JP3464723B2 - 電子写真用転写紙 - Google Patents

電子写真用転写紙

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JP3464723B2
JP3464723B2 JP31623094A JP31623094A JP3464723B2 JP 3464723 B2 JP3464723 B2 JP 3464723B2 JP 31623094 A JP31623094 A JP 31623094A JP 31623094 A JP31623094 A JP 31623094A JP 3464723 B2 JP3464723 B2 JP 3464723B2
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司 松田
邦夫 櫻井
努 栗原
勝 加藤
晴美 渡辺
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Oji Holdings Corp
Oji Paper Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T428/26Web or sheet containing structurally defined element or component, the element or component having a specified physical dimension

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、間接乾式電子写真方式
のフルカラーもしくは、モノクローム複写機、プリンタ
ーに用いた時の高湿環境下での走行性に優れた電子写真
用転写紙に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式の複写機、プリンタ
ーのカラー化、デジタル化に伴い電子写真方式の複写
機、プリンターの高画質化が検討されてきている。特
に、電子写真方式のフルカラー複写機、プリンターにお
いては、高画質画像を得るために、画像の入出力のデジ
タル化が進み、画像入力方法、および入力した画像の処
理方法や、現像法、転写法、定着法等が大きく改善され
ている。また、現像剤や、感光体の画像形成材料もデジ
タル高精細、高発色カラー記録に対応して改善されてき
ている。
【0003】そして、間接乾式電子写真方式のモノクロ
ーム複写機、プリンターに使用されていた従来の電子写
真用転写紙を、上記の改善された電子写真方式のフルカ
ラー複写機、プリンターに使用すると、濃度むらやグロ
スむら等画質の問題、転写不良の問題が生じるため、そ
れらを改善することを目的として塗工紙タイプの転写紙
による提案がなされている(例えば、特開昭62−19
8876号公報、特開昭62−198877号公報、特
開平3−242654号公報、特開平3−294600
号公報、特開平4−291351号公報参照)。
【0004】そして、画質を改善するために塗工層を設
けると、その表面が平滑なためロールとの間でスリップ
を生じたり、腰(嵩)の弱さにより走行性に支障が生じ
るため、例えば特開平5−241366号公報に記載さ
れる如く画質と走行性の両立を計るため基紙の特性を制
御するとともに非造膜性樹脂を塗工層に使用し、得られ
た転写紙の特性として透気度を4000秒以下、水分4
〜6%と制御することで解決することが行われている。
このように、画質を良好にするために塗工紙タイプの転
写紙における様々な検討が行われているが、その走行性
についての検討は十分に行われておらず、特に、高温高
湿、低温低湿環境下での走行性の問題については何ら検
討されていない。
【0005】これらの塗工紙タイプの転写紙は通常環境
下で問題がなくても、高温高湿、低温低湿環境下で使用
するために包装紙を開封し、用紙を給紙トレイにセット
し走行すると、コピー開始直後から重送(機械内部への
給紙時に2枚もしくはそれ以上の枚数を送る現象)やミ
スフィード(機械内部への給紙が行われない現象)が頻
発するという、従来知られていなかった高湿環境下の走
行性に大きな問題があることが明らかになってきた。さ
らに、低温低湿環境下においては、給紙は通常に行われ
ても走行途中で機内に停止するトラブルが発生するな
ど、用紙の使用環境の変動にともなって様々な問題が生
じることが明らかになってきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の電子写真用転写紙が有していた欠点を克服し、間
接乾式電子写真方式のデジタルフルカラー複写機、プリ
ンターで記録された場合においても、画質が良好でかつ
走行性に優れる、特に高湿環境下の走行性が良好な電子
写真用転写紙を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材の少なく
とも片面に固形分量で2〜12g/mの顔料と接着剤
を主体とする塗工層を設けてなる塗工紙において、前記
顔料が平均粒径で1.5〜8.0μmの炭酸カルシウム
と、平均粒径で0.3〜2.0μmのカオリンクレーを
10:90〜70:30の重量比で含み、王研式平滑度
が表裏ともに60〜300秒であり、透気度が10〜9
0秒、かつ、28℃、85%RHでの紙間摩擦係数が
0.5〜0.9であることを特徴とする電子写真用転写
紙である。また、本発明は、上記の電子写真用転写紙に
おいて、20℃、65%RHでの紙間摩擦係数が0.4
〜0.8であることを特徴とする。
【0008】さらに、本発明は、上記の電子写真用転写
紙において、塗工層に用いる顔料が平均粒径で1.5〜
8.0μmの炭酸カルシウムと、平均粒径0.3〜2.
0μmカオリンクレーを10:90〜70:30の重量
比で含むことを特徴とする。さらにまた、本発明は、上
記の電子写真用転写紙において、JISK6911に準
じて測定した表面電気抵抗率が1×109 〜1×1010
Ωであることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明者らは、塗工タイプの転写紙の高湿環境
下における重送やミスフィードの問題を解決するため、
その発生原因について鋭意検討を行った。重送の起きる
原因としては、摩擦係数の絶対値が問題でなく、連続し
ているシート間の摩擦係数の変化の仕方であることが知
られている〔「紙パルプ技協紙」第44巻第4号(19
90)、及び「M.R情報産業シリーズNO.2情報産
業と用紙、特殊薬品市場の現状と展望I」(CMI出
版)〕ため、高湿環境28℃、85%RHにおける紙間
摩擦係数の変化の仕方を測定した。その結果、一般印刷
用塗工紙の紙間摩擦係数の変化の仕方は0〜0.7と大
きくばらついているため、重送は極めて発生しやすくな
っていることが分かった。
【0010】また、ミスフィードは、給紙ロールと、ロ
ールと接触している紙との摩擦係数(μrp)がその紙
以降の紙間摩擦係数(μpp)より低い(μrp<μp
p)ときに発生すると考えられるため、紙間摩擦係数の
絶対値が問題となると推測した。そこで、フリクション
・リタード・パッド方式、フリクション・リタード・ロ
ール方式、アクティブ・リタードロール方式の給紙機構
を持つ複写機でミスフィードと紙間摩擦係数の絶対値と
の対応を様々な用紙で確認したところ、ミスフィードは
紙間摩擦係数の絶対値が1.0以上になると発生するこ
とが判明した。従って、それ以下、望ましくは0.9以
下にすればミスフィードを防止できることを確認した。
そして、28℃、85%RH環境下において良好な走行
性を得るためには、機械の給紙能力から紙間摩擦係数の
絶対値は0.5〜0.9の範囲に、その変化の仕方は0
〜0.1の範囲にする必要があることを確認した。
【0011】上記の28℃、85%RH環境下において
走行性に支障のある用紙であっても、通常環境(20
℃、65%RH)では重送やミスフィード等の走行トラ
ブルは発生していない。さらに、高湿環境下であって
も、これらの用紙を十分に調湿すると紙間摩擦係数の絶
対値とその変化の仕方は極めて良好に保たれ、走行トラ
ブルが発生しないことがわかった。これらのことから、
本発明者らは高湿環境下での包装開封直後に生じる摩擦
係数特性の変化の原因メカニズムを次の様に推測した。
【0012】通常、使用前の用紙は外気の水分をとりこ
まないようにするため包装され、一定水分を保ってい
る。しかし、高湿環境下で包装開封されると、用紙と外
気の平衡水分の差から多枚数積層された用紙間のすき間
に水蒸気が入り込み、用紙表面に付着する。そして、水
の表面張力により紙間が密着する。このため紙間摩擦係
数の絶対値を上昇させ、水分の用紙間への入り込み方の
違いにより各用紙間での摩擦係数の変化も大きくなる。
【0013】そこで、用紙表面に付着する水分をすばや
く紙内部へ取り込むため、紙の表面特性や透気性に着目
し鋭意検討した。その結果、図1に示すように透気度を
90秒以下にすると紙間摩擦係数の絶対値と変化の仕方
を良好な範囲に保てることを見いだした。そして、透気
度90秒以下にするためには塗工量を12g/m2 以下
にすることが有効な手段であることを確認した。しか
し、透気度10秒、塗工量が2g/m2 を下回ると、画
質が悪化するためそれ以上とする必要がある。
【0014】さらに、十分なフルカラーコピーの画質特
性を得るために、塗工層に用いる顔料炭酸カルシウムの
平均粒径を1.5μm未満にすると画質特性の内粒状性
が悪化し、8.0μmを越えると画質特性の内モトルが
悪化するため1.5〜8.0μmにすると画質が好まし
い範囲に保たれることがわかった。
【0015】しかし、通常環境(20℃、65%RH)
での紙間摩擦係数の絶対値は上昇してしまいミスフィー
ドが発生し、走行性が悪化するという問題が生じてしま
った。20℃、65%RH環境下での走行性を良好に保
つためには、包装開封直後の用紙の紙間摩擦係数の絶対
値は0.4〜0.8の範囲にする必要がある。なお、2
8℃、85%RH環境下での紙間摩擦係数の絶対値と異
なるのは、複写機の給紙がノーソレックスやEPDM等
のゴム部材を使用しているため、温度により多少給紙性
能が変化するためである。
【0016】そして、28℃、85%RH及び20℃、
65%RH環境下での包装開封直後の用紙の紙間摩擦係
数を良好に保つために、さらに、本発明者らは鋭意検討
を行った。まず、顔料として用いる炭酸カルシウムの平
均粒径を1.5〜8.0μmの範囲で変化させ、28
℃、85%RH、及び、20℃、65%RH環境下の走
行性を満足できるか否かを検討したが、共に満足する範
囲を見いだすことはできなかった。
【0017】そこで、それらの環境における紙間摩擦係
数の絶対値を適切に保つためには、平板状の結晶形状、
又は、平板状の結晶が積層された形状を有するカオリン
クレーを配合することにより、滑り性を増すことができ
るのではないかと考え検討を行った。その結果、図2に
示すように、カオリンクレーの配合を重量比で30%以
上にすると、紙間摩擦係数の絶対値を適切に保つことが
でき、28℃、85%RH、及び、20℃、65%RH
環境下の走行性をともに満足することを確認した。
【0018】さらに、カオリンクレーの配合が重量比で
90%を超えると画質が低下するため、30〜90%の
範囲に保てば良いことを見出した。さらにまた、カオリ
ンクレーの平均粒径が0.3μmより小さいと紙粉量が
増加し、また、2.0μmを越えると紙間摩擦係数の絶
対値が高くなるため、0.3〜2.0μmの範囲にする
必要がある。
【0019】一方、顔料を用紙表面に接着するために接
着剤を用いるが、その量が適切でないと28℃、85%
RH環境下での走行性改善に重要な透気度を維持できな
いことがわかった。本発明者らの検討によれば顔料に対
する接着剤の重量比率を70%以下にすると透気度は適
切に保たれる。なお、接着剤の重量比率が少なすぎると
塗工表面強度が低下して、複写機内の部材との接触によ
り顔料のこぼれ落ちや給紙部材への付着等が生じ、走行
性に支障が生じるため、30%以上に保つことが重要で
ある。
【0020】次に、本発明者らは、低温低湿(10℃、
30%RH)環境下での走行性の問題を解決するべく検
討を行った。まず、現象確認のため10℃、30%RH
環境下で様々な塗工タイプ転写紙を走行させたところ、
用紙の種類によっては複写機内で走行が停止するトラブ
ルが発生した。そして、その用紙を機内から除去しよう
とすると、用紙は複写機内の金属材料部分に静電気的に
付着していた。このことから、用紙の表面電気抵抗率が
高いと、複写機内の金属材料等と接触して摩擦帯電し、
静電気的に吸着し、走行が停止したものと推測された。
【0021】そこで、用紙の表面電気抵抗率と走行性と
の関係を確認したところ、図3に示すように表面電気抵
抗率が1×1010Ωを上回ると走行トラブルが発生しや
すくなることがわかった。また、1×109 Ωを下回る
紙においては、高湿環境下でのトナーの転写が十分でな
くなり、画質が悪化する。そのため、表面電気抵抗率は
1×109 〜1×1010Ωの範囲に調整する必要があ
る。
【0022】一方、フルカラーコピーでは、画質特性が
極めて重要であるため、塗工層の顔料を制御するほか、
表面性を制御する必要がある。そのため、用紙の王研式
平滑度は表裏ともに60〜300秒の範囲に調整した。
60秒を下回ると、用紙表面層に不規則に存在する粗大
な空隙が発生し、基本画像構造である万線像や網点像の
途切れが転写時や定着時に発生し、その結果、万線像や
網点像が不規則になったり、微細なグロスのむらや濃度
むらが生じる。また、王研式平滑度が300秒を超える
と、転写時に形成した万線トナー像や網点トナー像は、
溶融定着時に、塗工層中にほとんど浸透せず、塗工表面
上を水平方向に拡がり、隣接する万線や網点を部分的に
接合して画像ノイズとなる。その上、高湿時にブロッキ
ングが発生する。本発明はこれらの問題も解消した。
【0023】以下、本発明をより詳細に説明する。本発
明における王研式平滑度はJAPAN TAPPI N
o.5に、透気度はJISP8117に規定された方法
に準じて測定した。また、本発明における紙間摩擦係数
とその変化の測定は、J.TAPPI No.30〜3
9に準じ、次のように測定した。試験片には、包装開封
直後のA3サイズの用紙を、開封時に積層されていた状
態のまま約30枚採取し使用した。測定用の錘は重さ2
40g、幅63mm、長さ75mmのものを使用した。
試験環境は28℃、85%RH、及び、20℃、65%
RHで用紙の縦方向に連続20枚測定した。その時の錘
の移動速度は150mm/minとした。この方法で測
定した静摩擦係数を紙間摩擦係数の絶対値とし、そのn
枚目とn+1枚目の絶対値の差をその変化の仕方とした
(nは1〜19の任意の整数)。また、本発明における
表面電気抵抗率は、JISK6911に準じて測定し、
測定時に裏面電極と測定サンプルとの間に絶縁層を設け
て測定した。
【0024】本発明で使用する基材は、特に限定される
ものではない。従来から知られている酸性又は中性の上
質紙や中質紙、更紙、再生紙等を使用できる。これらに
使用する填料も、特に限定されるものではなく、重質炭
酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、チョーク等の炭酸
カルシウムや、カオリン、焼成クレー、パイオロフィラ
イト、セリサイト、タルク等のケイ酸類や、二酸化チタ
ン等の無機填料、及び、尿素樹脂、スチレン等の有機顔
料を使用できる。しかし、電子写真方式における画質維
持性及び白色度向上の観点からは、炭酸カルシウムの配
合が好ましい。
【0025】サイズ剤も特に限定されるものではない。
ロジン系サイズ剤、合成サイズ剤、石油樹脂系サイズ
剤、中性サイズ剤等のサイズ剤を使用でき、硫酸バン
ド、カチオン化澱粉等、適当なサイズ剤と繊維と定着剤
を組み合せて使用することもできる。このほかに、紙力
増強剤、染料、pH調整剤等を添加してもかまわない。
【0026】これらの基材に電気抵抗値を調整する目的
で、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、
硫酸ナトリウム、酸化亜鉛、二酸化チタン、酸化錫、酸
化アルミニウム、酸化マグネシウム等の無機物や、アル
キルリン酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、スル
ホン酸ナトリウム塩、第4級アンモニウム塩などの有機
系の材料を単独又は混合して使用することができる。
【0027】塗工層の接着剤としては、基材や顔料等の
添加物との接着力が強い、水溶性接着剤、エマルジョ
ン、ラテックス等を単独又は混合して使用できる。例え
ば、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコー
ル、酸化澱粉、エステル化澱粉、エーテル化澱粉等の澱
粉類、ゼラチン、カゼイン、メチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、アクリル酸アミドーアクリル酸
エステル共重合体、アクリル酸アミド・アクリル酸・メ
タクリル酸3元共重合体、スチレン・アクリル樹脂等の
アクリル樹脂、イソブチレン・無水マレイン酸樹脂、カ
ルボキシメチルセルロース等の水溶性樹脂やアクリル系
エマルジョン、酢酸ビニル系エマルジョン、塩化ビニリ
デンエマルジョン、ポリエステル系エマルジョン、スチ
レンーブタジエンラテックス、アクリロニトリルーブタ
ジエンラテックス等が使用されるが、特に限定されるも
のではない。ただし、澱粉系接着剤及び/又はアクリル
系接着剤量は、高湿時の走行性を維持するために、塗工
層接着剤全量に対し20重量%以上含有させることが好
ましい。
【0028】この他、塗料には色調を調整するため、染
料や有色顔料を添加したり、視感的白さを向上させるた
め、蛍光染料を添加することもできる。また、表面電気
抵抗値の調整剤として、基材に使用したような公知の材
料を使用することができる。さらに、分散剤、消泡剤、
可塑剤、pH調整剤、滑剤、流動変性剤、固化促進剤、
耐水化剤、サイズ剤等の各種助剤を必要に応じて添加す
ることもできる。
【0029】塗工方法としては、例えば、ブレード塗
工、エアナイフ塗工、ロール塗工、バー塗工、リバース
ロール塗工、グラビア塗工、カーテン塗工等のオフマシ
ンコーターや、ゲートロール塗工、サイズプレス塗工等
の塗被装置を用いたオンマシンコーターのいずれも使用
することができる。
【0030】塗工後の平滑化処理は、塗被、乾燥後の転
写層が王研式平滑度で60〜300秒となるように、マ
シンカレンダー、スーパーカレンダー等により行うこと
ができる。
【0031】本転写紙の坪量は、特に限定するものでは
ないが、64〜110g/m2 の範囲に調整することが
望ましい。坪量が110g/m2 を上回るものは、定着
時に熱容量が過大となるため、トナーを均一に確実に溶
融することができず、溶融むらが発生して高画像密度部
のグロスむらや濃度むら、定着不良を発生させたり、ま
た、紙のこしが大きくなりすぎて、走行不良を発生させ
る原因となる。また、64g/m2 未満では、定着時に
トナーが溶融しすぎるため、いかに塗工層構造を最適化
しても、トナーの浸透むらを回避することができず、粒
状性を悪化させ、画像グロスが高くなりすぎる場合があ
る。
【0032】本転写紙の白色度は、特には限定しない
が、カラー画質特性を良好に保つためハンター白色度で
80%以上、好ましくは82%以上とすることが望まし
い。ハンター白色度が80%を下回ると、カラー記録時
に彩度、明度が低下し、鮮やかな記録の再現が困難とな
る。
【0033】また、開封直後の製品水分は、波打ちやコ
ピー後のカールの発生を抑えるために、適正水分量であ
る4.0〜6.5%の範囲に調整する。また、保管時に
吸脱湿が発生しないように、ポリエチレンラミネート紙
等の防湿包装紙やポリプロピレン等で包装することが好
ましい。
【0034】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は、これにより限定されるものでは
ない。 〔実施例1〕市販の坪量64.0g/m2 で、見かけ密
度0.83g/cm3 の中性紙に表面電気抵抗率が1×
109 ΩになるようにNaClを塗工し、基材とした。
水100重量部にポリ燐酸ソーダ0.05重量部を溶解
した後、平均粒径8.0μmの軽質炭酸カルシウム(白
石工業製)を10重量部、平均粒径0.3μmのカオリ
ンを90重量部分散した。
【0035】この顔料分散液にバインダーとして重量比
で酸化澱粉(王子コーンスターチ社製、王子エース
A):スチレンブタジエンラテックス(SBR)(日本
合成ゴム社製、JSR−0668)の重量比で20:8
0を混合し、塗料を調整した。この塗料をバーコーター
により片面あたり固形分量2g/m2 とし、顔料:接着
剤の重量比が30:70となるよう、基材の両面に塗工
し、カレンダー処理を行い第1表に示すような特性を有
する実施例1の転写紙を得た。
【0036】第1表に示す顔料の平均粒径(直径)は、
コールターカウンターを用いて測定した。また、炭酸カ
ルシウムとカオリンの含有量は、全塗工顔料中の重量%
であり、製造時の配合%で示した。塗工紙からの含有量
の測定は、塗工層を掻きとり、塗料成分に対し適当な処
理(灰化等)を行い、元素分析により顔料の含有量を算
出する。
【0037】この転写紙の走行性試験は、富士ゼロック
ス製の乾式間接電子写真方式のデジタルカラー複写機A
color635を用い、28℃、85%RH、並び
に、20℃、65%RH環境で実施し、給紙サンプルは
包装開封後、直ちに複写機のトレイに収容し連続100
枚走行させ、その時のトラブル発生回数から走行トラブ
ル率を算出した。評価基準は、走行トラブル率1%以下
を○、1〜5%以下を△、6%以上を×とした。
【0038】また、この転写紙の総合画質評価は、富士
ゼロックス製の乾式間接電子写真方式のデジタルカラー
複写機A color635を用いて、Yellow、
Magenta、Cyan、Red、Green、Bl
ue、及び、Yellow、Magenta、Cyan
の混色Blackの、各画像面積率10、20、30、
40、50、60、70、80、90、100%の2c
m×2cmのパッチを転写、定着させ、中間調領域のざ
らつき感は、各色の画像面積率20、30、40%のパ
ッチを目視で評価した。また、中〜高画像密度部のグロ
スむら、及び、濃度むらは、各色の画像面積率50、6
0、70、80、90、100%のパッチを目視で評価
した。全ての項目は、以下の尺度で評価し「B」以上を
満足した場合を○、「C」が1つでもあれば△、「D」
が1つでもあれば×と判定した。さらに、これらの項目
の他、明らかに画質に欠陥が認められる場合には×と判
定した。
【0039】デジタルカラー複写機での画質評価及び総
合評価の尺度を次に示す。 中間調領域粒状性 A: 良好 B: わずかにざらつき感がある C: ざらつき感が少しある D: ざらつき感が目立つ 高画像密度部のグロスむら A: 良好 B: わずかにグロスむらがある C: グロスむらが少しある D: グロスむらが目立つ 中〜高画像密度部の濃度むら A: 良好 B: わずかに濃度むらがある C: 濃度むらが少しある D: 濃度むらが目立つ 以上の様な方法で走行性、総合画質を評価した結果を第
1表に示す。その結果、第1表に示す様に複写機の使用
環境を問わず走行性に優れ、かつ画質が良好な転写紙が
得られた。
【0040】〔実施例2〕市販の坪量68.0g/
2 、見かけ密度0.81g/cm3 の中性紙に表面電
気抵抗率が5×109 ΩになるようにNaClを塗工
し、基材とした。水100重量部にポリ燐酸ソーダ0.
05重量部を溶解後、平均粒径7.0μmの軽質炭酸カ
ルシウムを70重量部、平均粒径2.0μmのカオリン
を30重量部分散した。この顔料分散液にバインダーと
して酸化澱粉(王子コーンスターチ社製、王子エース
A):スチレンアクリル系エマルジョン(日本ロームア
ンドハース社製、プライマールB−85):スチレンブ
タジエンラテックス(SBR)(日本合成ゴム社製、J
SR−0668)の重量比で40:20:40で配合し
て混合し、塗料を調整した。
【0041】この塗料をバーコーターにより片面あたり
固形分量10g/m2 とし、顔料:接着剤の重量比が7
0:30となるよう、基材の両面に塗工し、カレンダー
処理を行い第1表に示すような特性を有する転写紙を得
た。実施例1と同様の方法で走行性、画質を評価した結
果を第1表に示す。その結果、第1表に示す様に複写機
の使用環境を問わず走行性に優れ、かつ画質が良好な実
施例2の転写紙が得られた。
【0042】〔実施例3〕市販の坪量81.0g/
2 、見かけ密度0.81g/cm3 の中性紙に表面電
気抵抗率が8×109 ΩになるようにNaClを塗工
し、基材とした。水100重量部にポリ燐酸ソーダ0.
05重量部を溶解後、平均粒径2.0μmの軽質炭酸カ
ルシウムを60重量部、平均粒径1.5μmのカオリン
を40重量部分散した。この顔料分散液にバインダーと
してスチレンアクリル系エマルジョン(日本ロームアン
ドハース社製、プライマールB−60A):スチレンブ
タジエンラテックス(SBR)(日本合成ゴム社製、J
SR−0617)の重量比で50:50で配合して混合
し、塗料を調整した。
【0043】この塗料をバーコーターにより片面あたり
固形分量12g/m2 とし、顔料:接着剤の重量比が6
0:40となるよう混合し、基材の両面に塗工し、カレ
ンダー処理を行って第1表に示す特性を有する実施例3
の転写紙を得た。実施例1と同様の方法で走行性、画質
を評価した結果を第1表に示す。その結果、第1表に示
す様に複写機の使用環境を問わず走行性に優れ、かつ画
質が良好な転写紙が得られた。
【0044】〔実施例4〕市販の坪量85.0g/
2 、見かけ密度0.82g/cm3 の中性紙に表面電
気抵抗率が3×109 ΩになるようにNaClを塗工
し、基材とした。水100重量部にポリ燐酸ソーダ0.
05重量部を溶解後、平均粒径6.0μmの軽質炭酸カ
ルシウムを50重量部、平均粒径1.0μmのカオリン
を50重量部分散した。この顔料分散液にバインダーと
してエステル化澱粉(日澱化学社製、ペトロコートZ3
00):スチレンアクリル系エマルジョン(日本ローム
アンドハース社製、プライマールB−60A):スチレ
ンブタジエンラテックス(SBR)(日本合成ゴム社
製、JSR−0617)の重量比で30:50:20を
混合し、塗料を調整した。
【0045】この塗料をバーコーターにより片面あたり
固形分量7g/m2 とし、顔料:接着剤の重量比が5
0:50となるよう混合し、基材の両面に塗工し、カレ
ンダー処理を行い、第1表に示す特性を有する実施例4
の転写紙を得た。実施例1と同様の方法で走行性、画質
を評価した結果を第1表に示す。その結果、第1表に示
す様に複写機の使用環境を問わず走行性に優れ、かつ画
質が良好な転写紙が得られた。
【0046】〔実施例5〕市販の坪量100.0g/m
2 、見かけ密度0.82g/cm3 の中性紙に表面電気
抵抗率が1×1010ΩになるようにNaClを塗工し、
基材とした。水100重量部にポリ燐酸ソーダ0.05
重量部を溶解後、平均粒径4.0μmの軽質炭酸カルシ
ウムを20重量部、平均粒径0.7μmのカオリンを8
0重量部分散した。この顔料分散液にバインダーとして
エステル化澱粉(日澱化学社製、ペトロコートZ30
0):スチレンブタジエンラテックス(SBR)(日本
合成ゴム社製、JSR−0617)の重量比で70:3
0を混合し、塗料を調整した。
【0047】この塗料をバーコーターにより片面あたり
固形分量3g/m2 とし、顔料:接着剤の重量比が4
0:60となるように混合し、基材の両面に塗工し、カ
レンダー処理を行い、第1表に示す特性を有する実施例
5の転写紙を得た。実施例1と同様の方法で走行性、画
質を評価した結果を第1表に示す。その結果、第1表に
示す様に複写機の使用環境を問わず走行性に優れ、かつ
画質が良好な転写紙が得られた。
【0048】〔実施例6〕市販の坪量110g/m2
見かけ密度0.82g/cm3 の中性紙に表面電気抵抗
率が1×1010ΩになるようにNaClを塗工し、基材
とした。水100重量部にポリ燐酸ソーダ0.05重量
部を溶解後、平均粒径1.5μmの軽質炭酸カルシウム
を70重量部、平均粒径2μmのカオリンを30重量部
分散した。この顔料分散液にバインダーとしてスチレン
アクリル系エマルジョン(日本ロームアンドハース社
製、プライマールB−60A):スチレンブタジエンラ
テックス(SBR)(日本合成ゴム社製、JSR−06
17)の重量比で70:30を混合し、塗料を調整し
た。
【0049】この塗料をバーコーターにより片面あたり
固形分量12g/m2 とし、顔料:接着剤の重量比が7
0:30となるよう、基材の両面に塗工し、カレンダー
処理を行い、第1表に示すような特性を有する実施例6
の転写紙を得た。実施例1と同様の方法で走行性、画質
を評価した結果を第1表に示す。その結果、第1表に示
す様に複写機の使用環境を問わず走行性に優れ、かつ画
質が良好な転写紙が得られた。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】〔比較例1〕実施例1と同様の坪量、見か
け密度の中性紙に表面電気抵抗率が8×108 となるよ
うにNaClで導電処理した基材を用い、平均粒径1.
0μmの軽質炭酸カルシウムを使用した以外は、実施例
1と同様の塗料材料、配合量、塗工方法により、比較例
1の転写紙を得た。この転写紙の特性は、実施例1と同
様の方法で測定し、結果を第2表に示した。
【0053】〔比較例2〕実施例2と同様の基材を用
い、平均粒径9.0μmの軽質炭酸カルシウムを80重
量部、平均粒径2.5μmのカオリンを20重量部分散
した顔料分散液を用いた以外は、実施例2と同様の塗料
材料、配合量、塗工方法により、比較例2の転写紙を得
た。この転写紙の特性は、実施例1と同様の方法で測定
し、結果を第2表に示した。
【0054】〔比較例3〕実施例3と同様の基材を用
い、顔料:接着剤重量比を5:95とし、平滑化処理を
強化し王研式平滑度350秒とした以外は、実施例3と
同様の塗料材料、配合量、塗工方法により、比較例3の
転写紙を得た。この転写紙の特性は、実施例1と同様の
方法で測定し、結果を第2表に示した。
【0055】〔比較例4〕実施例4と同様の坪量、見か
け密度の中性紙を表面電気抵抗率3×1010となるよう
にNaClにより導電処理を行った基材を用い、塗工量
14g/m2 とし、平滑化処理を抑え王研式平滑度50
秒とした以外は、実施例4と同様の塗料材料、配合量、
塗工方法により、比較例4の転写紙を得た。この転写紙
の特性は、実施例1と同様の方法で測定した結果を第2
表に示した。
【0056】〔比較例5〕実施例5と同様の坪量、見か
け密度の中性紙を表面電気抵抗率1×1011となるよう
にNaClにより導電処理を行った基材を用い、顔料:
接着剤重量比を20:80にした以外は、実施例5と同
様の塗料材料、配合量、塗工方法により、比較例5の転
写紙を得た。この転写紙の特性は、実施例1と同様の方
法で測定し、結果を第2表に示した。
【0057】〔比較例6〕実施例6と同様の基材を用
い、炭酸カルシウム:カオリンクレー重量比を5:95
にした以外は、実施例6と同様の塗料材料、配合量、塗
工方法により、比較例6の転写紙を得た。この転写紙の
特性は、実施例1と同様の方法で測定し、結果を第2表
に示した。
【0058】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を採用することに
より、間接電子写真方式のフルカラー及びモノクローム
記録における走行性が使用環境によらず良好で、かつ画
質が良好である電子写真用転写紙の提供を可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】透気度と28℃、85%RH包装開封直後の紙
間摩擦係数の関係を示したグラフである。
【図2】顔料中のカオリンクレーの配合率と20℃、6
5%RH包装開封直後の紙間摩擦係数の関係を示したグ
ラフである。使用した顔料は平均粒径4.0μmの軽質
炭酸カルシウムと平均粒径0.3μmのカオリンクレー
である。接着剤には澱粉を使用し、顔料:接着剤重量比
は50:50とした。
【図3】表面電気抵抗率と10℃、30%RH環境下で
の走行不良発生率との関係をしたグラフである。評価サ
ンプルは表面電気抵抗率が1×109 〜1×1011Ωの
範囲にある用紙8種類を用い、複写機にはA−colo
r636(富士ゼロックス社製)を用い、各1000枚
走行し、発生した紙詰まり回数から発生率を算出した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗原 努 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 加藤 勝 東京都中央区銀座四丁目7番5号 新王 子製紙株式会社内 (72)発明者 渡辺 晴美 東京都中央区銀座四丁目7番5号 新王 子製紙株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−241366(JP,A) 特開 平3−220560(JP,A) 特開 平6−219038(JP,A) 特開 昭62−198876(JP,A) 特開 昭62−198875(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の少なくとも片面に固形分量で2〜
    12g/mの顔料と接着剤を主体とする塗工層を設け
    てなる塗工紙において、前記顔料が平均粒径で1.5〜
    8.0μmの炭酸カルシウムと、平均粒径で0.3〜
    2.0μmのカオリンクレーを10:90〜70:30
    の重量比で含み、王研式平滑度が表裏ともに60〜30
    0秒であり、透気度が10〜90秒、かつ、28℃、8
    5%RHでの紙間摩擦係数が0.5〜0.9であること
    を特徴とする電子写真用転写紙。
  2. 【請求項2】 20℃、65%RHでの紙間摩擦係数が
    0.4〜0.8であることを特徴とする請求項1に記載
    した電子写真用転写紙。
  3. 【請求項3】 前記塗工層に用いる顔料と接着剤の重量
    比が30:70〜70:30であることを特徴とする請
    求項1又は2記載の電子写真用転写紙。
  4. 【請求項4】 JISK6911に準じて測定した表面
    電気抵抗率が1×10〜1×1010Ωにあることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写
    真用転写紙。
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