JP4394066B2 - 被加工物の研磨方法及びその研磨装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被加工物の研磨方法及びその研磨装置の改良に関し、とりわけ光学部品の研磨に適用するのに好適の研磨方法及びその研磨装置に関する。
従来から、被加工物の研磨方法及びその研磨装置には各種の方法及び装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
例えば、
(1)ワークリング内に被加工物保持板を設け、この被加工物保持板に被加工物をセットした状態で、リングポリシャ盤のリングポリシャ面に被加工物の被加工面を接触させ、リングポリシャ盤を回転させると共にこのリングポリシャ盤の回転数と同一回転数で被加工物保持板と一体に被加工物を回転させ(以下、被加工物を同期回転させるという)、被加工面上の相対速度分布を一様化することにより、リングポリシャ面の平面度、面精度を被加工面に精密に転写するようにした研磨方法及びその研磨装置が知られている。
(2)また、ワークリング内に被加工物保持板を設け、この被加工物保持板に被加工物をセットした状態で、リングポリシャ盤のリングポリシャ面に被加工物の被加工面を接触させ、リングポリシャ盤を回転させると共に、リングポリシャ盤の回転時に被加工物とリングポリシャ盤との間に生じる摩擦力により被加工物をリングポリシャ盤の回転方向に沿って連れ回りさせ、被加工物の被加工面を研磨する研磨方法及び研磨装置も知られている。
(3)更に、研磨装置には、被加工物の被加工面の研磨面精度を向上させる目的で、振動を被加工物に与える装置、被加工物の研磨をNC制御等により行う研磨装置、被加工物を揺動させて研磨を行う揺動型研磨装置、被加工物を保持した保持板を上下のターンテーブルの間に挟んで、往復運動を与えることにより研磨を行う研磨装置も知られている。
(4)被加工物としての光学部品の研磨では、特に平面光学部品の角度誤差を修正する研磨方法として、より多く減耗させたい被加工面箇所の背面側に偏加重を加え、直線的な圧力分布の傾きを調整し、角度誤差を修正しながら研磨を行う方法が知られている。
特開平2−139172号公報 特開平6−270052号公報
上述したように従来から知られている(1)に記載の被加工物の研磨方法及び研磨装置では、研磨できる被加工物の長さ寸法がリングポリシャ盤の研磨領域として使用する輪帯幅により制限され、輪帯幅がリングポリシャ盤の外形の1/3以内であるならば、所定の平面度(例えば、λ/20=632.8/20(ナノメータ)、但し、λはHe−Neレーザーの波長)を得ることができるが、輪帯幅がリングポリシャ盤の外形の1/3よりも大きいと、被加工物の被加工面が輪帯領域からはみ出し、被加工物の長手方向両端部に位置する被加工面の箇所が他の中間箇所に較べて輪帯領域に接触する時間が不足するので、被加工物の長手方向両端部が相対的に反り上がった形状となり、被加工面の平面度が低下すると一般的に云われている。
また(2)に記載の被加工物の研磨方法及び研磨装置では、リングポリシャ盤のリングポリシャ面に砥粒案内溝が形成され、この砥粒案内溝が形成されているリングポリシャ盤の箇所では被加工物の被加工面がリングポリシャ盤に非接触の状態となり、被加工面の各箇所とリングポリシャ盤との間に接触時間の粗密差が生じ、被加工物の加工面に同心円上のうねりが本質的に発生する。
被加工物としての平面光学部品には、コーナーキューブ等のプリズム状加工物があり、リングポリシャ盤のリングポリシャ面上では、これらの任意の被加工面の側面が傾斜面となり、被加工物を自転させる従来の研磨方法では、傾斜面が加工物保持板に接触する機会が必ず存在し、その接触点には傾斜に従って被加工物を垂直方向に加圧する加圧力成分が発生するから、被加工面がふちだれし、平面度が悪化する原因となっている。
また、従来の研磨方法及び研磨装置では、被加工物の角度誤差を修正する場合、より多くの減耗を必要とする部分の被加工物の背面に偏加重を加える方法を採用していたが、加圧圧力が必要以上に加わり、リングポリシャ盤の形状損壊が著しいという問題点がある。
更に、コーナーキューブ等のプリズム状被加工物の場合には、角度誤差として1sec以下の直角度を得るためには、コンタクトブロックによる接着が必須で在り、角度修正の準備作業に手間取るという不都合がある。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、長手方向の寸法が輪帯幅よりも長い被加工物をその平面度を確保しつつ研磨することのできる被加工物の研磨方法及び研磨装置を提供すること、更には、リングポリシャ盤に形成された砥粒案内溝に起因して被加工物の加工面に現われるうねりを極力低減することのできる被加工物の研磨方法及び研磨装置を提供することにある。
請求項1に記載の被加工物の研磨方法は、被加工物保持板に、リングポリッシャ盤の輪帯領域の輪帯幅よりも1.2倍の長さを有する長方形の平行平面光学部品の被加工物の姿勢を規制してセットし、リングポリッシャ盤のリングポリッシャ面に被加工物の被加工面を接触させ、リングポリッシャ盤を回転させながら前記被加工物を無回転状態でかつ姿勢を一定方位に維持した状態でしかも前記被加工物の長手方向を前記リングポリシャの回転方向に接する接線方向として前記リングポリッシャ盤の回転方向と交差する方向に前記被加工物を前記輪帯領域の外周側でトラッキング運動させて前記被加工物の被加工面を研磨することを特徴とする。
請求項2に記載の被加工物の研磨装置は、輪帯領域の輪帯幅よりも1.2倍の長さを有する長方形の平行平面光学部品の被加工物の被加工面に摺接されるリングポリッシャ盤と、被加工物の姿勢を規制し該被加工物を保持する被加工物保持板と、該被加工物保持板をトラッキング方向に往復駆動する往復駆動機構と、前記被加工物保持板に前記被加工物の背面に当接されて該被加工物に加わる摩擦力成分に抗する方向の効力を与える当接部とを備え、前記リングポリッシャ盤を回転させながら前記被加工物を無回転状態でかつ姿勢を一定方位に維持した状態でしかも前記被加工物の長手方向を前記リングポリッシャ盤の回転方向に接する接線方向として前記リングポリシャ盤の回転方向と交差する方向に前記被加工物を前記輪帯領域の外周側でトラッキング運動させて前記被加工物の被加工面を研磨するように構成されたことを特徴とする。
請求項1に記載の研磨方法又は請求項2に記載の研磨装置では、平行平面光学部品としての被加工物の長さ寸法が輪帯幅よりも1.2倍の長さの場合でも、所望の平面度を確保できる。例えば、平面度λ/20程度を得ることができた。
以下に、本発明に係わる被加工物の研磨方法及び研磨装置の発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1は本発明の被加工物の研磨方法に使用する研磨装置の概要を示す斜視図であり、1は研磨装置を示している。ここでは、この研磨装置1は液中型である。この研磨装置1は、支持台2と、円筒状容器としてのワーキングダム3と、ミリングユニット4と、リングポリシャ盤(ターンテーブルともいう)5と、ワーキングユニット6と、ツルーイングユニット7と、修正ツール8と、操作盤9とから大略構成されている。ワーキングダム3には研磨液が貯溜されている。リングポリシャ盤5の上面には所定形状の砥粒案内溝(図示を略す)が形成されている。操作盤9はリングポリシャ盤5、ワーキングユニット6、修正ツール8の回転数制御及びその他の制御、研磨装置1の監視を行う役割を果たす。ワーキングユニット6は取り付け板10に着脱可能かつ交換可能に取り付けられる。
図2はそのワーキングユニット6とは別のタイプのワーキングユニット11を示す斜視図である。このワーキングユニット11はユニット基板12を有する。ユニット基板12の下部には駆動モータ13が取り付けられている。ユニット基板12の上部にはその前方側に回転支持板14が設けられている。回転支持板14には円弧溝15が形成されている。この回転支持板14は円弧溝15が回転中心(図示を略す)に対して為す角度の範囲内で回転可能である。16はその回転支持板14を所定の角度位置でユニット基板12に固定するための押えネジである。ユニット基板12の上部でその後方側には安全カバー17が設けられている。この安全カバー17内には図示を略す駆動プーリーと従動プーリーとこの駆動プーリーと従動プーリーとの間に掛け渡されたタイミングベルトとが設けられている。駆動プーリーは駆動モータ13の出力軸に直結されている。安全カバー17には従動軸18が設けられ、この従動軸18の下部には従動プーリーが取り付けられ、駆動モータ13の回転が駆動プーリー、従動プーリー、タイミングベルトを介して従動軸18に伝達されるようになっている。この従動軸18にはクランク部材として機能する溝付部材19が取り付けられている。20はその溝付部材19の案内溝を示している。この案内溝20には回転台21が回転可能に設けられている。この回転台21は案内溝20の延びる方向であって従動軸18から所定の距離の箇所に回転可能に位置決め固定される。この回転台21の従動軸18からの距離は回転台21を案内溝20の延びる方向にずらすことにより調節可能である。回転台21の上部にはガイド部材22が設けられている。このガイド部材22はコネクティングロッド23を摺動可能に案内する役割を有する。
回転支持板14には往復基板24が設けられている。この往復基板24の下部には直線ガイド部材25が設けられている。この直線ガイド部材25は回転支持板14の上部に設けられた案内部材26に摺動可能に嵌合されている。往復基板24の後端部にはブラケット板27が設けられている。このブラケット板27は固定板部28と起立板部29とを有する。固定板部28には図3に示すように往復基板24の方向に長く延びる案内溝30が形成されている。ブラケット板27は押えネジ31により往復基板24に固定され、往復基板24へのブラケット板27への取り付け箇所は案内溝30に沿ってブラケット板27を移動させることにより調節できる。起立板部29には取り付け部32が形成され、この取り付け部32にはコネクティングロッド23の一端部が固定され、コネクティングロッド23の他端部はガイド部材22の貫通孔に挿通されている。図3に示すように、従動軸の軸心Oを中心にして、溝付部材19を例えば矢印A方向に回転させると、回転台21が矢印B方向に回転し、これに伴ってコネクティングロッド23がガイド部材22に対して相対的に矢印C方向に移動し、回転運動が直線運動に変換され、往復基板24が矢印D−D方向に直線往復運動される。
往復基板24の先端部には、安全カバー33が設けられている。この安全カバー33の後端部には駆動モータ34が固定されている。この安全カバー33の内部には図示を略す駆動プーリと従動プーリとタイミングベルトとが設けられている。駆動プーリは駆動モータ34の出力軸に直結され、従動プーリは安全カバー内に設けられた従動軸35に固定され、タイミングベルトは駆動プーリと従動プーリとの間に掛け渡されている。その従動軸35にはドライブ機構36が設けられている。このドライブ機構36は、十字取り付け板37、中間プレート38、被加工物保持板39から大略構成されている。十字取り付け板37は従動軸35に固定されている。中間プレート38は連結ロッド40を介して十字取り付け板37に取り付けられている。被加工物保持板39は被加工物保持溝41を図4に示すように有する。この被加工物保持溝41には、被加工物42がその被加工面42aを下向きにしてセットされる。この被加工物保持板39は、ここでは、4本のアジャストロッド43によりリングポリシャ盤5からの高さが調節される。ここでは、リングポリシャ盤5のリングポリシャ面5aから1〜2mmの高さにセットされる。安全カバー33の下部には回転数検出センサ44が設けられ、この回転数検出センサ44はタイミングベルトの回転数を検出することによりドライバー機構36の回転数を検出する役割を果たす。
被加工物42はその姿勢が被加工物保持板39に規制してセットされ、リングポリシャ盤5を回転させながら被加工物42を無回転状態でリングポリシャ盤5の回転方向Eに接する接線と交差する方向にトラッキング運動(往復基板24を矢印D−D方向に往復させる運動)させることにより、被加工物42の被加工面42aが研磨される。その被加工物42のトラッキング運動の振幅(往復基板24の最大振幅)は回転台21の案内溝20に対する位置を調節することにより変更することができる。また、被加工物42の被加工面42aが摺接される輪帯領域5bはブラケット板27の往復基板24への取り付け箇所を変更することにより適宜変更できる。その被加工物42のリングポリシャ盤5に対する相対方位はドライバ機構36の回転角を調節することにより選定される。
この実施例1によれば、被加工物42をその姿勢を一定方位に維持した状態でトラッキング運動を与えて研磨する方法と、トラッキング運動をさせながら被加工物42をリングポリシャ盤5に同期回転させて研磨する方法との選択が容易となる。
次に、具体例を説明する。
一般に、遊離砥粒を用いた研磨加工では、被加工物の減耗状態を推定する手法として、プレストン(Preston)の経験則が利用されている。図5はそのプレストンの経験則を説明するための模式図で、ここで、被加工物の減耗量をΔh(μm)、比例係数をη(μm/Pa・mm)、加工圧力をP(Pa)、相対速度をV(mm/sec)、加工時間をΔt(sec)とすると、
Δh=η・P・V・Δt
また、Qは輪帯幅、Dは被加工物42のトラッキング方向(リングポリシャ盤5の半径方向)、X、Yはリングポリシャ盤5の回転中心Opに対する相対座標軸、Zは高さ方向座標軸、Cnはリングポリシャ盤5の回転中心Opから被加工物42の加工中心までの距離、ω0はリングポリシャ盤5の回転角速度、ω0´は被加工物42の回転角速度である。相対速度Vはリングポリシャ盤5の回転角速度ω0と被加工物42の回転角速度ω0´とを同じにすること(被加工物42の回転をリングポリシャ盤5の回転に同期させることともいう)により、被加工面42の全領域で、相対速度Vを一定(V=Cn・ω0)にすることができる。加工圧力Pはリングポリシャ盤5のリングポリシャ面5aが平面で、加工物42の厚さが均等であるとすると一定となる。また、被加工物42がリングポリシャ盤5からはみ出さない限り、加工時間Δtも被加工面42aの全領域で一定となる。
この条件を満足するように、被加工物42をセットして研磨を行えば原理的に、被加工面42aの平面度を良好に研磨できるわけであるが、図6に示すように、被加工物には縦横のアスペクト比が大きなものがあり、とりわけ、平行平面光学部品には縦横のアスペクト比が1:8以上のものがあり、このような直方体形状の被加工物42を同期回転させながら研磨することとすると、被加工物42´の被加工面42aが輪帯領域5bからはみ出し、被加工物42´の長手方向両端部に位置する被加工面42´の箇所が他の中間箇所に較べて輪帯領域5bに接触する時間が不足するので、被加工物42´の長手方向両端部が相対的に反り上がった形状となり、被加工面42´aの平面度が低下する。
ここでは、輪帯領域5bの輪帯幅Qを250mm(Q=D/3)とする。また、被加工物42´の長さ寸法LをL=1.2・Q=300mmとする。被加工物42´の長手方向をリングポリシャ盤5の回転方向に接する接線方向とし、この接線方向と直交するトラッキング方向(ここでは、リングポリシャ盤5の半径方向;D−D方向)に被加工物42´を往復させた。ここで、リングポリシャ盤5の回転数n0は2rpm、トラッキング振動数nTは3往復/分、往復振幅aは±55mm、リングポリシャ盤5の回転中心Opから往復中心までの距離y0は275mmとする。
このセット条件で、被加工物42´を無回転の状態で(リングポリシャ盤5に対する姿勢を一定に維持した状態で)、被加工物42´を半径方向に往復運動させると、相対速度Vは被加工面42´aの各箇所で一定とはならず、リングポリシャ盤5の回転中心Opを頂点とする円錐形状の速度分布を呈する。
この速度分布は下記の式によって表わされる。
V=(x2+y21/2・ω0
従って、プレストンの経験則から、被加工物42´の被加工面42´aの形状は、凸円錐面の一部をZ軸から切りとったような形になることが推定されるが、この被加工面42´aの湾曲形状成分(Zxy)はリングポリシャ盤5の曲率を僅かに凸面形状とし、かつ、輪帯領域5bの外周側で被加工物42´を往復運動させることにより解消できる。また、被加工物42´のy軸に関しての非対称成分は被加工物42´を半径方向に往復運動させるため消去されており、x軸と平行な平行軸x´に関しての非対称成分は被加工物42´の幅L´が被加工物42´の長さ寸法Lに較べて相対的に小さいので無視できる。
この実施例1の研磨方法及び装置により、リングポリシャ盤5の輪帯幅Qの1.2倍の長さ寸法Lを有する被加工物42´の平面度として632.8/20(ナノメータ)を得ることができた。従来の同期回転方法による研磨方法の場合は、平面度632.8/8(ナノメータ)程度であった。
(実施例2)
図7は本発明に係わるドライブ機構36の中間プレート38の他の構成を示すものであり、この中間プレート38は十字取り付け板37に連結ロッド40を介して取り付けられる。中間プレート38には十字の案内溝43が形成されている。中間プレート38の下部にはクランク形保持棒44が取り付けられている。このクランク形保持棒44はここでは円板形状の被加工物45をその周面45bで保持する役割を果たす。被加工物45の中心O2と中間プレート38の中心O1(従動軸35の中心)とは偏心されている。クランク形保持棒44は案内溝43に沿って移動され、径の異なる被加工物45を保持できるようになっている。
この中間プレート38を用い、被加工物45にトラッキング方向の往復運動を与えながら、中間プレート38をリングポリシャ盤5と同期回転させることにすれば、相対速度分布は周期的に変動するが、被加工面45aの全領域において相対速度の分布の一様性が保存され、かつ、被加工物45がリングポリシャ盤5に対して描く相対軌跡が複雑となるため、リングポリシャ盤5の砥粒案内溝に起因するうねり成分が緩和される。
一例として、直径100mmの被加工物45を、リングポリシャ盤5の回転数n0,を2rpm、トラッキング振動数nTを0.7往復/分、往復振幅aを±55mm、リングポリシャ盤5の回転中心Opから往復中心までの距離y0を250mm、偏心量δ=30mmとして研磨したところ、被加工面45aの平面度として、632.8/(70〜100)(ナノメータ)を得ることができた。従来の同期回転方法による研磨方法の場合は、平面度632.8/(70〜80)(ナノメータ)程度であり、うねりが目だつ形状となった。
(実施例3)
図8はワーキングユニット7の他の実施例の斜視図を示している。このワーキングユニット7は、ユニット基板46を有する。ユニット基板46には案内部材47が設けられている。この案内部材47にはガイド部材48を介して往復基板49が摺動可能に設けられている。往復基板49の後端部にはすべり板50が設けられている。往復基板49の先端部にはブラケット51が設けられている。ユニット基板46には取り付け枠52が設けられ、この取り付け枠52の上部には図示を略す取り付け板53が設けられ、この取り付け板53の下部には駆動モータ54が設けられている。取り付け板53の上部には安全カバー55が設けられている。安全カバー55の内部には図示を略す駆動プーリと従動プーリとタイミングベルトとが設けられている。駆動プーリは駆動モータ54の出力軸に取り付けられ、従動プーリはベアリングケース56と一体のスピンドル(図示を略す)に直結されている。そのスピンドルの先端部にはクランク部材57が設けられている。このクランク部材57には長穴58が設けられている。59はそのクランク部材57を往復基板49に固定するためのヒンジピンである。ブラケット51には長穴60が設けられ、ブラケット51は押えネジ61により往復基板49に固定される。ブラケット51の先端は下方に屈曲され、その屈曲部にはブラケット62が設けられている。このブラケット62は起立取り付け板部63と水平板部64とから構成されている。起立取り付け板部63には上下方向に延びる長穴65が設けられ、ブラケット62は押えネジ66により長穴65の締め付け箇所を調整することにより高さが調整され、後述する保持板とリングポリシャ盤5との間隔が1mm〜5mmの範囲で調整される。水平板部64には図9に拡大して示すように摩擦力分解調整基板67が取り付けられている。分解調整基板67には保持板68、69がネジ部材70により取り付けられている。ここでは、被加工物はコーナキューブ71とされ、保持板68と保持板69とは互いに直交して配置され、図10、図11に示すコーナキューブ71の背面71aに臨んでいる。保持板68、69の下部にはコーナキューブ71の背面71aに当接する当接部68a、69aが形成されている。摩擦力分解調整基板67には円弧溝72、73が形成されている。74、75はその円弧溝の押えネジである。水平板部64には角度目盛り76が設けられている。リングポリシャ盤5を矢印E方向に回転させると、コーナキューブ71はその被加工面71bとリングポリシャ盤5との間に発生する摩擦力により保持板68、69に押し付けられ、コーナキューブ71は保持板68、69に整合保持される。ユニット基板46には円弧溝77が形成され、押えネジ78による円弧溝77の押え箇所を調節することにより実施例1と同様にトラッキング運動方向の調整が可能である。また、長穴58に対してヒンジピン59の位置をずらすことにより実施例1と同様にトラッキング運動の振幅を調節可能であり、ブラケット51を長穴60に沿ってずらすことにより輪帯領域5bの選択が可能であり、摩擦力分解調整基板67を円弧溝72、73に沿ってずらすことによりリングポリシャ盤5に対するコーナキューブ71の相対的な姿勢を調節することが可能である。
この実施例では、コーナーキューブ71を無回転の状態でトラッキング運動させることにより、被加工面71bの平面度632.8/20(ナノメータ)を得た。但し、リングポリシャ盤5の回転数n0は2rpm、トラッキング振動数nTは3往復/分、トラッキング幅(往復振幅)aは±30mm、リングポリシャ盤5の回転中心Opから往復中心までの距離y0は275mm、輪帯幅は250mm、コーナーキューブ71の被加工面71bの形状は扇形で、各辺の長さは約44mmである。この実施例3では、無回転状態でのトラッキング運動による研磨のため、実施例1と同様に相対速度分布が円錐面状となるが、リングポリシャ盤5の輪帯幅に対して被加工面71bの面積が小さいので、その影響はほとんど無視できた。
なお、この実施例では、図示を略すポンプを用いてワーキングダム3に研磨液を研磨を循環させて行った。
次に、コーナキューブ71の角度修正について説明する。
図10に示すように、コーナキューブ71では、その静止状態で、その背面71aから前面71cに向かうに伴って被加工面71bに加わる自重による圧力分布fpは小さくなる。この圧力分布fpを調節することにより、コーナキューブ71の直角度誤差を修正可能である。
図9に示すように、被加工面71bとリングポリシャ盤5との間に生じる摩擦力Fは、リングポリシャ盤5の回転方向Eに接する接線方向tanに生じる。この摩擦力Fは摩擦力分解調整基板67を調節することによりコーナキューブ71の保持方向に分解され、その大きさはそれぞれF・cosθ、F・sinθである。従って、コーナキューブ71の背面には坑力fa、frが加わる。この坑力fa、frは図11に示すように高さhの箇所に作用し、被加工面71bの中立軸CTを中心にコーナキューブ71に回転モーメントMfを発生させる。高さhが十分に小さい場合には、被加工面71bに対して背面71aがプレストンの経験則により鈍角となる傾向があるが、回転モーメントMfは被加工面71bに対して背面71aが鋭角となる傾向を誘発するので、高さhを調節することにより被加工面71bに対する背面71aの直角度を研磨により修正することが可能である。なお、リングポリシャ盤5の半径方向には円周速度差が僅かに存在し、減耗量に勾配があり、半径方向内側に存在する保持板68に当接する背面71aが鋭角となる傾向が他の背面71aに較べて大きいため、摩擦力分解調整はこの点を考慮して行う。
図12はその高さ調節機構の一例を示し、この図12では、摩擦力調整分解基板67にはボルト部材76が植設されている。このボルト部材76には保持板68、69が挿通されている。保持板68、69の厚さ方向両側にはナット77、78がボルト部材76に螺合されて設けられており、このナット77、78による締め付け位置を調節することにより、高さhが調節される。
この図12に示す高さ調節機構を用い、口径60mmのコーナキューブ71の角度誤差不良品を研磨したところ、直角度0.5秒のものを得ることができた。但し、
リングポリシャ盤5の回転数n0は2rpm、トラッキング振動数nTは3往復/分、トラッキング幅(往復振幅)aは±30mm、リングポリシャ盤5の回転中心Opから往復中心までの距離y0は275mmの条件で研磨を行った。
図13はその高さ調節機構の他の例を示し、この図13では、摩擦力調整分解基板67にはその前部に一対の起立板部79が設けられている。この一対の起立板部79にはヒンジピン80が掛け渡されている。このヒンジピン80には揺動可能に保持板68、69が支承されている。この保持板68、69の先端には当接部68a(69a)と当接部68b(69b)とが高さ方向に間隔を開けて設けられている。保持板68、69の後端部には球座81が設けられている。摩擦力調整分解基板67の後部にはコラム82が設けられ、このコラム82の上部には取り付け板83が設けられている。この取り付け板83にはマイクロメータヘッド84が固定されている。このマイクロメータヘッド84のアンビル85の先端は球座81に当接されている。コラム82と保持板68、69には係止ピン86、87が設けられ、この係止ピン86、87には引っ張りコイルバネ88が掛け渡されている。保持板68、69はこの引っ張りコイルバネ88によりその球座81がアンビル85の先端に当接する方向に回動付勢されている。ここで、アンビル85の突き出し量を調整することにより、保持板68、69の傾きを調整でき、被加工面71bに対する背面71aの直角度が鋭角の時には当接部68a(69a)が背面71aに作用し、鈍角の時には当接部68b(69b)が作用するので、自動的に被加工面71bに対する背面71aの直角度誤差を所定の範囲に誘導することができることになる。
(実施例4)
図14〜図16はコーナキューブ71をダブルクランク機構88に保持させて、円弧周回型のトラッキング運動を行わせるように構成した実施例を示し、図14〜図16において、89は駆動リングである。この駆動リング89には、図16に示すようにその外周に摺接保持ローラ90が設けられ、駆動ローラ91により回転中心O3を中心に回転するようにされている。駆動リング89の内壁には半径方向に向かって延びるブラケット92がネジ止め固定されている。このブラケット92は駆動リング89の周回り方向4箇所に90度毎に設けられている。このブラケット92には吊棒93が設けられ、この吊棒93の下端部には取り付け円形基板94が固定されている。この円形基板94の上部にはベアリング95、ベアリングケース96がベアリング押え板97と固定ネジ98とにより固定されている。ベアリング95にはシャフト99が固定されている。シャフト99の本数Nは、リングポリシャ盤5の輪帯幅Qとコーナキューブ71の大きさとから決定されるピッチ円直径を等分することにより求められ、ここでは、シャフト99の本数Nは8とされている。このシャフト99の下部には吊棒100が設けられ、この吊棒100には直角V形の保持板101がネジ102により固定されている。この保持板101はコーナキューブ71の背面71aに当接される。シャフト99の上部にはネジ103により方位規制継手盤104が固定されている。この方位規制継手盤104の上部にはクランク円板105がネジ106により固定されている。このクランク円板105は保持板101の張り出し方向と逆方向に向かって張り出されている。このクランク円板105の上方には方位安定リング板107が設けられている。この方位安定リング板107には、滑り軸受108が設けられ、この滑り軸受108にはクランク円板105に設けられたヒンジピン109が嵌合されている。
この方位安定リング板107には位置規制プーリ110が摺接され、ここでは、方位安定リング板107が左側に寄せられ、保持板107が右側を向くようにセットされている。駆動リング89を図16に矢印で示す方向に回転させると共に、リングポリシャ盤5を矢印方向に回転させると、コーナキューブ71はリングポリシャ盤5に対する方位(姿勢)を変えずに円弧軌跡を描きながら、リングポリシャ盤5の半径方向に周回し、トラッキング運動を行うことになる。なお、コーナキューブ71はリングポリシャ盤5の回転により保持板101に自動的に整合され、この保持板101の向きはプーリ110の位置を調節することにより調節できる。
この実施例によれば、8個のコーナキューブ71について、その平面度として、632.8/20(ナノメータ)を得た。
但し、リングポリシャ盤5の回転数n0は2rpm、トラッキング振動数nTは3往復/分、トラッキング幅(往復振幅)aは±85mm、コーナーキューブ71の被加工面71bの形状は扇形で、口径は約60mmである。なお、この実施例では、図示を略すポンプを用いてワーキングダム3に研磨液を研磨を循環させて行った。
本発明に係わる被加工物の研磨方法に使用する研磨装置の概略構成を示す斜視図である。 図1に示すワーキングユニットとは別の構成のワーキングユニットを示す斜視図である。 図2に示すワーキングユニットの要部構成を示す平面図である。 図2に示す被加工物保持板と被加工物との関係を示す斜視図である。 本発明に係わる研磨方法の原理を説明するための説明図である。 アスペクト比の大きな被加工物を被加工物保持板にセットする状態を示す斜視図である。 本発明に係わる中間プレートの他の形状を示す斜視図である。 本発明に係わるワーキングユニットの更に他の構成を示す斜視図である。 図8のブラケットと摩擦力分解調整基板と保持板とを説明するための平面図である。 静止状態で被加工物の被加工面に加わる圧力分布の説明図である。 被加工物の背面に転がりモーメントを加えた場合の圧力分布の説明図である。 本発明に係わる高さ調節機構の一例を示す側面図である。 本発明に係わる高さ調節機構の他の例を示す側面図である。 被加工物の多数個保持機構の一例を示す部分断面平面図である。 図14に示す多数個保持機構の部分断面側面図である。 図14に示す多数個保持機構の作用を説明するための図である。
符号の説明
1…研磨装置
5…リングポリシャ盤
5a…リングポリシャ面
5b…輪帯領域
24…往復基板
39…被加工物保持板
42…被加工物
42a…被加工面

Claims (2)

  1. 被加工物保持板に、リングポリッシャ盤の輪帯領域の輪帯幅よりも1.2倍の長さを有する長方形の平行平面光学部品の被加工物の姿勢を規制してセットし、リングポリッシャ盤のリングポリッシャ面に被加工物の被加工面を接触させ、リングポリッシャ盤を回転させながら前記被加工物を無回転状態でかつ姿勢を一定方位に維持した状態でしかも前記被加工物の長手方向を前記リングポリシャの回転方向に接する接線方向として前記リングポリッシャ盤の回転方向と交差する方向に前記被加工物を前記輪帯領域の外周側でトラッキング運動させて前記被加工物の被加工面を研磨することを特徴とする被加工物の研磨方法。
  2. 輪帯領域の輪帯幅よりも1.2倍の長さを有する長方形の平行平面光学部品の被加工物の被加工面に摺接されるリングポリッシャ盤と、被加工物の姿勢を規制し該被加工物を保持する被加工物保持板と、該被加工物保持板をトラッキング方向に往復駆動する往復駆動機構と、前記被加工物保持板に前記被加工物の背面に当接されて該被加工物に加わる摩擦力成分に抗する方向の効力を与える当接部とを備え、前記リングポリッシャ盤を回転させながら前記被加工物を無回転状態でかつ姿勢を一定方位に維持した状態でしかも前記被加工物の長手方向を前記リングポリッシャ盤の回転方向に接する接線方向として前記リングポリシャ盤の回転方向と交差する方向に前記被加工物を前記輪帯領域の外周側でトラッキング運動させて前記被加工物の被加工面を研磨するように構成されたことを特徴とする被加工物の研磨装置。
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