JP4781825B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

この発明は、撮像装置に係り、特に高感度化に好適な撮像装置に関するものである。
CCDセンサまたはMOSセンサなどのイメージセンサを用いて光電変換を行い、これに信号処理を施して所定の映像または画像の信号を得る撮像装置は、通常可視光の領域のみならず、可視光の領域よりも波長の長い近赤外領域にも感度を持っている。良好な色再現性を得るためには人間の視感度に合わせた分光感度特性を持たせる必要があり、そのために例えば赤外カットフィルタを用いて近赤外光を遮断することが行われている。
一方、監視カメラのように色再現性よりも感度を重視する場合には、近赤外領域の光(近赤外線)を利用して高感度化することが可能である。イメージセンサも近赤外光を受光させる場合には、近赤外光を遮断する前記赤外カットフィルタを用いることはできない。
そこで、カラーの映像を得るときには赤外カットフィルタを装着し、高感度撮像の際には、赤外カットフィルタをはずすための着脱機構を設け、かつ高感度撮像の時には良好な色再現性が得られないため、色差信号を出力せずに、白黒映像のみを出力することとしていた。
赤外カットフィルタの着脱を自動的に行う従来の撮像装置の一例においては、照度が比較的高く、絞りが所定の絞り値以上に絞られた状態では通常フィルタオン状態となり、照度が下がった暗い環境で絞りが開放になったときにはフィルタオフ状態となる構成にしている(例えば、特許文献1参照)。
また、除去波長を変えた複数の赤外カットフィルタを切り替えて高感度化と色再現性の両立を図ろうとする従来技術も提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2001−36807号公報(3頁、図2) 特開2003−134522号公報(4頁、図1、図3)
しかしながら、特許文献1の示す従来技術では赤外カットフィルタを着脱するための機構部品が必要であり、撮像装置が大きくなるとともに、高感度撮像時には白黒画像しかえられないという問題があった。
さらに、特許文献2に示される従来技術でも赤外カットフィルタを切り替える機構部品および多種の色フィルタを設けなければならないため、装置が大型になるという問題があった。
本発明は、上述の課題を解消するためになされたもので、
近赤外カットフィルタが設けられておらず、受光素子の分光感度特性が略400nmから700nmまでの可視領域および略700nmから1100nmまでの近赤外領域まで感度を有し、各画素がグリーン、シアン、マジェンタ、及びイエローの色フィルタのいずれかを備え、前記グリーン、シアン、マジェンタ、及びイエローの色フィルタが所定の繰り返しパターンで配列されたイメージセンサと、
前記イメージセンサのそれぞれ垂直方向に隣り合う2つの画素の信号を混合して、各々前記垂直方向に隣り合う2つの画素で構成され、それぞれイメージセンサ上の位置に対応して行列状に配置された4種の画素対の、4種の混合信号を前記イメージセンサから読み出す駆動手段と、
前記画素対のうちの、水平方向に隣り合う2つの画素対の2つの混合信号を加算して、該2つの画素対の明るさを示す明るさ信号を生成する第1のマトリクス演算手段と、
前記画素対のうちの、水平方向及び垂直方向に隣り合う2行2列の画素対から成る画素対群のうちの斜め方向に整列した2つの画素対の混合信号の加減算により、赤及び青の色信号を生成し、垂直方向に隣り合う2つの画素対の混合信号の加減算により緑の色信号を生成する第2のマトリクス演算手段と、
前記第2のマトリクス演算手段によって生成された赤、緑、及び青の色信号から、前記2行2列の画素対から成る画素対群の彩度及び色相を表す2種の色差信号を生成する第3のマトリクス演算手段とを具備し、
前記明るさ信号を水平方向に隣り合う2つの画素対の明るさの情報として、前記2つの色差信号を前記水平方向及び垂直方向に隣り合う前記2行2列の画素対から成る画素対群の色の情報として出力し、
前記色フィルタを備えた画素の各々の信号が、可視領域の信号成分と近赤外領域の信号成分とを含み、
近赤外領域において、グリーン及びシアンの色フィルタの感度が、マジェンタ及びイエローの色フィルタの感度よりも高く、
前記4種の混合信号のうちの、
前記シアンの色フィルタを備えた画素の信号と、前記グリーンの色フィルタを備えた画素の信号との混合信号を(Cy+G)で表し、
前記イエローの色フィルタを備えた画素の信号と、前記マジェンタの色フィルタを備えた画素の信号との混合信号を(Ye+Mg)で表し、
前記マジェンタの色フィルタを備えた画素の信号と、前記シアンの色フィルタを備えた画素の信号との混合信号を(Mg+Cy)で表し、
前記グリーンの色フィルタを備えた画素の信号と、前記イエローの色フィルタを備えた画素の信号との混合信号を(G+Ye)で表すとき、
前記第2のマトリクス演算手段(7)が、
R=(Ye+Mg)−(Mg+Cy)
で表される赤の色信号を生成し、
G=(Cy+G)−(Mg+Cy)
で表される緑の色信号を生成し、
B=(Cy+G)−(G+Ye)
で表される青の色信号を生成することを特徴とする撮像装置を提供する。
本発明によれば、高感度を実現しながら、色の正確な認識が可能な良好な色再現性を得ることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による撮像装置の概略構成図である。図1において、レンズ1を介して入射された光はイメージセンサ2上に結像される。イメージセンサ2は図2に示すように光電変換するための光電変換素子(以後、「受光素子」或いは「フォトダイオード」と言うときがある)が行乃至ライン方向(図2で横方向)及び列方向(図2で縦方向))に整列した複数の画素として設けられており、各画素は、互いに異なる複数種類の色の色フィルタのいずれかを備え、それぞれの画素には互いに異なる色の色フィルタが所定の繰り返しパターンで配列されている。図示の例では、色フィルタとして、シアン(Cy)、マジェンタ(Mg)、グリーン(G)、イエロー(Ye)の補色の4種が配列されている。図示の例の色フィルタの配列は、補色市松状の配列とも言われるものである。
それぞれの色フィルタが配列された画素の分光特性を図3に示す。色フィルタはそれぞれ400nmから700nmまでの可視領域及び略700nmから1100nmまでの近赤外領域まで感度を有する。即ち、それぞれの分光感度特性は略400nmから感度を有しており、600nm近辺から緩やかに感度が低くなるが、イメージセンサ2のフォトダイオード自体が有する感度である1100nm近辺で感度がなくなる。すなわち人間の目が700nmより長い波長の光を感じることができないのに対してイメージセンサは1100nm近辺まで感度を有することとなり、目で見た色再現とは異なった色再現性となる。ここでの色再現性とは人間の目で見て赤いと見えたものは赤く、緑に見えるものは緑に再現できることである。よって、従来の撮像装置では赤外光を除去する赤外カットフィルタ(IRCF; Infra−Red Cut Filter)をイメージセンサの前に設けていた。IRCFの分光特性IRCF(λ)を図3に合わせて示す。IRCFにより、650nmより短い波長から徐々に透過率を低下し、650nmで約50%、そして700nmで透過率が0となることで近赤外線を除去する。
本発明の撮像装置ではIRCFは設けないため、各画素の分光感度特性は図3に示したCy(λ),Mg(λ),G(λ),Ye(λ)で示す実線の如くとなり、近赤外領域まで感度を有する。
駆動手段3は図2に示したイメージセンサ2を駆動して映像信号を出力させる。イメージセンサ2は上下2画素、即ち垂直方向に隣り合う(垂直方向に整列し、互いに隣接する)2画素を混合して信号(混合信号)を出力する。
これらの混合信号は、イメージセンサ2上の位置に対応して行列状に配置された画素対の混合信号であると言える。即ち、これらの画素対は、イメージセンサ2の行方向及び列方向に対応する行方向及び列方向を有し、各行(ライン)がイメージセンサ2の垂直方向に隣り合う2行に対応し、各列がイメージセンサ2上の各列に対応して行列状に配列されたものであり、その配列の一部が図4に示されている。以下の説明では、イメージセンサ2の各行との混同を避けるため、画素対の各行を各ラインと言うことがある。
また、本撮像装置はテレビジョン信号のインターレース方式に準じた撮像装置であり、奇数フィールドと偶数フィールドとでは混合する行の組み合わせが異なる。例えば、奇数フィールドでは第j+1行と第j+2行との混合信号が第nラインの出力信号(画素対の混合信号)となり、第j+3行と第j+4行との混合信号が第n+1ラインの出力信号(画素対の混合信号)となり、第nラインの画素対の混合信号は、Cy+G,Ye+Mg,Cy+G,Ye+Mg・・・と言う順にイメージセンサ2から出力され、次の第n+1ラインの画素対の混合信号は、Mg+Cy,G+Ye,Mg+Cy,G+Ye・・・・と言う順に出力される。一方、偶数フィールドでは画素混合の組み合わせの行を変え、第j行と第j+1行との混合信号が第nラインの出力信号(画素対の混合信号)、第j+2行と第j+3行との混合信号が第n+1行の出力信号(画素対の混合信号)となる。第nラインの画素対の混合信号はCy+G,Ye+Mg,Cy+G,Ye+Mg・・・と言う順でイメージセンサ2から出力され、次の第n+1ラインはMg+Cy,G+Ye,Mg+Cy,G+Ye・・・・と言う順に出力される。奇数フィールドの第nラインと偶数フィールドの第nラインでは、画素対に含まれる画素の色(フィルタの色)の組合せが互いに同じであり、奇数フィールドの第n+1ラインと偶数フィールドの第n+1ラインでは、画素対に含まれる画素の色(フィルタの色)の組合せが互いに同じである。
以上のようにして、駆動手段3は、イメージセンサ2のそれぞれ垂直方向に隣り合う2つの画素の信号を混合して、前記垂直方向に隣り合う2つの画素で構成され、それぞれイメージセンサ上の位置に対応して行列状に配置された4種の画素対の、4種の混合信号(Cy+G;Ye+Mg;Mg+Cy;G+Ye)をイメージセンサ2から読み出す。
なお、上記のように、本撮像装置はテレビジョン信号のインターレース方式に準じた撮像装置であり、読み出しの奇数フィールドは、表示側の奇数フィールドに相当し、読み出しの偶数フィールドは、表示側の偶数フィールドに相当する。そのため、読み出しが画素対であっても2つのフィールドで1つのフレームを構成し、奇数フィールドの各ラインの信号は、偶数フィールドの各ラインの間に位置するため、垂直方向に1フレームの画素数が低下するわけではない。
イメージセンサ2から読み出された混合信号は順次、アナログフロントエンド(AFE)4に入力され、ノイズ除去や利得調整がなされる。アナログフロントエンド(AFE)4は、ノイズを除去する相関二重サンプリング回路と信号振幅を一定に制御する可変ゲインアンプから構成される。さらに映像信号はADコンバータ(ADC)5を介して第1のマトリクス演算手段6に入力される。第1のマトリクス演算手段6は、混合読み出しされた混合信号(画素対の混合信号)を加減算して各画素対の明るさを表す信号Lを生成する。具体的には、水平方向に隣り合う2つの画素対の混合信号を加算して((Cy+G)+(Ye+Mg);(Mg+Cy)+(G+Ye))、該画素対の明るさを示す明るさ信号Lを生成する。生成のための演算が次式(1A)及び(1B)で表される。
Ln,m=(Cy+G)n,m+(Ye+Mg)n,m+1
…式(1A)
Ln+1,m=(Mg+Cy)n+1,m+(G+Ye)n+1,m+1
…式(1B)
式(1A)及び(1B)で示したLの添え字「n」、「n+1」は混合信号に対応する画素対のライン番号を表し、「m」、「m+1」は混合信号に対応する画素対の列番号を表す。混合信号はそれぞれの色成分が繰り返されるため、第m+1列の明るさLは次式で表すことができる。
Ln,m+1=(Ye+Mg)n,m+1+(Cy+G)n,m+2
…式(2A)
Ln+1,m+1=(G+Ye)n+1,m+1 + (Mg+Cy)n+1,m+2
…式(2B)
このようにして、第1のマトリクス演算手段6は、4種の混合信号のうちの、それぞれ上記イメージセンサ2の水平方向に隣り合う(水平方向に整列し、互いに隣接する)2つの画素対の2つの混合信号を加算して((Cy+G)+(Ye+Mg)又は(Mg+Cy)+(G+Ye)の演算により)2つの画素対の明るさを示す信号(L)を生成する。本願では、この信号を「明るさ信号」と呼ぶ。
ここで、それぞれの色フィルタの特性について詳細に説明する。先に説明したように、それぞれの画素はIRCFを有さない撮像装置であるため、可視領域と近赤外領域との2つの成分が含まれている。ここで、IRCFを介して得られる可視領域の信号成分を添え字「v」をつけて表す。近赤外領域の信号成分を添え字「ir」をつけて表す。よって、それぞれの画素から得られる信号は次式(3A)〜(3D)にて表される。
Cy=Cyv+Cyir …式(3A)
Mg=Mgv+Mgir …式(3B)
G=Gv+Gir …式(3C)
Ye=Yev+Yeir …式(3D)
式(3A)〜(3D)に示した可視領域の信号成分と近赤外領域の信号成分とに分けた場合、式(1A)、式(1B)、式(2A)、式(2B)で表された信号Lは次式(4)で表される。
L=(Cyv+Mgv+Gv+Yev)+(Cyir+Mgir+Gir+Yeir)
…式(4)
人間が見る場合の被写体の明るさは輝度であり、輝度信号の分光特性は被視感度特性にて表される。式(4)で添え字「v」のついた信号成分が概ねそれに相当する。近赤外領域の光から得られる不要な信号である添え字「ir」のついた信号成分は色再現性を重んじる場合には不要な信号であり、近赤外領域を含むため前記視感度特性からの誤差となる。しかし、少数の特殊な被写体(黒の化繊)などを除くと被写体の輝度分布は違和感無く、ほぼ再現することができ、人間の目で見たときの明るい部分、暗い部分が近赤外領域を含むと逆転する現象、即ち階調が反転する現象は生じない。よって、従来の撮像装置の輝度信号Yと比較して上記の式で表されるLは映像の明るさを表す信号としては大差の無い映像信号である。
ADC5から出力された映像信号は第2のマトリクス演算手段7にも入力される。
第2のマトリクス演算手段7は、互いに水平方向及び垂直方向に隣り合う2行2列の画素対から成る画素対群のそれぞれの画素対の混合信号の加減算を含む演算により前記2行2列の画素対から成る画素対群の3種の色信号R,G,Bを生成する。
より具体的には、水平方向及び垂直方向に隣り合う2行2列の画素対から成る画素対群のうちの、斜め方向に整列した2つの画素対の混合信号の加減算により、赤(R)および青(B)の色信号を生成し、垂直方向に隣り合う2つの画素対の混合信号の加減算により緑(G)の色信号を生成する。そのためのマトリクス演算の一例を式(5)及び式(6)に示す。
Figure 0004781825

Figure 0004781825

式(5)及び式(6)において、右辺の2番目のマトリクスは、図4に示した2行2列の画素対から成る画素対群の混合信号をベクトルにて表記したものである。式(5)は第m列の信号を求めるときのマトリクス係数の一例を示し、式(6)は第m+1列の信号を求めるときのマトリクス係数の一例を示す。式(5)及び式(6)の右辺の1番目のマトリクスは、係数マトリクスであり、列ごとに係数を切り替えるように設けられている。係数を切換えることにより、用いられる画素対が変更されるが、これにより図5および図6に示すようにその位置での信号を2箇所の信号の加減算で生成する場合、水平方向の解像度が下がらないように、またブロックごとの処理を行う際に生じるブロック状のノイズなどの発生を避けることができる。
次に前記第2のマトリクス演算処理手段7で求められる信号について説明する。各画素対群の色信号R,G,Bはそれぞれ赤、緑、青の3色の色を表す信号であり、人間の目の等色関数と概ね一致していれば、人間の見た色と同じ色を撮像することができる。従来の撮像装置ではIRCFを介して得られた補色フィルタの画素の加減算により概R,G,Bの分光特性に近似して色信号を生成していた。第2のマトリクス演算手段7によって生成されるR,G,B信号は次のようになる。
まず、R信号は式(7)に示すとおりである。
R=(Ye+Mg)−(Mg+Cy)
=Ye−Cy
=(Yev−Cyv)+(Yeir−Cyir)
…式(7)
式(7)において、右辺の第1項は従来の撮像装置におけるR信号であり、第2項が赤外成分領域に影響を受けた信号成分となる。図3に示した各色フィルタの分光特性から明らかなように、GとCyの近赤外領域での感度に比べYe,Mgは感度が高い。よって、式(7)で示すR信号の分光感度特性は図7に示すとおりとなる。図7に示したRの分光感度特性は、人間の目に見えるRの特性よりも近赤外領域の感度が高いため、赤みの強い信号成分が得られる。しかし、Rの色が緑や青などの他の色になることは無く、また、得られた画像は撮像装置のホワイトバランスによって白調整されるため画像全体が赤くなることは無い。ただし、赤色の感度特性が人間の目と異なるため、ピンクや、赤、マジェンタなどの赤みの多い色は色分離がやや劣化する。ここでいう色分離とは異なる色、例えば赤とマジェンタの色の差であり、色分離が良いとは2つの色がはっきりと異なって再現されることであり(例えば測色計で測定した色差(色の差)ΔE(JIS Z8730)と同等の色差が再現される。なお、JIS Z8730で色の差を定量的に示す値として規格されている色差ΔEは本願にて記載している色差信号の色差とは意味が異なる。)、色分離が悪いとは上記2つの色が似通って再現される(例えば測定した色差ΔEが小さくなる)ことである。
一方、G信号は式(8)に示すとおりである。
G=(Cy+G)−(Mg+Cy)
=G−Mg
=(Gv−Mgv)+(Gir−Mgir) …式(8)
式(8)において、右辺の第1項は従来の撮像装置におけるG信号であり、第2項が赤外成分領域に影響を受けた信号成分となる。式(8)で示すG信号の分光感度特性は図8に示すとおりとなる。図8に示したGの分光感度特性は、人間の目に見えるGの特性よりも近赤外領域の感度が低く(負に)なっているため、むしろGの色の色分離が強くなり、人間の目で見た緑と違和感の無い緑を再現することができる。
さらに、B信号は式(9)に示すとおりである。
B=(Cy+G)−(G+Ye)
=Cy−Ye
=(Cyv−Yev)+(Cyir−Yeir) …式(9)
式(9)において、右辺の第1項は従来の撮像装置におけるB信号であり、第2項が赤外成分領域に影響を受けた信号成分となる。式(9)で示すB信号の分光感度特性は図9に示すとおりとなる。図9に示したBの分光感度特性は、人間の目に見えるBの特性よりも近赤外領域の感度が低く(負に)なっているため、むしろBの色の色分離が強くなり、人間の目で見た青と違和感の無い青を再現することができる。
次に第3のマトリクス演算手段8は、第2のマトリクス演算手段7によって生成された3種の色信号(R,G,B)から、映像信号または画像信号の色の情報を有する色差信号Cr、Cbを生成する。具体的には、前記2行2列の画素対から成る画素対群の色の情報を表す2種の色差信号Cr,Cbを生成する。色差信号Cr、Cbは色の濃さを表す彩度と、色の位相(色合い)を表す色相を情報として保持した信号である。
第3のマトリクス演算手段8による演算は式(10)で表すことができる。
Figure 0004781825

式(10)においてa11からa13、a21からa23はマトリクス係数であり、予め、本発明による撮像装置の彩度および色相が従来の撮像装置において得られた色再現性に近似するように、例えば最小2乗法でマトリクス係数を定めておく。
第3のマトリクス演算手段8は算出したCr、Cbを各画素対群の色の情報を有する色差信号として出力し、第1のマトリクス演算手段は信号Lを垂直方向に隣り合う2つの画素対の明るさの信号として出力する。
実施の形態1では、第1乃至第3のマトリクス演算手段6〜8により、水平方向に隣り合う2つの画素対の2つの混合信号を加算して((Cy+G)+(Ye+Mg)又は(Mg+Cy)+(G+Ye)の演算により)、水平方向に隣り合う2つの画素対の明るさ信号Lを生成し、互いに水平方向及び垂直方向に隣り合う2行2列の画素対から成る画素対群のうちの2つの画素対の混合信号の加減算を含む演算により上記2行2列の画素対から成る画素対群の彩度及び色相を表す2種の色差信号(Cr,Cb)を生成するマトリクス演算手段が構成されている。
マトリクス演算手段で生成された明るさ信号Lが水平方向に隣り合う2つの画素対の明るさの情報として、2つの色差信号Cr,Cbが水平方向及び垂直方向に隣り合う2行2列の画素対から成る画素対群の色の情報として出力される。
上記のように明るさおよび色に関する信号を生成することで、感度が高くかつ従来の撮像装置と比べて遜色の無い色再現性が得られる撮像装置が得られる効果がある。
なお、本実施の形態では第2のマトリクス演算手段7はマトリクス係数が1または0であったが、これは演算を簡単にし、回路規模を小さくするためであり、必ずしも前記マトリクス係数でなくともよく、1,0以外の値としても良く(例えば、1の代わりに0.9とし、0の代わりに0.1としても良く)、得たい色再現性に応じてマトリクス係数を適切に設ければよい。
実施の形態2.
図10は、この発明の実施の形態2による撮像装置の概略構成図である。図10に示す撮像装置は、図1の撮像装置と概して同じであるが、第1乃至第3のマトリクス演算手段6〜8の代わりに、第4のマトリクス演算手段9と第5のマトリクス演算手段10とを有する点で異なる。
第4のマトリクス演算手段9は混合読み出しされた混合信号(画素対の混合信号)を加減算して各画素対の明るさを表す信号Lを生成するとともに、Cr’、Cb’を生成する。生成のための演算の一例が次式(11)で表される。
Figure 0004781825

式(11)において、b11からb14、b21からb24、b31からb34はいずれもマトリクス係数である。b11からb14は式(1A)、式(1B)、式(2A)および式(2B)で示した、算出する画素対位置によって異なる係数である。b21からb24およびb31からb34は例えば式(12)で示す値を有する。
Figure 0004781825

次に、第5のマトリクス演算手段10は第4のマトリクス演算手段9からL、Cr’、Cb’を入力してCr、Cbを生成する。第5のマトリクス演算手段10による演算を式(13)に示す。
Figure 0004781825

式(13)においてc11からc13、c21からc23はマトリクス係数であり、これらを要素とする係数マトリクスは、式(10)に示したマトリクス係数a11からa13、a21からa23を要素とする係数マトリクスと、式(11)に示したマトリクス係数b11からb14、b21からb24、b31からb34を要素とするマトリクスの逆行列との乗算で求められる。
以下、その理由を説明する。式(11)から、
Figure 0004781825

また、式(10)と、式(5)、式(6)を組合せると、
Figure 0004781825

Figure 0004781825

式(15)、式(16)と式(14)を組合せると、
Figure 0004781825

Figure 0004781825

式(17)、式(18)と式(13)とを比較すれば分るように、式(13)のcij(i=1〜2、j=1〜3)を要素とするマトリクスは、下記の式(19)、式(20)で与えられる。
Figure 0004781825

Figure 0004781825

即ち、cij(i=1〜2、j=1〜3)を要素とする係数マトリクスは、主として、aij(i=1〜2、j=1〜3)を要素とする係数マトリクスと、bij(i=1〜3、j=1〜4)を要素とする係数マトリクスの逆行列の積で求められる。
実施の形態2では2つのマトリクス演算手段9及び10により、実施の形態1の3つのマトリクス演算手段6〜8と同等の結果が得られる。
実施の形態3.
図11はこの発明の実施の形態3による撮像装置の概略構成図である。図10に示す撮像装置は、図1の撮像装置と概して同じであるが、図1の第3のマトリクス演算手段8の代わりに、第3のマトリクス演算手段11を有し、さらに、選択手段12を備えている。実施の形態3の第3のマトリクス演算手段11は式(21)に示すように、入力したR、G、B信号から、2行2列の画素対から成る画素対群の彩度及び色相を示す2種の色差信号Cr、Cbのみならず、2行2列の画素対から成る画素対群の輝度を示す輝度信号Yを生成する。生成のための演算の一例が次の式(21)で表される。
Figure 0004781825

式(21)において、d11からd13、d21からd23、d31からd33はいずれもマトリクス係数であり、d21からd23は実施の形態1の式(10)のa11からa13と同様であり、d31からd33は実施の形態1の式(10)のa21からa23と同様である。d11からd13は輝度信号Yを生成するためのマトリクス係数であり、略d11:d12:d13=1:2:1となるが、イメージセンサの各色フィルタの分光感度特性から人間の目の被視感度特性に近似されるようにマトリクス係数を求めればよい。R、G、Bは式(5)または式(6)で表されるため各色フィルタの分光特性から一義的に求めることができる。
選択手段12は、第1のマトリクス演算手段6の出力である信号Lと、第3のマトリクス演算手段11の出力である輝度信号Yとを入力し、各フレームについて、被写体の明るさに基づいて、どちらかを選択して映像または画像の明るさを表す信号として出力する。選択手段12はアナログフロントエンド4の回路利得が高いときは、信号Lを選択し、回路利得が低いときは輝度信号Yを選択する。すなわち、回路利得が高いときは被写体照度が低いときであり、撮像装置の感度が要求されるときである。その場合(例えば被写体照度が所定値よりも低いときは)、信号Lが選択されることで高感度な撮像を実現することができる。回路利得が低いときは被写体照度が高いときであり、感度は要求されない。その場合(例えば被写体照度が所定値よりも高いときは)、輝度信号Yが選択される。
実施の形態1では色再現性の良い撮像装置が得られるが、画像の明るさの信号として信号Lを用いているため、信号Lと人間の被視感度特性との差が、色差ΔEとなる。輝度信号Yは被視感度特性に近似しているため更に高い色再現性を得られる効果がある。
上記の例では、アナログフロントエンド4の回路利得に応じて選択手段が2種の信号を選択しているが、イメージセンサ2に入射される光量を調整するアイリスを具備している撮像装置ではアイリスの開口率によって前記2種の信号を選択しても同様の効果が得られる。
上記の例では、選択手段12の動作は、制御信号に応じて信号Lと信号Yを切換えているが、被写体照度に基づく制御信号に応じて信号Lと信号Yを混合する混合比を切換えるように構成しても良い。この場合、例えば、被写体が明るいほど信号Yの混合割合を大きくし、被写体が暗いほど信号Lの混合割合を大きくする。
本発明の実施の形態1の撮像装置の構成を示すブロック図である。 イメージセンサの色フィルタ配列と混合読み出し信号を示す図である。 4種のカラーフィルタとIRCFの分光特性を示す図である。 混合読み出しにより得られる混合信号に対応する画素対の配列を示す図である。 R,G,B信号を生成する信号の位置を示す図である。 R,G,B信号を生成する信号の位置を示す図である。 生成したR信号の分光特性を示す図である。 生成したG信号の分光特性を示す図である。 生成したB信号の分光特性を示す図である。 本発明の実施の形態2の撮像装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態3の撮像装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 レンズ、 2 イメージセンサ、 3 駆動手段、 4 アナログフロントエンド、 5 ADコンバータ(ADC)、 6 第1のマトリクス演算手段、 7 第2のマトリクス演算手段、 8 第3のマトリクス演算手段、 9 第4のマトリクス演算手段、 10 第5のマトリクス演算手段、 11 第3のマトリクス演算手段、 12 選択手段。

Claims (4)

  1. 近赤外カットフィルタが設けられておらず、受光素子の分光感度特性が略400nmから700nmまでの可視領域および略700nmから1100nmまでの近赤外領域まで感度を有し、各画素がグリーン、シアン、マジェンタ、及びイエローの色フィルタのいずれかを備え、前記グリーン、シアン、マジェンタ、及びイエローの色フィルタが所定の繰り返しパターンで配列されたイメージセンサと、
    前記イメージセンサのそれぞれ垂直方向に隣り合う2つの画素の信号を混合して、各々前記垂直方向に隣り合う2つの画素で構成され、それぞれイメージセンサ上の位置に対応して行列状に配置された4種の画素対の、4種の混合信号を前記イメージセンサから読み出す駆動手段と、
    前記画素対のうちの、水平方向に隣り合う2つの画素対の2つの混合信号を加算して、
    該2つの画素対の明るさを示す明るさ信号を生成する第1のマトリクス演算手段と、
    前記画素対のうちの、水平方向及び垂直方向に隣り合う2行2列の画素対から成る画素対群のうちの斜め方向に整列した2つの画素対の混合信号の加減算により、赤及び青の色信号を生成し、垂直方向に隣り合う2つの画素対の混合信号の加減算により緑の色信号を生成する第2のマトリクス演算手段と、
    前記第2のマトリクス演算手段によって生成された赤、緑、及び青の色信号から、前記2行2列の画素対から成る画素対群の彩度及び色相を表す2種の色差信号を生成する第3のマトリクス演算手段とを具備し、
    前記明るさ信号を水平方向に隣り合う2つの画素対の明るさの情報として、前記2つの色差信号を前記水平方向及び垂直方向に隣り合う前記2行2列の画素対から成る画素対群の色の情報として出力し、
    前記色フィルタを備えた画素の各々の信号が、可視領域の信号成分と近赤外領域の信号成分とを含み、
    近赤外領域において、グリーン及びシアンの色フィルタの感度が、マジェンタ及びイエローの色フィルタの感度よりも高く、
    前記4種の混合信号のうちの、
    前記シアンの色フィルタを備えた画素の信号と、前記グリーンの色フィルタを備えた画素の信号との混合信号を(Cy+G)で表し、
    前記イエローの色フィルタを備えた画素の信号と、前記マジェンタの色フィルタを備えた画素の信号との混合信号を(Ye+Mg)で表し、
    前記マジェンタの色フィルタを備えた画素の信号と、前記シアンの色フィルタを備えた画素の信号との混合信号を(Mg+Cy)で表し、
    前記グリーンの色フィルタを備えた画素の信号と、前記イエローの色フィルタを備えた画素の信号との混合信号を(G+Ye)で表すとき、
    前記第2のマトリクス演算手段(7)が、
    R=(Ye+Mg)−(Mg+Cy)
    で表される赤の色信号を生成し、
    G=(Cy+G)−(Mg+Cy)
    で表される緑の色信号を生成し、
    B=(Cy+G)−(G+Ye)
    で表される青の色信号を生成する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第3のマトリクス演算手段は前記2種の色差信号のほかに前記2行2列の画素対から成る画素対群の輝度を表す輝度信号を生成し、
    被写体の明るさに基づいて前記輝度信号または前記明るさ信号のいずれかを選択し、又は前記輝度信号及び前記明るさ信号を混合して出力する選択手段をさらに具備したことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記選択手段は、被写体の明るさに基づいて前記輝度信号または前記明るさ信号のいずれかを選択して出力するものであり、
    被写体の明るさが所定値よりも高いときは、輝度信号を選択し、被写体の明るさが上記所定値よりも低いときは、上記明るさ信号を選択することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  4. 前記選択手段は、前記輝度信号及び前記明るさ信号を混合して出力するものであり、
    被写体が明るいほど輝度信号の混合割合を大きくし、被写体の暗いほど上記明るさ信号の混合割合を小さくすることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
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