JP4393453B2 - 車両用シートクッション - Google Patents

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本発明は、車両用シートクッションに関する。
従来、車両用シートクッション、特に高級車のシートクッションには、着座部の表面ソフト感及び乗り心地向上のために、発泡成形型を用いて成形されたモールドクッションの座部表面に、軟質スラブポリウレタン発泡体を積層することが行われている。なお、前記モールドクッションの座部表面に積層される軟質スラブポリウレタン発泡体は、モールドクッションとは異なり、発泡成形型を用いることなくオープン発泡により形成された発泡体を所要サイズに切り出したものからなる。
しかし、前記モールドクッションに軟質スラブポリウレタン発泡体を積層したシートクッションにおいては、着座時の感触や底付き感を十分に無くすことができないのみならず、シートクッションが前記軟質スラブポリウレタン発泡体の厚みに相当する量圧縮変形して、モールドクッションの変形に移る時点で着座者に硬さの変化による違和感を与える問題がある。
ところで、シートクッションにおける座り心地を評価する指標として、CI値(Comfort Index)がある。前記CI値を求める計算式は、〔CI値=試験体の65%圧縮時硬さ/試験体の25%圧縮時硬さ〕であり、また前記65%圧縮時の硬さ及び25%圧縮時の硬さ(単位N)は、JIS K 6400 A法に基づいて測定される。前記CI値が大であるほど、着座時の感触が柔らかく、しかも底突き感が小さくなって、心地良い着座感が得られるようになる。なお、前記CI値の65%圧縮とは、元厚100%に対して圧縮による変位量(圧縮変位量)が65%のことであり、換言すれば元厚100%に対して圧縮後の厚みが35%となるように圧縮した状態をいい、後述に数式で示す圧縮率が65%と同じで状態である。また25%圧縮とは、元厚100%に対して圧縮による変位量(圧縮変位量)が25%のことであり、換言すれば、元厚100%に対して圧縮後の厚みが75%となるように圧縮した状態をいい、圧縮率25%と同じ状態である。
本発明者は、前記モールドクッションの積層に用いられている汎用の軟質スラブポリウレタン発泡体(密度16〜60kg/m)のCI値に着目して調べたところ、CI値が1.5〜2.8であることが判明し、さらなる検討によって、前記モールドクッションに積層する軟質スラブポリウレタン発泡体として、CI値、すなわち〔65%圧縮時の硬さ〕/〔25%圧縮時の硬さ〕の値を所定範囲にしたクッション材を製造して用いることにより、シートクッションの着座感を向上できるのでは、と考えるに至り、本発明をなしたのである。
特開昭63−9480号公報 特開2001−190365号公報
この発明は前記の点に鑑みなされたもので、着座時の底突き感が小さく又は殆どなく、着座感を良好にできる車両用シートクッションの提供を目的とする。
請求項1の発明は、平板に切り出した、密度16〜60kg/m、硬さ50〜130Nの軟質スラブポリウレタン発泡体からなる一の連続気泡発泡体ブロックの側面を解放状態とし、前記連続気泡発泡体ブロックの元厚に対して圧縮率25%〜65%の範囲となるように、前記連続気泡発泡体ブロックの上下面のみを、加熱温度160〜240℃の熱盤で1〜5分間圧縮して前記連続気泡発泡体ブロックを塑性変形させて、上下方向に対する〔65%圧縮時の硬さ〕/〔25%圧縮時の硬さ〕値を4.0〜8.0としたクッション材からなる車両用クッション材を、座部の両側の側部が前記座部の表面よりも高くされて着座者のホールド性を高める形状とされていると共に、密度が35〜65kg/m、硬さが140〜300N(25%圧縮硬さ、圧盤直径200φ)からなるモールドクッションの前記座部の表面に積層してなる車両用シートクッションに係る。
請求項2の発明は、請求項1において、前記クッション材は、前記軟質スラブポリウレタン発泡体の発泡時及び前記圧縮時の上下方向が使用時の上下方向とされると共に、上下3分の1の両側表層部の密度が、前記表層部間の中央部分の密度に対して1.5〜4倍であることを特徴とする。
本発明の車両用シートクッションは、モールドクッションの座部の表面に積層される車両用クッション材が、従来と比べて高いCI値を有するため、着座時の底突き感を少なくでき、着座感を良好にすることができる。さらに、車両用クッション材の上下方向に対して上下3分の1の両側表層部の密度を、前記表層部間の中央部分の密度に対して1.5〜4倍とすることにより、着座時の底突き感を少なくでき、着座感が良好な車両用シートクッションを得ることができる。
以下この発明の実施形態を詳細に説明する。図1に示す車両用シートクッション30はこの発明の車両用シートクッションの一例であり、モールドクッション41と、前記モールドクッション41の座部42の表面に積層された車両用クッション材13からなる。
前記モールドクッション41は、公知の発泡成形型を用いるモールド成形によって車両用シート形状に発泡成形されたポリウレタン発泡体等からなり、図示の例では、座部42の両側の側部が前記座部42の表面よりも高くされて、着座者のホールド性を高める形状からなる。前記モールドクッション41は、密度を35〜65kg/m、硬さを140〜300N(25%圧縮硬さ、圧盤直径200φ)にしたものが、着座感を良好にするために好ましい。
前記車両用クッション材13は、CI値が4.0〜8.0であると共に、厚み方向(製造時及び使用時の上下方向)に対して3分の1の両側表層部分の密度が、前記表層部分間の中央部分の密度に対して1.5〜4倍であり、また、前記厚み方向(製造時及び使用時の上下方向)に対して5%圧縮時の硬度、すなわち初期硬度が、0.3〜3.0Nであって、厚みが8〜20mmのものである。前記車両用クッション材13の製造は、図2の(A),(B),(C)に示すように、平板に切り出した密度16〜60kg/m、硬さ50〜130Nの軟質スラブポリウレタン発泡体からなる一の連続気泡発泡体ブロック11を用い、前記連続気泡発泡体ブロック11の側面12を解放状態とし、前記連続気泡発泡体ブロック11の元厚dに対して圧縮率25%〜65%の範囲となるように、前記連続気泡発泡体ブロック11の上下面のみを、加熱温度160〜240℃の熱盤22,23で1〜5分間圧縮して厚みd’にすることにより、前記連続気泡発泡体ブロック11を塑性変形させて、上下方向に対する〔65%圧縮時の硬さ〕/〔25%圧縮時の硬さ〕値、すなわちCI値が4.0〜8.0となるようにしたもので、前記熱盤22,23による所定時間の熱プレス後に前記熱盤22,23間を開けて成形品を取り出すことにより得られる。なお、前記元厚dと、前記元厚dに対して圧縮率X%の厚みd’との関係は、{(d−d’)/d}×100=Xで表される。この発明では、前記Xの値が25〜65である。
前記連続気泡発泡体ブロック11を構成する軟質スラブポリウレタン発泡体は、オープン発泡により発泡成形されたもので、安価であるのみならず、入手も容易なために好適である。特に、密度16〜60kg/m、硬さ50〜130N、より好ましくは密度20〜30kg/m、硬さ70〜80Nの軟質スラブポリウレタン発泡体は、この発明の実施により得られるクッション材13がクッション性の良好なものになるのみならず、軽量性にも優れ、しかも入手も容易なため、好ましいものである。前記軟質スラブポリウレタン発泡体の密度が16kg/m、硬さが50Nよりも低いものは、質量感が乏しく、しかも硬度が低すぎて本発明には適さない。さらに、前記軟質スラブポリウレタン発泡体の密度が16kg/m未満のものは、前記熱盤22.23によるプレス時に発熱温度が高くなりすぎて火災を生じる危険性があり、前記クッション材13の量産に適さない。それに対して、密度が60kg/m、硬さが130Nより高いものは、得られるクッション材13が硬くなりすぎて着座感が損なわれる問題がある。また、前記連続気泡発泡体ブロック11は、前記軟質スラブポリウレタン発泡体の発泡方向に対して直交方向に沿って、通常は上下方向の発泡方向に対して直交する水平方向に沿って裁断され、前記裁断面が前記熱盤22,23でプレスされるのが好ましい。
前記連続気泡発泡体ブロック11の圧縮率が25%未満の場合、すなわち圧縮程度が少ない場合、得られるクッション材13は、表裏面(上下面)の高密度層が薄くなって中央部(コア)の低密度層が厚いまま残されるため、底突き感が避けられない。また、前記連続気泡発泡体ブロック11の圧縮率が65%を超える場合、すなわち圧縮程度が大の場合、得られるクッション材13は、表裏面(上下面)の高密度層が厚くなると共に中央部(コア)の低密度層が薄くあるいは殆ど存在しなくなるため、着座時のソフト感が無くなり、クッション性に乏しくなる。
前記連続気泡発泡体ブロック11に対する熱盤22,23の加熱温度は160℃〜240℃、また前記160℃〜240℃での加熱圧縮時間は1〜5分が好ましい。前記加熱温度が160℃未満の場合、前記連続気泡発泡体ブロック11を完全に塑性変形させるのが難しく、得られるクッション材13の長期使用によって、前記クッション材13が形状復元し、それ以降は良好な着座感が得られなくなるおそれがある。それに対し、前記加熱温度が240℃を超える場合、前記連続気泡発泡体ブロック11の表面に焼けや劣化を生じ、得られるクッション材13の品質が損なわれるようになる。また、前記加熱時間が1分未満の場合には、前記連続気泡発泡体ブロック11の塑性変形が難しく、前記クッション材13の長期使用によって復元し易くなり、それに対し前記加熱時間が5分を超える場合には、前記連続気泡発泡体ブロック11の表面に焼けや劣化を生じ、得られるクッション材13の品質が損なわれるようになる。
前記連続気泡発泡体ブロック11の圧縮は、適宜の加熱プレス装置21で行うことができる。前記加熱プレス装置21は、受け側熱盤22と押し側熱盤23に蒸気等の熱媒用配管(図示せず)を設け、前記熱媒で加熱した受け側熱盤22と押し側熱盤23とで前記連続気泡発泡体ブロック11の上下面を圧縮できるようにし、圧縮時に前記連続気泡発泡体ブロック11の周囲の側面12については解放状態として規制しないものを用いることができる。
前記のようにして得られるクッション材13は、図3に示す拡大模式図のように、前記熱盤22,23で押圧される表裏面(上下面)付近のA,B部分のセル(気泡)15が上下に潰れた扁平形状あるいは略球形状からなって密度が高いのに対して、中央部分(コア)Cのセル16が、軟質スラブポリウレタン発泡体の発泡方向である上下方向に細長い形状となって圧縮が少なく、密度が低くなっている。前記セル構造からなるクッション材13は、前記熱盤22,23による圧縮時における上下方向に対して上下3分の1の両側表層部分の密度が、前記表層部分間の中央部分の密度に対して1.5〜4倍であると共に、前記上下方向に対して5%圧縮時の硬度、すなわち初期硬度が、0.3〜3.0Nとなる。また、前記のようにして得られるクッション材13は、CI値=65%圧縮時の硬さ/25%圧縮時の硬さ、の値が4.0〜8.0であり、図1に示した前記モールドクッション41の座部42の表面に、所要形状に裁断されて積層されることにより、底突き感が小さい、あるいは底突き感がない、良好な着座感が得られる。なお、前記5%圧縮時、65%圧縮時の硬さ及び25%圧縮時の硬さは、JIS K 6400 A法に基づいて測定される。
表1〜表3に示す軟質スラブポリウレタン発泡体(商品名:UER−17,UEK−1,ECZ、いずれも株式会社イノアックコーポレーション製品)から、軟質スラブポリウレタン発泡体の発泡方向と直交方向に裁断して400mm×400mm×tmmに切り出した連続気泡発泡体ブロックを、最大圧力210kg/cm、最大型締め力37トンの油圧プレス式圧縮成形機に取り付けた熱盤により、連続気泡発泡体ブロックの厚み方向に沿って上下に所要量圧縮して熱プレスし、実施例及び比較例の車両用クッション材を製造した。前記熱盤は、熱盤の裏面でオイルを循環させることにより所定温度に加熱した。また、連続気泡発泡体ブロックの圧縮変形量は、前記熱盤間に配置したスペーサーによって25%、50%、65%に調整した。なお、前記連続気泡発泡体ブロックの厚みtは、各圧縮量で圧縮した際に12mmとなるように、各圧縮量ごとに設定した。比較例1、比較例8及び比較例15については、加熱圧縮せず、そのままとした。
このようにして得られた実施例及び比較例について、成形性、CI値、圧縮量5%の初期硬度、外観及びクッション性を測定した。前記成形性は、{(プレス後の厚さ/狙いの厚さ)}×100により計算した。また圧縮量5%の初期硬度の測定条件は、ヘッドスピード50mm/min、圧縮板80φ、前圧縮75%2回である。また前記外観については目視により、さらにクッション性については触感により判断した。さらに、密度20.5kg/m、硬さ55Nの軟質スラブポリウレタン発泡体から厚み15mmに切り出した連続気泡発泡体ブロックと、同連続気泡発泡体ブロックから前記の各実施例と同様にして製造した圧縮率25%,50%,65%%のクッション材に対して、それぞれ厚み方向(圧縮方向)に3分割し、表層部分(上下部分)と中央部分(中間部分)の密度を測定するとともに、中央部分の密度に対する表層部分の密度の比を求めた。結果は表4に示すとおりである。
Figure 0004393453
Figure 0004393453
Figure 0004393453
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表1に示すように、密度30.5kg/m、硬さ70Nの軟質スラブポリウレタン発泡体を圧縮率25%、50%、65%で圧縮した実施例1〜3は、4.0以上のCI値を示したのみならず、外観・クッション性及び成形性が実用上問題のないものであった。それに対し、同じ密度30.5kg/mの軟質スラブポリウレタン発泡体を用い、加熱圧縮していない比較例1の場合にはCI値が2.7に過ぎず、また圧縮率20%で加熱圧縮した比較例2でもCI値が3.2であり、さらに圧縮率が25%以上の比較例3〜比較例7においては外観・クッション性が悪く、特に圧縮率70%の比較例に至っては、硬すぎてクッションの用途に適さないものであった。また、表2に示す密度40kg/m、硬さ98Nの軟質スラブポリウレタン発泡体を用いた実施例4〜6、比較例8〜14、さらには表3に示す密度16.2kg/m、硬さ80Nの軟質スラブポリウレタン発泡体を用いた実施例7〜8、比較例15〜19においても、表1の場合と同様の傾向であった。
また、成形条件については、比較例3、比較例10、比較例17のように加熱温度を260℃と高温にした場合、加熱圧縮時間を短くできる反面、熱により発泡体の表面が劣化し、製品としては適さないものになる。それとは逆に、比較例4、比較例11、比較例18のように、加熱温度を140℃と低くした場合、加熱圧縮時間を10分に長くしても良好に成形することができなかった。
なお、密度35.2kg/m及び硬さ50N(いずれもJIS K 6400に準拠)からなる市販の高反発弾性発泡体(HRG−SV、株式会社イノアックコーポレーション製)について、成形を施すことなく、前記CI値を測定したところ、3.2であり、初期硬度については、3.3Nであった。
また、実施例2のクッション材(実施例)と、実施例2のクッション材の製造に使用された軟質スラブポリウレタン発泡体から厚み12mmに切り出したままのクッション材(比較例)とに対して、硬度−撓み試験を行った。測定結果は、図4の通りであり、比較例のクッション材では、圧縮率5%付近で急激に硬さが増大したのに対し、実施例2のクッション材では、圧縮率5%付近で急激な硬さ増大が見られず、硬さの増大がなだらかであった。
さらに、密度61kg/cm、硬さ300Nのモールドクッション(厚み65mm)の表面に、前記実施例2のクッション材を積層した実施例のシートクッションと、実施例2のクッション材の製造に使用された軟質スラブポリウレタン発泡体から、厚み12mmに切り出したままのクッション材を積層した比較例のシートクッションとについて応力−撓み試験を行った。結果は図5のとおりであり、比較例のシートクッションでは、モールドクッションに積層されたクッション材の厚み12mmに相当する圧縮量の時点で応力が急に増大しており、底付き感や違和感を生じやすいのに対し、実施例のシートクッションでは、クッション材の厚み12mmに相当する圧縮量の時点でも応力の急変がなく、底付き感及び違和感を生じにくいことがわかる。
この発明のシートクッションの断面図である。 この発明の一実施例に係る加熱圧縮時と、得られたクッション材を示す概略図である。 この発明で得られるクッション材のセル構造を示す模式図である。 実施例と比較例のクッション材についての硬度−撓み曲線である。 実施例と比較例のシートクッションについての応力−撓み曲線である。
符号の説明
11 連続気泡発泡体ブロック
13 クッション材
21 加熱プレス装置
22 受け側熱盤
23 押し側熱盤
30 シートクッション
41 モールドクッション

Claims (2)

  1. 平板に切り出した、密度16〜60kg/m、硬さ50〜130Nの軟質スラブポリウレタン発泡体からなる一の連続気泡発泡体ブロックの側面を解放状態とし、前記連続気泡発泡体ブロックの元厚に対して圧縮率25%〜65%の範囲となるように、前記連続気泡発泡体ブロックの上下面のみを、加熱温度160〜240℃の熱盤で1〜5分間圧縮して前記連続気泡発泡体ブロックを塑性変形させて、上下方向に対する〔65%圧縮時の硬さ〕/〔25%圧縮時の硬さ〕値を4.0〜8.0としたクッション材からなる車両用クッション材を、
    座部の両側の側部が前記座部の表面よりも高くされて着座者のホールド性を高める形状とされていると共に、密度が35〜65kg/m、硬さが140〜300N(25%圧縮硬さ、圧盤直径200φ)からなるモールドクッションの前記座部の表面に積層してなる車両用シートクッション。
  2. 前記クッション材は、前記軟質スラブポリウレタン発泡体の発泡時及び前記圧縮時の上下方向が使用時の上下方向とされると共に、上下3分の1の両側表層部の密度が、前記表層部間の中央部分の密度に対して1.5〜4倍であることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートクッション。
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