JP4390253B2 - 円筒コンベアからなるコードで補強されたゴムシートの製造装置および製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コードで補強されたゴムシートの製造装置およびその製造方法に関し、特に円筒コンベア表面に回転アームを用いて連続的にゴム被覆コードを巻き付けることによるコードで補強されたゴムシートの製造に関し、コード素材やコードの配列角度などを種々に変化させて、タイヤ用のベルト材、ボディプライ材等を、コンパクトな装置で多品種少量生産できるコードで補強されたゴムシートの製造装置および製造方法に関する。
従来、タイヤ等に使用されるコードで補強されたゴムシートの製造は、大量、集中生産方式で生産されており、1000本から2000本のコードを繰り出して、大型カレンダー装置でゴム被覆して大巻反を製造し、それから必要な幅、角度に裁断して、必要なベルト材やボディプライ材などを生産していた。しかし、近年、種々の高機能繊維がタイヤ用に開発され、ベルト材やボディプライ材などの繊維仕様、繊維配列角度、ゴム仕様なども種々のものが要求されるようになってきており、それらを上記の大量生産方式で製造するには、時間がかかり、無駄が多く、効率的でなかった。
また、特公昭35−18602号に見られるように、大口径のローラにゴム被覆コードからなるリボンを螺旋状に連続巻回しつつ、リボンの側縁を互いに接合して筒状の巻付体を形成し、この巻付体を裁断して、大きな面積のコードで補強されたゴムシートを形成し、このシートから所定形状で所定方向にコードが配列したベルト材やボディプライ材等を切り出すことができるが、裁断残が多くムダである。この場合、小口径のローラにゴム被覆コードを巻き付けて筒状体を作成して、切り出し、何枚も貼り合わせて所定形状のプライ材を作成すれば、ムダは少なくなるが、シートつなぎ合わせに手間と時間がかかり、さらに品質的にもつなぎ合わせ部の不均一が残る。
また、特開2001−145961号、特開2002−127270に見られるように、コード補強ゴム被覆リボンを所定径のマンドレルに巻き付け、所定角度で切り出すことで、ベルト材、ボディプライ材等を製造する方式があるが、材料のコード角度や打ち込みを変更するごとに、新たなマンドレルが必要となっていた。
特公昭35−18602号公報(第1−2頁、第1図)。 特開2001−145961号公報(第1−3頁、第1、12図)。 特開2002−127270号公報(1−3頁、第1図)。
本発明は、上記従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、近年、自動車におけるトヨタシステ厶に代表されるように、必要なときに必要な量だけ、しかも高品質の製品を簡便に生産できる方式を、タイヤ等のゴムシートの製造において可能にすることにある。また他の目的は、いろいろなコードの種類やゴムの種類など、多品種の製品を簡便な手段で、必要な時に必要な量だけ供給することが出来るようにすることにある。また他の目的は、コードの配列角度を簡便に変化させて、コードの配列角度を異にする連続的なコードで補強されたゴムシートを製造することを可能にすることにある。また他の目的は、破棄されて使用しないシート材の無駄を少なくすることにある。また他の目的は、リボンをドラム上での重ね合わせする際の周上の不均一を無くし、乱れの少ない高品質なコードで補強されたゴムシートを提供することにある。また他の目的は、上記ゴムシートを何枚も重ね合わせて、ベルト材やボディプライ材を作成するような時間や手間の無駄を省くことにある。さらに他の目的は、安価な小型装置で簡便に製造できる装置を提供することにある。
本発明は上記の目的を達成するためになされたものであって、その製造装置としての特徴は、下記の通りである。本発明は、円筒の表面が軸方向に連続的に移動する円筒コンベアと、その円筒コンベアの外側を円筒の軸を中心に回転する回転アームとを備え、その回転アームに導かれてきたゴム被覆コードをその円筒コンベアの表面で互いに接触させながら連続的に螺旋巻きされるように構成されている、コードで補強されたゴムシートの製造装置に関する。また本発明は、上記の円筒コンベアが円筒の軸を中心に回転するように構成されており、上記円筒コンベアにゴム被覆コードが巻き付けられることによって形成されている円筒状ゴムシートを螺旋状に切り出す切断具をさらに有することにより、シートの長手方向に対して所定の角度αにコードが配列されたゴムシートの連続体とするように構成されている、コードで補強されたゴムシートの製造装置に関する。また本発明は、上記の回転アームが多段に設置されている、コードで補強されたゴムシートの製造装置に関する。また本発明は、上記ゴム被覆コードが上記円筒コンベアに巻き付くことによって形成されている円筒状ゴムシートを押圧する押圧具をさらに有する、コードで補強されたゴムシートの製造装置に関する。また本発明は、リールから繰り出されたゴムに対する接着処理が施されているコードがゴ厶押出機から押し出されたゴムを被覆するゴム被覆ダイを通過することによりゴムを被覆するゴム被覆装置を設け、ゴム被覆コードを連続的に作成しつつ上記回転アー厶に導かれるように構成されている、コードで補強されたゴムシートの製造装置に関する。また本発明は、上記ゴム被覆装置と上記回転アームとの間に、コードの張力調整装置を設けた、コードで補強されたゴムシートの製造装置に関する。また本発明は、上記回転アームに導かれるコードが撚が与えられながら繰り出される撚糸機または合糸機をさらに有する、コードで補強されたゴムシートの製造装置に関する。さらに本発明は、上記コードがスチールコードであって、上記回転アームの回転によって発生する撚を打ち消すように解撚しつつリールから繰り出される解撚機を有する、コードで補強されたゴムシートの製造装置に関する。
本発明は上記の目的を達成するためになされたものであって、その製造方法としての特徴は、下記の通りである。本発明は、円筒の表面が軸方向に連続的に移動する円筒コンベアの表面に、その円筒コンベアの外側を円筒の軸を中心に回転する回転アームに導かれてきたゴム被覆コードを、互いに接触させながら連続的に螺旋巻きしていく、コードで補強されたゴムシートの製造方法に関する。また本発明は、上記の円筒コンベアが、円筒の軸を中心に回転していることにより、上記円筒コンベアにゴム被覆コードが巻き付くことによって形成されている円筒状ゴムシートを、切断具で螺旋状に切り出すことにより、シートの長手方向に対して所定の角度αにコードが配列されたゴムシートを製造する、コードで補強されたゴムシートの製造方法に関する。さらに本発明は、上記回転アームを多段に有することにより、円筒コンベアにゴム被覆コードを多段に巻き付けていく、コードで補強されたゴムシートの製造方法に関する。
本発明は、コードで補強されたゴムシートの製造に関するものである。本発明におけるコードは、繊維で構成された糸やモノフィラメントや金属細線等のコードやその単体をも含む。また、それらのコードの形態としては、長繊維からなるマルチフィラメント、短繊維からなる紡績糸、芯になる糸に他の糸を巻き付けたカバードヤーンやピッコ諸撚糸と呼ばれる糸であってもよい。また、意匠撚糸と呼ばれる糸も使用することもできる。これらのコードは、既に接着処理がされているコードを使用するが、ディッピング装置と連結して、ディッピング処理を施しつつ、ゴム被覆手段に導くこともできる。コードの材質としては、ナイロンやポリエステル、ポリビニルアルコール、アラミド繊維、全芳香族ポリエステル繊維、PBO(パラフェニレンベンゾビスオキサゾール)繊維等の有機繊維や、ガラス繊維、アルミナ繊維、炭素繊維等の無機繊維、またスチールやアモルファス金属等の金属繊維も使用することができる。
本発明に使用されるコードは、ゴムへの接着性を向上させる接着処理が施されている。コードへの接着処理としては、有機繊維に対するレゾルシンホルマリンラテックスとゴムエマルジョンを付着させ、水分を乾燥した後、レゾルシンホルマリンをベーキングしてゴムへの接着性をアップさせる方式が代表的である。また、スチールコードでは、ニッケルめっき、銅と亜鉛を電着させるブラスメッキ、亜鉛主体の亜鉛めっき等が施される。さらに金属繊維では、コバルトやモリブデン、シランカップリング剤等を使用した接着処理等の手段も使用することができる。これらの接着処理は、コードの種類、ゴムの種類、求められる接着力等より適宜選択され、ここに例示したものに限られない。
また、本発明で使用されるゴムとしては、天然ゴムや合成ゴム等の加硫されて使用されるゴムばかりでなく、ポリウレタンやSBS(スチレン・ブタジエン・スチレンゴム)のような熱可塑性エラストマーと呼ばれる加硫を必要としないゴムも使用することができる。これらのコードやゴムは、目的とするゴムシートの用途によって適宜選択される。ゴム被覆コードは、上記コードに、ここに記載したゴムが被覆されたものをいう。ゴ厶の被覆は、ゴム押出機より押し出されたゴムを、ダイ中でコードに被覆する手段を用いるが、カレンダーで処理されたゴムを付着させる方式や、接着剤ラテックスをコードに被覆してゴム溶媒を乾燥させる方式なども用いることができる。
本発明は、円筒コンベア表面に、回転アームを用いて連続的にゴム被覆コードを巻き付けることによるコードで補強されたゴムシートの製造手段に関する。円筒コンベアは、円柱状の形態が、円形の平面からなる部分と、曲面からなる側面からなり、その側面部分がコンベアを形成しており、この円筒状側面(以下、円筒コンベア表面という)に巻き付いたゴム被服コードを、円柱の軸方向に連続的に移動させるように構成されている。なお、円筒は、円形の底面を有するが、その円は厳密な円を意味するものではなく、楕円や、多角形であってもよく、多角形の場合は、円柱というより多角柱であり、多角柱の側面の一つ一つの長方形をなす部分が一つ一つ独立したコンベアからなるように構成することができる。
本発明は、この円筒コンベア表面に、回転アームを用いて、回転アームに導かれてきたゴム被覆コードを巻き付けていくことにより、円筒コンベア上に円筒状にゴム被覆コードが巻かれた円筒シートを形成させる手段に関する。回転アームは、円筒コンベアの外側を、回転アームが円筒の軸を中心に回転しており、この回転により、導かれてきたゴム被覆コードを円筒コンベア表面に螺旋状に巻き付けていくように構成されている。円筒コンベア表面に巻き付けられたゴム被覆コードは、ゴム被覆コードが互いに接触しながら連続的に巻き付けられる。回転アームに導かれてくるゴム被覆コードは、通常1本であるが、必要に応じて、複数本を供給することもできる。また、回転アームは、通常1個のアームから構成されているが、回転するコード繰出機を設けることによって、複数の回転アームを有するようにすることもできる。また、円筒コンベアの前後からゴム被覆コードを導くことにより、多段(装置が複雑になりすぎるので、通常2段)の回転アームを設けることもできる。これらの複数の回転アームや多段の回転アームによって、螺旋状に円筒コンベアに巻かれたゴム被覆コードは、それらの複数のコードが全体として一層のシートなるように、お互いが接触しながら螺旋巻きされるように構成される。
本発明における上記円筒コンベアは、さらに円筒の軸を中心に回転していることが好ましい。本発明は、補強用ゴムシートにおいて、所定の角度αにコードが配列されているゴムシートの製造を目的としており、この角度αを自由に変更するためには、本発明の円筒コンベアが、円筒の軸を中心に、円筒コンベアそのものを回転させ、この回転速度を、コンベア速度との関連でコントロールすることで、角度αを自由に設定することができる。なお、切断具を回転することで、角度αを調整する方式も考えられるが、装置が複雑になり、また、刃物が回転するので、安全面でも好ましくない。
本発明のコードで補強されたゴムシートの製造装置は、ゴム被覆コードが円筒コンベアに巻き付くことによって形成されている円筒状ゴムシートを押圧する押圧具を有することが望ましい。押圧具は、円筒状ゴムシートのゴム被覆コードの配列を均一にし、ゴム被覆コード相互の接合をより確実なものにし、ゴムシートの表面を滑らかにする。押圧はローラ等を直接円筒コンベアに押し当てることで行うこともできる。
本発明のコードで補強されたゴムシートの製造装置は、ゴム被覆コードが円筒コンベアに巻き付くことによって形成されている円筒状ゴムシートを、切断具によって螺旋状に切り出す手段を有することが好ましい。円筒状ゴムシートは、そのままで円筒状のシートとして、所定の長さに切断されて製品とすることができる。しかし、切断具でこの円筒状ゴムシートを切り開き、コンベア速度と円筒コンベアそのものの回転速度の関係で、螺旋状に切り出すことにより、シートの長手方向に対して所定の角度αにコードが配列されたゴムシートを連続して取り出すことができる。切断場所は、コンベア上で行うこともできるが、コンベアを傷つけることのないよう、コンベアを出たところで切断することが好ましい。コンベアを出た所で、上記の押圧具と一体的になった切断具を設けることにより、装置がコンパクトになる。切断具としては、カミソリ刃、回転刃と受ローラ、上下刃による押し切り、シェアーカッター、レーザービーム、高圧水など種々のタイプのものが使用される。
螺旋状に切り開かれて、コードが配列されたゴムシートにおけるシートの長手方向に対する角度αは、円筒コンベアの円筒径、円筒コンベアの回転数、回転アームの回転数、コンベア速度、円筒コンベアが1回転する間にコンベアの進む距離などによって定められる。本発明におけるコードで補強されたゴムシートの幅は、円筒コンベアの径によって定められる。所定の角度αのコードの配列は、例えばラジアルタイヤのボディプライ用シートでは、80〜90度、タイヤ用ベルト材では、10度から35度、好ましくは15度から30度の範囲から選ばれる。ここで、ボディプライ用シートとは、ラジアルタイヤ、バイアスタイヤ、ベルテッドバイアスタイヤ等の骨格となるカーカスシートであり、ベルト用シートとは、ラジアルタイヤ、ベルテッドバイアスタイヤ等において、強くて伸びにくいコードを、ほほ周方向に密に配列させて、いわゆる「たが効果」を有する。他に、タイヤに使用されるコードで補強されたゴムシートには、ブレーカやキャッププライと呼ばれるものもあり、本発明のコードで補強されたゴムシートに含まれる。
本発明におけるゴム被覆コードは、リール(またはボビン)から繰り出されたゴムに対する接着処理が施されているコードが、ゴム押出機から押し出されたゴムを被覆するゴム被覆ダイを通過することによって、ゴム被覆コードを連続的に作成しつつ本発明の回転アームに導かれることが好ましい。このように円筒コンベアを有する装置に、ゴム被覆装置が連結していることにより、別工程でゴムを被覆する場合のコードの繰出、巻取、保管という煩雑で場所をとる工程が不要であるばかりでなく、コードの繰り出し時や巻芯におけるムダもすくなくなる。また、コードが巻き取られることがないので、コードの汚れも少なく、また、薬品がブルームすることもなく、フレッシュなゴム被覆コードを使用できるので、品質的にも優れたものとなる。
円筒コンベアと回転アームを有する装置にゴム被覆装置を連結した場合、回転アームに導かれるコードの張力を一定にする張力調整装置を設けることが好ましい。ゴム押出機は、ゴムの押出量が一定になるまでに時間を要するので、その間のゴム被覆コードをムダにすることなく、安定して本発明の装置を運転するためには、コードの供給速度を変えたり、また、コードで補強されたゴムシート形成装置における小さいトラブルにおいては、押出機を止めることなく対処することができる。張力調整は、ダンサーローラを設けて、ダンサーローラの位置を感知する手段や、張力そのものを電気的に感知するなどの手段で、回転アームの回転数を変えたり、またはゴム被覆装置に供給されるコードの速度を変えることによって行われる。
また、本発明におけるリールから繰り出されたゴムに対する接着処理が施されているコードが、撚糸機または合糸機により撚が与えられながら繰り出されて、本発明の回転アームに導かれるようにすることもできる。コードに加撚する手段としては、通常撚糸機が使用される。撚糸機は、コードに撚をかけるもので、複数本のコードを合糸しながら撚をかけるものも含まれる。また、短繊維の精紡機として使用されるリング精紡機やミユール精紡機などの原理も使用できる。撚糸機は、リング撚糸機を基本とするが、そのタイプにより、アップツイスター、ダブルツイスター、フライヤー式撚糸機、イタリー式撚糸機、カバリング式撚糸機等が使用でき、また八丁式撚糸機等の古いタイプも使用できる。本発明での撚糸機は、コードが繰り出されつつ撚糸されるものが好ましく、コードの繰出機と撚糸機を兼ね併せたものが最も好ましい。
さらに、本発明におけるリールから繰り出されたゴムに対する接着処理が施されているコードがスチールコードであって、そのスチールコードがリールより繰り出される際、解撚機を経ることにより、回転アームによる回転により発生する撚と帳消しにすることができる。スチールコードは、回転アームの回転で発生するトーションを含んだ状態でゴムシートを作成すると、切り出してベルト材等に使用する際に、トーションが原因で、シートがカールして、作業性が悪くなる。かかる場合、上記の撚糸機や合糸機を逆に回転することで、解撚機として使用し、目的を達成することができる。
本発明は、従来の大量生産方式における非効率や材料や時間のムダを除くことができ、必要なときに必要な量だけ、しかも高品質の製品を簡便に生産できる方式を、タイヤ等のゴムシートの製造において可能にした。また、いろいろなコードの種類やゴムの種類など、多品種の製品を簡便な手段で、必要な時に必要な量だけ供給することが出来た。また、コードの配列角度を簡便に変化させて、コードの配列角度を異にする連続的なコードで補強されたゴムシートを製造することを可能にした。また、破棄されて使用しないシート材の無駄を少なくすることができた。また、今までのプライ用シートを何枚も重ね合わせるような時間や手間の無駄を本発明では省くことができた。さらに本発明は、安価な小型装置で簡便に製造できる装置を提供することができた。
以下本発明を、図面で示す実施例に基づいて説明する。図1は、本発明のコードで補強されたゴムシートの製造装置を示す側面図である。円筒コンベア1は、循環するコンベアベルト2a、2b等によって円周状に囲まれて構成されている。ギア3により駆動を受けて、シャフト4が回転し、そのシャフト4に固定されているフランジ5からベベルギア6a、6bにより駆動が伝達されて、循環ベルト2a、2bが循環し、その循環ベルトの循環により、円筒コンベア1の表面が軸方向に移動し、円筒の表面が軸方向に移動する円筒コンベア1となる。この円筒コンベア1は、ギア7による駆動を受けて、円筒コンベア1自体も、円筒軸(図のシャフト4中に示されている一点鎖線)を中心に回転し、それによって、後述するコードの配列角度αが調整させる。回転アーム8は、ギア9からの駆動を受けて回転し、リールから導かれてきたゴム被覆コード10は、回転アーム8によって、円筒コンベア1の外側を回転しつつ、糸巻付ガイド11に案内され、回転アーム8の回転により円筒コンベア1の表面に巻き付けられていく。円筒コンベア1の表面に巻き付けられたゴム被覆コード10は、円筒コンベア1の表面の移動により、互いに接触させながら連続的に螺旋巻きされて、ゴム被覆コード群からなる円筒状ゴムシート12を構成する。円筒状ゴムシート12は、押圧具13により押圧されて均一化され、切断具14(図ではカミソリ刃)により切り開かれて、コードで補強されたゴムシート15となる。これらの円筒コンベア1と回転アーム8等からなるコードで補強されたゴムシートの製造装置を、コードで補強されたゴムシート形成装置17とする。なお、図1で、反対側より別のゴム被覆コード16を供給し、図の回転アーム8と同様な回転アームを、もう1セット設けることにより、円筒コンベア上に多段にゴム被覆コード10と16を多段に巻き付けていくことができる。また、図1では、コードで補強されたゴムシート形成装置17全体は、前後より架台で支持されているが、この支持を前方のみにすることで、生産されたコードで補強されたゴムシートゴム15の取扱を容易にすることができる。
図2は、図1のA−A線断面図を示す。円筒コンベア1は、循環しているコンベアベルト2a、2b、2c、2d、2e、2f、2g、2hの8本により円筒(多角柱であるが、本発明ではこのような形態も円筒に含める)を形成し、断面が円(断点を有する多角形であるが、本発明ではこのような形態も円に含める)であることを示す。循環ベルト2aは、循環の帰りは2a−2、循環ベルト2bの循環の帰りは2b−2である。この循環ベルトで構成される円筒コンベア1に、ゴム被覆コードが巻き付けられて、円筒状ゴムシート12が形成されている。
図3は、コードにゴムを被覆するゴム被覆工程とコードで補強されたゴムシート形成装置17とが連結されている例を装置の側面図で示す。ゴムに対する接着処理が施されているコード21が、クリールスタンド22に設置されたボビン23から繰り出され、ターンローラ24a、24bを経て、ゴム押出機25のダイ26へと導かれる。ゴム押出機25により、未加硫ゴムが押し出され、ダイ26によりコード21に未加硫ゴムが被覆され、ゴム被覆コード10とされる。ゴムの被覆は、通常は、コードを予熱して行うことが多く、ターンローラ24a、24bが加熱されていることにより、予熱されることが好ましい。ゴム被覆コード10は、張力調整装置27を経て、円筒コンベア1と回転アーム8からなるゴムシート形成装置17へと導かれる。図1で示したゴムシート形成装置17によりゴム被覆コードからなる円筒状ゴムシート12を形成し、切断具14で切り開かれて、コードで補強されたゴムシート15の連続体となり、直接タイヤ成形装置のボディプライ成形ドラム、或いは、ベルト成形ドラムヘ導かれる。
図4のA図は、ラディアルプライのボディプライ材となる円筒状ゴムシート12が切り開かれていく状態を示し、この場合におけるコードのゴムシートの長さ方向のとのなす角度は、直角すなわち90度であり、その製品幅R=πD(Dは、円筒コンベアの径)となる。この場合、円筒コンベアは、コードの巻付け角度を補正する分だけ若干回転させる。B図は、円筒コンベア自体が回転することにより、切断具14で円筒状ゴムシート12が切り開かれて、コードの配列角度αとなるコードで補強されたゴムシート15の連続体となり状態を示す。C図に示すように、供給されるゴム被覆コードの幅w、回転アームの回転数をm、円筒コンベア1の回転数をnなどによって定められる。
図5は、コード21の繰出機31に撚糸機を使用した例を示す。繰出機31のボビン23に巻かれたコード21が、リング32のトラベラー33を通り、糸ガイド37を通じて導かれている。ボビン23は、駆動軸34により回転され、それによってトラベラー33の回転により、コード21に撚がかかる。即ち、繰出機31は、コードの流れを逆にすることで、機構的にリング撚糸機であるものを、繰出機として使用し、撚がかけられながらコード21が、駆動されているターンローラ35a、35bの回転により引き出され、加撚コード36となる。加撚コード36は、ゴム被覆工程または直接回転アームへと導かれる。この撚糸機は、スチールコードの場合は、コードの撚方向に対して逆回転して、解撚機として使用し、通常の回転アームで加わる撚と帳消しすることにも使用できる。
図1、3に示す製造装置を用いて、ゴムで被覆されたコードが直角に配列したシートを連続的に製造した具体例を示す。ゴムとの接着性を得るためのディッピング処理が施された1670dtex/2のポリエスエルコード1本を繰り出し、60mmφゴム押出機よりダイに押し出された天然ゴムと合成ゴムとのブレンド系の未加硫配合ゴム中を通過させてゴム被覆を行う。ゴム被覆されたコードは、張力調整装置として働くダンサーローラを通過して、回転アームの糸巻付ガイドへと導かれる。回転アームにおける糸巻付ガイドは、直径20mmφの径で、同軸に回転している。その回転の内側に、8本のコンベアが多角柱になるように配置されて円筒コンベアを構成しており、コードが供給される側から軸方向に走行している。その多角柱の外径は124mmであった。この円筒コンベア表面に回転アームを用いて連続的にゴム被覆コードが巻き付けられ、引き続き押圧されることにより、円筒コンベア上に円筒状に形成されたコードで補強されたゴムシートは、円筒コンベアを出た所で、切断具(カミソリ刃)で直角に切り出すことにより、幅390mmのシートを連続して得ることができ、シートの長手方向に対してコードが角度90度に配列したシートとなった(図4のA図参照)。この直角にコードが配列したゴムシートは、自動車用ボディプライ材として、タイヤ成型機において使用される。
図1、3に示す装置を使用して、スチールコードによる自動車用ベルト材の製造の例を示す。ゴムとの接着性を得るためにメッキ処理された0.25mmφの素線を撚り合わせた2×2×0.25スチールコードを、解撚機を通し、回転アームの回転で加わる撚りと反対方向に解撚して、繰り出した。そのコードを、60mmφゴム押出機よりダイに押し出された天然ゴムと合成ゴムとのブレンド系の未加硫配合ゴム中を通過させてゴム被覆を行い、実施例1と同様、回転アームの糸巻付ガイド、押圧具へと導かれる。その回転アームの回転の内側の円筒コンベアは、やはり8本のコンベアが多角柱になるように配置されており、その多角柱の外径は102mmであった。この円筒コンベア表面に回転アームを用いて連続的にゴム被覆コードを巻き付けられることにより、円筒コンベア上に円筒状に形成されたコードで補強されたゴムシートは、円筒コンベアを出た所で、上下刃で押し切る切断具で切り出すことにより、幅160mm、シートの長手方向に対してコードが角度30度としたシートを連続して得ることができた(図4のB図参照)。この補強用ゴムシートは、コードが解撚機で撚が戻されているので、このシートにはカール等の歪みは無かった。この斜めにコードが配列したシートは、自動車用ベルト材として、タイヤ成型機において使用される。
本発明のコードで補強されたゴムシートは、タイヤのボディプライ用シートやベルト用シート等に用いられるが、空気バネ、ダイヤフラム、ベルトコンベア、フレキシブルコンテナなど他の産業用機械等における強度を要求されるゴムシートの分野においても使用される。
本発明のコードで補強されたゴ厶シート形成装置の断面図。 図1のA−A面での断面図。 本発明のコードで補強されたゴムシートの製造プロセスで、繰出、ゴム被覆、ゴムシート形成装置が結びつけられた例で、側面図で示す。 本発明のゴム被覆コードからなる円筒状シートを切り開いて、コードで補強されたゴムシートを製造する際の切り開き方法によるコードの配列状態を示す。 本発明の撚糸機を利用した繰出機の例を示す側面図。
符号の説明
1:円筒コンベア、 2a、2b:コンベアベルト、 3:ギア、
4:シャフト、 5:フランジ、 6a,6b:べベルギア、
7:ギア、 8:回転アーム、 9:ギア、 10:ゴム被覆コード、
11:糸巻付ガイド、 12:円筒状ゴムシート、 13:押圧具、
14:切断具、 15:コードで補強されたゴムシート、
16:ゴム被覆コード、 17:コードで補強されたゴ厶形成装置。
21:コード、 22:クリールスタンド、 23:ボビン、
24a、24b:ターンローラ、 25:ゴム押出機、 26:ダイ、
27:張力調整装置。
31:繰出機、 32:リング、 33:トラベラー、 34:駆動軸、
35a、35b:ターンローラ、 36:加撚コード、 37:糸ガイド。

Claims (11)

  1. 循環するコンベアベルト群によって円筒状に囲まれていることにより該円筒の表面が軸方向に連続的に移動する円筒コンベアと、該円筒コンベアの外側を円筒の軸を中心に回転する回転アームとを備え、該回転アームに導かれてきたゴム被覆コードを該円筒コンベアの表面で互いに接触させながら連続的に螺旋巻きされるように構成されていることを特徴とする、コードで補強されたゴムシートの製造装置。
  2. 請求項1の前記円筒コンベアが円筒の軸を中心に回転するように構成されており、前記円筒コンベアにゴム被覆コードが巻き付けられることによって形成されている円筒状ゴムシートを螺旋状に切り出す切断具をさらに有することにより、シートの長手方向に対して所定の角度αにコードが配列されたゴムシートの連続体とするように構成されていることを特徴とする、コードで補強されたゴムシートの製造装置。
  3. 請求項1の前記回転アームが多段に設置されていることを特徴とする、コードで補強されたゴムシートの製造装置。
  4. 請求項1において、前記ゴム被覆コードが前記円筒コンベアに巻き付くことによって形成されている円筒状ゴムシートを押圧する押圧具をさらに有することを特徴とする、コードで補強されたゴムシートの製造装置。
  5. リールから繰り出されたゴムに対する接着処理が施されているコードがゴム押出機から押し出されたゴムを被覆するゴム被覆ダイを通過することによりゴムを被覆するゴム被覆装置を設け、ゴム被覆コードを連続的に作成しつつ請求項1の前記回転アームに導かれるように構成されていることを特徴とする、コードで補強されたゴムシートの製造装置。
  6. 請求項5における前記ゴム被覆装置と前記回転アームとの間に、コードの張力調整装置を設けたことを特徴とする、コードで補強されたゴムシートの製造装置。
  7. 請求項1の前記回転アームに導かれるコードが撚が与えられながら繰り出される撚糸機または合糸機をさらに有すること特徴とする、コードで補強されたゴムシートの製造装置。
  8. 請求項1における前記コードがスチールコードであって、前記回転アームの回転によって発生する撚を打ち消すように解撚しつつリールから繰り出される解撚機を有することを特徴とする、コードで補強されたゴムシートの製造装置。
  9. 循環するコンベアベルト群によって円筒状に囲まれていることにより該円筒の表面が軸方向に連続的に移動する円筒コンベアの表面に、該円筒コンベアの外側を円筒の軸を中心に回転する回転アームに導かれてきたゴム被覆コード、互いに接触しながら連続的に螺旋巻きされていくことを特徴とする、コードで補強されたゴムシートの製造方法。
  10. 請求項9の前記円筒コンベアが、円筒の軸を中心に回転していることにより、前記円筒コンベアにゴム被覆コードが巻き付くことによって形成されている円筒状ゴムシートを、切断具で螺旋状に切り出すことにより、シートの長手方向に対して所定の角度αにコードが配列されたゴムシートを製造することを特徴とする、コードで補強されたゴムシートの製造方法。
  11. 請求項9の前記回転アームを多段に有することにより、円筒コンベアにゴム被覆コードを多段に巻き付けていくことを特徴とする、コードで補強されたゴムシートの製造方法。
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