JP4397724B2 - 撮像装置、カメラ、及び信号処理方法 - Google Patents

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Description

この発明は、撮像装置に関し、特に赤外除去フィルタ(IRCF)を用いずに比視感度補正を行う信号処理手段を具備した撮像装置に関する。本発明はまた、そのような撮像装置を備えたカメラに関するものである。本発明はさらに、そのような撮像装置における信号処理方法に関する。
従来の撮像装置は、入射光を結像するレンズと、レンズにより結像した光学像を電気信号に変換する撮像素子と、撮像素子から得られた電気信号に対し信号処理を施すことにより所定の画像信号を得る信号処理手段とを有している。
通常撮像素子として用いるCCD(Charge Coupled Device)センサー又はCMOS(Complimentary Metal Oxide)センサを一枚だけで撮像装置を構成する場合、即ち、単板式のセンサーにおいては、色分解を行う色フィルタとして、画素ごとに異なる色のものがセンサー上に設けられている。
赤(R)、緑(G)、青(B)の色信号を得るには、R、G、Bに対応する光の帯域を透過させる、R、G、Bの原色フィルタを用いる場合と、マジェンタ(Mg)、シアン(Cy)、イエロー(Ye)、Gの補色フィルタを用いる場合がある。上記のいずれの色フィルタも染料もしくは顔料を用いて目的の色を透過させるようにその分光透過特性が設計されているが、近赤外領域でも一定の透過率を有する。また、撮像素子の光電変換部は主にシリコン(Si)などの半導体で構成されているため、光電変換部の分光感度特性は波長の長い近赤外光まで感度を有している。よって、色フィルタを具備した撮像素子から得られた信号は近赤外領域の光線にも反応している。
一方、人間の色に対する感度特性である色覚特性および明るさに対する感度特性である比視感度特性はその感度が可視域といわれる380nmから780nmまでの感度特性であり、700nmより長波長域ではほとんど感度を有さない。そこで、撮像装置の色再現性を人間の色覚特性に合わせるためには、撮像素子の前に近赤外領域の光線を通過させない視感度補正用の赤外線除去フィルタ(以後、IRCF:Infrared Cut Filter)を設ける必要があった。
一方、例えば監視カメラ等のように色再現性よりも感度を重視する場合には、近赤外領域の光を利用するため、IRCFを設けず撮像素子に近赤外光を受光させるほうが良い。
そこで、色再現性を必要とするときはIRCFを撮像素子の前に設置し、感度を優先するときは近赤外の光線を受光するために、IRCFを移動させる機構手段を設けたり、入射光量を調整する絞りの一部にIRCFを設け、光量に応じてIRCFを撮像素子の前に設置したり除去したりする技術が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、IRCFを設置せずにホワイトバランスを取り、IRCFを設置したときに輝度信号を生成するR、G、B信号の混色比とは異なる混色比で輝度信号を生成することで感度向上を図る技術も提案されている(特許文献2、3参照)。
特開2001−36807公報 特開2003−134522公報 特開2003−264843公報
しかしながら、特許文献1に挙げた従来の撮像装置はIRCFを移動させる機構手段が必要であり、撮像素子を含むユニットの小型化に不利であり、撮像素子の電子シャッタを用いて光量調整を行う簡易的な撮像装置(例えば、ピーシーカメラ(PCカメラ)、携帯電話用カメラ、トイカメラ(TOYカメラ)、民生用監視カメラ)は絞り機構を有していないことが多いため、新たにIRCFを着脱する機構手段を設けなければならない。
また、特許文献2及び3に挙げた撮像装置は白黒の映像信号を得るときは問題ないが、カラーの映像信号を得るときは、色信号はホワイトバランスを合わせるのみであり、さらに輝度信号も人間の比視感度特性が考慮されていない色信号比であるため、そのカラーの映像信号は人間の色覚特性又はそれを線形変換することにより得られる分光感度特性で得られるR、G、B値と異なった映像信号、すなわちカラーの映像信号は人間の色覚特性又はそれを線形変換することにより得られる分光感度特性で得られるR、G、B値に対する色差ΔE*ab(JIS Z8730)の大きな映像信号となり、正確な色再現性が得られない。
本発明は、上述のような課題を解消するためになされたもので、IRCFを用いることなく、近赤外光が入射されたときでも、色再現性の良好なカラーの映像信号を得るとともに、暗時には感度の高い映像信号が得られる信号処理方式および撮像装置を提供するものである。
本発明は、
入射光を受けて、入射光に対応した第1の赤、緑、青の色信号を出力する色信号生成手段と、
前記第1の赤、緑、青の色信号と前記第1の赤、緑、青の色信号に予め定めた第1の定数を指数としてべき乗することによって得られる色信号と、前記第1の赤、緑、青の色信号に予め定めた第2の定数を指数としてべき乗することによって得られる色信号と、これらに対する係数との乗算と、この乗算の結果の相互加算とを含むマトリクス演算を行って第2の赤、緑、青の色信号を生成する分光感度特性補正手段とを備え、
前記第1の定数、前記第2の定数、及び前記係数は、前記色信号生成手段と前記分光感度特性補正手段の総合的な特性が、人間の色覚特性又はそれを線形変換することによって得られる分光感度特性に近似したものとなり、前記色信号生成手段の近赤外域での応答特性を補正するように定められている
ことを特徴とする撮像装置を提供する。
本発明によれば、IRCFを用いなくても、良好な色再現性を得ることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による撮像装置を示す概略構成図である。図示のように、この撮像装置は、撮像手段1と、増幅手段2と、A/D変換器(ADC)3と、直流成分再生手段(DC再生手段)4と、ホワイトバランス手段5と、分光感度特性補正手段6と、ガンマ(γ)補正手段7と、輝度色差信号生成手段8とを含む。
撮像手段1は、例えば図2(a)、(b)に示すように、レンズ10aと、2次元的に配列された複数の光電変換素子を有する撮像素子11と、色分離手段としての色フィルタ10bとを有する。
撮像素子11の複数の光電変換素子は、例えば図2(a)に示すようにベイヤ(Bayer)型に配置された、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色に対応する分光透過率を有する色フィルタ10bで覆われている。
レンズ10aから入射した光は、撮像素子11の受光面上に結像する。撮像素子11は、上記のように、色フィルタ10bで覆われており、各光電変換素子からは、色フィルタ10bの分光透過率に対応した色成分、即ちR、G、Bのアナログ映像信号R1、G1、B1が出力される。
このようにして、撮像手段1から出力されるR、G、Bのアナログ信号(以下、それぞれ「R信号」、「G信号」、「B信号」と言うことがある)は、増幅手段2によって増幅される。増幅手段2から出力された映像信号はADC3によってディジタル信号に変換される。ディジタル信号に変換された映像信号はDC再生手段4により、DCレベルが再生される。DC再生は通常映像信号の黒レベルが「0」になるように、ADC3によるA/D変換前に有していたオフセットレベルをDCシフトするか、クランプ処理を行う。
積算手段9は、DC再生手段4から出力されるR信号、G信号、及びB信号をそれぞれ複数の画素に亘って、例えば画面全体に亘って積算し、R信号の積算値ΣR、G信号の積算値ΣG、及びB信号の積算値ΣB及びを求める。
次に、ホワイトバランス(WB)手段5は、それぞれR、G、B信号を増幅する3つの増幅手段(図示しない)を有し、DC再生手段4からのR、G、B信号を受けて、さらに、積算手段9から積算値ΣR、ΣG、ΣBを受けて、映像信号の撮像条件に応じて被写体の白の箇所のR、G、B信号の値が等しくなる(すなわち白の箇所が無彩色になる)ような処理を施す。通常、ホワイトバランス手段5は一般被写体の、画面内のすべての画素についての積算した色は無彩色であるというエバンスの原理に基づき、積算値ΣR、ΣB、ΣGの値が等しくなるように3つの増幅手段の利得を変化させてホワイトバランスを行う。
上記の撮像手段1、増幅手段2、ADC3、DC再生手段4、ホワイトバランス手段5、及び積算手段9により、入射光を受けて、入射光に対応したR、G、Bの色信号を出力する色信号生成手段20が構成されている。
分光感度特性補正手段6は、ホワイトバランス手段5から出力されたホワイトバランス後のR、G、B信号R5、G5、B5を入力とし、それぞれの信号を後述するマトリクス演算することにより撮像手段1の近赤外領域の感度特性による色再現性への影響を補正したカラー信号R6、G6、B6を出力する。
ガンマ補正手段7は分光感度特性補正手段6から出力された映像信号R6、G6、B6に非線形の階調変換を行う。
輝度色差信号生成手段8はガンマ補正手段7から出力されたR、G、B信号R7、G7、B7を輝度信号(Y信号)、及び2つの色差信号(Cr信号、Cb信号)に変換する。輝度色差信号生成手段8は、この変換(YCrCb変換)においては、通常3行3列の係数マトリクスを掛ける、下記の式(2)の線形マトリクス演算を行ってY、Cr、Cb信号を生成する。
Figure 0004397724
式(2)において3行3列のマトリクス係数は例えば、IEC(International Electrotechnical Commission)61966−2−1)に規定されているように、y1=0.2990、y2=0.5870、y3=0.1140、cr1=−0.1687、cr2=−0.3313、cr3=0.5000、cb1=0.5000、cb2=−0.4187、cb3=−0.0813と定める。
分光感度特性補正手段6についてその構成と原理を以下に説明する。
分光感度特性補正手段6は、色信号生成手段20と分光感度特性補正手段6の総合的な特性が、人間の色覚特性又はそれを線形変換することによって得られる分光感度特性に近似したものとなり、前記色信号生成手段の近赤外域での応答特性を補正するためのものである。
図3は分光感度特性補正手段6の構成を示す概略構成図である。ホワイトバランス手段5から出力されたR、G、Bの色信号R5、G5、B5は分光感度特性補正手段6に入力される。分光感度特性補正手段6は入力信号をべき乗するべき乗手段(61,62,63,64,65,66)と入力される各信号に予め定めた係数で乗算し、加算する3行9列マトリクス演算手段67とを有する。
べき乗手段61、63、65は、1より小さい実数iを指数とするべき乗を行うもので、その出力は入力のi乗またはこれに比例した値であり、べき乗手段62、64、66は、1より大きい実数jを指数とするべき乗を行うもので、その出力は入力のj乗またはこれに比例した値ある。より具体的には、3つのべき乗手段61、63、65の入出力特性は互いに同じであり、入力信号をxとし、出力信号をyとし、それらの取り得る値の最大値をMAXとすると、xとyとの間には、
(y/MAX)=(x/MAX)
の関係がある。
x、yが8ビットで表される場合、MAXは2−1=255である。
また、3つのべき乗手段62、64、66の入出力特性は互いに同じであり、入力信号をxとし、出力信号をzとし、それらの取り得る値の最大値をMAXとすると、xとzとの間には、
(z/MAX)=(x/MAX)
の関係がある。
x、zが8ビットで表される場合、MAXは2−1=255である。
但し、以下の説明では、簡略化のため、R5、G5、B5を入力とするべき乗手段の出力をR5、R5、G5、G5、B5、B5と表す。
R信号R5はそのままマトリクス演算手段67の入力端子601に入力されるとともに、べき乗手段61及び62に入力され、これらの出力(R5、R5)がマトリクス演算手段67の入力端子602、603に入力される。
同様に、G信号G5はそのままマトリクス演算手段67の入力端子604に入力されるとともに、べき乗手段63及び64に入力され、これらの出力(G5、G5)がマトリクス演算手段67の入力端子605、606に入力される。
同様に、B信号B5はそのままマトリクス演算手段67の入力端子607に入力されるとともに、べき乗手段65及び66に入力され、これらの出力(B5、B5)がマトリクス演算手段67の入力端子608、609に入力される。
マトリクス演算手段67は、3行9列のマトリクス係数を掛けるマトリクス演算を行うものであり、3行9列の係数マトリクスを用いてマトリクス演算を行い、R、G、Bの色信号R6、G6、B6を生成する。演算により求められたR、G、B信号R6、G6、B6はそれぞれ、端子651、652、653から出力される。
マトリスク手段67は、例えば以下の式(1)のマトリクス演算を行うものである。
Figure 0004397724
式(1)において、r1乃至r9、g1乃至g9、及びb1乃至b9は予め定めた係数である。
定数i、j及び係数r1乃至r9、g1乃至g9、及びb1乃至b9は、色信号生成手段20と分光感度特性補正手段6の総合的な特性が、人間の色覚特性又はそれを線形変換することによって得られる分光感度特性に近似したものとなり、前記色信号生成手段の近赤外域での応答特性を補正するように定められている。
マトリクス演算手段67は、例えば図4に示すように構成される。図示のようにこのマトリクス演算手段67は、27個の乗算手段(611乃至639)と3個の加算手段(641、642、643)とを有する。
乗算手段611乃至619は、それぞれ端子601、604、607、602、605、608、603、606、609に入力される信号R5、G5、B5、R5、G5、B5、R5、G5、B5に所定の係数r1、r2、r3、r4、r5、r6、r7、r8、r9を掛けて、乗算結果を加算手段641に出力する。加算手段641は入力の総和を求め、信号R6として出力する。
乗算手段621乃至629は、それぞれ端子601、604、607、602、605、608、603、606、609に入力される信号R5、G5、B5、R5、G5、B5、R5、G5、B5に所定の係数g1、g2、g3、g4、g5、g6、g7、g8、g9を掛けて、乗算結果を加算手段642に出力する。加算手段642は入力の総和を求め、信号G6として出力する。
乗算手段631乃至639は、それぞれ端子601、604、607、602、605、608、603、606、609に入力される信号R5、G5、B5、R5、G5、B5、R5、G5、B5に所定の係数b1、b2、b3、b4、b5、b6、b7、b8、b9を掛けて、乗算結果を加算手段643に出力する。加算手段643は入力の総和を求め、信号B6として出力する。
なお、図4に示したマトリクス演算手段は式(1)で示した演算を実現するための一例であり、他の構成の演算手段で式(1)の演算を実現しても同様の効果が得られる。
マトリクス演算手段67の乗算手段611乃至639で用いられる係数は、以下のように定められる。
まず、本発明の分光感度特性補正手段6による補正の原理を説明する。
図5に人間の色覚特性を表した分光感度特性を示す。図5に示した特性は正常色覚者の等色関数の平均値であり、CIE(Commission Internationale de l‘E’clairage)1931にて規定されている。人間が感じる色は色順応などの機能を無視し、簡単に表せば図5に示したR、G、Bの分光感度特性(等色関数)と被写体の反射分光特性と照明の分光特性とを乗算し、乗算結果を可視域にて積算することにより得られる値として表すことができる。図5に示したように人間の感度特性はいわゆる可視域と呼ばれるように略380nmから780nmまでしか感度が無く、700nmより長波長側ではほとんど感度特性がない。
それに対して、撮像手段1は光電変換を行うフォトダイオードがSi(シリコン)などの半導体で形成されているため、感度特性は可視域から近赤外領域(1000nm近辺)まで感度特性を有する。よって、撮像手段1に色分解を行うRGBの色フィルタ10bを設けた場合、色フィルタの分光特性とフォトダイオードの感度特性の積に応じたR、G、Bの信号が撮像手段1から出力される。
図6に撮像手段1のR,G,B信号の分光感度特性r(λ)、g(λ)、b(λ)を実線で示す。図6に示すようにRの色フィルタは近赤外領域の透過率も比較的高いため、近赤外線を撮像素子11に入射させる。また、Bの光を入射するためのBの色フィルタや、Gの光を入射するためのGの色フィルタも同様に近赤外領域に一定の透過率を有する。これは、RGBの色フィルタは通常それぞれの色を含んだ染料や顔料を用いてフィルタを構成するが、その分光透過率は構成する材質に依存し、長波長側の可視域から近赤外領域に掛けて再び透過率が上がる特性を有しているためである。
図6に実線で示した撮像手段1のRGBの分光感度特性r(λ)、g(λ)、b(λ)は図5に示した等色関数とは異なり、特に近赤外領域では著しく異なるため、通常の撮像装置では近赤外領域の光を通過させず除去する赤外カットフィルタ(IRCF)を撮像素子の前に設けている。IRCFの分光透過特性IRCF(λ)も図6に実線で示されている。IRCF(λ)とRGBの分光感度特性(r(λ)、g(λ)、b(λ))とを掛け合わせた特性が従来のIRCFを具備した場合の撮像手段1のRGB信号に対応するそれぞれの色の分光感度特性r’(λ)、g’(λ)、b’(λ)となり、図6の破線でその特性を示す。
また、従来の撮像装置では図6の破線で表した分光感度特性とした場合でも、図5で示した負の特性は実現できないため、撮像手段から得られたRGB信号を式(3)で示すように3行3列の係数マトリクスを掛けるマトリクス演算を行いその色補正を行っていた。
Figure 0004397724
しかしながら、IRCFを用いない場合には、近赤外線による感度特性によって出力される信号が色再現性に与える影響が大きく、上記のような3行3列の係数マトリクスを掛ける線形マトリクス演算を行っても良好な色再現性が得られない。これに対して、本発明では図6に実線で示した、IRCFを用いない場合の撮像素子1の分光感度特性r(λ)、g(λ)、b(λ)の、近赤外領域のRGBそれぞれの感度特性相互間の差を利用して良好な色再現性を実現している。
図7に図6に示した分光感度特性の近赤外領域の拡大図を示す。R、G、Bのフィルタとフォトダイオードを組合せたものの分光感度特性は略850nmから860nm近辺でその感度が一致して、それより波長が長くなるにつれて、同様に減衰していく。また、Gの分光感度特性は略650nm近辺まで一旦減衰しその後透過率を上げて略850nm近辺をピークに減衰していく。Bの分光感度特性は略760nm近辺から透過率を上げ同様に略850nm近辺でピークとなり、それより長い波長領域では次第に減衰していく。
このように、略650nmから800nmまでの領域においてRの分光感度特性r(λ)とGの分光感度特性g(λ)とBの分光感度特性b(λ)との間にそれぞれ差異が生じるため、この差異を利用して近赤外領域におけるRGBの色分離を行うことができ、近赤外線の影響による色再現性に補正を加えることができることとなる。
具体的には、マトリクスの演算に非線形の演算を含ませる。
例えば図8にGの分光感度特性をg(λ)として示す。また、図8に前記のGの分光感度特性のiを指数とするべき乗、例えば0.3乗し、その最大値で正規化した特性をg(λ)として示す。さらに図8に前記Gの分光感度特性のjを指数とするべき乗、例えば2乗し、その最大値で正規化した特性をg(λ)示す。図8に示すように1より小さい値を指数としてべき乗をした場合には、不必要とする近赤外側の分光感度特性と必要とする可視域の分光感度特性との感度差は小さくなり、1より大きい値を指数としてべき乗をした場合には、不必要とする近赤外側の分光感度特性と必要とする可視域の分光感度特性との感度差は大きくなる。よって、1より大きな値を指数としてべき乗を行う演算と1より小さな値を指数としてべき乗を行う演算を含む非線形マトリクス演算により、赤外領域を含む赤外光を入射した際にも、適切な色補正を行い、良好な色再現性を得ることができる。
ここでの色再現性とは人間の目で見える色に略一致させることであり、かつ目で違うものに見える色は違う色に、同じものに見える色は同じ色に再現することを意味する。
例えば、色信号生成手段20と分光感度特性補正手段6における補正の総合的な特性が、CIE1931等色関数又はCIE1931等色関数を線形変換することにより得られた等色関数に近似したものとなるように上記のマトリクス演算で用いられる係数r1乃至r9、g1乃至g9、およびb1乃至b9及び定数i、jを定めることとする。
なお、上記の実施の形態における分光感度特性補正手段のべき乗手段(61,62,63,64,65,66)は、入出力がべき乗の関係となるLUT(ルックアップテーブル)で構成しても良い。
また、上記の実施の形態では、ADC3を設け、それ以降の演算をディジタル信号処理にて行ったが、アナログ信号処理を用いても同様の効果が得られる。
アナログ信号で処理する場合には、べき乗をべき乗値に近似する値の信号を出力するように、入力信号レベルに応じて利得を変化させる増幅手段で構成してもよい。これは、例えばトランジスタと演算増幅器とを組み合わせた回路で実現することができる。
さらにまた、上記の実施の形態では、撮像手段1が1枚の撮像素子11からなるもの、即ち単板式のものであり、色フィルタ10bで色分離を行うものとして説明した。
代わりに、図9に示すように、撮像手段1として3枚の撮像素子11r、11g、11bを備えたものを用い、撮像素子11r、11g、11bの前であって、レンズ10aの後に設けたダイクロイックプリズム10cで色分解することにより得られるR、G、Bの光を撮像素子11r、11g、11bに入射させ、それぞれの撮像素子11r、11g、11bからR,G,Bの色信号を得るように構成することもできる。
上記の実施の形態によれば、IRCFを用いなくても、良好な色再現性を得ることができ、また非線形マトリクス演算を行うことで、等色条件を高精度に近似し、良好な色再現性を得ることができることができる。
実施の形態2.
図10はこの発明の実施の形態2による撮像装置を示す概略構成図である。図10において、図1と同じ符号は同様の部材を示す。図1に示した撮像装置と異なる点は、分光感度特性補正手段6の内容が異なること、除算手段12と、係数生成手段13とが付加されていることである。
図10の分光感度特性補正手段6は、図1の分光感度特性補正手段6と同様であるが、マトリクス演算手段67におけるマトリクス演算で用いられるマトリクス係数r1乃至r9、b1乃至b9、g1乃至g9が定数ではなく変数であり、係数生成手段13から供給された値を用いる点で異なる。
除算手段12は、積算手段9からR信号の積算値ΣR又はB信号の積算値ΣB及びG信号の積算値ΣGを受けて、これらの積算値の相互間の比ΣR/ΣG又はΣB/ΣGを算出して出力する。図では、R信号の積算値ΣR及びG信号の積算値ΣGを受けて、これらの積算値の相互間の比ΣR/ΣGを算出するものとして図示している。
係数生成手段13は、除算手段12の出力に基いて係数を決定する。
係数生成手段13は、除算手段12で求めた積算値の比に応じて係数を算出して出力するものであっても良く、また、予め数種の定数の組を記憶しておき、比に応じてそれらから最適のものを選択して出力するものであっても良い。
図10の分光感度特性補正手段6のマトリクス演算手段67は、係数生成手段13から出力された係数を用いて、マトリクス演算を行う。
以下、マトリクス演算手段67で用いられる係数の変更の意義について説明する。
撮像手段1から出力されるR、G、B信号R1、G1、B1は被写体の分光反射特性と、照明の分光特性と、撮像手段1の分光感度特性の積で求まるため、撮像時の照明が変わるとその分光特性も変わる。従って、(これに対する補正を加えなければ)撮像装置から得られる色再現性も照明ごとに異なることになる。
通常撮像装置と人間の色彩に関する分光感度特性(等色関数)が完全に一致していなくても人間の分光感度特性の線形変換で成り立つルータ条件を満たしていればよい。
通常撮像手段1の分光感度特性は、たとえIRCFを具備したとしても、人間の分光感度特性とは異なる。そこで、従来の撮像装置では、特定の代表的な照明のときのみ良好な色再現性が得られるように前述した式(3)にて示した3行3列のマトリクス演算手段によって人間の見た色に近づくように色調整を行っているが、撮像手段1と人間の目の分光感度特性が一致していないため当然、被写体の照明が異なれば撮像装置の色再現性は異なることになる。なお、特定の照明条件下のみで色再現性が合うことを条件等色という。
ただし、例えば、撮像素子1の分光特性r(λ)、g(λ)、b(λ)(図6に実線で示す)とIRCFの分光特性とを掛けあわせた分光感度特性r’(λ)、g’(λ)、b’(λ)(図6に破線で示す)と、人間の目の分光感度特性は著しく異なっているわけではないため、照明が変わっても大きく色再現性に破綻をきたすことは無く、撮像装置には測色機なみの性能が要求されるわけではなく、従来の民生品などはそれで良しとされている。
一方、本実施の形態にして示す撮像素子1の分光感度特性はIRCFを具備しないため、図6に実線で示した特性であり、人間の目の分光感度特性と近赤外領域において著しくその特性が異なる。そのため照明が異なると大きく色再現性が異なってしまう。例えば、図11は黒体輻射による3000Kの色温度を有する光源の分光特性である。図12は黒体輻射による6500Kの色温度を有する光源の分光特性である。図11に示した光源において、分光反射特性が平坦な白色の被写体を撮像し、R、G、Bの分光感度特性の積算した面積が等しくなるようにホワイトバランスを行った分光感度特性を図13に示す。次に図12に示した光源において、分光反射特性が平坦な白色の被写体を撮像し、R、G、Bの分光感度特性の積算した面積が等しくなるようにホワイトバランスを行った分光感度特性を図14に示す。図13と図14に示されるように、分光特性が大きく異なり、従って、これら2種の分光感度特性では色再現性も大きく異なる。これより照明が異なれば色再現性も大きく異なることが分かる。
そこで、本実施の形態では、積算手段9から得たR又はB、及びGの積算値に応じて除算手段12及び係数生成手段13により補正マトリクス6の3行9列のマトリクス係数を変化させる。図15に太陽光などの自然光とほぼ同じ演色性を実現する黒体輻射による色温度によるR、G、Bの積算値の比を示す。図15に示すように、積算値の比ΣR/ΣGに対して、積算値の比ΣB/ΣGは一義的に得られる関係となっている。
よって、ΣR/ΣGもしくはΣB/ΣGが分かれば光源の色温度を推定することができ、それに応じた適切なマトリクス係数を求めることができる。
適切なマトリクス係数の求め方の一例を示す。例えば、被写体として現存する色を代表するカラーパッチを多く含み、かつ人間の記憶色(肌色、植物の緑、空の青等)を重視した24種のカラーパッチを有するマクベスカラーチェッカー(Macbeth Color Checker(登録商標))が挙げられる。また、カラーターゲットとすべきRGBの分光感度特性として、図16に示すIEC(INTERNATIONAL ELECTROTECHNICAL COMMISSION)61966−2で定められている機器相互間で標準となる等色関数としてsRGBが挙げられる。
そこで、図11、図12に例示するように種々の色温度の互いに異なる照明の分光特性(既知の値)と上記sRGBの等色関数(既知の値)とカラーパッチのそれぞれのパッチの分光反射特性(既知の値)を掛けあわせ、全波長領域に渡り積算した各パッチのRGB値に対して、ホワイトバランスを行った後の各パッチの色(R,G,B値)がカラーターゲットとなる色再現性とする。
そして、図6に実線で示した撮像素子1の分光感度特性と、図11、図12に例示するように種々の色温度の互いに異なる照明の分光特性(既知の値)と、カラーパッチのそれぞれのパッチの分光反射特性(既知の値)を掛け合わせ、全波長領域に対して積算したカラーパッチのRGB値に対して、分光感度特性補正手段6によってマトリクス演算を行うことにより得られるRGB値が、上記のカラーターゲットとしてのRGB値に最も近くなるように分光感度特性補正手段6の3行9列のマトリクス係数を求める。
カラーターゲットとしてのRGB値と、分光感度特性補正手段6によって求めたRGB値とが最も近いかどうかの判定は、最小二乗法により、即ち両者のそれぞれ対応する値の差の二乗の総和を求めて、この総和が最小かどうかを判定することにより行われる。
上記の方法により求めたマトリクス係数の一例を図17乃至図19に示す。i=0.3、j=2.0のとき比ΣR/ΣGに対してそれぞれのマトリクス係数を図示するように変化させることで照明に応じて常に良好な色再現性が得られる。
図20には本実施の形態による色再現性の例を示す。ここで、定数i、jはそれぞれi=0.3、j=2.0である。図6に示した撮像素子の分光感度特性(図6の実線)にIRCFの特性を掛け合わせ赤外領域での色覚補正を行った場合(図6破線)と、IRCFを備えない撮像素子の分光感度特性(図6の実線)と、本実施の形態に示す分光感度特性補正手段6によるマトリクス演算を行った場合の、それぞれのカラーパッチの色と、カラーターゲットとしたカラーパッチの色との色差ΔE*ab(JIS Z8730−1996)を示している。
マクベスカラーチェッカーには、24種のカラーパッチがあり、それぞれについて色差値の平均が平均値として示され、24種のカラーパッチの中で最大の色差値が最大値として示されている。マトリクス係数は前記の最小二乗法で誤差が最小となる係数を選択している。色差ΔE*abの値が小さいほうがターゲットカラーの色に近く、0の場合完全に一致していることを意味する。また色差ΔE*abが大きくなるにつれて色再現性の、目標とすべき色からの隔たりが大きくなっていることを意味している。
図20に示した結果からわかるように、IRCFを有さない撮像素子の分光感度特性(図6の実線)のときと比べ著しく色再現性が改善されており、IRCFを有した場合に比べても色差ΔE*abが小さいことからほとんど差異のない色再現性が実現できていることが分かる。
なお、図17乃至図19はΣR/ΣGに対してそれぞれのマトリクス係数を記述したが、比ΣB/ΣGは比ΣR/ΣGに対して一義的に求められるため、ΣB/ΣGに対してそれぞれのマトリクス係数を求めても同様の効果は得られる。
また、上記の例では、積算手段9がDC再生手段4の出力を積算しているが、ADC3の出力を積算するようにしても良く、ホワイトバランス手段5の出力を積算するようにしても良い。
なお、上記の実施の形態では、もともとホワイトバランス手段5における演算のために必要な積算値ΣR、ΣG、ΣBを求める積算手段9の出力を用いて除算手段12における演算を行っている。この場合、積算手段9は、色信号生成手段20の一部であるとともに、それとは異なる役割をも有している。
除算手段12は、上記のように、比ΣR/ΣG及び比ΣB/ΣGのいずれか一方を求めればよいので、除算手段12のために積算手段9とは別の積算手段を設ける場合には、R信号の積算値ΣRとB信号の積算値ΣBのいずれか一方と、G信号の積算値ΣGとを求めるものとすればよい。
上記の実施の形態によれば、照明の色温度に応じてマトリクス係数を変えて、照明の色温度によらず常に良好な色再現性を得ることができる。
実施の形態3.
図21はこの発明の実施の形態3による撮像装置を示す概略構成図である。図21において、図10と同じ符号は同様の部材を示す。図10に示した撮像装置と異なる点は、輝度色差信号生成手段8の代わりに、輝度色差信号生成手段28が設けられていること、加算手段14と、判定手段15と、特定マトリクス生成手段16と、選択手段17と、係数生成手段18とが付加されていることである。
加算手段14は、積算手段9が出力するR信号の積算値ΣR、G信号の積算値ΣG、およびB信号の積算値ΣBの総和ΣRGBを求める。
判定手段15は、加算手段14の出力が所定値より大きいか小さいかの判定を行い、所定値よりも大きいときは、第1のモードを指定する信号を生成し、所定値よりも小さいときは第2のモードを指定する信号を生成する。
特定マトリクス生成手段16は、特定の係数から成るマトリクスを生成する。特定マトリクスは、例えば式(1)における係数マトリクスにおいて、r1=g2=b3=1とするとともに、他のマトリクス係数をすべて0としたものである。
選択手段16は、判定手段15の判定結果に基いて、係数生成手段13の出力又は特定マトリクス生成手段16の出力のいずれかを選択して出力する。即ち、判定手段15が第1のモードを指定する信号を生成しているときは、係数生成手段13の出力を選択して出力し、判定手段15が第2のモードを指定する信号を生成しているときは、特定マトリクス生成手段16の出力を選択して出力する。
係数生成手段18は、判定手段15の出力に基いて係数を決定する。即ち、判定手段15が第1のモードを指定する信号を出力しているとき(加算手段14の出力が所定値より大きいと判定されたとき)は、第1のマトリクス係数を出力し、判定手段15が第2のモードを指定する信号を出力しているとき(加算手段14の出力が所定値より小さいと判定されたとき)は、第1のマトリクス係数とは異なる第2のマトリクス係数を出力する。
輝度色差信号生成手段28は、マトリクス演算で用いられるマトリクス係数y1乃至y3、cr1乃至cr3、cb1乃至cb3が定数ではなく変数であり、係数生成手段18から供給される係数を用いる点で輝度色差信号生成手段8とは異なる。
判定手段15が第1のモードを指定する信号を出力しているときは、選択手段16が係数生成手段13の出力を分光感度特性補正手段6に供給するので、分光感度特性補正手段6の動作は、実施の形態2で説明したのと同様である。
一方、判定手段15が第2のモードを指定する信号を出力しているときは、選択手段16が特定マトリクス生成手段16の出力を選択して出力するので、分光感度特性補正手段6の出力はその入力と等しいものとなる。
輝度色差信号生成手段28で用いられる係数も判定手段15が第1のモードを指定する信号を出力しているか第2のモードを指定する信号を出力しているかによって変更される。以下のその変更の意義について説明する。
上記の式(2)に示したマトリクス係数はRGB信号からYCrCbへの変換マトリクスであり、輝度信号(Y信号)の生成に当たっては、人間の目の比視感度特性に近似するようにR,G,B信号の混合比を選択している。
図22に比視感度特性の一例をY1(λ)として示す。Y信号を人間の目の比視感度特性に近似させることにより、YCrCbにてカラー信号を表示するときは色再現性が正しく表示され、Y信号だけ表示するときは白黒の画像として人間の比視感度特性に近似した形で表示されるため人間の目の特性に合った適切な表示が行われる。
一方、照明による照度が低く、撮像装置の通常の感度では撮像が困難な場合には、増幅手段2の増幅利得が大きくなるため映像信号に対してノイズが大きくなりS/N(Signal to Noise Ratio)の良くない画像となる。積算手段9から得られたR又はB及びGの積算値が小さいとき、即ち、加算手段14の出力が所定値よりも小さいときは、葉被写体照度が低いと判断し、輝度色差信号生成手段28の輝度信号Yを求めるためのマトリクス係数を変え、見かけ上の感度を向上させる。例えば、図23に示すように近赤外側に感度のピークをもつ分光特性に近似させた特性が得られるように輝度色差信号生成手段9のマトリクス係数を変える。その場合、Rの成分を多く含む混合比とするため、例えば、Y=0.1B+0.4G+0.5Rとすれば、全波長における積算値は大きくなるため、感度が相対的に向上することになる。また、そのときにはY信号が人間の目の比視感度特性と異なるため、色再現性の差異が気にならないようにCr、Cbの出力信号を0の白黒画像とし、色再現性が大きくずれることを防ぐ。
即ち、輝度色差信号生成手段28は、通常撮像時(加算手段14の出力ΣRGBが所定値よりも大きいとき)には、マトリクス係数をy1=0.2990、y2=0.5870、y3=0.1140、cr1=−0.1687、cr2=−0.3313、cr3=0.5000、cb1=0.5000、cb2=−0.4187、cb3=−0.0813にて演算を行い、暗時(加算手段14の出力ΣRGBが所定値よりも小さいとき)には、y1=0.1、y2=0.4、y3=0.5、cr1=0.0、cr2=0.0、cr3=0.0、cb1=0.0、cb2=0.0、cb3=0.0のマトリクス係数にて演算を行う。
ここに挙げた暗時のマトリクス係数は一例であり、R信号の混合比を増やしていけば相対的に感度が向上するので適切なマトリクス係数を選択すればよい。
以上のように、加算手段14の出力に応じて分光感度特性補正手段6における演算内容を切り換え、輝度色差信号生成手段28におけるマトリクス演算に用いる係数を変更することで、従来の監視カメラのように通常のカラー画像を撮像するときにはIRCFを装着し、暗時に白黒画像を撮像するときはIRCFをはずす着脱の必要が無くなり、分光感度特性補正手段6および輝度色差信号生成手段28のマトリクス係数を変化させることで両方の撮像を可能とすることができ、かつ通常撮像時でもIRCFの必要もなくない。
なお、上記の実施の形態では、判定手段15によって、加算手段14の出力が所定値よりも小さいとの判定がなされたときは、選択手段17で特定マトリクス生成手段16の出力を選択するようにしているが、このようにする代わりに、分光感度特性補正手段6の入力側端子と出力側端子とを短絡するように構成しても良い。
実施の形態4.
以上の実施の形態1乃至3において、さらに、分光感度特性補正手段6以降の処理は、特に静止画の場合には、ソフトウェアによって、即ち、プログラムされたコンピュータによって実現することができる。
実施の形態5.
以上の実施の形態の撮像装置は、動画や静止画を撮像するビデオカメラ、カメラ一体型VTR、デジタルスチルカメラ、PCカメラ、並びに携帯電話や携帯端末機に内蔵されるデジタルスチルカメラに適用可能であり、これらからIRCFを不要とし、かつ暗視に利用することが多い、監視カメラや車載カメラなどにも適用できる。
図24は、その一例として、図1の撮像装置を用いたデジタルスチルカメラを構成した場合の概略図を示す。
図1にように、このディジタルカメラは、図1に示した撮像装置を構成する各要素のうち、撮像手段1の代わりに撮像手段21を備え、さらにシャッタボタン19、シャッタ駆動手段32、表示駆動手段33、ビューファインダ34、画像圧縮手段35、及び書き込み手段36を付加したものである。
撮像手段21が、撮像手段1と異なるのは、図示しないシャッタを備えている点である。
シャッタ駆動手段32は、シャッタボタン19の操作に応じてシャッタを駆動する。
表示駆動手段33は、輝度色差信号生成手段8の出力を受けてビューファインダ34に画像を表示させる。
ビューファインダ34は、例えば液晶表示装置で構成され、表示駆動手段33に駆動されて、撮像手段1で撮像されている画像を表示する。
画像圧縮手段35は、輝度色差信号生成手段8の出力を受けて例えばJPEGに準拠した画像圧縮を行なう。
書き込み手段36は、画像圧縮手段35で圧縮されたデータを記録媒体37に書き込む。
撮像装置を動画撮影に用いて、画像データを図示しない機器に伝送する場合、輝度色差信号生成手段の出力をエンコードしてNTSC信号を生成して出力する。
この発明の実施の形態1を示す撮像装置を示す図である。 (a)及び(b)は、色フィルタを備えた単板撮像素子の一部を示す図である。 図1の分光感度特性補正手段の構成を示す図である。 図3の3行9列のマトリクス演算手段の構成を示す図である。 CIE1931に示す等色関数を示す図である。 撮像手段、IRCF、およびそれらを乗算した分光感度特性を示す図である。 図6に示した分光感度特性の近赤外領域を拡大した図である。 撮像手段のg(λ)の分光感度特性を非線形変換したときの分光感度特性を示す図である。 3板撮像素子の光学系の構成を示した図である。 この発明の実施の形態2を示す撮像装置を示す図である。 黒体輻射における3000K時の分光特性を示す図である。 黒体輻射における6500K時の分光特性を示す図である。 3000Kの照明下における撮像素子と照明の分光感度を掛け合わせた分光感度特性を示す図である。 6500Kの照明下における撮像素子と照明の分光感度を掛け合わせた分光感度特性を示す図である。 RGBの積算値の比相互間の関係を示す図である。 sRGB(IEC61966−9)の分光特性を示す図である。 ΣR/ΣGとマトリクス係数との関係を示す表である。 ΣR/ΣGとマトリクス係数との関係を示す表である。図である。 ΣR/ΣGとマトリクス係数との関係を示す表である。図である。 照明の色温度に対する、本発明による色差と従来の撮像装置における色差とを示した表である。 この発明の実施の形態3を示す撮像装置を示す図である。 撮像手段の分光感度特性と比視感度特性を示した図である。 撮像手段の分光感度特性と暗時の輝度信号の分光感度特性を示した図である。 図1の撮像装置を備えたディジタルカメラの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1、21 撮像手段、 2 増幅手段、 3 A/D変換器(ADC)、 4 直流成分(DC)再生手段、 5 ホワイトバランス(WB)手段、 6 分光感度特性補正手段、 67 マトリクス演算手段、 611乃至639 乗算手段、 641、642、643 加算手段、 7 ガンマ(γ)補正手段、 8、28 輝度色差信号生成手段、 9 積算手段、 10a レンズ、 10b カラーフィルタ、 10c ダイクロイックプリズム、 11 撮像素子、 11r Rの光を受光する撮像素子、 11g Gの光を受光する撮像素子、 11b Bの光を受光する撮像素子、 12 除算手段、 13 係数生成手段、 14 加算手段、 15 判定手段、 16 特定マトリクス生成手段、 17 選択手段、 18 係数生成手段、 31 シャッタボタン、 32 シャッタ駆動手段、 33 表示駆動手段、 34 ビューファインダ、 35 画像表示手段、 36 書き込み手段、 37 記録媒体。

Claims (29)

  1. 入射光を受けて、入射光に対応した第1の赤、緑、青の色信号を出力する色信号生成手段と、
    前記第1の赤、緑、青の色信号と、前記第1の赤、緑、青の色信号に予め定めた第1の定数を指数としてべき乗することによって得られる色信号と、前記第1の赤、緑、青の色信号に予め定めた第2の定数を指数としてべき乗することによって得られる色信号と、これらに対する係数との乗算と、この乗算の結果の相互加算とを含むマトリクス演算を行って第2の赤、緑、青の色信号を生成する分光感度特性補正手段とを備え、
    前記第1の定数、前記第2の定数、及び前記係数は、前記色信号生成手段と前記分光感度特性補正手段の総合的な特性が、人間の色覚特性又はそれを線形変換することによって得られる分光感度特性に近似したものとなり、前記色信号生成手段の近赤外域での応答特性を補正するように定められている
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の定数は1より小さく、前記第2の定数は1より大きいことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 第1の赤、緑、青の色信号をR5、G5、B5とし、前記第2の赤、緑、青の色信号をR6、G6、B6とするとき、前記分光感度特性補正手段は下記の式(1)、即ち、
    Figure 0004397724
    (ここで、i<1、j>1、
    r1乃至r9、g1乃至g9、およびb1乃至b9は係数)
    の演算を行うことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  4. 前記係数は色信号生成手段の赤、緑、青の分光感度特性における、可視領域から近赤外領域のそれぞれの分光感度特性の差を利用して、前記色信号生成手段と前記分光感度特性補正手段の総合的な特性が、人間の色覚特性又はそれを線形変換することによって得られる分光感度特性に近似したものとなり、前記色信号生成手段の近赤外域での応答特性を補正するように定められていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記可視領域から近赤外領域が略650nmから1100nmの領域であることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記色信号生成手段が、
    入射光を、赤、緑、青の互いに異なる3つの光に分離する色分離手段と、
    色分離された光を受けて、赤、緑、青の色信号を出力する撮像素子と
    を備えた撮像手段
    を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記撮像手段が1枚の撮像素子を有し、
    前記色分離手段が、前記撮像素子上に形成された画素毎の赤、緑、青の3種の色フィルタを含むことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像手段が3枚の撮像素子を有し、
    前記色分離手段が、入射光を受けて赤、緑、青の3つの光に分離して前記3枚の撮像素子に導くダイクロイックプリズムを含む
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  9. 前記色信号生成手段内の前記撮像手段から得られた赤、緑、青の色信号又はこれに対応する色信号を画面内の複数の画素にわたって積算し、赤の色信号の積算値ΣR又は青の色信号の積算値ΣBと、緑の色信号の積算値ΣGとを求める積算手段と、
    前記積算手段により求められた赤の色信号の積算値ΣR又は青の色信号の積算値ΣBと緑の色信号の積算値ΣGの比ΣR/ΣG又は比ΣB/ΣGを算出する除算手段と、
    前記比ΣR/ΣG又は比ΣB/ΣGの値に応じて前記分光感度特性補正手段の前記係数を変化させる手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  10. 前記色信号生成手段が、前記撮像手段から出力された色信号の直流成分を再生する直流成分再生手段を有し、前記積算手段が前記直流成分再生手段から出力される色信号の積算値を求めることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  11. 前記色信号生成手段と前記分光感度特性補正手段の総合的な特性が、CIE1931等色関数又はCIE1931等色関数を線形変換することにより得られた等色関数に近似したものとなるように前記係数を定めることにより、前記色信号生成手段と前記分光感度特性補正手段の総合的な特性が、人間の色覚特性又はそれを線形変換することによって得られる分光感度特性に近似したものとなるようにすることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の撮像装置。
  12. 前記分光感度特性補正手段から得られた第2の赤、緑、青の色信号と、係数との乗算を含むマトリクス演算を行うことにより、輝度信号および2つの色差信号を算出する輝度色差信号生成手段をさらに有し、
    第1のモードにおいては、
    前記分光感度特性補正手段が、上記のように、前記色信号生成手段と前記分光感度特性補正手段の総合的な特性が、人間の色覚特性又はそれを線形変換することによって得られる分光感度特性に近似したものとなるように補正演算を行い、
    前記輝度色差信号生成手段が、前記第2の色信号の色の情報を保持したまま色差信号を生成するように前記係数を定め、
    第2のモードにおいては、
    前記分光感度特性補正手段が、前記第2の赤、緑、青の色信号が前記第1の赤、緑、青の色信号と等しいものとなるようにし、
    前記輝度色差信号生成手段が、色差信号をゼロとし、輝度信号のみを出力を行うように前記係数を定める
    ことを特徴とする
    請求項1乃至11のいずれかに記載の撮像装置。
  13. 前記輝度色差信号生成手段によるマトリクス演算が、前記第2の赤、緑、青の色信号に3行3列の係数マトリクスを掛ける線形マトリクス演算であることを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記分光感度特性補正手段が前記第2の動作モードにおいては前記第1のモードとは異なる係数を用いてマトリクス演算を行うことにより前記第2の色信号を前記第1の色信号と等しいものにすることを特徴とする請求項12又は13に記載の撮像装置。
  15. 前記色信号生成手段から得られる赤、緑、青の色信号の複数の画素についての積算値が予め定められた値より大きいときは、前記分光感度特性補正手段及び前記輝度色差信号生成手段が前記第1のモードで動作し、
    前記色信号生成手段から得られる赤、緑、青の色信号の複数の画素についての積算値が予め定められた値より小さいときは、前記分光感度特性補正手段及び前記輝度色差信号生成手段が前記第2のモードで動作する
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の撮像装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれかに記載の撮像装置と、
    前記撮像装置から出力される画像データを記録媒体に書き込む手段とを備えた
    カメラ。
  17. 入射光を受けて、入射光に対応した第1の赤、緑、青の色信号を生成する色信号生成手段を備えた撮像装置における信号処理方法であって、
    前記第1の赤、緑、青の色信号と、前記第1の赤、緑、青の色信号に予め定めた第1の定数を指数としてべき乗することによって得られる色信号と、前記第1の赤、緑、青の色信号に予め定めた第2の定数を指数としてべき乗することによって得られる色信号と、これらに対する係数との乗算と、この乗算の結果の相互加算とを含むマトリクス演算を行って第2の赤、緑、青の色信号を生成する分光感度特性補正工程を有し、
    前記第1の定数、前記第2の定数、及び前記係数は、前記色信号生成手段における色信号生成と前記分光感度特性補正工程における補正の総合的な特性が、人間の色覚特性又はそれを線形変換することによって得られる分光感度特性に近似したものとなり、前記色信号生成手段の近赤外域での応答特性を補正するように定められている
    ことを特徴とする信号処理方法。
  18. 前記第1の定数は1より小さく、前記第2の定数は1より大きいことを特徴とする請求項17に記載の信号処理方法。
  19. 第1の赤、緑、青の色信号をR5、G5、B5とし、前記第2の赤、緑、青の色信号をR6、G6、B6とするとき、前記分光感度特性補正工程は下記の式(1)、即ち、
    Figure 0004397724
    (ここで、i<1、j>1、
    r1乃至r9、g1乃至g9およびb1乃至b9は係数)
    の演算を行うことを特徴とする請求項17に記載の信号処理方法。
  20. 前記係数は色信号生成手段の赤、緑、青の分光感度特性における、可視領域から近赤外領域のそれぞれの分光感度特性の差を利用して、前記色信号生成手段における色信号生成と前記分光感度特性補正工程における補正の総合的な特性が、人間の色覚特性又はそれを線形変換することによって得られる分光感度特性に近似したものとなり、前記色信号生成手段の近赤外域での応答特性を補正するように定められていることを特徴とする請求項17乃至19のいずれかに記載の信号処理方法。
  21. 前記可視領域から近赤外領域が略650nmから1100nmの領域であることを特徴とする請求項20に記載の信号処理方法。
  22. 前記色信号生成手段が、
    入射光を、赤、緑、青の互いに異なる3つの光に分離する色分離手段と、
    色分離された光を受けて、赤、緑、青の色信号を出力する撮像素子と
    を備えた撮像手段を利用して行われることを特徴とする請求項17乃至21のいずれかに記載の信号処理方法。
  23. 前記色信号生成手段内の前記撮像手段から得られた赤、緑、青の色信号又はこれに対応する色信号を画面内の複数の画素にわたって積算し、赤の色信号の積算値ΣR又は青の色信号の積算値ΣBと、緑の色信号の積算値ΣGとを求める積算工程と、
    前記積算工程により求められた赤の色信号の積算値ΣR又は青の色信号の積算値ΣBと緑の色信号の積算値ΣGの比ΣR/ΣG又は比ΣB/ΣGとを算出する除算工程と、
    前記比ΣR/ΣG又は比ΣB/ΣGの値に応じて前記分光感度特性補正工程の前記係数を変化させる工程と
    をさらに有することを特徴とする請求項22に記載の信号処理方法。
  24. 前記色信号生成手段が、前記撮像手段から出力された色信号の直流成分を再生する直流成分再生工程を有し、前記積算工程が前記直流成分再生工程の結果生成される色信号の積算値を求めることを特徴とする請求項23に記載の信号処理方法。
  25. 前記色信号生成手段における色信号生成と前記分光感度特性補正工程における補正の総合的な特性が、CIE1931等色関数又はCIE1931等色関数を線形変換することにより得られた等色関数に近似したものとなるように前記係数を定めることにより、前記色信号生成手段における色信号生成と前記分光感度特性補正工程における補正の総合的な特性が、人間の色覚特性又はそれを線形変換することによって得られる分光感度特性に近似したものとなるようにすることを特徴とする請求項17乃至24のいずれかに記載の信号処理方法。
  26. 前記分光感度特性補正工程から得られた第2の赤、緑、青の色信号と、係数との乗算を含むマトリクス演算を行うことにより、輝度信号および2つの色差信号を算出する輝度色差信号生成工程をさらに有し、
    第1のモードにおいては、
    前記分光感度特性補正工程が、上記のように、前記色信号生成手段における色信号生成と前記分光感度特性補正工程における補正の総合的な特性が、人間の色覚特性又はそれを線形変換することによって得られる分光感度特性に近似したものとなるように補正演算を行い、
    前記輝度色差信号生成工程が、前記第2の色信号の色の情報を保持したまま色差信号を生成するように前記係数を定め、
    第2のモードにおいては、
    前記分光感度特性補正工程が、前記第2の赤、緑、青の色信号が前記第1の赤、緑、青の色信号と等しいものとなるようにし、
    前記輝度色差信号生成工程が、色差信号をゼロとし、輝度信号のみを生成するように前記係数を定める
    ことを特徴とする請求項17乃至25のいずれかに記載の信号処理方法。
  27. 前記輝度色差信号生成工程によるマトリクス演算が、前記第2の赤、緑、青の色信号に3行3列の係数マトリクスを掛ける線形マトリクス演算であることを特徴とする請求項26に記載の信号処理方法。
  28. 前記分光感度特性補正工程が前記第2の動作モードにおいては前記第1のモードとは異なる係数を用いてマトリクス演算を行うことにより前記第2の色信号を前記第1の色信号と等しいものにすることを特徴とする請求項26又は27に記載の信号処理方法。
  29. 前記色信号生成手段から得られる赤、緑、青の色信号の複数の画素についての積算値が予め定められた値より大きいときは、前記分光感度特性補正工程及び前記輝度色差信号生成工程が前記第1のモードで動作し、
    前記色信号生成手段から得られる赤、緑、青の色信号の複数の画素についての積算値が予め定められた値より小さいときは、前記分光感度特性補正工程及び前記輝度色差信号生成工程が前記第2のモードで動作する
    ことを特徴とする請求項26又は27に記載の信号処理方法。
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