JP4398791B2 - 送信機および送信制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信に用いられる送信機および送信制御方法に関する。
マルチパス環境においても、符号間干渉の影響を受けない方式としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)伝送方式が注目されている。このOFDM伝送方式で用いられる送信機の構成を、図1を参照して説明する。
送信機1は、情報ビットが入力されるシンボル生成部2と、シンボル生成部2と接続されたS/P(直列/並列)変換部3と、S/P変換部3と接続されたIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部4と、IFFT部4と接続されたP/S(並列/直列)変換部5と、P/S変換部5と接続されたGI付加部6と、GI付加部6と接続されたアンテナ7とを備える。
情報ビットがシンボル生成部2に入力されると、シンボル生成部2は、シングルキャリア伝送時と同様に、入力された情報ビット系列に対して、誤り訂正符号化、インターリーブ、シンボルマッピングなどを行い、送信シンボルを生成し、生成した送信シンボルをS/P変換部3に入力する。S/P変換部3は、入力された送信シンボルを直並列変換し、直並列変換した信号をIFFT部4に入力する。IFFT部4は入力信号を直交したマルチキャリア信号に変換し、この信号をP/S変換部5に入力する。P/S変換部5は、入力信号を並直列変換し、この信号をGI付加部6に入力する。GI付加部6はこの信号に対して、この信号の一部をコピーしたガードインターバルを挿入する。ガードインターバルが挿入された信号は、アンテナ7から送信される。
上述したOFDM伝送を行う場合の問題として、OFDM変調された信号、すなわちIFFT部4の出力信号に、平均振幅と比較して非常に大きい振幅値を有する信号が現れるPAPR(Peak to average power ratio)問題がある。
この問題は、マルチキャリア変調の特徴であり、個々に変調された多くのキャリアの信号成分がある出力に対して同位相で合成されると、この時点の信号に対する加算出力が非常に大きくなり、平均出力に対して大きなピークを持つようになる。生じ得る最大のピーク電力は平均電力に対してサブキャリア数倍になる。
このPAPRが問題になるのは送信アンプの特性による。送信アンプでは、増幅器への入出力が線形となる領域が限られており、線形領域を超えた信号が入力された場合、出力波形が歪むことにより、伝送品質の劣化や、帯域外への電力輻射を増大させるなどの問題が生じる。また、この線形領域を広げると、増幅効率が低くなることが知られており、送信信号の振幅(電力)分布としては、平均値に比較して高い振幅を持つサンプルが存在しないほうが好ましい。
PAPR低減法として、クリッピング(+フィルタリング)(例えば、非特許文献1参照)、PTS法(例えば、非特許文献2参照)、巡回シフト法(例えば、非特許文献3参照)などが提案されている。
クリッピングでは、時間信号において生じるピークを、ある規定値(最大振幅)で置き換える。
PTS法または巡回シフト法を用いてピーク低減を行う場合の送信機の構成を、図2を参照して説明する。
この送信機は、図1を参照して説明した送信機1を構成するIFFT部4に代わりPTS法または巡回シフト法を適用した低ピークIFFT部8を用いる。
低ピークIFFT部8の構成について、図3を参照して説明する。
低ピークIFFT部8は、分割IFFT部8−1と、分割IFFT部8−1と接続された合成部8−2とを備える。合成部8−2は、分割IFFT部8−1と接続されたピーク低減処理部8−21およびピーク低減処理部8−22と、ピーク低減処理部8−21、ピーク低減処理部8−22および分割IFFT部8−1と接続されたピーク低減処理制御部8−23と、ピーク低減処理部8−21およびピーク低減処理部8−22と接続された加算部8−24とを備える。加算部8−24は、ピーク低減処理部8−21およびピーク低減処理部8−22と接続された複数の加算器を備える。また、加算部8−24の出力信号は、P/S変換部5に入力される。
この方式では、分割IFFT部8−1は、入力される複数のサブキャリアを複数のグループ、例えばN個のグループ(Nは、N>1の整数)に分割してIFFTを行う。この分割してIFFTを行う分割IFFT部8−1の構成を、8ポイントのIFFTを2つに分割して行う場合を例として、図4を参照して説明する。
分割IFFT部8−1は、第1IFFT部8−11と第2IFFT部8−12とを備える。例えば、f(0)からf(3)に対応する時間信号を生成する場合、第1FFT部8−11のf(0)からf(3)にIFFT変換を行いたい信号を入力し、f(4)からf(7)に0を入力する。しかし、このような構成をとる場合、2つのIFFT、すなわち第1IFFT部8−11および第2IFFT部8−12を用いることからもわかるように、分割しない場合に比べ2倍の計算量がIFFT処理において必要となる。
このように生成された2つのIFFTからの出力のうち、上段、すなわち第1IFFT部8−11からは、サブキャリア0から3に対応する時間信号成分が、下段、すなわち第2IFFT部8−12からは、サブキャリア4から7に対応する時間信号成分が出力する。通常のIFFTでは、上段の信号と下段の信号の同一時点を示す信号が加算される。
この巡回シフト法およびPTS法によるPAPR低減を用いた方式では、ピーク低減処理部8−21、8−22において、入力信号[F(0) F(1) ... F(NFFT−1)]を巡回シフトあるいは位相回転させ、その後、加算部8−24において加算し出力する。ピーク低減処理制御部8−23はこの巡回シフト量あるいは位相回転量を、出力信号におけるピークが低くなるように制御する。このようにすることにより、大きなピークの発生を抑える。
また、このような操作を行った場合、受信機に対して処理内容を通知する必要がある。処理内容を通知する方法として、例えば、制御信号を用いる方法や、ピーク低減処理を行うパイロット信号と処理を行わないパイロット信号とを伝送することにより通知する方式などがある。
また、PTS法または巡回シフト法を用いた場合は、位相回転量または巡回シフト量を制御情報として、受信機に伝送する必要がある。ただし、上述した操作をシンボルごと行わず、フレームをブロック化し、これらのブロックに対して同じ操作を行うことで、制御量を減らすことが可能となる。
X.Li and L.J.Cimini,"Effects of clipping and filtering on the performance of OFDM", IEEE Commun. Lett., vol.2, no.5, pp.131-133, May. 1998 L.J and N.R.Sollenberger, "Peak-to-Average power ratio reduction of an OFDM signal using partial transmit sequences", IEEE Commun. Lett., vol.4, no.3, pp.86-88, March, 2000 G.R. Hill, M. Faulkner and J. Singh, "Reducing the peak-to-average power ratio in OFDM by cyclically shifting partial transmit sequence", Electronics Letters, vol.36, No.6, pp.560-561 March 2000 宮下、西村ら、「MIMOチャネルにおける固有ビーム空間分割多重(E−SDM)方式」、電子情報通信学会、信学技報RCS2002−53
しかしながら、上述した背景技術には以下の問題がある。
クリッピング(+フィルタリング)によりPAPRを低減する場合では、サブキャリア間の直交性が崩れ、サブキャリア間干渉が生じるため、受信特性が劣化する問題がある。
PTS法または巡回シフト法によりPAPRを低減する場合では、制御信号が必要であり別途制御信号用のチャネルを設けなければならない問題がある。
また、受信時に送信時に行ったピーク低減処理に関する操作と逆の操作を行わなければならない問題がある。
そこで本発明においては、ピーク低減処理に関する制御信号を伝送する必要なく、ピーク低減を行うことができる送信機および送信制御方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明の送信機は、
報信号からOFDM信号を生成するOFDM信号生成部と、
該OFDM信号生成部により生成したOFDM信号を直並列変換する直並列変換部と、
該直並列変換部により直並列変換されたOFDM信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換部と、
該逆フーリエ変換部により逆フーリエ変換されたOFDM信号を並直列変換する並直列変換部と、
該並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号を巡回シフトした信号を生成する巡回シフト処理部と、
前記並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号と、前記巡回シフト処理部により巡回シフトしたOFDM信号とを加算する加算部と、
該加算部により加算された信号を送信する送信部と
を備える。このようにすることにより、ピーク抑圧を行うことができる。
さらに、前記OFDM信号生成部は、パイロット信号を含むOFDM信号を生成する。
さらに、前記並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号および前記加算の出力信号のうち少なくとも一方に基づいて、シフト量を決定するシフト量決定
を備え、
前記巡回シフト処理は、
前記シフト量決定部により決定されたシフト量に基づいて、前記並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号を巡回シフトした信号を生成する。このようにすることにより、シフト量を制御でき、より効果的にPAPRの削減を行うことができる。
さらに、前記並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号に基づいて、ピーク電力が低減されるように、該並直列変換されたOFDM信号および前記巡回シフト処理部により生成した巡回シフトした信号に対するウエイトを生成するウエイト生成部と、
前記並直列変換されたOFDM信号および前記巡回シフトした信号に対して、前記ウエイト生成部により生成したウエイトを乗算する乗算部と
を備え、
前記加算は、
前記乗算部により出力した信号を加算する。このようにすることにより、シフト量を制御し、巡回シフトした信号に対して複素係数を乗算できるため、効率よくピーク電力の低減を行うことができる。
さらに、前記ウエイト生成は、前記OFDM信号におけるピークの原因となるシンボルをs(tp)とした場合、
決定されたシフト量t´を用いて、
s(tp+t´)とs(tp−t´)のうち振幅の小さいシンボルの位相とs(tp)の位相が逆相になるように決定し、
|s´|=|s´|
ただし、s´=w×s(tp)+w×s(mod(tp−t´+NFFT,NFFT))
´=w×s(mod(tp+t´,NFFT))+w×s(tp)
、wはウエイト、modは剰余演算子、NFFT(NFFTはNFFT>0の整数)はFFTポイント数である
となるように、ウエイトを生成する。このようにすることにより、ウエイトを決定できる。
さらに、前記ウエイト生成は、位相回転角をθ、前記OFDM信号におけるピークの原因となるシンボルをs(tp)とした場合に、
θ=π―[arg(s(mod(tp−t+NFFT,NFFT)))−arg(s(tp))]
θ=π―[arg(s(mod(tp+t,NFFT)))−arg(s(tp))]
θ={|s(mod(tp+t,NFFT))|×θ+|s(mod(tp−t+NFFT,NFFT))|×θ}/{|s(mod(tp−t+NFFT,NFFT))|+|s(mod(tp+t,NFFT))|}
modは剰余演算子、NFFT(NFFTはNFFT>0の整数)はFFTポイント数である
により位相回転角を決定する。このようにすることにより位相回転角を求めることができる。
さらに、前記シフト量決定部は、前記OFDM信号におけるピークの原因となるシンボルをs(tp)とし、シフト量t´とした場合、
Re{s(tp+t´)×s(tp−t´)/s(tp)}
が一定値以上となるシフト量を決定し、
前記ウエイト生成は、前記シフト量決定部により決定されたシフト量に基づいて、ウエイトを生成する。このようにすることにより、ウエイトの計算をせずにシフト量を推定することができる。
さらに、複数の前記巡回シフト処理
を備え、
前記シフト量決定部は、前記並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号および前記巡回シフト処理部により生成した巡回シフトした信号のうち少なくとも一方に基づいて、各巡回シフト処理部に対するシフト量を決定し、
前記ウエイト生成は、前記OFDM信号および前記巡回シフトした信号のうち少なくとも一方に基づいて、ウエイトを生成する。このようにすることにより、シフト量・複素係数を効率的に決定することができる。
さらに、前記シフト量決定は、スキャッタ−ドパイロット信号を用いる場合には、入力されたインパルスとパイロット信号に基づいて、最大シフト量を
(FFTポイント数/パイロット信号挿入間隔)≧(最大シフト量+インパルス応答長)ここで、パイロット信号挿入間隔は周波数方向の間隔である
となるように決定する。このようにすることにより、シフト量を一定値以下に抑えることができ、スキャッタードパイロット信号を挿入していないサブキャリアに対しても周波数方向における補間によって、伝送特性を良好に推定できる。
さらに、互いに直列および並列の少なくとも一方に接続された複数の送信機
を備え、
各送信機は、
情報信号からOFDM信号を生成するOFDM信号生成部と、
該OFDM信号生成部により生成したOFDM信号を直並列変換する直並列変換部と、
該直並列変換部により直並列変換されたOFDM信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換部と、
該逆フーリエ変換部により逆フーリエ変換されたOFDM信号を並直列変換する並直列変換部と、
該並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号を巡回シフトした信号を生成する巡回シフト処理部と、
前記並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号と、前記巡回シフト処理部により巡回シフトしたOFDM信号とを加算する加算部と、
該加算部により加算された信号を送信する送信部と
を備える。このようにすることにより、複数のピーク低減部に対して、異なる処理を行わせることができ、効率的にピークの抑圧を行うことができる。
さらに、複数のアンテナ
を備え、
前記シフト量決定およびウエイト生成は、前記シフト量および前記ウエイトのうち少なくとも一方を各アンテナで異なるように決定する。このようにすることにより、各送信アンテナから受信アンテナへの見かけのチャネルが一様になり、分離しにくくなることを避けることができるため、信号の分離を容易にでき、誤り率特性を改善することができる。
さらに、複数のシフト量およびウエイトを決定する畳み込み系列生成部と、
チャネル推定値、前記複数のシフト量およびウエイトに基づいて、第2チャネル推定値を生成し、複数の送信ウエイトを生成する送信ウエイト生成部と、
前記複数の送信ウエイトに基づいて、複数のESDM信号を生成するESDM信号生成部と、
前記複数のESDM信号からピークの低い信号を選択する選択部と、
を備える。このようにすることにより、シフト量と複素係数との組の数と同数の送信信号の候補ができるため、この中からピークの小さい送信信号を選択することができる。
また、本発明にかかる送信機の送信制御方法は
報信号からOFDM信号を生成するOFDM信号生成ステップと、
該OFDM信号生成ステップにより生成したOFDM信号を直並列変換する直並列変換ステップと、
該直並列変換ステップにより直並列変換されたOFDM信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換ステップと、
該逆フーリエ変換ステップにより逆フーリエ変換されたOFDM信号を並直列変換する並直列変換ステップと、
該並直列変換ステップにより並直列変換されたOFDM信号を巡回シフトした信号を生成する巡回シフト処理ステップと、
前記並直列変換ステップにより並直列変換されたOFDM信号と、前記巡回シフト処理ステップにより巡回シフトしたOFDM信号とを加算する加算ステップと、
該加算ステップにより加算された信号を送信する送信ステップと
を有する。このようにすることにより、ピーク抑圧を行うことができる。
さらに、前記OFDM信号生成ステップでは、パイロット信号を含むOFDM信号を生成する。
本発明の実施例によれば、ピーク低減処理に関する制御信号を伝送する必要なく、ピーク低減を行うことができる送信機および送信制御方法を実現できる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
本発明の第1の実施例にかかる送信機について、図5を参照して説明する。
本実施例にかかる送信機100は、情報ビットが入力されるシンボル生成部101と、シンボル生成部101と接続されたS/P(直列/並列)変換部102と、S/P変換部102と接続されたIFFT部103と、IFFT部103と接続されたP/S(並列/直列)変換部104と、P/S変換部104と接続されたピーク低減部105と、ピーク低減部105と接続されたGI付加部106とを備える。また、ピーク低減部105は、P/S変換部104と接続された巡回シフト部105−1〜105−1(kはk>1の整数)および加算部105−2を備える。巡回シフト部105−1〜105−1は加算部105−2と接続され、加算部105−2はGI付加部106と接続される。
シンボル生成部101は、入力された情報ビットに対して、誤り訂正符号化、インターリーブ、シンボルマッピングなどを行い、送信シンボルを生成し、生成した送信シンボルをS/P変換部102に入力する。S/P変換部102は入力された送信シンボルを直並列変換し、直並列変換した信号をIFFT部103に入力する。IFFT部103は入力信号を直交したマルチキャリア信号に変換し、この信号をP/S変換部104に入力する。P/S変換部104は入力信号を並直列変換し、並直列変換した信号をピーク低減部105に入力する。ピーク低減部105での処理について説明する。各巡回シフト部105−1〜105−1は、入力信号を各々異なったシフト量シフトさせた信号を生成し、加算部105−2に入力する。
加算部105−2は、P/S変換部104からの信号と、各巡回シフト部105−1〜105−1からの各々異なったシフト量シフトした信号とを足し合わせ、この加算した信号をGI付加部106に入力する。GI付加部106は入力信号に対して、この信号の一部をコピーしたガードインターバルを挿入する。ガードインターバルが挿入された信号は、アンテナから送信される。
本実施例にかかる送信機100は、OFDM信号として生成された送信信号に対して、この送信信号を各々異なったシフト量シフトした信号を生成し、送信信号とこれらのシフトした信号とを加算した信号を送信する。この場合、各巡回シフト部105−1〜105−1においてシフト量を決定する必要があるが、このシフト量は、予め固定した値としてもよい。例えば、上からk段目の巡回シフト部105−1ではkポイントシフトさせる。
次に、固定したシフト量シフトした信号同士を加算し、この加算した信号を送信した場合に、ピーク電力抑圧効果があることを証明する。
証明
送信信号s(t)のピーク電力の原因となるシンボル(|s(t)|)をsmaxとする。また、ピーク抑圧処理が行なわれた後の送信信号s´(t)のピーク電力の原因となるシンボルmax(|s´(t)|)をs´maxとする。
ここで、
s´max=0.5×(s(t)+s(t))
s(t)=smax
であるとすると、s´max=0.5×(smax+s(t))となる。
ここで、smaxとs(t)が同位相である場合(振幅が一定ならば、この場合に、smax+s(t)が最大となる)、|smax|<|s´max|とすると、
|smax|<|0.5×(smax+s(t))|
|smax|<|s(t)|
となり、|smax|>|s(t)|に反する。
さらに、s(t)≠smaxの場合、|s(t)|≦|s(t)|、|smax|<|s´max|とすると
|smax|<|s´max|=|0.5×(s(t)+s(t))|
|smax|<|0.5×(s(t)+s(t))|
|smax|<|s(t)|
となり、|smax|>|s(t)|に反する。
よって、|smax|<|s´max|となる。
また、本実施例にかかる送信機100では、合成後の信号におけるサブキャリアごとの振幅が異なってしまい、サブキャリアごとに通信品質が異なってしまう場合があるが、これは、周波数方向に符号化を行うあるいは符号拡散を行うことにより、このようなサブキャリアごとの通信品質の差をなくすことができる。
また、本実施例にかかる送信機100では、ピーク低減後の送信信号全体の送信電力が変化するが、これはピーク低減処理後に送信電力を一定に正規化する処理部を設けて送信電力を一定にすればよい。
本実施例にかかる送信機100では、送信信号と送信信号を巡回シフトした信号とを加算した後に送信を行うことで、ピークの抑圧を行うことができる。また、パイロット信号に対しても同様の処理を行うことで、特別に制御信号を用いずに実現することができる。
次に、本発明の第2の実施例にかかる送信機ついて、図6を参照して説明する。
上述した実施例においては、巡回シフト部におけるシフト量を固定の値とした場合について説明したが、このシフト量を制御することにより、より効果的にPAPRの削減を行うことが可能になる。
本実施例にかかる送信機100は、図5を参照して説明した送信機とピーク低減部の構成が異なる。
本実施例にかかる送信機100におけるピーク低減部107は、P/S変換部104と接続された巡回シフト部107−1および加算部107−2と、加算部107−2および巡回シフト部107−1と接続されたシフト量制御部107−3とを備える。また、巡回シフト部107−1は加算部107−2と接続され、加算部107−2はGI付加部106と接続される。以下、巡回シフト部が1つの場合を例として説明する。
シフト量制御部107−3は、シフト量の決定において、少なくとも一部のシフト量に対して、加算後のピーク抑圧信号のピークを検出し、加算後のピークが最も小さくなるシフト量を選択する。
しかし、加算後の全ての送信シンボルに対して、ピークの検出を行うのは、処理量が大きくなる。そのため、図7に示すように、図6のピーク低減部107の代わりにピーク低減部108を備えるようにしてもよい。
ピーク低減部108は、P/S変換部104と接続された巡回シフト部108−1、加算部108−2およびシフト量制御部108−3を備える。また、巡回シフト部108−1は加算部108−2と接続され、加算部108−2はGI付加部106と接続され、シフト量制御部108−3は巡回シフト部108−1と接続される。
この場合、シフト量制御部108−3には、GI付加前のOFDM信号が入力される。シフト量制御部108−3は加算部108−2における加算処理が行われる前のピークの原因となるN個の任意のシンボル(Nは1以上の自然数)のみに注目し、このシンボルを加算した場合にピークが最も小さくなるシフト量を選択する。また、P/S変換部104および加算部108−2と接続されたシフト量制御部を備え、加算後のピーク抑圧信号のピークおよび加算処理が行われる前のピークの原因となるN個の任意のシンボルの両方に基づいて、加算後のピークが最も小さくなるシフト量を選択するようにしてもよい。
このように、送信信号と、送信信号を効果的にピーク低減ができるシフト量だけ巡回シフトした信号とを加算した後に送信を行うことで、ピークの抑圧を行うことができる。また、パイロット信号に対しても同様の処理を行うことで、特別に制御信号を用いずに実現することができる。
また、本実施例にかかる送信機100においては、巡回シフト部が1つの場合について説明したが、巡回シフト部を複数備えるようにしてもよい。この場合には、後述するシフト量・複素係数を繰り返し算出する方法を用いて、シフト量を決定する。このようにすることにより、全巡回シフト部の全シフト量を考慮する必要なく、効率的に、シフト量を決定することができる。
次に、本発明の第3の実施例にかかる送信機について、図8を参照して説明する。
本実施例にかかる送信機100は、図5を参照して説明した送信機とピーク低減部の構成が異なる。
本実施例にかかる送信機100におけるピーク低減部109は、P/S変換部104と接続された巡回シフト部109−1〜109−1、シフト量・係数決定部109−2および乗算器109−4と、巡回シフト部109−1〜109−1とそれぞれ接続された乗算器109−5〜109−5と、乗算器109−4、109−5〜109−5と接続された加算部109−3とを備える。また、シフト量・係数決定部109−2は、巡回シフト部109−1〜109−1および乗算器109−4、109−5〜109−5と接続され、加算部109−3はGI付加部106と接続される。
上述した実施例においては、シフト量のみを制御する方法を示した。本実施例にかかる送信機100おいては、加算部109−3における加算処理が行われる前の巡回シフトした信号およびP/S変換部104からの出力信号に対して、よりピーク電力が低減されるような複素係数が乗算部109−4、109−5〜109−5において乗算される。このようにすることによりピーク電力の効率的な低減ができる。
ピーク低減前のOFDM信号においてピーク原因となるシンボルをs(tp)とし、t´ずらして、重み付け(w,w)をした後に足し合わせると、合成後の信号は、
s´=w×s(tp)+w×s(mod(tp−t´+NFFT,NFFT))
s´=w×s(mod(tp+t´,NFFT))+w×s(tp)
となり、2つのシンボルにs(tp)が寄与することがわかる。
よって、s(tp)にのみ注目した場合、max(s´,s´)を最小化すればよいことがわかる。
次に、ウエイトの決定方法について説明する。
まず、シフト量t´が決定されたとすると、s(tp+t´)とs(tp−t´)のうち、振幅の小さいシンボルの位相とs(tp)の位相が逆相になるように決定し、|s´|=|s´|となるように、重みの振幅を調整する。
位相回転角の決定方法について説明する。シフト量・係数決定部109−219は以下の演算を行うことにより位相回転角を求める。位相回転角をθとした場合に、
θ=π―[arg(s(mod(tp−t+NFFT,NFFT)))−arg(s(tp))]
θ=π―[arg(s(mod(tp+t,NFFT)))−arg(s(tp))]
θ={|s(mod(tp+t,NFFT))|×θ+|s(mod(tp−t+NFFT,NFFT))|×θ}/{|s(mod(tp−t+NFFT,NFFT))|+|s(mod(tp+t,NFFT))|}
また、シフト量t´については、全てのシフト量に対して検索を行ってもよいが、上述したシフト量を検出する場合において、予め既定の検索範囲を決めておいてもよい。
このように、シフト量を制御し、巡回シフトした信号に対して複素係数を乗算後加算することにより、効率よくピーク電力の低減を行うことができる。
また、上述した実施例では、各シフト量に対してウエイトの計算を行い、ピークの低くなるシフト量とウエイトの選択を行う方法を示したが、ウエイトの計算をせずにピークの低減効果の大きいシフト量を推定することもできる。例えば、Re{s(tp+t´)×s(tp−t´)/s(tp)}が最大あるいは一定値以上になるシフト量を検索し、このシフト量に対してウエイトの算出を行うようにしてもよい。
次に、本発明の第4の実施例にかかる送信機について、図9を参照して説明する。
本実施例にかかる送信機100は、図5を参照して説明した送信機とピーク低減部の構成が異なる。
本実施例にかかる送信機100におけるピーク低減部110は、P/S変換部104と接続された巡回シフト部110−1〜110−1および乗算器110−4と、巡回シフト部110−1〜110−1とそれぞれ接続された乗算器110−5〜110−5と、乗算器110−4、110−5〜110−5と接続された加算部110−3と、巡回シフト部110−1〜110−1と接続されたシフト量・係数決定部110−2とを備える。また、シフト量・係数決定部110−2は、乗算器110−4、110−5〜110−5と接続され、さらに乗算器110−4および巡回シフト部110−1〜110−1または加算部110−3とスイッチ110−6により切り替え可能に接続される。また、加算部110−3は、GI付加部106と接続される。
上述した実施例では、一括してシフト量、複素係数を決定する場合について示した。本実施例にかかる送信機100においては、巡回シフト部が2つ以上ある場合に、上述したシフト量・複素係数を効率的に決定するものである。
シフト量・複素係数を繰り返し算出する場合について説明する。
まず、送信信号と、上から1段目の巡回シフト部110−1からの出力信号のみで、シフト量・係数決定部110−2はピーク抑圧信号を作成する。この場合、シフト量・係数決定部110−2は乗算器110−4および巡回シフト部110−1〜110−1と接続される。
次に、1段目の巡回シフト部110−1に対応するシフト量と複素係数は固定し、送信信号と1段目の巡回シフト部110−1の出力信号との加算信号と、上から2段目の巡回シフト部110−1からの出力信号とを加算した信号のピークが抑圧されるようにする。
このとき、送信信号と上から1段目の巡回シフト部110−1の出力信号との加算信号のピークと、上から2段目の巡回シフト部110−1から出力される信号のピークが、共に小さくなるように決定する、あるいは、これらが相殺されるように、上から2段目の巡回シフト部におけるシフト量、複素係数を決定する。以下同様の処理を、上からk番目の巡回シフト部110−1まで行う。
このようにすることにより、全巡回シフト部110−1〜110−1の全シフト量および乗算部110−5〜110−5において乗算されるウエイトを考慮する必要なく、効率的に、シフト量および複素係数を決定することができる。
また、上記のような逐次的に複素係数を決定していく方法では、ピーク低減後の送信信号全体の送信電力が一定に保たれないが、これはピーク低減処理後に送信電力を一定に正規化する処理部を設けて送信電力を一定にすればよい。
次に、本発明の第5の実施例にかかる送信機100について、図10を参照して説明する。
本実施例にかかる送信機100は、図5を参照して説明した送信機においてピーク低減部を複数備えるようにし、これら複数のピーク低減部をシリアルに接続したものである。
本実施例にかかる送信機100におけるピーク低減部は、P/S変換部104と接続されたピーク低減部111と、ピーク低減部111と接続されたピーク低減部112とを備える。ピーク低減部112はGI付加部106と接続される。
本実施例では、ピーク低減部111、112の2つを連結した構成を示したが、3以上のピーク低減部を連結した構成としてもよい。各ピーク低減部の構成は、上述した実施例に示した構成とすればよく、各ピーク低減部でのシフト量および複素係数の決定法も、上述した実施例で示した方法をそのまま適用すればよい。
このようにすることにより、ピークの抑圧を行うことができる
次に、本発明の第6の実施例にかかる送信機100について、図11を参照して説明する。
本実施例にかかる送信機100は、図5を参照して説明した送信機においてピーク低減部を複数備えるようにし、これら複数のピーク低減部のうち一部をまずパラレルに配置し、これらパラレルに配置した各ピーク低減部の出力を他のピーク低減部への入力として接続したものである。
本実施例にかかる送信機100におけるピーク低減部は、P/S変換部104と接続されたピーク低減部113およびピーク低減部114と、ピーク低減部113および114と接続されたピーク低減部115とを備える。ピーク低減部115はGI付加部106と接続される。この場合、ピーク低減部115には、ピーク低減部113および114の2つの出力信号が入力されるが、例えば、図12に示すように、一方の入力信号を加算部115−2およびシフト量制御部115−3に入力し、他方の入力信号を巡回シフト部115−1およびシフト量制御部115−3に入力するようにする。
また、1段目にパラレルで配置されたピーク低減部113、114で同様の処理を行うことは好ましくなく、例えば、上部のピーク低減部113では第1ピークが低減されるようにピーク低減処理を行い、下部のピーク低減部114では第2ピークが低減されるようにする。このようにすることにより、複数のピーク低減部に対して異なる処理を行わせることができ、効率的にピークの抑圧を行うことができる。
また、1段目にパラレルに配置されるピーク低減部113、114については、2個に限定する必要はなく、3以上のピーク低減部が配置されるようにしてもよい。この場合においても複数のピーク低減部の出力信号を入力とするピーク低減部の構成は上述した2入力の場合と同様の構成とすればよい。このようにすることにより、3個以上のピーク低減部に対して異なる処理を行わせることができ、効率的にピークの抑圧を行うことができる。
また、本実施例では、ピーク低減部の構成が2段構成である場合について説明したが、2段に限定する必要はなく3段以上の構成としてもよい。このようにすることにより、さらに効率的にピークの抑圧を行うことができる。例として、ピーク低減部を3段構成とした場合の構成を、図13に示す。
ピーク低減部を3段構成とした送信機100は、P/S変換部104と接続されたピーク低減部116〜119と、ピーク低減部116および117と接続されたピーク低減部120と、ピーク低減部118および119と接続されたピーク低減部121と、ピーク低減部120およびピーク低減部121と接続されたピーク低減部122とを備える。ピーク低減部122はGI付加部106と接続される。
次に、本発明の第7の実施例にかかる送信機について説明する。
本実施例にかかる送信機は、図5〜図13を参照して説明した送信機と同様の構成であるためその説明を省略する。
上述した送信機100における巡回シフト部において行われる巡回シフトは、図14に示すようにOFDMシンボルごとに行ってもよいが、複数フレームあるいは複数OFDMシンボルを1ブロックとした場合、ブロックあるいはフレームに含まれるOFDMシンボルに対して同じシフト量、同じ位相回転量、または同じシフト量および位相回転量で処理を行う。
この場合、パイロットシンボルを含めた形で、上述したピーク低減処理を行うことにより、ピーク低減部と伝送路の伝達関数として、チャネル推定値が得られるため、特別に制御信号を伝送する必要なく受信処理を行うことができる。
次に、本発明の第8の実施例にかかる送信機について説明する。
本実施例にかかる送信機は、図5〜図13を参照して説明した送信機と同様の構成であるためその説明を省略する。
上述した実施例では、シフト量に対して制限を設けない場合について説明した。しかし、チャネルの推定を考慮するとシフト量を一定値以下に抑えることが重要となる。
本実施例にかかる送信機100では、シフト量・係数決定部に対して、インパルス(応答長)を入力する。また、このインパルス(応答長)は、送信機100において直接計測することはできないが、例えば、受信機(図示なし)よりフィードバックすればよい。
ここで、スキャッタ−ドパイロット信号を用いる場合には、最大シフト量は、(FFTポイント数)/(パイロット信号挿入間隔(周波数方向))≦(インパルス応答長+最大シフト量)とし、各巡回シフト部でのシフト量がこの最大シフト量以下となる範囲で、ピークの抑圧操作を行う。
このようにすることにより、シフト量を一定値以下に抑えることができ、スキャッタ−ドパイロット信号を挿入していないサブキャリアに対しても、周波数方向における補間によって、伝送路特性を良好に推定できる。
次に、本発明の第9の実施例にかかる送信機100について、図15を参照して説明する。
本実施例にかかる送信機200は、上述したピーク低減部におけるピーク抑圧操作を空間分割多重(SDM: Space Division Multiplexing)伝送方式に適用したものであり、図15に示すように、図5〜図13を参照して説明した送信機におけるシンボル生成部101、S/P変換部102、IFFT部103、P/S変換部104、ピーク低減部105、GI付加部106から構成される複数の送信部202(202−1〜202−N)を備え、各送信部202(202−1〜202−N)のGI付加部106にそれぞれ接続されたアンテナ201(#1〜#N)を備える。各情報ビットは、各送信部202(202−1〜202−N)のシンボル生成部101に入力される。
空間分割多重伝送方式においては、複数のアンテナから異なる送信信号系列が送信されることから、ピーク低減部105におけるピーク抑圧操作をアンテナごとに独立に行う。また、固定した複素係数、シフト量を用いる場合においては、複素係数およびシフト量のうち少なくとも一方を送信アンテナごとに異なった値とする。
また、空間分割多重伝送方式においては、受信信号点の重なりにより、信号分離が困難になるという問題があるが、このようにすることにより、合成後の信号において、送信アンテナごと且つサブキャリアごとの振幅・位相が異なり、各送信アンテナから受信アンテナヘの見かけのチャネルが一様になり、分離しにくくなることを避けることができるため、信号の分離を容易にし、より低い誤り率特性を得ることが可能になる。
次に、本発明の第10の実施例にかかる送信機100について、図16を参照して説明する。
本実施例にかかる送信機300は、上述したピーク低減部におけるピーク抑圧操作をESDM(Eigenbeam SDM)システムに適用したものである(例えば、非特許文献4参照)。
本実施例にかかる送信機300は、データシンボルが入力されるS/P変換部301と、S/P変換部301と接続されたS/P変換部302〜302と、S/P変換部302〜302と接続されたパイロット挿入部311〜311と、各パイロット挿入部311〜311とそれぞれ接続されたESDM信号生成部303〜303と、ESDM信号生成部303〜303と接続された低ピークOFDM変調部304〜304と、各低ピークOFDM変調部304〜304とそれぞれ接続されたパイロット挿入部305〜305と、パイロット挿入部305〜305とそれぞれ接続されたアンテナ306(#1〜#n)と、各低ピークOFDM変調部304〜304と接続された畳み込み系列生成部307と、フィードバック信号が入力されるフィードバック部308と、フィードバック部308と接続された分離部309と、畳み込み系列生成部307、分離部309および各ESDM信号生成部303〜303とそれぞれ接続された送信ウエイト生成部310〜310とを備える。図16に示す送信機300において、低ピークOFDM変調部304〜304は、上述したIFFT部、ピーク低減部、P/S変換部およびGI付加部により構成される。
まず、畳み込み系列生成部307において、予めいくつかのシフト量と複素係数を決定しておく。この畳み込み系列の生成においては、各々無作為にシフト量と複素係数が決定される。ここで、畳み込み係数と巡回シフト量・重みの関係としては、xポイントの巡回シフトを適用した場合の重み係数をwとおくと、畳み込み系列は[ 1 w ・・・ w]となる。ここでxは最大シフト量となる。また、畳み込み系列は、すべての送信アンテナに対して共通であってもよいし、アンテナ毎に異なるようにしてもよい。
一方、フィードバック部308に入力されたフィードバック信号は、分離部309に入力される。分離部309は、入力されたフィードバック信号を分離し、分離した信号毎に各送信ウエイト生成部310〜310に入力する。
次に、送信ウエイト生成部310〜310は、分離部309から入力された信号に基づき、決定されたシフト量と複素係数に対して、ピーク低減部の入力から受信機への伝達関数、すなわち畳み込み系列生成部307の出力とチャネルのインパルスレスポンスを畳み込み積分したものを求め、この伝達関数をチャネル推定値として、ESDMウエイトの算出を行う。
次に、ESDM信号生成部303〜303は、入力されたS/P変換部301においてS/P変換された各データシンボルを、S/P変換部302〜302においてS/P変換し、さらにパイロット挿入部311〜311においてパイロット信号が挿入された信号およびESDMウエイトに基づいて、ESDM信号の生成を行う。
次に、低ピークOFDM変調部304〜304は、パイロットが挿入されたESDM信号をOFDM変調する。この場合、各低ピークOFDM変調部304〜304は、上述したIFFT部、ピーク低減部、P/S変換部およびGI付加部と同様の処理を行う。
OFDM信号は、パイロット信号挿入部305〜305において、パイロット信号が挿入され送信される。このパイロット信号挿入部305〜305において、ピークの低い信号を選択し、その信号のみにパイロット信号を挿入して送信するようにしてもよい。
パイロット挿入部305〜305で挿入されるパイロット信号は、ピーク低減処理およびESDMウエイトの乗算が行われないので、これらのパイロット信号から推定される値は、純粋なチャネル推定値となる。これらは送信機にフィードバックされ、送信ウエイト生成に用いられる。しかし、これらのチャネル推定値は、送信機でのピーク低減処理が考慮された値になっていないため、これらのチャネル推定値を直接用いて信号を検出することはできない。
一方、パイロット挿入部311〜311で挿入されるパイロット信号はピーク低減処理が行われるので、信号の検出はこれらのパイロット信号から検出された伝送路推定値をチャネル推定値として受信信号の検出を行う。
このようにすることにより、シフト量と複素係数との組の数と同数の送信信号の候補ができ、この中から、最もピークの小さい送信信号を選択し送信することができる。
次に、本発明の第11の実施例にかかる送信機について、図17および図18を参照して説明する。
本実施例にかかる送信機400は、送信する複数のシンボルを、周波数軸上にシンボルレートと等しい周波数間隔の複数のサブキャリア信号成分として配列し、それらを時間領域信号に変換し、アップコンバートし、電力増幅して送信する直交周波数マルチキャリア送信機及び送信方法において、上記複数のサブキャリア信号成分を複数の時間領域信号成分に逆フーリエ変換し、上記複数の時間領域信号成分のそれぞれと所定の許容ピークレベルを比較し、上記許容ピークレベルを超えるピーク成分を検出し、上記ピーク成分を上記サブキャリア信号成分と対応する周波数領域成分にフーリエ変換し、上記周波数領域成分を、上記複数のサブキャリア信号成分から減算し、それによって送信出力のピーク成分を抑制する送信機に、上述したピーク低減部におけるピーク抑圧操作を適用したものである。
まず、送信出力のピーク成分を抑制する送信機、すなわち上述したピーク低減部におけるピーク抑圧操作を適用する前の送信機について、図17を参照して説明する。この送信機は、送信シンボルが入力されるS/P変換部12と、S/P変換部12と接続された加算器24〜24l−1と、加算器24〜24l−1と接続された逆フーリエ変換(IFFT)部13と、逆フーリエ変換部13と接続されたP/S変換部14と、P/S変換部14と接続されたGI挿入部15およびS/P変換部24と、許容ピークレベルCthを設定する許容ピークレベル設定部21と、許容ピークレベル設定部21およびS/P変換部24を接続され、S/P変換部24の出力から許容ピークレベルCthを超えるピーク成分を検出するピーク成分検出部22と、ピーク成分検出部22と接続され、ピーク成分をフーリエ変換(ここではFFTの場合を示す)するフーリエ変換部23と、フーリエ変換部23と接続されたフィルタ部25とを備える。加算器24から24l−1はフィルタ部25の出力を逆フーリエ変換部13への入力信号から減算する。
まず、ピーク成分検出部22では、許容ピークレベル設定部21から許容ピークレベルCthが与えられ、S/P変換部24の出力の各時間領域信号成分のレベルから許容ピークレベルの値Cthを減算し、ピーク成分を生成する。ただし、時間領域信号成分のレベルが許容ピークレベル以下の場合には、ピーク成分を0に設定する。この送信機によれば、直交周波数マルチキャリア送信による高い周波数利用効率を実現するとともに、ピーク電力の低減が可能となるので、高周波電力増幅器における電力効率を高めることができる。
また、全ての上記複数の時間領域信号成分のレベルが上記許容ピークレベル以下となるまでピーク低減処理を繰り返し実行することにより、受信特性を損なわずにピーク電力を規定値以下に抑圧することを実現可能とする。この送信機によれば、それぞれのサブキャリア成分の可能な各組み合わせに対し、予めピーク成分が上記許容ピークレベル以下となるまで上記逆フーリエ変換と上記ピーク成分検出と上記フーリエ変換と上記減算とによるピーク抑圧処理を実行したときに得られる時間領域信号成分を格納したメモリから上記サブキャリア信号成分に対応した時間領域信号成分を読み出すことにより、構成を簡単にし、かつ処理速度を高めることができる。
次に、本実施例にかかる送信機について、図18を参照して説明する。
本実施例にかかる送信機400は、図17を参照して説明した送信機に、上述した実施例におけるピーク低減部におけるピーク抑圧操作を適用したものである。
本実施例にかかる送信機400は、図5〜図13を参照して説明した送信機に、最終段のピーク低減部の出力信号が入力されるS/P変換部124と、S/P変換部124と接続されたピーク成分検出部122と、ピーク成分検出部122と接続された許容ピークレベル設定部121およびFFT部125と、FFT部125と接続されたフィルタ部126と、フィルタ部126の出力をP/S変換部104への入力信号から減算する減算器127から127l−1とを備える。
このようにすることにより、より高いPAPR低減効果が期待できる。また、単独で大きなピーク削減効果を得ようとすると、ピーク削減後の送信信号に、大きな雑音電力が加わってしまう問題があるが、この問題を解決することができる。
上述した実施例によれば、受信機に対しては、ピーク低減処理がチャネルの一部として認識されることで、ピーク低減処理に関する制御信号を用いずに実現することができる。このため、受信機の構成もピーク低減を行わない通常の構成とすることができる。
本発明に係る送信機および送信制御方法は、無線通信に適用できる。
OFDM送信機を説明するためのブロック図である。 ピーク低減を行うOFDM送信機を説明するためのブロック図である。 低ピークIFFT部を説明するためのブロック図である。 分割IFFT部を説明するためのブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る送信機を説明するためのブロック図である。 本発明の第2の実施例に係る送信機を説明するためのブロック図である。 本発明の第2の実施例に係る送信機を説明するためのブロック図である。 本発明の第3の実施例に係る送信機を説明するためのブロック図である。 本発明の第4の実施例に係る送信機を説明するためのブロック図である。 本発明の第5の実施例に係る送信機を説明するためのブロック図である。 本発明の第6の実施例に係る送信機を説明するためのブロック図である。 本発明の第6の実施例に係る送信機を説明するためのブロック図である。 本発明の第6の実施例に係る送信機を説明するためのブロック図である。 本発明の第7の実施例に係る送信機における巡回シフトを行う単位を説明するための説明図である。 本発明の第9の実施例に係る送信機を説明するためのブロック図である。 本発明の第10の実施例に係る送信機を説明するためのブロック図である。 送信出力のピーク成分を抑制する送信機を説明するためのブロック図である。 本発明の第11の実施例に係る送信機を説明するためのブロック図である。
符号の説明
1、100、200、300、400 送信機

Claims (14)

  1. 報信号からOFDM信号を生成するOFDM信号生成部と、
    該OFDM信号生成部により生成したOFDM信号を直並列変換する直並列変換部と、
    該直並列変換部により直並列変換されたOFDM信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換部と、
    該逆フーリエ変換部により逆フーリエ変換されたOFDM信号を並直列変換する並直列変換部と、
    該並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号を巡回シフトした信号を生成する巡回シフト処理部と、
    前記並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号と、前記巡回シフト処理部により巡回シフトしたOFDM信号とを加算する加算部と、
    該加算部により加算された信号を送信する送信部と
    を備えることを特徴とする送信機。
  2. 請求項1に記載の送信機において、
    前記OFDM信号生成部は、パイロット信号を含むOFDM信号を生成することを特徴とする送信機。
  3. 請求項1または2に記載の送信機において
    前記並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号および前記加算の出力信号のうち少なくとも一方に基づいて、シフト量を決定するシフト量決定
    を備え、
    前記巡回シフト処理は、
    前記シフト量決定部により決定されたシフト量に基づいて、前記並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号を巡回シフトした信号を生成することを特徴とする送信機。
  4. 請求項に記載の送信機において
    前記並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号に基づいて、ピーク電力が低減されるように、該並直列変換されたOFDM信号および前記巡回シフト処理部により生成した巡回シフトした信号に対するウエイトを生成するウエイト生成部と、
    前記並直列変換されたOFDM信号および前記巡回シフトした信号に対して、前記ウエイト生成部により生成したウエイトを乗算する乗算部と
    を備え、
    前記加算は、
    前記乗算部により出力した信号を加算することを特徴とする送信機。
  5. 請求項に記載の送信機において
    前記ウエイト生成は、前記OFDM信号におけるピークの原因となるシンボルをs(tp)とした場合、
    決定されたシフト量t´を用いて、
    s(tp+t´)とs(tp−t´)のうち振幅の小さいシンボルの位相とs(tp)の位相が逆相になるように決定し、
    |s´|=|s´|
    ただし、s´=w×s(tp)+w×s(mod(tp−t´+NFFT,NFFT))
    ´=w×s(mod(tp+t´,NFFT))+w×s(tp)
    、wはウエイト、modは剰余演算子、NFFT(NFFTはNFFT>0の整数)はFFTポイント数である
    となるように、ウエイトを生成することを特徴とする送信機。
  6. 請求項に記載の送信機において
    前記ウエイト生成は、位相回転角をθ、前記OFDM信号におけるピークの原因となるシンボルをs(tp)とした場合に、
    θ=π―[arg(s(mod(tp−t+NFFT,NFFT)))−arg(s(tp))]
    θ=π―[arg(s(mod(tp+t,NFFT)))−arg(s(tp))]
    θ={|s(mod(tp+t,NFFT))|×θ+|s(mod(tp−t+NFFT,NFFT))|×θ}/{|s(mod(tp−t+NFFT,NFFT))|+|s(mod(tp+t,NFFT))|}
    modは剰余演算子、NFFT(NFFTはNFFT>0の整数)はFFTポイント数である
    により位相回転角を決定することを特徴とする送信機。
  7. 請求項に記載の送信機において
    前記シフト量決定部は、前記OFDM信号におけるピークの原因となるシンボルをs(tp)とし、シフト量t´とした場合、
    Re{s(tp+t´)×s(tp−t´)/s(tp)}
    が一定値以上となるシフト量を決定し、
    前記ウエイト生成は、前記シフト量決定部により決定されたシフト量に基づいて、ウエイトを生成することを特徴とする送信機。
  8. 請求項ないしのいずれか1項に記載の送信機において
    複数の前記巡回シフト処理
    を備え、
    前記シフト量決定部は、前記並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号および前記巡回シフト処理部により生成した巡回シフトした信号のうち少なくとも一方に基づいて、各巡回シフト処理部に対するシフト量を決定し、
    前記ウエイト生成は、前記OFDM信号および前記巡回シフトした信号のうち少なくとも一方に基づいて、ウエイトを生成することを特徴とする送信機。
  9. 請求項ないしのいずれか1項に記載の送信機において、
    前記シフト量決定は、スキャッタ−ドパイロット信号を用いる場合には、入力されたインパルスとパイロット信号に基づいて、最大シフト量を
    (FFTポイント数/パイロット信号挿入間隔)≧(最大シフト量+インパルス応答長)ここで、パイロット信号挿入間隔は周波数方向の間隔である
    となるように決定することを特徴とする送信機。
  10. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の送信機において
    互いに直列および並列の少なくとも一方に接続された複数の送信機
    を備え、
    各送信機は、
    情報信号からOFDM信号を生成するOFDM信号生成部と、
    該OFDM信号生成部により生成したOFDM信号を直並列変換する直並列変換部と、
    該直並列変換部により直並列変換されたOFDM信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換部と、
    該逆フーリエ変換部により逆フーリエ変換されたOFDM信号を並直列変換する並直列変換部と、
    該並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号を巡回シフトした信号を生成する巡回シフト処理部と、
    前記並直列変換部により並直列変換されたOFDM信号と、前記巡回シフト処理部により巡回シフトしたOFDM信号とを加算する加算部と、
    該加算部により加算された信号を送信する送信部と
    を備えることを特徴とする送信機。
  11. 請求項ないし10のいずれか1項に記載の送信機において
    複数のアンテナ
    を備え、
    前記シフト量決定およびウエイト生成は、前記シフト量および前記ウエイトのうち少なくとも一方を各アンテナで異なるように決定することを特徴とする送信機。
  12. 請求項ないし10のいずれか1項に記載の送信機において
    複数のシフト量およびウエイトを決定する畳み込み系列生成部と、
    チャネル推定値、前記複数のシフト量およびウエイトに基づいて、第2チャネル推定値を生成し、複数の送信ウエイトを生成する送信ウエイト生成部と、
    前記複数の送信ウエイトに基づいて、複数のESDM信号を生成するESDM信号生成部と、
    前記複数のESDM信号からピークの低い信号を選択する選択部と、
    を備えることを特徴とする送信機。
  13. 信機の送信制御方法において
    情報信号からOFDM信号を生成するOFDM信号生成ステップと、
    該OFDM信号生成ステップにより生成したOFDM信号を直並列変換する直並列変換ステップと、
    該直並列変換ステップにより直並列変換されたOFDM信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換ステップと、
    該逆フーリエ変換ステップにより逆フーリエ変換されたOFDM信号を並直列変換する並直列変換ステップと、
    該並直列変換ステップにより並直列変換されたOFDM信号を巡回シフトした信号を生成する巡回シフト処理ステップと、
    前記並直列変換ステップにより並直列変換されたOFDM信号と、前記巡回シフト処理ステップにより巡回シフトしたOFDM信号とを加算する加算ステップと、
    該加算ステップにより加算された信号を送信する送信ステップと
    を有することを特徴とする送信機の送信制御方法。
  14. 請求項13に記載の送信制御方法において、
    前記OFDM信号生成ステップでは、パイロット信号を含むOFDM信号を生成することを特徴とする送信機の送信制御方法。
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