JP4394497B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置のバックライト等に用いられる照明装置に関する。
従来から、液晶表示装置等のバックライト等に用いられる照明装置としては、直下型のバックライトがある。この直下型バックライトは、一面が開口した箱体のフレームと、この開口側に配置される発光面となる面状の拡散部材としての拡散板と、この拡散板の背後に光源がされるようにフレーム内に収容されており、フレームの内壁底面および内壁側面はその光源の光を拡散板側へ反射する反射面とする構成を採っている。
このような照明装置は、フレーム内壁の側面反射面による反射光の輝度が低い場合、発光面の端部付近の輝度が低下したり、発光面上に輝度の低い部分が線状に現れる暗線等、発光面の端部付近に輝度低下部分が現れることがあった。このように照明装置の発光面の端部に輝度低下部分があると、液晶表示装置の画面上に輝度差が生じ、画面品位が損なわれる。このためこの種の照明装置では、発光面全体で輝度の分布が均一な発光品位の高いものが要求されている。
従来、上記照明装置の光源背後の反射面として、(1)金属の蒸着などで得られる光沢表面を持つ金属光沢シートや、(2)波形や山形に成形した反射板や、(3)拡散反射シート、等が用いられていた(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平5−61043号公報(第2頁) 特開平6−250178号公報(第2頁)
しかしながら、上記(1)の金属光沢シートを用いた照明装置では、側面反射面の反射光の輝度を高めることができるが金属光沢面が光源の光を正反射するため、発光面端部付近の輝度低下部分を解消することが困難であった。また、上記(2)の反射板を用いた場合、反射板の形状が複雑であり、発光面端部付近の輝度低下部分を解消することのできる最適な形状を設定することが難しく、さらに反射板に加工を要することや光源と反射板の形状との位置関係を高い精度で設定する必要があるといった問題があった。また、上記(3)の拡散反射シートを用いた場合、光源からの光を拡散反射するため、側面反射面の反射光の輝度の低下が大きく、発光面端部付近の輝度低下部分が現れることを抑制することができなかった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、発光面端部付近における輝度低下部分の発生を抑制することができる照明装置の提供を目的とする。
本発明は、発光面となる拡散板と、前記拡散板の背後に配置される光源と、前記光源の背後に前記拡散板と対向配置されるとともに前記光源の光を反射して前記拡散板に直接入射させ平面状の底面反射面と、前記底面反射面の側部に配置され前記光源の光を反射して前記拡散板に直接入射させる側面反射面と、を有、前記側面反射面上には、レンズ面を前記拡散板側に向けたレンズ層が配置されていることを特徴としている。
上記のように構成された照明装置によれば、前記側面反射面上にレンズ面を前記拡散板側としてレンズ層を配置することにより、前記発光面端部付近の輝度を高め、輝度低下部分の発生を抑制できることを本発明者は見出した。つまり、本発明者は、前記側面反射面上にレンズ層を配置することで前記光源から前記側面反射面に向かって出射される光を好適に反射し、この側面反射面による反射光の輝度を高め、前記発光面端部付近に現れる輝度低下部分の発生を抑制できることを実験的に見出し、この知見に基づき本発明を完成させた。
また、上記照明装置において、前記光源は、直線管状部を有し、前記レンズ層のレンズ面には複数の微細なレンズ条が設けられるとともに前記レンズ条の長手方向は前記直線管状部と略平行とされていることが好ましい。
この場合、前記レンズ層のレンズ条を前記光源の形状に沿って配置できるので、前記光源から出射される光は前記レンズ層によって効果的に集光することができる。従って、側面反射面による反射光の輝度をより高めることができる。
また、上記照明装置において、前記底面反射面を外方に延長した面に対する前記側面反射面の傾斜角度は45度以上であることが好ましい。この場合、前記側面反射面に前記レンズ層を配置しかつ前記傾斜角度を45度以上に設定することで、前記側面反射面による反射光をその輝度を高めつつより確実に前記拡散板端部付近に出射することができる。よって、発光面端部付近の輝度を効果的に高めることができる。
また、上記照明装置において、前記側面反射面は、拡散反射面であることが好ましい。この場合、前記側面反射面は前記光源からの光を拡散しつつ反射できるので、前記拡散板に対して均一な反射光を出射することができる。従って、当該照明装置における発光品位をより高いものにできる。
また、上記照明装置において、前記側面反射面と前記レンズ層の間には空気層が設けられていることが好ましい。この場合、前記拡散反射面とされた側面反射面には拡散反射を行うための微細な凹凸が存在しており、空気層を設けることで、当該拡散反射面における拡散反射を効果的なものにすることができる。これにより、前記側面反射面による反射光の輝度を高い状態に維持できる。
また、上記照明装置において、前記レンズ層は耐光性を有していることが好ましい。この場合、前記レンズ層が前記光源からの紫外線を受けたとしても、その耐光性によりレンズ層が劣化することを防止できる。従って、当該照明装置における輝度や発光品位等の経時的な低下を防止することができる。
以上のように、本発明に係る照明装置によれば、側面反射面上にレンズ層を設けることで、発光面端部付近における輝度を高め、発光面端部付近に現れる輝度低下部分の発生を抑制することができる。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、本発明の照明装置を例えば液晶表示装置の背面側に配置される10インチ対応の直下型バックライトとして適用した場合を例示して説明する。図1(a)は、本発明の第一の実施形態に係る直下型バックライトの構造を模式的に示す断面図である。この直下型バックライト1は、一面が開口した箱状の下フレーム11と、前記開口を塞ぐように配置される面状の拡散部材としての拡散板12と、前記拡散板12の背後(直下)に配置される光源13と、拡散板12の面上に配置される拡散シート12bを介して拡散板12の上に配置される上フレーム20とを備えている。
拡散板12は、例えばポリカーボネート、アクリルなどの白色又は乳白色の板状体が用いられる。本実施形態ではアクリル樹脂板である三菱レイヨン(株)製の商品名「アクリライトNo432」を用い、その板厚は2mmに設定した。このような拡散板12は、上記下フレーム11の開口を塞ぐように配置され、背後に配設された光源13からの光を拡散して透過させることができるものである。このような拡散板12により、光源13からの光を均一にして拡散板12の発光面12aから出射することができる。
拡散シート12bは、拡散板12の発光面12a面上に配置されており、発光面12aから出射される光をさらに拡散する。拡散板12上方に配置される上フレーム20は、例えばアルミニウム合金により成形されており、下フレーム11の周囲を囲うような方形枠状に成形されている。この上フレームの上端部には縁部20aが設けられており、上フレーム20は、この縁部20aを拡散シート12bを介して拡散板12の周縁部と当接させて下フレーム11に被せられている。図1(b)は、図1(a)の上部平面図である。この図のように、縁部20aは、その端部によって略矩形状に開口した開口部20bを成している。この開口部20bは、反射面15a、16aの上端部で形成される下フレーム11の開口と略一致するように設定されており、発光面12aを外部へ露出した露出面12cを成している。
本実施形態に係る直下型バックライト1は、図1(a)に示すように、露出面12cにおいては、後述する内壁底面11aの反射面14aが配置されるように構成されているが、露出面12cの端部付近には、その背後に後述する内壁側面11b、11cの反射面15a、16aが配置されている範囲U(図1(b)中の斜線部)が存在する。
図2(a)は、本実施形態に係る直下型バックライトの拡散板12を取り外した状態の平面図であり、図2(b)は図2(a)におけるS−S線断面図である。光源13は、図2に示すように、例えば、直径3mmの管状体をUの字状とした冷陰極管13aを3体備え、それぞれコネクタ13bに取り付けられるとともに、図示しないランプ支持台等により支持されて下フレーム11内に収容されている。冷陰極管13aはその長手方向に直線管状部13a1を有しており、この直線管状部13a1はそれぞれ23.5mmのピッチ間隔でフレーム左右方向に略平行となるように並設されている。また、光源13には、図示しないインバータなどが接続されており、点灯・消灯が行えるよう構成されている。
下フレーム11は、例えばアルミニウム合金により成形されており、矩形状の底面と、底面から開口側へ広がるように立設された冷陰極管13aの長手方向端部側に位置する側面および光源13の長手方向に略平行な側面とを有し、一面が開口した形状に形成されている。図1および図2(b)も参照して、下フレーム11の内壁底面11a、冷陰極管13aの長手方向端部側に位置する内壁側面である側面11b(以下、端部側内壁側面11bとも言う。)、および冷陰極管13aの長手方向に対して略平行な側面である側面11c(以下、平行側内壁側面11cとも言う。)には、それぞれ拡散反射シート14,15,16が粘着剤等により貼り付けられており、これら拡散反射シートの表面がそれぞれ光源13からの光を反射する反射面14a,15a,16aとされている。この拡散反射シートとして例えば、白色系拡散反射シートである東レ(株)製の商品名「E60V」を用いた。
下フレーム11の平行側内壁側面11cに貼り付けられた拡散反射シート16の反射面16aの面上には、レンズ層としてのレンズシート17が配置されている。このレンズシート17は、アクリル、ポリカーボネート等の透明樹脂で成形された板状体であり、具体的に本実施形態では住友3M(株)製の商品名「BEFII90/50」を用いた。図3は、図1中、破線Aで囲まれた部分の断面を模式的に示した拡大図である。レンズシート17は、図3に示すように一の方向に等ピッチで複数の微細な断面三角形状のレンズ条17aが設けられたレンズ面17bを有するプリズムレンズシートを構成している。尚、本実施形態ではレンズ層として、断面三角形状のレンズ条に形成されたレンズシート17を用いたが、例えば、断面半円状のレンズ条が形成されたレンズシートを用いてもよい。
このレンズシート17は、粘着剤を用いて反射面16aにその一部を接着し固定されている。このとき、図3に示すように、レンズシート17と反射面16aとの間に介在している粘着剤からなる粘着層18が両者間の一部を接着している。このような粘着層18を反射面16aの面上に対して複数箇所設け、レンズシート17と反射面16aとの間に微小な空気層を形成している。また、この粘着層18は、反射面16aとレンズシート17とを接着した状態で略透明であることが好ましく、粘着層18が両者を安定して接着した状態で略透明となるような粘着剤が用いられている。
このようにレンズシート17と反射面16aとの間に空気層を設けた場合、拡散反射シート16からなる反射面16aの表面には拡散反射を行うための微細な凹凸が存在しており、空気層を設けることで、反射面16aの拡散反射をより効果的なものにすることができる。これにより、反射面16aによる反射光の輝度を高い状態に維持できる。例えば、反射面16aとレンズシート17との間の略全面に粘着層18を設けた場合、反射面16aからは十分な輝度の反射光は得られるが、反射面16a表面の微細な凹凸が粘着剤で埋まることで反射面16aにおける反射率がやや低下する場合があり、反射面16aの表面に空気層を設けることでより高い輝度の反射光を得ることができる。
尚、本実施形態ではレンズシート17と反射面16aとの間に空気層を形成するために、粘着剤による粘着層18を介在させたが、例えば反射面16aの面上にレンズシート17を重ね合わせるのみでも微小な空気層は存在しており、このような状態でレンズシートを固定してもよい。
また、レンズシート17が面上に固定されている反射面16aは、拡散反射シート16を用いることによって拡散反射面とされている。この場合、反射面16aは光源13からの光を拡散させつつ反射し、その反射光をプリズムレンズシート17を通過させて出射できるので、拡散板12に対して均一な反射光を出射できる。これによって、発光面12aにおける発光品位を高めることができる。
また、レンズシート17は、このレンズ面17bを下フレーム11内部側とするとともにレンズ条17aの長手方向が冷陰極管13aの直線管状部13a1と略平行になるように拡散反射シート16の反射面16aの面上に固定されている。この場合、レンズシート17のレンズ条17aを冷陰極管13aの長手方向に沿って配置されるので、冷陰極管13aから出射される光はレンズシート17によって効果的に集光することができる。従って、反射面16aによる反射光の輝度をより高めることができる。
また、レンズシート17のレンズ面表面は、耐光層17cにより被覆されている。この場合、光源13からの紫外線を耐光層17cにより遮断できるので、アクリル系樹脂等で成形されているプリズムレンズシート17が黄変等の劣化するのを防止できる。また、プリズムレンズシート17に耐光剤を添加してもよい。これによって、当該直下型バックライト1における輝度や発光品位等の経時的な低下を防止することができる。もっとも、製品寿命が500時間程度の玩具用等に用いられる直下型バックライトであれば、耐光層や耐光剤による劣化防止は不要である。
本実施形態では下フレーム11の内壁底面11aの反射面14aと端部側内壁側面11bの反射面15aには、レンズシート17を配置しなかった。反射面16aにレンズシート17を配置すると共に反射面14aおよび反射面15aにもレンズシートを配置した場合、製品として特に問題のない程度の効果は得られるが、反射面16aにのみレンズシート17を配置した場合に、より良好な効果が得られたためである。
次に、本発明者が行った、上記実施形態に係る直下型バックライトの発光面12aにおける輝度分布を実験的に測定した試験結果について説明する。
本試験において、実施例品としては本実施形態の直下型バックライト1を用い、比較例品としては反射面16aに拡散反射シート16のみを用いた直下型バックライト(本実施形態において反射面16aからプリズムレンズシート17を除いた状態)を用いた。尚、本実験では、上フレーム20は取り外した状態で試験に供した。
図4(a)は、下フレーム11における平行側内壁側面11cの反射面16aの角度および冷陰極管13aの位置関係を示す断面図である。本試験では、図4(a)中、冷陰極管13aの直線管状部13a1のピッチ寸法Lは23.5mmとし、反射面14aの端部14a1と最外に配置されている冷陰極管13aの中心との距離である距離寸法lは、冷陰極管13aのピッチ寸法L(23.5mm)に対してL/0(0mm),L/4(5.875mm),L/2(11.75mm),L(23.5mm)の4種類の値に変化させるとともに、反射面14aから外方に延長した面を示す破線Tに対する反射面16aの傾斜角度θとしては45,60,75度の3種類の値に変化させて、実施例品と比較例品それぞれについて発光面12aの輝度分布の測定を行った。
図5〜図7は、それぞれ実施例品および比較例品の発光面12aにおける輝度分布の測定結果を示すグラフである。これらのグラフは、図4(b)に示している発光面12aの左右方向略中心である点X1と点X2間の破線X上における輝度の分布の測定結果を示している。つまり、得られた輝度分布の測定結果は発光面12aの上下方向の輝度分布を示している。グラフ中の横軸は点X1と点X2間の破線X上の位置を示し、縦軸は輝度を示している。また、グラフ中実施例品の測定結果は実線Jで示し、同条件にて行った比較例品の測定結果は破線Hで示し、両者を同じグラフ中に重ね合わせて示している。
また、以下に示すすべての実験において、直下型バックライト1の点X1側(グラフ中左側)の平行側内壁側面11cのみを用いて実験を実施し、点X2側の平行側内壁側面11cには反射シート16を貼り付けたのみでレンズシート17は配置しなかった。従って、以下に示す測定結果については、すべて点X1側半分部分にのみ着目して説明する。
図5(a)〜(d)は全て反射面16aの傾斜角度θを45度とした場合の結果であり、(a)は距離寸法lをL/0、(b)は距離寸法lをL/4、(c)は距離寸法lをL/2、(d)は距離寸法lをLとした結果である。
図5において、点X1側の端部付近である破線で囲まれた部分の輝度について実施例品と比較例品とで比較すると、距離寸法lがいずれの場合においても実施例品の輝度が上昇していることが判る。
図6(a)〜(d)は全て反射面16aの傾斜角度θを60度とした場合の結果であり、(a)は距離寸法lをL/0、(b)は距離寸法lをL/4、(c)は距離寸法lをL/2、(d)は距離寸法lをLとした結果である。
図6において、点X1側の端部付近である破線で囲まれた部分の輝度について実施例品と比較例品とで比較すると、図5の場合と同様に、距離寸法lがいずれの場合においても実施例品の輝度が上昇していることが判る。
図7(a)〜(d)は全て反射面16aの傾斜角度θを75度とした場合の結果であり、(a)は距離寸法lをL/0、(b)は距離寸法lをL/4、(c)は距離寸法lをL/2、(d)は距離寸法lをLとした結果である。
図7において、点X1側の端部付近である破線で囲まれた部分の輝度について実施例品と比較例品とで比較すると、図5,図6の場合と同様に、距離寸法lがいずれの場合においても実施例品の輝度が上昇していることが判る。
このように、実施例品である本実施形態の直下型バックライト1では、いずれの条件の場合においても発光面12aの端部付近における輝度を高める効果があることを確認できた。
以上、実験結果から明らかなように、本実施形態に係る直下型バックライト1は、下フレーム11の平行側内壁側面11cに貼り付けられた拡散反射シート16の反射面16aの面上にレンズシート17を配置することで、光源13から反射面16aに向かって出射される光を好適に反射できる。従って、発光面12a端部付近の輝度を高め、発光面12a端部付近に現れる輝度低下部分の発生を抑制できる。
すなわち、本実施形態の直下型バックライト1では、図1(b)に示した範囲Uにおける輝度を高める効果がある。例えば、従来例にあるような反射面16aにレンズシート17を備えていない直下型バックライトでは、この範囲Uの背後に位置する反射面15a、16aが拡散板12に対して一定の角度をもって配置されているため、その輝度が比較的低くなる傾向がある。しかし、本実施形態の直下型バックライト1によれば範囲Uを含めた発光面12a端部付近の輝度を高めることができ、上フレーム20の縁部20aを反射面16a端部まで狭めることができるので、コンパクト化等、直下型バックライト1の設計の自由度を拡大できる。
また、本実施形態の直下型バックライト1では、上記のように拡散反射シート16やプリズムレンズシート17といった低コストの材料を特に精密に位置決めすることなく簡便な方法で固定すればよいので、コストを抑えつつ端部付近の輝度低下が抑制された直下型バックライトを提供できる。
また、反射面16aにレンズシート17を配置した本実施形態に係る直下型バックライト1では、傾斜角度θを大きくした方が輝度を高くしやすく、特に、反射面16aの傾斜角度θを45度以上に設定することで、反射面16aによる反射光をその輝度を高めつつより確実に拡散板12端部付近に出射することができる。よって、発光面12a端部付近の輝度を効果的に高めることができる。
次に距離寸法lをL/0(0mm)に設定したものである図5(a)、図6(a)、図7(a)の実施例品の輝度分布をみると、いずれの場合においても、発光面12a中心付近の輝度に比べて点X1側端部付近の輝度は比較的大きく上昇している。これにより画面全体の発光品位を下げるおそれがある。また、距離寸法lをL(23.5mm)に設定したものである図5(d)、図6(d)、図7(d)についてみると、いずれの場合においても端部付近の絶対的な輝度が低く、発光品位の改善は見られなかった。
一方、距離寸法lがL/4(5.875mm)、L/2(11.75mm)に設定したものである図5(b),(c)、図6(b),(c)、図7(b),(c)の実施例品の輝度分布をみると、この場合には発光面12a中心付近の輝度に比べて輝度の差は、大きく生じておらず、発光品位を向上させる効果が高いことが判る。
以上の結果から、本実施形態に係る直下型バックライト1において、その距離寸法lは、L/4(5.875mm)〜L/2(11.75mm)とすることが好ましい。このようにすることで、レンズシート17が配置された反射面16aによる反射光は、発光面12a端部付近に発生する輝度低下部分を抑制するのに適した輝度とできるので、発光品位を向上させる効果が得られる。
また、図5(b)の実施例品の輝度分布をみると、点X1側端部付近の輝度は発光面12a中心付近から点X1に向かって比較的なだらかに低下している。一方、図6(b)、図7(b)のものをみると、点X1側端部付近の輝度は、発光面12a中心付近から一定の輝度を保ちつつ推移し、点X1に向かって図5(b)の場合と比較して急激に低下している。すなわち、このことは発光面12aのより端部近傍まで高い輝度を保っていることを示している。また、このような傾向は傾斜角度θのみ変化させ他の条件は同一としたものとで比較した場合、いずれの場合にも同様の傾向がある。
以上のことから、本実施形態に係る直下型バックライト1では、反射面16aの傾斜角度を60度以上とすることが好ましい。この場合、レンズシート17によって輝度が高められた反射面16aによる反射光は、好適に拡散板12端部付近に出射されるので、発光面12aのより端部近傍まで高い輝度を保つことができる。
さらに傾斜角度θが60度以上でかつ距離寸法lがL/4(5.875mm)〜L/2(11.75mm)の場合において、レンズシート17を備えた反射面16aによる反射光は、より好適に拡散板12端部付近に出射されるので、良好な発光品位を得ることができる。
尚、本発明の照明装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、レンズ層の形状,材質,配置、反射層の材質、照明装置の構成等は、本発明の趣旨に基づいて適宜変更することができる。
本発明の第一の実施形態に係る直下型バックライトの構造を模式的に示す断面図である。 図1中の直下型バックライト1の拡散板12を取り外した状態の平面図である。また(b)は、(a)におけるS−S線断面図である。 図1中、破線Aで囲まれた部分の断面を模式的に示した拡大図である。 反射面16aの傾斜角度および冷陰極管13aの内壁底面11aにおける位置関係を示す断面図、(b)は輝度分布を測定した箇所を説明するための直下型バックライトの平面図である。 (a)〜(d)は図4中点X1側の反射面16aのみにレンズシートを配置し(点X2側の反射面16aにはレンズシートを配置せず)傾斜角度θを45度とした場合の輝度測定結果を示すグラフであり、(a)は距離寸法lをL/0、(b)は距離寸法lをL/4、(c)は距離寸法lをL/2、(d)は距離寸法lをLとしたグラフである。 (a)〜(d)は図4中点X1側の反射面16aのみにレンズシートを配置し(点X2側の反射面16aにはレンズシートを配置せず)傾斜角度θを60度とした場合の輝度測定結果を示すグラフであり、(a)は距離寸法lをL/0、(b)は距離寸法lをL/4、(c)は距離寸法lをL/2、(d)は距離寸法lをLとしたグラフである。 (a)〜(d)は図4中点X1側の反射面16aのみにレンズシートを配置し(点X2側の反射面16aにはレンズシートを配置せず)傾斜角度θを75度とした場合の輝度測定結果を示すグラフであり、(a)は距離寸法lをL/0、(b)は距離寸法lをL/4、(c)は距離寸法lをL/2、(d)は距離寸法lをLとしたグラフである。
符号の説明
1 直下型バックライト(照明装置)
12 拡散板
12a 発光面
13 光源
13a1 直線管状部
14a 反射面(底面反射面)
16a 反射面(側面反射面)
17 レンズシート(レンズ層)
17a レンズ条
17b レンズ面
17c 耐光層
θ 傾斜角度

Claims (6)

  1. 発光面となる拡散板と、前記拡散板の背後に配置される光源と、前記光源の背後に前記拡散板と対向配置されるとともに前記光源の光を反射して前記拡散板に直接入射させ平面状の底面反射面と、前記底面反射面の側部に配置され前記光源の光を反射して前記拡散板に直接入射させる側面反射面と、を有
    前記側面反射面上には、レンズ面を前記拡散板側に向けたレンズ層が配置されている照明装置。
  2. 前記光源は直線管状部を有し、
    前記レンズ層のレンズ面には、複数の微細なレンズ条が設けられるとともに前記レンズ条の長手方向は前記直線管状部と略平行とされていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記底面反射面を外方に延長した面に対する前記側面反射面の傾斜角度は45度以上であることを特徴とする請求項1もしくは2のいずれかに記載の照明装置。
  4. 前記側面反射面は、拡散反射面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の照明装置。
  5. 前記側面反射面と前記レンズ層の間には空気層が設けられていることを特徴とする請求項4記載の照明装置。
  6. 前記レンズ層は耐光性を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置。
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