JP3211577B2 - 多重構造クッション成形体及びその製造方法 - Google Patents

多重構造クッション成形体及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用或は家具用等に使
用されるクッション成形体において、特に高反発弾性或
は高い剛性を有したクッション成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より特に自動車用シートクッション
については、その乗り心地性を向上させるという目的の
ために種々の構造或は方法が考案されている。その中の
一ファクターとして「反発弾性の操作」(振動特性にお
ける共振倍率)、或は高い剛性を持たせ、これを活用す
る傾向が非常に注目を浴びるようになってきている。
【0003】従来この反発弾性或は剛性を向上させる方
法としては、まず配合面からのアプローチを主体とした
検討により、より反発弾性や剛性の高い材料を用いた
物、或はまた元々高い反発弾性や高剛性を有する材料を
一体にして発泡した物等がある。
【0004】特に、バネ併用構造のシートクッションの
場合には、尻の直下部だけが落ち込むいわゆる「ハンモ
ック現象」についても大きな問題となっており、これを
防止するためには、クッション成形体自身に、より高い
剛性を持たせることが必要となる。
【0005】然しながら、これらの要求を満足させ得る
クッション成形体を得るために、例えば配合面からアプ
ローチした場合、反発弾性の改良、或は剛性アップのみ
に着目してしまい、生産時に肝心な液の流れ性や成形性
或は他の要求特性等とのバランスをも同時に満足させ得
る配合処方を得ることは実際上かなりの困難を要する。
特に本発明の主旨である金型を使用したポリウレタンフ
ォームクッション成形品を製造の場合には更に生産装置
面等種々の制約条件があり、結果的には期待する程の反
発弾性や剛性を有するポリウレタンフォーム成形品のク
ッションシートを得るような配合処方を求めることには
限界があり非常に困難である。
【0006】また、予め用意した高反発弾性或は高い剛
性の材料を用いて該クッション成形体を得ようとする場
合、予め成形型内の所望の位置にセットピン等や接着
剤等を使用して用意した該弾性材料或は高剛性材料をセ
ットした後にウレタンフォーム原液を注入して一体化し
た物を得る、或は成形されたクッション成形体に高反
発弾性材料或は高剛性材料を後から接着剤等で貼着させ
て物を得る等がある。
【0007】しかし、の一体発泡する等の場合には、
予め金型にセットした高弾性或は高剛性材料と後から注
入するポリウレタンフォームとの一体化が極端な物性或
は剛性の違いに加え、後から注入するウレタンフォーム
原液が先にセットした材料中に入り込めず、両者の境界
面で生じる含浸層の形成等により結果的にはシートクッ
ション材としては異物感や底付感を感じてしまうという
不具合を生ずる。又の後加工の場合にもと本質的に
は変わらず、更には接着剤を付ける等の工程が必要とな
り、工数、場所、人員等コストの上昇をも発生させると
いった問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な配合上の限界の問題や含浸層の発生による異物感、底
付感といった問題を発生させること無しに、上記のシー
トクッション成形体の反発弾性、或は剛性を飛躍的に操
作向上させたクッション構造体、及びその製造方法を得
ようとすることを目的として鋭意検討の結果、本発明に
よりこれらの問題点を解消したクッション成形体を完成
するに至ったものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明の多重構造クッシ
ョン成形体、三次元の網状骨格構造を有する骨格体内
に、軟質ポリウレタンフォームが均一に充満された高反
発弾性体を、軟質ポリウレタンフォーム製クッション成
形体の少なくとも高反発弾性或は剛性を必要とする任意
の部分に存在、一体化させてなる多重構造クッション成
形体であって、前記三次元網状骨格構造を有する骨格体
が、セル膜の無い軟質ポリウレタンフォームであり、該
骨格体内の軟質ポリウレタンフォームと該クッション成
形体の軟質ポリウレタンフォームとは、一体発泡成形さ
れていることを特徴とする
【0010】又、本発明の多重構造のクッション成形体
の製造方法は、軟質ポリウレタンフォーム原液を型内に
注入した後、加熱硬化させて所望のクッション成形体を
製造する際に、予め成形型内に該クッション成形体製品
の反発弾性或は剛性を高めたい任意の位置、範囲少な
くとも一か所に、セル膜の無い三次元網状骨格構造を有
する骨格体としての軟質ポリウレタンフォームを配置し
た後に、前記軟質ポリウレタンフォーム原液を同型内に
注入発泡して両者を一体に成形させることにより、この
ような本発明の多重構造クッション成形体を製造する
とを特徴とる。
【0011】なお、以下において、「軟質ポリウレタン
フォーム」を「ウレタンフォーム」又は「フォーム」と
称す場合がある。
【0012】本発明で使用するセル膜の無い軟ポリ
レタンフォームのセルサイズは、必ずしも限定するもの
ではないが、含浸硬化層の形成を避ける為には15個/
インチ以下、好ましくは10個/インチ以下のいわゆる
セル径の大きいものが好適に使用される。
【0013】即ち、本発明のポイントは、特に本発明の
含浸硬化層を形成せずにかつ軟質ポリウレタンフォーム
を均一に充満させた多重構造クッション体を得る為にセ
ル膜の無い三次元網状骨格構造を有する骨格体である軟
ポリウレタンフォームの中でも、特にセル径の比較的
大きいものを一体化する材料として特に選んだことであ
り、その理由は、図3にその模型図を示すが、後にシー
トクッション用フォーム原液を注入した時にこのウレタ
ンフォーム原液があまり抵抗無く、しかも万遍なくかつ
均一にこのセル膜の無い三次元網状骨格体5のフォーム
セル(骨格内)内に侵入し、しかもその注入液自身は正
常に発泡してゆくようにする為であり、従来の如く予め
反発弾性のよい或は高剛性の材料をセットし、その後に
上記の如くウレタンフォーム原液を注入しても、予めセ
ットした材料に後から注入したウレタンフォーム原液が
侵入出来ず、境界部分にのみ該液が含浸して硬化層を生
ずるといったことも無く、三次元構造の網状骨格体5
フォームのセル内に後から注入されたクッション用軟質
ポリウレタンフォームが、正常に侵入硬化し一体化す
ることにより、両フォームの諸物性を相乗的に発揮させ
得るのであり、これによって目的とするいわゆる含浸硬
化層が無く違和感を感じず、しかも2層部分のみが従来
の1層のクッション体に比べ反発弾性或は剛性等を最大
限に発揮出来る状態となるのである。
【0014】従って、通常の膜が存在するフォームは勿
論、セル膜の無い三次元網状構造のウレタンフォームで
もあまりセル径が小さくなると、後から注入されるウレ
タンフォーム原液が先のフォーム等の中に入り込むこと
が困難になり均一な一体発泡品は得られ難い。
【0015】尚、セル膜の無い三次元網状骨格構造を有
するフォームの製造方法については、特に制限は無く、
発泡時に膜の無いフォームを得る配合を使用する方法、
通常発泡したフォームをその後アルカリ等で膜を除去す
る方法、或は水素、酸素の混合ガスを使用してセル膜を
除去する(熱処理)方法等特に制限は無い
【0016】以下本発明の実施例を示して、更にその詳
細を説明するが、勿論同実施例に制限されるものではな
い。
【0017】図1は、通常従来の自動車用に使用される
フロントシートクッション(軟質ポリウレタンフォーム
成形体)を示す概略の平面図(a)及びそのA−A断面
図(b)、B−B断面図(c)の一例を示した図であ
る。
【0018】[実施例1] 図2は、本発明の一実施例を示す二重構造をしたクッシ
ョン成形体の平面図(a)及びA−A断面図(b)、B
−B断面図を示す該略図(c)である。
【0019】図中1は、通常のフロントシートクッッシ
ョン用軟質ポリウレタンフォームの成形体であり、2は
セル膜の無い三次元網状骨格構造を有する骨格体で多層
構造を有するフォームを示す。
【0020】ここで、フロントクッション用ウレタンフ
ォーム等の原料・配合等に特に制限は無くシートクッシ
ョンとして要求される特性(密度、硬度、反発弾性等)
に合った配合処方を使用すれば良い。表1に、本実施例
において使用したフロントクッション用フォームの原料
・配合及び同処方におけるモールド成形体の概略の物性
の一例を示す。又表2に、本発明で使用したセル膜の無
い三次元網状骨格構造を有するフォーム(骨格体)の諸
物性を示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】先ず、上記表2に示したセル膜の無い三次
元網状骨格構造を有するフォーム体を300mm×25
0mm×20mm(厚)に裁断したものを予め反発弾性
或は剛性をアップさせたい部分、例えば図2(a)
(b)(c)に示す如くの場所のフロントシートクッシ
ョン用モールド型内にセットした後、上記表1に示した
フロントクッション用ウレタンフォーム配合原液を発泡
注入機より同モールド型内に所定量注入し、加熱炉内で
加熱・硬化させて二重構造のフロントシートクッション
のモールド成形体を得た(図2)。この成形体は上記で
説明したように、骨格構造体内にウレタンフォーム原液
が均一に侵入し、かつ発泡体が充満するので、従来のよ
うな含浸硬化層を感じることも無く、しかも下記に示す
ように反発弾性(振動特性における共振倍率)が高く、
しかも又、いわゆる「ハンモック現象」を生じない程の
面剛性を持ったものが得られた。
【0024】[比較例1] 上記実施例1で使用したセル膜の無いフォーム(骨格
体)を使用せずに、通常の表1に示したフロントクッシ
ョンフォーム用原料・配合液のみをモールド型内に注入
発泡してクッションモールド成形体を製造した。(図
1)
【0025】上記実施例1・比較例1で得られた各クッ
ションモールド成形体を、JASO−B408に準拠し
て、両者の反発弾性(振動特性における共振倍率)を測
定比較した。
【0026】試験機は「サム電子機械社製(油圧式振動
試験機P−439型)」を用いて、尻型加圧板50k
g、全振幅5mm正弦波、掃引周波数1〜8Hz、掃引
時間5分の各条件にて行った。
【0027】この反発弾性(振動特性における共振倍
率)結果を図4に示す。
【0028】図4に示したグラフから明白なように、従
来の単一配合処方のみによるウレタンフォームシートク
ッション成形体のもの(比較例1)に比べて、上記の如
く予めセル膜の無い三次元網状骨格構造を有するフォー
ム体を使用して一体発泡した多重構造のクッション成形
体のもの(実施例1)は、その反発弾性(振動特性にお
ける共振倍率)が高く、優れた結果が得られることがわ
かる。
【0029】尚、図5〜図1は、上記膜の無い三次元
網状骨格構造を有するフォーム体(以下単に膜なしフォ
ームと言う)の位置やサイズ等と、その後通常のクッシ
ョン用ウレタンフォーム原液を注入して得られる多層構
造クッション体の反発弾性或は剛性の優れた一体発泡体
にして違和感の無い多重構造を有するクッション体のい
ろいろの組み合わせたケース例の一部を示した図であ
る。尚、膜無しフォーム等の形状は角型だけで無く、円
形型、その他制限なく任意に決めれば良い。
【0030】図5は膜無しフォームを上記実施例と反対
側、即ち着座部表面側に配置した場合のもの、図6はシ
ートの中間部に膜無しフォームをセットしたもの、図8
は更に、図7の部分に膜無しフォームを圧縮して一体化
するもの、或は図9〜図11は膜無しフォームに種々の
形状を与えたもの(部分的に肉厚さを変えたもの、部分
的に貫通孔を設けたもの、プロファイル加工を行ったも
の)等である
【0031】尚、本発明において使用する膜無しフォー
ムの厚さについては、特に制限するものではないが、そ
の目的から考えると最低でも5mm以上、最高でパッド
厚さの1.5倍程度が好ましい。
【0032】本発明は、上記の如くセル膜の無い三次元
網状骨格構造を有するフォーム体にウレタンフォーム原
液を注入して、いわゆるセルの二重構造化することによ
り、反発弾性を向上させることにあるが、更にまた本発
明によってクッションフォームの剛性の向上をも図るこ
とができる。
【0033】この特性を利用して、例えば本発明を前記
シートクッションパッドのサイド部(土手部)に応用す
ることにより、該部分の剛性感が向上し、かつ着座した
人のサイドサポート(保持)性が向上したシートパッド
が得られ、しかも前述の通り含浸硬化層を形成しないた
め、人体に直接接触する部分に用いても違和感を感じる
ことも無い快適なサイドサポートを有するシートパッド
のものが得られる。
【0034】この場合の一実施例を次に示す。
【0035】[実施例2] 図1に示すように、上記とは別のシートクッションモ
ールド型で、前記と同様のA−A断面図(a)のサイド
部4に、金型寸法(図示)よりも大きい膜無しフォーム
2(50×50×150mm)を片方或は両サイド部に
セットし、型締めを行った。該フォームは圧縮されて金
型形状に追従した形状となる。これは図1(a)のサ
イド部4のような狭部に圧縮してセットされた膜無しフ
ォーム2が元の形状に戻ろうとする反力により、結果と
して型内にセットピン等を用いなくとも該フォームのセ
ットが容易に出来る利点を有する。そしてその後注入さ
れるシートクッション用ウレタンフォーム原液が前述と
同様に金型形状通り一体発泡・硬化して一体となり、サ
イド部が剛性感を有し、かつ着座者の横ゆれ等に対する
ホールド感を有する多重構造クッション体が得られる
(図12(b))。
【0036】図1に実施例2で作成したサイド部が剛
性の大きいシートクッション成形体の平面図の一例を示
す。
【0037】この場合にも、セットする膜無しフォー
物性や形状、大きさ、圧縮量等を選択することによ
り、従来単一ウレタンフォーム原料注入では決して得ら
れなかったサイド部等のいわゆる異硬度部分の剛性・硬
度等を操作することができる。
【0038】上記図1で作成したクッション成形体の
サイド部の硬度を測定した。
【0039】硬度の測定方法は、図1に示すようなプ
ッシュプルゲージを使用して、図1に示すクッション
パッドのサイド部のPP測定位置に、ф20圧縮子を押
し当てて、製品に接触させその時の反力を測定するもの
である。尚、上記膜無しフォームを使用しないクッショ
ンパッドのサイド部についても硬度を測定し比較した。
結果は次の通りであった。 50mm厚の膜無しフォームを使用・一体化した場合: 1.73kgf 70mm厚の膜無しフォームを使用・一体化した場合: 2.47kgf 膜無しフォームを使用しなかった場合 : 0.88kgf
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、車両用或は
家具用に使用する各種クッション成形体において、三次
元網状骨格構造を有する骨格体としての軟質ポリウレタ
ンフォーム内に、含浸硬化層を形成することなく軟
ウレタンフォームが骨格構造体中に均一に充満された
高反発弾性体を、ポリウレタンフォーム製クッション成
形体の少なくとも一部に一体に存在させてなることを特
徴とする多重構造クッション体としたことで、又該成形
体の製造方法として、予め該成形型内の所望する任意の
位置に、セル膜の無い三次元網状骨格構造を有する軟質
ポリウレタンフォ ームを配置した後、軟質ポリウレタン
フォーム原液を注入一体発泡成形することにより得られ
た多重構造クッション体を使用することにより、従来得
られなかった高反発弾性(振動特性における共振倍率の
高い)或は剛性の高いクッション成形体を得ることがで
きた。これにより従来より乗り心地の向上の為のファク
ターである「反発弾性の操作」或は前記「ハンモック現
象」を改良をすることの出来る剛性を持ったクッション
成形体を得る画期的な効果が得られた。
【0041】しかも本発明の多重構造のクッション成形
体では、従来のような含浸硬化層を形成しない為違和感
を与えることの無いことが特徴である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車に使用されるフロントシートクッション
(ウレタンフォームモールド成形体)を示す概略の平面
図(a)及びそのA−A断面図(B)、B−B断面図
(c)を示す一例図である。
【図2】本発明の実施例1を示す二重構造をした上記ク
ッション体の概略の平面図(a)及びA−A断面図
(b)、B−B断面図(c)を示す1例図である。
【図3】本発明のポイントを説明する為の該略図であ
る。膜無しフォーム内に注入したウレタンフォーム原液
が侵入して、しかも正常に、かつ均一に発泡し所謂二重
構造の発泡体を形成しており、境界面で含浸硬化層を生
じない。
【図4】本発明において実施例1、比較例1で作成した
シートクッション体の反発弾性(振動特性における共振
倍率)を測定比較したグラフである。
【図5】本発明において、使用する骨格体(膜無しフォ
ーム)の位置、形状等を変えたウレタンフォーム多重構
造クッション成形体の一例を示す概略の断面図である。
【図6】本発明において、使用する骨格体(膜無しフォ
ーム)の位置、形状等を変えたウレタンフォーム多重構
造クッション成形体の一例を示す概略の断面図である。
【図7】本発明において、使用する骨格体(膜無しフォ
ーム)の位置、形状等を変えたウレタンフォーム多重構
造クッション成形体の一例を示す概略の断面図である。
【図8】本発明において、使用する骨格体(膜無しフォ
ーム)の位置、形状等を変えたウレタンフォーム多重構
造クッション成形体の一例を示す概略の断面図である。
【図9】本発明において、使用する骨格体(膜無しフォ
ーム)の位置、形状等を変えたウレタンフォーム多重構
造クッション成形体の一例を示す概略の断面図である。
【図10】本発明において、使用する骨格体(膜無しフ
ォーム)の位置、形状等を変えたウレタンフォーム多重
構造クッション成形体の一例を示す概略の断面図であ
る。
【図11】本発明において、使用する骨格体(膜無しフ
ォーム)の位置、形状等を変えたウレタンフォーム多重
構造クッション成形体の一例を示す概略の断面図であ
る。
【図12】シートクッション材のサイド部について、本
発明を適用した概略断面図の一例である。(a)は膜無
しフォームをセット前を表し、(b)はセットした後の
図である。
【図13】本発明の実施例2で作成したサイド部が多重
構造をしたクッション成形体の概略平面図である。
【図14】シートクッション材のサイド部の
【図1】に示す硬度測定器による測定位置を示す図で
ある。
【図15】本発明の実施例2で作成したサイド部の硬度
測定に使用した硬度測定器(プッスプルゲージ)の図で
ある。
【符号の説明】
1:軟質ポリウレタンフォーム(シートクッション用) 2:セル膜の無い三次元網状骨格構造を有するフォーム 4:シートクッション成形体のサイド部 5:三次元網状骨格体 6:軟質ポリウレタンフォーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29K 105:20 B29K 105:20 B29L 31:58 B29L 31:58 (56)参考文献 特開 平1−278313(JP,A) 特開 平4−242688(JP,A) 特開 昭55−84110(JP,A) 実開 平4−7130(JP,U) 実開 平3−82046(JP,U) 実開 平3−64558(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 39/10 - 39/12 B29C 39/22 - 39/24 B68G 5/00 - 5/02 B68G 7/00 - 7/06 A47C 7/18 - 7/20 B60N 2/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三次元網状骨格構造を有する骨格体内
    に、軟質ポリウレタンフォームが均一に充満された高反
    発弾性体を、ポリウレタンフォーム製クッション成
    形体の少なくとも一部に一体に存在させてなる多重構造
    クッション成形体であって、 前記三次元網状骨格構造を有する骨格体が、セル膜の無
    い軟質ポリウレタンフォームであり、 該骨格体内の軟質ポリウレタンフォームと該クッション
    成形体の軟質ポリウレタンフォームとは、一体発泡成形
    されている ことを特徴とする多重構造クッション成形
    体。
  2. 【請求項2】 三次元網状骨格構造を有する骨格体内
    に、軟質ポリウレタンフォームが均一に充満された高反
    発弾性体を、軟質ポリウレタンフォーム製クッション体
    の少なくとも一部に一体に存在させてなる多重構造クッ
    ション成形体を製造する方法において、 軟質ポリウレタンフォーム原液を型内に注入した後、加
    熱硬化させて所望のクッション体を製造する際に、予め
    該成形型内の任意の位置に、三次元網状骨格構造を有す
    る骨格体としてのセル膜の無い軟質ポリウレタンフォー
    を配置した後に、前記軟質ポリウレタンフォーム原料
    を同型内に注入発泡して両者を一体に成形させてなるこ
    とを特徴とする多重構造クッション成形体の製造方法。
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