JP4397100B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、消臭シート及びその製造方法に関する。また本発明は、該消臭シートを用いた吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
特開平9−173429号公報には、活性炭微粒子を含有させた各種消臭用途に適用可能な活性炭含有パルプシートが記載されている。しかし、このシートには、強度が弱い、活性炭が脱落し易い等の欠点がある。また、液体を吸収すると、活性炭が液体と共に外部に流出して付近を汚すので、吸水用途には適用できない。
【0003】
これらの欠点を補うために、活性炭を含むシートと、これを被覆するカバーシートとを、抄き合わせ又は貼り合わせにより積層させた積層シートが知られている。しかし、この積層シートには、前記カバーシートによって通液性や通気性が阻害されるという欠点がある。また、製造時のスリット工程で活性炭が脱落し、製品及び製造ラインが汚れるという欠点がある。
【0004】
従って、本発明は、通液性や通気性を阻害することなく、十分な強度を有し且つ活性炭の脱落がない消臭シート及びその製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、製品や製造ラインを汚さずに製造できる消臭シート及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、同一の又は異なる2枚のパルプシート間に、消臭剤を含有する消臭剤含有シートを介在させ、少なくとも一方の前記パルプシートに、該パルプシートに対して1.5〜5重量%の接着剤を含有させた消臭シートを提供することにより前記目的を達成したものである。
【0006】
また本発明は、消臭剤及び繊維原料を含有するスラリーから湿式抄紙法により消臭剤含有シートを形成し、該消臭剤含有シートが含水状態のうちに該消臭剤含有シートの上下面それぞれに、同一の又は異なる2枚のパルプシートを重ね合わせ、重ね合わせにより形成された重ね合わせ体を乾燥させると共にクレープ加工を施して消臭シートを得る消臭シートの製造方法であって、含水状態の前記消臭剤含有シートへの前記パルプシートの重ね合わせに際して、少なくとも一方のパルプシートに、該パルプシートに対して1.5〜5重量%(該パルプシートの乾燥重量基準)の接着剤を付与する消臭シートの製造方法を提供するものである。
【0007】
更に本発明は、クレープ加工が施された前記消臭シートを備えた吸収性物品であって、該消臭シートにおける前記クレープ加工された面が、前記吸収性物品における液吸収面に臨むように、前記消臭シートが配されている吸収性物品を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。先ず、図1を参照しながら、本発明の消臭シートの一実施形態の好ましい製造方法を説明する。
【0009】
図1には、消臭シートの製造に用いられる好ましい製造装置が示されている。この製造装置1は、抄紙部2、脱水部3、重ね合わせ部4及び乾燥部5に大別される。
【0010】
抄紙部2は、消臭剤及び繊維原料を含有するスラリーの入ったタンク21及び該タンク21内に設置された丸網型の抄紙ネット22を備えている。脱水部3は、脱水ベルト31及び該脱水ベルト31に隣接して設けられている脱水用の吸引ボックス32を備えている。脱水ベルト31は、通常の抄紙機に用いられているワイヤーメッシュベルトやフェルトベルトから成っている。吸引ボックス32は、脱水ベルト31上に形成された消臭剤含有シートを脱水し、その水分率を調整する。
【0011】
重ね合わせ部4は、第1のパルプシートの巻き出し部41、第2のパルプシートの巻き出し部42、搬送ピックアップベルト43及び接着剤のスプレーノズル44を備えている。乾燥部5は、ヤンキードライヤ51及びドクターブレード52を備えている。
【0012】
斯かる構成を有する製造装置1を用いた消臭シートの製造方法について説明すると、先ず、抄紙部2において、タンク21内に供給された、消臭剤及び繊維原料を含有するスラリーが、抄紙ネット22によって漉き取られ、該抄紙ネット22上に消臭剤含有シート6が形成される。スラリーの成分である消臭剤及び繊維原料の詳細については後述する。
【0013】
形成された消臭剤含有シート6は、脱水部3における脱水ベルト31上で、吸引ボックス32の吸引によって脱水され、所定の含水率を有する含水状態となる。
【0014】
含水状態の消臭剤含有シート6は、重ね合わせ部4において、搬送ピックアップベルト43に搬送されながら、その上下面それぞれに、巻き出し部41,42からそれぞれ巻き出された第1のパルプシート7及び第2のパルプシート8が重ね合わされる。消臭剤含有シート6に重ね合わされる両パルプシート7,8は何れも乾燥状態となっている。この理由は、消臭剤含有シート6に含まれている白水(自由水)には、微細な消臭剤が含まれていることが多く、そのような状態下においてパルプシート7,8が必要以上に濡れていると、消臭剤がパルプシート7,8へ移動し易くなり、その結果、装置1が汚れてしまうためである。
【0015】
消臭剤含有シート6への両パルプシート7,8の重ね合わせに際しては、スプレーノズル44を用いて、両パルプシート7,8のうち、後述するヤンキードライヤ51に当接するシートである第2のパルプシート8に所定の接着剤を噴霧する。接着剤の噴霧は、第2のパルプシートにおけるヤンキードライヤ51との当接面に行う。前述の通り、消臭剤による製造装置1の汚れを回避するためには、両パルプシート7,8は乾燥状態であることが好ましいが、両パルプシート7,8が乾燥状態であると、特にヤンキードライヤ51と当接する第2のパルプシート8が乾燥状態であると、後述する乾燥部5において第2のパルプシート8とヤンキードライヤ51の周面との密着が悪くなる。密着が悪くなると、乾燥部5におけるクレープ加工が行いにくくなる。そこで、本実施形態においては、ヤンキードライヤ51と当接する第2のパルプシート8に接着剤を付与して、第2のパルプシート8とヤンキードライヤ51の周面との密着を良好にし、クレープ加工が効果的に行えるようにしている。また、第2のパルプシート8に接着剤を付与することで、消臭剤含有シート6と両パルプシート7,8との密着性が良好になり、消臭剤含有シート6からの消臭剤の脱落が効果的に防止される。
【0016】
第2のパルプシート8に付与される接着剤は、その付与量を、第2のパルプシート8に対して1.5〜5重量%、好ましくは2〜3重量%とする(第2のパルプシート8の乾燥重量基準)。接着剤の付与量が1.5重量%に満たないと、第2のパルプシート8とヤンキードライヤ51の周面との密着が弱く、後述するドクターブレード52によるクレープ加工を効果的に行い難い。接着剤の付与量が5重量%超となると、接着剤がヤンキードライヤ51の周面に付着し易くなり、該周面を汚すおそれがあり、安定製造の妨げとなる。
【0017】
接着剤としては、例えばポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩等が用いられる。
【0018】
消臭剤含有シート6へ重ね合わされるパルプシート7,8は、その幅が消臭剤含有シート6の幅よりも大きくなっており、両パルプシート7,8が消臭剤含有シート6へ重ね合わされるに際しては、両パルプシート7,8の左右両側縁が、消臭剤含有シート6の左右両側縁よりも外方に位置するようにする。これによって、消臭剤含有シート6は、両パルプシート7,8によって完全に被覆されて外部に露出している部分が無くなる。
【0019】
消臭剤含有シート6及び両パルプシート7,8の三者からなる重ね合わせ体は、乾燥部5に設置されたヤンキードライヤ51の周面に抱かれた状態で搬送されて、この過程において含水状態の消臭剤含有シート6が加熱乾燥される。またこの過程において、前記接着剤によって、及び各シート6,7,8の構成繊維絡間の絡み合いによって、三者の接合が促進される。
【0020】
ヤンキードライヤ51の出口には、ドクターブレード52が配置されている。ヤンキードライヤ51の周面に密着していた消臭剤含有シート6と両パルプシート7,8との重ね合わせ体は、ドクターブレード52によって掻き取られて、第2のパルプシート8の面側にクレープ加工が施される。このようにして、クレープ加工が施された消臭シート10が得られる。
【0021】
得られた消臭シート10は、図2に示すように、2枚のパルプシート7,8間に、消臭剤含有シート6を介在させて構成されている。消臭剤含有シート6の幅は、パルプシート7,8の幅よりも小さくなっている。そして、消臭シート10の左右両側部10a,10bは、消臭剤含有シートの左右両側縁から外方に延出した2枚のパルプシート7,8が、前述の接着剤によって互いに接合されてなる2層構造となっており、消臭シート10の左右両側部10a,10bには、その全体に亘って消臭剤含有シート6が介在していない。これによって、消臭剤含有シート6の両側縁が封止されて消臭シート10の側部からの消臭剤の脱落が防止される。
【0022】
各側部10a,10bの幅は、0.1〜20cm、特に1〜6cmであることが、消臭剤の効果的な脱落防止を図る点、及び十分な消臭効果を発揮させる点から好ましい。
【0023】
消臭シート10を構成する両パルプシート7,8における一方のパルプシートである第2のパルプシート8には、前述の通り該パルプシートに対して1.5〜5重量%の接着剤が含有されている。また、この消臭シート10においては、第2のパルプシート8の面側にクレープ加工が施されている。その結果、第2のパルプシート8の通液性及び通気性がクレープ加工を施す前に比して向上し、消臭シート10に含まれている消臭剤の機能が十分に発揮される。クレープ加工後の第2のパルプシート8においては、その通液性及び通気性の尺度としてのガーレー透気度(JIS P 8117)が、好ましくは1〜10秒、更に好ましくは2〜5秒となっている。
【0024】
消臭シート10における消臭剤含有シート6は、消臭剤の粉粒体及び繊維原料を主体として構成されている。消臭剤としては、例えば活性炭、ゼオライト、アモルファスシリカ、ベントナイト、活性アルミナ、活性白土等が用いられ、消臭シート10の用途に応じて適切な物質が選択される。消臭剤は、一種又は二種以上を用いることができる。消臭剤含有シート6における消臭剤の含有率は、該シート6の重量に対して1〜50重量%、特に3〜30重量%であることが、十分な消臭効果を発現させる点、及び十分なシート強度及び柔軟性を確保する点から好ましい。
【0025】
繊維原料としては、NBKP、LBKP等の木材パルプの他、藁、綿等の非木材パルプ等の公知の天然繊維が使用できる。また、シート強度を向上させる目的で、ポリエチレン繊維等の合成繊維を適宜混合してもよい。消臭剤含有シート6における繊維原料の含有率は、該シート6の重量に対して50〜99重量%、特に70〜97重量%であることが、十分な消臭効果を発現させる点、及び十分なシート強度及び柔軟性を確保する点から好ましい。
【0026】
消臭剤含有シート6は、その坪量が、15〜70g/m2 、特に20〜50g/m2 であることが、十分な柔軟性が確保でき、また十分な消臭性能が発現する量の消臭剤を保持させられる点から好ましい。十分な柔軟性を有することは、消臭剤含有シート6を、例えば後述するように使い捨ておむつに用いる場合に、良好な装着感が得られる点から好ましい。また、消臭剤含有シート6は、その厚みが0.1〜10mm、特に0.2〜0.5mmであることが、消臭剤の確実な保持とシート6自身の通気性確保との両立の点から好ましい。
【0027】
両パルプシート7,8は、パルプを主体として構成されたシートであり、同一のものでもよく、或いは異なるものでもよい。両パルプシート7,8は、湿式抄紙法及び乾式抄紙法の何れの方法で形成されたものでもよい。両パルプシート7,8は、その坪量がそれぞれ、12〜40g/m2 、特に15〜25g/m2 であることが、消臭剤の通過脱落の防止とシート6自身の通気性確保との両立の点から好ましい。同様の理由から、両パルプシート7,8は、その厚みがそれぞれ0.1〜10mm、特に0.2〜0.5mmであることが好ましい。
【0028】
次に、前述した消臭シート10を備えた吸収性物品について図3を参照しながら説明する。図3には、吸収性物品の一つとしての使い捨ておむつ100の斜視図が示されている。
【0029】
図3に示す使い捨ておむつ100は、下着、おむつカバー等の着用具と共に着用されるもので、液保持性の吸収体101が、液透過性のトップシート102と液不透過性のバックシート103との間に介在されている。トップシート102及びバックシート103は、吸収体101の左右両側縁及び前後端から外方に延出しており、延出したトップシート102とバックシート103とが接合固定されている。吸収体101の左右両側縁から延出したトップシート102及びバックシート103は、互いに接合固定されることで、おむつの左右両側部に一対のサイドフラップ104,104がおむつ100の長手方向に亘って形成される。サイドフラップ104の長手方向略中央部部には、サイドフラップ104の長手方向に沿って伸縮弾性部材105が配されている。
【0030】
サイドフラップ104の長手方向後方部においては、内方(即ちトップシート102側)に折り返されて第1の折り返し部106が形成されると共に、第1の折り返し部106を構成するサイドフラップが外方に折り返されて第2の折り返し部107が形成されている。第1の折り返し部106はトップシート102に接合固定されており、第2の折り返し部107は第1の折り返し部106に接合固定されている。
【0031】
吸収体101は、図4に示す構造を有している。吸収体101は、本体部101aとこれを被覆する消臭シート10とから構成されている。本体部101aは高吸収性ポリマーの粒子とパルプ繊維とから構成されている。本体部101aは、消臭シート10の一側部10aと他側部10bとが重ね合わされるようにして、消臭シート10に被覆されている。
【0032】
消臭シート10は、第1のパルプシート7が本体部101aに対向し、第2のパルプシート8が、吸収体101の外面を構成するように配されている。その結果、消臭シート10は、クレープ加工された面である第2のパルプシート8が、おむつ100における液吸収面であるトップシート102側に臨むように配される。消臭シート10をこのように配することによって、排泄された液が、通液性の高い第2のパルプシート8を通じて素早く吸収体101の内部に透過して、本体部101aで吸収・保持されると共に、消臭シート10に含まれる消臭剤の消臭効果により、吸収された液から発生する臭いが除去される。この場合、消臭シート10における消臭剤含有シート6は、その前後端部以外は2枚のパルプシート7,8で被覆されているので、吸収された液と共に消臭剤が吸収体101の外部に流出しずらく、着用者の身体や着用具の汚れが効果的に防止される。
【0033】
本発明は、前記実施形態に制限されない。例えば、消臭シート10の形態は図2に示すものに限られず、例えば図5に示すように、2枚のパルプシート7,8の間に、複数の幅狭帯状の消臭剤含有シート6,6,・・・を、所定間隔を置いて介在させた形態のものでも良い。このような形態の消臭シートを製造するには、例えば図1に示す製造装置1における抄紙部2の丸網型の抄紙ネットとして、その周面に、周方向に亘って、所定幅のマスキングテープを、所定間隔を置いて複数本貼着したものを用いれば良い。
【0034】
また、前記実施形態においては、第2のパルプシート8の面側にのみクレープ加工が施されていたが、これに代えて第1のパルプシートの面側に又は両側にクレープ加工を施してもよい。同様に、接着剤の付与は、第2のパルプシート8に代えて第1のパルプシート7に行ってもよく、或いは両シート7,8に行ってもよい。
【0035】
また、前記実施形態の製造方法における接着剤の付与方法は噴霧に限られない。
【0036】
また、本発明の消臭シートは、使い捨ておむつ以外の吸収性物品に適用してもよく、或いは吸収性物品以外の用途、例えば箪笥や下駄箱の消臭剤、マスクやフィルター類等に適用してもよい。
【0037】
本発明によれば、通液性や通気性を阻害することなく、十分な強度を有し且つ活性炭の脱落がない消臭シート及びその製造方法が提供される。
また本発明によれば、製品や製造ラインを汚さずに製造できる消臭シート及びその製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消臭シートの製造に好ましく用いられる製造装置を示す模式図である。
【図2】図1に示す製造装置によって製造された消臭シートを示す模式図である。
【図3】本発明の消臭シートを用いた使い捨ておむつを示す一部破断斜視図である。
【図4】図3に示す使い捨ておむつおける吸収体を示す一部破断斜視図である。
【図5】本発明の消臭シートの別の実施形態を示す模式図(図2相当図)である。
【符号の説明】
1 製造装置
2 抄紙部
3 脱水部
4 重ね合わせ部
5 乾燥部
6 消臭剤含有シート
7 第1のパルプシート
8 第2のパルプシート
10 消臭シート
100 使い捨ておむつ
101 吸収体
101a 本体部
102 トップシート
103 バックシート

Claims (5)

  1. 同一の又は異なる2枚のパルプシート間に、消臭剤を含有する消臭剤含有シートを介在させ、少なくとも一方の前記パルプシートに、該パルプシートに対して1.5〜5重量%(該パルプシートの乾燥重量基準)の接着剤を含有させ、
    前記接着剤を含有させた前記パルプシートがクレープ加工されている消臭シートを備えた吸収性物品であって、
    前記消臭シートにおける前記クレープ加工された面が、前記吸収性物品における液吸収面に臨むように、該消臭シートが配されている吸収性物品
  2. 前記クレープ加工された前記パルプシートのガーレー透気度(JIS P 8117)が1〜10秒である請求項1記載の吸収性物品
  3. 前記消臭シートの少なくとも一側部の全体に亘って前記消臭剤含有シートが介在していない請求項1又は2記載の吸収性物品
  4. 消臭剤及び繊維原料を含有するスラリーから湿式抄紙法により消臭剤含有シートを形成し、該消臭剤含有シートが含水状態のうちに該消臭剤含有シートの上下面それぞれに、同一の又は異なる2枚のパルプシートを重ね合わせ、重ね合わせにより形成された重ね合わせ体をヤンキードライヤで乾燥させると共にクレープ加工を施して消臭シートを得る消臭シートの製造方法であって、含水状態の前記消臭剤含有シートへの前記パルプシートの重ね合わせに際して、前記ヤンキードライヤに当接するパルプシートに、該パルプシートに対して1.5〜5重量%(該パルプシートの乾燥重量基準)の接着剤を付与する消臭シートの製造方法。
  5. 前記ヤンキードライヤの周面に密着している前記重ね合わせ体をドクターブレードによって掻き取って、前記接着剤を付与したパルプシートの面側にクレープ加工を施す請求項4記載の消臭シートの製造方法。
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