JP4392021B2 - 水処理装置及び該装置用カートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、概して、水処理装置及び該装置において使用するカートリッジの技術に関するものであり、より具体的には、水処理装置及びカートリッジの使用による処理水の再汚染の防止に関する。
水は、例えば、微粒子、有害な化学物質、並びに、細菌、寄生生物、原生動物、及びウイルスなどの微生物学的有機体を含む、多くの異なる種類の汚染物質を含有する場合がある。様々な状況で、水を使用できるようになるまで、これらの汚染物質を除去しなければならない。水が飲用、即ち、飲むのに適するようになる前に、いかなる有害な汚染物質をも水から除去しなければならない。近代的な水処理手段にも関わらず、一般住民は危険に曝されており、特に、乳幼児や免疫不全の人はかなりの危険に曝されている。
米国及び他の先進国では、地方自治体で処理された水には、典型的には、次の不純物、即ち、浮遊物質、細菌、寄生生物、ウイルス、有機物、重金属及び塩素のうち1種類以上が含まれる。水処理システムの故障や他の問題によって、細菌やウイルスの除去が不完全になることがある。非先進国では汚染した水に曝されることに伴う致命的な結果が生じているが、それは、これらの中には、人口密度が増大し、水資源がますます不足し、水処理施設のない国もあるからである。飲料水の水源がヒトや動物の廃棄物の付近に存在することはよくあり、そのため、微生物学的汚染が主な健康上の懸念事項となる。水系の微生物学的汚染の結果、毎年、推定六百万人が死亡し、その半分は5歳未満の子供である。
これらの汚染物質を除去するために、多くの異なる水処理媒体が開発されているが、これらの水処理媒体は、処理水の再汚染を促進してしまう、又は再汚染に対して適切に保護しない、装置又はシステム中に配置されることが多い。例えば、多くの水処理システムのカートリッジと装置との境界面には、処理される汚染水と処理された水との間に単一のバリアしか含まれないことが多い(米国特許第4,735,716号、同第4,857,189号、同第4,948,505号、及び同第5,486,288号参照)。従って、該単一バリアの何らかの破損は、摂取される処理水の再汚染に最もつながりやすい。
また、多くのシステムは、水処理カートリッジを交換する際に、装置の排出口の汚染を許してしまうように構成されている(米国特許第4,735,716号、同第4,857,189号、同第4,948,505号、及び同第5,486,288号参照)。すなわち、処理水の放出を担う装置の1以上の部分と汚染水とが直接接触するように、装置は設計されることが多い。
さらにまた、多くの水処理カートリッジのバリアは、ユーザーによって容易に汚染され得るように、又は、梱包時、出荷時、ないしは別の方法での操作時に損傷を受け得るように、配置されていることが多い(米国特許第4,735,716号、同第4,857,189号、同第4,948,505号、同第5,695,168号、同第5,114,572号、米国特許公開第2002/0100720号、PCT国際公開特許WO01/26772参照)。
さらに、多くの水処理カートリッジは、水処理カートリッジと境界面とを形成している水処理装置中に配置されているバルブを作動させるように境界面が機械的に機能しないように設計されており、入口及び/又は出口のバルブを作動させるという機械的利点を利用しないことが多い(米国特許第5,256,285号、同第5,607,582号、及び同第5,753,111号参照)。
上記問題及び水質改善に対する一般的関心から、処理水の再汚染の可能性を減少させる水処理システムを提供するという継続的要求が存在する。さらに、上記課題を達成することができ、且つ、機械的にバルブを作動させることもできる水処理カートリッジを提供するという要求が存在する。
本発明の一態様において、水処理のためのカートリッジが提供される。カートリッジは、水処理装置と脱着可能に嵌合させることができる。カートリッジは、ハウジング、未処理水をカートリッジへ導入するための入口、カートリッジから処理水を排出させるための出口、及び未処理水を処理するための処理媒体を備える。処理媒体は、入口と出口を流体連通している。カートリッジは、さらに、内面、外面、近位端、及び遠位端を有する第1のチューブを備え、このとき、該内面及び/又は外面は密封面である。カートリッジは、さらに、内面、外面、近位端、及び遠位端を有する第2のチューブを備え、このとき、該内面及び/又は外面は密封面である。第1のチューブは、ハウジングから伸張し、出口を取り囲む。第1のチューブと第2のチューブとの間にギャップが形成されるように、第1のチューブ又は第2のチューブの少なくとも一部が他方を取り囲む。このギャップにより一定量の水を保持することができる。
本発明の別の態様において、上記のような水処理カートリッジと脱着可能に嵌合させ得る装置が提供される。装置は、内面及び外面を有する出口ハウジングを備える。出口ハウジングは、少なくとも1つの密封面を含む。装置は、さらに、内面及び外面を有する通気ハウジングを備える。通気ハウジングは少なくとも1つの密封面を含む。出口ハウジングの内面の少なくとも一部が、処理水の出口における通路を形成し、画定する。出口ハウジングの外面及び出口ハウジングの内面の少なくとも一部が通気孔を形成し、画定する。該装置は、第1のチューブが出口ハウジングと密封的に嵌合するように、カートリッジと嵌合する。第2のチューブは、第1のチューブの内面と出口ハウジングの内面とが流体連通するように、通気ハウジングと密封的に嵌合する。第1のチューブの外面と第2のチューブの内面とは流体連通している。
上記カートリッジの使用方法を含む、本発明のその他の態様については、以下の本発明の詳細な記載から明らかであろう。
本明細書は、本発明を詳細に指摘し明確に請求する請求項をもって結論とするが、本発明は、添付図面と併せてなされる以下の説明により一層よく理解されると考える。
本明細書で使用する時、「カム面」という用語は、バルブを作動させる目的のためのバルブのフォロア(follower)と物理的に接触する全ての表面の総和を意味する。さらに、カム面は、米国特許出願第10/424,200号(流体カートリッジ及びその末端部)中に定義され、説明されている。
本明細書で使用する時、「同軸の」という用語は、第1の物体が第2の物体の十分内側に存在すること(例えば、第1の円筒が第2の円筒の十分内側にある状態、第1のチューブが第2のチューブに完全に取り囲まれている状態等)を意味する。
本明細書で使用する時、「同心の」という用語は、共通の中心を有することを意味する。
本明細書で使用する時、「流体」という用語は、気体又は液体を意味する。
本明細書で使用する時、「密封的に嵌合する」又は「密封嵌合」という語句は、少なくとも2つの密封面又はその部分が会合し、液体の流れに対するバリアを形成すことを意味する。
本明細書で使用する時、「密封面」という用語は、別の面と嵌合させた時に液体の流れに対するバリアを形成し得る予め定められた面又はその部分を意味する。密封面には、限定するものではないが、滑らかで非常に磨かれた表面、又は前記磨かれた表面を密封的に嵌合するOリングを挙げることができる。
本明細書で使用する時、「取り囲む」という用語は、少なくとも一部分を取り囲むことを意味する。
本明細書で使用する時、「チューブ」という用語は、流体を運搬又は保持するための中空の細長い構造体を意味する。チューブは、限定するものではないが、円筒形であってもよい。例えば、本発明のチューブは、5角形、6角形、8角形等であってもよい。
本明細書中で使用するその他の用語は、明細書中で記載される場所において定義される。
本発明の実施形態に対する参照を以下に詳細に行い、本発明の例について添付図面中において説明する。後半の二桁が同じ数字は、図面を通じて同一又は類似の(実施形態は必要とされないが)エレメントを表す(例えば、22、122、222等)。本発明の水処理装置及びカートリッジは、限定するものではないが、製氷機及び/又はウォーターポートを有する冷蔵庫;ウォータースタンド又はクーラー;蛇口付きの、調理台上の、流し台下の、及び/又は家全体の水処理装置;コーヒーメーカー等を含む、飲料水が求められる場所で使用することができる。
図1に示されるように、水処理カートリッジ20の一実施形態は、ハウジング22、入口24、出口26、第1チューブ28、第2チューブ30、ギャップ32、及び水処理媒体34を備える。本発明の実施形態において示すように、ハウジング22は円筒形であってもよく、また一方で、様々な形や大きさであってもよい。ハウジング22は、限定するものではないが、プラスチック、金属及びその合金、グラスファイバー等の1つまたは組み合わせを含む様々な材料の1以上から製造することができる。ハウジング22は、末端部に、定形の処理媒体(例えば、34)からなるキャップを構成していてもよいし、又は、ほぐれている処理媒体を保持する十分に画定されている区画を形成していてもよい。
本発明の実施形態に示されるように、入口24は、ハウジング22の両末端部によって蓋をされている露出した媒体34の一部であってもよい。すなわち、媒体34の露出した部分を通じてカートリッジ20に水が入るかもしれない。図2に示されるように、入口224は、所望により、環状の開口部であってもよく、また、出口26の位置の反対にある、カートリッジ220の第2の末端部に位置してもよい。入口224は、所望により、カートリッジ220の側部又は第1の末端部上に位置していてもよい。
図3に示されるように、出口26は、環状の開口部であってもよく、また、カートリッジ20の長手方向軸36と同心且つ同軸であってもよい。入口24及び出口26は、様々な大きさであってよく、また、用途に対して最も役立ついかなる様式で配置させてもよい。すなわち、入口24及び出口26は、同位(例えば、同一の開口部を共有している)、近位(例えば、同一の面又は末端部を共有している)、又は一方から遠位(例えば、反対の末端部に位置している)に位置することができる。
図3に示されるように、第1のチューブ28が出口26を取り囲み、第2のチューブ30が第1のチューブ28を取り囲み、且つ、第1のチューブ28の外面と第2のチューブ30の内面との間にギャップ32が形成されるように、第1のチューブ28及び第2のチューブ30はハウジング22から伸張しており、該ハウジングにおいては、ギャップ32のための連続的床部38(すなわち、開口部を有さない床部)として、ハウジング22の頂部が機能する。第1のチューブ28及び第2のチューブ30は、第1のチューブ28又は第2のチューブ30の近位端とハウジング22との間に漏出路が形成されないように、ハウジング22から伸張させてもよい。すなわち、第1のチューブ28又は第2のチューブ30のいずれかの遠位端からのみ水は排出し得る(すなわち、ギャップ32の近位部は開放している)、さもなければ、その他の排出手段が存在しない(すなわち、ギャップ32の遠位部は水密である)ことから、ギャップ32中に(その他の条件にも依存するが)長期間、水を保持し得る。ギャップ32は、カートリッジ20が(以下に記載するような)装置と密封的に嵌合していない場合には、いくらかの量の、好ましくは約0.1ミリリットル(本明細書中においては、「mL」と表す)〜約6mLの、より好ましくは約1.6mL〜約4.5mLの、最も好ましくは約2.2mL〜約3mLの水を保持し得る。さらに、ギャップ32は、カートリッジ20が(以下に記載するような)装置と密封的に嵌合している場合には、いくらかの量の、好ましくは約0.1mL〜約5.5mLの、より好ましくは約0.5mL〜約3mLの、最も好ましくは約0.8mL〜約1.2mLの水を保持し得る。
図3に示されるように、第1のチューブ28は環状であってもよく、また、出口26を同心的且つ同軸的に取り囲んでもよい(但し、任意の様式で出口26を取り囲んでよい)。第1のチューブ28は、限定するものではないが、プラスチック、金属及びその合金、グラスファイバー等の1つまたは組み合わせを含む様々な材料の1以上から製造してもよい。図4に示されるように、第1のチューブ28は、出口26の連続的延長部として機能する。第1のチューブ28の内面及び外面は、密封面44であってもよく、また、1以上のOリング又はその他の密封面を含んでもよく、1以上のリブ40によって支持してもよい(図16参照)。本発明の実施形態により示されるように、第1のチューブ28の密封面44は、Oリングと密封的に嵌合させるために高度に磨かれた内面の一部である。第1のチューブ28にOリングが使用されていない時は、切り目ができたり、引き裂かれたり、又は、何らか別の方法においてOリングの完全性が損なわれたりする可能性は存在しない(梱包時、出荷時、消費者による取扱い時等)。また、第1のチューブ28の密封面が内面である場合、第1のチューブ28の直径は、漏れを生じ得る損傷を引き起こし得るので、平均的消費者が密封面に触れることができないか、或いは、汚染された水等を生じ得るので、汚染された手で密封面に触れることができないような長さに維持させることができる。第1のチューブ28の密封面が外面である場合、第1のチューブ28と第2のチューブ30との間のギャップ32は、上記問題の発生を防ぐ距離に維持させてもよい。
さらに、密封面44の高さと比較したときの第1のチューブ28の高さは、第1のチューブ28の密封面を保護する際に重要となり得る。すなわち、第1のチューブ28の密封面は、内面又は外面のいずれに位置していようが、密封面を保護するために第1のチューブ28のいくらかの部分が密封面よりも長く伸張しているように、第1のチューブ28上に位置させてもよい。第1のチューブ28は、密封面44の遠位部分よりも距離L1、好ましくは約0.1センチメートル(本明細書中においては、「cm」と表す)〜約2cm、より好ましくは約0.2cm〜約1cm、最も好ましくは約0.3cm〜約0.5cm長く伸張しているのが好ましい。また、第1のチューブ28の密封面44よりも長く、且つ、第1のチューブ28の遠位端よりも長く伸張することにより、第2のチューブ30の高さは、第1のチューブ28の密封面44を保護してもよい。
図5−A及び5−Bに示されるように、第2のチューブ30は環状であってもよく、また、第1のチューブ28及び又は出口26を同心的且つ同軸的に取り囲んでもよい(但し、いかなる様式で第1のチューブ28及び又は出口26を取り囲んでよい)。第2のチューブ30は、限定するものではないが、プラスチック、金属及びその合金、グラスファイバー等の1つ又は組み合わせを含む様々な材料の1以上から製造することができる。第2のチューブ30の内面又は外面は密封面46であってもよい。本発明の実施形態に示されるように、密封面46は、第2のチューブ30の内面の一部であり、且つ、Oリングと密封的に嵌合させるために高度に磨かれている。第2のチューブ30は、1以上のOリング又はその他の密封面を含んでもよいし、含まなくてもよく、また、1以上のリブによって支持されていてもよいし、支持されていなくてもよい。図6−Aに示されるように、第2のチューブ6A30は、ハウジング22から伸張している必要はなく、第2のチューブ6A30が第1のチューブ28から伸張するとき、第2のチューブ6A30の部分としてギャップ6A32の底部6A38が形成されるように、第1のチューブ28から外側へ向かうように伸張していてもよい。さらに、図6−Bに示されるように、第2のチューブ6B30は、第1のチューブ28から内側へ向かうように伸張していてもよい。図7に示されるように、第2のチューブ730は、米国特許出願第10/424,200号中に記載され、以下にさらに記載し、図示説明するように、カム面42としても機能してもよい(図15参照)。
第2のチューブ30にOリングが使用されていない時は、切り目ができたり、引き裂かれたり、又は、何らか別の方法においてOリングの完全性が損なわれたりする可能性は存在しない。また、第2のチューブ30の密封面46が内面である場合、第2のチューブ30の直径は、漏れを生じ得る損傷を引き起こし得るので、平均的消費者が密封面に触れることができないか、或いは、汚染された水等を生じ得るので、汚染された手で密封面46に触れることができないような距離にギャップ32を維持する距離に維持させてもよい。第2のチューブ30の外面が、Oリングを使用しておらず、且つ、密封面でない時は、該外面は、上記したようなカム面(例えば、42)として、より簡単に使用することができる。
さらに、第2のチューブ30の密封面46の高さと比較したときの第2のチューブ30の高さは、密封面46を保護する際に重要となる場合がある。すなわち、第2のチューブ30の密封面46は、内面又は外面のいずれに位置していようが、密封面を保護するために第2のチューブ30のいくらかの部分が密封面46よりも長く伸張しているように、第2のチューブ30上に位置させてもよい。第2のチューブ30は、その密封面46の遠位部分よりも距離L2(図5−B参照)、好ましくは約0.1cm〜約1.5cm、より好ましくは約0.2cm〜約0.9cm、最も好ましくは約0.3cm〜約0.5cm長く伸張しているのが好ましい。さらに、図8に示されるように、第2のチューブ830の密封面846よりも、且つ、第2のチューブ830自体の遠位端よりも伸張することにより、第1のチューブ828の高さも、第2のチューブ830の密封面846を保護してもよい。
図9に示されるように、ハウジング22の第1の末端部からハウジング22の第2の末端部への距離L3(ハウジング22の高さ)は、好ましくは約3cm〜約20cm、より好ましくは約5cm〜約15cm、最も好ましくは約6.7cm〜約8.4cmであってもよい。ハウジング22の第1の末端部から第1のチューブ28の遠位端への距離L4(第1のチューブ28の高さ)は、好ましくは約0.5cm〜約3cm、より好ましくは約1cm〜約2cm、最も好ましくは約1.2cm〜約1.4cmであってもよい。ハウジング22の第1の末端部から第2のチューブ30の遠位端への距離L5(第2のチューブ30の高さ)は、好ましくは約0.5cm〜約3cm、より好ましくは約0.7cm〜約2cm、最も好ましくは約1cm〜約1.5cmであってもよい。第1のチューブ28の遠位端から第2のチューブ30の遠位端への距離L6は、好ましくは約0cm〜約1cm、より好ましくは約0.1cm〜約0.5cm、最も好ましくは約0.2cm〜約0.3cmであってもよい。第1のチューブ28の近位端から第2のチューブ30の遠位端への距離L7(第2のチューブ30の高さ)は、好ましくは約0.5cm〜約3cm、より好ましくは約0.7cm〜約2.2cm、最も好ましくは約1cm〜約1.5cmであってもよい。第2のチューブ30の近位端から第1のチューブ28の遠位端への距離L8(第1のチューブ28の高さ)は、好ましくは約0.5cm〜約3cm、より好ましくは約0.9cm〜約2cm、最も好ましくは約1cm〜約1.5cmであってもよい。
カートリッジ20の長手方向軸36から第1のチューブ28の内面への距離L9は、好ましくは約0.3cm〜約1.5cm、より好ましくは約0.4cm〜約1cm、最も好ましくは約0.6cm〜約0.8cmであってもよい。第1のチューブ28は、好ましくは約0.5cm〜約3cm、より好ましくは約0.9cm〜約2.2cm、最も好ましくは約1.2cm〜約1.5cmの内径L10を有していてもよい。
カートリッジ20の長手方向軸36から第2のチューブ30の内面への距離L11は、好ましくは約0.5cm〜約2.5cm、より好ましくは約0.8cm〜約2cm、最も好ましくは約1cm〜約1.3cmであってもよい。第2のチューブ30は、好ましくは約1cm〜約5cm、より好ましくは約1.7cm〜約4cm、最も好ましくは約2cm〜約2.5cmの直径L12を有していてもよい。ギャップ32は、好ましくは約0.5cm〜約3.5cm、より好ましくは約1cm〜約2.5cm、最も好ましくは約1.5cm〜約2cmの内径と、好ましくは約1cm〜約5cm、より好ましくは約1.5cm〜約4cm、最も好ましくは約2cm〜約2.6cmの外径を有していてもよい。第1のチューブ28の外面と第2のチューブ30の内面との最大距離L13は、好ましくは約0.1cm〜約2.5cm、より好ましくは約0.2cm〜約1.2cm、最も好ましくは約0.3cm〜約0.5cmであってもよい。
ハウジング22の第1の末端部から第1のチューブ28の密封面44の遠位部分への距離L14は、好ましくは約0.4cm〜約2cm、より好ましくは約0.5cm〜約1.5cm、最も好ましくは約0.8cm〜約1cmであってもよい。ハウジング22の第1の末端部から第2のチューブ30の密封面46の遠位部分への距離L15は、好ましくは約0.4cm〜約2.5cm、より好ましくは約0.5cm〜約2cm、最も好ましくは約0.7cm〜約1cmであってもよい。
カートリッジ20のコンパクト性のためには、各チューブに密封面44及び46を保持させながら、第1のチューブ28及び第2のチューブ30の高さを出来る限り制限することが望ましい場合もある。装置と嵌合させるチューブ28及び30の高さが低ければ低いほど、ハウジング22の高さは大きくなるか、又は処理媒体34が固定の距離当たりのものとなり得る(米国特許出願第10/424,200号参照)。すなわち、第1のチューブ28と第2のチューブ30とが同じ最小の高さとなり得ることが予測し得る。さらに、密封面44及び46のそれぞれは、ハウジング22の第1の末端部から同じ距離だけ伸張していてもよいことが予測し得る(すなわち、チューブ28及び30のそれぞれは、密封面44及び46からそれぞれ同じ距離だけ伸張していてもよい)。
上記したように、第1のチューブ28の高さは、その密封面44及び第2のチューブ30の密封面46の保護のために使用されてもよい。同様に、第2のチューブ30の高さは、その密封面46及び第1のチューブ28の密封面44の保護のために使用されてもよい。従って、第1のチューブ28の高さと第2のチューブ30との高さの関係は重要であり得る。例えば、第2のチューブ30は、第1のチューブ28の高さの、好ましくは約1倍〜約2.5倍、より好ましくは約1.1倍〜約2倍、最も好ましくは約1.2倍〜約1.3倍の高さを有していてもよい(例えば、第2のチューブ30が、第1のチューブ28の高さの1.1倍であり、第1のチューブ28が1.2cmの高さである場合、第2のチューブ30は1.3cmの高さとなる)。反対に、第1のチューブ28は、第2のチューブ30の高さの、好ましくは約1倍〜約2.5倍、より好ましくは約1.1倍〜約2倍、最も好ましくは約1.2倍〜約1.3倍の高さを有していてもよい。
第2のチューブ30の遠位端は、第1のチューブ28の遠位端の、好ましくは約1倍〜約2.5倍、より好ましくは約1.1倍〜約2倍、最も好ましくは約1.2倍〜約1.3倍、カートリッジのハウジング22の第1の末端部から伸張していてもよい(例えば、第2のチューブ30の遠位端が、第1のチューブ28の遠位端の場合の1.1倍、カートリッジのハウジング22から伸張しており、且つ、第1のチューブ28の遠位端がカートリッジのハウジング22から1.2cm伸張している場合、第2のチューブ30の遠位端はカートリッジのハウジング22から1.3cm伸張していることになる)。反対に、第1のチューブ28の遠位端は、第2のチューブ30の遠位端の、好ましくは約1倍〜約2.5倍、より好ましくは約1.1倍〜約2倍、最も好ましくは約1.2倍〜約1.3倍、カートリッジのハウジング22の第1の末端部から伸張していてもよい。
第2のチューブ30の密封面46の遠位部分は、第1のチューブ28の密封面44の遠位部分の場合の、好ましくは約1倍〜約3倍、より好ましくは約1.1倍〜約2倍、最も好ましくは約1.3倍〜約1.4倍、カートリッジのハウジング22から伸張していてもよい(例えば、第2のチューブ30の密封面46の遠位部分が、第1のチューブ28の密封面44の遠位部分の場合の1.1倍、カートリッジのハウジング22から伸張しており、且つ、第1のチューブ28の密封面44の遠位部分がカートリッジのハウジング22から0.9cm伸張している場合、第2のチューブ30の密封面46の遠位部分はカートリッジのハウジング22から1cm伸張していることになる)。反対に、第1のチューブ28の密封面46の遠位端は、第2のチューブ30の密封面46の遠位端の、好ましくは約1倍〜約3倍、より好ましくは約1.1倍〜約2倍、最も好ましくは約1.3倍〜約1.4倍、カートリッジのハウジング22から伸張していてもよい。
第2のチューブ30の少なくとも1つの密封面は、第1のチューブ28の少なくとも1つの密封面の、好ましくは約1倍〜約3倍、より好ましくは約1.1倍〜約2倍、最も好ましくは約1.3倍〜約1.4倍、カートリッジのハウジング22から伸張していてもよい。反対に、第1のチューブ28の少なくとも1つの密封面は、第2のチューブ30の少なくとも1つの密封面の、好ましくは約1倍〜約3倍、より好ましくは約1.1倍〜約2倍、最も好ましくは約1.3倍〜約1.4倍、カートリッジのハウジング22から伸張していてもよい。
水処理媒体34は、カートリッジのハウジング22内に収容させてもよく、当該技術分野において既知の様々な方法(例えば、限定するものではないが、サイズ排除、電解、吸収、吸着、酸化、還元、化学的消毒法、イオン交換等による、汚染物質の除去又は中和)において機能してもよい。汚染物質の例としては、微生物、ウイルス、細菌、病原体、原生動物、有機物質、無機物質等が挙げられる。また、着香剤、ビタミン類、ミネラル類、栄養素等の有用な添加物質も添加してよい。当該技術分野において既知の好適な水処理媒体の例が、米国特許第2,167,225号、同第2,335,458号、同第4,172,796号、同第4,493,772号、同第4,764,274号、同第4,025,438号、同第4,094,779号、及び同第6,337,015号中に記載されている。例えば、水処理媒体には、限定するものではないが、1種類の又は組み合わせの炭素(例えば、多孔質炭素チューブ、多孔質炭素ブロック、又はプラスチック結合剤に浸漬させた炭素粉末等の活性炭)、イオン交換媒体(例えば、樹脂ビーズ、平面濾過膜、繊維性濾過構造体等)、ゼオライト粒子若しくはコーティング(例えば、銀含有のもの)、ポリエチレン、又は荷電状態を改変したメルトブローン若しくはマイクロファイバーガラスウェブ、アルミナ、珪藻土等を含んでもよい。本発明の水処理媒体34には、米国特許出願第09/935,810号、同第09/935,962号、同第09/628,632号、同第09/832,581号、同第09/832,580号、同第09/736,749号、同第09/574,456号、同第09/564,919号、及び同第09/347,223号中に記載されているようなその他の従来の水処理媒体を含んでもよい。
図10に示されるように、ハウジング1022は、米国特許第5,525,214号、同第5,527,451号、同第5,928,504号、及び同第6,241,103号中に記載されるような、チャネル48、ノッチ50、カム52、ショルダー54、及びOリング56をさらに含んでもよい。
図11に示されるように、カートリッジ20は、入口ハウジング62、圧力容器64、通気ハウジング66、及び出口ハウジング68を含む水処理装置60中で使用してもよい。水処理カートリッジ及び装置は集合的に「水処理システム」と呼ぶ場合がある。第1のOリング70及び第2のOリング72は、それぞれ、出口ハウジング68及び通気ハウジング66の内面又は外面を取り囲んでいてもよい。平均的ユーザーがOリング70及び72を損傷又は汚染しないために、該ユーザーから届かないように、第1のOリング70及び第2のOリング72が装置60内に配置されることから、これらのOリング70及び72はユーザーから保護してもよい。カートリッジ20の第1のチューブ28は、出口ハウジング68に密封的に嵌合してもよく、第2のチューブ30は、通気ハウジング66に密封的に嵌合してもよい。第1のチューブ28は、第1のチューブ28の内面と出口ハウジング68の内面とが流体連通するように、出口ハウジング68上で、又は出口ハウジング68中へと適合してもよい。同様に、第2のチューブ30は、第2のチューブ30の内面と通気ハウジング66の内面とが流体連通するように、通気ハウジング66上で、又は通気ハウジング66中へと適合してもよい。
水処理装置60及びカートリッジ20の機能について以下に説明する。図11に示されるように、一旦、カートリッジ20が装置60と密閉的に嵌合したら、汚染水が、入口ハウジング62を通じてシステム中に入り、圧力容器64を充填し、カートリッジのハウジング22及び第2のチューブ30の外面を取り囲み、処理媒体34を介してカートリッジ20に入るように、圧力容器64を装置60に固定(例えば、摩擦嵌め、螺合嵌め、ボルト嵌め、ねじ込み嵌め、締め付け嵌め、スナップ嵌め、ラッチ嵌め等)してもよい。水は処理媒体34を通って移動する時に処理され、次いで、出口26を通ってカートリッジ20から排出される。処理された水は、第1のチューブ28の内面に沿って押し出され、第1のOリング70に浸入することはできず、出口ハウジング68を通って押し出される。
任意の水処理システムにおいても、汚染水と処理水との混合が生じ得る状況は複数存在する。しかしながら、本発明のカートリッジ20は、このような潜在的問題の多くを防ぐ。例えば、汚染水を圧力容器64に充填させるとき、汚染水は第2のOリング72の完全性を脅かす。第2のOリング72に裂け目が存在する場合、又は第2のチューブ30が通気ハウジング66と密封的に嵌合しない場合、第1のチューブ28が出口ハウジング68と密封的に嵌合していることが、汚染水が出口ハウジング68及び処理水に浸入することを防ぐために機能する。第2のOリング72を通過した汚染水が第1のOリング70の完全性を脅かす前に、ギャップ32が汚染水で満たされる。ギャップ32は、ギャップ32の大きさ及び第2のOリング72を通過して漏れる汚染水の量にもよるが、汚染水を安全に保持する。また、処理水の供給から安全に離れているギャップ32から溢れる汚染水を排出することにより、汚染水が第1のOリング70の完全性を脅かすことを防ぐように、又はその程度を低下させるように、水処理装置60を設計してもよい。
水処理カートリッジ20を交換する際、汚染水は処理水と混合するかもしれない。図12に示されるように、従前に記載されたものと異なり、本発明の実施形態例ではなく、その代替物であるカートリッジ1220及び装置1260においては、処理水と出口26の間に第1のチューブ28のみカートリッジ1220は有する。このことは、処理水の再汚染を最も確実に生じ得る。例えば、図13に示されるように、水処理カートリッジ1220を交換する際には、圧力容器64を取り外した後で、密封嵌合していた場所の周りに水が吸着する。例えば、カートリッジ1220を除去する際、出口ハウジング68の外面から汚染水74が垂れ流れ、出口ハウジング68の内面に入り込んでしまいさえする。従って、新しいカートリッジを挿入する際には、すでに処理された水がその場所で再汚染され得る出口ハウジング68を通じて、密封嵌合部位の下にある汚染水74を排出させる。しかしながら、図11に示した水処理装置60及びカートリッジ20においては、このような水の回収は、第1のチューブ28及び出口ハウジング68は汚染水と接触しないように維持すべく、第2のチューブ30の外側で生じる。新しい水処理カートリッジ20によって捕捉されているいかなる汚染水をもギャップ32中に保持させることができる。
図14−A及び14−Bに示されるように、カートリッジ1420は、圧力容器1464のプラグハウジング78と密封的に嵌合する第3のチューブ76を有することができる。プラグハウジング78は、圧力容器1464へ通じる開口部80が形成されるように、圧力容器1464上に位置することができる。Oリング82は、カートリッジ1420の第3のチューブ76が圧力容器1464の開口部80を密封することができるように、プラグハウジング78を取り囲むことができる。従って、汚染水が装置1460に入り、且つ、カートリッジ1420が挿入されていない場合には、開口部80を通じて汚染水は排出される。しかしながら、第3のチューブ76を備えるカートリッジ1420を圧力容器1464に挿入した場合には、上記したように、圧力容器1464に汚染水が充満する。第3のチューブ76及びプラグハウジング78は、誤って、水処理カートリッジ1420を配置せずに水処理装置1460を操作することを防止し得る。
図15に示し、且つ、上記したように、カートリッジ20の第2のチューブ30の一部はカム面(例えば、42)として機能することができ、この場合、カートリッジ20が装置1560に挿入されると、該部分がバルブ86のフォロア84と接触して作動し、バルブ86は作動する。用語「作動する」又は「作動した」とは、機械的作用若しくは動作、及び/又は力に対して位置を維持すること(例えば、フォロアを動かすこと、又は開放位置にあるフォロアを維持すること)を意味する。
図16に示されるように、カートリッジ1620も、圧力容器1664を使用するその他の装置1660において使用してもよい。しかしながら、本発明のカートリッジ20は、圧力容器を有する装置において使用する必要はない。
本発明は、本発明の使用により、処理水の供給の確実性を保証することを含む利益が得られるということを言葉及び/又は絵で消費者に伝達する情報を更に含んでもよく、この情報は他の水処理製品より優れているという主張を含んでもよい。非常に好ましいバリエーションにおいて、この情報は、すでに処理された水の再汚染に対して保護する本発明の使用を含んでもよい。従って、本発明の使用により、上述したように、特定の、又は関連の利益が得られるということを言葉及び又は絵で消費者に伝達する情報を付随した包装を使用することが重要である。この情報は、消費者に知らせるために、例えば、通常のメディア全てにおける広告、並びに包装又はフィルタ自体に付ける説明及びアイコンを含むことができる。
引用されるすべての文献は、その関連部分において本明細書に参考として組み込まれる。いずれの文献の引用もそれが本発明に関連する先行技術であることの容認として解釈されるべきではない。
本発明の特定の実施形態を例示し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
本発明に従って製造された水処理カートリッジの斜視図。 別の実施形態における、図1のカートリッジの入口及び第2の末端部の底部平面図。 図1の水処理カートリッジの頂部平面図。 線A−Aに沿ってとる図1の水処理カートリッジの断面側面図。 図1の水処理カートリッジの頂部平面図。 線A−Aに沿ってとる図1の水処理カートリッジの断面側面図。 図1に示される第2のチューブの別の実施形態の側面図であり、この場合、第2のチューブは、第1のチューブから外側へ向かって伸張している。 図1に示される第2のチューブの別の実施形態の側面図であり、この場合、第2のチューブは、第1のチューブから内側へ向かって伸張している。 図1に示される第2のチューブの別の実施形態の斜視図であり、この場合、第2のチューブはカム面を含む。 線A−Aに沿ってとる図2の水処理カートリッジの断面側面図。 線A−Aに沿ってとる図1の水処理カートリッジの断面側面図。 図2の水処理カートリッジの斜視図。 線A−Aに沿ってとる図1の水処理カートリッジの別の実施形態の断面側面図であり、この場合、前記カートリッジは第3のチューブを含み、且つ、該カートリッジは、調理台向け水処理装置の通気ハウジング及び出口ハウジングと嵌合しており、該装置は断面の部分図。 第2のチューブを有さず、本発明の範囲外の装置の出口ハウジングと嵌合し、前記装置が通気ハウジングを有しないものである、本発明の範囲外の水処理カートリッジの断面側面図。 嵌合する水処理カートリッジを有しない図12の出口ハウジングの部分図であり、汚染水が、出口ハウジングの外側へ、又は内側へ流れ落ちる様子を図示したものである。 図11の水処理カートリッジの底部平面図。 図11の水処理カートリッジの断面側面図であり、別の実施形態における、図11の装置の圧力容器の断面側面図。 図2の水処理カートリッジの断面側面図であり、別の実施形態における、バルブを有する図11の前記装置の部分的断面側面図。 図2の水処理カートリッジの分解斜視図であり、別の実施形態における、蛇口に取り付ける前記装置である図11の装置の分解斜視図。

Claims (9)

  1. 水処理装置と密封的且つ脱着可能に嵌合し得る水処理カートリッジにおいて、
    前記水処理カートリッジは、
    (a)ハウジング、前記水処理カートリッジに水を導入するための入口、前記水処理カートリッジから処理水を排出するための出口、並びに前記入口及び前記出口を流体連通している水処理のための処理媒体と、
    (b)内面、外面、近位端、及び前記近位端よりも前記ハウジングから離れて設けられた遠位端を含み、前記内面及び前記外面の少なくとも一方が密封面である第1のチューブと、
    (c)内面、外面、近位端、及び前記近位端よりも前記ハウジングから離れて設けられた遠位端を含み、前記内面及び前記外面の少なくとも一方が密封面である第2のチューブと
    を備え、
    前記第1のチューブは、前記ハウジングから伸張すると共に前記出口を取り囲み、
    前記水処理カートリッジが前記水処理装置と密封的に嵌合していない時、床部を有するとともに一定量の水を保持し得るギャップが前記第1のチューブと前記第2のチューブとの間に形成されるように、前記第1のチューブ又は前記第2のチューブの少なくとも一部が他方を取り囲み、
    前記第2のチューブの前記外面の一部がカム面であり、前記カム面は、バルブが作動されるように、前記バルブのフォロアに接触し作動させる表面を含むことを特徴とする、水処理のための水処理カートリッジ。
  2. 前記第1のチューブの少なくとも一つの前記密封面及び前記第2のチューブの少なくとも一つの前記密封面が同一平面上に存在する、請求項1に記載の水処理カートリッジ。
  3. 前記第1のチューブの前記内面の少なくとも一部及び前記第2のチューブの前記内面の少なくとも一部が密封面である、請求項1又は2のいずれか一項に記載の水処理カートリッジ。
  4. 前記第1及び第2のチューブがOリングを含まない、請求項1〜3のいずれか一項に記載の水処理カートリッジ。
  5. 前記第2のチューブの内径が約1cm〜約5cmであり、
    前記第1のチューブの外径が約0.5cm〜約3cmである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の水処理カートリッジ。
  6. 前記第2のチューブが前記第1のチューブから伸張し、前記第1のチューブが前記水処理カートリッジのハウジングから伸張している、請求項1〜5のいずれか一項に記載の水処理カートリッジ。
  7. 前記処理媒体が炭素ブロックを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の水処理カートリッジ。
  8. 前記第2のチューブの前記遠位端が、前記第1のチューブの前記遠位端よりも長い距離だけ、前記水処理カートリッジのハウジングから伸張している、請求項1〜7のいずれか一項に記載の水処理カートリッジ。
  9. 前記第1のチューブの前記遠位端が、前記第2のチューブの前記遠位端よりも長い距離だけ、前記水処理カートリッジのハウジングから伸張している、請求項1に記載の水処理カートリッジ。
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