JP4390954B2 - 電子写真用転写紙 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、間接乾式電子写真方式のフルカラーもしくはモノクロームの複写機やプリンターに用いる電子写真用転写紙及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機やプリンターのカラー化、高速化及び高画質化が進んでいる。特に、電子写真方式のフルカラー複写機やプリンターにおいては、高画質画像を得るために、画像の入出力のデジタル化が進み、画像の入力方法、入力した画像の処理方法、現像法、転写法、定着法などが大きく改善された。また、現像剤や感光体の画像形成材料もデジタル高精細、高発色カラー記録に対応して改善されてきた。
【0003】
使用されるメディアも多岐にわたってきているが、その中でも、より鮮やかさな画像を得るために、従来商業印刷の分野で用いられてきた塗被紙を用いるケースが増えている。このような塗被紙は、各種コータにより、平均粒子径が2μm以下の顔料を基紙の片面あたり約2〜50g/m2 塗布して得たものである。また、塗被後、カレンダー掛けして表面を平滑化した塗被紙も製品化されている。
【0004】
さらに、近年の特徴として高級感のある複写画像を得るために、塗被紙の中でも厚手のもの、特に坪量128〜157g/m2 程度のものを使用したいという要求が出てきた。しかし、このような厚紙の塗被紙を電子写真方式の複写機やプリンターで使用すると、定着器でコピー画像を汚す、いわゆるオフセットが発生する。オフセットは、トナーが完全に溶融せずに粒状のまま転写紙表面に残存するため、トナーが熱定着ロールに取られたり、定着後に剥がれ落ちる現象をいう。特に、カラー画像ではモノクロ画像に比べ、トナーの種類も定着トナーの量も多く、オフセットが生じやすい。
【0005】
このようなオフセットを防ぐ方法としては、熱定着システムの温調温度の上昇、定着速度の低下、熱定着ロールのニップ量の増大、熱定着ロールへの離型剤オイルの塗布量の増加、上ローラ表層の離型性の向上などが挙げられる。しかし、それぞれについて以下のような弊害や問題がある。
【0006】
熱定着ロールのニップ量の増大は、上下のローラの強度を高める必要があり、ロールの製造コストを上昇させたり、ウェイトアップタイムを長くしたりする。また、ロールへのオイル塗布量の増加は、オイルスタンバイ時にオイルの垂れが生じてオイル滲みを発生したりする。
【0007】
また、上ローラ表層の離型性を向上させるために、従来はトナーのバインダーに離型剤、例えばポリエチレン等を添加してきたが、離型性を向上させようとするとトナーの流動性が落ち、トナーが凝集して画像濃度を低下させたり、現像器内のスリーブに付着して画像濃度を低下させる。そのため、厚手の塗被紙に対する定着を良好にするためには、用紙に加える熱量を大きくする必要がある。即ち、普通紙の定着システムに比べて、定着システムの温度を上げたり、定着時の速度を低下することにより熱量の増加を図る必要がある。しかし、この方法は、最近の低エネルギー化及び高速化といった社会の要請に逆行するため、高級感をもつ厚紙の複写画像を提供できる新たな手法が求められている。
【0008】
また、一般の塗被紙は、加熱定着により用紙内部の水分が蒸発して水蒸気となり用紙の外に排出されるが、塗被層によりこの排出が妨げられ、用紙内部の水蒸気圧が高くなると、用紙内部が破裂する現象即ちブリスターが発生し、画像欠陥の大きな要因となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、上記の問題点を解消し、間接乾式電子写真方式のフルカラー又はモノクロームの複写機やプリンターに用いる時に、オフセットが発生せず、低エネルギー・高生産性で、かつ定着器の条件が変化しても一定の鮮明な画像を得ることのできる電子写真用転写紙を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記の構成を採用することにより、上記の課題の解決に成功した。
(1) 基紙の少なくとも片面に塗被層を有する電子写真用転写紙において、トナー受像層である前記塗被層は、樹脂成分を発泡させることなく形成された顔料塗被層で、その塗被層厚が10μm以上であり、かつ用紙の坪量X(g/m2)(JISP−8124)が105g/m 2 より大きく、157g/m 2 以下であり、前記坪量Xと密度Y(g/cm3)(JISP−8118)の関係が下記式を満たすことを特徴とする電子写真用転写紙。
0.5≦Y≦−0.0008X+1.0
(2) 定常熱伝導率法における熱伝導率が0.05(W/m・K)以下であることを特徴とする前記(1)記載の電子写真用転写紙。
【0011】
(3) シアン色、マゼンタ色及びイエロー色の網点面積率100%の3色重ね刷り部分を160mm/秒の速度で定着する際に、定着ロール温度が165℃で定着したときの、重ね刷り部分の光沢度(JISP−8124,75度白紙光沢度)と、定着ロール温度が180℃で定着したときの前記部分の光沢度の差が20%以下であることを特徴とする前記(1) 又は(2) 記載の電子写真用転写紙。
(4) Japan Tappi No.5に基づく透気度が150〜1500秒の範囲にあることを特徴とする前記(1) 〜(3) のいずれか1つに記載の電子写真用転写紙。
【0012】
【発明の実施の形態】
一般に、印刷では0.1μm以下の微小粒径の顔料を含む印刷用インキをブラケットロールなどのロールで用紙に押し付けて印刷する。平滑度の低い用紙に印刷すると、用紙の凹凸面に沿って微小粒径の顔料が固定されるため、優れた画質を得ることはできない。そのため、印刷で高画質の画像を得るには、平滑度が高いほどよく、塗被紙が広く使用されている。
【0013】
他方、電子写真では、7〜10μmと比較的大きな粒径のトナーが用いられ、用紙に転写されたトナーは熱定着で一旦溶融されて用紙に固定されるため、印刷に比べると、画質への平滑度の影響は小さいといわれている。逆に、平滑度の高い塗被紙は加熱定着の際、オフセットを発生させる原因となる。
【0014】
塗被紙とオフセットの関係を整理すると次のようになる。
塗被タイプの転写紙は、非塗被タイプの転写紙に比べて同一坪量の用紙でも、オフセットが発生しやすい。塗被紙の場合、塗被層が顔料などの主成分とこれを接合する副成分とからなり、非塗被紙の繊維層に比べて空隙量の小さい、言い換えれば、高密度な構造を有している。そのため、塗被層は、熱伝導速度の低い空気層がないため、繊維層に比べて熱伝導速度が高くなり、用紙内部に熱が早期に拡散する。その結果、用紙表面に存在するトナーが受ける熱量が小さくなり、完全に溶融せず粒状のまま用紙表面に残存することがある。このようなトナーは剥がれ落ちたり、熱定着ロールに取られてオフセットを発生する。
【0015】
これに対し、非塗被紙の場合、熱伝導速度が低いため、同一の熱量で定着しても、トナーを確実に溶融するのでオフセット現象は起こりにくい。例えば、一定の粒径のトナーあるいは現像剤を用い、用紙の表面粗さの最大値を規定した非塗被紙を用いてオフセットを防止することが提案されている(特開平3−161760号公報、特開平6−11880号公報等)。
【0016】
しかし、塗被紙タイプの転写紙の場合、通常用いられるような、例えば、カレンダー等の表面処理を施して用紙表面の粗さを小さくすればするほど、表面の塗被層の空隙が小さくなり、用紙表面における熱伝導速度が高くなり、定着時の熱が用紙内部に早期に拡散し、トナーを溶融するのに不足してオフセットを起こしやすくなる。このように、塗被紙タイプの転写紙の場合、前記公報のように転写紙の表面粗さを小さくする方法でオフセットを改善することはできなかった。
【0017】
そこで、本発明者らは、用紙の坪量X(g/m2)(JISP−8124)と用紙の密度(g/cm3)(JISP−8118)の異なる塗被紙を作製し、定着システムを普通紙(限界坪量105g/m2 以下)対応に設定した富士ゼロックス(株)製の評価機A−Color935及び評価機Docucolor4040に前記塗被紙をセットしてオフセットの発生状況を調べたところ、図1及び図2に示すように、下記式を満たす塗被紙が定着器の限界坪量を超えた坪量の用紙でも、オフセットが発生しないことを確認した。即ち下記式を満たすことにより、塗被層に十分な断熱効果を持たせることができ、塗被紙の問題点であるオフセットを改善できた。
0.5≦Y≦−0.0008X+1.0
【0018】
用紙の密度Yが〔−0.0008X+1.0〕を超えると、塗被層の密度が高すぎて、所定の断熱効果が得られず、定着システムの限界坪量を超えるとオフセットが発生する。従来の印刷用塗被紙は全てこの領域のものであり、これより低い密度の用紙は印刷用インクが染み込み過ぎて画像トラブルを発生する。また、用紙の密度Yが0.5g/cm3 より小さくなると、塗被層の密度が小さくなりすぎて塗被層自体の強度が確保できず、塗被層が欠落したり、塗被層の表面空隙の均一性が欠けるため、塗被層表層部のトナー分布が不均一となり、画像も不均一となる。
【0019】
また、本発明の転写紙は、受像層の塗被層の厚みが10μm以上である必要がある。塗被層の厚みが10μmより薄くなると、基紙の表面が露出することがあり、用紙表面が不均一となって高級感のある複写物を得ることはできない。
さらに、本発明の転写紙は定常熱伝導率法における熱伝導率は0.05(W/m・K)以下であることを特徴とする。熱伝導率が0.05(W/m・K)を超えると、熱伝導速度が高くなり、トナーを溶融する熱量が不足し、オフセットを起こしやすくなる。
【0020】
上記の特徴を有する本発明の転写紙は、定着条件を変更しても、得られる画像に大きな影響を与えないことを確認した。一般に、より高い熱量でトナー定着を行うと、トナーの溶融が進み、トナーの発色が高くなり、画像の光沢度が上昇する。これに対し、本発明の転写紙は、用紙密度が低く、空隙が多い構造を有しているため、トナーの受像層内部への落ち込み現象が生じ、その結果、定着条件が変更しても、トナーの溶融状態及び発色に大きな差が生じない。
【0021】
さらに、本発明の転写紙は、透気度が150〜1500秒であることが必要である。150秒を下回ると、塗被層の構成成分同士の結合が十分ではなく、塗被層の欠落が起こる。1500秒を上回ると、定着時の熱で用紙内部の水分が水蒸気となり、その圧力で用紙内部が破裂し、画像のふくれ(ブリスター)が発生する。
【0022】
本発明の塗被紙を調製する方法は、例えば、比重の低い鉱物系顔料を使用する方法、粒径が大きく塗被層中に空隙を作りやすい鉱物系顔料を使用する方法、低密度な中空の有機顔料を使用する方法、鎖状に結合した顔料により塗被層中に空隙を形成する方法、あるいは樹脂成分を発泡させて多孔性塗被層を形成させる方法等が挙げられる。また、必要に応じて用紙の製造工程を選択・制御して、例えば、エアナイフコータ、ロールコータ等の塗工時に塗被層にかかる圧力の小さい塗工方法の選択、又は、ブレードコータ等で塗工する際には、塗被層にかかる圧力の制御を行うことにより、前記の用紙の坪量と密度の関係、透気度の条件を満たすように調整することができる。
【0023】
本発明の塗被紙の基紙として用いるパルプは、特に限定されるものではないが、通常の一般塗被紙の基紙に用いるパルプ、例えば、サルファイトパルプ、クラフトパルプ、セミケミカルパルプ、ケミグラウンドパルプ、砕木パルプ、リファイナーグラウンドパルプ、サーモメカニカルパルプ等を単独あるいは複数組み合わせて使用することができる。また、塩素を用いずに漂白したパルプ、いわゆるECFパルプは好ましく用いることができる。
【0024】
また、本発明に係わる基紙には、塗被適性を良くするため、また塗被後の不透明度及び白色度を向上させるために填料を使用することができる。ここで使用できる填料としては、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、カオリン、焼成クレー、パイオロフェライト、セリサイト、タルク等の珪酸塩類や二酸化チタン等の無機填料、及び尿素樹脂、スチレン等の有機顔料を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。これらの填料の配合量は特に限定されないが、3〜20重量%、好ましくは5〜15重量%の範囲が適当である。
【0025】
また、本発明の基紙に使用するサイズ剤等の各種薬品は、内添または外添により使用することができる。サイズ剤の種類は、ロジン系サイズ剤、合成サイズ剤、石油樹脂系サイズ剤、中性サイズ剤等のサイズ剤を挙げることができ、硫酸バンド、カチオン化澱粉等、適当なサイズ剤と繊維を組み合わせても使用できる。電子写真方式の複写機やプリンター等におけるコピー後の用紙保存性を確保する観点から、中性サイズ剤、例えば、アルケニル無水コハク酸系サイズ剤、アルキルケテンダイマー、アルケニルケテンダイマー、中性ロジン、石油サイズ、オレフィン系樹脂、スチレン・アクリル系樹脂等を配合することが好ましい。
【0026】
さらに、用紙の表面電気抵抗値を調整する目的で塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、硫酸ナトリウム、酸化亜鉛、二酸化チタン、酸化錫、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム等の無機系材料や、アルキルリン酸エステル酸、アルキル硫酸エステル酸、スルホン酸ナトリウム塩、第4級アンモニウム塩等の有機系材料を単独あるいは混合して使用することができる。この他に、紙力増強剤、染料、pH調整剤等、通常の塗被紙用基紙に配合される各種助剤が適宜使用される。
【0027】
本発明の転写紙の塗被層は顔料と結着樹脂を含有する。ここで用いる顔料は、前記の顔料の他に、通常の塗被紙に一般的に用いられる顔料、例えば、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、サチンホワイト、タルク、マイカ、リトポン、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、非晶質シリカ、コロイダルシリカ、ホワイトカーボン、カオリン、焼成カオリン、デラミネーテッドクレー、珪酸、アルミノ珪酸塩、セリサイト、ベントナイト、スメクタイト等の鉱物質系顔料や、ポリスチレン樹脂微粒子、ポリエチレン、ポリプロピレン、エポキシ樹脂、スチレン−アクリル共重合体、尿素ホルムアルデヒド樹脂微粒子、微少中空粒子、その他の有機系顔料等を目的・用途に応じて適宜使用することができる。
【0028】
また、本発明の転写紙の塗被層に用いる結着樹脂は、例えば水溶性樹脂や水分散性樹脂が用いられ、例えば、種々の分子量およびケン化度のポリビニルアルコールおよびその誘導体、デンプンおよびその誘導体、例えば酸化デンプン、エステル化デンプン、酵素変性デンプンやそれらをフラッシュドライして得られる冷水可溶性デンプン、酢酸化デンプンのような各種加工デンプン、メトキシセルロース、カルボキシルメチルセルロース、メチルセルロース、及びエチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリル酸アミド−アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸アミド−アクリル酸エステル−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン・無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、ポリアクリルアミド及びその誘導体、ポリエチレングリコール等の水溶性樹脂、並びに、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン・アクリル共重合体、ブタジエン・メチルメタクリレート共重合体、酢酸ビニル・ブチルアクリレート共重合体、ニトリル・ブタジエン共重合体、ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリブチルメタクリレート、エチレン・酢酸ビニル共重合体、無水マレイン酸共重合体、アクリル酸・メチルメタクリレート系共重合体、スチレン・ブタジエン−アクリル系共重合体、ポリ塩化ビニリデン等のラッテクス等の水分散性樹脂さらには、ニカワ、カゼイン、大豆タンパク、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム等を用いることができるがこれに限定されるものではない。これら顔料および結着樹脂は必要に応じて、単独または2種類以上混合して使用することができる。
【0029】
また必要に応じて、上記の顔料と結着樹脂の混合物あるいは樹脂中に、整泡剤、発泡剤等の界面活性剤、分散剤、増粘剤、保水剤、耐水化剤、潤滑剤、架橋剤、可塑剤等の各種助剤を目的に応じて適宜使用することができる。
【0030】
このように調製された塗被組成物は、一般の塗被紙製造に使用される塗被装置、例えばブレードコータ、エアナイフコータ、ロールコータ、リバースロールコータ、バーコータ、カーテンコータ、ダイスロットコータ、グラビアコータ、キャストコータ等を用いオンマシンあるいはオフマシンによって基紙上に一層あるいは多層に分けて乾燥重量で片面当たり2〜50g/m2 程度塗被される。また、多層に分けて塗被する場合、必ずしも同一の塗被組成物を同一の方法で塗被する必要はなく、各層の塗被組成物は目的に応じて調製され、各種塗被装置により積層塗被することができる。また、基紙に多孔性塗被層を形成するには、樹脂含有液に気泡を含有分散させる方法(発泡方法)が採用されるが、発泡方法には例えば遊星運動をしつつ回転する攪拌翼を有するいわゆる製菓用の発泡機、一般に乳化分散等に利用されているホモミキサー、カウレスディゾルバー等の攪拌機あるいは密閉系内に空気と樹脂含有液の混合物を連続的に送入しながら機械的に攪拌を施し、空気を微細な気泡に分散混合させる装置、例えば米国ガストンカウンティー社、オランダのストーク社等の連続発泡機を用いることができるが、特に厳格な制限はない。また、樹脂含有液を塗被する方法としては、上述の塗被紙製造に用いられる塗被装置および方法を用いることができる。
【0031】
本発明の塗被紙は、塗被組成物を塗被、乾燥したままの状態でも使用されるが、通常はスーパーカレンダー、マシンカレンダー、ソフトニップカレンダー等の平滑化装置で塗被層表面の平滑性をさらに向上させる。また、塗被後、半乾燥状態もしくは乾燥状態にある用紙に対して、鏡面仕上げを施した加温あるいは非加温状態のキャストドラム等を接触させて、多孔性塗被層表面の平滑性を向上させても良い。
しかし、加圧下あるいは加温下で過度に平滑仕上げ処理を施すと、塗被層が緻密化し、破壊が生じて、断熱性効果が低下し、該塗被紙の有する優れた定着性能が得られなくなることもある。したがって、前記の平滑仕上げ処理に際しては処理条件を十分に考慮する必要がある。
【0032】
また、多孔性塗被層の表面電気抵抗値は、通常1×108 〜1×1012Ω、好ましくは1×108 〜1×1011Ω、より好ましくは1×109 〜1×1011Ωの範囲に調整するのが適当である。1×108 Ω未満の場合には、高湿環境下において転写紙へのトナーの転写が不十分となり、濃度の低下や濃度むらを生じ易くなる。一方、1×1012Ωを超える場合は、低湿環境下においてトナー転写後、感光体から転写紙を剥離する際にトナーが飛び散り易くなり、画像の乱れが発生して画質を低下する傾向がある。
【0033】
開封直後の製品水分量(JISP8127)は、4〜6.5%、好ましくは 4.5〜6.0%の範囲になるように抄紙機、コータのドライヤーおよびカレンダー工程等で調整する。また、保管時に吸脱湿が進行しないように、ポリエチレンラミネート紙等の防湿包装紙やポリプロピレン等で用紙を包装することが好ましい。
【0034】
【実施例】
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。なお、実施例中で「固形分重量部」を「部」と記載する。
〔実施例1〕
LBKP(フリーネス(CSF)=450ml)90部、及びNBKP(フリーネス(CSF)=450ml)10部のパルプスラリーに、軽質炭酸カルシウム(PC:白石カルシウム(株))を5部となるように添加し、対パルプ当たり、澱粉1.5部、アルケニル無水コハク酸0.1部、及び硫酸バンド0.6部を添加し、長網抄紙機を用いて抄紙して澱粉の塗被量が1.0g/m2 となるようにサイズプレスで塗布し、坪量が108g/m2 、密度0.70g/cm3 の基紙を得た。
【0035】
顔料成分として、カオリン(ウルトラホワイト90:エンゲルハード(株))を50部、重質炭酸カルシウム(カーピタル60:富士カオリン(株))を40部、有機顔料(OP−84J:日本ゼオン(株))を10部とし、前記顔料成分100部に対し、接着剤として酸化澱粉(エースA:王子コーンスターチ)を2部、SBR(JSR0668:日本合成ゴム(株))を10部添加して塗被層塗料を作成し、上記の基紙に、ブレード塗工で片面当たり10g/m2 で両面塗工を施して、片面塗被層の厚みが16μmで、用紙の坪量が128g/m2 、密度が0.88g/cm3 、透気度が600秒の実施例1の電子写真用転写紙を得た。
【0036】
〔実施例2〕
顔料成分として、カオリン(ウルトラホワイト90:エンゲルハード(株))を30部、重質炭酸カルシウム(カーピタル60:富士カオリン(株))を40部、シリカ(スノーテックス−PS:日産化学工業(株))を30部とし、前記顔料成分100部に対し接着剤として酸化澱粉(エースA:王子コーンスターチ(株))を3部、SBR(JSR0668:日本合成ゴム(株))を12部添加して塗被層塗料を作成し、実施例1と同様に調製して抄紙した坪量98g/m2 、密度0.72g/cm3 の基紙に、ブレード塗工で片面当たり15g/m2 で両面塗工を施し、片面塗被層の厚みが20μmで、用紙の坪量が128g/m2 、密度が0.86g/cm3 、透気度が900秒の実施例2の電子写真用転写紙を得た。
【0040】
〔比較例1〕
顔料成分としてカオリン(ウルトラホワイト90:エンゲルハード(株))を70部、重質炭酸カルシウム(カーピタル90:富士カオリン(株))を30部とし、前記顔料成分100重量部に対し、接着剤として酸化澱粉(エースA:王子コーンスターチ(株))を3部、SBR(JSR0668:日本合成ゴム(株))を13部とし、塗被層塗料を作成、実施例1と同様に調製して抄紙した坪量108g/m2 、密度0.70g/cm3 の基紙に、ブレード塗工にて片面10g/m2 で両面塗工し、片面塗被層の厚みが14μmで、用紙の坪量が128g/m2 、密度が0.96g/cm3 、透気度が2500秒の比較例1の電子写真用転写紙を得た。
【0041】
〔比較例2〕
LBKP(フリーネス(CSF)=450ml)70部、及びNBKP(フリーネス(CSF)=450ml)30部のパルプスラリーに、軽質炭酸カルシウム(PC:白石カルシウム(株))を5部となるように添加し、対パルプ当たり、澱粉1.5部、アルケニル無水コハク酸0.1部、及び硫酸バンド0.6部を添加し、長網抄紙機を用いて抄紙し、澱粉を1.0g/m2 となるようにサイズプレスで塗布し、坪量が78g/m2 、密度0.60g/cm3 の基紙を得た。
この基紙に、比較例1と全く同一の塗被層塗料をブレード塗工にて片面25g/m2 で両面塗工し、片面塗被層の厚みが13μmで、用紙の坪量が128g/m2 、密度が1.00g/cm3 、透気度が2800秒の比較例2の電子写真用転写紙を得た。
【0042】
〔比較例3〕
実施例1の電子写真用転写紙をスーパーカレンダーにて処理し、片面塗被層の厚みが11μmで、用紙の坪量が128g/m2 、密度が1.02g/cm3 、透気度が1200秒の比較例3の電子写真用転写紙を得た。
【0043】
〔比較例4〕
実施例1で得た基紙に実施例1と同様の塗被層塗料を片面6g/m2 で両面塗工し、片面の塗被層の厚みが8μmで、用紙の坪量が120g/m2 、密度が 0.82g/cm3 、透気度が500秒の比較例4の電子写真用転写紙を得た。
【0044】
〔比較例5〕
市販の印刷用塗被紙ニューエイジ(王子製紙(株))を比較例5の電子写真用転写紙とした。この転写紙の片面塗被層の厚みは17μmで、用紙の坪量は130g/m2 、密度が 0.93g/cm3 、透気度が5200秒であった。
【0045】
〔比較例6〕
市販の印刷用塗被紙ロストンカラーホワイト(王子製紙(株))を比較例6の電子写真用転写紙とした。この転写紙の片面塗被層厚みは22μmで、用紙の坪量は129g/m2 、密度が1.10g/cm3 、透気度が6000秒であった。
【0046】
〔比較例7〕
市販の印刷用塗被紙スイングマット(三菱製紙(株))を比較例7の電子写真用転写紙とした。この転写紙の片面塗被層の厚みは6μmで、用紙の坪量は128g/m2 、密度が0.83g/cm3 、透気度が4200秒であった。
【0047】
〔比較例8〕
市販の印刷用塗被紙OKトップコート(王子製紙(株))を比較例8の電子写真用転写紙とした。この転写紙の片面塗被層の厚みは14μmで、用紙の坪量は 107g/m2 、密度が1.23g/cm3 、透気度が17000秒であった。
【0048】
〔比較例9〕
樹脂成分として、水溶性ポリウレタン樹脂(NeoRezR−966:ゼネカ(株))を単独で用い、この樹脂液100部に対し、高級脂肪酸系整泡剤(SNフォーム200:サンノプコ(株))を20部、粘度調製用(増粘用)カルボキシメチルセルロース(AGガム:第一工業製薬(株))5部を添加し、この塗被層塗料を連続発泡機(ターボホィップTW−70:株式会社愛工舎製作所)を使用し、攪拌速度2000rpmで、発泡倍率10.0倍に発泡処理を行った。上記の気泡含有樹脂混合液を発泡後直ちに、実施例1と同様に調製して抄紙した坪量116g/m2、密度0.69g/cm3の基紙にアプリケーターバーを用いて乾燥後の塗被量が10g/m2となるように塗被し、乾燥して、多孔性樹脂層を形成した。多孔性樹脂層の厚みは150μmであった。この多孔性樹脂層を形成した上質紙の裏面上に、酸化変性デンプン(王子エースC:王子コーンスターチ(株))100部および架橋剤(パピロールJ−001:昭和電工(株))25部からなる樹脂混合液をメイヤーバーを用いて乾燥後の塗被量が2g/m 2 となるように塗被し乾燥して、カール防止層を形成し、用紙の坪量が128g/m2、密度が0.37g/cm3、透気度が26秒の比較例9の電子写真用転写紙を得た。
【0049】
(品質評価方法)
(1)坪量:JISP−8124の方法により測定した。
(2)密度:JISP−8118の方法により測定した。
(3)塗被層の厚み:塗被層の厚みは、電界放出型走査電子顕微鏡(型式S−4200、日立製作所製)を用いて測定した。試料数を3点とし、倍率を500倍で塗被層断面を写真撮影し、試料一点につき、最初に任意の点を1箇所選択し、それを含め、そこから40μm毎の箇所の塗被層厚みを計5箇所について測定し、計15箇所の平均を塗被層厚みとした。
(4)透気度:Japan Tappi No.5の方法により測定した。
【0050】
(5)オフセット評価:転写紙のオフセット評価は、富士ゼロックス社製の乾式間接電子写真方式のデジタルカラー複写機A−Color935、及び複写機DocuColor4040を用い、22℃、55%RH環境下で実施した。定着モードは普通紙モード(限界用紙坪量105g/m2 以下)でコピー原稿は、シアン色、マゼンタ色、イエロー色の3色の網点面積率100%のものを用い、3色の重ね刷り部で、下記の基準でオフセットを目視及びルーペ(倍率25倍)で評価した。
◎:目視及びルーペで全く発生の認められないもの
○:ルーペで見ると発生が確認されたが、目視では確認できないもの
△:目視ではっきりと確認されたもの
×:定着されている部分がほとんどないもの
【0051】
(6)ブリスター評価:転写紙のブリスター評価は、富士ゼロックス製の乾式間接電子写真方式のデジタルカラー複写機A−Color935を用い、28℃、85%RH環境下で実施した。定着モードは普通紙モード(限界用紙坪量105g/m2 以下)でコピー原稿は、シアン色、マゼンタ色、イエロー色の3色の網点面積率100%のものを用い、3色の重ね刷り部で、ブリスター未発生のものは○、発生のものは×とした。
【0052】
(7)画質評価:画質評価は、富士ゼロックス製の乾式間接電子写真方式のデジタルカラー複写機A−Color935を用い、日本規格協会発行の高精細カラーディジタル標準画像データ(ISO/JIS−SCID)N1からN4を出力した。この記録試料の画質を下記の基準で目視により評価した。
◎:モトルや網点の乱れがなく、均一な面状を有しているもの
○:モトルや網点の乱れが僅かにあるが、ほぼ均一な面状を有しており、実用上問題のないもの
△:モトルや網点の乱れがかなりあり、不均一な面状を面状を有しており、実用上問題のあるもの
×:モトルや網点の乱れが目立ち、面状も著しく悪く実用上問題のあるもの
【0053】
(8)熱伝導率評価法:10cm×10cmの大きさに裁断した電子写真用転写紙を精密迅速熱物性測定装置(KES−F7サーモラボII型、カトーテック (株))の熱流検出器(銅板)と熱板とで荷重圧6g/cm2 ではさみ込み、定常法による熱伝導率を測定した。その際、熱流検出器は20℃に、熱板を30℃に保った。なお、熱伝導率の値が小さいほど断熱性は高くなる。
【0054】
(9)画像光沢度測定方法:転写紙の画像光沢度の測定は富士ゼロックス(株)製の乾式間接電子写真方式のデジタルカラー複写機DocuColor4040(定着速度160mm/秒)を用い、22℃、55%RH環境下で実施した。定着モードは、普通紙モード(用紙坪量105g/m2 以下の用紙に対応、定着ロール温度165℃)及び厚紙モード(用紙坪量105g/m2 より高い用紙に対応、定着ロール温度180℃)で、複写原稿はシアン色、マゼンタ色、イエロー色の3色の網点面積率100%のものを用い、3色の重ね刷り部分の画像光沢を、JISP−8142の75度光沢度測定方法に準じて測定した。両方の定着条件で得られた画像光沢度の差が小さいほど、定着条件の影響を受けていないことになる。
【0055】
【表1】
Figure 0004390954
【0056】
【表2】
Figure 0004390954
【0057】
(評価)
表1及び表2から明らかなように、実施例1,2は坪量が128g/m2あるにも関わらず、用紙の密度と熱伝導率を所定の範囲に調整することができ、オフセットが発生せず、ブリスターについても問題がなかった。また、普通紙モードと厚紙モードによる定着条件の違いに対しても画像光沢度の変化が少なく、画質も良好であった。これに対し、比較例1〜3、5〜6、及び8は用紙密度が高すぎて(−0.0008X+1.0)の値を上回り、熱伝導率も0.05(W/m・K)を上回ったためオフセットが発生した。また、普通紙モードと厚紙モードによる定着条件を変化させたところ、画像光沢度が大きく変化した。さらに、比較例1〜2、5〜8は、透気度が1500秒を上回ってブリスターが発生した。比較例9は密度Yが0.5g/cm3より低く、比較例4及び7は用紙の密度が(−0.0008X+1.0)の値を下回ったため、オフセットは発生しなかったが、塗布層の厚みが10μmを下回ったため、基紙表面を塗被層が完全に覆うことができず、モトルや網点の乱れが多く、画質が著しく低下した。
【0058】
【発明の効果】
本発明は、前記の構成を採用することにより、従来の転写紙が有していたオフセットの問題を解消し、塗被層を有する転写紙を低エネルギーで高い生産性の下で提供でき、かつ定着器の条件が変化しても一定の鮮明な画像の形成が可能になり、高級感を有する電子写真複写画像を提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗被層の厚みが10μm以上で、用紙密度及び用紙坪量を変化させた転写紙を多数用意し、富士ゼロックス(株)製の評価機A−Color935でオフセットの発生状況を調べ、その結果を図に示した。
【図2】塗被層の厚みが10μm以上で、用紙密度及び用紙坪量を変化させた転写紙を多数用意し、富士ゼロックス(株)製の評価機DocuColor4040でオフセットの発生状況を調べ、その結果を図に示した。

Claims (2)

  1. 基紙の少なくとも片面に塗被層を有する電子写真用転写紙において、トナー受像層である前記塗被層は、樹脂成分を発泡させることなく形成された顔料塗被層で、その塗被層厚が10μm以上であり、かつ用紙の坪量X(g/m2)(JISP−8124)が105g/m 2 より大きく、157g/m 2 以下であり、前記坪量Xと密度Y(g/cm3)(JISP−8118)の関係が下記式を満たすことを特徴とする電子写真用転写紙。
    0.5≦Y≦−0.0008X+1.0
  2. Japan Tappi No.5に基づく透気度が150〜1500秒の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の電子写真用転写紙。
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