JP4395303B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機等に代表される弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、弾球遊技機等において、遊技球を遊技領域に弾発発射する発射装置と前記発射装置の弾発力を操作する操作握持部が設けられ、遊技者は前記操作握持部に手を掛け、その回動量により弾発力を操作するものである。すなわち、前出の操作握持部は、遊技者の回動操作を単に発射装置側に伝達するにすぎず、現時点で当該弾球遊技機等が実行している遊技状態との関連性はほとんど存在しなかった。
【0003】
そこで、操作握持部内に振動発生装置(偏心ウエイト)を設け、大当たり状態時に前記振動発生装置から振動を発生させ、操作握持部に握持して回動操作を行う遊技者の手へ振動を伝達させる操作握持部が存在する(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
しかしながら、前出の操作握持部内で振動発生装置から振動を発生させる構成にあっては、遊技者は大当たり状態を何度か経験する内に操作握持部に生じる振動に慣れ、物足りなさを感じるようになる。また、振動に強弱を設定することも可能であるが、遊技者が体感する感覚は強弱の差だけで、単調な感覚しか受けることができなかった。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−148312号公報(第2−3頁、第1,2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記の事情に鑑み提案されたものであり、操作握持部内で単に振動を発生させる構成から脱し、当該弾球遊技機等が実行している遊技状態との関連性を遊技者が体感可能とし、斬新な接触感覚を操作握持部から遊技者に伝達する弾球遊技機を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1の発明は、遊技領域に遊技球を発射する発射装置と前記発射装置による遊技球の発射を操作する操作握持部とを備えた弾球遊技機において、前記操作握持部内に空間部を形成すると共に前記空間部内に電気的駆動手段によって駆動する可動部材を設け前記空間部の内壁と前記可動部材の間に前記可動部材の駆動により遊動する遊動部材を封入すると共に、前記可動部材に前記空間部の内壁へ向けて突出する突状部を形成し、前記可動部材を駆動した際に前記遊動部材が前記突状部に接触して弾かれることで前記空間部内を拡散して前記空間部内壁に接触させて前記操作握持部を振動させるように構成したことを特徴とする弾球遊技機に係る。
【0008】
請求項の発明は、前記可動部材が前記電気的駆動手段の駆動源に軸支されて回転駆動することを特徴とする請求項に記載の弾球遊技機に係る。
【0009】
請求項の発明は、前記突状部と空間部内壁との間に前記遊動部材が通過可能な空隙が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機に係る。
【0010】
請求項の発明は、前記突状部が羽根状に形成されていること特徴とする請求項に記載の弾球遊技機に係る。
【0011】
請求項の発明は、前記可動部材の駆動量が遊技状態に応じて変化することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の弾球遊技機に係る。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に基づき本発明の好適な実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る弾球遊技機全体の正面図、図2は同弾球遊技機のシステム制御を簡略に示すブロック図、図3は機枠等への発射レール、操作握持部、発射装置及び発射制御装置の取り付け状態を示す斜視図、図4は発射装置の組立状態を示す斜視図、図5は握持部を取り外した状態の操作握持部の斜視図、図6は操作握持部の組立状態を示す斜視図、図7は図5のX−X線の位置で切断した状態の断面図である。
【0013】
図1に示す弾球遊技機(ここではパチンコ遊技機)1は、遊技盤3の縁に遊技球Pの外側誘導レール4及び内側誘導レール5が略円形に立設され、前記内側誘導レール5によって囲まれた遊技領域6の中心線上にその上部から下部に向かって順に表示装置9、始動入賞口10及び可動部材11a,11b、特別電動役物である大入賞口15、アウト口17が配設され、また上方左右両側には風車22a,22b、その下方に通過ゲート19,21、その左右に左袖入賞口23と右袖入賞口25、さらには前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。前記種々の入賞口に遊技球Pが入賞すると所定数の遊技球が賞品球として払い出される。実施例の通過ゲート19,21においては遊技球通過の検出信号により、普通図柄(図示せず)が所定値となった場合、始動入賞口10(可動部材11a,11b)が拡開状態となる。
【0014】
前記遊技盤3の前面側には、払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿32、該上側球受け皿32を取り付けるための取付板33、前記上側球受け皿32の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿34、遊技状態を報知するランプ表示器35,36及び飾りランプ39L,39R、音声や効果音を発して遊技状態を遊技者に報知するスピーカ37、遊技者の操作握持部300の回転調節を伴った発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射する発射装置200等がそれぞれ組み付けられている。符号2は弾球遊技機の機枠、Cuは貸球の払い出しを行う際に遊技者等が操作する球貸用カードユニット、Ciはカードの出し入れを行うカード挿入口である。次に所要の各部についてさらに詳述する。
【0015】
前記表示装置9には、液晶、ドットマトリックスもしくはLED表示装置等の表示装置からなる図柄表示装置43が中央に設けられる。実施例では、前記図柄表示装置43内にカラー表示可能な液晶表示器(TFT−LCDモジュール)等からなる画像表示部(可変表示領域)50が設けられている。前記画像表示部50は、図示はしないが複数の数字、アルファベット、記号あるいは絵(キャラクタ)等からなる遊技の当否判定結果を表示する特別図柄を変動表示する表示手段に相当する。前記画像表示部50の左上の隅には、普通図柄表示領域41が設けられ、普通図柄(図示せず)が変動表示及び停止表示される。
【0016】
前記図柄表示装置43の上方にはLED等からなる普通図柄保留記憶数表示器47が設けられる。前記普通図柄保留記憶数表示器47は、前記通過ゲート19,21を遊技球が通過することによって取得する図柄変動停止に係わる情報(乱数値)を、現在変動中のものを除いて保留記憶数(この例では最高4回)を表示するものである。図中の符号51はLED等からなる特別図柄変動記憶数表示器であり、特別図柄変動中に前記始動入賞口10に入賞した遊技球の個数、すなわち特別図柄の変動を開始する回数を現在変動中のものを除いて保留記憶数(この例では最高4回)として前記特別図柄変動記憶数表示器51に表示し、記憶数の減少によって前記表示器51の表示個数を減らすようになっている。
【0017】
前記始動入賞口10は表示装置9の真下に設けられ、2つの駆動部材11a,11bが背面の始動入賞口用ソレノイドによって通常状態である略垂直の狭小開放状態と略V字形の拡大開放状態の間を変化可能に駆動制御されている。前記始動入賞口10の拡大開放は、前記普通図柄表示領域41の普通図柄が変動停止して特定の普通図柄が表示された普通図柄当たりとなったときに行われる。また、前記遊技盤3の背面には、始動入賞口10に入賞した遊技球を検出する特別図柄変動開始スイッチが入賞球の通路に設けられており、該入賞球の検出によって前記図柄表示装置43の特別図柄変動を開始するようになっている。
【0018】
前記通過ゲート19,21は表示装置9の下方に設けられ、普通図柄変動開始スイッチを備え、該普通図柄変動開始スイッチで両通過ゲート19,21を通過する遊技球を検出することによって前記普通図柄表示領域41の普通図柄の変動を開始させるようになっている。また、前記左袖入賞口23と右袖入賞口25の入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチと右袖入賞口用検出スイッチ、前記左落とし入賞口27と右落とし入賞口29の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイッチと右落とし入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。
【0019】
前記大入賞口15は始動入賞口10の下方に設けられ、前出の確定停止した特別図柄の組合せが、例えば同一図柄の組合せからなる大当たり図柄組合せとなると大当たり状態を意味する当たり遊技(特別遊技)に移行し、前記大入賞口15内に所定個数(実施例では10個)入賞するか、所定時間(実施例では29.5秒)経過するかによって同大入賞口15の開放と閉鎖を繰り返して遊技球の入賞を可能にする。
【0020】
図2に示す主制御回路(主制御手段)140は、CPU,RAM,ROM,複数のカウンタを備えたコンピュータと、該コンピュータから送信された制御信号を受信し、その制御信号に基づいて所定の処理を行う表示制御回路(副制御手段)150等を結ぶ入出力回路と、前記コンピュータと大入賞口15に接続される中継回路等を結ぶ入出力回路等で構成される。前記CPUは、制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、大当たりの発生確率や小当たり(始動入賞口10の拡開開放を行う普通図柄当たり)の発生確率を定める乱数等も生成している。前記RAMは、特別図柄変動開始スイッチ(図示せず)の検出信号及び普通図柄変動開始スイッチ(図示せず)の検出信号に関する記憶領域,CPUで生成される各種乱数値用の記憶領域,各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ,CPUの作業領域を備えている。さらに、前記ROMには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、各遊技状態における大当たり及び小当たりの判定値等が書き込まれている。また、前記普通図柄表示領域41における図柄変動の制御は、主制御回路140によって行われる。
【0021】
前記表示制御回路150は、遊技機1の表示制御手段に該当し、表示装置9(特には画像表示部50)に表示する遊技画像(特別図柄,普通図柄,背景画像,キャラクター画像,文字画像等が含まれる。)の表示制御を行うためのものである。発射制御回路160は図3に図示する発射制御装置170内に配置される。前記発射制御回路160は主制御回路140より払出制御回路を介して接続され、後述する発射装置200内の接触検知部330(回動操作部304)に対する接触を検知し、打球モータ213,駆動モータ500への駆動を制御する他、当該弾球遊技機が現時点で実行している遊技状態の信号を主制御回路140から受信し、駆動モータ500の駆動量の制御を行う。前記表示制御回路150及び発射制御回路160内には図示を省略するが、主制御回路140と同様に入出力回路、CPU,RAM,ROM等が備えられている。
【0022】
続いて、遊技球Pを遊技領域6へ弾発発射する機構について詳述する。図3は、機枠2及び機構板(図示せず)への発射レール190、操作握持部300、発射装置200及び発射制御装置170の取り付け状況を示す斜視図であり、発射装置200、操作握持部300の詳細な構成を図4ないし図7に示す。
【0023】
図4に示す発射装置200における打球槌206の作動機構は次のとおりである。打球モータ213はその軸のギヤに歯合するモータカム211を反時計方向に回転させる。モータカム211に設けられた半円形のカムはトルクアーム217のカムと係合しており、その係合部が半円形のカムの頂点に達するまでトルクアーム217を時計方向に回転させる。トルクアーム217が時計方向に回転すると、その中心軸に挿通された駆動軸220を介して打球槌206が時計方向に回転する。モータカム211とトルクアーム217との係合部が半円形のカムの頂点に達すると、トルクアーム217はモータカム211との係合が解除され、トーションばね216の付勢力により前記トルクアーム217が元の位置まで反時計方向に回転する。これにより、前記トルクアーム217の中心軸に駆動軸220を介して設けられた打球槌206も反時計方向に回転し、該打球槌206が発射レール190の発射位置(図示せず)にある遊技球をトーションばね216の付勢力に応じた力で遊技領域6に向けて弾発発射する。以後上記の作動が打球モータ213の回転により連続的に繰り返される。
【0024】
前記発射装置200(打球槌206)により弾発発射された遊技球は、前記発射レール190を経て遊技盤3に立設された外側誘導レール4と内側誘導レール5間で構成される発射球誘導路を介して遊技領域6に誘導される。発射球誘導路により遊技領域6に誘導された遊技球は、転動しつつ下方へ落下し、前記各装置及び各入賞口に入賞するか、あるいは何処にも入賞しなければ前記アウト口17から遊技盤3の裏側へ排出されるように構成される。
【0025】
トーションばね216の一端はトルクアーム217に固定され、他端は駆動軸220と同軸で回動自在に設けたトーションばね216の強弱調整ギヤ215に固定されている。強弱調整ギヤ215の外周の一部には歯が刻設され、該強弱調整ギヤ215は連動ギヤ212を介して連動ラック223の左方と歯合している。連動ラック223はラックプレート224により往復動可能に発射装置取付面209に取り付けられ、連動ラック223の右方には操作握持部連結ギヤ221が歯合し、操作握持部連結ギヤ221は操作握持部カバー222と係合している。そして、操作握持部カバー222の軸を介して操作握持部300が取り付けられている。なお、モータカバー214は打球モータ213を保護するものであり、固定リング218はトルクアーム217側でトーションばね216の一端を固定するものであり、安全カバー219は固定リング218とトーションばね216に直接触れないようにトルクアーム217に配設するためのものである。また、前記打球モータ213の種類は適宜であるが、実施例においてはステッピングモータを用いた。
【0026】
上記のような構成において、操作握持部300をトーションばね216の弾発力に抗して時計方向に回転させることにより、ハンドル連結ギヤ221、連動ラック223及び連動ギヤ212を介して強弱調整ギヤ215が反時計方向に回転し、トーションばね216の弾発力が増大する。そして、操作握持部300(特に図6等に示す回動操作部304)の回転量に応じてトーションばね216の弾発力が増減して、打球槌206により遊技球210を遊技領域に弾発発射させる力を調整できる。
【0027】
次に、発射装置200の操作握持部カバー222に取り付けられる操作握持部300について図5ないし図7を用いて説明する。操作握持部300には、遊技者が当該操作握持部300を操作する際、すなわち、遊技球の弾発力を調節するために操作する回動操作部304が設けられる。また、可動部材305と遊動部材400によりもたらされる振動・衝撃を遊技者の手に伝達する握持部301、操作握持部カバー222に固定され当該操作握持部300を保持する固定部302より構成される。図5は握持部301を取り外した状態を表すものである。
【0028】
回動操作部304は、複数の指当て部304fを備え、遊技者の指が当接することにより、回動を容易にする。図5においては、回動操作部304は時計回りに回動し、当該回動は回動操作部304に固定された回動操作軸353(図6及び図7に図示)に伝達され、さらに回動操作軸353は前記操作握持部連結ギヤ221に連結される。従って、回動操作部304における遊技者の回動操作は、先述のとおり打球槌の弾発力に反映される。
【0029】
前記握持部301の内部には、空間部301hが設けられ、電気的駆動手段の駆動源である駆動モータ500(図6及び図7に図示)が支持部材303に取り付けられると共に、該駆動モータ500によって駆動可能な可動部材305が同駆動モータの取付側と反対側である空間部側の支持部材303上に配置される。また、前記可動部材305の駆動により遊動する遊動部材400は握持部301と支持部材303間に封入される。
【0030】
前記遊動部材400は、図示においては、円筒形の小片を例示するが球、三角錐、立方体等の多面体等適宜の形状であり、大きさも自由に選択される。また、空間部301h内に封入される遊動部材の個数も大きさと共に握時部301に振動を生じさせやすい限りにおいては適宜である。前記遊動部材400の材質は金属、ガラス、木、鉱石、各種樹脂硬化物より選択される。とりわけ、遊動時の衝撃を握時部301に伝達するために、金属、ガラス等の高比重の素材が好ましい。また、図示はしないが握時部301の一部にアクリル樹脂等の透明部材を配置し、遊動部材の遊動する様子の視認性を高めてもよい。
【0031】
図示の実施例に示すとおり、可動部材305は円盤状の台座305bと操作握持部300(握持部301)内に形成された空間部301hへ突設する突状部306よりなる。実施例において、前記突状部306は3枚の羽根状体307が可動部材305の中心から羽根状に形成される。可動部材305(羽根状体307)の駆動により、遊動部材400に当該可動部材305(羽根状体307)が接触し、弾かれることにより前記空間部301h内を遊動して空間部内壁301wに接触するものである。
【0032】
前記遊動部材400の遊動を空間部301hにおいて確保するため、図7に示すように、握持部301の空間部内壁301wと羽根状体307の羽根状体端部307tとの間には、遊動部材400の最大長以上の空隙301s(図中の矢印の長さ分)が設けられる。前記空隙301sを設けることにより、遊動部材400は羽根状体307毎に仕切られた空間を互いに通過可能となる。実施例(図5参照)として示す操作握持部において、可動部材305の非駆動時には、遊動部材400は空間部301hの下方に偏りがちになるものの、可動部材305の駆動時、前記空隙301sを遊動部材400が通過するため、空間部301h内一様に遊動部材400を拡散させることができ、握時部301全体に振動・衝撃を発生させることが可能となる。
【0033】
前記可動部材305の駆動について図6及び図7に示すとおり、電気的手段の駆動源には、公知のモータからなる駆動モータ500が用いられる。前記駆動モータ500(駆動源)には回転軸511が備えられ、可動部材の突状部306(羽根状体307)の内部に前記回転軸511が支持部材303の貫通口303aを通して挿通され、固定される。前記回転軸511に可動部材305は軸支されて回転駆動するものである。駆動モータ500は、回動操作部304の保持部304kに収納され、支持部材303に螺着されることにより、固定される。なお、前記突状部306の先端(回転軸511の延長上)に、嵌合部316が穿設され、空間部内壁301w上に突設される凸部311と係合される。前記の係合関係により、駆動モータ500(駆動源)の駆動時において、回転軸511ひいては可動部材305のぶれを防止することができる。
【0034】
図6に示すとおり、操作握時部300の固定部302には、単発スイッチ検出部351、単発スイッチ352、回動操作軸353、回動操作部304、駆動モータ500(駆動軸511を含む)、支持部材303、可動部材305(突状部306,羽根状体307)、握持部301が順次組付けられている。さらに、回動操作部304の内部には接触検知部330が設けられており、当該回動操作部304に遊技者が接触したときには、接触検知部330より接触信号が発射制御装置170内の発射制御回路160に送信される。
【0035】
操作握時部300の単発スイッチ352は回動操作部304に遊技者の手が触れなければスイッチの押されたON状態となり、前記単発スイッチ内で回動操作部304と発射制御回路160との間では非接続状態になる。このため、接触信号は発射制御回路160において検知されず、発射装置200の打球モータ213を回転できなくなっている。一方、回動操作部354が遊技者の手により操作されると単発スイッチ352(単発スイッチ検出部351)のスイッチが解除されたOFF状態となり、前記単発スイッチ内では回動操作部304と発射制御回路160との間で接続状態になり、接触信号は発射制御装置170内の発射制御回路160において検知され、前記発射制御回路160は打球モータ213を回転可能に制御する信号を当該打球モータに送信する。
【0036】
接触検知部330は、遊技者の手が該接触検知部330に触れることによりその抵抗の変化を検出し、接触信号として発信する公知のセンサであり、種々のタイプが存在する。なお、図示を省略するが接触検知部330、単発スイッチ検出部351、駆動モータと発射制御装置170との間には各種ハーネスが配設され、検知した信号の送信、駆動用電流あるいはパルス信号の供給が行われる。
【0037】
上記説明及び前出の図2のブロック図より明らかなとおり、主制御回路140から発信される制御信号は、例えば、発射制御回路160において、駆動量の変化に応じた電流量あるいはパルス信号に変換され、駆動モータ500に供給される。この結果、主制御回路が実行する各種の遊技状態に応じた可動部材305の駆動量の変化(回転数の変化)を可能にするものである。
【0038】
前記の各種の遊技状態に応じた可動部材の変化について、一例を挙げると、実施例の弾球遊技機では、前記画像表示部50にて、特別図柄がぞろ目(実施例にあっては、左,中,右の特別図柄が全て一致)となる前段階にリーチ状態と呼ばれる前出の3つの特別図柄中2つが一致して仮停止し、残る1つの特別図柄が図柄変動を行う画像演出が行われる。このようなリーチ状態において、遊技者に特別図柄のぞろ目、すなわち大当たりへの期待感を高揚させるため、可動部材の駆動量を上昇させる変化(駆動モータの回転数を上げる変化)により、遊動部材の遊動を激しくして操作握持部を操作する遊技者の感触に訴えることができる。
【0039】
さらに、主制御回路において、リーチ状態が選択された場合、判定結果が当たりである可能性(特別図柄のぞろ目、すなわち大当たりの発生しやすさ)を示す信頼度の高低に連動させ、可動部材の駆動量を上昇もしくは低下させるように変化させることもできる。また、リーチ状態になる前の図柄の変動中に予告として使用すると共に信頼度に応じた変化をさせてもよい。
【0040】
なお、前記可動部材に設けられた突状部(羽根状部)の形状は実施例に示した形状に限られるものではない。例示した形状の他に、可動部材の台座に複数の突状部として棒状体を立設させてもよい。また、羽根状部の形状も互いに独立して立設させた可動部材としてもよい。
【0041】
実施例においては、電気的駆動手段としては駆動モータを用い、可動部材を駆動(回転駆動)させ、遊動部材を遊動させるものである。この他に、電気的駆動手段として電磁石を利用し、前記電磁石によって可動する鉄等の磁力を帯びた可動部材を配置して遊動部材に空間部内を遊動させることも可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、請求項1の発明に係る弾球遊技機によると、操作握持部内に電気的駆動手段によって駆動する可動部材と、前記可動部材の駆動により遊動する遊動部材とを設けたことにより、遊動部材が拡散していろいろな動きをするため、旧来の操作握持部にみられる偏心ウエイトによる振動とは異なる新たな振動・衝撃感覚を遊技者に与えることが可能となり、可動部材の駆動により遊動部材が可動部材の突状部に接触し空間部内を遊動するため、遊動部材の拡散及び拡散に伴う振動・衝撃の強さを高めることができる。また、電気的駆動手段により可動部材の駆動に要する負荷を少なくすると共に駆動量の変化が表現しやすくなる
【0043】
さらに、請求項の発明に係る弾球遊技機によると、可動部材が電気的駆動手段の駆動源に軸支されて回転駆動するため、可動部材の駆動に要する負荷を少なくすると共に駆動量の変化が表現しやすくなる。
【0044】
請求項の発明に係る弾球遊技機によると、突状部と空間部内壁との間には、遊動部材が通過可能な空隙が設けられているため、遊動部材の偏在を防ぐことができる。
【0045】
請求項の発明に係る弾球遊技機によると、突状部が羽根状に形成されているため、可動部材の駆動時に遊動部材との接触箇所が増し、遊動部材を空間部内全体に拡散させることができる。
【0046】
併せて、請求項の発明に係る弾球遊技機によると、可動部材の駆動量が遊技状態に応じて変化するため、当該弾球遊技機が現在実行中の遊技状態の演出を視覚、聴覚のみならず体感を通じて遊技者に訴えることができ、遊技の趣向性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る弾球遊技機全体の正面図である。
【図2】 同弾球遊技機のシステム制御を簡略に示すブロック図である。
【図3】 機枠等への発射レール、操作握持部、発射装置及び発射制御装置の取り付け状態を示す斜視図である。
【図4】 発射装置の組立状態を示す斜視図である。
【図5】 握持部を取り外した状態の操作握持部の斜視図である。
【図6】 操作握持部の組立状態を示す斜視図である。
【図7】 図5のX−X線の位置で切断した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機
2 機枠
3 遊技盤
10 始動入賞口
140 主制御回路
160 発射制御回路
170 発射制御装置
200 発射装置
213 打球モータ
300 操作握持部
301 握持部
302 固定部
304 回動操作部
305 可動部材
306 突状部
307 羽根状体
400 遊動部材
500 駆動モータ
301h 空間部
301s 空隙

Claims (5)

  1. 遊技領域に遊技球を発射する発射装置と前記発射装置による遊技球の発射を操作する操作握持部とを備えた弾球遊技機において、
    前記操作握持部内に空間部を形成すると共に前記空間部内に電気的駆動手段によって駆動する可動部材を設け
    前記空間部の内壁と前記可動部材の間に前記可動部材の駆動により遊動する遊動部材を封入すると共に、前記可動部材に前記空間部の内壁へ向けて突出する突状部を形成し、前記可動部材を駆動した際に前記遊動部材が前記突状部に接触して弾かれることで前記空間部内を拡散して前記空間部内壁に接触させて前記操作握持部を振動させるように構成したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記可動部材が前記電気的駆動手段の駆動源に軸支されて回転駆動することを特徴とする請求項に記載の弾球遊技機。
  3. 前記突状部と空間部内壁との間に前記遊動部材が通過可能な空隙が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記突状部が羽根状に形成されていること特徴とする請求項に記載の弾球遊技機。
  5. 前記可動部材の駆動量が遊技状態に応じて変化することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の弾球遊技機。
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