JP6026006B2 - 送信装置、受信装置および通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、送信装置、受信装置および通信システムに関する。
デジタル通信システムにおいて、送信信号が建物などに反射して起こるマルチパスフェージングや端末の移動によって起こるドップラ変動によって、伝送路の周波数選択性と時間変動が発生する。このようなマルチパス環境において、受信信号は送信シンボルと遅延時間が経って届くシンボルと干渉した信号となる。
このような周波数選択性のある伝送路において、最良の受信特性を得るためシングルキャリアブロック伝送方式が近年注目を集めている(例えば、下記非特許文献1参照)。シングルキャリア(Single Carrier:SC)ブロック伝送方式は、マルチキャリア(Multiple Carrier:MC)ブロック伝送であるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)伝送方式(例えば、下記非特許文献2参照)に比べピーク電力を低くすることができる。
SCブロック伝送を行う送信機では、例えば次のような伝送を行うことによりマルチフェージング対策を行っている。まず、“Modulator”においてデジタル変調信号であるPSK(Phase Shift Keying)信号やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)信号を生成後、プリコーダおよびIDFT(Inverse Discrete Fourier Transform)処理部によりデジタル変調信号を時間領域信号に変換する。その後マルチパスフェージング対策として、CP(Cyclic Prefix)挿入部においてCPが挿入される。CP挿入部では時間領域信号の後ろの所定数のサンプルをコピーして、送信信号の初めに付加する。この他に、マルチパスフェージング対策手段として、データのはじめ又はおわりの部分にゼロを挿入するZP(Zero Padding:ゼロ挿入)が行われる。
また、送信ピーク電力を抑圧するため、SC伝送を行う送信機では、プリコーダでは一般的にDFT(Discrete Fourier Transform)処理が行われる。
N. Benvenuto,R. Dinis,D. Falconer and S. Tomasin,"Single Carrier Modulation With Nonlinear Frequency Domain Equalization:An Idea Whose Time Has Come−Again",Proceedings of the IEEE,vol.98,No.1,Jan. 2010,pp.69−96. J.A.C.Bingham,"Multicarrier Modulation For Data Transmission:An Idea Whose Time Has Come",IEEE Commun.Mag.,vol.28,No.5,May 1990,pp.5−14.
上記従来のSCブロック伝送の技術によれば、マルチパスフェージングの影響を低減しつつ送信ピーク電力を抑圧している。しかしながら、SCブロック伝送では、SCブロック間の位相および振幅が不連続となるので、帯域外スペクトルまたは帯域外漏洩が発生する。帯域外スペクトルは隣接するチャネルの干渉となる。このため、帯域外スペクトル抑圧が必要となる。また、一般的な通信システムにおいてスペクトルマスクが定められており、マスクを満足するように帯域外スペクトルを抑圧する必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、帯域外スペクトルを抑圧することができる送信装置、受信装置および通信システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のデータシンボルを含むブロック信号を送信する送信装置であって、ブロックごとに1ブロック分のデータシンボルを生成するデータシンボル生成部と、前記データシンボル生成部により生成された1ブロック分の前記データシンボルのうち第1の位置のデータシンボルを複製シンボルとして記憶する記憶部と、前記データシンボル生成部により生成された1ブロック分の前記データシンボルの第2の位置に前記記憶部に記憶された1つ前のブロックの前記複製シンボルが挿入されるように、前記データシンボルおよび前記複製シンボルを配置してブロックシンボルを生成するシンボル挿入部と、前記ブロックシンボルを周波数領域信号に変換する時間周波数変換部と、前記周波数領域信号に対して補間処理を行う補間処理部と、補間処理後の信号に対してCyclic Prefixの挿入を行って前記ブロック信号を生成するCP挿入部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、帯域外スペクトルを抑圧することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1の送信装置の機能構成例を示す図である。 図2は、CP挿入の一例を示す図である。 図3は、従来のSCブロック伝送においてSCブロック間の位相および振幅が不連続となる一例を示す図である。 図4は、実施の形態1の時間・周波数変換部および補間処理部の構成例を示す図である。 図5は、実施の形態1のガードバンド処理の一例を示す図である。 図6は、シンボル挿入部、記憶および処理部、シンボル選択部、DFT部の処理例を示す図である。 図7は、実施の形態1のブロック信号の構成の一例を示す図である。 図8は、実施の形態1のデータ処理例を示す図である。 図9は、異なる変調シンボルを混在させた例を示す図である。 図10は、実施の形態2の受信装置の機能構成例を示す図である。 図11は、実施の形態3の送信装置の機能構成例を示す図である。 図12は、実施の形態3のデータシンボルとパイロット信号の配置例を示す図である。 図13は、実施の形態3の信号の構成例を示す図である。 図14は、ガードバンドを含む場合の実施の形態3の信号の構成例を示す図である。 図15は、実施の形態4の受信装置の機能構成例を示す図である。 図16は、実施の形態5の送信装置の処理例を示す図である。 図17は、実施の形態5のNL=1,NR=2とした場合の処理例を示す図である。 図18は、実施の形態5のQPSKシンボルを用いた具体例を示す図である。 図19は、実施の形態5におけるi番目のブロックのデータ構成例を示す図である。 図20は、実施の形態5における3ブロック分のブロック信号のデータ構成例を示す図である。 図21は、実施の形態6の送信装置の処理例を示す図である。 図22は、実施の形態7の送信装置の処理例を示す図である。 図23は、64QAMコンステレーションを示す図である。 図24は、64QAMコンステレーションを用い、NL=1,NR=2とした場合のシンボル配置例を示す図である。 図25は、実施の形態10の送信装置の構成例を示す図である。 図26は、1ブロック連続して過去シンボルd0 (k-1)を0番目のシンボルに挿入する例を示す図である。 図27は、2ブロック連続して過去シンボルd0 (k-1)を0番目のシンボルに挿入する例を示す図である。 図28は、実施の形態10の挿入部の動作例を示すフローチャートである。 図29は、実施の形態11の送信装置の構成例を示す図である。 図30は、1ブロックおきに第1群および第2群がコピーされる例を示す図である。 図31は、2ブロック連続で第1群および第2群がコピーされる例を示す図である。 図32は、実施の形態11の挿入部の動作例を示すフローチャートである。 図33は、実施の形態12の送信装置の構成例と処理例を示す図である。 図34は、実施の形態12のシンボル選択部4aの構成例を示す図である。 図35は、全てQPSKを用いた場合の電力調整部の構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる送信装置、受信装置および通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる送信装置の実施の形態1の機能構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の送信装置は、シンボル生成部1(データシンボル生成部)、シンボル挿入部2、記憶および処理部3(記憶部)、シンボル選択部4、時間・周波数変換部5、波形整形フィルタ部(波形整形部)6、ガードバンド挿入部7、補間処理部8およびCP挿入部9を備える。なお、図では、記憶および処理部3を記憶・処理部3と略す。
シンボル生成部1は、データシンボル(例えば、PSK(Phase Shift Keying)シンボル、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)シンボル等)を生成する。シンボル生成部1は、生成したデータシンボルをシンボル挿入部2へ入力する。
シンボル挿入部2は、入力されたデータシンボルに対して、記憶および処理部3に記憶された1個以上のシンボルを、シンボルの挿入位置(第2の位置)を示す情報であるシンボル挿入位置情報により指定された位置に挿入する。シンボル挿入部2への入力は、シンボル挿入位置情報および記憶および処理部3からの出力となる。シンボル選択部4は、シンボル挿入部2によりシンボルが挿入された後のシンボル群を時間・周波数変換部5へ入力するとともに、該シンボル群から1個以上のシンボル(複製シンボル)を選択して、選択したシンボルをコピーして記憶および処理部3に送る。シンボル選択部4が選択するシンボルの位置(第1の位置)は、シンボル選択位置情報により指定される。記憶および処理部3は、シンボル選択部4から入力されるシンボルを記憶する。記憶および処理部3は、次のブロックの処理の際に、記憶および処理部3に記憶されているシンボル(複製シンボル)をシンボル挿入部2へ出力する。または、シンボル挿入部2が、次のブロックの処理の際に、記憶および処理部3に記憶されているシンボルを読み出すようにしてもよい。
時間・周波数変換部5は、シンボル選択部4から出力される時間領域信号(シンボル群)を周波数領域信号に変換する。波形整形フィルタ部6は、周波数領域信号に対して所望のフィルタリング処理を行う。ガードバンド挿入部7は、フィルタリング処理後の周波数領域信号に対してガードバンド挿入処理を実施する。一般的にガードバンドは周波数領域上において、隣接する信号からの干渉による信号品質劣化を防ぐために挿入される。補間処理部8は、ガードバンド挿入処理後の周波数領域信号に対して補間処理を行い、補間処理後の周波数領域信号を時間領域信号に変換する。CP挿入部9は、補間処理部8から出力される時間領域信号にCPを挿入する。図2は、CP挿入の一例を示す図である。CP挿入部9は、ブロック内の最後のMCPサンプルをコピーし、ブロックの先頭に配置する。CP挿入後の信号は、SCブロック信号(ブロック信号)として送信される。補間処理部8は、補間処理後の時間領域信号において、ブロック内の最後のシンボルとブロック内の最初のシンボルの間を内挿するよう補間された点がブロックの最後のサンプルに設定される補間処理方法であればどのような補間処理方法を用いてもよい。すなわち、補間処理後の時間領域信号において、補間処理後の最後のサンプル(補間により追加された点)が、ブロック内の最初のサンプルの値に滑らかにつながるような点となるような補間処理であればよい。
ここで、従来のSCブロック伝送について説明する。SCブロック伝送では、SCブロック間の位相および振幅が不連続となる。図3は、従来のSCブロック伝送においてSCブロック間の位相および振幅が不連続となる一例を示す図である。図3の例では、k(kは整数)番目のブロックとk+1番目のブロックの間の位相不連続性により、帯域外スペクトルまたは帯域外漏洩が発生する。このような、帯域外スペクトルは隣接するチャネルの干渉となる。本実施の形態では、データシンボル間に前ブロックの所定位置のシンボルを挿入することで、帯域外スペクトルを低減させる。
図4は、本実施の形態の時間・周波数変換部5および補間処理部8の構成例を示す図である。図4では、補間処理部8をオーバサンプリング処理部81およびIDFT部82により構成する例を示している。時間・周波数変換部5はDFT部5となる。シンボル生成部1、シンボル挿入部2、記憶および処理部3、シンボル選択部4、ガードバンド挿入部7およびCP挿入部9は、図1の構成例と同様である。図4の構成例に基づいて、本実施の形態の動作について説明する。
例えば、シンボル選択部4の選択するシンボル数を1個とし、シンボル挿入部2が挿入するシンボル数を1個とする。この場合に、シンボル挿入部2によりシンボルが挿入された後のシンボル数をNとし、シンボル選択部4のシンボル選択位置をn(0≦n≦N−1)とする(すなわち、シンボル選択部4は、入力されるシンボル群のn番目のシンボルを選択する)。k番目のSCブロック信号を生成する処理において、生成されたi番目のシンボルをdi (k)とする。また、シンボル挿入部2がシンボルを挿入する位置をm(0≦m≦N−1)とする(すなわち、(m−1)番目のデータシンボルとm番目のデータシンボルの間にシンボルを挿入するとする)。k番目のSCブロック信号を生成する前に前ブロック((k−1)番目のSCブロック信号)の処理において、シンボル選択部4によりdm (k-1)がコピーされて記憶および処理部3に記憶されているとする。このとき、シンボル挿入部2の出力は、以下の式(1)の通りとなる。
Figure 0006026006
なお、記憶および処理部3は、以下の式(2)に示すように、記憶されたシンボルに位相回転を加えて、シンボル挿入部2へ出力してもよい。
Figure 0006026006
なお、βは複素数であり、β=αejfのような値となる。ここで、jは虚数単位(j=√(−1))であり、αは振幅調整値、fは位相回転量である。位相回転量はゼロ挿入手法によって変わる値である。
DFT部5において、シンボル選択部4から出力される時間領域信号に対してDFT処理が施され、出力信号は以下の式(3)に示すように周波数領域信号となる。式(3)のようにベクトル表示した周波数領域信号を周波数領域信号ベクトルという。
Figure 0006026006
波形整形フィルタ部6は、上記の周波数領域信号ベクトルs(太字)(k)に対して所望の周波数領域以外の信号を除去するフィルタリング処理を行う。ガードバンド挿入部7は、フィルタリング処理後の周波数領域信号に対してガードバンド挿入処理を実施する。図 5は、本実施の形態のガードバンド処理の一例を示す図である。ガードバンド挿入部7は、ガードバンド挿入処理として、周波数領域において信号の両脇にゼロを挿入する。ゼロが挿入された後の総サンプル(ポイント)数をNALLとする。なお、図5では、説明の簡易化のため、波形整形フィルタ部6の図示を省略した。
オーバサンプリング処理部81は、ガードバンド挿入処理後の周波数領域信号に対して、例えばゼロ挿入などによりオーバサンプリング処理を行う。具体的には、例えば、「B.Porat,“A Course in Digital Signal Processing”,John Wiley and Sons Inc.,1997」(以下、Porat文献という)に記載されている信号補間式等を用いて、オーバサンプリング処理(一般的にサンプリングレートを上げる、すなわちサンプリング間隔を細かくする処理)を行い、入力される信号に対し、1シンボルあたりのサンプリング点がL個となるようなオーバサンプリングを行う。すなわち、入力に対してサンプリングレートがL倍となるようオーバサンプリングを行う。なお、オーバサンプリングレートは、オーバサンプリング後のサンプリングレートが入力のサンプリングレートの何倍であるかを示す値とする。
IDFT部82は、オーバサンプリング処理後の周波数領域信号をIDFT処理により時間領域信号に変換する。IDFT処理によりシンボル間に、補間されたサンプル点が追加される。上記Porat文献にて解説されるIDFT出力の循環性により、最後のシンボルの後に追加される補間点は、最後のシンボルと最初(1番目)のシンボルとの間を補間するような点となる。
上記のようにブロック間の位相の連続性が保たれるようにCP挿入を行うためには、IDFT処理後の信号の所定位置の位相を所望の値に近づくようにすればよい。具体的には、各ブロックにおいてCP挿入の際にコピーする領域の先頭と、前ブロックの最後のサンプル点の位相が連続するようにCP挿入の際にコピーするサンプルの個数(図2のMCP)を決定することになる。
IDFT処理後の信号の所定位置の位相を所望の値に近づくようにする(所定位置の位相を固定する)には、例えば、以下の式(4)を満たすような正の整数μ、χを用いて、シンボルの配置位置を決定する。なお、0≦a≦N/χ−1とする。
Figure 0006026006
上記のaとしては任意の値を用いて良いが、aはCP長を決めるパラメタとなる。CP長は伝送路に存在するマルチパスによる遅延時間によって決まる。すなわちaの値を設定する場合、CP長MCPを(NALL−aμ)Lとし、(NALL−aμ)Lが伝送路における最大遅延時間よりも長くなるように設定する。
例えば、N=24、NALL=32の場合、μ=4、χ=3となる。0≦a≦24/3−1とすると、L=1(オーバサンプリング無し)の場合、IDFT部82のaμ番目のサンプルの位相は、位相回転が加わったDFT部5の入力のaχ(0≦aχ≦N−1)番目のサンプル(シンボル)の位相に近づく(aχ番目のサンプルに対応したサンプルとなる)。したがって、シンボル挿入部2が、aχ番目にdn (k-1)を配置した場合、IDFT部82の出力のaχ番目のサンプルの位相は位相回転が加わったdn (k-1)の位相に近づく。
例えば、L=1とし、波形整形フィルタ部6の処理を省略し、ガードバンド挿入を次の式(5)のように実施したとする。
Figure 0006026006
この場合、IDFT部82の出力は以下の式(6)となる。
Figure 0006026006
すなわち、上記の例においては、以下の式(7)となる。
Figure 0006026006
N=24、NALL=32の場合、IDFT部82のaμ番目の出力信号は以下の通りとなる。
0=d0,r4=−d3,r8=d5,r12=−d9,r16=d12,r20=−d15
24=d18,r28=−d21
例えば、r28をd0 (k-1)と設定する場合、β=−1とし、d21=−1・d0 (k-1)のように設定すれば良い。
オーバサンプリングレートがL倍の場合には、IDFT部82の出力のLaμ番目の位相は位相回転が加わったデータシンボル内のaχ番目の位相に近づく。したがって、前ブロックのシンボルの配置を決定する際に、CP挿入後のブロックの先頭のシンボル(すなわち、CP挿入においてコピーされる箇所の最初のシンボル)が前ブロックの最後のサンプルの位相に近いサンプルとなるためには、aχ番目に前ブロックの最初のシンボルを配置してCP長MCPを(NALL−aμ)Lと設定すれば良い。
なお、k番目のブロックに配置されるaχ番目のシンボルdn (k-1)はk番目のブロックに対して1ブロック前のk−1番目のブロック内のn番目のシンボルとなる。ブロック間の位相を保つためには以下の設定条件に基づいたパラメタ選択を行えばよい。
設計条件1:MCPを(NALL−aμ)Lと設定
設計条件2:n=0とし、aχ番目のシンボルをβ・d0 (k-1)とする
すなわち、k番目のブロック内のaχ番目のシンボルは、k−1番目のブロック内の0番目のシンボルとなる。図6は、シンボル挿入部2、記憶および処理部3、シンボル選択部4、DFT部5の処理例を示す図である。図7は、本実施の形態のブロック信号の構成の一例を示す図である。ブロック間位相は次のように繋がる。図6に示すように、上記Porat文献にて解説されるIDFT出力の循環性により、時間領域におけるk−1番目のブロックの最後のサンプルはd0 (k-1)の位相に近づく。上記の設計条件2によりk番目のブロックのCPの先頭のシンボルはd0 (k-1)であるので、k−1番目の最後のサンプルの位相とk番目のブロックのCPの先頭のサンプルの位相が繋がる。
具体例を、図を用いて説明する。図8は、本実施の形態のデータ処理例を示す図である。図8における“COPY”は、CP挿入部9における各ブロックの末尾のMCPサンプルを先頭にコピーする処理を示す。図8の例では、N=24、NALL=32、MCP=32、オーバサンプリングレートは8倍としている。μ=4、χ=3、a=7とし、MCP=(32−7・4)・8=32となる。また、ブロックシンボル内において、d21 (k) =β・d0 (k-1)と設定すれば良い。図8では、変調方式はBPSK(Binary Phase Shift Keying)を用いた。説明の簡易化のため、CP挿入部9の出力の真(Real)の値のみを示す。
図8から、K+1番目のブロックのCP部分に当たるサンプル(3)はK番目のブロックの1番目のサンプル(1)と同位相に設定されているのが分かる。K番目のブロックの最後(補間処理後の最後のサンプル(補間により追加された点))のサンプルは、サンプル(1)との間に滑らかに繋がるような点であるため、サンプル(1)の位相に近づく。そして、K+1番目のブロックのCP部分の先頭が(1)の位相(サンプル(3)の位相)と同じなので、K番目とK+1番目のブロック間の位相が繋がる。同様に、K+2番目のブロックのCP箇所に当たるサンプル(4)はK+1番目のブロックの1番目のサンプル(2)と同位相に設定されているのが分かる。K+1番目のブロックの最後のサンプルはサンプル(2)の位相に近づき、K+2番目のブロックのCP部分の先頭がサンプル(2)の位相(サンプル(4)の位相)と同じなので、ブロック間の位相が繋がる。簡易化のため本例において波形整形フィルタ部6の処理は省略した。
以上の設定条件1、2を満たすように、a、μ、χを定めることにより、シンボル選択位置情報(0番目の位置)、シンボル挿入位置情報(aχ番目の位置)を定めておくことができる。なお、シンボル選択位置情報、シンボル挿入位置情報は外部から入力するようにしてもよいし、あらかじめ送信装置に設定されていてもよい。また、あらかじめ設定された後に、変更可能としてもよい。
なお、dn (k-1)の多値変調数は他のシンボルの多値変調数と同じである必要は無い。図9は、異なる変調シンボルを混在させた例を示す図である。例えばl≠nとし、dl (k-1)がQPSKシンボルの場合に、dn (k-1)は16QAMシンボルまたは64QAMなどQPSK以上の多値数を備えたシンボルを設定して良い。例えば、上記の例において、d0 (k-1)は16QAMシンボル、l≠0、l≠aχとすると、dl (k-1)はQPSKシンボルに設定して良い。
異なる変調シンボルを混在させた場合、次のような効果が得られる。例えばd0 (k-1)がQPSKシンボルの場合ブロック内の1シンボルは前ブロックからのシンボルのコピーとなるため、1ブロックあたりの送信シンボルビット数は、2(N−1)ビットとなる。d0 (k)を16QAMシンボルと設定することで、1ブロックあたりの送信シンボルビット数は2Nビットとなり、QPSKシンボルをN個送ったときと同等のビット数となる。d0 (k)は次のブロックに表れるので、他のシンボルに比べ復調精度が高くなる。このため、d0 (k-1)のシンボルの多値変調値を他のシンボルよりも高く設定し、送信ビット数を増やすことができる。
以上のように、本実施の形態では、前のブロックの所定の選択位置のデータシンボルを記憶および処理部3に保持しておき、シンボル挿入部2は、生成されたデータシンボルの所定位置に記憶および処理部3に保持されているデータシンボルを所定の挿入位置に挿入するようにした。そして、ブロックの最初のサンプルの位相が前ブロックの最後のサンプルの位相と連続するように、所定の選択位置、所定の挿入位置を決定するようにした。このため、帯域外スペクトルを抑圧することができる。
なお、本実施の形態では、ガードバンド挿入処理を実施したが、ガードバンド挿入処理は実施しなくてもよい。
実施の形態2.
図10は、本発明にかかる受信装置の実施の形態2の機能構成例を示す図である。本実施の形態の受信装置は、実施の形態1で説明した送信装置により送信されたSCブロック信号を受信する。
図10に示すように、本実施の形態の受信装置は、CP除去部13、DFT部14、伝送路推定部15、周波数領域等化部16、アンダーサンプリング処理部17、IDFT部18、シンボル選択部19、記憶および処理部20(記憶部)、復調部21および復号部22を備える。
受信信号は、CP除去部13によりCP除去された後、DFT処理部14に入力される。DFT処理部14は、受信信号を周波数領域信号に変換する。伝送路推定部15は、周波数領域信号に基づいて伝送路推定を行い、伝送路推定値を周波数領域等化部16へ入力する。周波数領域等化部16は、周波数領域信号と伝送路推定値とを用いて等化処理を行う。アンダーサンプリング処理部17は、等化処理後の信号に対してアンダーサンプリング処理(ダウンサンプリング処理)を行い、情報が含まれている周波数成分を取り出す。IDFT部18は、アンダーサンプリング処理部17により取り出された周波数成分を時間領域信号に変換する。シンボル選択部19は、IDFT部18から出力される時間領域信号のn番目のシンボルを選択し、記憶および処理部20に格納する。記憶および処理部20に格納されたシンボルは、次のブロックの復調時に復調部21により読み出される。復調部21は、N個のシンボルの復調を実施する。この際、復調精度を高めるため、m番目の時間領域信号を用いて復調を行う際に記憶および処理部20に格納されているシンボルを用いることができる。例えば、実施の形態1で述べた例を用いると、n=0であり、復調部21において、aχ番目の時間領域信号を用いて前ブロックの時間領域信号の0番目の信号の復調を行う。
例えば受信側のIDFT部18から出力される時間領域信号を以下の式(8)とする。
Figure 0006026006
このとき、復調は例えば以下の式(9)に従って行うことができる。
Figure 0006026006
上記の式(9)において、Dはシンボルd(ハット)0 (k)の値の候補となる。例えばBPSKの場合は以下の式(10)、QPSKの場合は以下の式(11)となる。
Figure 0006026006
Figure 0006026006
i=aχの場合、v (k)を用いて、前ブロックの0番目のシンボルの復調を以下の式(12)に示す方法を用いて実施して良い。
Figure 0006026006
なお本実施の形態では、d0 (k-1)は、i≠0とするときのdi (k-1)と同じ多値数のシンボルと想定したが、実施の形態1で述べたように、d0 (k-1)はdi (k-1)と異なる多値数のシンボルを用いても良い。
以上のように、本実施の形態の受信装置では、IDFT部18から出力される時間領域信号のn番目のシンボルを記憶および処理部20に格納し、次のブロックの復調時に復調部21が記憶および処理部20に格納されたシンボルを用いて復調を実施するようにした。このため、実施の形態1の送信装置から送信された信号を受信する場合に、送信されたデータシンボルを復調できるとともに、m番目の時間領域信号を用いて復調を行う際に記憶および処理部20に格納されているシンボルを用いることで復調精度を高めることができる。
実施の形態3.
図11は、本発明にかかる送信装置の実施の形態3の機能構成例を示す図である。図11に示すように、実施の形態1の図4で示した送信装置に、パイロット信号生成部10、波形整形フィルタ部11および周波数領域上配置部(周波数領域配置部)12を追加する以外は実施の形態1の図4で示した送信装置と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。実施の形態1と異なる部分を説明する。
SCブロック伝送においては、パイロット信号が伝送路推定や同期処理に用いられることがあり、周波数領域においてパイロット信号とDFT処理されたデータシンボルとの配置が行われる。本実施の形態では、このように、周波数領域においてパイロット信号が配置される例について説明する。
データシンボル生成部1は、実施の形態1のデータシンボル生成部1と同様にデータシンボルを生成するが、1ブロックあたり生成するデータシンボル数は、N−NT(NTは、1ブロックあたりのパイロットシンボル数)である。
パイロット信号生成部10は、時間領域のパイロット信号(パイロット信号(時間領域信号))と周波数領域のパイロット信号(パイロット信号(周波数領域信号))を生成し、パイロット信号(時間領域信号)をシンボル挿入部2へ入力し、パイロット信号(周波数領域信号)を波形整形フィルタ部11へ入力する。波形整形フィルタ部11は、入力されたパイロット信号(周波数領域信号)を波形整形して、周波数領域上配置部12へ入力する。
シンボル挿入部2は、実施の形態1と同様に、データシンボルに記憶および処理部3に記憶されているシンボル(前ブロックのシンボル)を挿入するが、この際、パイロット信号(時間領域信号)に基づいて挿入するシンボルを修正して挿入する。周波数領域上配置部12は、波形整形フィルタ部6から出力される周波数領域のデータシンボルおよび波形整形フィルタ部11から出力されるパイロット信号(周波数領域信号)とを周波数領域で配置して、ガードバンド挿入部7へ出力する。
具体例として、1ブロック内の総シンボル数をNとし、1ブロック内のパイロット信号のシンボル数をNT=N/2とし、1ブロック内のデータシンボル数をND=N/2とする。図12は、上記条件におけるデータシンボルとパイロット信号の配置例を示す図である。図12中のs0,s1,…,sN/2-1は、周波数領域のデータシンボル(DFT部5の出力)を示し、p0,p1,…,pN/2-1は、パイロット信号を示す。図12では、データシンボルとパイロット信号を交互に配置している。図12は一例であり、パイロット信号の配置位置と個数は図12の例に限定されない。
本実施の形態では、周波数領域でパイロットシンボルとデータシンボルが多重されるため、IDFT部82の出力である時間領域信号においてaμ番目のサンプルをdn (k-1)と設定する場合、パイロットシンボルの時間領域信号を考慮する必要がある。パイロット信号の時間領域信号をq0,q1,…,qNALL-1とし、aχ(k´)を時間領域におけるシンボル挿入位置とし、bおよびcはIDFT部82の出力である時間領域信号の所定位置のシンボルがdn (k-1)となるような位相回転および振幅調整とすると、d (k)を、以下の式(13)のように設定する。
Figure 0006026006
bおよびcの値は複素数または実数であり、周波数領域におけるパイロット挿入位置および前ブロックのシンボル配置位置によって決まる。
以下に、具体例を示す。説明の簡易化のため、パイロットシンボル数NT=N/2、データシンボル数ND=N/2とする。また、NALL=Nとする。周波数領域において配置されたパイロットシンボルを以下の式(14)で示し、DFT行列を以下の式(15)で示す。
Figure 0006026006
Figure 0006026006
このとき、時間領域におけるパイロットシンボルは、以下の式(16)となる。
Figure 0006026006
上記の式(16)においてA(太字)Hは行列A(太字)のHermitian Transposeを示す。また、周波数領域に配置されたDFT処理後のデータ信号(波形整形フィルタ部6の出力)を以下の式(17)とすると、データ信号の時間領域信号は、以下の式(18)となる。
Figure 0006026006
Figure 0006026006
なお、t(太字)1は、以下の式(19)に示すようにND個のデータシンボルのベクトルである。また、s(太字)は、以下の式(20)に示すベクトルである。
Figure 0006026006
Figure 0006026006
パイロット信号とDFT処理後のデータ信号とを周波数領域において多重した信号は、以下の式(21)となり、この多重した信号の時間領域信号は以下の式(22)となる。
Figure 0006026006
Figure 0006026006
CPを(NALL/2−aμ)とし、実施の形態1で述べた例と同様に、CPの先頭の信号を前ブロックの0番目のシンボルに設定する。ここではオーバサンプリングを行わないとし、L=1とする。また、波形整形フィルタ部6は信号帯域分の固形フィルタ(Rectangular filter)とする。aχ番目にdn (k-1)を配置した場合、IDFT部82の出力のaμ番目のサンプルの位相がdn (k-1)の位相に近づくように設定する必要がある。簡易化のため、NALL=Nとする。Nを偶数とし、0≦a≦N/(2μ)−1とした場合、以下の式(23)となる。
Figure 0006026006
上記の例において、yaμ+N/2 (k)=d0 (k-1)と設定する場合、以下の式(24)に示す信号を生成すればよい。図13は、本実施の形態の信号の構成例を示す図である。
Figure 0006026006
なお、yaμ (k)は、以下の式(25)のようになるので、パイロット信号(パイロット系列)p0,p1,…,pN/2-1を選ぶ際にはyaμ (k)におけるピーク電力が増幅されないようなパイロット系列を選ぶことが望ましい。
Figure 0006026006
aμ (k)のピーク電力を抑えるために、例えば以下の式(26)に示す評価式を用いてパイロット系列を検索すればよい。以下の式(26)において、Qをパイロット系列の候補、E[・]は平均を示すとし、平均はd0 (k-1)のシンボルの候補の全てにわたって行うとする。例えばBPSKの場合は上記式(10)で示した全てを、QPSKの場合は、式(11)の全ての候補を用いて平均化を行う。
Figure 0006026006
上記の例において、ガードバンドを含まない例を示したが、ガードバンドを含む場合、以下の式(27)、(28)を満たすμおよびχを求めれば良い。以下の式(27)、(28)において、0≦a≦ND/a−1となる。
Figure 0006026006
Figure 0006026006
上記の例と同様、ピーク電力の増加が発生しないように、パイロット系列は以下の式(29)を用いて求めてよい。図14は、ガードバンドを含む場合の本実施の形態の信号の構成例を示す図である。
Figure 0006026006
以上のように、本実施の形態では、周波数領域でパイロット信号を多重する場合に、実施の形態1と同様に前のブロックの所定の選択位置のデータシンボルを記憶および処理部3に保持しておき、シンボル挿入部2は、パイロット信号の時間領域信号を考慮して、データシンボルの所定位置に記憶および処理部3に保持されているデータシンボルを所定の挿入位置に挿入するようにした。そして、ブロックの最初のサンプルの位相が前ブロックの最後のサンプルの位相と連続するように、所定の選択位置、所定の挿入位置を決定するようにした。このため、パイロット信号を多重する場合に、実施の形態1と同様に帯域外スペクトルを抑圧することができる。
実施の形態4.
図15は、本発明にかかる受信装置の実施の形態4の機能構成例を示す図である。本実施の形態の受信装置は、実施の形態3で説明した送信装置により送信されたSCブロック信号を受信する。
図15に示すように、本実施の形態の受信装置は、CP除去部13、DFT部14、伝送路推定部15、周波数領域等化部16、アンダーサンプリング処理部17、パイロット信号除去部23、IDFT部181、シンボル選択部191、記憶および処理部201(記憶部)、復調部211および復号部221を備える。実施の形態2の受信装置と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態2と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
パイロット信号除去部23は、アンダーサンプリング処理後の信号に対してパイロット信号の除去を行う。IDFT部181は、パイロット信号の除去後の信号を時間領域信号に変換する。シンボル選択部191は、n番目のシンボルを選択し、記憶および処理部201に格納する。記憶および処理部201に格納されたシンボルは、次のブロックの復調時に復調部211により読み出される。復調部211は、N個のシンボルの復調を実施する。この際、復調精度を高めるためm番目の時間領域信号を用いて復調を行う際に記憶および処理部201に格納されているシンボルを用いることができる。例えば、実施の形態1で述べた例を用いると、n=0であり、復調部21において、aχ番目の時間領域信号を用いて前ブロックの時間領域信号の0番目の信号の復調を行う。具体的には、i=aχの場合、v (k)を用いて、以下の式(30)を用いて復調を行う。
Figure 0006026006
以上のように、本実施の形態の受信装置では、パイロット信号除去部23により周波数領域でパイロット信号を除去し、実施の形態2の受信装置と同様に、IDFT部181から出力される時間領域信号のn番目のシンボルを記憶および処理部201に格納し、次のブロックの復調時に復調部211が記憶および処理部201に格納されたシンボルを用いて復調を実施するようにした。このため、実施の形態3の送信装置から送信された信号を受信する場合に、送信されたデータシンボルを復調できるとともに、m番目の時間領域信号を用いて復調を行う際に記憶および処理部201に格納されているシンボルを用いることで復調精度を高めることができる。
以上の実施の形態では、SCブロック伝送を行う例について説明したが、本発明はこれに限定されず有線を含むさまざまな方式の送信装置および受信装置に適用が可能である。また、DFTやIDFT処理を用いて説明したが、これらに限定されず、FFT(Fast Fourier Transform)やIFFT(Inverse FFT)を用いることもでき、複数の手法を組み合わせてもよい。また、送信装置および受信装置の構成は、各実施の形態で示された装置構成に限定されない。また、送信装置および受信装置の構成は、各実施の形態で示された装置構成に限定されない。
また、実施の形態1におけるデータシンボルのみ含むブロックと実施の形態3におけるデータシンボルおよびパイロットシンボルが多重されたブロックを組み合わせて用いることで帯域外スペクトル抑圧効果が得られる。
また、以上の実施の形態では、CPをガードインターバルとして挿入する例を示したが、ガードインターバルとしてCP以外を用いてもよい。この場合も、前ブロックのシンボルを現在のブロックの所定位置に配置すればよい。
実施の形態5.
図16は、本発明にかかる送信装置の実施の形態5の処理例を示す図である。本実施の形態の送信装置の構成は、実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分を説明する。
実施の形態1では、式(1)や式(2)に示したように、dm (k)=dn (k-1)とし、ブロック内の(Y+1)番目のシンボルをCPとしてコピーされる部分の先頭とするとき、具体例として、m=Y,n=0と設定することにより、帯域外スペクトル低減の達成が可能であることを示した(Y=ND−XCP)。実施の形態1の表記を用いると、XCP=ND−aχとなり、Y=aχである。本実施の形態では、以下のように、m=Y,n=0としたシンボルだけでなく、このシンボルの前後に前のブロックのシンボルを位相回転させたシンボルを配置することにより、帯域外スペクトルの低減を図る。例えば、総シンボル数をNDとすると、以下の式(31)に示す設定とすることで、さらなる帯域外スペクトル抑圧が達成できる。なお、βj,β-j,β0は位相回転を表す。NLは、基準シンボルの左側(基準シンボルより前)のシンボル群を構成するシンボルの個数とし、NRは、基準シンボルの右側(基準シンボルより後)のシンボル群の個数とする。
Figure 0006026006
βj,β-j,β0は、位相回転である。また、上記の式(31)において、j=1,2,…,NLに対応するシンボルを第2のシンボル群とよび、j=0,1,…,NRに対応するシンボルを第1のシンボル群とよぶ。本実施の形態において、NR=NL=0と設定すると、実施の形態1で説明したシンブル配置となる。
図16に示すように、シンボル挿入部2は、k番目のブロックの生成時に、シンボル生成部1により生成されたシンボルのY−NL番目のシンボルと次のシンボルとの間に前のブロックのシンボル群を位相回転させたシンボルを挿入する。すなわち、0番目からY−NL−1番目までのシンボル位置にd0 (k),d1 (k),…,dY-NL-1 (k)が配置され、その後に、記憶および処理部3から読み出された前のブロックのシンボル群を位相回転させたシンボルである第1のシンボル群および第2のシンボル群が挿入される。さらに、その後に、(ND−1−Y−NR)個のdY+NR+1 (k),…,dND-1 (k)が配置される。なお、dY-NL-1 (k),dY+NR+1 (k),dND-1 (k)における下付き文字におけるNL,NR,NDはNL,NR,NDを示す。
また、シンボル選択部4は、シンボル挿入部2により配置されたシンボルをDFT部5へ出力するとともに、0番目からNR番目までのシンボルd0 (k),d1 (k),…,dNR (k)と、(ND−NR)番目から(ND−1)番目までのシンボルdND-NL (k),dND-NL+1 (k),…,dND-1 (k)とを記憶および処理部3へ格納する。記憶および処理部3に格納されたこれらのシンボルは、(k+1)番目のブロック信号の生成時に、読み出される。シンボル挿入部2は、(k+1)番目のブロック信号の生成に、記憶および処理部3から読み出されたシンボルに基づいて第1のシンボル群および第2のシンボル群を生成して、上記と同様にシンボル生成部1により生成されたY−NL番目のシンボルと次のシンボルとの間に挿入する。
次に、NLおよびNRに数値を設定した具体例について説明する。図17は、NL=1,NR=2とした場合の処理例を示す図である。この場合、第1のシンボル群および第2のシンボル群は、以下の式(32)となる。
Figure 0006026006
図18は、QPSKシンボルを用いた具体例を示す図である。s(太字)iをDFT部5の出力とすると、s(太字)iは、以下の式(33)となる。Lはオーバサンプリングレートであり、Nは総キャリア数、0(太字)iはi個のゼロを示す。
Figure 0006026006
図19は、本実施の形態におけるi番目のブロックのデータ構成例を示す図である。図19に示すように、CPとしてコピーされる部分の先頭であるY(=ND−XCP)+1番目のシンボル以降に、前のブロックのシンボルを位相回転させた第1のシンボル群が配置される。また、Y番目のシンボルが第2のシンボル群の最後となるように、第2のシンボル群が配置される。
図20は、本実施の形態における3ブロック分のブロック信号のデータ構成例を示す図である。図20において、COPYと記載された矢印は、前のブロックのシンボルが次のブロックにおいて位相回転されて配置される部分を示している。
実施の形態1で述べたように、時間領域におけるk−1番目のブロックの最後のサンプルはd0 (k-1)の位相に近づく。k番目のブロックのCPの先頭のシンボルはd0 (k-1)であるので、k−1番目の最後のサンプルの位相とk番目のブロックのCPの先頭のサンプルの位相が繋がる。本実施の形態では、このCPの先頭のシンボルの前後のシンボル群も前のブロックのシンボルに位相回転を与えている。なお、本実施の形態では、前のブロックのシンボルに位相回転を与えて第1のシンボル群および第2のシンボル群を生成するようにしたが、位相回転を与えなくてもよい。
以上のように、本実施の形態では、CPとしてコピーされる部分の先頭のシンボル以降に第1のシンボル群を配置し、CPとしてコピーされる部分の先頭のシンボルの1つ前のシンボルが第2のシンボル群の末尾となるよう第2のシンボル群を配置する。そして、第1のシンボル群は、前のブロックの先頭部分に基づいて生成され、第2のシンボル群は、前のブロックの末尾部分に基づいて生成されるようにした。このため、実施の形態1に比べさらに帯域外スペクトルを低減することができる。
実施の形態6.
図21は、本発明にかかる送信装置の実施の形態6の処理例を示す図である。本実施の形態の送信装置の構成は、実施の形態3と同様である。以下、実施の形態3と異なる部分を説明する。
実施の形態5では、1つのシンボルではなく複数のシンボルを前のブロックからコピーして、前のブロックからコピーしたシンボルに基づいたシンボル群を、CPとしてコピーされる部分の先頭位置とこの先頭位置の前後に配置するようにした。この手法は、パイロットシンボルが多重される場合にも適用可能である。
図21に示すように、パイロット信号生成部10より出力されたパイロットシンボルの時間領域成分のCPとしてコピーされる部分の先頭となるシンボルから差し引くことで、パイロット多重された場合でも帯域外スペクトル抑圧が可能となる。パイロットシンボルの時間領域成分の除去は、実施の形態3の式(28)に記載したような方法を用いればよい。
実施の形態7.
図22は、本発明にかかる送信装置の実施の形態7の処理例を示す図である。本実施の形態の送信装置の構成は、実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分を説明する。
実施の形態1で説明した通り、第5の実施の形態で述べた第1のシンボル群および第2のシンボル群に異なる変調多値数を混在させて用いても構わない。図22は、第1のシンボル群および第2のシンボル群に異なる変調多値数を混在させて用いる例を示している。図22に示すように、例えば、di (k)におけるi=0,1,…,NRと、dND-i (k)におけるi=0,1,…,NLとのシンボルを16QAMを用いて変調し、その他のシンボルをQPSKにより変調する。また、di (k)におけるi=0,1,…,NRと、dND-i (k)におけるi=0,1,…,NLとのシンボルの変調方式をそれぞれ異なるようにしてもよい。例えば、NL=1,NR=2とするとき、d0 (k)を64QAMとし、d1 (k)をQPSKとし、d2 (k)を16QAMなどと設定して良い。
実施の形態8.
次に、実施の形態8の受信装置について説明する。本実施の形態の受信装置は、実施の形態5で説明した送信装置により送信されたSCブロック信号を受信する。本実施の形態の受信装置の構成は、第2の実施の形態の受信装置と同様である。
第5の実施の形態で述べたように、第1のシンボル群および第2のシンボル群を配置する場合、第1および第2のシンボル群は2ブロックに渡って表れる。このため、受信装置では、復調を2ブロック分の受信信号を用いて実施することができる。例えば、受信装置のIDFT部18の出力を以下の式(34)で表すときに、式(35)に示す復調方法を用いることができる。以下の式においてDjはdjのシンボル候補である。
Figure 0006026006
Figure 0006026006
第6の実施の形態、第7の実施の形態の送信装置から送信されたSCブロック信号を受信する受信装置においても、同様の復調方法を用いることができる。
実施の形態9.
次に、実施の形態9の送信装置について説明する。本実施の形態の送信装置の構成は、実施の形態5と同様である。以下、実施の形態5と異なる部分を説明する。
実施の形態5では、ブロックのシンボルの一部に、前のブロックのシンボルを用いたが、ブロックのシンボルの一部に、前のブロックのシンボルと同象限のシンボルとなるシンボルを用いても良い。例えば以下の式(36)に示すようなシンボル設定を行ってもよい。
Figure 0006026006
上記の式(36)において、同象限(A)はシンボルAと同象限のシンボルを示す。本実施の形態の具体例について説明する。図23は、64QAMコンステレーションを示す図である。図24は、64QAMコンステレーションを用い、NL=1,NR=2とした場合のシンボル配置例を示す図である。説明の簡易化のため、図24では、図23の64QAMシンボルのビットを用いて示す。図24に示すように、(k+1)番目のブロックにおいて、シンボル番号Yのシンボルの上位2ビットは“00”となっており、k番目のブロックのシンボル番号0のシンボルの上位2ビットと同じである。同様に、(k+1)番目のブロックにおいて、シンボル番号(Y+1)のシンボルの上位2ビットは“10”となっており、k番目のブロックのシンボル番号1のシンボルの上位2ビットと同じである。
図24の具体例のように上位のビットを固定させることにより、同象限シンボルとして設定されるので、実施の形態5に比べ送信可能なビット数が増えることになる。図24の例では、同象限シンボルでなく同一シンボルを用いた場合に比べ、1ブロックにおいて、4×(1+2+1)=16ビット多く送信することができる。
実施の形態10.
図25は、本発明にかかる送信装置の実施の形態10の構成例を示す図である。本実施の形態の送信装置の構成は、シンボル挿入部2をシンボル挿入部2aに替える以外は実施の形態1の送信装置と同様である。シンボル挿入部2aは、挿入部101を備える。以下、実施の形態1と異なる部分を説明する。
挿入部101は、数ブロックに渡って0番目のシンボルに過去シンボルd0 (k-1)を挿入する役割を果たす。図26は、1ブロック連続して過去シンボルd0 (k-1)を0番目のシンボルに挿入する例を示す図である。図27は、2ブロック連続して過去シンボルd0 (k-1)を0番目のシンボルに挿入する例を示す図である。
図28は、本実施の形態の挿入部101の動作例を示すフローチャートである。挿入部101は、まず、初期化処理を実施し(ステップS1)、次に、k=1に設定する(ステップS2)。k=0のブロックは、初期化処理において作成されるとする。次に、挿入部101は、m=0と設定し(ステップS3)、次に、m=m+1に設定する(ステップS4)。そして、挿入部101は、mが、連続して過去シンボルを挿入するブロック数M以上であるか否かを判断する(ステップS5)。mがM以下の場合(ステップS5 Yes)、d0 (k-1)をk番目のフレームの0番目のシンボル位置に挿入する(ステップS6)。次に、k=k+1とし(ステップS7)、kが、最大ブロック数MaxBlockより小さいか否かを判断する(ステップS8)。kがMaxBlockより小さくない場合(ステップS8 No)、処理を終了する。
ステップS8で、kが、最大ブロック数MaxBlockより小さい場合(ステップS8 Yes)、ステップS4へ進む。ステップS5で、mがMより大きい場合(ステップS5 No)、d0 (k)をk番目のフレームの0番目のシンボル位置に挿入し(ステップS9)、ステップS3へ進む。なお、過去シンボルd0 (k-1)を0番目のシンボルに挿入する際、d0 (k-1)に位相回転を加えて挿入してもよい。次に、k=k+1とし(ステップS10)、kが、最大ブロック数MaxBlockより小さいか否かを判断する(ステップS11)。kがMaxBlockより小さくない場合(ステップS11 No)、処理を終了する。
実施の形態11.
図29は、本発明にかかる送信装置の実施の形態11の構成例を示す図である。本実施の形態の送信装置の構成は、シンボル挿入部2をシンボル挿入部2bに替える以外は実施の形態5の送信装置と同様である。シンボル挿入部2bは、挿入部101−1,101−2を備える。以下、実施の形態5と異なる部分を説明する。
実施の形態10で述べた、複数ブロックに渡ってシンボルをコピーする手法は、実施の形態5で述べた第1のシンボル群および第2のシンボル群に対して用いることができる。挿入部101−1は、第1のシンボル群を複数ブロックに渡って挿入し、挿入部101−2は、第2のシンボル群を複数ブロックに渡って挿入する。
図30は、1ブロックおきに第1群および第2群がコピーされる例を示す図である。図31は、2ブロック連続で第1群および第2群がコピーされる例を示す図である。
図32は、本実施の形態の挿入部101−1,101−2における動作例を示すフローチャートである。図32のステップS1〜ステップS5は、実施の形態10と同様である、ステップS5で、mがM以下の場合(ステップS5 Yes)、挿入部101−1,101は、以下の式(37)に示すコピー処理を実施し(ステップS12)、ステップS7へ進む。ステップS7、S8,S10,S11は、実施の形態10と同様である。
Figure 0006026006
ステップS5で、mがMより大きい場合(ステップS5 No)、挿入部101−1,101−2はコピー処理を実施せず(ステップS13)、ステップS10へ進む。コピー処理を実施しない場合、データシンボル生成部1から出力されたシンボルを、di (k)(i=0からi=NRまで)とdND-i (k)(i=1からi=NLまで)に挿入する。
実施の形態12.
図33は、本発明にかかる実施の形態12の送信装置の構成例と処理例を示す図である。本実施の形態の送信装置は、実施の形態3のシンボル挿入部2とシンボル選択部4とを1つのシンボル挿入・選択部2aとして構成している。このように、実施の形態3において、シンボル挿入部2およびシンボル選択部4を融合してもよい。パイロット信号の時間領域信号を配慮した処理は、実施の形態3に記載された箇所のデータシンボル以外に処理を行っても良い。図33に示した処理は実施の形態3の処理に加え、シンボル挿入部2およびシンボル選択部4の処理が融合された処理となる。本実施の形態において、例えば以下の式(38)に示す処理を追加してもよい。
Figure 0006026006
上記の式において、c1およびc2は式(28)のbおよびcと同様、複素数または実数の係数である。ブロックの最初のサンプルの位相が前ブロックの最後のサンプルの位相と連続するように、所定の選択位置、所定の挿入位置を決定するようにした。このため、パイロット信号を多重する場合に、実施の形態1と同様に帯域外スペクトルを抑圧することができる。
また、送信装置側で上記の処理を行う場合、実施の形態4に記載された受信装置における受信方式は以下の式(39)に示す処理を行う方式となる。
Figure 0006026006
実施の形態13.
次に、実施の形態13の送信装置について説明する。実施の形態7のように、異なる多重シンボルが混ざる場合、シンボル選択部内で電力調整を行ってもよい。図34は、本実施の形態のシンボル選択部4aの構成例を示す図である。図34に示すように、シンボル選択部4a内に電力調整部41を備える。電力調整部41内では入力値に対し、電力調整を行う。例えば電力調整部41入力数および出力数をNとすると、以下の式(40)のように調整を行ってよい。
Figure 0006026006
上記の式(40)において、gkは電力調整用係数(0.5や1.2など)となる。電力配分を変えないのであれば、gk=1と設定すれば良い。gkは総合入力電力と総合出力電力が同じとなるように調整される。gkの設定方法はどのような方法を用いても良い。図34に示す具体例の場合、16QAMを用いることで、平均ビット誤り特性がQPSKよりも劣化するので、16QAMを用いるシンボル、すなわちd0 (k)からdNR (k)、dND-1 (k)からdND-NL (k)、dY-NL (k)からdY+NR (k)(図34内で丸で囲った箇所)に対し、QPSKを用いたシンボルよりも大きい電力を設定し、総合電力が一定となるようQPSKを用いるシンボルの電力を下げ、シンボル判定誤り率(Symbol Error Rate)、ビット判定誤り率(Bit Error Rate)、またはブロックシンボル判定誤り率(Block Error Rate)、又はパケット判定誤り率(Packet Error Rate)の劣化を防ぐ値を設定すれば良い。また、0≦k≦ND−1とすると、gkはND、NR、NLの値を用いて計算してよい。本実施の形態に対応する受信機における処理の一例は以下式(41)のようになる。
Figure 0006026006
また、全て同じ変調方式を用いた場合でも、電力調整を行うことで特性劣化を防ぐことが可能となる。所定位置のシンボルは数回繰り返されるので、ある箇所の電力を上げて、別の箇所の電力を下げても良い。具体例として、図35に一例を示す。図35は、全てQPSKを用いた場合の電力調整部41の構成例を示す図である。dY-NL (k)からdY+NR (k)は前ブロックのシンボルが用いられるため、前ブロックを復調対象とするとdY-NL (k)からdY+NR (k)に設定されるシンボルは2回表れる。そのため、dY-NL (k)からdY+NR (k)のシンボルの電力と、dY-NL (k+1)からdY+NR (k+1)にコピーされるシンボル(すなわちd0 (k)からdNR (k)、dND-NL (k)からdND-1 (k)のシンボル)のシンボル電力とを、d0 (k)からdNR (k)、dND-NL (k)からdND-1 (k)、dY-NL (k)からdY+NR (k)以外のシンボルの電力よりも低く設定してよい。d0 (k)からdNR (k)、dND-NL (k)からdND-1 (k)、dY-NL (k)からdY+NR (k)のシンボルの電力低く設定した分、d0 (k)からdNR (k)、dND-NL (k)からdND-1 (k)、dY-NL (k)からdY+NR (k)以外のシンボルの電力を大きめに設定した良い。この際、1ブロック内(NDシンボル)の総合出力電力が等しくなるように、電力設定を行う必要がある。シンボル判定誤り率、ビット判定誤り率、またはブロックシンボル判定誤り率、又はパケット判定誤り率の劣化を防ぐ値を設定すれば良い。また、0≦k≦ND−1とすると、gkはND、NR、NLの値を用いて計算してよい。
以上のように、本発明にかかる送信装置、受信装置および通信システムは、SCブロック伝送を行う通信システムに有用であり、特に、CP挿入を行う通信システムに適している。
1 シンボル生成部、2 シンボル挿入部、2a シンボル挿入・選択部、3 記憶および処理部、4,4a シンボル選択部、5 時間・周波数変換部,DFT部、6,11 波形整形フィルタ部、7 ガードバンド挿入部、8 補間処理部、9 CP挿入部、10 パイロット信号生成部、12 周波数領域上配置部、13 CP除去部、14 DFT部、15 伝送路推定部、16 周波数領域等化部、17 アンダーサンプリング処理部、18,82,181 IDFT部、19,191 シンボル選択部、20,201 記憶および処理部、21,211 復調部、22,221 復号部、23 パイロット信号除去部、41 電力調整部、81 オーバサンプリング処理部、101,101−1,101−2 挿入部。

Claims (16)

  1. 複数のデータシンボルを含むブロック信号を送信する送信装置であって、
    ブロックごとに1ブロック分のデータシンボルを生成するデータシンボル生成部と、
    前記データシンボル生成部により生成された1ブロック分の前記データシンボルのうち第1の位置のデータシンボルを複製シンボルとして記憶する記憶部と、
    前記データシンボル生成部により生成された1ブロック分の前記データシンボルの第2の位置に前記記憶部に記憶された1つ前のブロックの前記複製シンボルが挿入されるように、前記データシンボルおよび前記複製シンボルを配置してブロックシンボルを生成するシンボル挿入部と、
    前記ブロックシンボルを周波数領域信号に変換する時間周波数変換部と、
    前記周波数領域信号に対して補間処理を行う補間処理部と、
    補間処理後の信号に対してCyclic Prefixの挿入を行って前記ブロック信号を生成するCP挿入部と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 前記補間処理部は、
    前記周波数領域信号に対してデータ点数を増加させるオーバサンプリング処理を行うオーバサンプリング処理部と、
    前記オーバサンプリング処理後の周波数領域信号に対して逆フーリエ変換を行う逆フーリエ変換部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記第1の位置を1ブロック分の前記データシンボルの先頭の位置とし、
    前記第2の位置をCyclic Prefixとしてコピーされる前記データシンボルの先頭位置とし、
    前記補間処理部は、前記ブロックシンボルの最後のシンボルとCP挿入後の前記ブロックシンボルの先頭のシンボルとの間を補間した補間点が前記最後のシンボルの後ろに追加されるように前記補間処理を実施することを特徴とする請求項1または2に記載の送信装置。
  4. 前記周波数領域信号に対して波形整形処理を行う波形整形部と、
    前記波形整形処理後の前記周波数領域信号に対してガードバンド挿入処理を行うガードバンド挿入部と、
    を備え、
    前記補間処理部は、前記ガードバンド挿入処理後の前記周波数領域信号に対して前記補間処理を行うことを特徴とする請求項1、2または3に記載の送信装置。
  5. 複数のデータシンボルを含むブロック信号を送信する送信装置であって、
    ブロックごとに1ブロック分のデータシンボルを生成するデータシンボル生成部と、
    前記データシンボル生成部により生成された1ブロック分の前記データシンボルのうち第1の位置のデータシンボルを複製シンボルとして記憶する記憶部と、
    周波数領域のパイロット信号と、前記パイロット信号の時間領域信号を生成するパイロットシンボル生成部と、
    前記記憶部に記憶された1つ前のブロックの前記複製シンボルを前記時間領域信号に基づいて修正し、前記データシンボル生成部により生成された1ブロック分の前記データシンボルの第2の位置に修正後の前記複製シンボルが挿入されるように、前記データシンボルおよび修正後の前記複製シンボルを配置してブロックシンボルを生成するシンボル挿入部と、
    前記ブロックシンボルに対してフーリエ変換処理を行うフーリエ変換部と、
    前記フーリエ変換処理後のデータと前記パイロット信号とを周波数領域上で多重した配置データを生成する周波数領域配置部と、
    前記配置データに対してデータ点数を増加させるオーバサンプリング処理を行うオーバサンプリング処理部と、
    前記オーバサンプリング処理後のデータに対して逆フーリエ変換を行う逆フーリエ変換部と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  6. 前記第1の位置を1ブロック分の前記データシンボルの先頭の位置とし、
    前記第2の位置をCyclic Prefixとしてコピーされる前記データシンボルの先頭位置とすることを特徴とする請求項5に記載の送信装置。
  7. 前記複製シンボルに対し、それぞれ位相回転、振幅調整のうち1つ以上を加えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の送信装置。
  8. 前記第1の位置の前記データシンボルの変調方式を、前記第1の位置以外の前記データシンボルのうち1つ以上の前記データシンボルの変調方式と異なる方式とすることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の送信装置。
  9. 前記第1の位置を1ブロック分の前記データシンボルの先頭の位置とし、
    前記第2の位置をCyclic Prefixとしてコピーされる前記データシンボルの先頭位置とし、
    前記記憶部は、前記データシンボルの先頭の第1の個数のシンボルである第1のシンボル群と、前記データシンボルの最後の第2の個数のシンボルである第2のシンボル群とを前記複製シンボルとして記憶し、
    前記シンボル挿入部は、前記記憶部に記憶された1つ前のブロックの前記第1のシンボル群を構成するそれぞれのシンボルと同象限となる同象限シンボルで構成される第1の同象限シンボル群を生成し、前記第1の同象限シンボルの先頭が前記第2の位置となるよう前記第1の同象限シンボル群を配置し、前記記憶部に記憶された1つ前のブロックの前記第2のシンボル群を構成するそれぞれのシンボルと同象限となる同象限シンボルで構成された第2の同象限シンボル群を生成し、前記第2の同象限シンボル群の最後のシンボルが前記第2の位置の1つ前のシンボルとなるよう前記第2の同象限シンボル群を配置することを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の送信装置。
  10. 前記第1の同象限シンボル群として前記記憶部に記憶された1つ前のブロックの前記第1のシンボル群を用い、前記第2の同象限シンボル群として前記記憶部に記憶された1つ前のブロックの前記第2のシンボル群を用いることを特徴とする請求項9に記載の送信装置。
  11. 前記シンボル挿入部は、前記記憶部に記憶された1つ前のブロックの前記第1の同象限シンボル群に位相回転を与えて第1の同象限シンボル群を生成し、前記記憶部に記憶された1つ前のブロックの前記第2の同象限シンボル群に位相回転を与えて第2の同象限シンボル群を生成することを特徴とする請求項9または10に記載の送信装置。
  12. 前記第1の同象限シンボル群および前記第2の同象限シンボル群を構成するシンボルの少なくとも1つのシンボルは前記第1の同象限シンボル群および前記第2の同象限シンボル群を構成する他のシンボルと変調方式が異なることを特徴とする請求項9、10または11に記載の送信装置。
  13. 前記シンボル挿入部は、連続した規定数のブロックに、前記複製シンボルを配置することを特徴とする請求項1から12のいずれか1つに記載の送信装置。
  14. 請求項2に記載の送信装置から送信された信号を受信信号として受信する受信装置であって、
    前記受信信号からCyclic Prefixを除去するCP除去部と、
    Cyclic Prefix除去後の前記受信信号に対してDFT処理を行うことにより周波数信号を生成するDFT処理部と、
    前記周波数領域信号に基づいて伝送路推定を行う伝送路推定部と、
    前記周波数領域信号と前記伝送路推定の結果とに基づいて等化処理を行う等化処理部と、
    前記等化処理後の信号に対してアンダーサンプリング処理を行うサンプリング処理部と、
    前記アンダーサンプリング処理後の信号に対してIDFT処理を行うIDFT処理部と、
    前記IDFT処理後の信号から、第1の位置のデータシンボルを選択するシンボル選択部と、
    前記シンボル選択部により選択された選択シンボルを記憶する記憶部と、
    前記IDFT処理後の信号から、第2の位置のデータシンボル以外のデータシンボルを復調し、前記第2の位置のデータシンボルと前記記憶部に記憶されている前記選択シンボルとを用いて前記第2の位置のデータシンボルを復調する復調部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  15. 請求項5に記載の送信装置から送信された信号を受信信号として受信する受信装置であって、
    前記受信信号からCyclic Prefixを除去するCP除去部と、
    Cyclic Prefix除去後の前記受信信号に対してDFT処理を行うことにより周波数信号を生成するDFT処理部と、
    前記周波数領域信号に基づいて伝送路推定を行う伝送路推定部と、
    前記周波数領域信号と前記伝送路推定の結果とに基づいて等化処理を行う等化処理部と、
    前記等化処理後の信号に対してアンダーサンプリング処理を行うサンプリング処理部と、
    前記アンダーサンプリング処理後の信号からパイロットシンボルを除去するサンプリング処理部と、
    前記パイロットシンボルの除去後の信号に対してIDFT処理を行うIDFT処理部と、
    前記IDFT処理後の信号から、第1の位置のデータシンボルを選択するシンボル選択部と、
    前記シンボル選択部により選択された選択シンボルを記憶する記憶部と、
    前記IDFT処理後の信号から、第2の位置のデータシンボル以外のデータシンボルを復調し、前記第2の位置のデータシンボルと前記記憶部に記憶されている前記選択シンボルとを用いて前記第2の位置のデータシンボルを復調する復調部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  16. 請求項1から13のいずれか1つに記載の送信装置と、
    前記送信装置から送信された信号を受信する受信装置と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
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