞれの始端位置を境界として、それらの始端位置からそれぞれ外方側に移行するに連れて肉厚方向中央部に漸次近づく直線からなる漸近線と、それらの漸近線の外方側の端部に連なる凸状湾曲線とからなり上記表面及び裏面と各漸近線とのなす角度θが10〜30°であると共に、各漸近線の外方側の端部に凸状湾曲線が滑らかに連なり、且つ各漸近線の長さが凸状湾曲線の長さよりも長尺であることを特徴とするものである。
この場合、上記のような端部の形状は、矩形平板状のセッターにおける四つの側縁、すなわち全周に亘って形成することが好ましいが、必要に応じて、一つの側縁または二つの側縁もしくは三つの側縁に形成してもよい。また、上記の「始端位置」は、表面側の始端位置と裏面側の始端位置とが、セッターの面中心から同一の距離だけ離隔していることが好ましいが、必要ならば、異なる距離だけ離隔していてもよい。更に、上記の「凸状湾曲部」は、曲率半径が1〜3mm(好ましくは1〜2mm)の円形状部ないしは円弧状部であることが好ましい。
このような構成によれば、矩形平板状のセッターの相互に平行な表面及び裏面の始端位置を境界として、それらの位置からそれぞれ外方側に移行するに連れて肉厚方向中央部に漸次近づく漸近線を有していることから、これらの肉厚方向中央部に漸次近づく面と、表面及び裏面とのなす角度(内角)が直角よりも大きくなり、この始端位置の近傍での欠けや割れ等の発生確率が低くなる。更に、これらの肉厚方向中央部に漸次近づく漸近線は、その外方側の端部の凸状湾曲に滑らかに連なっていることから、その連なり部においても欠けや割れ等の発生確率が低くなるばかりでなく、外方側の端部が凸状湾曲とされていること自体によっても欠けや割れ等の発生確率が低くなる。また、表面及び裏面の始端位置からそれぞれ直線からなる漸近線を介して凸状湾曲部の内方端位置に連なっていることから、各始端位置から凸状湾曲線に至るまでの線が仮に湾曲線であったならば、端部全体の形状が複雑な曲面となるおそれがあり、加工(研磨加工)等の困難化を余儀なくされるが、この漸近線からなる面が平面部であることにより、加工等の簡略化や容易化が図られることになる。更に、表面及び裏面と各漸近線とのなす角度(外角)θが、10〜30°であることから、この角度θが過小(10°未満)であることに起因して肉厚が外方側に向かって適度に漸減しなくなり、肉厚の漸減部を設けることによる利点を享受できなくなる不具合、及びこの角度θが過大(30°超)であることに起因してその角部に欠けや割れ等の発生のおそれが生じる不具合を効果的に回避することが可能となる。加えて、各漸近線の長さは凸状湾曲線の長さよりも長尺とされている。
上記の構成において、表面及び裏面の間の肉厚をAとし、凸状湾曲の内方端位置での肉厚をCとした場合に、C/Aが0.2〜0.6に設定されていることが好ましい。
このようにすれば、外方側の端部に存する凸状湾曲部の内方端位置での肉厚Cをセッターの肉厚(端部を除く領域での肉厚)Aで除算した値C/Aが、0.2〜0.6に設定されていることから、この数値が過小(0.2未満)であることに起因して凸状湾曲部が屈曲部に近い形態となる不具合、及びこの数値が過大(0.6超)であることに起因して凸状湾曲部が平面に近い形態となる不具合が効果的に回避される。
以上の端部の形状は、肉厚方向中心を基準として表面側と裏面側とで対称に形成されていることが好ましい。
このようにすれば、セッターを搬送手段に載せる場合に、表面側と裏面側との何れを上にした場合であっても、セッターの端部に欠けや割れ等が発生することを適切に抑制することができ、表面及び裏面を区別することなく効率良くセッターを使用できることになる。
上記の構成において、四つのコーナー部(平面視における四つのコーナー部)に、半径が2〜20mmのR部が形成されていることが好ましい。
このようにすれば、セッターのハンドリング時等の取り扱い時に、そのコーナー部を搬送手段やその他の部位に衝突させた場合であっても、コーナー部に欠けや割れ等が発生し難くなるという利点を享受できる。
以上の構成を備えたガラス基板熱処理用セッターは、β−石英固溶体及び/又はβ−スポジュメン固溶体を主結晶として析出したLi2O−Al23−SiO2系結晶化ガラスからなることが好ましく、30〜750℃での平均熱膨張係数が−15〜+15×10-7/Kであると、耐熱衝撃性に優れる。特に、β−石英固溶体を主結晶として析出したLi2O−Al23−SiO2系結晶化ガラスからなると、析出結晶サイズが0.5μm以下になり易いため、研削や研磨がし易くなり、端部形状の加工や表面の研削・研磨等の加工性に優れると共に、赤外線透過率が高いため、均熱性に優れる。しかも、30〜750℃での熱膨張係数が−7〜+7×10-7/Kになり易く、セッターのサイズが大きい場合、例えば長さが1300mm以上で、幅が850mm以上のサイズのセッターであっても、熱歪が発生し難く、熱歪によって割れることがない。
また、以上の構成を備えたガラス基板熱処理用セッターは、以下に示す製造方法により得られる。先ず、質量%で、SiO2 55〜75%、Al23 15〜30%、Li2O 2〜8%、Na2O 0〜1%、K2O 0〜1%、MgO 0〜5%、ZnO 0〜1%、BaO 0〜3%、TiO2 1〜5%、ZrO2 0〜4%、P25 0〜5%、As23 0〜2.5%、Sb23 0〜2.5%、SnO2 0〜2.5%を含有する結晶性ガラスを、ロールアウト製板法により、厚さ6.2mmの板状に形成し、これを熱処理して結晶化することにより元板を得る。次に、この元板を所定の大きさ、例えば850mm×1300mm〜1500mm×2200mmの矩形にカットし、この表面を、ダイヤモンドジェネレータを用いて5.2〜5.5mmの厚さまで研削した後、少なくとも片面をラッピングしてRaが0.1〜1.0μmの表面粗さに仕上げる。そして、最後に、図5に示すような滑車状の砥石車9の溝部9aに元板の端部1aを押し当てて、砥石車9を回転させながら研削加工することによって、既述の端部形状を有するガラス基板熱処理用セッターを得る。
以上のように本発明に係るガラス基板熱処理用セッターによれば、相互に平行な表面及び裏面の始端位置からそれぞれ外方側に移行するに連れて肉厚方向中央部に漸次近づいていること、これらの肉厚方向中央部に漸次近づく直線の漸近線からなる平面がその外方側の端部の凸状湾曲線からなる凸状湾曲部に滑らかに連なっていること、外方側の端部が凸状湾曲部とされていること、表面及び裏面と各漸近線とのなす角度(外角)θが10〜30°であること、及び各漸近線の長さが凸状湾曲線の長さよりも長尺とされていることに伴なって、セッターの端部における欠けや割れ等の発生確率が低くなる
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るガラス基板熱処理用セッター(以下、単にセッターという)の使用状態を示す斜視図である。同図に示すように、矩形平板状のセッター1の表面には、PDP用のガラス基板2が載置されると共に、このような状態にあるセッター1は、ローラーコンベア3によって図外の加熱炉に送給される。
セッター1の大きさは、850mm×1300mm〜1500mm×2200mm、この実施形態では1300mm×1650mmであって、その肉厚は、3mm〜7mm、この実施形態では5mmとされている。また、セッター1の載置面(表面及び裏面)の平坦度は、0.3%以下であり、且つ、その表面粗さは、Ra値で0.1μm〜1.0μmの範囲内にある。上記の平坦度は、JIS R 3202に規定された単位長さ当たりの反りの大きさの割合を、上記の表面粗さRaは、JIS B 0601に規定された算術平均粗さであって、測定カットオフ値が0.8mm、測定長さが4mmの条件で測定した場合の値をそれぞれ意味する。更に、セッター1は、質量%で、SiO2 66%、Al23 22%、Li2O 4.0%、ZrO2 2.3%、TiO2 1.9%、As23 0.6%、P25 1.4%、BaO 1.5%、Na2O 0.5%、K2O 0.3%の組成を有し、30〜750℃での熱膨張係数が−4×10-7/Kで、主結晶としてのβ−石英固溶体を析出した結晶化ガラスからなる。
図2は、セッター1の側縁(四つの側縁)における端部1aの形状、詳しくはセッター1の側縁に沿う方向と直交する断面における端部1aの形状を示す縦断面図である。同図に示すように、この端部1aの形状は、相互に平行な表面1b及び裏面1cのそれぞれの始端位置Eを境界として、それらの始端位置Eからそれぞれ外方側(同図右側)に移行するに連れて肉厚方向中央部に漸次近づき、且つその外方側の端部の凸状湾曲部1dに滑らかに連なっている。換言すると、端部1aの輪郭形状は、上記の表面1b及び裏面1cの始端位置Eからそれぞれ外方側に移行するに連れて肉厚方向中央部に漸次近づく漸近線1gと、その外方側の端部の凸状湾曲線1fとを有し、二本の漸近線1gの外方端と、凸状湾曲線1fの二つの内方端とがそれぞれ滑らかに連なっている。そして、それぞれの漸近線1gの長さは、凸状湾曲線1fの長さよりも長尺とされている。この実施形態では、凸状湾曲部1d(凸状湾曲線1f)は、曲率半径が1〜3mm、好ましくは1〜2mmの円形状部(円弧状部)とされている。
そして、この端部1aにおいては、上記の表面1bから裏面1cに至る肉厚をAとし、上記の始端位置Eから凸状湾曲部1dの外方端までの距離をBとした場合に、B/Aの値が0.2〜1.6となるように設定されている。加えて、凸状湾曲部1dの内方端位置Fでの肉厚をCとした場合には、C/Aの値が0.2〜0.6となるように設定されている。更に、上記の表面1b及び裏面1cの始端位置Eと、凸状湾曲部1dの内方端位置Fとは、それぞれ平面部1e、1eを介して連なっており、これらの平面部1e、1eと、表面1b及び裏面1cとのなす角度θは、10〜30°となるように設定されている。そして、この実施形態では、上述の端部1aの形状が、肉厚方向中心を基準として表面1b側と裏面1c側とで対称となるように形成されている。
以上のような形状の端部1aを四つの側縁に有するセッター1によれば、図1に示すローラーコンベア3に対するセッター1の投入時及び取出し時に、セッター1の側縁における端部1aがローラー3aに当接または衝突しても、当該端部1aには欠けや割れ等の発生し易い部位が存在していないため、そのような不具合の発生確率が極めて低くなる。また、同図に示すローラーコンベア3によるセッター1の搬送時に、セッター1の前側の端部1aよりも進行方向前方に離反して位置するローラー3aに順々にセッター1の端部1aが乗り上げていく場合においても、同様にして欠けや割れ等の発生確率が低くなる。
一方、図3に示すように、このセッター1の四つのコーナー部には、半径が2〜20mmのR部4が形成されている。また、このセッター1には、セッター1上にガラス基板2を載置した際のその上滑りを防止すると共に、セッター1からのガラス基板2の分離を容易にするための内径が5〜40mmの貫通孔5(この実施形態では複数の貫通孔5)が形成されている。これらの貫通孔5は、セッター1におけるガラス基板2の載置領域に形成されている。そして、図4に示すように、これらの貫通孔5の表面1b側及び裏面1c側への開口端(何れか一方側への開口端でもよい)には、セッター1自体の欠けや割れ等の発生を防止すると共に、ガラス基板2に傷が付かないようにするための面取り部5aが形成されている。尚、図示しないが、このセッター1には、貫通孔5と共に溝が形成されている。この溝は、セッター1におけるガラス基板2の載置領域から非載置領域に亘って、好ましくは、セッター1における搬送方向の全長及び/または搬送方向と直交する方向の全長に亘って、例えばサンドブラストにより形成される。そして、その溝深さは、例えば0.1〜1.0mm,好ましくは0.2〜0.5mmとされ、その溝幅は、例えば10〜200mm、好ましくは30〜150mmとされる。
尚、上記実施形態では、ローラーコンベアからなる搬送手段によって搬送されるセッター1に本発明を適用したが、これ以外の搬送手段、例えばメッシュベルトによって搬送されるセッター1についても同様にして本発明を適用することが可能である。
本発明の実施形態に係るガラス基板熱処理用セッター及びその使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るガラス基板熱処理用セッターの側縁における端部の形状を示す要部拡大縦断面図である。 本発明の実施形態に係るガラス基板熱処理用セッターを示す平面図である。 本発明の実施形態に係るガラス基板熱処理用セッターの貫通孔周辺を示す要部拡大縦断面図である。 本発明に係るガラス基板熱処理用セッターの製造方法、特にその最終処理工程の実施状況を示す概略正面図である。 従来のガラス基板熱処理用セッター及びその使用状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 セッター(ガラス基板熱処理用セッター)
1a セッターの側縁における端部
1b 表面
1c 裏面
1d 凸状湾曲部
1e 平面部
2 ガラス基板
3 ローラーコンベア
3a ローラー
4 R部
5 貫通孔
5a 面取り部
9 砥石車
9a 溝部
A セッターの肉厚
B 始端位置から凸状湾曲部の外方端までの距離
C 凸状湾曲部の内方端位置での肉厚
E 始端位置
F 凸状湾曲部の内方端位置

Claims (4)

  1. ガラス基板を表面に載置した状態で搬送手段により加熱炉に送給される矩形平板状のガラス基板熱処理用セッターにおいて、
    側縁における端部の該側縁に沿う方向と直交する縦断面の輪郭形状が、相互に平行な表面及び裏面のそれぞれの始端位置を境界として、それらの始端位置からそれぞれ外方側に移行するに連れて肉厚方向中央部に漸次近づく直線からなる漸近線と、それらの漸近線の外方側の端部に連なる凸状湾曲線とからなり、
    上記表面及び裏面と各漸近線とのなす角度θが10〜30°であると共に、各漸近線の外方側の端部に凸状湾曲線が滑らかに連なり、且つ各漸近線の長さが凸状湾曲線の長さよりも長尺であることを特徴とするガラス基板熱処理用セッター。
  2. 上記表面及び裏面の間の肉厚をAとし、上記凸状湾曲線の内方端位置での肉厚をCとした場合に、C/Aが0.2〜0.6に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のガラス基板熱処理用セッター。
  3. 上記端部の形状が、肉厚方向中心を基準として表面側と裏面側とで対称に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のガラス基板熱処理用セッター。
  4. 四つのコーナー部に、半径が2〜20mmのR部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のガラス基板熱処理用セッター。
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