JP4397134B2 - 複同調回路の結合調整構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はテレビチューナ等に使用して好適な複同調回路の結合調整構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の複同調回路の結合調整構造の構成を図6に基づいて説明すると、プリント基板51には、種々の電気部品(図示せず)が配置されて、第1、第2の同調回路52,53が隣り合わせに形成されている。
また、この第1,第2の同調回路52,53の一部を構成する第1,第2コイル54,55は、線材が巻回されて形成された巻回部54a、55aと、巻回部54a、55aの両端部に位置する取付脚54b、55bとを有する。
【0003】
そして、この第1,第2コイル54,55は、互いに巻回部54a、55aが近接した状態で、巻回部54a、55aがプリント基板51上に立設して載置されると共に、取付脚54b、55bをプリント基板51に挿通し、取付脚54b、55bがプリント基板51の下面に設けられた導電パターン(図示せず)に半田付けされて取り付けられている。
【0004】
このように構成された複同調回路は、第1,第2コイル54,55の互いに対向する巻回部54,55の一端側を矢印Z方向に変形させて、M結の調整を行うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の複同調回路の結合調整構造は、第1,第2コイル54,55の巻回部54a、55aの一部を変形させるため、巻回部54a、55aがプリント基板51に対して立設されており、従って、高さが大きくなるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は薄型で、調整の容易な複同調回路の結合調整構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の複同調回路の結合調整構造では、プリント基板と、このプリント基板の一面側及び他面側の対向領域に形成された導電パターンを接続導体にてジグザク状に接続してなる第1コイルを有する第1の同調回路と、前記プリントの一面側及び他面側の対向領域に形成された導電パターンを接続導体にてジグザク状に接続してなり一端部が前記第1コイルの一端部に近接配置された第2コイルを有する第2の同調回路と、前記プリント基板の一面側に形成された第1の接地用導電パターンと、前記プリント基板の一面側に形成され前記第1、第2コイル間を横切るように前記第1の接地用導電パターンから延出された第1の調整用導電パターンと、前記プリント基板の他面側に形成された第2の接地用導電パターンと、前記プリント基板の他面側に形成され前記第1、第2コイル間を横切るように前記第2の接地用導電パターンから延出された第2の調整用導電パターンとを備え、前記第1のコイルと前記第2のコイルとが互いに向かい合ってコイル軸が直線状に配置され、前記第1、第2の調整用導電パターンが導体によって接続され、前記第1の調整用導電パターンと第2の調整用導電パターンとを接続する導体は、前記第1、第2の調整用導電パターン間の前記プリント基板に形成されたスルーホールに充填されてなり、前記第1の調整用導電パターンを切断することによってM結を調整する構成とした。
【0008】
また、第2の解決手段として、前記第2の調整用導電パターンを切断することによってM結を調整するようにした構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の複同調回路の結合調整構造の図面を説明すると、図1は複同調回路の結合調整構造の第1実施例に係る平面図、図2は図1の2−2線における断面図、図3は複同調回路の結合調整構造の第2実施例に係る平面図、図4は図3の4−4線における断面図、図5は複同調回路の結合調整構造の第2実施例に係る下面図である。
【0010】
次に、複同調回路の結合調整構造の第1実施例に係る構成を図1,図2に基づいて説明すると、プリント基板1は、平板状の絶縁板からなり、このプリント基板1には、種々の電気部品(図示せず)が配置されて、第1、第2の同調回路2,3が隣り合わせに形成されている。
【0011】
また、この第1の同調回路2の一部を構成する第1コイル4は、プリント基板1の一面側に設けられた第1の導電パターン5と、プリント基板1の他面側に設けられた第2の導電パターン6と、第1,第2の導電パターン5,6の対向する端部側に設けられたプリント基板1の貫通孔(スルーホール)1aに充填されて、第1,第2の導電パターン5,6の端部を互いに接続する接続導体7とで構成されている。
そして、第1,第2の導電パターン5,6とでジグザグ状になると共に、第1の導電パターン5の両端部5a、5bがそれぞれ第1の同調回路2に接続されている。
【0012】
また、この第2の同調回路3の一部を構成する第2コイル8は、プリント基板1の一面側に設けられた第1の導電パターン9と、プリント基板1の他面側に設けられた第2の導電パターン10と、第1,第2の導電パターン9,10の対向する端部側に設けられたプリント基板1の貫通孔(スルーホール)1bに充填されて、第1,第2の導電パターン9,10の端部を互いに接続する接続導体11とで構成されている。
そして、第1,第2の導電パターン9,10とでジグザグ状になると共に、第1の導電パターン9の両端部9a、9bがそれぞれ第2の同調回路3に接続されている。
【0013】
更に、第1,第2コイル4,8の一端同士は、互いに近接した状態で配置されている。
また、プリント基板1の一面側には、第1,第2コイル4,8を挟むように形成された一対の接地用導電パターン12、13と、この接地用導電パターン12,13から第1,第2コイル4,8間を横切るように配置された調整用導電パターン14とが設けられている。
【0014】
即ち、このように構成された複同調回路は、第1,第2コイル4,8間に位置する調整用導電パターン14を切断15することによって、第1,第2コイル4,8間の結合度を増加させて、複同調回路のM結の調整を行うようになっている。
また、図1では、一カ所に切断15を設けたもので示したが、複数箇所の切断15によってM結の調整を行っても良い。
【0015】
また、図3〜図5は本発明の複同調回路の結合調整構造の第2実施例を示し、この第2実施例は、プリント基板1の他面側において、第1,第2コイル4,8の間を横切るように配置された調整用導電パターン20を有する一対の接地用導電パターン16,17が設けられていると共に、プリント基板1の一面側に位置する接地用導電パターン12,13と、端面側に位置する接地用導電パターン16,17は、導体19によって接続された構成となっている。
【0016】
そして、第1,第2コイル4,8の間に位置する調整用導電パターン20が一カ所、或いは複数箇所、切断21されることによって結合度を増加させて、複同調回路のM結の調整を行うようになっている。
【0017】
その他の構成は、第1実施例と同様であるので、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
そして、この第2実施例例のように、プリント基板1の両面側に調整用導電パターン14,20を配置することによって、一層、広範囲のM結の調整ができるものである。
【0018】
【発明の効果】
本発明の複同調回路の結合調整構造は、第1,第2コイル4,8がプリント基板1の一面に位置する第1の導電パターン5,9と、プリント基板1の他面に位置する第2の導電パターン6,10とが互いに接続導体7,11によって接続されて形成されたため、第1,第2コイル4,8の高さを小さくできて、薄型にできると共に、第1,第2コイル4,8の一端同士が近接して配置され、プリント基板1の少なくとも一面側には、第1の接地用導電パターン12に繋がった調整用導電パターン14が設けられて、この調整用導電パターン14が切断15されてM結を調整するようにしたため、複同調回路の結合の調整可能で容易なものが提供できる。
【0019】
また、プリント基板1の他面側には、第2の接地用導電パターン16が設けられ、第1,第2の接地用導電パターン12,16が導体19によって接続されて、それぞれが同じ電位にできると共に、プリント基板1の両面で、M結の調整可能なものが得られる。
【0020】
また、第2の調整用導電パターン20が切断21されてM結を調整するようにしたため、一層、広範囲のM結の調整ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複同調回路の結合調整構造の第1実施例に係る平面図。
【図2】図1の2−2線における断面図。
【図3】複同調回路の結合調整構造の第2実施例に係る平面図。
【図4】図3の4−4線における断面図。
【図5】複同調回路の結合調整構造の第2実施例に係る下面図。
【図6】従来の複同調回路の結合調整構造を示す正面図。
【符号の説明】
1 プリント基板
1a 貫通孔
1b 貫通孔
2 第1の同調回路
3 第2の同調回路
4 第1コイル
5 第1の導電パターン
5a 端部
5b 端部
6 第2の導電パターン
7 接続導体
8 第2コイル
9 第1の導電パターン
9a 端部
9b 端部
10 第2の導電パターン
11 接続導体
12 接地用導電パターン
13 接地用導電パターン
14 調整用導電パターン
15 切断
16 接地用導電パターン
17 接地用導電パターン
19 導体
20 調整用導電パターン
21 切断
Claims (2)
- プリント基板と、このプリント基板の一面側及び他面側の対向領域に形成された導電パターンを接続導体にてジグザク状に接続してなる第1コイルを有する第1の同調回路と、前記プリントの一面側及び他面側の対向領域に形成された導電パターンを接続導体にてジグザク状に接続してなり一端部が前記第1コイルの一端部に近接配置された第2コイルを有する第2の同調回路と、前記プリント基板の一面側に形成された第1の接地用導電パターンと、前記プリント基板の一面側に形成され前記第1、第2コイル間を横切るように前記第1の接地用導電パターンから延出された第1の調整用導電パターンと、前記プリント基板の他面側に形成された第2の接地用導電パターンと、前記プリント基板の他面側に形成され前記第1、第2コイル間を横切るように前記第2の接地用導電パターンから延出された第2の調整用導電パターンとを備え、前記第1のコイルと前記第2のコイルとが互いに向かい合ってコイル軸が直線状に配置され、前記第1、第2の調整用導電パターンが導体によって接続され、前記第1の調整用導電パターンと第2の調整用導電パターンとを接続する導体は、前記第1、第2の調整用導電パターン間の前記プリント基板に形成されたスルーホールに充填されてなり、前記第1の調整用導電パターンを切断することによってM結を調整するようにしたことを特徴とする複同調回路の結合調整構造。
- 前記第2の調整用導電パターンを切断することによってM結を調整するようにしたことを特徴とする請求項1記載の複同調回路の結合調整構造。
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